JPH06234292A

JPH06234292A - 運転免許証

Info

Publication number: JPH06234292A
Application number: JP5045939A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Nagai; 健一永井
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-02-10
Filing date: 1993-02-10
Publication date: 1994-08-23

Abstract

(57)【要約】【目的】無免許運転をなくす、免許証不携帯運転をな
くす、車の盗難を防ぐ、ペーパードライバーを減らす、
免許証更新の際の人件費を削減する、免許証のコストダ
ウンをはかる、免許証更新時の時間を短縮する、警察官
等の行なう道路検問を容易にする。【構成】名前・本籍地・現住所・生年月日を第１デー
タとして内蔵したメモリと、免許の種類・免許取得年月
日・有効期限を第２データとして内蔵したメモリと、免
停・その他の運転の可否を第３データとして内蔵したメ
モリと、違反歴・事故歴・再交付・住所変更を第４デー
タとして内蔵したメモリと、暗証番号等パスワードを第
５データとして内蔵したメモリと、有効期間内累積走行
距離の距離積算手段を内蔵したマイコンと、最高速度の
記録等運行記録手段を内蔵したマイコンをもつものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動車等乗物の運転免
許証に関し、詳しくは磁気カード、フロッピー・ディス
ク、コンパクト・ディスク、アイディカード、レーザー
・ディスク、シーディー・ロム、アイシー・カードから
なる運転免許証に関する。

【０００２】

【従来の技術】車社会全盛の昨今、老若男女こぞって自
動車運転免許証を取得し、今や、特に男性で免許証を持
っていない人を捜す方が難しい時代となっている。これ
に伴い、全国各地で自動車事故が起き、本人及び家族等
の悲しみがニュースとなって、日常茶飯事の如く茶の間
に飛び込んで来る。このような現状について、公的機関
も日々頭を痛め、その解決策を模索している。

【０００３】従来、この種の自動車運転免許証は、紙製
カードに必要事項を印刷したものであり、運転の際の携
帯が義務づけられているに過ぎないものであった。尚、
この自動車運転免許証において、メモリを内蔵したカー
ド式・ディスク式のもの、マイコンとメモリを内蔵した
カード式・ディスク式のものは今までに見当らない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、メモリまた
はマイコンとメモリを内蔵した下記のようなメリットを
備えた新規の運転免許証を提供することを目的とする。記 (a) 無免許運転がなくなる。 (b) 免許証不携帯運転がなくなる。 (C) 車の盗難を防げる。 (d) ペーパードライバーが減り、未熟者運転による事故
が減る。特に、高齢者の事故率が下がる。 (e) 免許証更新の際、公安委員会（自動車運転免許試験
場等）の人件費を削減する事ができる。 (f) 免許証のコストダウンがはかれる。 (g) 免許証更新時の時間が短縮される。 (h) 警察官等の行なう道路検問が容易になる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係わる運転免許
証は、名前・本籍地・現住所・生年月日を第１データと
して内蔵したメモリと、免許の種類・免許取得年月日・
有効期限を第２データとして内蔵したメモリと、免停・
その他の運転の可否を第３データとして内蔵したメモリ
と、違反歴・事故歴・再交付・住所変更を第４データと
して内蔵したメモリと、暗証番号等パスワードを第５デ
ータとして内蔵したメモリとをもつものであり、そし
て、有効期間内累積走行距離の距離積算手段を内蔵した
マイコンをもつものであり、そして、最高速度の記録等
運行記録手段を内蔵したマイコンをもつものである。

【０００６】

【作用】上記(a）〜 (h)のメリットが生ずるかを説明す
ると次の通りである。すなわち、(a)(b)(C) について、
本発明に係わる免許証がなければ運転が不可能であるか
らである。(d) について、本発明に係わる免許証による
と、自動的にペーパードライバーと解り、運転が未熟と
認定され、免許証は一時預かりの形になり、預かり後、
一定期間に一定時間の教習の後、再交付されるが、教習
を受けなかった人は放棄とみなし、自動的に取り消しと
なる。これくらいの厳しい規定を認定しないと、ペーパ
ードライバーによる巻添え事故は減らない。このように
すると特に、高齢者の事故率が減少するであろう。(e)
について、免許証更新の際、ある機械（自動車運転免許
証自動更新機）を数台、試験場に設置することにより可
能であるので、人件費が大幅に削減できる。(f) につい
て、本発明に係わる免許証は、半永久的に使用出来るの
で結果的にコストダウンになる。(g) について、全て機
械が判定するので、更新者は申請書と免許証を提出し、
体力測定を行なっている間に手続きの全てを終了するこ
とができる。(h) について、寒い現場における警察官の
作業がスムーズにできる。特に、高速道路等に於けるス
ピード違反者がなくすることができる。

【０００７】

【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
上記作用において述べたようなメリットがあるものであ
って、所期の目的を充分に達成することができる優れた
効果を奏するものである。

【０００８】

【実施例】図は本発明に係わる運転免許証（以下、カー
ド免許証という。）は、カード本体１の表面に顔写真
２、免許証番号３を印刷すると共に下記１のメモリと下
記２の手段をもつマイコンとを内蔵したものである。記１名前、本籍地、現住所、生年月日を第１データとして
内蔵したメモリ。免許の種類、免許取得年月日、有効期限を第２データ
として内蔵したメモリ。免停、その他の運転の可否を第３データとして内蔵し
たメモリ。違反歴、事故歴、再交付、住所変更を第４データとし
て内蔵したメモリ。暗証番号等パスワードを第５データとして内蔵したメ
モリ。記２有効期間内累積走行距離の距離積算手段を内蔵したマ
イコン。最高速度の記録等運行記録手段を内蔵したマイコン。

【０００９】上記カード免許証を使用するに際しては、
車４の中に当該カード免許証５に対応作動できるように
したＡ装置６が、また警察署、公安委員会等の公的機関
にも同カード免許証５に対応作動できるようにしたＢ装
置７がそれぞれ必要である。上記Ａ装置６にはカード免
許証５から第１〜第５データを読み出す手段、有効期間
内累積走行距離および最高速度の記録等運行記録をカー
ド免許証に追加書き込みする手段が設けてあり、またＢ
装置には有効期間内累積走行距離および最高速度の記録
等運行記録をカード免許証から読み出す手段、第１〜第
５データをカード免許証に訂正・追加書き込みする手段
およびカード免許証から得たデータを他の公的機関、検
問用端末機等に出す手段が設けてある。更に、Ａ装置に
は必要に応じて、カード免許証の装填がなされないとき
にエンジンがオンしないようにする手段を設けることが
できる。

【００１０】本発明は、実施に際してマイコンを内蔵し
ていないもの、たとえばフロッピー・ディスク等で実施
するときには、車の中に設ける装置（上記Ａ装置相当）
および公的機関に設ける装置（上記Ｂ装置相当）が当該
フロッピー・ディスク等に追加データの書き込み手段を
もつようにする。また、本発明において暗証番号等パス
ワードは複数個まで設けて、多段的にセキュリティする
ようにすることがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わる運転免許証を示す斜視図であ
る。

【図２】本発明に係わる運転免許証を使用するシステム
を示す概略図である。

【符号の説明】

１カード本体２顔写真３免許番号４車５カード免許証６車中の装置７公的機関の装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】下記のメモリを備えたことを特徴とする
運転免許証。名前、本籍地、現住所、生年月日を第１データとして
内蔵したメモリ。免許の種類、免許取得年月日、有効期限を第２データ
として内蔵したメモリ。免停、その他の運転の可否を第３データとして内蔵し
たメモリ。違反歴、事故歴、再交付、住所変更を第４データとし
て内蔵したメモリ。暗証番号等パスワードを第５データとして内蔵したメ
モリ。
【請求項２】有効期間内累積走行距離の距離積算手段
を内蔵したマイコンをもつことを特徴とする請求項１記
載の運転免許証。
【請求項３】最高速度の記録等運行記録手段を内蔵し
たマイコンをもつことを特徴とする請求項１記載の運転
免許証。