JPH0623414B2 - イルメナイト砂鉱・粉鉱の製団方法 - Google Patents

イルメナイト砂鉱・粉鉱の製団方法

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JPH0623414B2
JPH0623414B2 JP9338789A JP9338789A JPH0623414B2 JP H0623414 B2 JPH0623414 B2 JP H0623414B2 JP 9338789 A JP9338789 A JP 9338789A JP 9338789 A JP9338789 A JP 9338789A JP H0623414 B2 JPH0623414 B2 JP H0623414B2
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寿 宇野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高炉等に使用するイルメナイト砂鉱・粉鉱の
製団方法に関する。
〔従来の技術〕 高炉の原料としてイルメナイト砂鉱・粉鉱が使用されて
いるが、該原料は鉄鉱石原料と共に焼結して高炉に投入
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記イルメナイト砂鉱・粉鉱を焼結しよ
うとする場合、それ自体の融点が高いので鉄鉱石と同じ
焼結温度では焼結し難く、焼結鉱の強度が低下し、焼結
歩留りを低下させるという問題点がある。
そこで、イルメナイト砂鉱・粉鉱を前記鉄鉱石原料とは
別に製団して高炉に入れることができれば、焼結鉱の強
度を向上でき、焼結歩留りも向上し、更には必要な時に
必要な量だけ、イルメナイト砂鉱・粉鉱を高炉に供給す
ることができる。しかし、原料として供給されるイルメ
ナイト砂鉱・粉鉱は殆どが砂状となって粉の部分が少な
く単独では製団が困難であるという問題点があった。
また、一方において、昭和60年9月18日に公開され
た特開昭60−183095号公報において、熱水可
溶、冷水不溶の性質を有する完全ケン化ポリビニルアル
コールが知られている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、イル
メナイト砂鉱・粉鉱を他の高炉原料とは別に製団する方
法に関する。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的に沿う請求の範囲第1項記載のイルメナイト砂
鉱・粉鉱の製団方法は、イルメナイト砂鉱・粉鉱に少量
の粘結剤と微細金属鉄を適当量加えて混練した後、加圧
成形するようにして構成されている。
また、請求の範囲第2項記載のイルメナイト砂鉱・粉鉱
の製団方法は、請求の範囲第1項記載の方法において、
粘結剤に完全ケン化ポリビニルアルコール、澱粉及びベ
ントナイトを有して構成されている。
そして、請求の範囲第3項記載のイルメナイト砂鉱・粉
鉱の製団方法は、請求の範囲第1項記載の方法におい
て、微細金属鉄は、イルメナイト砂鉱・粉鉱に対して3
0〜50重量%の範囲であるようにして構成されてい
る。
〔作用〕
請求の範囲第1項または第3項記載のイルメナイト砂鉱
・粉鉱の製団方法においては、イルメナイト砂鉱・粉鉱
に、少量の粘結剤と微細金属鉄とを適当量加えて混練し
た後、加圧成形している。
従って、微細金属鉄によってイルメナイト砂鉱・粉鉱の
粒度分布が改善され、加圧成形時稠密状に隙間が埋ま
り、更には粘結剤によってそれらが結合してブリケット
となるが、この場合微細金属鉄が内部に混入しているの
で、徐々に鉄が酸化することによっても強度が増すこと
になる。
請求の範囲第2項記載のイルメナイト砂鉱・粉鉱の製団
方法においては、粘結剤に完全ケン化ポリビニルアルコ
ールを加えることによって、完全ケン化ポリビニルアル
コールが常温では水に溶けないので、屋外でも保管でき
るブリケットを製造することができる。
そして、粘結剤にベントナイトを入れることによって高
温特性が向上し、高炉の中に入れても直ちに崩れないよ
うになる。
〔実施例〕
続いて、本発明を具体化した実施例につき説明し、本発
明の理解に供する。
まず、第1の実施例において、原料であるイルメナイト
砂鉱・粉鉱2000kgに対し、900kg程度の微細金属
鉄と、粘結剤の一例である澱粉40kgとを攪拌機に投入
し、適当量の水を入れて全体が手で握って僅かに固形を
保ち得る程度に混合する。
この後、ブリケットマシンに供給して直径50mm程度の
ブリケットを製造し、これをブリケットIとした。この
時にロールの圧力はロール幅に対し8t/cm程度であっ
た。
次に第2の実施例として、粘結剤として澱粉10kgと完
全ケン化ポリビニルアルコール5kgとベントナイト40
kgとを用い、これらをイルメナイト砂鉱・粉鉱2000
kgと、微細金属鉄900kgとを攪拌機に投入し、適当量
の水を入れて混練して前記ブリケットマシンによって製
団し、ブリケットII製造した。
また、比較の為前記第2の実施例において、他の条件は
同一ベントナイトを混入しないものをブリケットIIIと
し、ブリケットI、II、IIIについて各温度の圧力強度
(破壊圧力)のテストの結果を第1表に示す。なお、こ
れらのテストサンプルは製造後3日間自然養生したもの
を使用し、各温度で10分間保持後直ちに圧縮破壊強度
を測定した値であり、高炉内雰囲気として900℃まで
の4測定点を選定した。
ブリケットが高炉内で溶解寸前まで強度を保つかどうか
は900℃での圧縮強度で評価することができ、第1表
からベントナイトを結合剤として入れたブリケットIIが
高温強度を有することになる。
次に、耐水性をテストするため前記プリケットI、II、
IIIを一旦水に24時間浸漬した後その強度を調べ、こ
の結果を第2表に示す。
この結果から、完全ケン化ポリビニルアルコールを粘結
剤を含むブラケットIIが耐水性を有することになる。
なお、前記実施例において、微細金属鉄の量は30%以
上であれば、特に製団には支障がないことが判明した。
また、ベントナイトの量は20kg以上(即ちイルメナイ
ト砂鉱・粉鉱に対して1.0%以上)であれば、使用に
耐えうる強度を有することが分かった。
また、前記ブリケットI、II、IIIにおいてもそのまま
放置すると、適当に空気中の水分、酸素を吸収して微細
金属鉄が酸化され、徐々に強度が向上するが、この結果
を第3表に示す。
なお、参考の為、原料であるイルメナイト砂鉱・粉鉱の
粒度分布を第4表に示すが、該イルメナイト砂鉱・粉鉱
と適当量の粘結剤を使用した製団を実験してみたが、強
度を有する製団はできなかった。
〔発明の効果〕 請求の範囲第1〜3項記載の発明によって、十分強度を
有し、しかも高炉原料として使用できるイルナメイト砂
鉱・粉鉱の製団方法を提供できることとなった。
特に、請求の範囲第2項記載の発明によって、耐水性を
有し、しかも高温強度を有するイルメナイト砂鉱・粉鉱
の製団方法を提供できることとなった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イルメナイト砂鉱・粉鉱に、少量の粘結剤
    と微細金属鉄を適当量加えて混練した後、加圧成形する
    ことを特徴とするイルメナイト砂鉱・粉鉱の製団方法。
  2. 【請求項2】粘結剤に完全ケン化ポリビニルアルコー
    ル、澱粉及びベントナイトを有してなる請求の範囲第1
    項記載のイルメナイト砂鉱・粉鉱の製団方法。
  3. 【請求項3】微細金属鉄は、イルメナイト砂鉱・粉鉱に
    対して30〜50重量%の範囲である請求の範囲第1項
    記載のイルメナイト砂鉱・粉鉱の製団方法。
JP9338789A 1989-04-12 1989-04-12 イルメナイト砂鉱・粉鉱の製団方法 Expired - Lifetime JPH0623414B2 (ja)

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JPH02270919A JPH02270919A (ja) 1990-11-06
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