JPS5836054B2 - 製鉄用非焼成塊成鉱 - Google Patents

製鉄用非焼成塊成鉱

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JPS5836054B2
JPS5836054B2 JP8272980A JP8272980A JPS5836054B2 JP S5836054 B2 JPS5836054 B2 JP S5836054B2 JP 8272980 A JP8272980 A JP 8272980A JP 8272980 A JP8272980 A JP 8272980A JP S5836054 B2 JPS5836054 B2 JP S5836054B2
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JP
Japan
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slaked lime
gypsum
strength
blast furnace
binder
Prior art date
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Expired
Application number
JP8272980A
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English (en)
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JPS579840A (en
Inventor
恒雄 宮下
正治 松井
英之 吉越
寛 福与
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、非焼成塊戒鉱の改良に関するものであって、
特に結合剤としては安価な高炉水滓を、また強度発現の
ための助剤としては石膏を添加することにより成形品の
養生期間を著しく短縮し、かつ圧漬強度を上昇せしめた
製鉄用非焼成塊成鉱に関するものである。
近年、無公害、省エネルギーの見地から、鉄鉱石塊成法
として非焼成で、水硬性結合剤により微粒鉱石をペレッ
ト化することが行われているけれども、長時間の養生期
間を要する欠点がある。
例えば、特公昭51−25402号の実施例によれば、
ボルトランドセメントを結合剤として用いた場合、ペレ
ットが使用に耐える強度に到達する迄には約10日間以
上の養生期間が必要である。
従って、このような長時間を要する養生期間を短縮する
こと、および圧漬強度を上昇させることが望まれている
一方、高炉水滓は、安価なことからこれを結合剤として
使用することができれば製造コストの低減が図れるので
好ましいことではあるが、この高炉水滓のみを用いた場
合はペレットの強度の発現が行われ難く、ボルトランド
セメントと混ぜて使用するかあるいは硬化促進剤として
消石灰を添加することが行われている。
このように、高炉水滓はボルトランドセメントに比較し
て初期強度の発現が遅く、短時間に強度を上げて生性を
向上させることは不可能であった。
以上のようなことから、これらの水硬性結合剤が迅速に
硬化し、それでいて強度的にも製鉄用原料として高炉袋
人にも充分耐え得る非焼成塊成鉱を開発するととが要望
されていた。
本発明は、上記の要望に鑑みこれに応えるために開発さ
れたものであって、結合剤として安価な高炉水滓を導入
するとともに、ペレット、ブリケット等に成形した場合
の養生期間を著しく短縮し、かつ圧漬強度を上昇させる
ために微量の石膏を加えるもので、併せて消石灰の添加
量をも大幅に減少させることを可能ならしめたものであ
る。
しかして、本発明の要旨とするところは、粒状又は粉状
の含鉄材料に、ボルトランドセメント及び/又は高炉水
滓と、消石灰及び石膏とを結合剤として配合し、水を介
して混練し、ブリケット又はペレットに成形してなる製
鉄用非焼成塊成鉱なるものである。
尚、本発明において上記の性能を発揮させるため好まし
い消石灰配合量は0.01〜2条(主原料に対するou
t%)で、この範囲外では強度発現効果が阻害される。
また、好ましい石膏配合量は0.2〜3係(主原料に対
するout%)で、この下限未満では強度が発現せず、
上限を超えるとべレソトに割れを生じることが確認され
ている。
次に、本発明の実施例を示し併せて効果を説明する。
実施例 1 工場発生含鉄源(ダスト類)30東砂鉄30係、粉鉱石
40%を主原料(含鉄材料)とし、この主原料に対して
14%( ou t%、以下同じ)の高炉水滓と1.0
%の消石灰、0.5%の石膏とを結合剤として配合し、
これに同じく7係の水を加えて混練し、ディスク型ペレ
タイザーでペレットに成形した。
なお、比較のため上記主原料に対して14俤の高炉水滓
、4%の消石灰を結合剤として配合し、上記と同様にし
てペレットに成形したものを比較例として用意した。
上記各ペレットを次の3条件の養生処理したものの圧漬
強度を測定した結果は第1図に示す如くであった。
(1)常温放置処理 (30℃×72時間)(2)ス
チーム処理 (100℃×3時間)(3)乾燥処理
(250℃×1時間)第1図から明らかなように
、本発明によるペレットは、結合剤成分に高炉水滓を用
い、かつ硬化作用を有する石膏を微量配合しただけで、
消石灰の配合量を約1/4に減少させることを可能にし
、しかもそれと同等以上の圧漬強度が得られることが埋
解される。
なお、養生処理としては、特にスチーム処理、乾燥処理
の方が定温処理よりも効果が顕著で、これによると極め
て短時間に最高の圧漬強度が得られる。
実施例 2 上記実施例1と主原料および高炉水滓配合量を同一とし
、消石灰、石膏の配合量を夫々変えた場合の圧漬強度を
測定した結果は第2図に示す如くであった。
なお養生処理は上記2のスチーム処理(ioo℃×3時
間)を行った。
第2図から明らかなように、石膏無添加の場合は消石灰
量を増さないと圧漬強度が上らないけれども、消石灰0
.5%(out%、以下同じ)、石膏0.5%を配合し
た場合の圧漬強度は消石灰のみを7%添加した場合の圧
漬強度とほぼ同一で極めて高い圧漬強度が得られている
実施例 3 上記実施例lと主原料および高炉水滓配合量を同一とし
、これに消石灰1.0%(out%、以下同じ)、石膏
0.5%を配合した場合と、比較例として消石灰4%の
み(石膏無添加)の場合の自然放置養生における強度発
現状況(経時的圧漬強度測定)を調査した結果は第3図
の如くであった。
第3図から明らかなように、消石灰に石膏を配合した本
発明のものは初期強度の発現が著しく早く、自然放置養
生をした場合でも迅速に硬化することがわかった。
実施例 4 粉鉱石(out%0.5%のベントナイトを添加した)
を主原料とし、これに結合剤としてボルトランドセメン
ト9%(out%以下同じ)、消石灰1係、石膏0.5
多を配合し、ペレット化したもの(図中■)上記主原料
に結合剤としてボルトランドセメント6.7係、高炉水
滓2.7係、消石灰l俤、石膏0.5%を配合しペレッ
ト化したもの(図中■)と、比較例として上記主原料に
結合剤としてボルトランドセメントのみを10%添加し
たべレソト化したもの(図中■)の自然放置養生におけ
る強度発見状況(経時的圧漬強度測定)を調査した結果
は第4図の如くであった。
第4図から明らかなように、ボルトランドセメントまた
はボルトランドセメントと高炉水滓に消石灰および石膏
を微量配合した本発明のものは、比較例のボルトランド
セメントのみのべレソトに比べて初期強度の発現が著し
く早く、自然放置養生をした場合でも迅速に硬化するこ
とがわかった。
本発明の製鉄用非焼成塊成鉱は、上記実施例1〜3のよ
うに結合剤のベースとして高炉水滓を用いても、また実
施例4のようにボルトランドセメント若しくはボルトラ
ンドセメントと高炉水滓を併用しても、これに消石灰消
石灰、石膏を微量配合し成形したペレットは初期硬度発
現が早いばかりでなく、第1〜2図のように圧漬強度も
高い。
又実施例1、20本発明のべレソトの還元性状は次の第
1表のようであった。
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明および比較例のペレットの養生処理条件
を変えた場合の圧漬強度を示す線図、第2図はペレット
の石膏量を無添加、0.5係添加、1%添加、2多添加
の場合の消石灰量と圧漬強度の関係を示す線図、第3図
は石膏無添加消石灰4多添加のべレソトと、石膏0.5
%、消石灰1多添加のペレットとの自然放置養生処理に
おける養生時間と圧漬強度の関係を示す線図、第4図は
ボルトランドセメントを結合剤のベースとしこれに石膏
、消石灰を配合したペレットと、ボルトランドセメント
および高炉水滓を結合剤のベースとしこれに石膏、消石
灰を配合したべレソトと、比較例のボルトランドセメン
トを結合剤のベースとしこれに消石灰のみを添加したべ
レソトの自然放置養生処理における養生時間と圧漬強度
の関係を示す線図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 粒状又は粉状の含鉄材料に、ボルトランドセメント
    及び/又は高炉水滓と、消石灰及び石膏とを結合剤とし
    て配合し水を介して混練し、ブリケット又はペレットに
    成形してなる製鉄用非焼或塊成鉱。
JP8272980A 1980-06-20 1980-06-20 製鉄用非焼成塊成鉱 Expired JPS5836054B2 (ja)

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JP8272980A JPS5836054B2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 製鉄用非焼成塊成鉱

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JP8272980A JPS5836054B2 (ja) 1980-06-20 1980-06-20 製鉄用非焼成塊成鉱

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JPS579840A JPS579840A (en) 1982-01-19
JPS5836054B2 true JPS5836054B2 (ja) 1983-08-06

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ID=13782505

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JPS596333A (ja) * 1982-06-30 1984-01-13 Sumitomo Metal Ind Ltd 生石灰ダストの処理方法
JPH0718680Y2 (ja) * 1987-02-26 1995-05-01 洋左右 前嶋 布類の折畳み装置
KR100321620B1 (ko) * 1997-07-10 2002-05-13 이구택 슬래그를첨가한비소성펠릿의제조방법

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