JPS6340001A - 石炭灰を原料とする路盤材とその製造方法 - Google Patents
石炭灰を原料とする路盤材とその製造方法Info
- Publication number
- JPS6340001A JPS6340001A JP18359186A JP18359186A JPS6340001A JP S6340001 A JPS6340001 A JP S6340001A JP 18359186 A JP18359186 A JP 18359186A JP 18359186 A JP18359186 A JP 18359186A JP S6340001 A JPS6340001 A JP S6340001A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal ash
- cement
- amount
- water
- raw material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000010883 coal ash Substances 0.000 title claims description 30
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 29
- 239000002994 raw material Substances 0.000 title claims description 18
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 239000004568 cement Substances 0.000 claims description 31
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 9
- 238000004898 kneading Methods 0.000 claims description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 22
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 5
- 230000004580 weight loss Effects 0.000 description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 4
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 4
- 239000004484 Briquette Substances 0.000 description 3
- 239000011398 Portland cement Substances 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 238000005054 agglomeration Methods 0.000 description 2
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 2
- 239000002585 base Substances 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 238000005056 compaction Methods 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 2
- 239000010881 fly ash Substances 0.000 description 2
- 238000006703 hydration reaction Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 239000011400 blast furnace cement Substances 0.000 description 1
- 239000004566 building material Substances 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 description 1
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 1
- 238000012966 insertion method Methods 0.000 description 1
- 238000010169 landfilling Methods 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は石炭灰の処理方法の1種に関し、石炭灰を主
原料とする路盤材、および石炭灰を主原料とする路盤材
の製造方法に関するものである。
原料とする路盤材、および石炭灰を主原料とする路盤材
の製造方法に関するものである。
(従来の技術)
石炭灰の処理としては、従来から主なるものとして(a
)セメント原料、(b)骨材、フィラー等の原料、(c
)埋立、(d)転圧野積による団粒化などが一般的であ
ったが、これらはいづれも次のような問題点を含んでい
た。
)セメント原料、(b)骨材、フィラー等の原料、(c
)埋立、(d)転圧野積による団粒化などが一般的であ
ったが、これらはいづれも次のような問題点を含んでい
た。
即ち、セメント用原料としては使用量に限界があり、骨
材、フィラー等の原料等への活用は、成分1粒度、残存
カーボン等の品質面で制約を受け、これも大量活用には
至っていない。また、埋立による処理は環境上の問題が
あり、野積による団粒化は広大な用地を必要とする外、
団粒化までに4〜5年を要し、しかもこれによって得ら
れたものも、良好な路盤材として活用するまでには至っ
てはいないという問題があった。上記のものとは別に、
最近では石炭灰の利用技術も各種のものが提案されてい
る。例えば、石炭灰を石こうで固化して硬化体とし、こ
れを土木、建築の分野における建材、構造材として使用
するという提案もあり、その1つとして特公昭61−2
5673号をあげることが出来る。しかしながら、いま
だフライアッシュをロール成形により処理して得た固化
成形物(以下単に「成形物」という。)を、路盤材とし
て利用するという技術の提案は、発明者の知る限りでは
見当たらない。
材、フィラー等の原料等への活用は、成分1粒度、残存
カーボン等の品質面で制約を受け、これも大量活用には
至っていない。また、埋立による処理は環境上の問題が
あり、野積による団粒化は広大な用地を必要とする外、
団粒化までに4〜5年を要し、しかもこれによって得ら
れたものも、良好な路盤材として活用するまでには至っ
てはいないという問題があった。上記のものとは別に、
最近では石炭灰の利用技術も各種のものが提案されてい
る。例えば、石炭灰を石こうで固化して硬化体とし、こ
れを土木、建築の分野における建材、構造材として使用
するという提案もあり、その1つとして特公昭61−2
5673号をあげることが出来る。しかしながら、いま
だフライアッシュをロール成形により処理して得た固化
成形物(以下単に「成形物」という。)を、路盤材とし
て利用するという技術の提案は、発明者の知る限りでは
見当たらない。
(発明が解決しようとする問題点)
この発明は、石炭灰を主原料としこれにセメントを混合
してロール成形し、これによって路盤材として、また上
層路盤材として利用出来るような強度を有する成形物を
得ようとするものである。
してロール成形し、これによって路盤材として、また上
層路盤材として利用出来るような強度を有する成形物を
得ようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本願の第1の発明は、石炭灰を主原料とし、これにセメ
ントと水を加えて混練し、ロール成形してなることを特
徴とする石炭灰を原料とする路盤材である。また本願の
第2の発明は、石炭灰にセメントを内割で5〜15重量
%を混合し、これに水を石炭灰とセメントとの合量に対
して10〜30%加えて混練した後、100〜1500
k g / c mの圧力でロール成形することを特徴
とする石炭灰を原料とする路盤材の製造方法である。
ントと水を加えて混練し、ロール成形してなることを特
徴とする石炭灰を原料とする路盤材である。また本願の
第2の発明は、石炭灰にセメントを内割で5〜15重量
%を混合し、これに水を石炭灰とセメントとの合量に対
して10〜30%加えて混練した後、100〜1500
k g / c mの圧力でロール成形することを特徴
とする石炭灰を原料とする路盤材の製造方法である。
さらに本願の第2の発明の実施の態様を示すと、ロール
成形機でフレーク状に成形することである。
成形機でフレーク状に成形することである。
以下に、この発明をさらに説明する。
本発明は石炭灰を主原料とし、これにバインダーとして
セメントを添加して用いるものである。
セメントを添加して用いるものである。
主原料の石炭灰は特に制約がなく、クリンカー状のもの
から微粉状のものまで幅広く使用することが出来る。ま
た、セメントは普通ポルトランドセメント、高炉セメン
ト、フライアッシュセメント、早強セメント、ジェット
セメント等のいづれでもよい。上記の石炭灰とセメント
との混合物に水を加えて混練し、これをロール成形する
。このようにして成形された物は、その後養生して石炭
灰を原料とする最終製品の路盤材とする。
から微粉状のものまで幅広く使用することが出来る。ま
た、セメントは普通ポルトランドセメント、高炉セメン
ト、フライアッシュセメント、早強セメント、ジェット
セメント等のいづれでもよい。上記の石炭灰とセメント
との混合物に水を加えて混練し、これをロール成形する
。このようにして成形された物は、その後養生して石炭
灰を原料とする最終製品の路盤材とする。
本願の第2の発明である路盤材の製造方法は、使用する
石炭灰とセメントは第1の発明と同様のものである。こ
の発明において、セメントの配合比は、内割の重量比で
5〜1596とする。セメントが5%未満であると得ら
れる成形物の強度が不足し路盤材料として適しない。ま
たこれが15%を超えるとコスト高となる。また、セメ
ント比を15%を超えて添加していくと成形物の強度は
向上するが、締まり効果はそれ捏上がらず、従って修正
CBR(修正CBHについては、「アスファルト舗装要
綱」参照)の増加率は低下してくる。
石炭灰とセメントは第1の発明と同様のものである。こ
の発明において、セメントの配合比は、内割の重量比で
5〜1596とする。セメントが5%未満であると得ら
れる成形物の強度が不足し路盤材料として適しない。ま
たこれが15%を超えるとコスト高となる。また、セメ
ント比を15%を超えて添加していくと成形物の強度は
向上するが、締まり効果はそれ捏上がらず、従って修正
CBR(修正CBHについては、「アスファルト舗装要
綱」参照)の増加率は低下してくる。
上記の石炭灰とセメントの混合物は、次に水を加えて調
湿混練する。この水は、セメントの硬化、石炭灰とアル
カリによるポゾラン反応の進行及びロールによる加圧成
形性をよくする等のためのものであるが、水量は、一般
に石炭灰とセメントの合量に対して10〜30%の範囲
とする。この範囲が水和反応、成形性などから好適であ
る。水和反応に要する水は、加圧成形に要する水に比し
て少ない。使用水量は、加圧成形に適した水量の範囲で
決めればよい。水量は、得られる成形物の物性と密接に
関係しており、高強度成形物を得るためには使用原料に
応じて成形物が最大密度になるように設定して決定する
。その後、調湿物はロール成形機で100〜1500
k g / c mで加圧成形する。これが100kg
/cm未満であると成形直後の強度が弱く、ロール成形
機から後の輸送時、例えばシュートによる置場への落下
時に成形された物が破損して好ましくない。また、加圧
力を1500 k g / c m以上とすることは、
設備面やコストなどで急激に割高になり好ましくない。
湿混練する。この水は、セメントの硬化、石炭灰とアル
カリによるポゾラン反応の進行及びロールによる加圧成
形性をよくする等のためのものであるが、水量は、一般
に石炭灰とセメントの合量に対して10〜30%の範囲
とする。この範囲が水和反応、成形性などから好適であ
る。水和反応に要する水は、加圧成形に要する水に比し
て少ない。使用水量は、加圧成形に適した水量の範囲で
決めればよい。水量は、得られる成形物の物性と密接に
関係しており、高強度成形物を得るためには使用原料に
応じて成形物が最大密度になるように設定して決定する
。その後、調湿物はロール成形機で100〜1500
k g / c mで加圧成形する。これが100kg
/cm未満であると成形直後の強度が弱く、ロール成形
機から後の輸送時、例えばシュートによる置場への落下
時に成形された物が破損して好ましくない。また、加圧
力を1500 k g / c m以上とすることは、
設備面やコストなどで急激に割高になり好ましくない。
なお、成形される物をフレーク状とすると路盤材として
一層好適なものが出来る。
一層好適なものが出来る。
発明者らは、成形に際しての成形圧力と修正CBRとの
関係を実験した。即ち、成形水量を10〜30%にして
、成形圧力と修正CBR及びロサンゼルスすり減り減f
f1(JISA1121・5001)の各関係について
実験を行った。この結果を第1図および第2図に示す。
関係を実験した。即ち、成形水量を10〜30%にして
、成形圧力と修正CBR及びロサンゼルスすり減り減f
f1(JISA1121・5001)の各関係について
実験を行った。この結果を第1図および第2図に示す。
図において、いずれもFA/Cは石炭灰とセメントとの
比を示す。これによれば、成形圧内約750に−g/c
mで修正CBRは最大値を、またロサンゼルスすり減り
減量は最小値を示している。修正CBRは、80%以上
であれば上層路盤材として利用することが可能とされて
いる。第1図はFA/Cが9515〜85/15で図示
されているが、これによれば成形圧力を100 k g
/ c m以上とすれば、修正CBR80%の規格値
のものとすることが出来る。一方、第2図は水の量を1
0〜30%の範囲に変化させてた場合における成形圧力
とロサンゼルスすり減り減量との関係を示したものであ
る。この第2図からは、セメント量が5%では500〜
1100kg/cm、15%では100k g / c
m以上で規格値の50%以下のすり減り減量″を示す
ことが分る。第3図および第4図は、成形水量と修正C
BRおよびロサンゼルスすり減り減量の関係を実験し、
結果を示したものである。
比を示す。これによれば、成形圧内約750に−g/c
mで修正CBRは最大値を、またロサンゼルスすり減り
減量は最小値を示している。修正CBRは、80%以上
であれば上層路盤材として利用することが可能とされて
いる。第1図はFA/Cが9515〜85/15で図示
されているが、これによれば成形圧力を100 k g
/ c m以上とすれば、修正CBR80%の規格値
のものとすることが出来る。一方、第2図は水の量を1
0〜30%の範囲に変化させてた場合における成形圧力
とロサンゼルスすり減り減量との関係を示したものであ
る。この第2図からは、セメント量が5%では500〜
1100kg/cm、15%では100k g / c
m以上で規格値の50%以下のすり減り減量″を示す
ことが分る。第3図および第4図は、成形水量と修正C
BRおよびロサンゼルスすり減り減量の関係を実験し、
結果を示したものである。
第3図によると、成形水量は成形可能な水量である30
26以下の範囲の10〜30%で修正CBRが規格値の
80%を超えている。一方、成形水量とロサンゼルスす
り減り減量との関係については第4図に示されている。
26以下の範囲の10〜30%で修正CBRが規格値の
80%を超えている。一方、成形水量とロサンゼルスす
り減り減量との関係については第4図に示されている。
この実験では圧力は300〜1500kg/am、o−
ル間隙は4〜10 として行われた。第4図からセメン
ト量5%では成形水ff120%以上で、またセメント
量15%では、成形水量10%以上でロサンゼルスすり
減り減量が規格値の50%以下となることが分る。第5
図および第6図は、各挿成形方法によって得られたもの
の、セメント量と修正CBRおよびロサンゼルスすり減
り減量の関係を図示したものである。なお、ロール成形
、ブリケット成形とも、成形圧力は300〜1500
k g / c mとした。これによるとロール成形し
たものは、修正CBRが他のブリケット成形品、流し込
み成形品、ベレットと比較して際立って優れている。ロ
サンゼルスすり減り減量の方も流し込み成形よりは優れ
、その他のブリケット成形、ベレレソトと近似したもの
とすることが出来る。
ル間隙は4〜10 として行われた。第4図からセメン
ト量5%では成形水ff120%以上で、またセメント
量15%では、成形水量10%以上でロサンゼルスすり
減り減量が規格値の50%以下となることが分る。第5
図および第6図は、各挿成形方法によって得られたもの
の、セメント量と修正CBRおよびロサンゼルスすり減
り減量の関係を図示したものである。なお、ロール成形
、ブリケット成形とも、成形圧力は300〜1500
k g / c mとした。これによるとロール成形し
たものは、修正CBRが他のブリケット成形品、流し込
み成形品、ベレットと比較して際立って優れている。ロ
サンゼルスすり減り減量の方も流し込み成形よりは優れ
、その他のブリケット成形、ベレレソトと近似したもの
とすることが出来る。
以上のようにしてロール成形された物は、その後常温下
で通常3週間養生されたのち、これを所定のサイズに破
砕し最終的に路盤材、或は上層路盤材とされる。また、
強度発現を早くしたい場合は、蒸気養生等の高温養生に
より数日で養生を終わらせることが可能である。
で通常3週間養生されたのち、これを所定のサイズに破
砕し最終的に路盤材、或は上層路盤材とされる。また、
強度発現を早くしたい場合は、蒸気養生等の高温養生に
より数日で養生を終わらせることが可能である。
(発明の効果)
以上のとおり本発明によると、従来その処分に困ってい
た石炭灰を、比較的安価なセメントを少量添加しただけ
で、付加価値の高い路盤材とすることが出来る。そして
この路盤材は、後記実施例が示すように修正CBRが1
15%というように極めて良好なものとなる。また、こ
のものはロサンゼルスすり減り減量においても上記した
第6図が示すように他の成形品であるブリケット品やベ
レットと近似したものとすることが出来る。これを従来
法と対比してみると、これまでは4〜5年もかけて団粒
化し、これを下層路盤材、盛土材としていたので、期間
的にもまた用途的にみても、本発明ははるかに優れてい
ることが分る。本発明によって得られたものは、成形直
後野積しても粉塵や降雨による流出といったことはない
ので、これを埋立てに使用しても環境問題を発生する恐
れはない。更に、本発明は連続ロール成形方式を採用す
るので、大量生産に好都合である。以下に、実施例をあ
げてこの発明を更に説明する。
た石炭灰を、比較的安価なセメントを少量添加しただけ
で、付加価値の高い路盤材とすることが出来る。そして
この路盤材は、後記実施例が示すように修正CBRが1
15%というように極めて良好なものとなる。また、こ
のものはロサンゼルスすり減り減量においても上記した
第6図が示すように他の成形品であるブリケット品やベ
レットと近似したものとすることが出来る。これを従来
法と対比してみると、これまでは4〜5年もかけて団粒
化し、これを下層路盤材、盛土材としていたので、期間
的にもまた用途的にみても、本発明ははるかに優れてい
ることが分る。本発明によって得られたものは、成形直
後野積しても粉塵や降雨による流出といったことはない
ので、これを埋立てに使用しても環境問題を発生する恐
れはない。更に、本発明は連続ロール成形方式を採用す
るので、大量生産に好都合である。以下に、実施例をあ
げてこの発明を更に説明する。
実施例1゜
石炭灰に対し普通ポルトランドセメントを内割で10重
量%添加し、その全量に対し水を20%添加後パグミル
で20分間調湿混練した。ここに使用した石炭灰、セメ
ントの化学成分、ブレーン比表面積を第1〜2表に示す
。
量%添加し、その全量に対し水を20%添加後パグミル
で20分間調湿混練した。ここに使用した石炭灰、セメ
ントの化学成分、ブレーン比表面積を第1〜2表に示す
。
第 1 表
第 2 表
上記:A湿物をロール成形機にて800k g / c
mの加圧力で成形し、その後これを常温で21日間養
生した。比較のために、同一のl昆練物をブリケットマ
シンを用い800 k g / c mで成形して成形
物を得た。また他の比較例として、同一の配合原料に対
乾燥物重量で20%の水を加えながら、2000mm径
のパンペレタイザーにより転動造粒して、その後同様に
常温で21日間養生した。これら3試料を粒度M−25
に調整して修正CBRを求めたところ、実施例品は11
596、ブリケットは71%、ベレットは35%であっ
た。また、ロサンゼルスすり減り減量は、それぞれ38
%、35%、33%であった。上層路盤材としての規格
値である80%以上と比較してみると、本発明品は規格
を大幅に上わまるのに対し、ブリケット、ペレットはそ
れぞれ上記規格以下であり、これを上層路盤材として利
用することは難しいことが分る。
mの加圧力で成形し、その後これを常温で21日間養
生した。比較のために、同一のl昆練物をブリケットマ
シンを用い800 k g / c mで成形して成形
物を得た。また他の比較例として、同一の配合原料に対
乾燥物重量で20%の水を加えながら、2000mm径
のパンペレタイザーにより転動造粒して、その後同様に
常温で21日間養生した。これら3試料を粒度M−25
に調整して修正CBRを求めたところ、実施例品は11
596、ブリケットは71%、ベレットは35%であっ
た。また、ロサンゼルスすり減り減量は、それぞれ38
%、35%、33%であった。上層路盤材としての規格
値である80%以上と比較してみると、本発明品は規格
を大幅に上わまるのに対し、ブリケット、ペレットはそ
れぞれ上記規格以下であり、これを上層路盤材として利
用することは難しいことが分る。
実施例2゜
石炭灰に対し普通ポルトランドセメント5%を添加し、
その全量に対し水を20%加えた。その後、これを実施
例1と同様に調湿混練、ロール成形(600kg/cm
)、養生を行った。このものの修正CBRを求めたとこ
ろ90%であった。
その全量に対し水を20%加えた。その後、これを実施
例1と同様に調湿混練、ロール成形(600kg/cm
)、養生を行った。このものの修正CBRを求めたとこ
ろ90%であった。
ロサンゼルスすり減り減量は47%であった。
比較例として同一の配合原料に水40%を添加しyJ!
J’li混練を行い、その後これを流し込み成形をし、
以下上記と同様の養生、試験を行ったところ、修正CB
Rとしては39%を得た。また、ロサンゼルスすり減り
減量は76%であった。流し込みによる成形方法と比較
して本発明のロール成形したものが優れていることが分
る。
J’li混練を行い、その後これを流し込み成形をし、
以下上記と同様の養生、試験を行ったところ、修正CB
Rとしては39%を得た。また、ロサンゼルスすり減り
減量は76%であった。流し込みによる成形方法と比較
して本発明のロール成形したものが優れていることが分
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は成形圧力と修正CBRとの関係を示す線図、第
2図は成形圧力とロサンゼルスすり減り減量との関係を
示す線図、第3図は成形水量と修正CBRとの関係を示
す線図、第4図は成形水量とロサンゼルスすり減り減量
との関係を示す線図、第5図はセメント量と修正CBR
との関係を示す線図、第6図はセメント量とロサンゼル
スすり減り減量との関係を示す線図である。
2図は成形圧力とロサンゼルスすり減り減量との関係を
示す線図、第3図は成形水量と修正CBRとの関係を示
す線図、第4図は成形水量とロサンゼルスすり減り減量
との関係を示す線図、第5図はセメント量と修正CBR
との関係を示す線図、第6図はセメント量とロサンゼル
スすり減り減量との関係を示す線図である。
Claims (3)
- (1)石炭灰を主原料とし、これにセメントと水を加え
て混練し、ロール成形してなることを特徴とする石炭灰
を原料とする路盤材。 - (2)石炭灰にセメントを内割で5〜15重量%混合し
、これに水を石炭灰とセメントとの合量に対して10〜
30%加えて混練した後、100〜1500kg/cm
の圧力でロール成形することを特徴とする石炭灰を原料
とする路盤材の製造方法。 - (3)ロール成形でフレーク状に成形することを特徴と
する特許請求の範囲第2項記載の石炭灰を原料とする路
盤材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61183591A JPH083162B2 (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 路盤材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61183591A JPH083162B2 (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 路盤材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6340001A true JPS6340001A (ja) | 1988-02-20 |
JPH083162B2 JPH083162B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=16138498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61183591A Expired - Lifetime JPH083162B2 (ja) | 1986-08-05 | 1986-08-05 | 路盤材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083162B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02271952A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-06 | Showa Kaihatsu Kk | 土木用透水性製品の製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5714910U (ja) * | 1980-06-20 | 1982-01-26 | ||
JPS589864A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-20 | 太平洋セメント株式会社 | 人工球状骨材の製造方法 |
JPS5819251A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-04 | 太平洋セメント株式会社 | 人工骨材 |
JPS61151052A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-09 | 東北電力株式会社 | 石炭灰砂の製造方法 |
-
1986
- 1986-08-05 JP JP61183591A patent/JPH083162B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5714910U (ja) * | 1980-06-20 | 1982-01-26 | ||
JPS589864A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-20 | 太平洋セメント株式会社 | 人工球状骨材の製造方法 |
JPS5819251A (ja) * | 1981-07-24 | 1983-02-04 | 太平洋セメント株式会社 | 人工骨材 |
JPS61151052A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-09 | 東北電力株式会社 | 石炭灰砂の製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02271952A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-06 | Showa Kaihatsu Kk | 土木用透水性製品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH083162B2 (ja) | 1996-01-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4780144A (en) | Method for producing a building element from a fly ash comprising material and building element formed | |
EP3476812A1 (en) | The process of production of the aggregate for concrete and mortar | |
WO2020148786A1 (en) | Method for producing angular shaped fly ash aggregate | |
KR0169528B1 (ko) | 제강 슬래그를 이용한 벽돌의 제조 방법 및 이로부터 제조된 벽돌 | |
JPS6340001A (ja) | 石炭灰を原料とする路盤材とその製造方法 | |
JP3072423B2 (ja) | 高強度人工骨材の製造方法 | |
JP3407161B2 (ja) | クリンカーを骨材に使用したリサイクル可能なセメント硬化物の製造方法 | |
JP2000072523A (ja) | 硫黄コンクリート製品 | |
JP3604462B2 (ja) | 人工骨材及びその製造方法 | |
JP2001261425A (ja) | 硫黄組成物成形用原料及びその製造方法 | |
JP3275155B2 (ja) | 生コンスラッジ粒状物の製造方法 | |
JP5594025B2 (ja) | 高炉用原料及びその製造方法 | |
JPH04187551A (ja) | 路床材および路床材の製造方法 | |
JP4382937B2 (ja) | 石炭灰質の人工骨材の製造方法 | |
JPS6325255A (ja) | 水硬性硬化体の製造方法 | |
JP4434388B2 (ja) | 石炭灰質の板材の製造方法 | |
JP3583323B2 (ja) | 高炉スラグ細骨材及びその製造方法、並びにコンクリート又はモルタル用細骨材 | |
KR100345293B1 (ko) | 제강슬래그와폐스티렌폼을이용한성형물제조방법 | |
JPH11322399A (ja) | 超微粉砕フライアッシュを使用したコンクリ―ト硬化体 | |
JPS5836054B2 (ja) | 製鉄用非焼成塊成鉱 | |
JP3526639B2 (ja) | 脱水プレス成形用セメント組成物およびそれを用いたセメント成形体の製造方法 | |
JP4220781B2 (ja) | セメント質の製造物のための低密度ケイ酸カルシウム水和物強度加速剤添加物 | |
JP4220781B6 (ja) | セメント質の製造物のための低密度ケイ酸カルシウム水和物強度加速剤添加物 | |
JPH11322401A (ja) | 灰の固化成形方法 | |
SU306095A1 (ru) | Способ приготовления силикатной формовочноймассы |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |