JPS6340001A - 石炭灰を原料とする路盤材とその製造方法 - Google Patents

石炭灰を原料とする路盤材とその製造方法

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JPS6340001A
JPS6340001A JP18359186A JP18359186A JPS6340001A JP S6340001 A JPS6340001 A JP S6340001A JP 18359186 A JP18359186 A JP 18359186A JP 18359186 A JP18359186 A JP 18359186A JP S6340001 A JPS6340001 A JP S6340001A
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cement
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永田 栄亮
椎 正幸
村本 正人
洋 早川
久富 昇
嶋地 賢治
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Chugoku Electric Power Co Inc
Onoda Cement Co Ltd
Nikko Corp Ltd
Original Assignee
Nippon Hodo Co Ltd
Chugoku Electric Power Co Inc
Onoda Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は石炭灰の処理方法の1種に関し、石炭灰を主
原料とする路盤材、および石炭灰を主原料とする路盤材
の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 石炭灰の処理としては、従来から主なるものとして(a
)セメント原料、(b)骨材、フィラー等の原料、(c
)埋立、(d)転圧野積による団粒化などが一般的であ
ったが、これらはいづれも次のような問題点を含んでい
た。
即ち、セメント用原料としては使用量に限界があり、骨
材、フィラー等の原料等への活用は、成分1粒度、残存
カーボン等の品質面で制約を受け、これも大量活用には
至っていない。また、埋立による処理は環境上の問題が
あり、野積による団粒化は広大な用地を必要とする外、
団粒化までに4〜5年を要し、しかもこれによって得ら
れたものも、良好な路盤材として活用するまでには至っ
てはいないという問題があった。上記のものとは別に、
最近では石炭灰の利用技術も各種のものが提案されてい
る。例えば、石炭灰を石こうで固化して硬化体とし、こ
れを土木、建築の分野における建材、構造材として使用
するという提案もあり、その1つとして特公昭61−2
5673号をあげることが出来る。しかしながら、いま
だフライアッシュをロール成形により処理して得た固化
成形物(以下単に「成形物」という。)を、路盤材とし
て利用するという技術の提案は、発明者の知る限りでは
見当たらない。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、石炭灰を主原料としこれにセメントを混合
してロール成形し、これによって路盤材として、また上
層路盤材として利用出来るような強度を有する成形物を
得ようとするものである。
(問題点を解決するための手段) 本願の第1の発明は、石炭灰を主原料とし、これにセメ
ントと水を加えて混練し、ロール成形してなることを特
徴とする石炭灰を原料とする路盤材である。また本願の
第2の発明は、石炭灰にセメントを内割で5〜15重量
%を混合し、これに水を石炭灰とセメントとの合量に対
して10〜30%加えて混練した後、100〜1500
k g / c mの圧力でロール成形することを特徴
とする石炭灰を原料とする路盤材の製造方法である。
さらに本願の第2の発明の実施の態様を示すと、ロール
成形機でフレーク状に成形することである。
以下に、この発明をさらに説明する。
本発明は石炭灰を主原料とし、これにバインダーとして
セメントを添加して用いるものである。
主原料の石炭灰は特に制約がなく、クリンカー状のもの
から微粉状のものまで幅広く使用することが出来る。ま
た、セメントは普通ポルトランドセメント、高炉セメン
ト、フライアッシュセメント、早強セメント、ジェット
セメント等のいづれでもよい。上記の石炭灰とセメント
との混合物に水を加えて混練し、これをロール成形する
。このようにして成形された物は、その後養生して石炭
灰を原料とする最終製品の路盤材とする。
本願の第2の発明である路盤材の製造方法は、使用する
石炭灰とセメントは第1の発明と同様のものである。こ
の発明において、セメントの配合比は、内割の重量比で
5〜1596とする。セメントが5%未満であると得ら
れる成形物の強度が不足し路盤材料として適しない。ま
たこれが15%を超えるとコスト高となる。また、セメ
ント比を15%を超えて添加していくと成形物の強度は
向上するが、締まり効果はそれ捏上がらず、従って修正
CBR(修正CBHについては、「アスファルト舗装要
綱」参照)の増加率は低下してくる。
上記の石炭灰とセメントの混合物は、次に水を加えて調
湿混練する。この水は、セメントの硬化、石炭灰とアル
カリによるポゾラン反応の進行及びロールによる加圧成
形性をよくする等のためのものであるが、水量は、一般
に石炭灰とセメントの合量に対して10〜30%の範囲
とする。この範囲が水和反応、成形性などから好適であ
る。水和反応に要する水は、加圧成形に要する水に比し
て少ない。使用水量は、加圧成形に適した水量の範囲で
決めればよい。水量は、得られる成形物の物性と密接に
関係しており、高強度成形物を得るためには使用原料に
応じて成形物が最大密度になるように設定して決定する
。その後、調湿物はロール成形機で100〜1500 
k g / c mで加圧成形する。これが100kg
/cm未満であると成形直後の強度が弱く、ロール成形
機から後の輸送時、例えばシュートによる置場への落下
時に成形された物が破損して好ましくない。また、加圧
力を1500 k g / c m以上とすることは、
設備面やコストなどで急激に割高になり好ましくない。
なお、成形される物をフレーク状とすると路盤材として
一層好適なものが出来る。
発明者らは、成形に際しての成形圧力と修正CBRとの
関係を実験した。即ち、成形水量を10〜30%にして
、成形圧力と修正CBR及びロサンゼルスすり減り減f
f1(JISA1121・5001)の各関係について
実験を行った。この結果を第1図および第2図に示す。
図において、いずれもFA/Cは石炭灰とセメントとの
比を示す。これによれば、成形圧内約750に−g/c
mで修正CBRは最大値を、またロサンゼルスすり減り
減量は最小値を示している。修正CBRは、80%以上
であれば上層路盤材として利用することが可能とされて
いる。第1図はFA/Cが9515〜85/15で図示
されているが、これによれば成形圧力を100 k g
 / c m以上とすれば、修正CBR80%の規格値
のものとすることが出来る。一方、第2図は水の量を1
0〜30%の範囲に変化させてた場合における成形圧力
とロサンゼルスすり減り減量との関係を示したものであ
る。この第2図からは、セメント量が5%では500〜
1100kg/cm、15%では100k g / c
 m以上で規格値の50%以下のすり減り減量″を示す
ことが分る。第3図および第4図は、成形水量と修正C
BRおよびロサンゼルスすり減り減量の関係を実験し、
結果を示したものである。
第3図によると、成形水量は成形可能な水量である30
26以下の範囲の10〜30%で修正CBRが規格値の
80%を超えている。一方、成形水量とロサンゼルスす
り減り減量との関係については第4図に示されている。
この実験では圧力は300〜1500kg/am、o−
ル間隙は4〜10 として行われた。第4図からセメン
ト量5%では成形水ff120%以上で、またセメント
量15%では、成形水量10%以上でロサンゼルスすり
減り減量が規格値の50%以下となることが分る。第5
図および第6図は、各挿成形方法によって得られたもの
の、セメント量と修正CBRおよびロサンゼルスすり減
り減量の関係を図示したものである。なお、ロール成形
、ブリケット成形とも、成形圧力は300〜1500 
k g / c mとした。これによるとロール成形し
たものは、修正CBRが他のブリケット成形品、流し込
み成形品、ベレットと比較して際立って優れている。ロ
サンゼルスすり減り減量の方も流し込み成形よりは優れ
、その他のブリケット成形、ベレレソトと近似したもの
とすることが出来る。
以上のようにしてロール成形された物は、その後常温下
で通常3週間養生されたのち、これを所定のサイズに破
砕し最終的に路盤材、或は上層路盤材とされる。また、
強度発現を早くしたい場合は、蒸気養生等の高温養生に
より数日で養生を終わらせることが可能である。
(発明の効果) 以上のとおり本発明によると、従来その処分に困ってい
た石炭灰を、比較的安価なセメントを少量添加しただけ
で、付加価値の高い路盤材とすることが出来る。そして
この路盤材は、後記実施例が示すように修正CBRが1
15%というように極めて良好なものとなる。また、こ
のものはロサンゼルスすり減り減量においても上記した
第6図が示すように他の成形品であるブリケット品やベ
レットと近似したものとすることが出来る。これを従来
法と対比してみると、これまでは4〜5年もかけて団粒
化し、これを下層路盤材、盛土材としていたので、期間
的にもまた用途的にみても、本発明ははるかに優れてい
ることが分る。本発明によって得られたものは、成形直
後野積しても粉塵や降雨による流出といったことはない
ので、これを埋立てに使用しても環境問題を発生する恐
れはない。更に、本発明は連続ロール成形方式を採用す
るので、大量生産に好都合である。以下に、実施例をあ
げてこの発明を更に説明する。
実施例1゜ 石炭灰に対し普通ポルトランドセメントを内割で10重
量%添加し、その全量に対し水を20%添加後パグミル
で20分間調湿混練した。ここに使用した石炭灰、セメ
ントの化学成分、ブレーン比表面積を第1〜2表に示す
第  1  表 第  2  表 上記:A湿物をロール成形機にて800k g / c
 mの加圧力で成形し、その後これを常温で21日間養
生した。比較のために、同一のl昆練物をブリケットマ
シンを用い800 k g / c mで成形して成形
物を得た。また他の比較例として、同一の配合原料に対
乾燥物重量で20%の水を加えながら、2000mm径
のパンペレタイザーにより転動造粒して、その後同様に
常温で21日間養生した。これら3試料を粒度M−25
に調整して修正CBRを求めたところ、実施例品は11
596、ブリケットは71%、ベレットは35%であっ
た。また、ロサンゼルスすり減り減量は、それぞれ38
%、35%、33%であった。上層路盤材としての規格
値である80%以上と比較してみると、本発明品は規格
を大幅に上わまるのに対し、ブリケット、ペレットはそ
れぞれ上記規格以下であり、これを上層路盤材として利
用することは難しいことが分る。
実施例2゜ 石炭灰に対し普通ポルトランドセメント5%を添加し、
その全量に対し水を20%加えた。その後、これを実施
例1と同様に調湿混練、ロール成形(600kg/cm
)、養生を行った。このものの修正CBRを求めたとこ
ろ90%であった。
ロサンゼルスすり減り減量は47%であった。
比較例として同一の配合原料に水40%を添加しyJ!
J’li混練を行い、その後これを流し込み成形をし、
以下上記と同様の養生、試験を行ったところ、修正CB
Rとしては39%を得た。また、ロサンゼルスすり減り
減量は76%であった。流し込みによる成形方法と比較
して本発明のロール成形したものが優れていることが分
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は成形圧力と修正CBRとの関係を示す線図、第
2図は成形圧力とロサンゼルスすり減り減量との関係を
示す線図、第3図は成形水量と修正CBRとの関係を示
す線図、第4図は成形水量とロサンゼルスすり減り減量
との関係を示す線図、第5図はセメント量と修正CBR
との関係を示す線図、第6図はセメント量とロサンゼル
スすり減り減量との関係を示す線図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)石炭灰を主原料とし、これにセメントと水を加え
    て混練し、ロール成形してなることを特徴とする石炭灰
    を原料とする路盤材。
  2. (2)石炭灰にセメントを内割で5〜15重量%混合し
    、これに水を石炭灰とセメントとの合量に対して10〜
    30%加えて混練した後、100〜1500kg/cm
    の圧力でロール成形することを特徴とする石炭灰を原料
    とする路盤材の製造方法。
  3. (3)ロール成形でフレーク状に成形することを特徴と
    する特許請求の範囲第2項記載の石炭灰を原料とする路
    盤材の製造方法。
JP61183591A 1986-08-05 1986-08-05 路盤材 Expired - Lifetime JPH083162B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02271952A (ja) * 1989-04-10 1990-11-06 Showa Kaihatsu Kk 土木用透水性製品の製造方法

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JPS5714910U (ja) * 1980-06-20 1982-01-26
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