JPH06232647A - 光受信回路 - Google Patents

光受信回路

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JPH06232647A
JPH06232647A JP5013731A JP1373193A JPH06232647A JP H06232647 A JPH06232647 A JP H06232647A JP 5013731 A JP5013731 A JP 5013731A JP 1373193 A JP1373193 A JP 1373193A JP H06232647 A JPH06232647 A JP H06232647A
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JP
Japan
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frequency
signal
amplifier
photodiode
receiving circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5013731A
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English (en)
Inventor
Masahiko Takachi
正彦 高地
Akira Fukuda
晃 福田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 広帯域な光受信感度を持ちしかも信号対雑音
比特性の良好な光受信回路を提供する。 【構成】 ホトダイオード21は光信号を光電流に変換
する。このホトダイオード21に生じる光電流はコイル
22に与えられ、ホトダイオード21の容量分とコイル
22の誘導分とにより所定の高い周波数f0 で共振す
る。このコイル22を介して入力される光電流は高い周
波数成分を含む広い周波数帯域にわたって増幅器23に
よって増幅される。この広帯域増幅器23はパッケージ
内に構成されており、その周波数応答特性は周波数特性
補正回路24によって平坦化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は入力される光信号を広い
周波数にわたって電気信号に変換する光受信回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光受信回路として例えば
図4に示される回路がある。ホトダイオード1に光信号
を受けることにより、ホトダイオード1には入力光信号
に比例したリニアな光電流が生じる。この光電流は、負
荷抵抗2に流れることにより電圧信号に変換される。こ
の電圧信号は広帯域増幅器3に入力され、必要な電圧に
増幅されて出力される。
【0003】また、図5に示される光受信回路も実用化
されている。この光受信回路では、ホトダイオード4に
生じた光電流は、広帯域増幅器5および負荷抵抗6を用
いて負帰還増幅される。
【0004】また、図6に示される、特公平1−370
15号公報に開示された光受信回路もある。この光受信
回路では、ホトダイオード7に生じた光電流は抵抗8に
よって電圧に変換され、結合コンデンサ9を介するプリ
アンプ10によって増幅される。このプリアンプ10の
出力は結合コンデンサ11を介して可変減衰器12に与
えられ、電流分配されて減衰される。この減衰された受
信信号は結合コンデンサ13を介してメインアンプ14
に入力され、必要な電圧にまで増幅されて出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4に示される上記従
来の光受信回路では、ホトダイオード1の負荷素子に抵
抗2が用いられているが、コイルやコンデンサ等が用い
られることもある。多くの場合、光受信回路の周波数特
性を平坦化させやすい抵抗が図示のように用いられる。
しかしながら、ホトダイオードの負荷素子に抵抗を用い
ると、周波数特性は平坦になるが、リニアに受信信号を
復調することの出来る周波数範囲は狭くなり、光受信回
路の周波数特性を広帯域化することは困難であった。こ
れは、ホトダイオードの寄生容量によって受信信号の高
周波成分が漏れてしまうことに起因する。また、ホトダ
イオードの負荷素子にコンデンサを用いると、周波数に
対する受信感度変化を示す周波数応答特性は積分特性と
なり、これを平坦化させるために後段回路に微分回路が
必要となる。従って、入力信号強度は積分されて微分さ
れることによって減衰し、光受信回路は大入力信号に対
してリニアに復調を行えなくなり、大きな光信号入力に
対する復調は不利な条件下で行われる。このため、光受
信回路の信号対雑音比特性は向上されない。
【0006】また、図5に示される上記従来の光受信回
路においては受信信号を負帰還増幅しているため、広帯
域増幅器5には受信信号周波数よりもより広い周波数応
答を持つ増幅特性が必要とされる。しかし、この受信信
号周波数は極めて広いため、より広い周波数特性を持つ
広帯域増幅器を構成することは困難であった。従って、
図5に示される従来回路によっては、光受信回路の周波
数応答特性を広げることは難しかった。
【0007】また、図6に示される光受信回路において
はプリアンプ10、メインアンプ14といった広帯域の
増幅器を2段に構成する必要がある。また、プリアンプ
10の出力インピーダンスは高くてもよいが、メインア
ンプ14は出力インピーダンスが十分に低い広帯域の増
幅器でなくてはならない。すなわち、電流分配する可変
減衰器12を使用した光受信回路の回路構成は大きくま
た煩雑になり、また、用いる増幅器の特性に課される条
件は多い。従って、図6に示される光受信回路によって
は広い受信周波数を持つ回路を簡易な構成で容易に提供
することは困難であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解消するためになされたもので、光信号を電気信号に
変換する光電変換素子と、この光電変換素子に生じる電
気信号が与えられ光電変換素子の容量分と所定の高い周
波数で共振する誘導素子と、この誘導素子を介して入力
される電気信号を所定の高い周波数成分を含む広い周波
数帯域にわたって増幅する広帯域増幅器と、この広帯域
増幅器の周波数応答特性を平坦化する補正回路とを備え
たものである。
【0009】また、広帯域増幅器はパッケージ内に構成
され、抵抗性または誘導性の低入力インピーダンスに設
定されているものである。
【0010】
【作用】誘導素子は高周波電気信号に対して高いインピ
ーダンスを有するため、光電変換素子によって変換され
た電気信号は、光電変換素子の容量分と誘導素子の誘導
分とによって所定の高い周波数で共振し、大きな信号強
度を持つ受信信号に変換される。従って、光受信回路は
高周波信号に対しても感度を有するようになる。
【0011】また、共振により大きな信号強度に変換さ
れた高周波信号成分はさらに広帯域増幅器によって増幅
された後、補正回路によって雑音成分と共に減衰される
ため、所定の高い周波数帯域において信号成分に対する
雑音成分の比は小さくなる。
【0012】また、誘導素子は低周波電気信号に対して
はインピーダンスが低くなるため、広帯域増幅器がパッ
ケージ内に構成されて低入力インピーダンスに設定され
ていると、光電変換素子によって変換された電気信号は
低い周波数帯域において広帯域増幅器内の入力インピー
ダンスによって電圧変換される。従って、外部雑音の影
響が少なくなり、低い周波数帯域においても信号成分に
対する雑音成分の比は小さくなる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例による光受信回路の
構成を示す回路図である。
【0014】光電変換素子としてホトダイオード21が
用いられており、このホトダイオード21に直列にコイ
ル22が接続されている。このコイル22の誘導分は、
光受信回路に要求される最大受信周波数f0 付近でホト
ダイオード21の寄生容量と共振する値に設定されてい
る。さらに、このコイル22には30MHz〜1000
MHz程度の信号周波数に対して増幅能力を持つ市販の
広帯域増幅器23が接続されている。この広帯域増幅器
23は金属パッケージ内に構成されており、その入力イ
ンピーダンスZは、50Ωまたは75Ωの抵抗性または
誘導性の低インピーダンスに設定されている。広帯域増
幅器23の出力には周波数特性補正回路(等化回路)2
4が接続されている。この補正回路24はコイルやコン
デンサといった単純な受動素子からなる共振回路を用い
てボン(BON)回路態様に構成されており、広帯域増
幅器23の周波数応答特性はこの補正回路24によって
比較的容易に補正され、平坦化される。
【0015】また、ホトダイオード21の容量分とコイ
ル22の誘導分とによる共振周波数f0 は、広帯域増幅
器23の増幅可能な最大周波数より少し小さい周波数に
設定されている。また、補正回路24での周波数補正用
の共振周波数は、周波数f付近の受信間感度が減衰す
るように設定されている。
【0016】このような構成において、受信された光信
号は、ホトダイオード21によって入力光に比例した光
電流に変換される。この光電流はコイル22を介して広
帯域増幅器23に与えられて増幅される。図2(a)の
グラフはこの広帯域増幅器23の出力点Aにおける受信
信号の周波数応答特性を示しており、同グラフの横軸は
周波数、縦軸は信号強度を表している。コイル22は高
周波電気信号に対して高いインピーダンスを有するた
め、ホトダイオード21に生じた光電流は、ホトダイオ
ード21の容量分とコイル22の誘導分とによって周波
数f付近で共振し、大きな信号強度を持つ受信信号
に変換される。広帯域増幅器23はこのように変換され
た受信信号を広帯域にわたって増幅するため、広帯域増
幅器23の出力は同グラフに示すように、周波数f0
近でピークを有する。このため、光受信回路は高い周波
数で光電変換効率が向上し、高周波信号に対しても感度
を有するようになり、光受信回路の周波数特性は広帯域
化される。
【0017】また、受信信号は広帯域増幅器23によっ
て増幅された後、周波数特性補正回路24に与えられ
る。図2(b)のグラフはこの補正回路24の出力点B
における受信信号の周波数応答特性を示しており、同グ
ラフの横軸は周波数、縦軸は信号強度を表している。同
図(a)に示す単一ピークを有する周波数応答はこの補
正回路24によって補正され、同ピーク部分は減衰され
る。従って、光受信回路の周波数応答特性は、同図
(b)に示すように全周波数帯域にわたって平坦化され
る。つまり、コイル22を用いた共振により大きな信号
強度に変換された受信信号の高周波信号成分は、さらに
広帯域増幅器23によって増幅された後、補正回路24
において雑音成分と共に減衰される。すなわち、周波数
0 付近の高周波帯域においては共振によって信号成分
は増大され、雑音成分は変わらないため、後に補正回路
24によって信号成分および雑音成分が同様に減衰され
ると信号成分に対する雑音成分の比は極めて小さくな
る。この結果、高周波帯域における信号対雑音比特性は
大きく改善される。
【0018】図3は上記本実施例による光受信回路の信
号対雑音比特性の改善例を示すグラフであり、同グラフ
の縦軸は光受信回路の入力に換算した雑音電流[pA/
Hz1/2]を示し、横軸は周波数[GHz]を示してい
る。また、黒丸でプロットされた特性線31は図4に示
す従来の光受信回路の特性を示し、白枠でプロットされ
た特性線32は本実施例による光受信回路の特性を示し
ている。同グラフに示されるように、本実施例による光
受信回路の入力換算雑音電流は全周波数帯域にわたって
低くなっており、特に高い周波数において雑音電流は低
減され、信号対雑音比特性は大きく改善されている。低
い周波数においても雑音電流が低減しているのは、低周
波数においてはコイル22のインピーダンスが低くな
り、ホトダイオード21に生じた光電流のほとんどは、
広帯域増幅器23の入力インピーダンスZによって電圧
変換されるからである。すなわち、この入力インピーダ
ンスZは広帯域増幅器23の金属パッケージ内に構成さ
れ、外部雑音の影響が少なくなっているからである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、誘
導素子は高周波電気信号に対して高いインピーダンスを
有するため、光電変換素子によって変換された電気信号
は、光電変換素子の容量分と誘導素子の誘導分とによっ
て所定の高い周波数で共振し、大きな信号強度を持つ受
信信号に変換される。従って、光受信回路は高周波信号
に対しても感度を有するようになる。また、共振により
大きな信号強度に変換された高周波信号成分はさらに広
帯域増幅器によって増幅された後、補正回路によって雑
音成分と共に減衰されるため、所定の高い周波数帯域に
おいて信号成分に対する雑音成分の比は小さくなる。
【0020】また、誘導素子は低周波電気信号に対して
はインピーダンスが低くなるため、広帯域増幅器がパッ
ケージ内に構成されて低入力インピーダンスに設定され
ていると、光電変換素子によって変換された電気信号は
低い周波数帯域において広帯域増幅器内の入力インピー
ダンスによって電圧変換される。従って、外部雑音の影
響が少なくなり、低い周波数帯域においても信号成分に
対する雑音成分の比は小さくなる。
【0021】このため、本発明によれば、光受信回路の
受信周波数帯域は広域化し、しかも、広い周波数帯域に
わたって信号対雑音比特性は向上する。
【0022】従って、本発明は光ファイバを用いてアナ
ログ信号を光伝送する際に適用すれば特に効果的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光受信回路の構成を示
す回路図である。
【図2】本実施例による光受信回路における信号強度の
周波数応答特性を示すグラフである。
【図3】本実施例による光受信回路と従来の光受信回路
との各信号対雑音比特性を比較するグラフである。
【図4】従来の第1の光受信回路の構成を示す回路図で
ある。
【図5】従来の第2の光受信回路の構成を示す回路図で
ある。
【図6】従来の第3の光受信回路の構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
21…ホトダイオード、22…コイル、23…広帯域増
幅器、24…周波数特性補正回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を電気信号に変換する光電変換素
    子と、この光電変換素子に生じる前記電気信号が与えら
    れ前記光電変換素子の容量分と所定の高い周波数で共振
    する誘導素子と、この誘導素子を介して入力される前記
    電気信号を前記所定の高い周波数成分を含む広い周波数
    帯域にわたって増幅する広帯域増幅器と、この広帯域増
    幅器の周波数応答特性を平坦化する補正回路とを備えた
    ことを特徴とする光受信回路。
  2. 【請求項2】 前記広帯域増幅器はパッケージ内に構成
    され、抵抗性または誘導性の低入力インピーダンスに設
    定されていることを特徴とする請求項1記載の光受信回
    路。
JP5013731A 1993-01-29 1993-01-29 光受信回路 Pending JPH06232647A (ja)

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JP5013731A JPH06232647A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 光受信回路

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006157921A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Agilent Technol Inc 光リンクの帯域幅を改善する方法およびシステム
CN104871456B (zh) * 2012-10-29 2017-05-03 菲尼萨公司 光接收机中的集成电路

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006157921A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Agilent Technol Inc 光リンクの帯域幅を改善する方法およびシステム
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