JPH0623246Y2 - 穀類風力搬送系における除塵装置 - Google Patents
穀類風力搬送系における除塵装置Info
- Publication number
- JPH0623246Y2 JPH0623246Y2 JP8410288U JP8410288U JPH0623246Y2 JP H0623246 Y2 JPH0623246 Y2 JP H0623246Y2 JP 8410288 U JP8410288 U JP 8410288U JP 8410288 U JP8410288 U JP 8410288U JP H0623246 Y2 JPH0623246 Y2 JP H0623246Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wind
- grain
- dust
- guide plate
- ventilation member
- Prior art date
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- Threshing Machine Elements (AREA)
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スロワーなどの風力搬送機の穀類搬送系に使
用する除塵装置の改良に関する。
用する除塵装置の改良に関する。
従来、穀類の風力搬送系に使用されている除塵装置に
は、第８図に示すようなものがある。この除塵装置は、
スロワー１の揚穀筒２端にとりつけられて使用されるも
ので、スロワー１の回転翼車３によって揚上風力搬送さ
れた穀類はケース４内に蓄留され、設定重量に達すると
バネ５が伸びて開閉蓋６が開き、回収容器７内に落下回
収されるとともに、塵埃類は、ケース４の上壁に設けた
排風口８から風と共に排除されるように構成されてい
る。
は、第８図に示すようなものがある。この除塵装置は、
スロワー１の揚穀筒２端にとりつけられて使用されるも
ので、スロワー１の回転翼車３によって揚上風力搬送さ
れた穀類はケース４内に蓄留され、設定重量に達すると
バネ５が伸びて開閉蓋６が開き、回収容器７内に落下回
収されるとともに、塵埃類は、ケース４の上壁に設けた
排風口８から風と共に排除されるように構成されてい
る。
第８図に示された従来の除塵装置は、穀類を下方に落下
回収し、搬送風力を直角に変向して塵埃を上方に排除す
るようにしたものであるため、風力損失が大きく総ての
塵埃が有効に排除されるという信頼性に欠け、また、ケ
ースが上下方向に長尺となることから、スロワーの揚穀
筒を必要以上に高くしなければならないという不都合が
あるし、また、穀類の風力持ち去りがある。
回収し、搬送風力を直角に変向して塵埃を上方に排除す
るようにしたものであるため、風力損失が大きく総ての
塵埃が有効に排除されるという信頼性に欠け、また、ケ
ースが上下方向に長尺となることから、スロワーの揚穀
筒を必要以上に高くしなければならないという不都合が
あるし、また、穀類の風力持ち去りがある。
従来技術の課題を解決する本考案の構成は、前面壁にス
ロワーなどの風力搬送機の揚穀筒端に接続される導入口
を、この導入口と対向する後面壁に排風口を、更に、下
部に選別穀類の落下回収口を設けたケースの内部に、上
記導入口の軸線方向にそって端面形状が湾曲山形形状
で、かつ、導入される風と塵埃を上方に通過させる多孔
状の通風部材と、これの下方に配設され、導入穀類を後
方に誘導させながら左右に振り分け落下するガイド板と
からなる選別体を設けたことを特徴とするものである。
ロワーなどの風力搬送機の揚穀筒端に接続される導入口
を、この導入口と対向する後面壁に排風口を、更に、下
部に選別穀類の落下回収口を設けたケースの内部に、上
記導入口の軸線方向にそって端面形状が湾曲山形形状
で、かつ、導入される風と塵埃を上方に通過させる多孔
状の通風部材と、これの下方に配設され、導入穀類を後
方に誘導させながら左右に振り分け落下するガイド板と
からなる選別体を設けたことを特徴とするものである。
図面について本考案実施例の詳細を説明する。
第１図は本考案装置の縦断側面図，第２図は正面図，第
３図は第１図Ａ−Ａ線の断面図，第４図は第１図Ｂ−Ｂ
線の断面図，第５図はガイド板の平面図，第６図は同上
側面図，第７図は本考案装置の使用状態の説明図，第８
図は従来例の一部切欠正面図である。
３図は第１図Ａ−Ａ線の断面図，第４図は第１図Ｂ−Ｂ
線の断面図，第５図はガイド板の平面図，第６図は同上
側面図，第７図は本考案装置の使用状態の説明図，第８
図は従来例の一部切欠正面図である。
11は、平面形状が長方形状のケースであって、該ケース
11の前面壁には第７図に示すように、スロワー12などの
風力搬送機の揚穀筒13端に接続される導入口14が、ま
た、後面壁には第２図から明らかなように、横方向に巾
広とした排風口15を形成するとともに、下部にケース11
の長手方向にそった穀類の落下回収口16が形成されてい
る。また、上記ケース11の天壁は第１図から明らかなよ
うに、前部から後部に至るに従って順次上向きに傾斜さ
れており、塵埃と風をよりよく通過させるようにし、ま
た、左右の長尺側壁の下部は第２〜４図に示すように円
弧状に形成せしめ、落下する穀類が円滑に流下するよう
にしてある。
11の前面壁には第７図に示すように、スロワー12などの
風力搬送機の揚穀筒13端に接続される導入口14が、ま
た、後面壁には第２図から明らかなように、横方向に巾
広とした排風口15を形成するとともに、下部にケース11
の長手方向にそった穀類の落下回収口16が形成されてい
る。また、上記ケース11の天壁は第１図から明らかなよ
うに、前部から後部に至るに従って順次上向きに傾斜さ
れており、塵埃と風をよりよく通過させるようにし、ま
た、左右の長尺側壁の下部は第２〜４図に示すように円
弧状に形成せしめ、落下する穀類が円滑に流下するよう
にしてある。
17は選別体であって、この選別体17は、上記導入口14の
軸線方向にそって長尺で、かつ、正面形状が第２〜４図
で示すように湾曲山形形状に形成された多孔状の通風部
材17aと、これの下方に配設され、導入穀類を後方に誘
導させながら左右に振り分け落下するガイド板17bとに
よって構成される。尚、上記通風部材17aは、図で示す
ようなパンチプレート、または、網材料によって構成さ
れるものである。また、上記ガイド板17bは第５，６図
に示されているように、上記導入口14の下辺部に前端が
臨むようにするとともに、前半分に、平面形状が第５図
のように細長二等辺三角形状で、側面形状が後方に至る
に従い順次上向き傾斜した穀類の誘導面17cを形成し、
後半分に、断面形状が山形状の穀類振り分け流下用の誘
導面17dを形成したものである。
軸線方向にそって長尺で、かつ、正面形状が第２〜４図
で示すように湾曲山形形状に形成された多孔状の通風部
材17aと、これの下方に配設され、導入穀類を後方に誘
導させながら左右に振り分け落下するガイド板17bとに
よって構成される。尚、上記通風部材17aは、図で示す
ようなパンチプレート、または、網材料によって構成さ
れるものである。また、上記ガイド板17bは第５，６図
に示されているように、上記導入口14の下辺部に前端が
臨むようにするとともに、前半分に、平面形状が第５図
のように細長二等辺三角形状で、側面形状が後方に至る
に従い順次上向き傾斜した穀類の誘導面17cを形成し、
後半分に、断面形状が山形状の穀類振り分け流下用の誘
導面17dを形成したものである。
上記選別体17を構成する上記通風部材17aは、上記導入
口14の上辺部にそうように配設され、この通風部材17a
と上記ケース11の天壁間には、後方に至るに従い断面積
を大きくした塵埃と風が通過する流路18を形成し、この
流路18の後端は上記排風口15に連通せしめられる。ま
た、上記ガイド板17bの前端と上記導入口14端との間に
間隙19を形成し、穀類の目詰まり防止をなさしめる。更
に、上記選別体17の後端と上記ケース11の後面壁との間
に間隙20を形成せしめ、上記通風部材17a上に出た穀類
を回収するようにし、また、上記ガイド板17bは第５図
から明らかなように、前部から後部に至るに従って順次
狭巾に形成し、穀類の落下を促進させ目詰まり防止を図
ったものである。
口14の上辺部にそうように配設され、この通風部材17a
と上記ケース11の天壁間には、後方に至るに従い断面積
を大きくした塵埃と風が通過する流路18を形成し、この
流路18の後端は上記排風口15に連通せしめられる。ま
た、上記ガイド板17bの前端と上記導入口14端との間に
間隙19を形成し、穀類の目詰まり防止をなさしめる。更
に、上記選別体17の後端と上記ケース11の後面壁との間
に間隙20を形成せしめ、上記通風部材17a上に出た穀類
を回収するようにし、また、上記ガイド板17bは第５図
から明らかなように、前部から後部に至るに従って順次
狭巾に形成し、穀類の落下を促進させ目詰まり防止を図
ったものである。
上記落下回収口16の外周各辺には、夫々上端をケース11
に螺着した案内板21を各別にとりつけ、上記ケース11が
いかように傾斜しても常に下向きの穀類流下路が形成さ
れるようにしたものである。尚、図中22は排風筒，23は
穀類の回収案内筒，24は回収容器である。
に螺着した案内板21を各別にとりつけ、上記ケース11が
いかように傾斜しても常に下向きの穀類流下路が形成さ
れるようにしたものである。尚、図中22は排風筒，23は
穀類の回収案内筒，24は回収容器である。
本考案の除塵装置を、第７図で示すようにスロワー12の
揚穀筒13端にとりつけて穀類の揚上風力搬送を行うと、
導入口14からケース11内に風力搬送される穀類は、ガイ
ド板17bの誘導面17cに案内されて後方に至り、山形状の
誘導面17dによって左右に振り分けられ落下する。この
とき穀類の流れ層がカーテンの役割を果し、塵埃の吸引
作用は発生しない。
揚穀筒13端にとりつけて穀類の揚上風力搬送を行うと、
導入口14からケース11内に風力搬送される穀類は、ガイ
ド板17bの誘導面17cに案内されて後方に至り、山形状の
誘導面17dによって左右に振り分けられ落下する。この
とき穀類の流れ層がカーテンの役割を果し、塵埃の吸引
作用は発生しない。
また、風と塵埃は風力によって通風部材17aを通り抜
け、ケース天壁の誘導によって排風口15に導かれ、排風
筒22によって塵集積部に搬送処理される。
け、ケース天壁の誘導によって排風口15に導かれ、排風
筒22によって塵集積部に搬送処理される。
上述のように本考案の構成によれば、次のような効果が
得られる。
得られる。
(a)請求項１によれば、スロワーなどの風力搬送機の揚
穀筒にそって放出する風力方向を変えることなく導入口
から排風口方向に作用させるので、従来のように風力を
ほぼ直角に変更させるものに比べて風力損失が少なく、
適確な排風とこの排風作用による塵埃の除去作用が有効
に図れる。
穀筒にそって放出する風力方向を変えることなく導入口
から排風口方向に作用させるので、従来のように風力を
ほぼ直角に変更させるものに比べて風力損失が少なく、
適確な排風とこの排風作用による塵埃の除去作用が有効
に図れる。
(b)請求項１によれば、従来技術のようにケースが縦長
とならず、むしろ横長となるため、揚穀筒を最小限の高
さに設計し得られ経済的効果が大きい。
とならず、むしろ横長となるため、揚穀筒を最小限の高
さに設計し得られ経済的効果が大きい。
(c)請求項２によれば、上述した効果に加え、ガイド板
の左右縁と、通風部材との間隙を後方に至るに従い大き
く形成することができ、選別体の最深部に多く誘導され
る穀類の目詰まりを有効に防止しうる。
の左右縁と、通風部材との間隙を後方に至るに従い大き
く形成することができ、選別体の最深部に多く誘導され
る穀類の目詰まりを有効に防止しうる。
第１図は本考案装置の縦断側面図，第２図は正面図，第
３図は第１図Ａ−Ａ線の断面図，第４図は第１図Ｂ−Ｂ
線の断面図，第５図はガイド板の平面図，第６図は同上
側面図，第７図は本考案装置の使用状態の説明図，第８
図は従来例の一部切欠正面図である。 11…ケース，14…導入口，15…排風口，16…落下回収
口，17…選別体，17a…通風部材，17b…ガイド板，17c,
17d…誘導面，18…流路。
３図は第１図Ａ−Ａ線の断面図，第４図は第１図Ｂ−Ｂ
線の断面図，第５図はガイド板の平面図，第６図は同上
側面図，第７図は本考案装置の使用状態の説明図，第８
図は従来例の一部切欠正面図である。 11…ケース，14…導入口，15…排風口，16…落下回収
口，17…選別体，17a…通風部材，17b…ガイド板，17c,
17d…誘導面，18…流路。
Claims (2)
- 【請求項１】前面壁にスロワーなどの風力搬送機の揚穀
筒端に接続される導入口を、この導入口と対向する後面
壁に排風口を、更に、下部に選別穀類の落下回収口を設
けたケースの内部に、 上記導入口の軸線方向にそって端面形状が湾曲山形形状
で、かつ、導入される風と塵埃を上方に通過させる多孔
状の通風部材と、これの下方に配設され、導入穀類を後
方に誘導させながら左右に振り分け落下するガイド板と
からなる選別体を設けたことを特長とする穀類風力搬送
系における除塵装置。 - 【請求項２】上記ガイド板の巾を前部より後部を狭巾と
したことを特徴とする請求項１記載の穀類風力搬送系に
おける除塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8410288U JPH0623246Y2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 穀類風力搬送系における除塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8410288U JPH0623246Y2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 穀類風力搬送系における除塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH026426U JPH026426U (ja) | 1990-01-17 |
| JPH0623246Y2 true JPH0623246Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31308802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8410288U Expired - Lifetime JPH0623246Y2 (ja) | 1988-06-24 | 1988-06-24 | 穀類風力搬送系における除塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623246Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5030161B2 (ja) * | 2008-03-05 | 2012-09-19 | 精研工業株式会社 | 搬送装置および搬送方法 |
| JP5436621B2 (ja) * | 2012-06-14 | 2014-03-05 | 精研工業株式会社 | 搬送装置 |
| JP5607689B2 (ja) * | 2012-07-31 | 2014-10-15 | 精研工業株式会社 | 搬送装置 |
-
1988
- 1988-06-24 JP JP8410288U patent/JPH0623246Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH026426U (ja) | 1990-01-17 |
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