JPH0647537Y2 - 湿式集塵装置 - Google Patents

湿式集塵装置

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JPH0647537Y2
JPH0647537Y2 JP9812489U JP9812489U JPH0647537Y2 JP H0647537 Y2 JPH0647537 Y2 JP H0647537Y2 JP 9812489 U JP9812489 U JP 9812489U JP 9812489 U JP9812489 U JP 9812489U JP H0647537 Y2 JPH0647537 Y2 JP H0647537Y2
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JP
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water
dust
solid
liquid separator
filter plate
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JP9812489U
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JPH0338128U (ja
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忠明 河西
滋 北野
将文 竹田
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Meiwa Kogyo Co Ltd
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Meiwa Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、空気中に浮遊する塵埃を噴霧水滴で捕捉す
る構造の湿式集塵装置に関するもので、除塵室から固液
分離機に含塵水を導く流路部分の構造に特に特徴のあ
る、湿式集塵装置に関するものである。
《従来の技術》 この種の集塵装置は、集塵効率を高めるために除塵室1
内に多量の捕集水を噴霧しており、捕集水を再利用する
ために、固液分離機9を設けている。即ち、除塵室1に
噴霧された水は除塵室1の底部の流出口1aから固液分離
機9へと導かれ、固液分離機9で塵埃を除去された水が
再びポンプアップされて除塵室1に噴霧される。
除塵室1の圧力は、通風ブロワによって大気圧より若干
高いか又は低くなっているので、含塵水を固液分離機9
に導くための流出口1aから空気が吹き出したり逆流した
りするのを防止するために、水封装置5が設けられてい
る。
《考案が解決しようとする課題》 含塵水から塵埃を分離除去するための固液分離機9は、
処理水量が多くなればそれだけ大型にならざるを得な
い。従って、集塵効率を高めるために捕集水の量を多く
すると、集塵装置も大型になる。特に穀類乾燥調製施設
などでは多量の乾燥空気から藁屑や籾殻を除去する集塵
装置が必要で、固液分離機9が大型となり装置コストも
高くなる。
そこでこの考案は、集塵効率を低下させることなく固液
分離機をより小型にすることができる技術手段を提供す
ることを課題としている。
《課題を解決するための手段》 この考案は、除塵室1と固液分離機9との間に介装され
る水封装置5に傾斜濾過板6を付設することにより上記
課題を解決している。傾斜濾過板6は、多数の通水孔14
を備えた有孔板で、水封装置5から溢れ出た含塵水aを
その上面に沿って流下させるように斜めに設置され、こ
の上面を流下した含塵水aが固液分離機9に導かれてい
る。一方、傾斜濾過板6の通水孔14を通過した水は、固
液分離機9をバイパスする流路8を通って水噴霧ポンプ
4の吸入水槽10に導かれる。
《作用》 水封装置5は、除塵室1の圧力差を水頭差で吸収する構
造であるため、水封装置5内を一旦下がった含塵水a
は、再び上昇して溢水口13から排出される。傾斜濾過板
6は、この水封装置5の溢水口13の高さを利用して、斜
めに設置される。
水封装置の溢水口13から流出した含塵水aは、一部が傾
斜濾過板6の上面に沿って流下し、一部は傾斜濾過板6
の通水孔14を通過する。含塵水a中に含まれる塵埃は、
通水孔14を通過できず、通水孔14を通過した水は、濾過
された水である。捕集水が通水孔14を通過することによ
り、これに含まれていた塵埃が通水孔14の周辺に引っ掛
かるが、傾斜濾過板6の上面に沿って流れる含塵水aに
より洗い流され、通水孔14が塵埃によって目詰まりする
ことはない。
傾斜濾過板6の上面を流下した含塵水aは、傾斜濾過板
6で捕集水が一部除去されることにより濃縮され水量も
少なくなる。従って、この含塵水を処理するための固液
分離機9は、水封装置5から流出した含量水aの全量を
処理するものよりはるかに小型にできる。
傾斜濾過板6の通水孔14を通過した水、及び固液分離機
9を通過した水は、共に吸入水槽10に導かれ、水噴霧ポ
ンプ4で再び除塵室1に噴霧される。吸入水槽10は、捕
集水中の微細な塵埃を分離するための重力沈降槽として
の機能も備えている。
《実施例》 図はこの考案の一実施例を示す図で、1は除塵室、2は
水噴霧ノズル、3は水配管、4は水噴霧ポンプ、5は水
封装置、6は傾斜濾過板、7は含塵水の主流路、8はバ
イパス流路、9は固液分離機、10は吸入水槽である。
除塵室1には、図示しないブロワで含塵空気が送り込ま
れ、この空気に浮遊する塵埃が水噴霧ノズル2から噴霧
される水滴により捕捉され、塵埃を含んだ含塵水は、除
塵室1の流出口1aから水封装置5へと流下する。水封装
置5は、流入室11と流出室12とを備え、両室11、12は下
部で連通している。流入室11に流入した含塵水は、除塵
室1の内圧及び流入室11の水頭圧により、流出室12の上
縁から溢れて流出する。
傾斜濾過板6は、水封装置5の溢水口13から斜め下方に
向けて設置された有孔板で、微小な多数の通水孔14が設
けられている。水封装置5から溢流した含塵水aは、傾
斜濾過板6の上面に沿って主流路7へと流れ、その一部
が通水孔14を通ってバイパス流路8へと流れ落ちる。パ
イパス流路8に流下した水は、直接吸入水槽10へと流入
する。
図示の固液分離機9は、スクレーパコンベヤ15と濾過板
16を備えており、主流路7は、固液分離機9の側面に開
口している。この開口17から流下した含塵水は、濾過板
16で濾過されて水は下方の吸入水槽10へと流下し、濾過
板16上に残った塵埃は、スクレーパコンベヤ15で集塵箱
18へと掻き出される。吸入水槽10は重力沈降槽となって
おり、固液分離機9を通過した微細な塵埃は、重力によ
り沈降して吸入水槽の底部19に溜まる。該底部には、図
示しないコンベヤが設けられ、沈降した塵埃を適時掻き
出している。
固液分離機9の濾過板16の所要面積は、この固液分離機
に流入する含塵水の流量に略比例し、濾過板16が大きく
なればそれに比例してスクレーパコンベヤ15も大型にな
る。この考案の構造によれば、含塵水が固液分離機9に
流入する前に傾斜濾過板6により水の一部がバイパスさ
れ、固液分離機9に流入する含塵水の水量が減少するの
で、固液分離機9を小型にできる。傾斜濾過板6の通水
孔14の径は、捕集しようとする塵埃の大きさによって決
定されねばならない。傾斜濾過板6でバイパスされる水
の割合は、傾斜濾過板6の傾斜角とその上を流れる水の
水深により略決定される。傾斜角を小さくし、水深を浅
くすればするほど固液分離機9に流入する含塵水の量は
減るが、通水孔14の目詰まりが生じてくる。逆に傾斜角
を大きくし、水深を深くすれば目詰まりの発生は無くな
るが、バイパスされる水量が少なくなり、固液分離機9
も余り小さくならない。最適な条件は最終的には実験に
より定める必要があるが、藁屑や籾殻の集塵を目的とし
た装置では、傾斜角約40度、水深(溢水口13での水深)
約4cmとしたときに、良好な結果が得られた。
《考案の効果》 以上説明したようにこの考案によれば、一枚の傾斜濾過
板を付設するだけで固液分離機を小型にすることがで
き、集塵能力を低下させることなく集塵装置の小型化及
び低価格化が図れる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示す図で、第1図は装置全体
の断面正面図、第2図は傾斜濾過板を示す斜視図、第3
図は固液分離機の断面側面図である。 図中、 1:除塵室、2:水噴霧室 4:水噴霧ポンプ、5:水封装置 6:傾斜濾過板、7:主流路 8:バイパス流路、9:固液分離機 10:吸入水槽、14:通水孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】捕集水噴霧装置(2)を備えた除塵室
    (1)と塵埃を含んだ捕集水から塵埃を分離する固液分
    離機(9)とを備えた湿式集塵装置において、除塵室
    (1)と固液分離機(9)との間に介装される水封装置
    (5)に多数の通水孔(14)を備えた傾斜濾過板(6)
    が付設され、該傾斜濾過板の上面を流下した水が固液分
    離機(9)に導かれ、その通水孔(14)を通過した水が
    固液分離機(9)をバイパスする流路(8)に導かれる
    ことを特徴とする、湿式集塵装置。
JP9812489U 1989-08-23 1989-08-23 湿式集塵装置 Expired - Lifetime JPH0647537Y2 (ja)

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JP9812489U JPH0647537Y2 (ja) 1989-08-23 1989-08-23 湿式集塵装置

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JPH0338128U JPH0338128U (ja) 1991-04-12
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JP7271840B2 (ja) * 2019-07-22 2023-05-12 住友金属鉱山株式会社 ストレーナー及び粗大粒子除去装置

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