JPH0641621Y2 - 簡易湿式集塵装置 - Google Patents
簡易湿式集塵装置Info
- Publication number
- JPH0641621Y2 JPH0641621Y2 JP1988042664U JP4266488U JPH0641621Y2 JP H0641621 Y2 JPH0641621 Y2 JP H0641621Y2 JP 1988042664 U JP1988042664 U JP 1988042664U JP 4266488 U JP4266488 U JP 4266488U JP H0641621 Y2 JPH0641621 Y2 JP H0641621Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- water
- dust collecting
- frame
- dust
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- Expired - Lifetime
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、比較的小規模の穀物乾燥調製施設に付設する
簡易湿式集塵装置に係るものであり、詳しくは乾燥調製
施設に付設する粗大集塵室の排気口の外側に設ける簡易
湿式集塵装置に関するものである。
簡易湿式集塵装置に係るものであり、詳しくは乾燥調製
施設に付設する粗大集塵室の排気口の外側に設ける簡易
湿式集塵装置に関するものである。
［従来の技術］ 従来、この種の湿式集塵装置は、大型の乾燥調製施設用
に開発されたものが多く、湿式集塵装置自体が乾燥調製
施設の建屋とは別個の構築物として建てられている（例
えば、実開昭60-179325号公報参照）。
に開発されたものが多く、湿式集塵装置自体が乾燥調製
施設の建屋とは別個の構築物として建てられている（例
えば、実開昭60-179325号公報参照）。
また、特開昭60-142130号公報には、一筒の独立した筐
体の一側下部に空気吸入口を設け、その内方前面にフィ
ルターを斜設し、上方にノズルを設けたエアワッシャー
装置が記載されているが、構造が複雑であるばかりでな
く、平面状のフィルターを斜設しているので、ノズルか
ら散水された水はフィルターの網目を通過して水受へと
流下するので、粗い塵埃は除去できるが微細な塵埃は除
去できない。しかも、フィルターが筐体内部に設けられ
ているので、目詰りした場合の掃除や交換がしにくい欠
点があった。
体の一側下部に空気吸入口を設け、その内方前面にフィ
ルターを斜設し、上方にノズルを設けたエアワッシャー
装置が記載されているが、構造が複雑であるばかりでな
く、平面状のフィルターを斜設しているので、ノズルか
ら散水された水はフィルターの網目を通過して水受へと
流下するので、粗い塵埃は除去できるが微細な塵埃は除
去できない。しかも、フィルターが筐体内部に設けられ
ているので、目詰りした場合の掃除や交換がしにくい欠
点があった。
［考案が解決しようとする課題］ 本考案は、従来の技術のかかる欠点に鑑み考案されたも
ので、微細な塵埃もよく捕捉、除去でき、しかも構造が
簡単でネットの清掃交換が容易で、小型の乾燥施設に付
設できるような安価な簡易湿式集塵装置を提供しようと
するものである。
ので、微細な塵埃もよく捕捉、除去でき、しかも構造が
簡単でネットの清掃交換が容易で、小型の乾燥施設に付
設できるような安価な簡易湿式集塵装置を提供しようと
するものである。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案における簡易湿式集
塵装置は、穀物乾燥機の排風筒口を臨ませた粗大集塵室
の排気口の外側に、２本の横材を適宜の間隔をおいて隔
置し、その両端間を２本の弯曲状の縦材で結合し、上面
にネットを張設した枠体を着脱自在に斜設し、該枠体の
上方に複数の散水シャワー装置を横設してなるものであ
る。
塵装置は、穀物乾燥機の排風筒口を臨ませた粗大集塵室
の排気口の外側に、２本の横材を適宜の間隔をおいて隔
置し、その両端間を２本の弯曲状の縦材で結合し、上面
にネットを張設した枠体を着脱自在に斜設し、該枠体の
上方に複数の散水シャワー装置を横設してなるものであ
る。
［作用］ 粗大集塵室の排気口の外側に斜設した枠体の上方に設け
た散水シャワー装置より枠体に張設したネット全面に均
一に散水すると、水は弯曲状のネット上を流下して水膜
を形成する。乾燥機の排風筒から粗大集塵室に供給され
た排風は粗大集塵室の内壁に衝接するなどして風速を弱
め、塵埃や藁屑など比較的重い夾雑物を床上に落下し、
粗大集塵室に設けた排気口より外部に排出され、枠体に
張設したネットの網目を通って外界に出ようとするが、
弯曲状の網目上をゆっくりと流下する水によって形成さ
れた水膜により排風中の微粒塵埃が捕捉され、流下する
水とともに水洗され、清浄な空気だけが外部に放出され
る。特に本考案は枠体の縦材を弯曲状に形成し、その上
にネットを張設してあるので、排気口からの距離を長く
とれるだけでなく、ネット上を流下する水の流れを遅く
することによって、水の滞留時間を長くし、微粒塵埃と
の接触を良好にするとともに、少ない水で済ませて節水
することができる。
た散水シャワー装置より枠体に張設したネット全面に均
一に散水すると、水は弯曲状のネット上を流下して水膜
を形成する。乾燥機の排風筒から粗大集塵室に供給され
た排風は粗大集塵室の内壁に衝接するなどして風速を弱
め、塵埃や藁屑など比較的重い夾雑物を床上に落下し、
粗大集塵室に設けた排気口より外部に排出され、枠体に
張設したネットの網目を通って外界に出ようとするが、
弯曲状の網目上をゆっくりと流下する水によって形成さ
れた水膜により排風中の微粒塵埃が捕捉され、流下する
水とともに水洗され、清浄な空気だけが外部に放出され
る。特に本考案は枠体の縦材を弯曲状に形成し、その上
にネットを張設してあるので、排気口からの距離を長く
とれるだけでなく、ネット上を流下する水の流れを遅く
することによって、水の滞留時間を長くし、微粒塵埃と
の接触を良好にするとともに、少ない水で済ませて節水
することができる。
また、ネットの網目を通過する水滴も、ネットの水膜を
通過する前の含塵排風中の微粒塵埃と接触して、これを
吸着除去して床面上に落下する。更にネットを通過した
排風はネット上に散水される水とも接触し、三重の除塵
作用を受ける。
通過する前の含塵排風中の微粒塵埃と接触して、これを
吸着除去して床面上に落下する。更にネットを通過した
排風はネット上に散水される水とも接触し、三重の除塵
作用を受ける。
ネットの網目を通って落下した水滴およびネット上を流
下した水は傾斜床面上を流下し、排水溝を通って排水す
るが、濾過装置を介して散水用の水として循環使用する
こともできる。
下した水は傾斜床面上を流下し、排水溝を通って排水す
るが、濾過装置を介して散水用の水として循環使用する
こともできる。
更に枠体が粗大集塵室の外側に着脱自在に付設すること
かできるようになっているので、ネット上に塵埃が付着
してネットの目詰りを起こしても、ホースを介して水道
を直にネットに浴びせることにより、目詰り解消するこ
とができる。また枠体下方の床面上に塵埃が堆積して
も、枠体を取り去ることにより容易に清掃することもで
きるし、ネットの張り替えも容易にできる。
かできるようになっているので、ネット上に塵埃が付着
してネットの目詰りを起こしても、ホースを介して水道
を直にネットに浴びせることにより、目詰り解消するこ
とができる。また枠体下方の床面上に塵埃が堆積して
も、枠体を取り去ることにより容易に清掃することもで
きるし、ネットの張り替えも容易にできる。
［実施例］ 実施例について図面を参照して説明する。
１は乾燥機２など穀物の乾燥調製に必要な機械装置を設
置する建屋で、粗大集塵室３を一体に付設している。粗
大集塵室３には建屋１の隔壁４を貫通して乾燥機２の排
風筒５が突出開口している。また粗大集塵室３の外壁６
にはガラリと称する排気口７が横手方向に形成されてい
る。粗大集塵室３の外側には下り勾配のコンクリート床
８が排水溝９まで続いている。粗大集塵室３の外壁６の
外側には２本の横材11′,11′を適宜の間隔に隔置し、
その両端を弯曲状に形成した２本の縦材11″,11″で連
結し、上面に樹脂製の寒冷紗などのネット10で張設した
枠体11が排気口７の上方からコンクリート床８上に斜設
されている。また、粗大集塵室３のガラリの開口部が横
方向に長く開口されているようなところでは適宜の大き
さの枠体11を複数個横方向に連接して配置してもよく、
枠体11の両端部を板体で塞げば、両側部からの排風の漏
出がないので、より効果的である。12は枠体11の上辺よ
り更に上方に横設した複数の散水シャワー装置で、枠体
11上にほぼ均一に散水できるようになっている。
置する建屋で、粗大集塵室３を一体に付設している。粗
大集塵室３には建屋１の隔壁４を貫通して乾燥機２の排
風筒５が突出開口している。また粗大集塵室３の外壁６
にはガラリと称する排気口７が横手方向に形成されてい
る。粗大集塵室３の外側には下り勾配のコンクリート床
８が排水溝９まで続いている。粗大集塵室３の外壁６の
外側には２本の横材11′,11′を適宜の間隔に隔置し、
その両端を弯曲状に形成した２本の縦材11″,11″で連
結し、上面に樹脂製の寒冷紗などのネット10で張設した
枠体11が排気口７の上方からコンクリート床８上に斜設
されている。また、粗大集塵室３のガラリの開口部が横
方向に長く開口されているようなところでは適宜の大き
さの枠体11を複数個横方向に連接して配置してもよく、
枠体11の両端部を板体で塞げば、両側部からの排風の漏
出がないので、より効果的である。12は枠体11の上辺よ
り更に上方に横設した複数の散水シャワー装置で、枠体
11上にほぼ均一に散水できるようになっている。
［考案の効果］ 本考案は、上述のとおりに構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
載する効果を奏する。
本考案装置は、２本の横材を適宜の間隔をおいて隔置
し、その両端を弯曲状に成形した２本の縦材で連結し、
その上面にネットを張設した構成になっているので、ネ
ット上に散水された水がネット上を流下する速度を遅く
し、水膜の保持時間を長くするため、微粒塵埃を捕捉す
る作用が優れ、水量の節約にもなり、安いランニングコ
ストで優れた集塵効果を奏することができる。また、ネ
ットの網目を落下する水滴によっても排風中の塵埃を吸
着除去でき、二重の除塵作用をすることができる。更に
枠体を着脱できるようにしてあるので、乾燥作業終了時
に取り外してコンクリート床面の清掃も容易にできる。
し、その両端を弯曲状に成形した２本の縦材で連結し、
その上面にネットを張設した構成になっているので、ネ
ット上に散水された水がネット上を流下する速度を遅く
し、水膜の保持時間を長くするため、微粒塵埃を捕捉す
る作用が優れ、水量の節約にもなり、安いランニングコ
ストで優れた集塵効果を奏することができる。また、ネ
ットの網目を落下する水滴によっても排風中の塵埃を吸
着除去でき、二重の除塵作用をすることができる。更に
枠体を着脱できるようにしてあるので、乾燥作業終了時
に取り外してコンクリート床面の清掃も容易にできる。
更に、ネットを張設した枠体を粗大集塵室の排気口を覆
う如く斜設し、枠体の上方に散水シャワー装置を設けた
だけの簡単な構成のため、設置費用も安価で、小型の乾
燥調製施設でも設置することができる。
う如く斜設し、枠体の上方に散水シャワー装置を設けた
だけの簡単な構成のため、設置費用も安価で、小型の乾
燥調製施設でも設置することができる。
第１図は本考案の簡易湿式集塵装置を建屋に付設した状
態を示す斜視図、第２図は枠体の拡大斜視図である。 ２……穀物乾燥機、３……粗大集塵室、５……排風筒、
７……排気口、10……ネット、11……枠体、11′……横
材、11″……縦材、12……散水シャワー装置
態を示す斜視図、第２図は枠体の拡大斜視図である。 ２……穀物乾燥機、３……粗大集塵室、５……排風筒、
７……排気口、10……ネット、11……枠体、11′……横
材、11″……縦材、12……散水シャワー装置
Claims (1)
- 【請求項１】穀物乾燥機の排風筒口を臨ませた粗大集塵
室の排気口の外側に、２本の横材を適宜の間隔をおいて
隔置し、その両端間を２本の弯曲状の縦材で結合し、上
面にネットを張設した枠体を着脱自在に斜設し、該枠体
の上方に複数の散水シャワー装置を横設してなる簡易湿
式集塵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988042664U JPH0641621Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 簡易湿式集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988042664U JPH0641621Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 簡易湿式集塵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01148721U JPH01148721U (ja) | 1989-10-16 |
| JPH0641621Y2 true JPH0641621Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31269073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988042664U Expired - Lifetime JPH0641621Y2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | 簡易湿式集塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641621Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60142130A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-27 | Koujirou Keiyuu | エアワツシヤ− |
| JPS60179325U (ja) * | 1984-05-10 | 1985-11-28 | 明和鉄工株式会社 | 湿式集塵装置を備える小形穀類乾燥機 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP1988042664U patent/JPH0641621Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01148721U (ja) | 1989-10-16 |
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