JPH06231B2 - 軽合金製ホイールの塗装方法 - Google Patents
軽合金製ホイールの塗装方法Info
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- JPH06231B2 JPH06231B2 JP8650889A JP8650889A JPH06231B2 JP H06231 B2 JPH06231 B2 JP H06231B2 JP 8650889 A JP8650889 A JP 8650889A JP 8650889 A JP8650889 A JP 8650889A JP H06231 B2 JPH06231 B2 JP H06231B2
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- recess
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- disc
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、軽合金、例えばアルミニューム合金により形
成されたホイールの塗装方法に関するものである。
成されたホイールの塗装方法に関するものである。
(従来の技術) 従来の技術として、第4図〜第8図に示す塗装方法があ
った。
った。
第4図において、1はアルミニューム合金により形成さ
れたホイールであり、タイヤが嵌合されるリム2と、車
軸に取付けられる円板状のディスク3とを一体的に形成
してなる。
れたホイールであり、タイヤが嵌合されるリム2と、車
軸に取付けられる円板状のディスク3とを一体的に形成
してなる。
上記ディスク3は、その外面3a(車体の外側の面)の
外周部にデザイン用の多数の孔、溝等の凹部4を周方向
に所定のピッチで有する。
外周部にデザイン用の多数の孔、溝等の凹部4を周方向
に所定のピッチで有する。
上記ディスク3の外面3aおよび凹部4を、以下の如く
して塗装する。
して塗装する。
まず、第5図に示すように、ディスク3の外面3aおよ
び凹部4の周面に下塗り塗料6を約20μ以下の厚さで
塗布し、これが硬化した後、所定の着色塗料7を約20
μ以下の厚さで上塗りし、これを硬化させて下塗り塗膜
5を形成する。
び凹部4の周面に下塗り塗料6を約20μ以下の厚さで
塗布し、これが硬化した後、所定の着色塗料7を約20
μ以下の厚さで上塗りし、これを硬化させて下塗り塗膜
5を形成する。
次いで、第6図に示すように、ディスク3の外面3aを
バイト8により切削加工して外面3aに塗装された下塗
り塗膜5を除去するとともに、ディスク3の外面3aを
平滑に切削して仕上面3bに形成する。
バイト8により切削加工して外面3aに塗装された下塗
り塗膜5を除去するとともに、ディスク3の外面3aを
平滑に切削して仕上面3bに形成する。
次いで、バイト8の切削により凹部4の外縁部に発生し
たバリ9(第6図)を、第7図に示すように、グライン
ダあるいはやすり等のバリ取り具10により削除する。
たバリ9(第6図)を、第7図に示すように、グライン
ダあるいはやすり等のバリ取り具10により削除する。
次いで、第8図に示すように、上記仕上げ面3bおよび
凹部4に塗装された下塗り塗膜5に透明性の上塗り塗料
を、一定の厚さで上塗りし、これを硬化させて上塗り塗
膜11を形成する。
凹部4に塗装された下塗り塗膜5に透明性の上塗り塗料
を、一定の厚さで上塗りし、これを硬化させて上塗り塗
膜11を形成する。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の塗装方法は、バイト8の切削によりディスク
3の外面3aを平滑な仕上面3bに形成した後、凹部4
の外縁部に発生したバリ9を削除するようにしていたた
め、このバリ取り作業に多大の手数および熟練を要する
とともに、ホイールを傷つけたり、ありいはバリ取りが
不均一になって一部のバリが塗装面から露出し、この部
から錆びが発生したりする等の欠点があった。
3の外面3aを平滑な仕上面3bに形成した後、凹部4
の外縁部に発生したバリ9を削除するようにしていたた
め、このバリ取り作業に多大の手数および熟練を要する
とともに、ホイールを傷つけたり、ありいはバリ取りが
不均一になって一部のバリが塗装面から露出し、この部
から錆びが発生したりする等の欠点があった。
本発明は、上記欠点を解消した新規な軽合金製ホイール
の塗装方法を得ることを目的とする。
の塗装方法を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、以下の如く構成
したものである。
したものである。
即ち、ディスクの外面の一部に凹部を有するホイールを
設け、少なくともディスクの外面および凹部の周面を下
塗り塗装するとともに、この下塗り塗装の塗膜厚は、デ
ィスクの外面を切削した際に凹部の縁部に発生するバリ
の長さよりも大寸厚とし、次いで切削加工によりディス
クの外面に固着した下塗りを塗装除去するとともに該外
面を平滑面に仕上げ、次いでディスクの外面および凹部
を上塗り塗装する構成にしたものである。
設け、少なくともディスクの外面および凹部の周面を下
塗り塗装するとともに、この下塗り塗装の塗膜厚は、デ
ィスクの外面を切削した際に凹部の縁部に発生するバリ
の長さよりも大寸厚とし、次いで切削加工によりディス
クの外面に固着した下塗りを塗装除去するとともに該外
面を平滑面に仕上げ、次いでディスクの外面および凹部
を上塗り塗装する構成にしたものである。
(作用) 本発明は上記構成にしたものであるから、ディスクの外
面を切削した際に、凹部の縁部に発生したバリは、その
下面が凹部の縁部に固着した下塗り塗装の塗膜の肉部に
より囲繞されることになる。
面を切削した際に、凹部の縁部に発生したバリは、その
下面が凹部の縁部に固着した下塗り塗装の塗膜の肉部に
より囲繞されることになる。
そして、ディスクの外面および凹部を上塗り塗装する
と、上記バリの上面が上塗り塗装の塗膜によって囲繞さ
れることになる。
と、上記バリの上面が上塗り塗装の塗膜によって囲繞さ
れることになる。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
図面において、第1図〜第3図は本発明の実施例による
塗装方法の第1工程〜第3工程を示す要部拡大断面図で
ある。
塗装方法の第1工程〜第3工程を示す要部拡大断面図で
ある。
なお、第1図〜第3図において、第5図〜第8図と同符
号の箇所は、第5図〜第8図のものと略同構造となって
いる。
号の箇所は、第5図〜第8図のものと略同構造となって
いる。
まず、第1図に示すように、ディスク3の外面3aおよ
び凹部4の周面に、粉体性(又は溶剤系)の下塗り塗料
16を約60μ以上の厚さで塗布し、これを硬化させた
後、所定の着色塗料17を約20μ以下の厚さで上塗り
し、これにより厚さ約80μ以上の下塗り塗膜15を形
成する。
び凹部4の周面に、粉体性(又は溶剤系)の下塗り塗料
16を約60μ以上の厚さで塗布し、これを硬化させた
後、所定の着色塗料17を約20μ以下の厚さで上塗り
し、これにより厚さ約80μ以上の下塗り塗膜15を形
成する。
次いで、第2図に示すように、ディスク3の外面3aを
バイト8により切削加工して外面3aに塗装された下塗
り塗膜15を除去するとともに、ディスク3の外面3a
を平滑に切削して仕上面3bに形成する。
バイト8により切削加工して外面3aに塗装された下塗
り塗膜15を除去するとともに、ディスク3の外面3a
を平滑に切削して仕上面3bに形成する。
なお、上記下塗り塗膜15の厚さTは、ディスク3の外
面3aを切削した際に凹部4の縁部に発生するバリ9の
長さLよりも大寸厚となる如く設定する。
面3aを切削した際に凹部4の縁部に発生するバリ9の
長さLよりも大寸厚となる如く設定する。
次いで、第3図に示すように、上記仕上げ面3bおよび
凹部4の周面に塗装された下塗り塗膜15に透明性の上
塗り塗料を、一定の厚さで上塗りし、これを硬化させて
上塗り塗膜18を形成する。
凹部4の周面に塗装された下塗り塗膜15に透明性の上
塗り塗料を、一定の厚さで上塗りし、これを硬化させて
上塗り塗膜18を形成する。
上記実施例によれば、ディスク3の外面3aを切削した
際に、凹部4の縁部に発生したバリ9は、凹部4の周面
に固着した下塗り塗膜15の切削面、つまり上面に沿っ
てその途中まで延び、上記バリ9の下面は下塗り塗膜1
5の塗膜により囲繞され、局部的に外方に突出しなくな
る。
際に、凹部4の縁部に発生したバリ9は、凹部4の周面
に固着した下塗り塗膜15の切削面、つまり上面に沿っ
てその途中まで延び、上記バリ9の下面は下塗り塗膜1
5の塗膜により囲繞され、局部的に外方に突出しなくな
る。
このため、ディスク3の仕上げ面3bおよび凹部4の周
面を上塗り塗装すると、上記バリ9の上下面が下塗り塗
膜15と上塗り塗膜18とによって囲繞されるととも
に、凹部4の上縁部は滑らかな屈曲面となる。
面を上塗り塗装すると、上記バリ9の上下面が下塗り塗
膜15と上塗り塗膜18とによって囲繞されるととも
に、凹部4の上縁部は滑らかな屈曲面となる。
そして、ディスク3の仕上げ面3bは透明性の上塗り塗
膜18を通してアルミニューム合金特有の光沢を発し、
外観美が高くなる。
膜18を通してアルミニューム合金特有の光沢を発し、
外観美が高くなる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明によれば、ディス
クの外面を平滑に切削加工した際に発生するバリを除去
することなく、このバリをディスクの外面および凹部を
被覆する塗膜により滑らかに囲繞するようにしたので、
生産性が高くなるとともに、凹部と加工面との稜部から
の錆び発生を防止することができて品質が向上する効果
がある。
クの外面を平滑に切削加工した際に発生するバリを除去
することなく、このバリをディスクの外面および凹部を
被覆する塗膜により滑らかに囲繞するようにしたので、
生産性が高くなるとともに、凹部と加工面との稜部から
の錆び発生を防止することができて品質が向上する効果
がある。
第1図〜第3図は本発明の実施例による塗装方法の第1
工程〜第3工程を示す要部拡大断面図、第4図は塗装前
のホイールを示す要部断面図、第5図〜第8図は従来に
よる塗装方法の第1工程〜第4工程を示す要部拡大断面
図である。 1:ホイール、2:リム、3:ディスク、3a:外面、
3b:仕上げ面、4:凹部、9:バリ、15:下塗り塗
膜、16:下塗り塗料、17:着色塗料、18:上塗り
塗膜。
工程〜第3工程を示す要部拡大断面図、第4図は塗装前
のホイールを示す要部断面図、第5図〜第8図は従来に
よる塗装方法の第1工程〜第4工程を示す要部拡大断面
図である。 1:ホイール、2:リム、3:ディスク、3a:外面、
3b:仕上げ面、4:凹部、9:バリ、15:下塗り塗
膜、16:下塗り塗料、17:着色塗料、18:上塗り
塗膜。
Claims (1)
- 【請求項1】ディスクの外面の一部に凹部を有するホイ
ールを設け、少なくともディスクの外面および凹部の周
面を下塗り塗装するとともに、この下塗り塗装の塗膜厚
は、ディスクの外面を切削した際に凹部の縁部に発生す
るバリの長さよりも大寸厚とし、次いで切削加工により
ディスクの外面に固着した下塗り塗装を除去するととも
に該外面を平滑面に仕上げ、次いでディスクの外面およ
び凹部を上塗り塗装したことを特徴とする軽合金製ホイ
ールの塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8650889A JPH06231B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 軽合金製ホイールの塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8650889A JPH06231B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 軽合金製ホイールの塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02265680A JPH02265680A (ja) | 1990-10-30 |
JPH06231B2 true JPH06231B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=13888921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8650889A Expired - Fee Related JPH06231B2 (ja) | 1989-04-04 | 1989-04-04 | 軽合金製ホイールの塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06231B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4730657B2 (ja) * | 2005-10-06 | 2011-07-20 | 日立金属株式会社 | 光輝面を有する軽合金ホイールおよびその製造方法 |
JP5059386B2 (ja) * | 2006-11-29 | 2012-10-24 | 旭テック株式会社 | 車両用アルミニウムホイールの塗装方法 |
CN107000469B (zh) * | 2014-11-10 | 2020-07-28 | 高级工业国际股份有限公司 | 对合金轮施加涂层的方法 |
EP3609573A1 (fr) * | 2017-04-14 | 2020-02-19 | Regenlife | Dispositif d'irradiation transcutanée et application au traitement des maladies neurodégénératives |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6272494A (ja) * | 1985-09-25 | 1987-04-03 | Anritsu Corp | レ−ザ加工機 |
JPH01109391U (ja) * | 1988-01-08 | 1989-07-24 | ||
JPH01278994A (ja) * | 1988-05-02 | 1989-11-09 | Amada Co Ltd | レーザ加工機の集麈装置 |
-
1989
- 1989-04-04 JP JP8650889A patent/JPH06231B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02265680A (ja) | 1990-10-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |