JPH06231981A - コイルボビン - Google Patents

コイルボビン

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Publication number
JPH06231981A
JPH06231981A JP1906693A JP1906693A JPH06231981A JP H06231981 A JPH06231981 A JP H06231981A JP 1906693 A JP1906693 A JP 1906693A JP 1906693 A JP1906693 A JP 1906693A JP H06231981 A JPH06231981 A JP H06231981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
section
transition
recess
insulating wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1906693A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ichida
滋雄 市田
Yuichi Ichikawa
祐一 市川
Tomio Ichinomiya
富美夫 一宮
Yoshihiro Matsui
義広 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Priority to CA002114564A priority patent/CA2114564C/en
Priority to DE69410302T priority patent/DE69410302T2/de
Priority to US08/190,353 priority patent/US5754086A/en
Priority to EP94101496A priority patent/EP0609850B1/en
Priority to ES94101496T priority patent/ES2115791T3/es
Publication of JPH06231981A publication Critical patent/JPH06231981A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コイルボビンに設けた渡り溝の部分で確実に絶
縁を保つ。 【構成】つば3には胴体2の接線方向につば3の外周か
ら胴体2に接する位置まで渡り溝5が切欠形成されてい
る。この渡り溝5の略中央から終端面5cに向けて徐々
に肉厚となる絶縁壁6がつば3と一体形成されている。
この絶縁壁6により隣あった巻セクション4の渡り溝5
に面した巻線は確実に絶縁される。また、絶縁壁6を設
けたことにより絶縁コンパウンド充填時、気泡が渡り溝
6に残ることはないので、絶縁が確実に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧発生用変圧器の
本体コイルに用いられるコイルボビンに係り、詳しくは
ネオン変圧器、燃焼器具用変圧器、殺虫器用変圧器等に
用いられるコイルボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネオン変圧器等の高電圧発生用変
圧器において、高電圧出力側の2次コイルに用いられる
コイルボビンとして例えば、図6に示すようなものがあ
る。このボビンは電線が巻回される胴体30とその胴体
30の外周面に複数枚形成された円板状のつば31とピ
ン35a,35b等から構成され、胴体30部分がつば
31により各巻セクション34に分割されて分割巻コイ
ルボビン32となっている。この分割巻コイルボビン3
2には線径が50μ〜100μmの電線を数万ターン巻
回できるようになっている。図7に示すように、つば3
1には渡り溝33が設けられている。巻セクション34
aに何層にも巻かれた巻線(図示しない)は渡り溝33
を経て次の巻セクション34bにまた何層にも巻かれ
る。このように巻線はピン35aから各巻セクション3
4に巻回されピン35bまで巻回される。
【0003】そして、巻線が巻回された分割巻コイルボ
ビン32は低粘度の樹脂(例えば、エポキシワニス、ポ
リエステルワニス、ポリブタジエンワニスなど)を用い
た減圧含浸により絶縁処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した分
割巻コイルボビン32においては、図8に示すように、
つば31を挟んだ両側の巻セクション34a,34bに
何層にも巻回された巻線が渡り溝33部分で渡り溝33
を埋める方向に膨らむことがある。そして、渡り溝33
内へ膨らんだ巻線と巻線の間に絶縁コンパウンドを充填
する場合、これら膨らんだ巻線と巻線の間に気泡が残り
これら膨らんだ巻線間の絶縁を確実に保つことができな
いという問題点がある。また、絶縁コンパウンドを充填
した場合、巻セクション34aから巻セクション34b
へわたる渡り溝33内の巻線のまわりにも気泡が残るこ
とがある。巻線に高電圧が印加されると渡り溝33内の
巻線と巻セクション34a、または、巻セクション34
bに何層にも巻回された巻線で渡り溝33に面した巻線
が気泡により絶縁を確実に保つことができないという問
題点がある。
【0005】そこで、本発明の目的は渡り溝の部分で確
実に絶縁を保つことができるコイルボビンを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は、胴体に対してその胴体の外周面を複数の
巻セクションに分割する複数のつばが設けられ、前記つ
ばには巻線を隣の巻セクションへ移行し、移行部の巻線
が隣の巻セクションに巻装される巻線に不接触とするよ
うに切り込み形成された渡り溝を備えたコイルボビンに
おいて、前記渡り溝には前記巻線の移行を許容し、つば
よりも肉薄部分を有する絶縁壁が設けられたことを要旨
とする。
【0007】
【作用】このように構成された本発明では、渡り溝に設
けられた絶縁壁により互いに隣の巻セクション巻回され
た巻線同士が電気的に絶縁される。また、渡り溝を通る
巻線は渡り溝を移行した後の次の巻セクションの巻き始
め部分と移行前の隣りの巻セクションの巻き終わり部分
との間が斜状に張られることになる。この巻セクション
間を移行する巻線は巻装された巻線とは接触しない。さ
らに、絶縁壁が設けられているため絶縁コンパウンド充
填時に渡り溝に気泡が残ることはない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した第一実施例を図に
従って説明する。図2に示すように、コイルボビン1は
巻線が巻回される円筒状の胴体2とその胴体2の外周面
に複数枚形成されたつば3とから構成されている。これ
らつば3は円筒状に胴体2と一体に形成されるととも
に、胴体2の後ろ方向に亘って形成されている。これら
つば3により胴体2が複数の巻セクション4に分割され
る。
【0009】このコイルボビン1の両端には四角柱状の
緩み止端子8と円柱状をなす一対のピン9a,9bがそ
れぞれ設けられている。各巻セクション4に巻回される
巻線の巻始端及び巻終端は緩み止端子8a,8bに5〜
6回巻かれそして2本の円柱状のピン9a,9bに巻止
められる。そして、2本の円柱状のピン9a,9bには
リード線(図示しない)がハンダ付けされている。
【0010】図3に示すように、このつば3には胴体2
の接線方向につば3の外周から胴体2に接する位置まで
渡り溝5が切込形成されている。すなわち、渡り溝5は
つば3の外周から渡り溝5の略中央までは切込まれ、残
りの部分には絶縁壁6が設けられている。図1に示すよ
うに、絶縁壁6は渡り溝5の終端面5c及び両内側面5
a,5bに対して一体に形成され、三角柱状とされてい
る。すなわち、絶縁壁6は渡り溝5の反切り込み方向に
向かって先がつば3よりも肉薄となる斜面6aが形成さ
れている。巻線7は巻セクション4aにおいて何層にも
巻かれた後の巻終わり部分から隣の巻セクション4bの
巻き始め部分間が渡り溝5内を移行する移行部となって
おり、その移行部は前記絶縁壁6の斜面6aにより、渡
り溝5内の移行が許容されている。
【0011】渡り溝5の内側面5bにおける先端のつば
3にはテーパー面10が設けられている。このテーパー
面10は巻線の巻き始めから巻き終わりにかけて、すな
わち、巻セクション4aから隣の巻セクション4bに向
けて末広がりなテーパー状に設けてある。この結果、巻
線を巻セクション4aから巻セクション4bに渡す場
合、巻線はテーパー面10を滑るのでスムーズに渡すこ
とができる。
【0012】上記のように構成されたコイルボビン1の
作用について説明する。巻線は緩み止端子8aとピン9
aから緩み止端子8bとピン9bに向けて順に各巻セク
ション4に何層にも巻回される。巻線7の巻始端と巻終
端がピン9a,9bに巻止められる。巻セクション4a
と巻セクション4bの間は渡り溝5を経て巻線が巻回さ
れる。この場合、巻線7はテーパー面を滑って移動す
る。このように巻線7が巻回されたコイルボビン1を図
示しないコイルケースに収納し、常圧で絶縁コンパウン
ドを流し込んで充填し硬化する。
【0013】本実施例のコイルボビン1によれば、渡り
溝5の内は巻セクション4bに巻回されて形成された巻
線の束と絶縁壁6の間が狭く形成されるため、絶縁コン
パウンドを充填する以前に含浸されたワニスが十分にこ
の狭い隙間に含浸する。そのため、絶縁コンパウンドを
充填しても従来と異なり気泡が溜まりにくい。従って、
渡り溝5内には気泡が形成されないため、渡り溝5に面
する巻線間は絶縁コンパウンドにより絶縁が確実に保て
るようになった。
【0014】また、巻セクション4aと隣の巻セクショ
ン4bにおいて渡り溝5に面する巻線の束は絶縁壁6に
より隔てられているので絶縁を確実に保つことができ
る。また、絶縁コンパウンド充填時渡り溝5に気泡が溜
まりにくいので常圧でできる。
【0015】また、たとえ緩み止端子8とピン9の間で
巻線が切れても緩み止端子8に5〜6回余分に巻回され
た巻線を巻き戻しすれば、その巻き戻し部分を緩み止端
子8とピン9間に接続し直せば、容易に修理することが
できる。
【0016】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下
のように変更してもよい。上記実施例では渡り溝5内に
三角柱状の絶縁壁6を形成したが、図4に示すように、
つば3の周回方向に側面が徐々に肉薄になるような三角
柱状の絶縁壁6を設けてもよい。また、図5に示すよう
に、図4の絶縁壁6で渡り溝5の終端部と接する部分を
つば3と同じ肉厚に設けてもよい。また、上記実施例で
は胴体2、つば3は円形で示したが、角形でもよい。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
渡り溝の部分で確実に絶縁を保つことができるという優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】つばの渡り溝の斜視図である。
【図2】コイルボビンの正面図である。
【図3】図2のXーX線断面図である。
【図4】他の実施例の渡り溝の斜視図である。
【図5】他の実施例の渡り溝の斜視図である。
【図6】従来のコイルボビンの正面図である。
【図7】従来のコイルボビンの渡り溝の斜視図でる。
【図8】従来のコイルボビンの渡り溝の正面図である。
【符号の説明】
2…胴体、3…つば、5…渡り溝、6…絶縁壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴体(2)に対してその胴体(2)の外周
    面を複数の巻セクションに分割する複数のつば(3)が
    設けられ、前記つば(3)には巻線を隣の巻セクション
    へ移行し、移行部の巻線が隣の巻セクションに巻装され
    る巻線に不接触とするように切り込み形成された渡り溝
    (5)を備えたコイルボビンにおいて、 前記渡り溝(5)には前記巻線の移行を許容し、つば
    (3)よりも肉薄部分を有する絶縁壁(6)が設けられ
    たことを特徴とするコイルボビン。
JP1906693A 1993-02-05 1993-02-05 コイルボビン Pending JPH06231981A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1906693A JPH06231981A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 コイルボビン
CA002114564A CA2114564C (en) 1993-02-05 1994-01-31 Transformer unit and coil case and coil bobbin for use therefor
DE69410302T DE69410302T2 (de) 1993-02-05 1994-02-01 Transformatoranordnung und Spulenbehälter
US08/190,353 US5754086A (en) 1993-02-05 1994-02-01 Transformer unit and coil case and coil bobbin for use therefor
EP94101496A EP0609850B1 (en) 1993-02-05 1994-02-01 Transformer unit and coil case
ES94101496T ES2115791T3 (es) 1993-02-05 1994-02-01 Unidad de transformador y caja de bobina.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1906693A JPH06231981A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 コイルボビン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06231981A true JPH06231981A (ja) 1994-08-19

Family

ID=11989060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1906693A Pending JPH06231981A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 コイルボビン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06231981A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005340482A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Matsushita Electric Works Ltd ボビン、インダクタンス、トランス、およびパルス発生装置。
US9672966B2 (en) 2014-12-01 2017-06-06 Denso Corporation Bobbin, winding apparatus and coil

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005340482A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Matsushita Electric Works Ltd ボビン、インダクタンス、トランス、およびパルス発生装置。
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