JPH06230811A - ロボットの制御装置 - Google Patents
ロボットの制御装置Info
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- JPH06230811A JPH06230811A JP30930193A JP30930193A JPH06230811A JP H06230811 A JPH06230811 A JP H06230811A JP 30930193 A JP30930193 A JP 30930193A JP 30930193 A JP30930193 A JP 30930193A JP H06230811 A JPH06230811 A JP H06230811A
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Abstract
や原点サーチ範囲を設定できるロボットの制御装置を提
供する。 【構成】 座標変換に使われるオフセットデータをロボ
ットの制御装置に取り付けられたオフセットデータ設定
器によって設定する。
Description
し、特に座標変換用オフセットデータの設定及び原点サ
ーチの範囲の設定の改良に関するものである。
は、一旦サーボが解除されたならば、その後にロボット
を使用可能とするためには、原点出しの操作が必要であ
る。この原点出しの操作は、所定の範囲内で原点が見つ
かるようなものでなくてはならないので、原点サーチ範
囲の設定が必要である。
範囲設定装置は次のように構成されている。原点サーチ
動作時のエラーチェックのために使用される原点サーチ
範囲データを求め、求められたデータをロボットの制御
装置に設定する。この範囲設定装置は表示装置とキーボ
ード及びそれらの制御を行うためのCPUから構成され
ており、キーボードからモータ1個に対して「サーチ開
始カウント数」,「サーチ終了カウント数」の2つのデ
ータが入力され、CPUによってロボットの制御装置に
送られる。ロボットの制御装置は送られてきた「サーチ
開始カウント数」,「サーチ終了カウント数」のデータ
を受け取り、内部の不揮発性のRAMに記憶する。
問題がある。即ち、製造上の誤差等に起因する機体間の
相違が存在し、そのために、ロボット制御装置では、こ
の相違のために発生するオフセット量を補償する装置が
必要となる。これがオフセット設定装置である。ロボッ
トの制御装置における座標変換用の従来のオフセットデ
ータ設定装置は次のように構成されている。
る機体間の違いを補正するためのオフセットデータを測
定によって求め、求められたこのオフセットデータをオ
フセットデータ設定装置で設定する。
ード及びそれらの制御を行うためのCPUから構成され
ており、キーボードから入力されたオフセットデータは
CPUによって、ロボットの制御装置によって送られ
る。ロボットの制御装置は、設定装置から送られてきた
オフセットデータを受け取り、内部の不揮発性のRAM
に記憶する。この記憶されたオフセットデータは、ロボ
ットの制御装置のイニシャル処理時に、前記不揮発性の
RAMとは異なるRAM上に記憶され、座標変換処理に
おいて使用される。
原点サーチ範囲を設定する従来にかかわる手法では、原
点サーチ範囲データ設定装置がキーボードと表示装置に
よって構成され、原点サーチ範囲データとして、モータ
1個に対して「サーチ開始カウント数」及び「サーチ終
了カウント数」の2つのデータを設定する必要があり、
又設定するデータの桁数も多いという欠点がある。
タ設定装置においては、それがキーボードと表示装置に
よって構成され、座標変換用オフセットデータがロボッ
トの制御装置のイニシャル処理時に座標変換処理用にR
AM上に記憶される構成となっているため、次のような
欠点があった。
定装置が必要であり、又設定されているデータが常時確
認できない。
ットの制御装置のイニシャル処理時に座標変換処理用と
してRAM上に記憶されるために、ロボットの動作中に
オフセットデータの設定値を変更しても、ロボットの動
作に影響を与えず、変更されたオフセットデータによる
ロボットの動作位置の変化を確認するためには、再度ロ
ボットの制御装置のイニシャル処理を行う必要がある。
の問題を解決するために提案されたもので、その構成に
よれば、座標変換に使われるオフセットデータをロボッ
トの制御装置に取り付けられたオフセットデータ設定器
によって設定することにより、特別な設定装置を必要と
せずに変更することができる。
値を直読可能なスイッチで構成されていることにより、
設定されているデータが常時確認できる。
オフセットデータ設定器の設定値を常時オフセットデー
タに反映させる構成を取ることによって、オフセットデ
ータを変化させると直に、ロボットの動作位置を変える
ことができる。
囲データをロボットの制御装置に取り付けられた原点サ
ーチ範囲データによって設定することにより、特別な設
定装置を必要とせずに変更することができる。
ば、設定器が設定値を直読可能なスイッチで構成されて
いることにより、設定されているデータが常時確認でき
る。
ば、原点サーチ動作時に、原点センサがONしてから原
点サーチが終了するまでのモータの駆動量を、原点サー
チ範囲設定器によって設定することによって、高速で確
実な原点サーチ動作を行うことができるロボット制御装
置を提供するものである。
ば、原点サーチ範囲の設定をあらかじめオーバーラップ
して設定された設定値より選択して設定することによっ
て設定するデータがモータ1個に対して1つで済み、か
つ原点サーチ動作の信頼性も向上する。
適な実施例を説明する。
ームのスカラー型ロボット装置に対するロボット制御装
置300である。ロボット制御装置300とロボット装
置とによりロボットシステムが構成されている。図1に
は、このロボットシステムにおいて、図2のロボット装
置から機械的な構成部分を取り除いたモータユニットと
ロボット制御装置300との接続を示している。このロ
ボット制御装置には、通常のロボット制御機能のほか
に、以下の2つの大きな機能が備えられている。 :原点サーチを行なう機能、 :オフセットを補正する機能。
がら、実施例のロボットシステムの全体構成について説
明する。
モータユニット(201,202)と、バス123を介
して接続されている。2つのモータユニット201,2
02が備えられるのは、実施例のロボット装置が2軸ア
ーム構成のためである。
うためのCPU120と、原点サーチプログラムとオフ
セット算出プログラムとを格納したROM121と、デ
ータを格納するためのRAM122と、各ブロックを接
続するためのバス123などからなる。RAM122内
には、制御のために必要な各種レジスタやカウンタ領域
が設定される。
101〜104は、の機能を実現するためにオフセッ
トデータを設定するためのスイッチ、106はスイッチ
の内容をCPU120が読み込むための入力インターフ
ェース、130はロボットを駆動するためのモータ、1
32はモータの回転位置を検出するためのエンコーダ、
131はモータを駆動するためのドライバ、133はエ
ンコーダ132の信号をカウントするカウンタである。
めの原点サーチ範囲を入力するためのスイッチ、112
はこのモータユニットが駆動するアームの原点位置を検
出するための原点センサである。
が構成され、同様にモータユニット202も構成され
る。
ける、2つの、アーム(301,302)、モータ(1
30等)、エンコーダ(132等)、原点センサ(11
2,140)の位置を示す。
のデータスイッチ101〜104,原点サーチ範囲デー
タ入力のためのスイッチ110は、図2のスイッチボー
ド160に設けられている。このボード160は、アー
ムが動作するときにアームと干渉しない位置、さらに、
操作者がデータを設定するのに不便でないような位置で
あればどこでもよい。図4は、このボード160におけ
るスイッチの配置を示す。個々のスイッチは、図4にお
いて、DSWとして表す。スイッチDSWは、図5に示
すように、ダイヤルにより0からFまでの値を設定でき
る。操作者は、このダイヤルを見ることによって、設定
値の直読が可能である。なお、これらスイッチは横一列
が1軸に対応する。本実施例においては2軸が使用され
るので、上から2列のスイッチ群が使用される。
である。以下、順に、原点サーチ動作、オフセット量算
出動作について説明する。
00において、電源投入時に、ロボットアーム301及
びロボットアーム302の位置を確認するために原点サ
ーチ動作を行う。以下に、ロボットアーム301の原点
サーチ動作について説明する。
れているプログラム(図6)に従って以下の様な手順で
処理を行う。
力インタフェース106を通して、原点センサ112の
状態を読み取る。ここで、原点センサ112がON状態
であれば、一度原点センサ112がOFF状態になるま
で、正方向(原点サーチする方向と逆方向)にモータ1
30を動作させる(ステップS3)。以下、説明を簡略
化するために、原点センサ112がOFFしている状態
にあるものとして説明する。
タフェース106を通して、原点センサ112の状態を
読み取り、原点センサ112がONになるまで、ステッ
プS2においてモータ130を動作させる。原点センサ
112がONしたら、CPU120はステップS5で、
エンコーダ132の出力信号であるカウンタ133の値
POSを0にクリアする。次に、ステップS6でモータ
130の駆動速度を低下させ、エンコーダ132からの
インデックス信号INDEXの監視を開始する。これ
で、原点サーチの体制が整ったことになる。
点サーチの実際の手順である。この手順は、ステップS
8で、信号INDEXを監視しながら、INDEXが、
カウンタ133の値POSが操作者が設定した原点サー
チ範囲内(S≦POS≦E)で発生したことが確認され
た(ステップS10)ならば、その時のカウント値PO
Sをもって原点位置とする(ステップS12)というも
のである。原点サーチ範囲は、ステップS7において、
既に設定されているスイッチ110から入力される。
ーチ開始カウント数」S未満である内に、エンコーダ1
32のインデックス信号INDEXが発生したら、モー
タ130の駆動を停止させエラーであると判定する(ス
テップS13)。又、カウンタ133のデータPOSが
「サーチ終了カウント数」Eより大きくなっても、イン
デックス信号INDEXが検出できない場合も、同様に
モータ130の駆動を停止させエラーであると判定する
(ステップS13)。カウンタ133のデータが「サー
チ開始カウント数」以上「サーチ終了カウント数」以下
である内にインデックス信号が発生した場合は、モータ
130の駆動を停止させ(ステップS11)、その時の
カウンタ133のデータを「サーチパルス測定値」とし
てRAM121に記憶し、原点出し動作が正常に終了し
たと判定する(ステップS12)。
終了カウント数E」を設定する理由は、ノイズ等の原因
によってエンコーダ132のインデックス信号の検出に
失敗した場合に原点サーチ終了位置がモータ130の1
回転分違ってしまうことを防止するためである。そこ
で、「サーチ開始カウント数S」及び「サーチ終了カウ
ント数E」の設定について説明する。前記2つのデータ
は、CPU120が、ステップS7において、入力イン
タフェース106を通してスイッチ110によってセッ
トされた「サーチ範囲データ」を取り込むことによって
設定される。
2ごとに行なわれ、各モータについて原点サーチ動作が
行われる。
い数字の桁数が多いために、その作業が面倒である。そ
こで、図7に示したような変換テーブルを、ROM12
1内に用意しておき、スイッチ110(図4,図5)の
みにより、0〜Fまでの16通りのデータを入力可能と
し、この入力された1桁の数値により、予め設定された
サーチ範囲をROM121のテーブル(図7)から索引
する。
チ範囲データ設定表における「サーチ開始カウント数
S」及び「サーチ終了カウント数E」のオーバーラップ
について説明する。ここで、オーバラップとは、図7に
おいて、例えば、最初のサーチ範囲が終了位置のカウン
ト値で2500であるのに、次の範囲の開始カウント値
が1000であるということである。図7の表に示され
たようなサーチ範囲は、前述したように1つのスイッチ
110の1桁の数値入力によって設定できる。以下、オ
ーバラップさせることの理由を説明する。
の要因によって、原点サーチ動作時に原点センサ112
がONした後、エンコーダ132のインデックスパルス
が発生するまでのパルス数「サーチカウント測定値PO
S」は、最大エンコーダ132の1回転分ロボットによ
って異なってしまう可能性がある。エンコーダ132
は、一回転に一つの信号INDEXが発生するようにな
っているからである。この図7の例は、1回転分のカウ
ント数が4000であるようなエンコーダ132を使用
した場合のものであり、スイッチDSWから入力された
「サーチ範囲データ」をn(n=0〜15)とし、「サ
ーチ開始カウント数」をSとし、「サーチ終了カウント
数」をEとすると、 S=500×(n+1)、 E=S+4000/2 の式で生成することができる。
「サーチ終了カウント数」Enとサーチ範囲データをn
+1とした時の「サーチ開始カウント数」Sn+1がオー
バーラップして設定されていることについて以下に説明
する。
図において、測定された「サーチカウント測定値PO
S」が1750であった場合、設定すべき「サーチ範囲
データn」として、n=0又はn=1のどちらをセット
しても、「サーチカウント測定値POS」のバラツキに
対するマージンは最低750カウント得られる。マージ
ンの設定を行う理由は、「サーチパルス測定値POS」
は、原点センサ112の応答特性が温度変化、経年変化
等によって変化した場合に変動する可能性があるためで
ある。なお、サーチ範囲は、予め検出した際の原点のデ
ータを基に設定され、以降の原点サーチに活かされるも
のである。また、サーチ範囲設定のための図7に示した
表において、サーチ範囲を8000〜10000まで設
定しているのは以下の理由による。すなわち、本実施例
においては、エンコーダは4000カウントであり、オ
ーバーラップを考慮してもサーチ範囲は4500〜65
00まで設定されていれば良いのであるが、この範囲は
n=8のときにあたり、このn=8は4ビットでなけれ
ば表わすことができず、本来必ずしも必要ないが設定し
ている。
て、前記の理由(ステップS10)でエラーが発生した
場合、何度かリトライ動作を行う様なプログラムをRO
M121内に格納しておき、CPU120によって実行
させることによって、原点出しの信頼性を向上させるこ
とが可能となる。
る。前記した説明による原点サーチ動作では、原点セン
サ112がONしたら直にモータ130の駆動速度を低
下させ、インデックス信号INDEXを監視する構成と
なっているため、インデックス信号INDEXの発生位
置が原点センサ112がONした位置より離れている場
合には、原点サーチが終了するのが遅くなってしまう。
そこで、原点センサ112がONしても直にモータ13
0の駆動速度を低下させるのではなく、カウンタ133
のデータが「サーチ開始カウント数S」になったら、モ
ータ130の駆動速度を低下させる構成に変更すること
によって、高速の原点サーチが可能となる。
可能なスイッチ110で構成されているため、特別な手
段を必要とせずに常に設定されている「サーチ範囲デー
タ」を確認することができ、又、容易に変更することが
できる。
してから原点サーチが終了するまでのモータの駆動量
を、原点サーチ範囲設定スイッチによって設定すること
によって、高速で確実な原点サーチを行うことができる
効果がある。
オーバーラップして設定された設定値より選択して設定
することによって、設定するデータがモータ1個に対し
て1つで済み、かつ原点サーチの信頼性も向上させると
いう効果がある。
は、原点サーチを行なった後で、オフセットの補正を行
なう。このオフセットはロボットの製造上の誤差等に起
因する機体間の違いにより発生するもので、その値を知
ることはその補正するために必要である。
よって求められる。求められたオフセットデータは、ス
イッチ101〜104(図1)によってセットされる。
ここで、101のスイッチには最上位桁のデータをセッ
トし、以下順次データをセットするものとする。ここ
で、仮に測定によって求められたオフセットデータが
“1234”であるとする。
れているプログラムに従って以下の様な手順で処理を行
う。
6を通して、スイッチ101〜104のデータを取り込
む。この場合、取り込まれたデータは1234であり、
取り込まれたデータはRAM122に格納される。この
データは座標変換時に使用される。
2ごとに行なわれ、各モータに対するオフセットデータ
がRAM122にそれぞれ格納される。
1のアーム301(軸)についてのオフセット量の算出
手順について、図9,図10(A),図10(B)を参
照しながら説明する。ただし、エンコーダの一回転のパ
ルス数は4000とする。アームは原点位置(図9の5
01)にあるものとする。
しておき、オフセット算出の準備としてCOIN幅を5
00パルスに設定する。ここで、COIN幅とは、軸の
回転停止時における位置偏差(=指令値−現在値)の許
容範囲を表わすものである。ステップT2 :サーボ回路の現在の速度積分ゲイン値を
セーブしておき、その後ゲイン値を0にする。ステップT3 :測定対象の軸をサーボフリーにする。ステップT4 :測定対象の軸をCW方向に、校正用のス
トッパ(図9の500)の1ミリメータ手前まで移動さ
せて、この位置をポイントP(1)として記憶する。図
9を参照。ステップT5 :同軸をCCW方向に、校正用のストッパ
の1ミリメータ手前まで移動させて、この位置をポイン
トP(2)として記憶する。図9を参照。ステップT6 :測定対象の軸をサーボロックする。ステップT7 :P(1)側のオフセット値をステップT
7-1〜T7-6において測定する。 ステップT7-1:P(1)に当該アームを移動する。 ステップT7-2:CW方向にPSパルス数だけ移動す
る。 ステップT7-3:安定のために約0.5秒待つ。 ステップT7-4:この時の偏差Δ1(=指令値−現在
値)を読みだす。 ステップT7-5:アームがストッパ500に当接したか
どうかを判断する。具体的には、偏差の絶対値がPtパ
ルス以上(Δ1≧Pt)ならば当接したと判断し、ステッ
プT7-6に進み、そうでないならば(Δ1<Pt)ステッ
プT7-2に戻る。 ステップT7-6:Δ1≧Ptのときの指令パルスデータを
CW方向の移動量とし、この量を図9においてAで表
す。ステップT8 :次にP(2)側のオフセット値を、ステ
ップT8-1〜T8-6において測定する。 ステップT8-1:P(2)に当該アームを移動する。 ステップT8-2:CCW方向にPSパルス数だけ移動す
る。 ステップT8-3:安定のために約0.5秒待つ。 ステップT8-4:この時の偏差Δを読みだす。 ステップT8-5:P(1)側と同様にアームがストッパ
500に当接したかどうかを判断する。具体的には、偏
差の絶対値がPtパルス以上(Δ2≧Pt)ならば、ステ
ップT8-6に進み、そうでないならば(Δ2<Pt)ステ
ップT8-2に戻る。 ステップT8-6:Δ2≧Ptのときの指令パルスデータを
CCW方向の移動量とし、この量を図9においてBで表
す。ステップT9 :CW方向の原点位置からの移動量AとC
CW方向の移動量Bより、所定の式にしたがって、オフ
セット量を求める。ステップT10 :ステップT1及びT2でセーブしてお
いた、COIN幅とサーボ回路の速度積分ゲイン値を読
みだして、セットする。
ト量は、 オフセットA=(A+B)/2−B−300000 で示すことができる。ここで、第1アームのオフセット
において、300000を減ずるのは、この処理を行なわない
場合には扱う値が大きくなり過ぎるためであり、それを
回避するために原点校正用のストッパ500の対角より
CCW方向に135度の位置を基準として第1アームの
オフセットを算出するようにしているためである。即
ち、本実施例では、エンコーダを1回転4000パル
ス、減速比1/200としているから、 (200×4000)×135度/360度=300000 となる。
以下のようにして求める。基本的には、第1アーム30
1の場合と同じであるので、第2アーム302特有の部
分について図11を用いて説明する。
するオフセット量は、オフセット算出用ピン510を第
2アーム302に嵌入し、第1アーム301に形成され
たオフセット算出用穴512の両端に当接することによ
って求める。CW方向に軸を回転させて第2アーム30
2に嵌入したピン510が穴512の端部512aに当
接したときの原点504からの位置(移動量)をA,C
CW方向に軸を回転させてピン510が穴512の端部
512bに当接したときの原点504からの位置(移動
量)をBとすると、第2アーム302のオフセット量
は、 オフセットB=(A+B)/2 で求められる。これらのA,Bは具体的には、図10
(A),(B)に示したフローチャートによって第1の
アームと同様にして求めることができる。なお、オフセ
ット算出が終了した後ピン510は第2アーム302か
ら抜かれるものである。
0(A)のステップT10に示すように通常使用状態に
戻されるから、第1アーム301,第2アーム302
は、これらアームの使用の際の基準点となるそれぞれ5
02,505から所定量離れたスタート位置507,5
08に移動される。
的な方法によっても可能である。すなわち、第2アーム
に前述のようにピンを嵌入し、第2アームを左右に回転
する。そして、第1アームのケージングが所定の位置に
至ったところのエンコーダ132の値を読む。次に、ピ
ンを解除して、第1アームを左右に回転させる。ロボッ
ト装置400のベースに捩込んだボルト(不図示)の頭
と第1アームの株に捩込んだボルト(不図示)の頭が当
たったところのエンコーダ132の値を読むようにす
る。
フセット補償によれば、オフセットデータ設定器は直読
可能なスイッチ101〜104で構成されているため、
特別な手段を必要とせずに常に設定されているオフセッ
トデータを確認することができる。
たオフセットデータは、一定時間ごとに前記動作が繰り
返されることによって、常にRAM122に最新のデー
タとして設定されるように構成されている。このため、
スイッチ101〜104で設定するオフセットデータを
変更することによって、直にロボットの動作位置を変更
させることが可能となる。このため、ロボットをぶつけ
たりしてオフセットデータが変わってしまった時に、現
場サイドでデータの修正が可能であり、ロボットのダウ
ンタイムが短縮できる効果がある。
制御装置によれば、オフセット補償のためのデータや、
原点サーチを行なうときの必要なデータが、簡単確実に
設定することができる。
図である。
明する図である。
図。
を説明する図。
ートである。(B)は(A)で示すフローチャートの一
部をより詳細に説明するためのフローチャートである。
理を説明する図。
Claims (6)
- 【請求項1】 ロボットの制御装置において、座標変換
を行うために必要な各軸のオフセットデータを、手動操
作可能な設定器によって設定することを特徴とするロボ
ットの制御装置。 - 【請求項2】 請求項1のロボットの制御装置におい
て、ロボットが2軸のカラーロボットであり、前記設定
器は設定値を直読可能なスイッチであることを特徴とす
るロボットの制御装置。 - 【請求項3】 請求項2のロボットの制御装置におい
て、前記設定器の設定値を常時オフセットデータに反映
させる様に構成されたことを特徴とするロボットの制御
装置。 - 【請求項4】 ロボットの制御装置において、原点サー
チ動作時に原点センサがONしてから原点サーチが終了
するまでのモータの駆動量の監視範囲を、手動操作の可
能な設定器によって設定することを特徴とするロボット
の制御装置。 - 【請求項5】 請求項4のロボットの制御装置におい
て、ロボットが2軸のカラーロボットであり、設定器が
設定値を直読可能なスイッチであることを特徴とするロ
ボットの制御装置。 - 【請求項6】 請求項5のロボットの制御装置におい
て、原点サーチ範囲の設定をあらかじめオーバーラップ
して設定された設定値より選択して設定することを特徴
とするロボットの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30930193A JP3387589B2 (ja) | 1992-12-11 | 1993-12-09 | ロボットの制御装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP33208192 | 1992-12-11 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06230811A true JPH06230811A (ja) | 1994-08-19 |
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ID=26565911
Family Applications (1)
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JP (1) | JP3387589B2 (ja) |
Cited By (2)
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JP2010033513A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-12 | Aisin Seiki Co Ltd | 位置制御装置 |
WO2017208870A1 (ja) * | 2016-05-30 | 2017-12-07 | ライフロボティクス株式会社 | 直動伸縮機構 |
Families Citing this family (1)
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KR102272294B1 (ko) * | 2019-12-23 | 2021-07-02 | 주식회사 코아로봇 | 가상축 인터페이스를 갖는 로봇제어장치 및 그 장치의 구동방법 |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP30930193A patent/JP3387589B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3387589B2 (ja) | 2003-03-17 |
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