JPH06230669A - 乾式電子写真用トナー容器 - Google Patents
乾式電子写真用トナー容器Info
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- JPH06230669A JPH06230669A JP3252593A JP3252593A JPH06230669A JP H06230669 A JPH06230669 A JP H06230669A JP 3252593 A JP3252593 A JP 3252593A JP 3252593 A JP3252593 A JP 3252593A JP H06230669 A JPH06230669 A JP H06230669A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- container
- vessel
- magnetic
- waste
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- Granted
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0207—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来技術の廃棄処理の問題を解決した新規な
トナー容器を提供すること、即ち、残存トナーが付着し
ている、又は廃トナーが充填された使用済みのトナー容
器を容器ごと溶融混練することによって、容易に容器用
材料や着色剤として再度使用することが出来るトナー容
器を提供すること。 【構成】 磁性トナーの供給用トナー容器及び／又はク
リーニング工程で発生する廃磁性トナー回収容器が、磁
性体を含有した熱可塑性樹脂よりなることを特徴とする
乾式電子写真用トナー容器。
トナー容器を提供すること、即ち、残存トナーが付着し
ている、又は廃トナーが充填された使用済みのトナー容
器を容器ごと溶融混練することによって、容易に容器用
材料や着色剤として再度使用することが出来るトナー容
器を提供すること。 【構成】 磁性トナーの供給用トナー容器及び／又はク
リーニング工程で発生する廃磁性トナー回収容器が、磁
性体を含有した熱可塑性樹脂よりなることを特徴とする
乾式電子写真用トナー容器。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性トナーを用いる乾
式電子写真複写機、プリンター及びＦＡＸ等、（以下複
写機等と略す）に使用されているトナー容器（供給用ト
ナー容器及び／又は、クリーニング廃トナー回収容器）
に関し、特に、再利用することが可能な新規な材料で形
成されたトナー容器に関する。
式電子写真複写機、プリンター及びＦＡＸ等、（以下複
写機等と略す）に使用されているトナー容器（供給用ト
ナー容器及び／又は、クリーニング廃トナー回収容器）
に関し、特に、再利用することが可能な新規な材料で形
成されたトナー容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、磁性トナーを用いる乾式電子写真
複写機、プリンター、ＦＡＸ等において用いられるトナ
ー容器（供給用トナー容器及び／又は、クリーニング廃
トナー回収容器）は、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、アクリル樹脂、又はこれらの樹脂をラミ
ネートした紙等により作製されている。これらの容器材
料は、各複写機等より要求される品質（大きさ、形状及
び強度等）及びコスト等を検討して選択される。そし
て、トナー供給容器は、複写機等へのトナーの供給が終
了すればトナーの付着した空容器となり、廃棄処分され
てきた。又、クリーニング工程で使用される廃トナー容
器は、複写機等の使用中に廃トナーが満杯になれば、適
宜、空容器と交換され、廃トナーが入った容器ごと廃棄
されている。これら廃棄の際の廃棄方法としては、両廃
容器とも埋立て等により処理されるものが多い。しか
し、昨今の埋立地の不足及び遠方化による廃棄費用の高
騰によるコスト高の問題、或いは埋立て時の粉塵や土壌
汚染等の環境問題により、廃棄方法の根本的対策が要望
されている。更に、世界的環境問題に鑑みると、これら
廃トナー等の容器をトナー容器用のリサイクル材料とし
て再利用し、廃棄物を減少させようとする動きが広まっ
て来ている。
複写機、プリンター、ＦＡＸ等において用いられるトナ
ー容器（供給用トナー容器及び／又は、クリーニング廃
トナー回収容器）は、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、アクリル樹脂、又はこれらの樹脂をラミ
ネートした紙等により作製されている。これらの容器材
料は、各複写機等より要求される品質（大きさ、形状及
び強度等）及びコスト等を検討して選択される。そし
て、トナー供給容器は、複写機等へのトナーの供給が終
了すればトナーの付着した空容器となり、廃棄処分され
てきた。又、クリーニング工程で使用される廃トナー容
器は、複写機等の使用中に廃トナーが満杯になれば、適
宜、空容器と交換され、廃トナーが入った容器ごと廃棄
されている。これら廃棄の際の廃棄方法としては、両廃
容器とも埋立て等により処理されるものが多い。しか
し、昨今の埋立地の不足及び遠方化による廃棄費用の高
騰によるコスト高の問題、或いは埋立て時の粉塵や土壌
汚染等の環境問題により、廃棄方法の根本的対策が要望
されている。更に、世界的環境問題に鑑みると、これら
廃トナー等の容器をトナー容器用のリサイクル材料とし
て再利用し、廃棄物を減少させようとする動きが広まっ
て来ている。
【０００３】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、ト
ナーの付着した空容器や廃トナーが充填された容器をそ
のまま溶融、混練して再利用材料とすることは、以下の
理由で不可能であった。 （１）容器材料が紙を含んでいると、溶融、混練が不可
能であり、材料化することが出来ない。 （２）例え容器材料が熱可塑性樹脂だけで構成されてい
るとしても、付着しているトナーあるいは充填されてい
る廃トナーとの比重差が大きく、均一の溶融混練が難し
い。 （３）トナー容器の色が黒色以外の時は勿論、例え黒色
であっても、廃トナーが含有されると色味が異なり、再
利用材料で作製した容器は、バージン材料容器と異なる
黒色味の容器となってしまうという問題がある。 又、使用済の空容器や廃トナーの充填された容器からト
ナーを除き、残った樹脂容器のみをリサイクル材料とし
て使用することは、勿論可能であるが、この場合には、
物理的にも、経済的にも難しい作業を大規模に展開しな
ければならず、実用的に不可能である。
ナーの付着した空容器や廃トナーが充填された容器をそ
のまま溶融、混練して再利用材料とすることは、以下の
理由で不可能であった。 （１）容器材料が紙を含んでいると、溶融、混練が不可
能であり、材料化することが出来ない。 （２）例え容器材料が熱可塑性樹脂だけで構成されてい
るとしても、付着しているトナーあるいは充填されてい
る廃トナーとの比重差が大きく、均一の溶融混練が難し
い。 （３）トナー容器の色が黒色以外の時は勿論、例え黒色
であっても、廃トナーが含有されると色味が異なり、再
利用材料で作製した容器は、バージン材料容器と異なる
黒色味の容器となってしまうという問題がある。 又、使用済の空容器や廃トナーの充填された容器からト
ナーを除き、残った樹脂容器のみをリサイクル材料とし
て使用することは、勿論可能であるが、この場合には、
物理的にも、経済的にも難しい作業を大規模に展開しな
ければならず、実用的に不可能である。
【０００４】従って、本発明の目的は、上述の従来技術
の廃棄処理の問題を解決した新規なトナー容器を提供す
ることにある。即ち、残存トナーが付着している、又は
廃トナーが充填された使用済みのトナー容器を容器ごと
溶融混練することによって、容易に容器用材料や着色剤
として再度使用することが出来るトナー容器を提供する
ものである。
の廃棄処理の問題を解決した新規なトナー容器を提供す
ることにある。即ち、残存トナーが付着している、又は
廃トナーが充填された使用済みのトナー容器を容器ごと
溶融混練することによって、容易に容器用材料や着色剤
として再度使用することが出来るトナー容器を提供する
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の本
発明によって達成される。即ち、本発明は、磁性トナー
の供給用トナー容器及び／又はクリーニング工程で発生
する廃磁性トナー回収容器が、磁性体を含有した熱可塑
性樹脂よりなることを特徴とする乾式電子写真用トナー
容器である。
発明によって達成される。即ち、本発明は、磁性トナー
の供給用トナー容器及び／又はクリーニング工程で発生
する廃磁性トナー回収容器が、磁性体を含有した熱可塑
性樹脂よりなることを特徴とする乾式電子写真用トナー
容器である。
【０００６】
【作用】本発明のトナー容器は、従来のものと異なり下
記に挙げた利点を有する。 （１）付着したトナーや廃トナーとの比重差が少ない容
器材料を用いている為、再利用する場合に廃トナー等と
均一な溶融混練することが出来、容易にリサイクルする
ことが可能なトナー容器である。 （２）残存トナーや廃トナーが含有されたままでリサイ
クル処理をし、再度トナー容器を成形した場合にも、か
かるリサイクル容器はバージン材料容器と比較して、黒
色濃度及び黒色味が同じで、区別されない色調のトナー
容器となる。 （３）磁性体を含んだ材料を使用している為、強度が改
善されたトナー容器となる。
記に挙げた利点を有する。 （１）付着したトナーや廃トナーとの比重差が少ない容
器材料を用いている為、再利用する場合に廃トナー等と
均一な溶融混練することが出来、容易にリサイクルする
ことが可能なトナー容器である。 （２）残存トナーや廃トナーが含有されたままでリサイ
クル処理をし、再度トナー容器を成形した場合にも、か
かるリサイクル容器はバージン材料容器と比較して、黒
色濃度及び黒色味が同じで、区別されない色調のトナー
容器となる。 （３）磁性体を含んだ材料を使用している為、強度が改
善されたトナー容器となる。
【０００７】
【好ましい実施態様】本発明のトナー容器は、磁性トナ
ー供給容器及び／又はクリーニング工程における廃トナ
ー回収容器が、磁性体が含有された熱可塑性樹脂よりな
ることを特徴とする。本発明に用いられる熱可塑性樹脂
に含有させる磁性体としては、粒径が０．１〜１．０μ
ｍの四三酸化鉄（Ｆｅ3Ｏ4 、黒色）、γ−三二酸化鉄
（γ−Ｆｅ2Ｏ3 、茶色）及び四三酸化コバルト（ＣＯ3
Ｏ4 ）等が挙げられる。但し、リサイクル材料として用
いる場合を考慮すると、複写機等用の磁性トナーに使用
される磁性体が主に四三酸化鉄を主体とするものである
為、容器材料中に含有される磁性体も必然的に四三酸化
鉄主体のものとすることが好ましい。又、本発明のトナ
ー容器に用いる熱可塑性樹脂としては、成型性及び強度
等を考えて、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、アクリル樹脂（ポリメタアクリレート、ポリメチ
ルメタアクリレート、ポリエチルメタアクリレート等）
等を使用することが可能であるが、トナーの融点（１０
０〜１３０℃）と近似させるという点から、ポリエチレ
ン又はポリスチレンを使用することが好ましい。
ー供給容器及び／又はクリーニング工程における廃トナ
ー回収容器が、磁性体が含有された熱可塑性樹脂よりな
ることを特徴とする。本発明に用いられる熱可塑性樹脂
に含有させる磁性体としては、粒径が０．１〜１．０μ
ｍの四三酸化鉄（Ｆｅ3Ｏ4 、黒色）、γ−三二酸化鉄
（γ−Ｆｅ2Ｏ3 、茶色）及び四三酸化コバルト（ＣＯ3
Ｏ4 ）等が挙げられる。但し、リサイクル材料として用
いる場合を考慮すると、複写機等用の磁性トナーに使用
される磁性体が主に四三酸化鉄を主体とするものである
為、容器材料中に含有される磁性体も必然的に四三酸化
鉄主体のものとすることが好ましい。又、本発明のトナ
ー容器に用いる熱可塑性樹脂としては、成型性及び強度
等を考えて、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピ
レン、アクリル樹脂（ポリメタアクリレート、ポリメチ
ルメタアクリレート、ポリエチルメタアクリレート等）
等を使用することが可能であるが、トナーの融点（１０
０〜１３０℃）と近似させるという点から、ポリエチレ
ン又はポリスチレンを使用することが好ましい。
【０００８】次に、容器材料中への磁性体の含有量とし
ては、２〜６０ｗｔ％含有させることが可能である。容
器中に２ｗｔ％含有させれば、十分な黒色濃度及び色味
を有する容器が得られ、廃トナーを多く含有したリサイ
クル材料容器と比較しても、黒色濃度及び色味で区別さ
れることはない。逆に、磁性体の含有量が２ｗｔ％未満
では、黒色濃度及び色味が飽和せず、廃トナー等を多く
含有したリサイクル容器と区別され、問題となる。又、
磁性体の含有量が６０ｗｔ％を越えると、溶融粘度が上
昇してしまい容器成型が困難となる。従って、以上の点
から特に好ましい磁性体含有量は、１０〜２０ｗｔ％で
ある。尚、一般に磁性トナーの磁性体含有率は、３０〜
５０ｗｔ％であるので、廃トナーが充填された容器をリ
サイクル材料に用いる場合には、この点を考慮して廃ト
ナー容器の添加比率を決定する必要がある。しかしなが
ら、一度に多種類の廃磁性トナー容器をリサイクル材料
として使用する場合、各磁性トナーの磁性体含有率を考
慮することは技術的に不可能である為、平均磁性体含有
率（４０ｗｔ％）と仮定して、廃トナー容器の添加比率
を決定することが好ましい。
ては、２〜６０ｗｔ％含有させることが可能である。容
器中に２ｗｔ％含有させれば、十分な黒色濃度及び色味
を有する容器が得られ、廃トナーを多く含有したリサイ
クル材料容器と比較しても、黒色濃度及び色味で区別さ
れることはない。逆に、磁性体の含有量が２ｗｔ％未満
では、黒色濃度及び色味が飽和せず、廃トナー等を多く
含有したリサイクル容器と区別され、問題となる。又、
磁性体の含有量が６０ｗｔ％を越えると、溶融粘度が上
昇してしまい容器成型が困難となる。従って、以上の点
から特に好ましい磁性体含有量は、１０〜２０ｗｔ％で
ある。尚、一般に磁性トナーの磁性体含有率は、３０〜
５０ｗｔ％であるので、廃トナーが充填された容器をリ
サイクル材料に用いる場合には、この点を考慮して廃ト
ナー容器の添加比率を決定する必要がある。しかしなが
ら、一度に多種類の廃磁性トナー容器をリサイクル材料
として使用する場合、各磁性トナーの磁性体含有率を考
慮することは技術的に不可能である為、平均磁性体含有
率（４０ｗｔ％）と仮定して、廃トナー容器の添加比率
を決定することが好ましい。
【０００９】本発明のトナー容器は、上記した様な熱可
塑性樹脂と磁性体（四三酸化鉄Ｆｅ3Ｏ4 等）とを原料
として、次に挙げる工程により作られる。 （１）熱可塑性樹脂及び磁性体をヘンシェルミキサー等
で均一に分散する。 （２）分散物をエクストルーダーで溶融混練後、ストラ
ンド状に押し出し、ペレタイザーで切断してペレットを
作製する。又は、 （２´）分散物をエクストルーダー、ロールミルで溶融
混練後、粉砕機で１０ｍｍ以下の粗砕物を作製する。 （３）ペレット又は粗砕物を成形機に投入し、トナー容
器を成形する。
塑性樹脂と磁性体（四三酸化鉄Ｆｅ3Ｏ4 等）とを原料
として、次に挙げる工程により作られる。 （１）熱可塑性樹脂及び磁性体をヘンシェルミキサー等
で均一に分散する。 （２）分散物をエクストルーダーで溶融混練後、ストラ
ンド状に押し出し、ペレタイザーで切断してペレットを
作製する。又は、 （２´）分散物をエクストルーダー、ロールミルで溶融
混練後、粉砕機で１０ｍｍ以下の粗砕物を作製する。 （３）ペレット又は粗砕物を成形機に投入し、トナー容
器を成形する。
【００１０】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。 実施例１ ポリエチレン樹脂９０ｗｔ部と、磁性体（四三酸化鉄Ｆ
ｅ3Ｏ4 等、平均粒径０．３μｍ）１０ｗｔ部とをエク
ストルーダーで溶融混練し、押し出し後、断裁して磁性
体含有量１０ｗｔ％の着色ペレットを作製した。このペ
レットを用い、成形機にて、キヤノン製複写機ＮＰ−３
５２５用の本発明クリーニング廃トナー回収容器（フタ
を含む）を作製した。重量はフタを含めて１００ｇであ
った。この容器は十分な黒色濃度及び色味があり、強度
も磁性体を添加しない容器に比べて強いことが確認され
た。
明する。 実施例１ ポリエチレン樹脂９０ｗｔ部と、磁性体（四三酸化鉄Ｆ
ｅ3Ｏ4 等、平均粒径０．３μｍ）１０ｗｔ部とをエク
ストルーダーで溶融混練し、押し出し後、断裁して磁性
体含有量１０ｗｔ％の着色ペレットを作製した。このペ
レットを用い、成形機にて、キヤノン製複写機ＮＰ−３
５２５用の本発明クリーニング廃トナー回収容器（フタ
を含む）を作製した。重量はフタを含めて１００ｇであ
った。この容器は十分な黒色濃度及び色味があり、強度
も磁性体を添加しない容器に比べて強いことが確認され
た。
【００１１】次に、この容器をＮＰ−３５２５複写機に
セットし、廃トナーが容器の８０％程度充填したところ
で取り出し、上記で作製したフタで口を閉めた。この際
の容器全体の重量は５００ｇであり、そのうち廃トナー
の重量は４００ｇであった。ＮＰ−３５２５用トナーの
磁性体含有率は約３５％であることを考慮し、バージン
ポリエチレン樹脂１８０ｗｔ部と、廃トナーの充填され
た上記の容器１００ｗｔ部とを準備した。これらのポリ
エチレン樹脂と廃トナーが充填された容器とをそのまま
溶融機に投入し、混練後、ペレットを作製したところ、
ペレットには約１０ｗｔ％の磁性体が含有されていた。
このペレットを用い成形機にて、ＮＰ−３５２５用のク
リーニング廃トナー回収容器を作製した。この様にして
成形したリサイクル製品を、磁性体を１０ｗｔ％含有さ
せて作製した最初の製品と比較したところ、黒色濃度、
色味及び強度とも差は認められなかった。この結果、廃
トナーが充填された容器全体が、着色剤としてリサイク
ル材料化することが出来ることが確認された。
セットし、廃トナーが容器の８０％程度充填したところ
で取り出し、上記で作製したフタで口を閉めた。この際
の容器全体の重量は５００ｇであり、そのうち廃トナー
の重量は４００ｇであった。ＮＰ−３５２５用トナーの
磁性体含有率は約３５％であることを考慮し、バージン
ポリエチレン樹脂１８０ｗｔ部と、廃トナーの充填され
た上記の容器１００ｗｔ部とを準備した。これらのポリ
エチレン樹脂と廃トナーが充填された容器とをそのまま
溶融機に投入し、混練後、ペレットを作製したところ、
ペレットには約１０ｗｔ％の磁性体が含有されていた。
このペレットを用い成形機にて、ＮＰ−３５２５用のク
リーニング廃トナー回収容器を作製した。この様にして
成形したリサイクル製品を、磁性体を１０ｗｔ％含有さ
せて作製した最初の製品と比較したところ、黒色濃度、
色味及び強度とも差は認められなかった。この結果、廃
トナーが充填された容器全体が、着色剤としてリサイク
ル材料化することが出来ることが確認された。
【００１２】実施例２ ハイインパクトポリスチレン樹脂（ＨＩＰＳ）８０ｗｔ
部と、磁性体（四三酸化鉄Ｆｅ3Ｏ4 等、平均粒径０．
５μｍ）２０ｗｔ部とを溶融混練し、実施例１と同様に
してペレットを作製した。このペレットを用い、成形機
にて、キヤノン製複写機ＮＰ−６６５０用のトナー供給
容器（重量はフタを含んで４００ｇ）、クリーニング廃
トナー回収容器をを（重量はフタを含んで２００ｇ）作
製した。この容器はいずれも十分な黒色濃度及び色味が
あり、強度も磁性体を添加しない容器に比べて強いこと
が確認された。作製したトナー供給容器にトナーを充填
後、この容器を用いてＮＰ−６６５０にトナー補給を行
なった。供給後、空容器には約３ｇの残存トナーが付着
していた。又、廃トナー回収容器をＮＰ−６６５０にセ
ットし、廃トナーが容器の８０％程度まで充填したとこ
ろで取り出し、作製したフタで口をしめた。容器全体の
重量は８００ｇであり、そのうち廃トナーの重量は６０
０ｇであった。ＮＰ−６６５０用トナーの磁性体含有率
が、約４０％であることを考慮し、廃トナーの充填され
た容器１００ｗｔ部、及びトナー供給後の空容器５０ｗ
ｔ部を準備した。上記ニつの材料を溶融機に投入し、溶
融混練後、ペレットを作製したところ、ペレットには約
２０ｗｔ％の磁性体が含有されていた。このペレットを
用い、成形機にてＮＰ−６６５０のトナー供給容器と廃
トナー回収容器を作製した。以上の様にして成形したリ
サイクル製品を磁性体を２０ｗｔ％含有させた製品と、
黒色濃度、色味、及び強度について比較したが、差は認
められなかった。この結果、空のトナー容器及び廃トナ
ーが充填された容器が共に、着色剤及び増量剤として再
利用することが出来ることが確認された。
部と、磁性体（四三酸化鉄Ｆｅ3Ｏ4 等、平均粒径０．
５μｍ）２０ｗｔ部とを溶融混練し、実施例１と同様に
してペレットを作製した。このペレットを用い、成形機
にて、キヤノン製複写機ＮＰ−６６５０用のトナー供給
容器（重量はフタを含んで４００ｇ）、クリーニング廃
トナー回収容器をを（重量はフタを含んで２００ｇ）作
製した。この容器はいずれも十分な黒色濃度及び色味が
あり、強度も磁性体を添加しない容器に比べて強いこと
が確認された。作製したトナー供給容器にトナーを充填
後、この容器を用いてＮＰ−６６５０にトナー補給を行
なった。供給後、空容器には約３ｇの残存トナーが付着
していた。又、廃トナー回収容器をＮＰ−６６５０にセ
ットし、廃トナーが容器の８０％程度まで充填したとこ
ろで取り出し、作製したフタで口をしめた。容器全体の
重量は８００ｇであり、そのうち廃トナーの重量は６０
０ｇであった。ＮＰ−６６５０用トナーの磁性体含有率
が、約４０％であることを考慮し、廃トナーの充填され
た容器１００ｗｔ部、及びトナー供給後の空容器５０ｗ
ｔ部を準備した。上記ニつの材料を溶融機に投入し、溶
融混練後、ペレットを作製したところ、ペレットには約
２０ｗｔ％の磁性体が含有されていた。このペレットを
用い、成形機にてＮＰ−６６５０のトナー供給容器と廃
トナー回収容器を作製した。以上の様にして成形したリ
サイクル製品を磁性体を２０ｗｔ％含有させた製品と、
黒色濃度、色味、及び強度について比較したが、差は認
められなかった。この結果、空のトナー容器及び廃トナ
ーが充填された容器が共に、着色剤及び増量剤として再
利用することが出来ることが確認された。
【００１３】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のトナー容器
は、下記の利点を有する為、使用後の空容器や廃トナー
が充填された回収容器を簡易な方法でリサイクル材料と
して使用することが出来、機能性、経済性及び環境保護
に優れたものである。 廃トナー等が含有されたリサイクル容器として再生
させても、バージン材料だけの製品の黒色濃度及び色味
が変わらない容器が得られる。 廃トナーと比重差が少ない為、リサイクル時に均一
な溶融混練が可能である。 トナー容器の強度が向上する。
は、下記の利点を有する為、使用後の空容器や廃トナー
が充填された回収容器を簡易な方法でリサイクル材料と
して使用することが出来、機能性、経済性及び環境保護
に優れたものである。 廃トナー等が含有されたリサイクル容器として再生
させても、バージン材料だけの製品の黒色濃度及び色味
が変わらない容器が得られる。 廃トナーと比重差が少ない為、リサイクル時に均一
な溶融混練が可能である。 トナー容器の強度が向上する。
Claims (2)
- 【請求項１】 磁性トナーの供給用トナー容器及び／又
はクリーニング工程で発生する廃磁性トナー回収容器
が、磁性体を含有した熱可塑性樹脂よりなることを特徴
とする乾式電子写真用トナー容器。 - 【請求項２】 トナー容器に２〜６０ｗｔ％の磁性体が
含有されている請求項１に記載の乾式電子写真用トナー
容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3252593A JP3179923B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 乾式電子写真用トナー容器、リサイクル乾式電子写真用トナー容器の製造方法、及び、リサイクル乾式電子写真用トナー容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3252593A JP3179923B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 乾式電子写真用トナー容器、リサイクル乾式電子写真用トナー容器の製造方法、及び、リサイクル乾式電子写真用トナー容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06230669A true JPH06230669A (ja) | 1994-08-19 |
| JP3179923B2 JP3179923B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=12361379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3252593A Expired - Fee Related JP3179923B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 乾式電子写真用トナー容器、リサイクル乾式電子写真用トナー容器の製造方法、及び、リサイクル乾式電子写真用トナー容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3179923B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003263015A (ja) * | 2002-03-11 | 2003-09-19 | Sharp Corp | 現像剤収容容器、および画像形成装置 |
| JP2019199286A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 緩衝構造体 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP3252593A patent/JP3179923B2/ja not_active Expired - Fee Related
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