JP3148069B2 - トナー容器及びその製造方法 - Google Patents
トナー容器及びその製造方法Info
- Publication number
- JP3148069B2 JP3148069B2 JP03462794A JP3462794A JP3148069B2 JP 3148069 B2 JP3148069 B2 JP 3148069B2 JP 03462794 A JP03462794 A JP 03462794A JP 3462794 A JP3462794 A JP 3462794A JP 3148069 B2 JP3148069 B2 JP 3148069B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- toner container
- resin
- raw material
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
プリンター等の画像形成装置に粉体現像剤を補給するた
めのトナー容器及びその製造方法に関する。
のハウジングは、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、
アクリロニトリル・スチレン・ブタジエン共重合樹脂
(ABS)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン
(PE)等のプラスチックを利用しており、成型色はト
ナー汚れを目立たなくするために黒色とすることが多か
った。
般的であるが、着色顔料の分散剤としてステアリン酸カ
ルシウム等を100〜10000ppm程度の量添加し
ている。
の材料の選定において、トナーの構成成分を考慮するこ
とはなく、専らコストや製造上の都合で決めていた。
においては、使用済みのトナー容器を回収し、再び原料
として再生利用することは可能であるが、トナー排出後
のトナー容器には少量とはいえトナーが容器内壁に付着
して残っており、これにより、再生利用時に物性劣化な
どの弊害を生ずる虞がある。
ナーを除去してから、乾燥、粉砕、ペレット化する必要
があり、排水処理施設を含めた大掛かりな設備が必要と
なる。また、着色原料の分散剤として添加されるステア
リン酸カルシウム等の物質が、容器とシールフィルム等
のヒートシール接着の接着力を阻害する作用をし、接着
力を弱めたり不安定にすると言う問題があった。
収、再生に好適なトナー容器を提供するとともにこれら
の新規製造又は再製造方法を提供することを目的とす
る。
ため、本発明は次のような手段をとる。
と、該バインダー樹脂と相溶性のある成型原料樹脂とを
混合して成型してなることを特徴とし、かつ該樹脂はア
イゾット衝撃強度(JIS K 7110)を8.0〜
13.0(kgf・cm/cm2 )に設定し、トナーと
混合することによりアイゾット衝撃強度を6.0〜1
0.0(kgf・cm/cm2 )に調節したことを特徴
とする。
る方法は、トナーと該トナーのバインダー樹脂と相溶性
のある成型原料樹脂とを混合し、混練機を通してペレッ
ト化し、これを原料として成型することを特徴とする。
の製造方法は、トナー容器をその内部に収納するトナー
のバインダー樹脂と、該バインダー樹脂と相溶性のある
成型原料樹脂とで構成し、これを使用後に回収し、残留
トナーが付着したまま粉砕、混練ペレット化し、これを
原料として再びトナー容器又はプロセスカートリッジの
トナー収納部を成型することを特徴とする。
樹脂とを互いに相溶性のあるものにしているため、均一
に混合でき、物性の劣化も極力少なくできる。かつ容器
の樹脂は、アイゾット衝撃値をはじめとする物性が、必
要とする強度よりもやや強いものを使用することによ
り、トナーとともに再生しても実用上問題のない強度を
維持できる。
化を行なえばトナーの樹脂に対する分散が良くなるので
より好ましい。
造コストを低くするとともに、ステアリン酸カルシウム
等の分散剤も不要または減量できるため、ヒートシール
接着力を高いレベルで安定的に維持できる。
て説明する。なお本実施例は、使用済みのトナー容器又
はプロセスカートリッジのトナー収納部にトナーが残留
付着した状態で、トナー容器又はプロセスカートリッジ
を粉砕、混練、ペレット化して再度成形するものであ
る。この場合、樹脂製のハウジングにトナー収容部を形
成し、該ハウジングに少なくとも現像スリーブを設けた
プロセスカートリッジのトナー収納部もトナー容器と同
様にプラスチック成型されて、画像形成装置にトナーを
補給するものであるから、前記トナー収納部の実施例
は、トナー容器の実施例に代表させて説明する。
図である。ここで1はポリスチレン樹脂を成型原料樹脂
としてプラスチック成型された容器本体、2はシールフ
ィルムである。フィルム2は容器本体1の開口部を密封
するように開口部の周囲に剥離可能にヒートシール接着
2Aされ、一端を折り返して把持部としている。トナー
容器の内部には、所定量のトナーが収容される。
の画像形成装置本体の所定の位置にセットし、フィルム
2の把持部を引いてフィルムを引き剥がして開封する。
脂は、スチレン・アクリル・共重合樹脂とした。これに
磁性体、荷電制御剤、離型剤、外添剤を添加したものが
より好ましいトナーである。
の材料としては、マグネタイト、ヘマタイト、フェライ
ト等の酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルのような金属あ
るいはこれらの金属のアルミニウム、コバルト、銅、
鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウ
ム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セ
レン、チタン、タングステン、バナジウムのような金属
の合金及びその混合物が挙げられる。
0μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度のものが望
ましく、トナー中に含有させる量としては樹脂成分10
0重量部に対し約20〜200重量部、特に好ましくは
樹脂成分100重量部に対し40〜150重量部が良
い。
合することにより、樹脂の成型収縮率が小さくなり、ト
ナー容器を成型した際に寸法精度、寸法安定性が向上
し、ヒケやソリなどの成型不良を低減する作用をする。
御剤はトナー粒子に配合(内添)又はトナー粒子と混合
(外添)して用いることが好ましい。荷電制御剤によっ
て、現像システムに応じた最適の荷電コントロールが可
能となり、特に本発明実施例ではトナー容器の器壁に荷
電制御剤が含まれることでトナーと同極性となり、トナ
ーが付着しにくくなるのでトナー排出性が向上し、容器
内に残留するトナーの量を減らす効果があるので好まし
い。
肪酸金属塩等による変性物;トリブチルベンジルアンモ
ニウム−1−ヒドロキシ−4−ナフトスルフォン酸塩、
テトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレートの如
き四級アンモニウム塩;ジブチルスズオキサイド、ジオ
クチルスズオキサイド、ジシクロヘキシルスズオキサイ
ドの如きジオルガノスズオキサイド;ジブチルスズボレ
ート、ジオクチルスズボレート、ジシクロヘキシルスズ
ボレートの如きジオルガノスズボレートを単独で或いは
2種類以上組み合わせて用いることができる。
モニウム塩の如き荷電制御剤が特に好ましく用いられ
る。
体、キレート化合物が有効で、その例としてはアルミニ
ウムアセチルアセテート、鉄(II)アセチルアセテー
ト、3,5−ジターシャリーブチルサリチル酸クロムが
挙げられる。好ましくはアセチルアセトン金属錯体(モ
ノアルキル基置換体又はジアルキル基置換体を包含)又
はサリチル酸系金属塩(モノアルキル基置換体及びジア
ルキル基置換体を包含)が良い。
いることが好ましい。この場合、この荷電制御剤の個数
平均粒径は、具体的には、4μm以下(更に好ましくは
3μm以下)であることが好ましい。
制御剤はバインダー樹脂100重量部に対して、好まし
くは0.1〜20重量部、より好ましくは0.2〜10
重量部用いることが良い。
てポリオレフィンが好ましく、これによってトナーとし
てはオフセット現象の問題を解決できるが、特に本発明
実施例の場合、トナー容器を射出成型する際にも離型
性、成型性が良くなる効果があるので好ましい。
は、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−
ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンの如きα−オレフ
ィンの単独重合体、2種以上のα−オレフィンの共重合
体またはポリオレフィンの酸化物が挙げられ、更にこれ
らのポリオレフィンは、ビニル系グラフト変性ポリオレ
フィンであっても良い。
としては、GPC測定において重量平均分子量(Mw)
が好ましくは2000〜30000、より好ましくは5
000〜18000の低分子量のものが良い。
添加量としては、バインダー樹脂100重量部に対し
て、0.1〜20重量部が好ましく、より好ましくは
0.1〜10重量部である。0.1重量部より少ない場
合には、耐オフセット性への効果は発揮し得ず、また2
0重量部より多い場合には、バインダー樹脂中に析出す
るポリオレフィンの粒子が大きくなり、トナーのブロッ
キング性が低下しやすいと同時に、成型したトナー容器
の強度が不十分となり、さらにはヒートシールの接着強
度にも支障を来たす。
動性、耐久性向上のため、シリカ微粉末を添加すること
が好ましい。
吸着により比表面積が30m2 /g以上(特に好ましく
は50〜400m2 /g)の範囲のものが良好な結果を
与える。トナー100重量部に対してシリカ微粉末0.
01〜8重量部、好ましくは0.1〜5重量部使用する
のが良い。
粉末は、必要に応じ、疎水化、帯電性コントロール、な
どの目的でシリコーンワニス、各種変性シリコーンワニ
ス、シリコーンオイル、各種変性シリコーンオイル、シ
ランカップリング剤、官能基を有するシランカップリン
グ剤、その他の有機ケイ素化合物等の処理剤で、或いは
種々の処理剤で併用して処理されていることも好まし
い。
テアリン酸亜鉛、ポロフッ化ビニリデンの如き滑剤、中
でもポリフッ化ビニリデンが好ましい。或いは酸化セリ
ウム、炭化ケイ素、チタン酸ストロンチウム等の研磨
剤、中でもチタン酸ストロンチウムが好ましい。或いは
例えば酸化チタン、酸化アルミニウム等の流動性付与
剤、中でも特に疎水性のものが好ましい。ケーキング防
止剤、或いは例えばカーボンブラック、酸化亜鉛、酸化
アンチモン、酸化スズ等の導電性付与剤、または逆極性
の白色微粒子及び黒色微粒子を現像性向上剤として少量
用いることもできる。
トナーの付着したトナー容器を粉砕し必要に応じて追加
される成型原料樹脂とともに混練、ペレット化する過程
において、外添剤が流動化剤として働いて均一に分散、
混合させる作用をし、均一な着色と混練安定性がえられ
るので好ましい。このような作用を効果的に行う外添剤
としては、シリカ微粉末、ポリフッ化ビニリデン、チタ
ン酸ストロンチウム、酸化チタン、酸化アルミニウムが
特に好ましい。
性シリコーンワニス、シリコーンオイル、各種変性シリ
コーンオイル、シランカップリング剤、官能基を有する
シランカップリング剤、その他の有機ケイ素化合物等の
処理剤で、或いは種々の処理剤で併用して処理されてい
る場合には、トナー容器を射出成型する際に離型性、成
型性が良くなる効果があるのでより好ましい。
樹脂と相溶性のある耐衝撃性ポリスチレン樹脂(HIP
S)を射出成型して作った。容器の重量(目付量)は約
200gであった。
の粉砕物に、種々の量のトナーを添加して混練、ペレッ
ト化し、試験片を射出成型してその物性測定を行なった
ところ、下記表1のような結果を得た。
値はVノッチ付きでJIS−K−7110に、曲げ強度
と曲げ弾性率はJIS−K−7203に、MIはJIS
−K−7210にそれぞれ準拠した。
が、アイゾット衝撃値はわずかに低下していることがわ
かる。MI(メルト・インデックス)は逆に若干上昇し
ており、流動性はやや向上していることがわかる。
を行なった。トナーの排出テストを行なったところ、ト
ナー容器への残量(付着量)は1個当たり1〜2g(=
0.5〜1.0%)であった。そこで、アイゾット衝撃
値が9.5(kgf・cm/cm2 )のグレードのHI
PS樹脂を選択して、トナー容器を成型した。これの開
口部にフィルムを接着し、前記構成成分でなるトナーを
所定量充填してサンプルとした。
い、使用済みのトナー容器を回収した。なおフィルムは
トナー補給時に取り除かれている。これらの使用済みト
ナー容器を、トナーが付着したまま状態で数ミリ角の大
きさまで粉砕し、混練機を通してペレット化した。これ
を原料として、射出成型にて再び容器本体1を作った
(図2のフローチャート参照)。
する方法をより詳しく説明する。
中右上より使用済みのトナー容器を粉砕機20に矢印A
方向に投入すると、高速で回転する回転体に取り付けら
れたハンマ21によりトナー容器を打ち砕くとともに、
ロッドにより支持された衝撃板22に打ちつけて衝撃粉
砕を行う。これにより使用済みのトナー容器は数ミリ角
程度の大きさに粉砕するとともに、トナー容器に若干量
付着していた残留トナーと均一に混合される。
練機30のホッパー31に投入された前記粉砕物は、ヒ
ーター32で加熱・溶融されながら、モータにより歯車
34,35を介して回転させるスクリュー33で移送さ
れ先端のダイより押し出される。このときスクリューに
より溶融物に剪断応力が加えられ、トナーと樹脂とが均
一に混練される。ダイから押し出されたら冷却・裁断し
てペレットとする。
す。射出成型機40のホッパー41に供給された前記ト
ナーと樹脂を混練してなるペレットは、モータにより歯
車45,46を介して回転されるスクリュー42の回転
によってヒーターで加熱されたシリンダー前部へ送られ
て行き、混練・可塑化される。シリンダー前部における
可塑化量の増加とともにスクリューは後退し、所定量に
達したときスクリューの回転は停止する。次に射出シリ
ンダー43に高圧油を送ってスクリューを前進させ、シ
リンダー前部の材料を500〜2000kgf/cm2
程度の高圧で金型44に射出し、冷却を待って成型品を
取り出す。
器にフィルムを接着し、所定量のトナーを充填して振動
テスト(JIS−Z0232準拠)及び落下テスト(J
IS−Z0202準拠)を行なったところ、ヴァージン
材で作ったものと同様に、容器の割れやフィルムのはが
れ等の不都合は発生しなかった。また、アイゾット衝撃
値は8.7(kgf・cm/cm2 )であった。
脂とトナー容器の材料を相溶性のある樹脂とすることに
より、トナー容器にトナーが付着した状態で再生して
も、物性の劣化を少なくすることができ、さらに物性値
(アイゾット衝撃強度)のやや高いグレードでトナー容
器を成型することにより、再生してなるトナー容器の物
性値(アイゾット衝撃強度)をトナーを混合しないヴァ
ージン樹脂でなるトナー容器と同等にすることができ
た。この場合、後述する実施例のように、トナーの含有
比率は30重量%まで許容することができる。
混合することで黒く着色したものと、ヴァージン材に黒
色顔料を添加したものとで、比較した。トナー混合容器
は前記回収再生実験で作成したもので、トナーが0.5
〜1.0%程度含まれ、充分に黒く着色されているもの
を用いた。同じ樹脂のヴァージン材に黒色顔料としてカ
ーボンブラック1.0wt.%、分散剤としてステアリ
ング酸カルシウム1.0wt.%をそれぞれ添加したも
のを比較例とした。これらの容器にエチレン酢酸ビニル
共重合体を含むシーラント層にポリエチレン、ナイロン
及びポリエステルを積層したイージーピールフィルムを
ヒートシールし、ピーリング強度を測定した。ヒートシ
ール条件は140℃、5kgf/cm2 (ボア径;φ1
00)、2.5秒とした。ピーリング方向は180°と
45°の2方向、ピーリング速度は200mm/分とし
た。
着色したものはカーボンブラック(分散剤としてステア
リング酸カルシウムも含む)で着色したものよりも強い
接着強度を示し、特に45°方向へのピーリングにおい
てその差が顕著である。45°方向のピーリングは内圧
上昇(減圧環境、高温環境など)に対する抵抗力を意味
しており、180°方向のピーリングは開封時の操作性
を表している。すなわちトナーで着色することで顔料を
着色した場合に比較して操作性を損なうことなく、耐圧
強度としての接着強度を高くすることができた。
って、クリーナから回収された廃トナーではない。
例の予備実験と同様のHIPS樹脂を使用し、トナーは
ポリエステル樹脂を主成分としたものを使って、前記予
備実験と同じ要領でトナーを混合してペレット化し、試
験片を作ってアイゾット衝撃値で測定したところ下記表
3のような結果となった。
は急激に低下し、5%以上の添加量では非常に脆くな
り、測定できなかった。
じめアイゾット衝撃値の高いグレードを使うとするなら
ば、ヴァージンでアイゾット衝撃値が17(kgf・c
m/cm2 )程度必要と考えられる。しかし、HIPS
ではこのようなグレードは実際上存在せず、実施例に示
したような回収・再生は成立しない。
限定されるものではない。即ち、本実施例においては、
トナーのバインダー樹脂と相溶性の樹脂としてポリステ
ル樹脂が用いられる。
ポリエステル樹脂をストレッチ・プロー法で成型したも
のである。ボトルの重量(目付量)は約150gであっ
た。このボトルにポリエステルを主成分とするトナーを
充填し、実際のトナー補給を行なった。
ーの残量(付着量)はボトル一本当たり3〜5g(=2
〜3.3%)であった。これらのボトルを実施例1と同
様にしてトナーが付着したままの状態で数ミリ角の大き
さまで粉砕し、混練、ペレット化した。これを原料とし
必要に応じ成型樹脂を追加して、ストレッチ・ブロー法
で再びボトル成型し、トナーを充填して振動テスト(J
IS−Z0232準拠)及び落下テスト(JIS−Z0
202準拠)を行なったところ、ヴァージン材で作った
ものと同様にボトルの割れ等の不都合は発生しなかっ
た。
に利用する方法について説明する。成型原料樹脂とし
て、前記のようにトナーのバインダー樹脂と相溶性のあ
る樹脂、即ち前記実施例1、2で使用したと同様のポリ
スチレン樹脂(HIPS)、ポリエステル樹脂を準備す
る。該成型原料樹脂と廃トナーを含有比率が30重量%
以下で混合した素材により、射出もしくはブロー成型し
て容器を製造する。
器を成型すべき原料樹脂である前記ポリスチレンを、ア
イゾット衝撃強度(JIS K 7110)を8.0〜
13.0(kgf・cm/cm2 )に設定し、該原料樹
脂と廃トナーとを混合することにより射出成型後のアイ
ゾット衝撃強度は6.0〜10.0(kgf・cm/c
m2 )に調節されたトナー容器が成型された。
以上であれば、上記強度が達成された。以上のようなト
ナー容器の構成及びその製造工程を実施し、容器の成型
に廃トナーを用いることにより、廃トナーを再利用する
ことができ、また上記の様な強度のトナー容器を成型す
る際、廃トナーが不足の場合等には、新規のトナーを使
用することも可能である。
説明したが、プロセスカートリッジに備えられプロセス
カートリッジ内トナーを収納するトナー容器も同様の製
造及び構成とすることができることは勿論であり、その
説明は前記各説明を援用する。また、成型原料樹脂は、
前記実施例のポリスチレン、ポリエステルに限ることな
く、トナーのバインダー樹脂と相溶性のある樹脂であれ
ば本発明に使用できる。
セス手段としての帯電手段、現像手段またはクリーニン
グ手段と像担持体としての電子写真感光体とを一体的に
カートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置
(例えば、複写機、LBP等)本体に対して着脱可能と
するものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニン
グ手段の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的に
カートリッジ化して画像形成装置(例えば、複写機、L
BP等)本体に着脱可能とするものである。更に、少な
くとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して装置本体(例えば、複写機、LBP等)に着
脱可能とするものをいう。そこで本発明は、前記実施例
で説明したトナー容器を備え、像担持体とプロセス手段
とを一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを
画像形成装置本体に対して着脱可能とするプロセスカー
トリッジに適用できる。さらに本発明は、前述実施例で
説明したトナー容器の製造方法を用いて製造したトナー
容器を備え、像担持体とプロセス手段とを一体的にカー
トリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体
に対して着脱可能とするプロセスカートリッジに適用で
きる。
る。
減らすことができる。
ストを低減できる。
いたステアリン酸カルシウム等の接着阻害となる物質を
使用しなくても着色が可能となり、後工程のヒートシー
ルにおいて接着力の増強と安定化が図れる。
型収縮率を低下させ、寸法精度、寸法安定性の向上、ヒ
ケ、ソリ等の成型不良の改善に寄与する。
容器の斜視図である。
ー容器の斜視図である。
れる粉砕機の一実施例を示す図である。
れる混練機の一実施例を示す図である。
れる射出成型機の一実施例を示す図である。
ルム 2A…ヒートシール 20…粉砕機 30…混練機 40…射出成型
機
Claims (11)
- 【請求項1】 トナーを収容するトナー容器において、 前記トナー容器がトナーと該トナーのバインダー樹脂と
相溶性のある原料樹脂とを混合してプラスチック成型さ
れ、該成型原料樹脂はアイゾット衝撃強度(JIS K
7110)を8.0〜13.0(kgf・cm/cm
2 )に設定し、トナーと混合することによりアイゾット
衝撃強度を6.0〜10.0(kgf・cm/cm2 )
に調節したことを特徴とするトナー容器。 - 【請求項2】 トナーの含有比率が30重量%以下であ
ることを特徴とする、請求項1記載のトナー容器。 - 【請求項3】 トナーのバインダー樹脂がスチレン・ア
クリル共重合体でなり、成型原料樹脂がポリスチレンま
たはアクリロニトリル・スチレン・ブタジエン共重合体
でなることを特徴とする、請求項1記載のトナー容器。 - 【請求項4】 トナーのバインダー樹脂がポリエステル
でなり、成型原料樹脂がポリエステルでなることを特徴
とする、請求項1記載のトナー容器。 - 【請求項5】 トナーが磁性体を含有することを特徴と
する、請求項1記載のトナー容器。 - 【請求項6】 前記トナー容器は、画像形成装置にトナ
ーを補給するためのトナー補給容器であることを特徴と
する、請求項1〜5のいずれかに記載のトナー容器。 - 【請求項7】 前記請求項1〜5のいずれかに記載のト
ナー容器を備え、像担持体とプロセス手段とを一体的に
カートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置
本体に対して着脱可能とすることを特徴とするプロセス
カートリッジ。 - 【請求項8】 トナーと該トナーのバインダー樹脂と相
溶性のある成型原料樹脂とを混合し、混練機を通してペ
レット化し、これを原料として成型することを特徴とす
るトナー容器の製造方法。 - 【請求項9】 トナーの含有比率が30重量%以下であ
ることを特徴とする、請求項8記載のトナー容器の製造
方法。 - 【請求項10】 前記請求項8又は9に記載のトナー容
器の製造方法を用いて製造したトナー容器を備え、像担
持体とプロセス手段とを一体的にカートリッジ化して、
このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能
とすること特徴とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項11】 トナー容器をその内部に収納するトナ
ーのバインダー樹脂と、該バインダー樹脂と相溶性のあ
る成型原料樹脂とで構成し、これを使用後に回収し、残
留トナーが付着したまま粉砕、混練ペレット化し、これ
を原料として再びトナー容器を成型することを特徴とす
るトナー容器の再製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03462794A JP3148069B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | トナー容器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03462794A JP3148069B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | トナー容器及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07244427A JPH07244427A (ja) | 1995-09-19 |
JP3148069B2 true JP3148069B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=12419640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03462794A Expired - Fee Related JP3148069B2 (ja) | 1994-03-04 | 1994-03-04 | トナー容器及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148069B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015003288A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | アドヴァンス株式会社 | 浄水装置 |
KR101721743B1 (ko) * | 2015-01-16 | 2017-03-30 | 엘지전자 주식회사 | 물 배출 장치 |
EP3645290A4 (en) * | 2017-10-05 | 2021-01-13 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | GUIDE PART FOR PRINTING MATERIAL CONTAINER |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4159121B2 (ja) * | 1995-10-18 | 2008-10-01 | 三菱化学株式会社 | トナーカートリッジ容器 |
JP5586844B2 (ja) * | 2008-12-11 | 2014-09-10 | キヤノン株式会社 | トナーカートリッジ |
JP7435027B2 (ja) * | 2020-02-28 | 2024-02-21 | コニカミノルタ株式会社 | トナー容器の製造方法及びトナー容器 |
JP2022074398A (ja) | 2020-11-04 | 2022-05-18 | コニカミノルタ株式会社 | トナー容器の情報取得方法、トナー容器の分別方法、トナー容器の粉砕方法、トナー容器の加工方法、およびトナー容器の製造方法 |
-
1994
- 1994-03-04 JP JP03462794A patent/JP3148069B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015003288A (ja) * | 2013-06-20 | 2015-01-08 | アドヴァンス株式会社 | 浄水装置 |
KR101721743B1 (ko) * | 2015-01-16 | 2017-03-30 | 엘지전자 주식회사 | 물 배출 장치 |
EP3645290A4 (en) * | 2017-10-05 | 2021-01-13 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | GUIDE PART FOR PRINTING MATERIAL CONTAINER |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07244427A (ja) | 1995-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3148069B2 (ja) | トナー容器及びその製造方法 | |
JPH07120975A (ja) | 電子写真用トナーおよびその製造方法 | |
US6171744B1 (en) | Toner for electrophotography, method for producing it, and method of image formation | |
JP2006023782A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
US5888691A (en) | Process for producing toner | |
JP3688965B2 (ja) | 樹脂成形品およびその製造方法 | |
JP3591010B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP3179923B2 (ja) | 乾式電子写真用トナー容器、リサイクル乾式電子写真用トナー容器の製造方法、及び、リサイクル乾式電子写真用トナー容器 | |
JP2001235037A (ja) | 排出弁およびこれを用いた静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JPH049860A (ja) | 非磁性トナー | |
JP3535049B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7435027B2 (ja) | トナー容器の製造方法及びトナー容器 | |
JP3456025B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP3416821B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JPH11327199A (ja) | 現像剤及びその製造方法 | |
JP2003001633A (ja) | 再生プラスチック材料およびこれを用いた電気電子機器およびプラスチック材料の再利用方法および再生プラスチック材料の製造方法 | |
US7354689B2 (en) | Process for producing toner | |
JPS61258270A (ja) | 静電荷像現像用電荷付与材 | |
JP3637611B2 (ja) | トナー組成物の製造方法 | |
JP2005115159A (ja) | トナー容器およびその製造方法 | |
JP2022074398A (ja) | トナー容器の情報取得方法、トナー容器の分別方法、トナー容器の粉砕方法、トナー容器の加工方法、およびトナー容器の製造方法 | |
JP3364596B2 (ja) | 電子写真用トナー及びプロセスカートリッジ再生法 | |
JP3443979B2 (ja) | トナー組成物の製造方法 | |
JPH0450864A (ja) | トナーの製造方法 | |
JPS61122663A (ja) | 静電荷像現像用帯電付与部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130112 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140112 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |