JPH06230354A - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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JPH06230354A
JPH06230354A JP4054193A JP4054193A JPH06230354A JP H06230354 A JPH06230354 A JP H06230354A JP 4054193 A JP4054193 A JP 4054193A JP 4054193 A JP4054193 A JP 4054193A JP H06230354 A JPH06230354 A JP H06230354A
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JP
Japan
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liquid crystal
heater
panel
crystal panel
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP4054193A
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English (en)
Inventor
Shigeki Yabu
成樹 薮
Takashi Enomoto
隆 榎本
Toshifumi Yoshioka
利文 吉岡
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヒータパネル11を液晶パネル1にシリコン接
着剤13等により接着した際に、視覚特性を低下させる
ことなくシリコン接着剤13からの熱流失を補償して、
液晶パネル1の温度を均一にする。 【構成】ヒータパネル11に設けられている複数の帯状
のヒータ12a,12bの内、シリコン接着剤13によ
り熱流失する部分のヒータ12aを幅広にし、且つ、液
晶パネル1の有効表示領域の外に先の幅広のヒータ12
aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電性液晶を用いた
液晶装置に係り、詳しくは、液晶パネルの温度を所定の
温度に保持するヒータパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低消費電力、小型化の観点から液
晶装置が表示装置として注目されている。しかし、液晶
装置に用いられる液晶は、環境温度に依存して応答速度
等の駆動特性を変える特性を持っている。特に、強誘電
性液晶を使用した液晶装置においては、環境温度の影響
は通常のTN型、STN型の液晶を用いた液晶装置より
厳しく、表示品質を高める上で大きな問題となってい
る。
【0003】強誘電性液晶は、温度の変化に対し、液晶
分子がスイッチングする闘値を変え、また応答速度は低
温になると遅くなる。さらに温度により相状態が変化
し、カイラルスメクチック相において強誘電性を示す
が、低温では結晶化してしまい配向状態が乱れて表示に
適さなくなる等の性質を有している。
【0004】そこで、液晶パネルの透明基板に直接透明
導電膜のヒーターを設けたり、又はヒータパネルを液晶
パネルと対向させて、液晶パネルの温度を制御すること
が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒータ
パネルを液晶パネル等に固定すると、ヒータパネルと固
定部から熱が逃げヒータパネルの温度が不均一になり、
これにより液晶パネルの温度も不均一になる問題があっ
た。
【0006】また、温度付近いつとなる部分の発熱量を
増やすためにヒータ面積を大きくするとその部分の光の
透過率が他の部分と異なるために視覚特性に分布が生じ
る問題があった。
【0007】そこで本発明は、液晶パネルの不均一な温
度分布を改善すると共に視覚特性に分布が生じないよう
にして表示品質の高い液晶装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述事情に鑑み
なされたものであって、情報を表示する液晶パネルと、
該液晶パネルに対面すると共に該液晶パネルを加熱して
該液晶パネルの温度分布を補正するヒータパネルと、前
記液晶パネルの側端部と前記ヒータパネルの側端部とを
対応させて前記ヒータパネルを前記液晶パネルに固定す
る取り付け部材と、を有してなる液晶装置において、前
記ヒータパネルが複数の帯状のヒータを有し、且つ、前
記取り付け部材による前記ヒータパネルの熱流失を補償
すべく幅広の前記帯状のヒータが前記取り付け部材が位
置する部位に設けられてなる、ことを特徴とする。
【0009】例えば、前記幅広のヒータを、前記液晶パ
ネルが情報を表示する領域の外に設けてなる。
【0010】また、前記液晶パネルが2枚の透明基板を
有し、該透明基板が強誘電性液晶を挟持して情報を表示
してなる。
【0011】
【作用】以上構成基づき、ヒータパネルを液晶パネルに
取り付けている取り付け部材からの熱流失を補償すべく
この部分の経ー他の幅を幅広にして発熱量を増やすこと
で熱流失を補償する。
【0012】また、この幅広のヒータパターンが視覚特
性を劣化させるのを防止するために、液晶パネルが情報
を表示する領域の外に該幅広パターンを設ける。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図に沿って説明する。図1
はヒータパネルを備えた液晶装置の断面図であり、液晶
パネル1を駆動する駆動素子2が接続され、さらに駆動
素子2には配線基板3が接続されている。液晶パネル1
は弾力性を有するシリコン接着剤13により固定板4に
接着固定されている。固定板4は取り付け板6に固定さ
れている。また、固定板4には上偏光板(不図示)を有
した保護板10が取りつけれれている。なお、反射板5
は取付板6と一体に構成され、蛍光ランプ8、下偏光板
9、拡散板7等により液晶パネル1に光を照射するバッ
クライト装置を構成している。
【0014】さらに、ヒータパネル11は液晶パネル1
と所定間隔を保って対面・保持され、且つ、液晶パネル
1の下面にシリコン接着剤13等(取り付け部材)によ
り接着されている。
【0015】図2は液晶パネル1の断面を示した図で液
晶パネル1は、1.1mm厚のガラス基板40(透明基
板)を有し、該ガラス基板40には複数の帯状の透明電
極41が形成されている。透明電極41にはIn23
やITO等が使用され、その膜厚は1500Å程度に設
定される。
【0016】この後ショート防止用の絶縁体膜42とし
てSiO2 をスパッタリング法により1000Å形成し
た。この絶縁体膜42としては、SiO2 の他にTa2
5等の無機絶縁物質でもよく、またSi、Ti、T
a、Zr、Al等のうち少なくとも1元素を含む、有機
金属化合物を塗布・焼成して得られる無機系絶縁膜を用
いることもできる。また、膜厚は200Å〜3000Å
の範囲であればよい。
【0017】さらに、絶縁体膜42の上にはポリイミド
形成液をスピンナーで塗布し、270℃,1時間加熱し
てポリイミドの配向制御膜43を約200Å成膜した。
この配向制御膜43としては、ポリビニルアルコール、
ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、
ポリパラキシリレン、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリアミ
ド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラミン樹脂、ユ
リア樹脂やアクリル樹脂などの有機絶縁物質を用いても
よく、また膜厚は50Å〜1000Åの範囲であればよ
い。そして、この配向制御膜43の表面をナイロン性の
ラビング布で一方向にラビング処理することによって、
ラビング方向と実質的に同一方向の配向規制力となる一
軸性配向軸が付与される。
【0018】このようにして制作されたガラス基板40
を、一方のガラス基板40に平均粒径約1.5μmのビ
ーズスペーサ44(シリカビーズ、アルミナビーズ等)
を散布し、他方のガラス基板40にエポキシ樹脂の接着
剤であるシール接着剤45をスクリーン印刷法で形成
し、これら2枚のガラス基板40を0.1μm〜3μm
の間隔に保持して対向させ、熱処理を施してシール接着
剤45を固化させた。その後、強誘電性液晶46を注入
して液晶パネル1を製造した。
【0019】図3は、図1におけるA領域を拡大した図
で、ヒータパネル11には図4に示す様にヒータパネル
11の左右端縁部分には幅広のヒータパターン12a、
その他の部分には幅狭のヒータパターン12bからなる
温度補正用の透明ヒータが形成されている。そして、上
下の端縁部(図4において上下)には複数のヒータパタ
ーン12a,12bに接続された電圧印加用の電極23
が形成され、、その片端部には電圧印加用端子24が形
成されている。
【0020】このヒータパネル11は以下の様に作成さ
れた。まず、32Omm×30Omm×l.lmmのガ
ラス板(例:米コーニング社製#7059)の片面に、
スパッタリング法によりシート抵抗値約2OΩ/□のI
TO膜を10Onm成膜した。その後、フォトリソグラ
フイー技術により、ヒータパターン12a,12bのパ
ターン幅をそれぞれ1Omm、14Oμmとし、パター
ン間隔を25Oμmの帯状のヒーターパターンを形成し
た。そして、電極23の抵抗値がヒーターパターンに比
べ十分小さくするために厚さ35μm、幅3mmで、5
0μm厚の接着剤を有する銅箔テープを電極23の上に
貼りつけ固定した。さらに、銅箔テープの上からAgペ
ーストを幅6mm、厚さ0.lmmでヒーターパターン
に接して、且つ、銅箔テープが一部露出して電圧印加用
端子24を形成する様に印刷して電圧印加用の電極23
を形成した。また、ヒータパネルの寸法は液晶パネル1
よりも大きい方がヒータパターン12aを大きくできる
ので望ましく、電圧印加用の端子24には電源供給用の
リード線を銅箔テープに半田付けして使用するため液晶
パネル1よりも外部にある方が望ましいので端子部は液
晶パネルよりも大きく形成している。
【0021】ここで、左右の幅広のヒータパターン12
aと幅狭のヒータパターン12bとの発熱量を比較する
と、ヒータパターン12a,12bに印加される電圧は
同一であるので、抵抗値の小さいヒータパターン12a
の方がより発熱する。従って、液晶パネル1との接着部
のシリコン接着剤13から熱流失があっても、これを補
償することが可能になる。このためには、ヒータパター
ン12aは少なくとも液晶パネル1と固定板4の接着部
よりも内側の部分まで必要になる。
【0022】一方、ヒータパターンの存在の有無により
光の透過率が異なるために色が違って見えるという問題
があるが、幅の狭いヒータパターン12bでは実用上大
きな影響はないが、幅の広いヒータパターン12aでは
その部分に色付き生じてしまう。従って、ヒータパター
ン12aは液晶パネル1の情報を表示する領域(有効表
示領域)より外側に設けてある(図3参照)。また、温
度補正用のヒータパターン12a,12bを有するヒー
タパネル11は、液晶パネル1の温度が30℃になる様
に温度制御した場合、左右部分の温度が中央部に比べ
て、約5℃高くなる様に設計されている。
【0023】なお、図1では液晶パネルと下偏光板9の
間にヒータパネルを設置しているが、例えば液晶パネル
1の前面に設置しても、その効果に変わりはない。
【0024】
【発明の効果】以上説明した様に、液晶パネルの温度が
低い部分の温度を補正するために、この低い温度領域に
対応するヒータパネル側端部のヒータパターンを幅広に
して発熱量を増やした。
【0025】また、この幅広のヒータパターンを有効表
示領域外に設けることにより、例え光の透過率の違いに
より色づきが生じても視覚特性に影響を与えないように
することが出来た。
【0026】従って、液晶装置の信頼性が向上すると共
に品質も向上させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明に適用される液晶装置の
断面図。
【図2】本発明の実施例の説明に適用される液晶パネル
の断面図。
【図3】本発明の実施例の説明に適用されるヒータパネ
ルの取り付け部の断面図。
【図4】本発明の実施例の説明に適用されるヒータパネ
ルの上面図。
【符号の説明】
1 液晶パネル 11 ヒータパネル 12a ヒータ 12b 幅広のヒータ 13 シリコン接着剤(取り付け部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を表示する液晶パネルと、該液晶パ
    ネルに対面すると共に該液晶パネルを加熱して該液晶パ
    ネルの温度分布を補正するヒータパネルと、前記液晶パ
    ネルの側端部と前記ヒータパネルの側端部とを対応させ
    て前記ヒータパネルを前記液晶パネルに固定する取り付
    け部材と、を有してなる液晶装置において、 前記ヒータパネルが複数の帯状のヒータを有し、且つ、
    前記取り付け部材による前記ヒータパネルの熱流失を補
    償すべく幅広の前記帯状のヒータが前記取り付け部材が
    位置する部位に設けられてなる、 ことを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記幅広のヒータを、前記液晶パネルが
    情報を表示する領域の外に設けてなる、 請求項1記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記液晶パネルが2枚の透明基板を有
    し、該透明基板が強誘電性液晶を挟持して情報を表示し
    てなる、 請求項1又は2記載の液晶装置。
JP4054193A 1993-02-03 1993-02-03 液晶装置 Pending JPH06230354A (ja)

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JP4054193A JPH06230354A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 液晶装置

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JP4054193A JPH06230354A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 液晶装置

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JP4054193A Pending JPH06230354A (ja) 1993-02-03 1993-02-03 液晶装置

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JP (1) JPH06230354A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016031117A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 日本電信電話株式会社 電気素子のパッケージ
WO2018016647A1 (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 シチズンファインデバイス株式会社 液晶表示装置

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WO2016031117A1 (ja) * 2014-08-29 2016-03-03 日本電信電話株式会社 電気素子のパッケージ
JP2016051773A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 日本電信電話株式会社 電気素子のパッケージ
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