JPH11337734A - 導電性偏光板 - Google Patents

導電性偏光板

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JPH11337734A
JPH11337734A JP10148830A JP14883098A JPH11337734A JP H11337734 A JPH11337734 A JP H11337734A JP 10148830 A JP10148830 A JP 10148830A JP 14883098 A JP14883098 A JP 14883098A JP H11337734 A JPH11337734 A JP H11337734A
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transparent conductive
polarizing
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Yuji Yamamoto
勇司 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外光によって偏光板表面で薄膜干渉が起き反
射光に色付きが生じ視認性を著しく低下させることがな
く、偏光板表面の電気抵抗率が低すぎないような偏光板
を提供すること及びそのような偏光板を偏光板の耐熱限
界よりも低い温度で製造する方法を提供すること。 【解決手段】 偏光膜表面に表面処理層15を介して透
明導電層16が設けられおり、該透明導電層16は、そ
の表面抵抗値が、103Ω/□〜106Ω/□である層から構
成されている導電性偏光板。偏光膜表面に形成されてい
る表面処理層15の表面に透明導電性インキを塗布し、
偏光板耐熱温度以下の温度で加熱処理することにより、
その表面抵抗値が103Ω/□〜106Ω/□である透明導電
層16を形成する導電性偏光板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性偏光板、特
に液晶セルの材料として好適な導電性偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示セルを表示体として用いる表示
装置として、図6に示すようなツイストネマティック型
液晶表示装置(以下、「TN型液晶表示装置」という)
が知られている。従来のTN型液晶表示装置は、図6に
示すように、対向する2枚のガラス基板間、即ち、対向
側ガラス基板62a,TFT側ガラス基板62b間に液晶分子
69がシール材61によって封入されている。対向側ガラス
基板62aには、内側にブラックマトリクス66,カラーフ
ィルタ67,透明電極65aが、外側に対向側偏光板63aが、
それぞれ設けられており、また、TFT側ガラス基板62
bには、 内側に透明電極65b,データ電極64が、外側に
TFT側偏光板63bが、それぞれ設けられている。そし
て、基板ガラス62a,62bに垂直な方向に電界を印加して
液晶分子69をパネル垂直方向に立たせた時のパネルの光
透過率変化を利用して表示を行っている。
【0003】このTN型液晶表示装置に通常用いられて
いる偏光板は、図4に示されているように、アクリル系
樹脂層42a,42bで両面を挟持された偏光膜41に、該偏光
膜41がガラス(パネル)44に貼り付けられる側にはアク
リル樹脂系粘着剤を塗布することにより粘着層43が形成
され、表示表面に当たる側には表面外光反射の眩しさを
低減するための表面処理層45、即ち、防眩処理層が形成
されている。該防眩処理層は、通常、表面外光反射の眩
しさを低減し、表示の視認性を高める目的で設けられる
層であり、最表面層に機械的あるいは化学的に凹凸を形
成する処理が施されるか或いはSiO2 等の粒子をアク
リル樹脂中に分散配置し光硬化あるいは熱硬化してSi
2 等の粒子を固定することにより形成される層で、反
射光を散乱させる層である。
【0004】TN型液晶表示装置は、ブラウン管等の表
示装置に比べ低消費電力、コンパクト性、高画質等の理
由で多方面に渡り利用されているが、液晶分子をパネル
面に垂直方向に駆動しているため、パネルを見る角度に
より液晶分子を違う方向から見ることになり、液晶分子
の屈折率異方性によってコントラストの反転が起こる角
度(以下、「視野角」という)が狭いためモニター等の
大画面であらゆる角度から画面を見るという用途には適
していなかった。
【0005】しかし近年になり、TFT等の微細化技術
の向上もありモニター等の大型画面でも充分使用可能な
視野角が広い横電界駆動方式液晶表示装置が実用化され
ている。横電界駆動方式液晶表示装置は、図5に示すよ
うに、対向する2枚のガラス基板間、即ち、対向側ガラ
ス基板52a,TFT側ガラス基板52b間に液晶分子59がシ
ール材51によって封入されている。対向側ガラス基板52
aには、内側にブラックマトリクス56,カラーフィルタ5
7が、外側に対向側偏光板53aが、それぞれ設けられてお
り、また、TFT側ガラス基板52bには、内側に共通電
極55b,データ電極54が、外側にTFT側偏光板53bが、
それぞれ設けられている。
【0006】横電界駆動方式液晶表示装置は、上記TN
型液晶表示装置と異なり電圧をパネルに対して平行方向
に印加して液晶分子をパネル面内で回転させたときのパ
ネルの光透過率変化を利用して表示を行っている。その
ために、パネルを見る角度によらず液晶分子を横から見
ることになり視野角に対する依存性がほとんどなくブラ
ウン管並の視野角を有しておりブラウン管の置き換えと
しての市場での期待は高い。
【0007】この時用いられている偏光板は、TN型液
晶表示装置におけると同様に視認性を高めるために表面
に防眩処理層を有する偏光板が用いられているが、横電
界駆動方式液晶表示装置においては、「表面抵抗値によ
る表面・表面異常の発生率変化」を示している図11
(グラフ2)から明らかなように、表面に静電気のよう
な電荷が帯電し電荷の逃げ場がない場合に、パネル内に
垂直な方向に電界が発生し駆動及び非駆動状態において
液晶に印加される電界が乱され、液晶分子が入力された
信号に無関係な挙動を示すために著しく表示品位を劣化
させてしまうという問題があった。そこで、この対策と
して横電界駆動方式液晶表示装置においては防眩処理の
他に帯電防止を目的とした導電性を有した偏光板を使用
する必要がある。
【0008】従来、偏光板に導電性膜を形成する手段と
しては、偏光板表面上にスパッタリングや真空蒸着法な
どによってIn23やSnO2 等の透明電極の薄膜を形
成することが知られている(例えば、特開昭57-24904号
公報、特開平7-333438号公報等)。図3には、スパッタ
リングや真空蒸着法等によって表面上に透明電極の薄膜
を形成した偏光板が記載されている。即ち、ガラス(パ
ネル)34には、粘着層33によって偏光層31を挟持してい
る一方のアクリル系樹脂層32bが接着されており、偏光
層31を挟持している他方のアクリル系樹脂層32aの表面
には表面処理層35が形成され、更にその表面には透明導
電薄膜(I23又はSnO2 膜)37が形成されている。
【0009】図10(グラフ1)には、本発明における
偏光板表面と従来例における偏光板表面での反射光の波
長分散が示されている。図10(グラフ1)において、
例1は、本発明の実施の態様1で示されている偏光板の
例であり、例2は、本発明の実施の態様2で示されてい
る偏光板の例であり、また、例3,4は、上記従来の方
法により得られた偏光板で、図3に示されている偏光板
において透明導電薄膜の厚さが厚いものと薄いものの例
である。図10(グラフ1)から明らかなように、上記
従来の方法で偏光板表面に導電薄膜を形成すると、反射
光のスペクトルに波長分散が生じ、外光によって偏光板
表面で薄膜干渉が起き反射光に色付きが生じ視認性を著
しく低下させることになる。また、上記従来の方法にお
いては、成膜するに当たり真空槽を用いなければなら
ず、大面積の偏光板を処理するには大規模な設備投資が
必要となり偏光板一枚当たりの価格も高くなり、この様
な偏光板は表示性能的、経済的にモニター用途の偏光板
には採用できないという問題がある。
【0010】また、透明電極としての導電膜を形成する
方法として、In23やSnO2 の粒子を有機溶剤に分
散させたインキを用いる方法も公知であるが(特開平4-
26768号公報)、この方法によれば安価に導電膜が形成
できる反面、300〜350℃という偏光板の耐熱限界をはる
かに超える温度で焼成しなければならないという問題が
あり、この方法は、偏光板における導電膜の形成方法と
して使用されるに至っていない。
【0011】そして、上記公知の方法により得られる導
電膜の電気特性は、いずれも、透明電極を得るための電
気特性であり、仮に、上記公知の方法で偏光板の表面に
導電膜を形成した場合、偏光板表面の電気抵抗率が低す
ぎ、図11(グラフ2)から明らかなように、例えば帯
電したペン先などで偏光板表面に触れた場合瞬時に電流
が流れてしまいペン先が触れていた部分がジュール熱に
よって変質して表示品位を著しく低下させるという問題
が生じていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とす
るところは、外光によって偏光板表面で薄膜干渉が起き
反射光に色付きが生じ視認性を著しく低下させることが
なく、偏光板表面の電気抵抗率が低すぎないような偏光
板を提供すること及びそのような偏光板を偏光板の耐熱
限界よりも低い温度で製造することができるような方法
を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明に係る導電
性偏光板は、「偏光膜表面に直接または少なくとも一つ
の表面処理層を介して透明導電層が設けられおり、該透
明導電層は、その表面抵抗値が、103Ω/□〜106Ω/□
である層から構成されていることを特徴とする導電性偏
光板。」(請求項1)を要旨(発明を特定する事項)と
し、・透明導電層は、透明導電性インキを偏光膜表面に
直接叉は偏光膜表面に形成された少なくとも一つの表面
処理層表面に塗布し、偏光板耐熱温度以下の温度で加熱
処理することにより形成された層であること(請求項
2)、 ・表面処理層が、表面保護層及び/又は防眩処理層であ
ること(請求項3)、 ・透明導電層が、表面に凹凸が形成されている表面保護
層又は防眩処理層表面に形成されていること(請求項
4)、を特徴とするものである。
【0014】また本発明に係る導電性偏光板の製造方法
は、「透明導電性インキを、偏光膜表面に直接又は偏光
膜表面に形成された少なくとも一つの表面処理層の表面
に塗布し、偏光板耐熱温度以下の温度で加熱処理するこ
とにより、その表面抵抗値が103Ω/□〜106Ω/□であ
る透明導電層を形成することを特徴とする導電性偏光板
の製造方法。」( 請求項5)。を要旨(発明を特定する
事項)とし、 ・加熱処理を100℃以下の温度で行なうこと、(請求項
6) ・表面処理層が、表面保護層及び/又は防眩処理層であ
ること、(請求項7) ・防眩処理層を、樹脂液中に屈折率の高い微粒子を分散
させたものをスピンコートなどで塗布して形成するか、
あるいはアクリル系樹脂だけをスピンコート等で塗布し
た後に直接表面に機械的あるいは化学的に凹凸を付ける
などして形成すること、(請求項8)を特徴とするもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、液晶セルの材料として
好適な導電性偏光板である。即ち、本発明の導電性偏光
板は、表面抵抗値が、103Ω/□〜106Ω/□である層か
ら構成されている透明導電層を設けていることを特徴と
する導電性偏光板である。
【0016】以下において、本発明の導電性偏光板につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。図9は、一部切
断したパネルの斜視図を示し、図1は、図9のA−A面
で切り出した縦断面図であり、本発明の導電性偏光板の
構成を示すものである。また、図2は、図9のA−A面
で切り出した他の縦断面図であり、本発明の導電性偏光
板の他の構成を示すものである。そして、図7は、本発
明の導電性偏光板の導電層(導電性インキ)と表面処理
層との接着断面を示す図であり、図8は、本発明の導電
性偏光板の導電層(導電性インキ)とアクリル系樹脂層
との接着断面を示す図である。
【0017】偏光層11は、一方向に延伸されたポリビニ
ルアルコール等にヨウ素や染料などの色素を配向させた
ものであり、この配向させた色素で偏光作用を得てい
る。偏光層11は、機械的強度を補うため両面をトリアセ
リルセルロースなどのアクリル系樹脂層12a、12bで挟持
されている。偏光層11を挟持しているアクリル系樹脂層
12a,12bの片側の面12b にはガラス(パネル)14の面に
固定するために粘着層13が形成されている。
【0018】また、アクリル系樹脂層12a、12bで挟持さ
れている偏光層11の、粘着層13が形成されている面とは
反対側の面には、表面処理層15が形成されている。表面
処理層15は、外部からの光の反射による表示視認性の低
下を防ぐために、写り込みの防止として防眩処理の凹凸
が設けられているか、あるいは反射光の絶対量を低減す
るために低反射処理の多層薄膜が形成されている。
【0019】次に、本発明の導電性偏光板の製造方法に
ついて説明する。ヨウ素や染料などの色素を配向させた
ポリビニルアルコール系フイルム、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体系ケン化カフイルム、セルロース系フイルム
等の偏光層11の両面にアクリル系樹脂フィルムを貼着す
るか、又はアクリル系樹脂液を塗布、乾燥してアクリル
系樹脂層12a,12bを形成する。次に、偏光層11上に形成
したアクリル系樹脂層12bの面上にアクリル樹脂系の粘
着剤をロールコータ等で塗布して粘着層13を形成する。
粘着層13を介してガラス(パネル)14の面にアクリル系
樹脂層12a、12bで挟持されている偏光層11を固定する。
【0020】また、アクリル系樹脂層12a、12bで挟持さ
れている偏光層11の、粘着層13が形成されている面とは
反対側の面には、アクリル樹脂中にSiO2 などの屈折
率の高い微粒子を分散させたものをスピンコートなどで
塗布して表面処理層15を形成するか、あるいはアクリル
樹脂だけをスピンコート等で塗布した後に直接表面に機
械的あるいは化学的に凹凸を付けるなどして表面処理層
15を形成する。このようにして、表面処理層15には反
射光を散乱させることで眩しさを防ぐための防眩処理の
凹凸が形成される。
【0021】そして、この表面処理層15の表面に透明導
電性インキを塗布して導電層16を形成する。塗布は、ス
ピンコートあるいはオフセット印刷などにより行ない、
偏光板耐熱温度以下の温度で加熱処理をする。加熱処理
は、偏光板を形成しているアクリル系樹脂等が変質して
しまわないように100℃以下で行うのが望ましい。この
ようにして、本発明の導電性偏光板を製造することがで
きる。
【0022】本発明の導電性偏光板の表面処理層15の表
面には、透明導電性インキを塗布した導電層16が形成さ
れているが、その導電層16の表面抵抗値としては、103
Ω/□〜106Ω/□にする必要がある。そのため、透明
導電性インキは、形成される導電層16の表面抵抗値とし
て103Ω/□〜106Ω/□を示すものであれば良く、特に
限定されるものではないが、東北化工株式会社製の透明
導電性インキDX-400シリーズを用いることが好ましい。
【0023】即ち、本発明の導電性偏光板においては、
上記のスパッタによるITO膜の置き換え用としての10
3Ω/□以下の性能は必要ない。よって、導電層の膜厚
は、数百オングストローム〜数千オングストロームでよ
く、塗布はスピンコートあるいはオフセット印刷などで
形成し、焼成温度も300℃以上で行うと表面抵抗値が低
下してしまい且つ偏光板を形成しているアクリル系樹脂
等が変質してしまうので100℃以下で行うのが望まし
い。この場合、焼成温度を低下させると導電層(透明導
電性インキ)16と表面処理層15との密着力が低下するた
め、密着力を高めるため接着面積を増加する目的で表面
処理層15の表面には数ミクロンピッチの凹凸が羽布研磨
等の処理で設けてある。
【0024】以下に本発明の実施の形態について説明す
るが、本発明は、以下の実施の形態に限定されるもので
はなく、前記“発明を特定する事項”の範囲内で適宜変
更、変形することができる。
【0025】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施態様を示す図であって、液晶層を挟持している
表示面側のガラス14には、粘着層13によって偏光層11を
挟持している一方のアクリル系樹脂層12bが接着されて
おり、偏光層11を挟持している他方のアクリル系樹脂層
12aの表面には表面処理層15が形成され、更に、その表
面には導電層(透明導電性インキ)16が形成されてい
る。
【0026】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施態様を示す図であって、液晶層を挟持している
表示面側のガラス24には、粘着層23によって偏光層21を
挟持している一方のアクリル系樹脂層22bが接着されて
おり、偏光層21を挟持している他方のアクリル系樹脂層
22aの表面には導電層(透明導電性インキ)26が形成さ
れ、更に、その表面には表面処理層25が形成されてい
る。
【0027】(第3の実施の形態)図7は、本発明の第
3の実施態様を示す図であって、特に、導電層を接着さ
せた状態を示す図であって、偏光層を挟持しているアク
リル系樹脂層72aの表面に凹凸が形成された表面処理層7
5が形成され、更に、その表面に導電層(透明導電性イ
ンキ)76が形成されている。
【0028】(第4の実施の形態)図8は、本発明の第
4の実施態様を示す図であって、特に、導電層を接着さ
せた状態を示す図であって、凹凸が形成された偏光層を
挟持しているアクリル系樹脂層82aの表面に表面処理層8
5が形成され、更に、その表面に導電層(透明導電性イ
ンキ)86が形成されている。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、偏光膜
表面に直接または少なくとも一つの表面処理層を介して
設けられている透明導電層は、その表面抵抗値が、103
Ω/□〜106Ω/□である層から構成されていることに
より、 ・偏光板表面の反射光に色付きが無くなりパネルの視認
性を著しく向上することが出来る。 ・導電層を設けるための特別な工程、例えば真空蒸着や
スパッタリングなどの工程を省略出来、これにより導電
性を持った偏光板を安価に製造することが可能となる。 ・導電層の電気抵抗を103Ω/□〜106Ω/□として時定
数を大きくしたため、静電気の放電するための時間が長
くなり放電時の電流量が小さくなり発生するジュール熱
が小さくなることから、静電気による導電層の変質が起
こらなくなる。 等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施態様を示す導電性偏光板の
一部断面図である。
【図2】本発明の第2の実施態様を示す導電性偏光板の
一部断面図である。
【図3】従来の導電性偏光板の一部断面図である。
【図4】従来の偏光板の一部断面図である。
【図5】従来の横電界駆動方式液晶表示装置の一部断面
図である。
【図6】従来のTN型液晶表示装置の一部断面図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施態様を示す導電性偏光板の
一部断面図である。
【図8】本発明の第4の実施態様を示す導電性偏光板の
一部断面図である。
【図9】一部切断したパネルの斜視図である。
【図10】「反射光の波長分散」を示すグラフである。
【図11】「表面抵抗値による表面・表面異常の発生率
変化」を示すグラフである。
【符号の説明】
11,21,31,41,91 偏光板 12a,12b,22a,22b,32a,32b,42a,42b,72a,82a
アクリル系樹脂層13, 23, 33, 43 粘着層 14, 24, 34, 44 ガラス(パネル) 15, 25, 35, 45, 75, 85 表面処理層 16, 26, 76, 86 導電層(透明導電性インキ) 37 透明導電薄膜 51, 61 シール材 52a, 62a, 92 対向側ガラス基板 52b, 62b, 93 TFT側ガラス基板 53a, 63a 対向側偏光板 53b, 63b TFT側偏光板 54, 64 データ電極 55 共通電極 65a, 65b 透明電極 56, 66 ブラックマトリクス 57, 67 カラーフィルタ 58, 68 電気力線 59, 69 液晶分子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光膜表面に直接または少なくとも一つ
    の表面処理層を介して透明導電層が設けられおり、該透
    明導電層は、その表面抵抗値が、103Ω/□〜106Ω/□
    である層から構成されていることを特徴とする導電性偏
    光板。
  2. 【請求項2】 前記透明導電層は、透明導電性インキを
    偏光膜表面に直接または偏光膜表面に形成された少なく
    とも一つの表面処理層表面に塗布し、偏光板耐熱温度以
    下の温度で加熱処理することにより形成された層である
    ことを特徴とする請求項1に記載の導電性偏光板。
  3. 【請求項3】 前記表面処理層が、表面保護層及び/又
    は防眩処理層であることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の導電性偏光板。
  4. 【請求項4】 前記透明導電層が、表面に凹凸が形成さ
    れている表面保護層又は防眩処理層表面に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の導
    電性偏光板。
  5. 【請求項5】 透明導電性インキを、偏光膜表面に直接
    又は偏光膜表面に形成された少なくとも一つの表面処理
    層の表面に塗布し、偏光板耐熱温度以下の温度で加熱処
    理することにより、その表面抵抗値が103Ω/□〜106Ω
    /□である透明導電層を形成することを特徴とする導電
    性偏光板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記の加熱処理を100 ℃以下の温度で行
    なうことを特徴とする請求項5に記載の導電性偏光板の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 前記表面処理層が、表面保護層及び/又
    は防眩処理層であることを特徴とする請求項5又は請求
    項6に記載の導電性偏光板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記防眩処理層を、樹脂液中に屈折率の
    高い微粒子を分散させたものをスピンコートなどで塗布
    して形成するか、あるいはアクリル樹脂だけをスピンコ
    ート等で塗布した後に直接表面に機械的あるいは化学的
    に凹凸を付けるなどして形成することを特徴とする請求
    項5〜7のいずれかに記載の導電性偏光板の製造方法。
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