JPH06229821A - 赤外線センサおよびその製造方法 - Google Patents

赤外線センサおよびその製造方法

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JPH06229821A
JPH06229821A JP5034906A JP3490693A JPH06229821A JP H06229821 A JPH06229821 A JP H06229821A JP 5034906 A JP5034906 A JP 5034906A JP 3490693 A JP3490693 A JP 3490693A JP H06229821 A JPH06229821 A JP H06229821A
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Yasukazu Iwasaki
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    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型で、高感度、生産性の良い赤外線センサ
とする。 【構成】 成膜、エッチング等を施して赤外線センサ素
子501を形成支持するとともに赤外線フィルター50
2が形成されるシリコンの半導体基板503と、キャビ
ティ506が形成されその凹面を反射鏡504とする半
導体基板505とが重ねあわされている。 入射光は赤
外線フィルターを経て直接赤外線センサ素子に達するほ
か、反射鏡によって反射集光されて赤外線センサ素子に
導かれる。これにより、高価な赤外線用集光レンズが不
要で高感度のセンサが小型に得られ、また、赤外線セン
サ素子が空間内に保護されるから、実装工程での破損が
避けられ、歩留りが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線センサおよび赤外
線センサの製造方法に関し、詳しくは、小型で高感度、
且つ生産性の良い赤外線センサおよびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に赤外線センサは、非接触の温度計
として物体の検出や、特殊環境下における温度計測など
に使用されてきた。例えば、溶鉱炉の温度測定、火災報
知器あるいは男子用トイレの自動洗水器などである。そ
して、最近になってシリコンのマイクロマシーニング技
術を用いた高感度な赤外線センサが、精力的に研究・開
発されている。いずれも、シリコンのマイクロマシーニ
ング技術を用いて熱容量が小さく熱抵抗の大きな熱分離
構造を形成し、上記熱分離構造部に赤外線吸収剤を備え
て、入射赤外光の吸収による前記熱分離構造部の温度上
昇を、サーモパイル等で検出する方式である。
【0003】シリコンのバルクマイクロマシーニング技
術を用いた赤外線センサの例を図8に示す。( 詳しく
は、Transducers '87,(1987) P.M.Sarro,H.Yashiro,A.
W.v.Herwaarden and S.Middlehoek,An Infrared Sensin
g Array Based on Integrated Silicon Thermopiles,
p.227-230 参照。) 構成および製造法の概略を説明すると、P型基板101
にn型エピタキシャル層102が形成され、裏面からの
エレクトロケミカルエッチングによりカンチレバービー
ム103が形成される。これによりカンチレバービーム
103は熱分離構造とされ、上面に吸光剤104が設け
られて赤外線受光部とされ、その温度上昇を検知するサ
ーモパイル105が形成されている。
【0004】次に、シリコンの表面マイクロマシーニン
グ技術を用いた赤外線センサの例が図9に示される。(
詳しくは、Technical Digest of the 9th Senser Sympo
sium(1990) M.Suzuki et al,An infrared Detecter Usi
ng Poly-silicon p-nJunction Diode,p.71-74 参照。) 構成および製造法の概略を説明すると、P型基板201
上にSiO2 209を介してSi3 N4 202、203
およびSiO2 204の層が形成されるとともに、P型
基板201表面からのアルカリ異方性エッチングにより
キャビティ205が形成されて、上記層のキャビティ2
05をカバーする部分がダイアフラム206とされる。
そしてダイアフラム206の上面に吸光剤207が設け
られて赤外線受光部とされ、該赤外線受光部の温度上昇
を検知するポリシリコンのPn接合208が、ダイアフ
ラム206内に形成される。
【0005】しかしながら、上記図8あるいは図9に示
した赤外線センサにおける高感度化は、赤外線受光部に
いかに熱容量の小さな、そして熱抵抗の大きな熱分離構
造を形成するかにかかっている。従って、いたずらに吸
光剤のサイズを大きくしてもいまだ十分効率的なものと
はいえない。この対策として、入射した赤外光を集光し
て赤外線受光部に導く手法が提案されており、これはそ
の検出性能の観点からは、初歩的ではあるが、極めて有
効な方法である。
【0006】入射した赤外光を集光して赤外線受光部に
導く方法としては、いくつかの提案がなされている。た
とえば集光レンズにセンサ素子を貼り付ける例として、
特開昭49−103688号公報に開示されたようなも
のがある。これを図10に示すと、ケース301および
外部リード端子302からなるいわゆるカンパッケージ
の上面に、赤外線用の集光レンズ303が固定され、集
光レンズ303の底面にセンサ素子304が貼り付けら
れている。
【0007】またこのほかに、センサ素子を備えるカン
パッケージに集光レンズを後付けするものとして、特開
昭62−261025号公報に開示されたものがある。
これは図11に示されるように、ヘッダ401、ケース
402およびフィルター403などからなるカンパッケ
ージ内に、ヘッダ401に支持されてセンサ素子405
が設けられ、このカンパッケージのケース402に集光
レンズ404を被せた構造となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の赤外線センサは、赤外線透過材料で形成する
赤外線用集光レンズを用いるため高価になること、また
それを個々にカンパッケージに取り付ける構造であるた
め、外形サイズが大きくなってしまうという問題があ
る。そのため、例えばマイクロサージェリーで代表され
る医用システムへの応用、あるいはTOB(チップオン
ボード)実装には不向きであり、また生産性に乏しい面
からも高価格とならざるを得なかった。したがって本発
明は、このような従来の問題点に着目してなされたもの
で、高価な赤外線用集光レンズを用いることなく、しか
も小型に形成される赤外線センサとその製造方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の本発明は、互いに重ねあわされた赤外線フィルタ構
成部材と半導体基板との間に空間が形成され、該空間内
に赤外線検出部が配設され、半導体基板の前記空間を画
する面には反射鏡が形成されて、赤外線フィルターから
入射する赤外線を赤外線検出部に向け反射集光するよう
に構成されたものとした。
【0010】また請求項4に記載の赤外線センサの製造
方法の発明は、半導体基板の一主面上に順次、酸化膜、
犠牲層、ならびに赤外線センサ素子を上下に挟むSi3
N4膜層を形成する第1の工程と、Si3 N4 膜層に、
赤外線センサ素子部分を横方向に挟んで開口部を形成す
るとともに、犠牲層およびその下部の酸化膜の前記犠牲
層に重なる部位をエッチング除去して赤外線検出部を形
成する第2の工程と、前記の開口部から等方性エッチン
グにより半導体基板に凹面を形成する第3の工程と、凹
面に反射鏡を形成する第4の工程と、赤外線検出部を覆
って赤外線フィルタ構成部材を上記半導体基板上に接合
する第5の工程とからなるものとした。
【0011】
【作用】請求項1のものにおいては、赤外線フィルタに
よってフィルタリングされた光が、直接赤外線検出部に
入射するほか、反射鏡によって反射集光されて赤外線検
出部に導かれる。これにより、入射された赤外線の量
が、赤外線用集光レンズを用いなくても、赤外光以外の
光によって外乱をうけることなく、高感度に検出され、
その検出量に対応した電気信号が出力される。赤外線検
出部が赤外線フィルタ構成部材と半導体基板との間に形
成された空間内に配設されているから、全体が小型に構
成される。そしてまた、赤外線検出部が外気から遮断さ
れ風や熱対流の影響を受けにくく、これにより、低ノイ
ズで安定した特性が得られる。また同じく、赤外線検出
部が保護された構造となっているから、実装工程での破
損も避けられ、歩留りを向上させることができる。さら
に、赤外線フィルターや反射鏡などの光学部品がバッチ
処理でプリアセンブリすることができるので、効率良
く、低コストで生産される。
【0012】請求項4の製造方法では、半導体基板上に
赤外線検出部を形成する工程とともに、これに続く等方
性エッチングによる同基板への凹面形成と反射鏡形成の
各工程により、1枚の半導体基板上に赤外線検出部と反
射鏡が形成されるから、とくに小型に形成され、この上
に赤外線フィルターを被せるだけですみ、少ない工程数
で製造される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は第1の実施例の全体構成を示す概念図である。 赤
外線センサ500において、半導体基板503と半導体
基板505の間にキャビティ506が形成され、キャビ
ティ506内に赤外線センサ素子501が位置し、半導
体基板505のキャビティ506を形成する面には反射
鏡504が形成されている。半導体基板503には赤外
線フィルター502が形成されるとともに、赤外線セン
サ素子501がこの半導体基板503に形成支持されて
いる。なおここでは簡単のため、赤外線受光部を赤外線
センサ素子で代表させ、図中には赤外線センサ素子50
1のみ示し、その支持構造は省略してある。半導体基板
503が発明の赤外線フィルタ構成部材となる。半導体
基板503と505とは、陽極接合により接合され、赤
外線センサ素子501への電気配線は、陽極接合の際に
ハンダバンプにより同時に行なわれる。
【0014】次にこの赤外線センサの製造方法について
説明する。図2は、赤外線フィルターを形成するととも
に赤外線センサ素子を含む赤外線受光部を形成支持する
半導体基板503の製造過程を示す。ここでは、表面マ
イクロマシーニング技術とバルクマイクロマシーニング
技術とを用いて、赤外線受光部と赤外線フィルターとが
同一基板上に形成される。まず、図2の工程(a)にお
いて、シリコンP型基板601の一主面に、熱酸化やC
VDなどの手法により酸化膜(SiO2 )602を形成
し、さらにその上面に同じくCVDなどにより所定面積
のポリシリコン犠牲層603を形成するとともに、P型
基板601の裏面にはn型エピタキシャル層604を形
成する。
【0015】そして、工程(b)では、上記酸化膜60
2とポリシリコン犠牲層603とを覆って、Si3 N4
膜層605をCVDで成膜したあと、その上にポリシリ
コンデポジション、フォトリソグラフィーならびにエッ
チングにより、ポリシリコンダイオードからなる赤外線
センサ素子501を形成する。そしてさらに、CVDに
よるSi3 N4 膜層607で全体をカバーする。これに
より、赤外線センサ素子501が、ポリシリコン犠牲層
603上その略中央付近において、Si3 N4 膜層60
5、607に上下方向に挟まれて位置する。
【0016】次の工程(c)において、ドライエッチン
グにより前記ポリシリコン犠牲層603に達する開口部
608を形成して、ポリシリコン犠牲層603をフッ酸
および硝酸からなる混酸を用いて犠牲エッチングし、さ
らにポリシリコン犠牲層の下側の酸化膜602をフッ酸
により除去する。これにより、上記開口部608を除く
部分で周囲から延びるSi3 N4 膜層605、607に
赤外線センサ素子501が支持された熱分離構造が得ら
れる。
【0017】このあと、工程(d)で、P型基板601
に対して、n型エピタキシャル層604にバイアスを印
加しながら、開口部608からn型エピタキシャル層6
04との界面まで、ヒドラジンなどのアルカリ液を用い
たエレクトロケミカルエッチングを行なって、キャビテ
ィ506と、n型エピタキシャル層からなる赤外線フィ
ルター502を形成する。そして、上記熱分離構造部の
赤外線センサ素子501を挟んだSi3 N4 膜層上に吸
光剤612を形成して、発明の赤外線検出部としての赤
外線受光部611が形成される。
【0018】赤外線フィルターに関して、シリコン基板
は、1.2〜15μmの透過波長域をもつ優れた赤外線
透過材料であるが、屈折率が大きいため、空気−シリコ
ン基板界面での入射赤外光の反射損失が大きい。すなわ
ち、赤外光の垂直入射の場合では、 反射損失=((nsi−na )/(nsi+na ))2 で表わされる損失が実に30%にもなる。ただし、 nsi:シリコンの赤外域での屈折率 na :空気の赤外域での屈折率
【0019】この場合、エレクトロケミカルエッチング
で形成される赤外線フィルター502の厚さを次式で表
わされる厚さ dsi=(λ/2nsi)・L ただし、 nsi:シリコンの屈折率 dsi:赤外フィルターの厚さ λ :使用する赤外線の波長 L :整数 とすることにより、シリコン基板表面での入射赤外線の
反射損失を低減することができる。例えば、人間を検知
しようとする場合には、波長10μmの赤外光を用い、 dsi=(λ/2nsi)・L (L=1、2、3、 …) =0.73、 1.46、 2.19、 2.92 3.64、… (μm) とすればよい。
【0020】次に、図3に反射鏡504を備える半導体
基板505の製造手順が示される。まず工程(e)にお
いて、シリコン基板701上に、キャビティ穴径に相当
する部分を除いて熱酸化やCVDにより酸化膜702を
形成し、その上にシリコン基板701と酸化膜702を
覆ってSi3 N4 膜層703を、同じくCVDにより形
成する。そして、ドライエッチングによりSi3 N4 膜
層703に開口部704を形成する。
【0021】次の工程(f)で、開口部704からフッ
酸および硝酸からなる混酸により等方性エッチングを行
ない、凹面705を形成したあと、Si3 N4 膜703
を熱リン酸等により除去する。そして、工程(g)にお
いて、上記凹面705に金などの電解メッキにより反射
鏡504を形成し、このあと酸化膜702をフッ酸によ
り除去する。
【0022】以上、図2に示したステップで形成され、
赤外線受光部611を備える半導体基板503と、図3
に示したステップで形成され、反射鏡504を有する半
導体基板505とを接合して、図1で示された赤外線セ
ンサ501が形成される。
【0023】以上のように構成された本実施例では、入
射した光Xは、赤外線フィルター502によって赤外線
のみフィルタリングされ、直接赤外線受光部611の吸
光剤612に達するほか、反射鏡504によって反射集
光されて赤外線受光部611に導かれる。これにより、
熱分離構造部とされた赤外線受光部611の温度を上昇
させ、この温度上昇がポリシリコンダイオードの赤外線
センサ素子501によって検知され、その検出量に対応
した電気信号が出力されることにより赤外線が検出され
る。
【0024】従って赤外光以外の光によって外乱をうけ
ることなく目的の赤外光のみが高感度に検出される。そ
して、赤外線センサ素子501が完全に外気から遮断さ
れており、風や熱対流の影響を受けにくく、これによ
り、ノイズが少なく、安定した特性が得られて、赤外線
センサとして正確な計測が行なわれる。同じく、赤外線
センサ素子501が、赤外線フィルター502、半導体
基板503,505などに囲まれ、保護された赤外線受
光部となっているので、実装工程での破損も避けられ、
歩留りを向上させることができる。しかもこの構成によ
れば、赤外線フィルター502、反射鏡504などの光
学部品をバッチ処理でプリアセンブリすることができる
ので、効率良く、低コストで生産することができる。
【0025】なお、基板503,505がともにシリコ
ン基板とされているから、陽極接合法を用いる場合に
は、いずれか一方の基板をベアシリコンにし、他方の基
板の接合部位にパイレックスガラスをスパッタによって
成膜しておいて接合すればよい。また、上記実施例のほ
か、とくに反射鏡の形成される基板の素材としてパイレ
ックスガラスを用いた場合には、赤外線受光部を形成す
る側の基板をベアシリコンとすればよいことになる。さ
らに、真空中での陽極接合により接合する場合には、赤
外線受光部611を形成する半導体基板と、反射鏡を形
成する半導体基板とで形成されるキャビティ506を、
簡単に略真空とすることができる。これにより、ノイズ
が少なく安定した特性が得られるだけでなく、赤外線セ
ンサ素子501が配置される赤外線受光部611の熱分
離構造部の熱抵抗を大きくし、とくに高い感度が得られ
る。
【0026】また、基板503,505の接合には、陽
極接合のほか、接着剤あるいはハンダ付けなども用いる
ことができる。さらには、基板材料としてシリコン基板
を用いたが、この他ガラス基板、あるいは金属基板など
を用いることができ、また、反射鏡部の凹面形成も等方
性エッチングに限らず、超音波加工で行なってもよい。
【0027】図4は、第2の実施例を示す。ここでは、
図1に示された赤外線センサにおいて、赤外線フィルタ
ー502部に反射防止膜あるいは干渉フィルターからな
る光学素子801がコーティングされている。コーティ
ングは蒸着などにより容易に実現される。赤外線フィル
ター502を構成するシリコン基板は、優れた赤外域光
学材料であるにもかかわらず、前述のように屈折率が大
きいため、入射光Xの反射損失が大きいが、これにより
その反射損失が低減される。
【0028】図5には、さらに第3の実施例が示され
る。これは、図1に示された赤外線センサにおいて、赤
外線フィルター502部にピエゾ拡散抵抗901を形成
したものである。このピエゾ拡散抵抗901は、キャビ
ティ506内の圧力による赤外線フィルター502の応
力に応じてその抵抗値が変化する。これにより、その抵
抗値変化を検出することにより、キャビティ506内の
真空度、あるいは漏れを検出する圧力センサとして機能
し、故障診断や出力信号の補正に用いることができ、計
測精度を一層向上させることができる。
【0029】次に図6および図7は、第4の実施例とし
て、1枚の半導体基板内に、赤外線受光部と反射鏡とを
形成するようにした製造方法を示す。まず工程(a)に
おいて、半導体基板1001の一主面に、熱酸化やCV
Dにより酸化膜1002を形成し、さらにその上面に同
じくCVDなどによりポリシリコン犠牲層1003を形
成する。次いで工程(b)では、上記酸化膜1002と
ポリシリコン犠牲層1003とを覆って、Si3 N4 膜
層1005をCVDで成膜したあと、その上に第1の実
施例におけると同様にしてポリシリコンダイオードの赤
外線センサ素子1101を形成し、さらにCVDによる
Si3 N4 膜層1006で全体をカバーする。
【0030】このあと、工程(c)において、ドライエ
ッチングにより、前記ポリシリコン犠牲層1003に達
する開口部1008を、Si3 N4 膜層1005、10
06に形成して、ポリシリコン犠牲層1003をフッ酸
および硝酸からなる混酸を用いて犠牲エッチングし、さ
らにポリシリコン犠牲層の下側の酸化膜1002をフッ
酸により除去する。
【0031】そして、工程(d)で、開口部1008か
らフッ酸および硝酸からなる混酸を用いて等方性エッチ
ングを行なって、凹面1105を有するキャビティ11
02を形成する。最後に工程(e)において、凹面11
05に金などの電解メッキにより反射鏡1104を形成
する。そして、Si3 N4 膜層1005、1006に支
持された赤外線センサ素子1101部分には吸光剤10
07を形成して赤外線受光部1200とする。赤外線受
光部1200は上記により熱分離構造となる。
【0032】このあと、とくに図示しないが、上記のよ
うに赤外線受光部と反射鏡とを備えるものとなった半導
体基板の赤外線受光部側に赤外線フィルターを重ね合わ
せて、先の図1と同様の赤外線センサが完成する。
【0033】この実施例によれば、赤外線センサ素子を
備える赤外線受光部と反射鏡とが1枚の基板上に形成さ
れるから、一層小型に形成されるとともに、この半導体
基板に単純な赤外線フィルターを被せるだけですみ、全
体としての製造工程も少なくなるという利点を有する。
なお上記工程(d)において、等方性エッチングにより
凹面1105を形成する際、アンダーエッチングのため
に、ひさし1009が形成される場合には、さらにフォ
トリソグラフィーおよびエッチング工程を追加すればよ
い。
【0034】上述した各実施例では、熱分離構造とした
赤外線受光部の温度上昇をポリシリコンダイオードで構
成した赤外線センサ素子によって検出するものとした
が、これに限定されず、他のいかなる検出手法であって
もよい。また、赤外線受光部の熱分離構造も、周囲から
空間内に延びるSi3 N4 膜層によるブリッジとした
が、他の形式の熱分離構造を採ることも可能である。ま
た、赤外線受光部に形成される吸光剤も必要に応じて付
与あるいは省略される。
【0035】
【発明の効果】以上のとおり、この発明の赤外線センサ
は、互いに重ねあわされた赤外線フィルタ構成部材と半
導体基板との間に空間を形成し、その空間内に赤外線検
出部を配設するとともに、半導体基板には反射鏡を形成
することにより、赤外線フィルターから入射する赤外線
を反射鏡で赤外線検出部に向け反射集光するようにした
から、小型で高感度の赤外線センサが得られるととも
に、高価な赤外線用集光レンズを用いる必要がないから
安価に実現される。そして赤外線検出部を赤外線フィル
タ構成部材あるいは半導体基板から一体に形成すれば、
赤外線検出部が空間内に位置して強度が比較的小さい熱
分離構造となっていても、これら半導体基板あるいは赤
外線フィルタ構成部材にカバーされて保護されるため、
実装工程における歩留りを向上させることができる。
【0036】またとくに、半導体基板に赤外線受光部を
形成する工程に続けて、等方性エッチングにより凹面を
形成し反射鏡を形成するようにした本発明製造方法にお
いては、赤外線受光部と反射鏡とが1枚の基板上に形成
されるから、一層小型に形成されるとともに、この上に
赤外線フィルターを被せるだけですみ、全体としての製
造工程も少なくなるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】赤外線フィルターと赤外線受光部を形成する半
導体基板の製造過程を示す図である。
【図3】反射鏡を形成する半導体基板の製造過程を示す
図である。
【図4】第2の実施例を示す断面図である。
【図5】第3の実施例を示す断面図である。
【図6】赤外線受光部と反射鏡を形成する半導体基板の
製造過程を示す図である。
【図7】赤外線受光部と反射鏡を形成する半導体基板の
製造過程を示す図である。
【図8】赤外線センサの従来例を示す図である。
【図9】赤外線センサの他の従来例を示す図である。
【図10】集光レンズを備える赤外線センサの従来例を
示す図である。
【図11】集光レンズを備える赤外線センサの他の従来
例を示す図である。
【符号の説明】
101 P型基板 102 n型エピタキシャル層 103 カンチレバービーム 104 吸光剤 105 サーモパイル 201 P型基板 202、203 Si3 N4 204,209 SiO2 205 キャビティ 206 ダイアフラム 207 吸光剤207 208 ポリシリコンPn接合 301、402 ケース 302 外部リード端子 303、404 集光レンズ 304、405 センサ素子 401 ヘッダ 403 フィルター 500 赤外線センサ 501 赤外線センサ素子 502 赤外線フィルター 503、505 半導体基板 504 反射鏡 506 キャビティ 601 シリコンP型基板 602 酸化膜 603 ポリシリコン犠牲層 604 n型エピタキシャル層 605、607 Si3 N4 膜層 608 開口部 611 赤外線受光部 612 吸光剤 701 シリコン基板 702 酸化膜 703 Si3 N4 膜層 704 開口部 705 凹面 801 光学素子 901 ピエゾ拡散抵抗 1001 半導体基板 1002 酸化膜 1003 ポリシリコン犠牲層 1005、1006 Si3 N4 膜層 1007 吸光剤 1008 開口部 1009 ひさし 1101 赤外線センサ素子 1102 キャビティ 1104 反射鏡 1105 凹面 1200 赤外線受光部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重ね合わされた赤外線フィルタ構
    成部材と半導体基板との間に空間が形成され、該空間内
    に赤外線検出部が配設され、前記半導体基板の前記空間
    を画する面には反射鏡が形成されて、前記赤外線フィル
    ターから入射する赤外線を前記赤外線検出部に向け反射
    集光するように構成されたことを特徴とする赤外線セン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記赤外線検出部は、前記赤外線フィル
    タ構成部材上に形成され前記空間内に延びる膜層に赤外
    線センサ素子が支持されて構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の赤外線センサ。
  3. 【請求項3】 前記赤外線検出部は、前記半導体基板上
    に形成され前記空間内に延びる膜層に赤外線センサ素子
    が支持されて構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の赤外線センサ。
  4. 【請求項4】 半導体基板の一主面上に順次、酸化膜、
    犠牲層、ならびに赤外線センサ素子を上下に挟むSi3
    N4 膜層を形成する第1の工程と、 前記Si3 N4 膜層に、前記赤外線センサ素子部分を横
    方向に挟んで開口部を形成するとともに、前記犠牲層お
    よびその下部の前記酸化膜の前記犠牲層に重なる部位を
    エッチング除去して赤外線検出部を形成する第2の工程
    と、 前記開口部から等方性エッチングにより前記半導体基板
    に凹面を形成する第3の工程と、 前記凹面に反射鏡を形成する第4の工程と、 前記赤外線検出部を覆って赤外線フィルタ構成部材を前
    記半導体基板上に接合する第5の工程とからなることを
    特徴とする赤外線センサの製造方法。
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