JPH0622961A - 体腔内超音波プローブ - Google Patents

体腔内超音波プローブ

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JPH0622961A
JPH0622961A JP3305194A JP30519491A JPH0622961A JP H0622961 A JPH0622961 A JP H0622961A JP 3305194 A JP3305194 A JP 3305194A JP 30519491 A JP30519491 A JP 30519491A JP H0622961 A JPH0622961 A JP H0622961A
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ultrasonic
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ultrasonic probe
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Kenji Hirooka
健児 廣岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多重エコーを少なく、超音波エネルギーのロ
スを小さくすることによって、ノイズの少ない、感度の
高い(診断深さの深い)超音波画像を得るとともに、挿
入性を向上させた体腔内超音波プローブを提供する。 【構成】 超音波探触子を液密的に包み込むように、先
端キャップを引き裂き強度が強く、音響インピーダンス
が生体に近い弾性体(例えばウレタンゴム)で形成し
た。 【効果】 多重エコーが減少し、感度が向上するととも
に、先端部の細径化が可能となり、術者が短時間に的確
な診断ができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は体腔内超音波プローブに
関するものである
【0002】
【従来の技術】挿入部の先端に超音波探触子を回転自在
に設けて、手元操作部から延在するフレキシブルシャフ
ト等を介して回動しながらメカニカルスキャンする体腔
内超音波プローブを有した体腔内超音波内視鏡診断装置
は既知である。この種の超音波プローブとしては、特開
平2−286144号公報に提案されている様に内視鏡
機能を付加した超音波内視鏡などがある。
【0003】図5にこの体腔内超音波内視鏡診断装置に
おける超音波内視鏡の平面図を示す。同図において、内
視鏡の挿入部100は先端部101、湾曲部102、可
撓性部103からなり、この内視鏡挿入部100の先端
部101のさらに先端には超音波探触子を内蔵した硬質
の先端キャップ104が設けられている。上記超音波探
触子は円盤状(あるいは方形状、楕円状)であり、先端
キャップ(ポリエチレン製)104内で、該キャップ内
壁面に接触することなく回転自在に支持されている。
【0004】内視鏡操作部105は上記挿入部100の
後端に設けられており、この内視鏡操作部105には前
記湾曲部102を湾曲操作する湾曲操作ノブ106、送
気送水ボタン107a、吸引ボタン107b等が設けら
れている。さらにユニバーサルコード108が接続され
ている。そして、上記ユニバーサルコード108の先端
には図示しない光源装置に接続されるコネクタ109が
設けられている。前記内視鏡の操作部105の後端に
は、超音波探触子を駆動操作する副操作部110が設け
られている。この副操作部110には電気ケーブルコー
ド111が接続され、電気ケーブルコード111の先端
には図示しない超音波観測装置に接続されるコネクタ1
12が設けられている。なお、接眼部113は副操作部
110の後端に設けられており内視鏡操作部105の重
心位置の上方に位置している。
【0005】図6は、超音波内視鏡の挿入部100が、
実際に生体114内に挿入され、超音波を走査している
様子を示す図である。図7は、図6をA−A断面から見
た図で、前述の硬質の先端キャップ104内には、超音
波探触子115から発せられた超音波が効率よく伝わる
ように超音波伝達媒体116が封入されている。上記体
腔内超音波プローブでの超音波の伝達経路は、超音波探
触子115から超音波伝達媒体116を介して、先端キ
ャップ104を通り、生体114に達する。そしてその
反射波が先端キャップ104を通り、超音波伝達媒体1
16を介して、超音波探触子115に達する。また先端
キャップ104と生体114の間にバルーン等を設けて
生体に密着させる方法もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は先端キャップが
硬質ポリエチレンで形成されていたため、音響インピー
ダンスが高く、そのため、先端キャップ−超音波伝達媒
体間の音響インピーダンスの差及び先端キャップ−生体
の音響インピーダンスの差が大きくなってしまい、先端
キャップの多重エコー(先端キャップと超音波探触子の
間を音波が繰り返し反射するために生じるエコー)や超
音波エネルギーのロスが生じてしまっていた。多重エコ
ーは画像診断上のノイズとなり、超音波エネルギーのロ
スは、感度不足をもたらす。また感度を補うため、探触
子のパワーを上げると、より多くの多重エコーが発生し
てしまう不具合がある。上記状況下では、術者は的確な
診断を下せないばかりか、検査時間が長くなり術者の疲
労及び被検者に与える苦痛も大きかった。
【0007】また先端キャップが硬質で変形をしないた
め、キャップ内径は探触子の回転径より大きくする必要
がある。その結果、先端部が太くなり、挿入性が悪かっ
た。本願は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、多重エコーを少なく、超音波エネル
ギーのロスを小さくすることによって、ノイズの少な
い、感度の高い(診断深さの深い)超音波画像を得ると
ともに、挿入性を向上させた体腔内超音波プローブを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願では上記目的を達成
するため超音波探触子を液密的に包み込むように、先端
キャップを引き裂き強度が強く、音響インピーダンスが
生体に近い弾性体(例えばウレタンゴム)で形成するも
のである。
【0009】
【作用】本願では、超音波伝達媒体−先端キャップ間、
あるいは先端キャップ−生体の音響インピーダンス差も
小さくなり、探触子の回転に伴い、弾性体が、液密的に
包み込んだ状態で弾性変形をする
【0010】
【実施例】図1、図2は、本発明の第1実施例に係わる
メカニカルラジアルスキャン方式の超音波内視鏡の先端
部の拡大図である。超音波内視鏡の全体構成図の説明は
前述で述べた従来例と同様なため省略する。図1に示す
ように挿入先端部1の側部には、体腔内を観察する役目
を果たす観察窓2、該観察窓2を介して結像可能になる
範囲を照明するために照明光が出射される照明窓3、内
視鏡的処置時に用いられる鉗子チャンネル4、レンズ面
の洗浄や体内に空気を送り込む時に用いられる送気送水
ノズル5が設けてある。上記先端部1の先端側には、引
き裂き強度が強く、音響インピーダンスが生体に近いウ
レタンゴム(引張強さ:200〜450kg/cm2
)、叉はフッ素ゴム(引張強さ:162〜217kg
/cm2 )からなる先端キャップ6が超音波内視鏡の挿
入先端部に糸巻された後、接着(図の黒帯部分)して固
定され、円盤形状の探触子7を液密的に包み込んで設け
てある。
【0011】このとき、先端キャップは、その内径をひ
ろげて、探触子7を液密的に包み込んで、装着され、先
端キャップ6の内径は、探触子7の回転径以下になって
いる。つまり先端キャップ6は探触子7に密着するよう
になっている。探触子7と先端キャップ6の間には超音
波伝達媒体8(例えば流動パラフィン)を介在させ、探
触子7と先端キャップ6内面に残ったわずかな空気を排
除している。本実施例の超音波内視鏡の挿入部の外観と
しては、先端キャップ6の部分のみ断面長方形となり、
そこから操作部の手前の可撓部まで断面が円形状とな
る。図2は、図1のB−B断面図であるが、超音波探触
子7が、先端キャップ6内に超音波伝達媒体8を介して
回動自在に支持されている。振動子9の前面側には音響
レンズ層10、裏面側には、振動子9の裏側へ出る音を
吸収する役目を果たすバッキング層11が設けられてい
る。さらには、それらが枠体12にて左右に接着して支
えられている。先端キャップ6の内面と接する探触子7
の稜部には先端キャップ6内面を傷付けないよう面取り
が施されている。
【0012】
【作用】上記先端部1が体腔内に挿入され、先端キャッ
プ6が探触子7に密着して、先端キャップ6が変形しつ
つ振動子9が回転し、超音波を走査する。探触子7から
発せられた超音波は、超音波伝達媒体8を介して先端キ
ャップ6を通り、生体に到達する。そして、生体に入射
された超音波は、生体で随時反射され、先端キャップ
6、超音波伝達媒体8を介して探触子7に受信される。
前記超音波伝達媒体8は探触子7稜部とキャップ内面の
摩擦を軽減する潤滑剤の役割も果たす。また、振動子9
の裏面側に発生した超音波は、バッキング層11により
吸収される。
【0013】
【効果】本実施例によれば、超音波伝達媒体−先端キャ
ップ間、あるいは先端キャップ−生体の音響インピーダ
ンスの差が小さいため従来に比べ、多重エコーが少な
く、感度の高い超音波画像が得られ、より的確な診断が
可能となる。さらには、従来の硬質の先端キャップのよ
うに先端キャップ内径を振動子の回転径より余裕を持た
せて大きくし、結果として先端キャップの外形が太くな
っていたが、本実施例では先端キャップが常に振動子に
密着するように構成したので先端キャップ外径を小さく
する事が可能となり挿入性が向上しているため、患者に
与える苦痛も軽減された。
【0014】図3は本発明の第2実施例に係わるもの
で、第1実施例と構成の異なるところのみ説明し、共通
部分については同一符号を付す。先端キャップ6の前方
部と後方部には、それぞれゴム等の弾性材料にて薄膜上
に形成したバルーン13を装着するための硬質の材料で
出来たバルーン係止部14、15を設け、それによっ
て、バルーン13は超音波を通過する先端キャップの部
分を覆うように設けられている。前方側バルーン係止部
14と後方側バルーン係止部15の間には、バルーンを
膨張・縮小するための脱気水を注入、吸引する注入孔1
6a、吸引孔16bが設けてある。それぞれの孔は操作
部(図示せず)まで連通され、操作部に設けた注入、吸
引切り換え手段(図示せず)により注入、吸引操作が可
能となっている。
【0015】
【作用】上記先端部1が上記バルーン13が萎んだ状態
で体腔内に挿入される。そして、検査部位に到達したと
ころで、上記注入孔16aを通じて脱気水が上記バルー
ン13内に注入され、バルーン13が膨張される。膨張
したバルーン13を検査部位に押しつけながら第1実施
例と同様に超音波を走査する。走査が終了したら、上記
吸引孔16bより脱気水を吸引し、バルーンを萎ませ、
検査を終了する。
【0016】
【効果】超音波がバルーンを経由して発せられる以外は
第1実施例とほぼ同様の効果をもたらす。バルーンを用
いる事により、管腔壁(食道、十二指腸、大腸等)の検
査の操作性が向上する。バルーンを超音波プローブに取
り付ける際の作業性はバルーン係止部が硬質であるため
従来と比しても低下することがない。
【0017】図4は本発明の第3実施例に係わるもの
で、第1実施例と同じものは同一符号を付す。振動子
9、音響レンズ層10は第1実施例と同様である。バッ
キング層11は、振動子9を保持する枠体12を内接す
る内接円内に内包され、さらに、音響レンズ層10と振
動子9の回転径(φd)以下になるように円弧状に設け
てある。先端キャップの材質等は第1実施例と同様な構
成であるため省略する。
【0018】
【作用】上記先端部1が体腔内に挿入され、先端キャッ
プ6が探触子7に密着して、先端キャップ6が変形しつ
つ振動子9が回転し、超音波を走査する。探触子7から
発せられた超音波は、超音波伝達媒体8を介して先端キ
ャップ6を通り、生体に到達する。そして、生体に入射
された超音波は、生体で随時反射され、先端キャップ
6、超音波伝達媒体8を介して探触子7に受信される。
振動子9の裏面側に発生した超音波は、第1、2実施例
に比べてバッキング層11に円弧状面を有しているので
振動子9とは別の方向に反射され消失する。
【0019】第1実施例、第2実施例の効果に加え、超
音波探触子の回転半径が小さくできるため、更に先端キ
ャップを細くすることが可能となった。バッキング層の
一部が、円弧状面を有している事とバッキング層の厚さ
も保たれているので充分に超音波を消失できる。本発明
は以上の実施例に限られたものではなく、CCD等の固
体撮像素子を内蔵した電子内視鏡に置き換えても良い。
また内視鏡機能を有さない超音波プローブにも採用でき
る。さらに、超音波探触子を固定し、反射ミラーを回転
させることで体腔内に超音波ビームを出射するタイプの
体腔内超音波プローブの先端キャップとして使用するこ
とも可能であるのはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】多重エコーが減少し、感度が向上すると
ともに、先端部の細径化が可能となり、術者が短時間に
的確な診断ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる超音波内視鏡の先
端部を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例に係わる図1のB−B断面
図である。
【図3】本発明の第2実施例に係わる超音波内視鏡の先
端部を示す図である。
【図4】本発明の第3実施例に係わる超音波内視鏡の先
端部の断面図である。
【図5】超音波内視鏡の全体構成図を示す
【図6】超音波プローブの挿入状態を示す図である。
【図7】図6のA−A断面を示す図である。
【符号の説明】
1 挿入先端部 6 先端キャップ 7 探触子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体腔内挿入部の先端に超音波探触子を回転
    自在に設けたメカニカルラジアル走査型の体腔内超音波
    プローブにおいて、前記超音波探触子を液密的に包み込
    むように、前記先端に引き裂き強度が強く、音響インピ
    ーダンスが生体に近い弾性体で形成した先端キャップを
    固定したことを特徴とする体腔内超音波プローブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188175A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Olympus Medical Systems Corp 超音波診断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188175A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Olympus Medical Systems Corp 超音波診断装置

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