JP3026860B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3026860B2
JP3026860B2 JP3211740A JP21174091A JP3026860B2 JP 3026860 B2 JP3026860 B2 JP 3026860B2 JP 3211740 A JP3211740 A JP 3211740A JP 21174091 A JP21174091 A JP 21174091A JP 3026860 B2 JP3026860 B2 JP 3026860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、体腔内に挿入する挿
入部の先端に周波数が異なる複数の超音波振動子を設け
た超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】体腔内に挿入する挿入部の先端に複数の
超音波振動子を設けた機械走査型・超音波診断装置は、
例えば、特開昭63−130050号公報に示されるよ
うに公知である。
【0003】この超音波診断装置は、ダンパ層の両面に
2つの圧電素子を対向して配置するとともに、ダンパ層
の中間部にダンパ層とほぼ同等の音響インピーダンスを
有する中間層を設けた構造で、圧電素子を駆動した場合
の超音波をダンパ層によって減衰するようになってい
る。
【0004】ところで、従来の超音波診断装置は、図1
2に示すように、超音波内視鏡の挿入部1には可撓性シ
ャフト2が挿通され、この可撓性シャフト2の内部に超
音波コード3が挿通されている。そして、挿入部1の先
端部4には2つの超音波振動子5,5が背合せ状態に設
置され、この超音波振動子5,5は前記可撓性シャフト
2に固定されているとともに、超音波コード3と電気的
に接続されている。
【0005】また、超音波振動子5,5はカバー6によ
って覆われ、このカバー6の内部には超音波伝達媒体7
が充満されている。したがって、超音波振動子5,5は
超音波コード3から信号を受けて振動し、超音波を発生
するとともに、可撓性シャフト2から動力を受けてカバ
ー6の内部で回転する。
【0006】
【発明は解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うに構成された超音波診断装置は、2つの超音波振動子
の走査面が同一平面上にある。しかも、超音波振動子を
覆うカバーの肉厚は全体が同一であるにも拘らず、2つ
の超音波振動子の周波数が異なる場合、高い周波数が低
い周波数に比べてカバーでの減衰が大きく、感度が落ち
るという問題がある。
【0007】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、周波数が異なる複数
の超音波振動子を設けても、低い周波数の感度を保ち、
高い周波数の感度を上げることができる超音波診断装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、複数の超音波振動子の走査面を別平面
上に設置するとともに、前記走査面に対面するカバーの
肉厚を、超音波振動子の周波数によって低い周波数より
高い周波数の方を薄肉としたことにある。
【0009】
【作用】超音波振動子に電気信号を印加すると、超音波
振動子が振動して超音波を発生し、この超音波はカバー
を透過するが、高い周波数はカバーの薄肉部を透過し、
低い周波数は肉厚部を透過する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。
【0011】図1〜図7は第1の実施例を示す。図6は
超音波内視鏡の全体構成で、11は内視鏡の挿入部であ
る。挿入部11は可撓部12、湾曲部13および先端硬
性部14とからなり、この先端硬性部14の先端には超
音波診断装置としての超音波プローブ15が設けられて
いる。
【0012】前記挿入部11の基端部には操作部16が
設けられ、この操作部16には前記湾曲部13を湾曲操
作する湾曲操作ノブ17、送気送水ボタン18等が設け
られている。
【0013】さらに、前記操作部16の側部にはユニバ
ーサルコード19が接続され、このユニバーサルコード
19の先端には図示しない光源装置に接続されるスコー
プコネクタ20が設けられている。
【0014】また、前記操作部16の後端には前記超音
波プローブ15を操作する副操作部21が設けられてい
る。この副操作部21には超音波コード22が接続さ
れ、この超音波コード22の先端には図示しない超音波
観測装置に接続される超音波コネクタ23が設けられて
いる。
【0015】図1に示すように、前記挿入部11には可
撓性シャフト24が挿通されており、この基端部は前記
副操作部21に連結され、先端部は前記先端硬性部14
まで延長している。そして、この可撓性シャフト24の
内部に前記超音波コード22が挿通されている。
【0016】前記可撓性シャフト24の先端部には連結
軸25が連結され、この連結軸25は前記先端硬性部1
4に固定された軸受体26に回転自在に軸支されてい
る。連結軸25の先端には前記超音波プローブ15を構
成する周波数が異なる2つの超音波振動子27,28が
固定され、これら超音波振動子27,28は前記連結軸
25を貫通して導かれた超音波コード22と電気的に接
続されている。
【0017】前記超音波振動子27,28は走査面27
a,28aが別平面となるように挿入部11の軸方向に
ずらした状態で、背合せに張合わされている。さらに、
超音波振動子27,28はカバー29によって覆われて
おり、このカバー29は前記軸受体26に設けられたフ
ランジ部30に水密に装着されている。また、前記カバ
ー29の内部には超音波伝達媒体31が充満されてい
る。
【0018】前記カバー29について説明を加えると、
硬質で超音波透過性の良い材質によって形成され、その
肉厚は先端側が薄肉部29aに、基端側は厚肉部29b
に形成されている。つまり、高い周波数(例えば12M
Hz)の超音波振動子27に対面するカバー29の肉厚
は薄肉に、低い周波数(例えば7.5MHz)の超音波
振動子28に対面するカバー29の肉厚は厚肉に形成さ
れている。
【0019】次に、前記湾曲部13および先端硬性部1
4について説明すると、図2〜図5に示すように構成さ
れている。前記挿入部11に内挿されたライトガイドフ
ァイバ32は、湾曲部13の内部においてはゴアチュー
ブ33とシリコンチューブ34によって覆われ、挿入部
11からスコープコネクタ20までは前記シリコンチュ
ーブ34によって覆われている。さらに、ライトガイド
ファイバ32は、先端硬質部14の内部においては一部
がパイプ35によって覆われ、照明レンズ36まで導か
れている。
【0020】そして、前記パイプ35はライトガイドフ
ァイバ32に接着され、ゴアチューブ33はパイプ35
に糸縛り後接着し、シリコンチューブ34は前記パイプ
35に突き当てた状態でライトガイドファイバ32に接
着されている。
【0021】また、前記ライトガイドファイバ32は、
図5に示すように、垂直方向に対して、α=7゜の角度
を持って取り付けてあり、その端面は出射光を垂直方向
に出すようにβ=17゜にカットされている。
【0022】さらに、前記挿入部11に内挿されたイメ
ージガイドファイバ37も、湾曲部13の内部において
はゴアチューブ38とシリコンチューブ39によって覆
われ、挿入部11から操作部16までは前記シリコンチ
ューブ39によって覆われている。さらに、イメージガ
イドファイバ37は、先端硬性部14の内部においては
パイプ40によって覆われ、リレーレンズ41を介して
対物レンズ42まで光学的に接続されている。
【0023】前記照明レンズ36と対物レンズ42は先
端硬性部14の一側部において前後方向に並設されてお
り、他側部には鉗子起上台43を備えた鉗子チヤンネル
の開口部45が設けられている。
【0024】また、前記超音波プローブ15のカバー2
9に充満された超音波伝達媒体31は、図7に示すよう
に、先端硬性部14に穿設された管路46を通って可撓
性シャフト24の案内管路47およびガイドチューブ4
8の内部にも充満されている。さらに、前記管路46と
案内管路47はOリング49、シールねじ50およびシ
ールゴム51によって開閉可能にシールされている。
【0025】このように構成された超音波診断装置によ
れば、内視鏡の挿入部11を体腔内に挿入し、超音波プ
ローブ15を目的部位の近傍に位置した状態で、副操作
部21を操作して超音波コード22を介して超音波振動
子27または28に選択的に電気信号を印加すると、走
査面27a、28bから超音波を発生する。
【0026】発生した超音波は超音波伝達媒体31を伝
達し、カバー29を透過して目的部位に伝達される。こ
のとき、高い周波数の超音波振動子27はカバー29の
薄肉部29aに対面しているため、カバー29での減衰
が少なく、超音波の感度を上げることができる。
【0027】また、低い周波数の超音波振動子28はカ
バー29の厚肉部29bに対面しているが、低い周波数
はカバー29での減衰が少なく、超音波の感度の低下は
ほとんどなく、周波数が異なる超音波の感度を効率的に
透過させることができる。さらに、カバー29に厚肉部
29bを設けることによってカバー29の強度をアップ
でき、耐久性を向上できる。
【0028】このように、高い周波数での減衰が少なく
なるため、超音波の感度を上げることができ、これによ
って今まで低い周波数でしか観察できなかった遠い部位
が高い周波数でより細かく観察できるようになり、小さ
な病変部も見つけ出すことができ、診断能の向上が可能
となる。
【0029】図8および図9は第2の実施例を示す。こ
の実施例は、超音波プローブ52に周波数の異なる3つ
の超音波振動子53,54および55を設けたものであ
る。これら超音波振動子53,54,55は走査面53
a,54a,55aが別平面となるように挿入部11の
軸方向にずらした状態で、しかも正面視で、正三角形に
なるように構成されている。
【0030】さらに、前記超音波振動子53,54,5
5を覆うカバー56は、その先端側から高い周波数の超
音波振動子53に対面する部分は薄肉部56aに、超音
波振動子54に対面する部分は中肉部56bに、さらに
低い周波数の超音波振動子55に対面する部分は厚肉部
56cに形成されている。このように周波数が異なる複
数の超音波振動子53,54,55を設けても、高い周
波数のカバー56による減衰を極力押さえることができ
る。
【0031】図10および図11は第3の実施例を示
す。この実施例は、超音波プローブ57に周波数の異な
る2つの超音波振動子58,59を並設し、この2つの
超音波振動子58,59を挿入部11の軸方向に進退走
査して行うリニアスキャンタイプの超音波診断装置であ
る。前記2つの超音波振動子58,59を覆うカバー6
0は、周方向の半周、つまり高い周波数の超音波振動子
58に対面する部分は薄肉部60aに、残りの半周、つ
まり低い周波数の超音波振動子59に対面する部分は厚
肉部60bに形成されている。
【0032】なお、この発明は前記実施例に示した、ラ
ジアルスキャン、リニアスキャンに限定されず、セクタ
スキャンにおいても同様の構造で高い周波数のカバーに
よる減衰を押さえることができ、この結果、感度をアッ
プできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、周波数が異なる複数の超音波振動子を設けても、低
い周波数の感度を保ち、高い周波数の感度を上げること
ができ、診断能を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係わる超音波診断装
置の縦断側面図。
【図2】同実施例の超音波診断装置の平面図。
【図3】同実施例の先端硬性部および湾曲部の縦断側面
図。
【図4】図3のa部を拡大して示す縦断側面図。
【図5】図3のb−b線に沿う断面図。
【図6】同実施例の超音波内視鏡の全体を示す構成図。
【図7】同実施例の先端硬性部の縦断側面図。
【図8】この発明の第2の実施例に係わる超音波診断装
置の縦断側面図。
【図9】(a)は図8のc−c線、(b)はd−d線、
(c)はe−e線に沿う断面図。
【図10】この発明の第3の実施例に係わる超音波診断
装置の縦断側面図。
【図11】図10のf−f線に沿う断面図。
【図12】従来の超音波診断装置の縦断側面図。
【符号の説明】
11…挿入部、27,28…超音波振動子、27a,2
8a…走査面、29…カバー、29a…薄肉部、29b
…厚肉部、31…超音波伝達媒体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入する挿入部の先端に複数の
    超音波振動子を設け、この超音波振動子をカバーによっ
    て覆うとともに、このカバーの内部に超音波伝達媒体を
    充満した超音波診断装置において、前記複数の超音波振
    動子の走査面を別平面上に設置するとともに、前記走査
    面に対面するカバーの肉厚を、超音波振動子の周波数に
    よって低い周波数より高い周波数の方を薄肉としたこと
    を特徴とする超音波診断装置。
JP3211740A 1991-08-23 1991-08-23 超音波診断装置 Expired - Fee Related JP3026860B2 (ja)

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