JPH06228889A - 耐白化性を有する絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構造物及びその製造方法 - Google Patents

耐白化性を有する絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構造物及びその製造方法

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JPH06228889A
JPH06228889A JP5037408A JP3740893A JPH06228889A JP H06228889 A JPH06228889 A JP H06228889A JP 5037408 A JP5037408 A JP 5037408A JP 3740893 A JP3740893 A JP 3740893A JP H06228889 A JPH06228889 A JP H06228889A
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JP
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fiber
silk
fibers
catalyst
epoxy compound
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JP5037408A
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English (en)
Inventor
Junji Sano
準治 佐野
Koji Takizawa
康二 瀧澤
Noriko Yonemasu
典子 米増
Yasuo Nakajima
康雄 中島
Sumio Abe
純夫 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濃色でも白化が目立たない耐白化性を有する
繊維構造物及びその製造方法を提供する。 【構成】 5重量%水酸化ナトリウム水溶液に65℃で
60分間浸漬した際の溶解度が30重量%以下であるエ
ポキシ化合物により架橋処理された絹繊維とポリアミド
繊維からなり、L値が20以下に染色されてなることを
特徴とする。またその製造方法は、L値が20以下に染
色されてなる絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構造
物を、水溶性多官能エポキシ化合物と、硫酸ナトリウム
または塩化ナトリウムから選ばれる一種の触媒を含む水
性液を用い、90℃以下の温度で浸漬処理するか、又は
上記水性液を付与し、水分の蒸散を防止した状態で30
℃以下の室温下に置くこと、及び絹繊維とポリアミド繊
維からなる繊維構造物に、水溶性多官能エポキシ化合物
と、触媒のみのpHが11未満であり、水溶性エポキシ
化合物及び触媒を含む加工液のpHが9以上となる触媒
を付与し、しかる後酸性染料又は含金染料にて染色し、
L値が20以下となすことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐白化性を有する絹繊維
とポリアミド繊維からなる繊維構造物及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構
造物は公知であり、黒や紺等の濃色に染色され、絹繊維
の履心地の良さとポリアミド繊維のフィット性、強度を
生かして靴下等としても提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、濃色に
染色された絹繊維とポリアミド繊維からなる靴下は、靴
の中の湿気と歩行時の靴との摩擦の相乗効果によって、
ほんの数時間の着用で白化が生じ、人前に足を曝せなく
なるという欠点を有する。これは絹繊維が湿潤下の摩擦
によってフィブリル化したことが原因で、白や淡色では
目立たないものの、濃色では目立つためである。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであって、濃色でも白化が目立たない耐白化性を有す
る絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構造物及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、5重量%水酸
化ナトリウム水溶液に65℃で60分間浸漬した際の溶
解度が30重量%以下であるエポキシ化合物により架橋
処理された絹繊維とポリアミド繊維からなり、L値が2
0以下に染色されてなることを特徴とする耐白化性を有
する絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構造物であ
る。
【0006】以下、本発明を説明する。
【0007】本発明において絹繊維としては、生糸や絹
紡糸が挙げられ、ポリアミド繊維としてはナイロン6、
ナイロン6,6等のフィラメント糸やスパン糸が挙げら
れる。繊維構造物としては両者を混紡してなる糸,織
物,編物,交織した織物,交編した編物等が挙げられる
が、効果の点からは絹の精紡工程でナイロンフィラメン
トを精紡交撚したサイロフィル糸を用いたものが特に好
ましい。
【0008】本発明において溶解度は、絹繊維を5重量
%水酸化ナトリウム水溶液に65℃で60分間浸漬した
後の絹繊維の重量減を云う。溶解度は30重量%以下、
好ましくは25重量%以下である必要がある。溶解度は
白化と関係があり、溶解度が30重量%以下であれば着
用時の白化はほとんど見られない。
【0009】本発明において、L値とは分光光度計を用
いて測定される値であって、低い値ほど色が濃色であ
る。
【0010】従来の絹繊維とポリアミド繊維からなる繊
維構造物で、白化がなくしかもL値が20以下に染色さ
れているものはない。
【0011】このような繊維構造物はL値が20以下に
染色されてなる絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構
造物を、水溶性多官能エポキシ化合物と、硫酸ナトリウ
ムまたは塩化ナトリウムから選ばれる一種の触媒を含む
水性液を用い、90℃以下の温度で浸漬処理するか、又
は上記水性液を付与し、水分の蒸散を防止した状態で3
0℃以下の室温下に置くことを特徴とする耐白化性を有
する絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構造物の製造
方法、又は、絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構造
物に、水溶性多官能エポキシ化合物と、触媒のみのpH
が11未満であり、水溶性エポキシ化合物及び触媒を含
む加工液のpHが9以上となる触媒を付与し、しかる後
酸性染料又は含金染料にて染色し、L値が20以下とな
すことを特徴とする耐白化性を有する絹繊維とポリアミ
ド繊維からなる繊維構造物の製造方法により製造するこ
とができる。
【0012】本発明の絹繊維の架橋に用いる水溶性多官
能エポキシ化合物としては、ジグリシジルエーテル又は
ポリグリシジールエーテルであってエポキシ等量が50
0以下のものが好ましく、例えばエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、ポ
リグリセロール、ペンタエリスリトール、トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリメチロール
プロパン、ネオペンチルグリコール、1,4ブタンジオ
ール、フェノールエチレンオキサイド、ラウリルアルコ
ールエチレンオキサイドのジグリシジルエーテル又はポ
リグリシジールエーテルが挙げられる。
【0013】水溶性多官能エポキシ化合物の施与量はエ
ポキシ当量等によっても異なるが、浸漬法では絹繊維に
対して1〜20重量%、水分の蒸散を防止した状態で3
0℃以下の室温下に置く所謂コールドバッチ法では絹繊
維に対して3〜50重量%、パッド−ドライ−スチー
ム,パッド−ドライ−キュアー,パッド−ドライ−コー
ルドバッチ法では3〜50重量%である。
【0014】触媒は、染色されてなる絹繊維構造物を処
理する場合には、染料の泣き出しを防止するため及びポ
リアミド繊維にエポキシ化合物を付着させないために硫
酸ナトリウム又は塩化ナトリウムを用いる。硫酸ナトリ
ウム,塩化ナトリウムの使用量は一般に加工液全重量の
0.5〜20重量%、好ましくは1〜15重量%であ
る。
【0015】架橋処理条件は、90℃以下、好ましくは
60〜90℃の温度で30〜180分間浸漬処理をする
か、又は上記水性液を付与し、水分の蒸散を防止した状
態で30℃以下、好ましくは10〜30℃の室温に置く
ようにする。室温に置く時間は、温度や処理液組成によ
り異なるが、20時間以上で十分に進むようにすること
が好ましい。20時間以内で反応が十分進むようにする
と処理液が不安定となり、又繊維の硬化が生じる場合が
ある。室温に置く場合には、付着斑が生じないように運
動を与える。たとえばロールに巻いて回転させることが
望ましい。架橋処理後は、湯洗,水洗を行う。
【0016】浸漬処理装置としては糸では綛染め機やオ
ーバーマイヤーが、靴下ではパドル染色機が応用出来る
が、糸での加工が擦れのできにくさ、風合の点で好まし
い。この際のエポキシ架橋に先立つ染色は、ナイロンは
酸性染料,含金染料による染色,又は顔料による原液着
色による染色が行え、絹は酸性染料,含金染料,又は反
応染料による染色が行える。
【0017】エポキシ架橋後に染色する場合、エポキシ
架橋に用いる触媒は、触媒のみの水溶液のpHが11未
満であり、加工液のpHが9以上となる触媒を用いて行
うとポリアミド繊維にエポキシ化合物を付着させない
で、絹繊維のみの架橋が行える。触媒の例としてはモノ
カルボン酸,ジカルボン酸,トリカルボン酸,アミノカ
ルボン酸,硫酸,塩酸,硝酸,チオシアン酸及びチオ硫
酸のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩等が挙げら
れる。触媒の使用量は一般に加工液全量の0.5〜20
重量%、好ましくは1〜15重量%である。
【0018】上記の水溶性多官能エポキシ化合物と触媒
の組み合わせにて、浸漬処理、パッド−ドライ−スチー
ム,パッド−ドライ−キュアー,パッド−ドライ−コー
ルドバッチ等の加工法が行える。浸漬処理法では例えば
50〜110℃、好ましくは60〜95℃の温度で、3
0〜180分間処理する。パッド−ドライ−スチーム法
では例えば水性液を付与した後、50〜100℃の温度
で乾燥し、次いで150℃以下の加熱蒸気でスチーミン
グ又は120℃以下好ましくは110℃未満の飽和蒸気
でスチーミングする。パッド−ドライ−キュアー法では
例えば水性液を付与した後、50〜100℃の温度で乾
燥し、次いで120〜170℃の温度でキュアーする。
パッド−ドライ−コールドバッチ法では例えば水性液を
付与した後、50〜100℃の温度で乾燥し、10〜4
0℃の温度で20〜40時間放置する。浸漬処理法が好
ましい。架橋処理後は、湯洗,水洗を行う。
【0019】浸漬処理装置としては糸では綛染め機やオ
ーバーマイヤーが、靴下ではパドル染色機が応用出来る
が、糸の加工が擦れのできにくさ、加工効果、風合の点
から好ましい。エポキシ架橋後の染色は酸性染料又は含
金染料を用いる。反応染料は濃色が出ないので好ましく
ない。
【0020】
【作用】濃色に染色された絹繊維とポリアミド繊維から
なる繊維構造物をエポキシ架橋処理する際にアルカリ性
で高温処理すると染料が大量に泣き出すが、硫酸ナトリ
ウム又は塩化ナトリウムが存在すると防止出来る。硫酸
ナトリウム又は塩化ナトリウムは絹繊維の架橋の触媒と
しても作用する。しかしながら、硫酸ナトリウム又は塩
化ナトリウムはポリアミド繊維の架橋には作用しない。
従ってエポキシ化合物はポリアミド繊維に付着や反応せ
ず、風合が硬くなることがなく、絹繊維のみエポキシ架
橋され、フィブリル化が防止され、白化することがなく
なる。
【0021】エポキシ化合物による絹繊維の架橋はチロ
シンの水酸基から優先的に起こると考えられているが、
染色に先立って行うと、反応染料の結合を妨げるので、
エポキシ架橋後の反応染料による濃色染色は難しい。エ
ポキシ架橋に用いる触媒は、触媒のみの水溶液のpHが
11未満であり、加工液のpHが9以上となる触媒を用
いて行うとポリアミド繊維にエポキシ化合物を付着させ
ないで、絹繊維のみのエポキシ架橋が行え、フィブリル
化が防止され、白化することがなくなる。これに反する
触媒、たとえば硼弗化亜鉛や塩化マグネシウムを用いる
と、絹繊維の架橋が悪くなるばかりでなくポリアミド繊
維の表面にエポキシ化合物の付着が生じ、靴下の風合が
悪くなるのである。
【0022】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。尚、実施例中の各データは次のように求
めた。 (1)アルカリ溶解度は、絹繊維とポリアミド繊維から
なる糸または靴下を5重量%水酸化ナトリウム水溶液に
65℃で60分間浸漬した際の絹の溶解度を示し、その
際の絹の含有率は100%熱蟻酸でポリアミド繊維サイ
ドを溶解除去して求めた。 (2)摩耗白化は、水で濡らしてろ紙で水滴を取った試
料をマーチンデール摩耗試験機で100回摩擦して、
○:白化なし、△:白化少々、×:白化大で評価した。 (3)着用白化は、毎日運動靴を履きほぼ同一作業をし
ている同一人が片足に実施例品を、もう一方の足に比較
例品を5時間履いて、○:白化なし、△:白化少々、
×:白化大で評価した。 (4)L値はL* * * 表色系のLをマクベス分光光
度計で測色して用いた。
【0023】実施例1,比較例1 絹紡糸の精紡工程で40d/12fの三角断面を持つブ
ライトのナイロン6フィラメントに絹短繊維を絡ませ絹
/ポリアミド(50/50)のサイロスパン糸(80番
手双糸)を製造した。この糸を綛状にして綛染め機にて
反応染料で染色後、更に含金染料で染色して、次いでフ
ィックス処理をして黒に染め上げた。引き続いてエポキ
シ化合物としてエチレングリコールジグリシジールエー
テル20g/ l、触媒として硫酸ナトリウム100g/
l(単独pH6.8)を含む浴比1:50の水溶液(p
H11.3)中で70℃で90分浸漬処理をした。更に
オイリング処理をして紳士用ソックスに編み立てた(実
施例1)。比較のために、黒染め後、エポキシ化合物処
理を行わずオイリング処理をして紳士用ソックスに編み
立てたものを作った(比較例1)。
【0024】実施例1及び比較例1で得た製品のアルカ
リ溶解度,摩耗白化,着用白化,L値を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1から明らかな様に実施例1で得られた
製品はアルカリ溶解度が30重量%以下であり、濃色に
染色されているにもかかわらず摩耗白化,着用白化のな
いことがわかる。
【0027】実施例2,比較例2 絹紡糸の精紡工程で50d/16fの三角断面を持つブ
ライトのナイロン6フィラメントに絹短繊維を絡ませ絹
/ポリアミド(66/34)のサイロスパン糸(72番
手双糸)を製造した。この糸を綛状にして、エポキシ化
合物としてグリセロールジグリシジールエーテル20g
/ l、触媒として塩化ナトリウム100g/ l(単独p
H7.0)を含む浴比1:50の水溶液(pH11.
1)中で90℃で60分綛染め機で浸漬処理をした。次
いで、綛染め機にて反応染料で染色後、更に含金染料で
染色して、次いでフィックス処理をして黒に染め上げ
た。更にオイリング処理をして紳士用ソックスに編み立
てた(実施例2)。比較のために、エポキシ化合物処理
を行わずに黒染め後、オイリング処理をして紳士用ソッ
クスに編み立てたものを作った(比較例2)。
【0028】実施例2及び比較例2で得た製品のアルカ
リ溶解度,摩耗白化,着用白化,L値を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】表2から明らかな様に実施例2で得られた
製品はアルカリ溶解度が30重量%以下であり、濃色に
染色されているにもかかわらず、摩耗白化,着用白化の
ないことがわかる。
【0031】実施例3,比較例3 絹紡糸の精紡工程で40d/12fの三角断面を持つ黒
原着ブライトのナイロン6フィラメントに絹短繊維を絡
ませ絹/ポリアミド(50/50)のサイロスパン糸
(80番手双糸)を製造した。この糸をチーズ状にして
チーズ染めオーバーマイヤー染色機にて反応染料で染色
して、次いでフィックス処理をして黒に染め上げた。引
き続いてエポキシ化合物としてプロピレングリコールジ
グリシジールエーテル30g/ l、触媒として塩化ナト
リウム100g/ l(単独pH7.0)を含む浴比1:
50の水溶液(pH11.0)中で80℃で75分浸漬
処理をした。更にオイリング処理をして紳士用ソックス
に編み立てた(実施例3)。比較のために、黒染め後、
塩化ナトリウムの代わりに塩化マグネシウム50g/l
(単独pH5.0)を含む浴比1:50の水溶液(pH
8.7)中で80℃で75分浸漬処理をしたが、色落ち
が激しいものであった、更にオイリング処理をして紳士
用ソックスに編み立てたものを作った(比較例3)。比
較例はポリアミド繊維にエポキシ化合物が付着してお
り、靴下の風合、履き心地は実施例に比して悪かった。
【0032】実施例3及び比較例3で得た製品のアルカ
リ溶解度,摩耗白化,着用白化,L値を表3に示した。
【0033】
【表3】
【0034】表3から明らかな様に実施例3で得られた
製品はアルカリ溶解度が30重量%以下であり、濃色に
染色されているにもかかわらず、摩耗白化,着用白化の
ないことがわかる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の絹繊維とポ
リアミド繊維からなる繊維構造物は、濃色に染色されて
いるにもかかわらず、摩耗白化,着用白化がなく紳士用
のソックス等に頗る有用である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5重量%水酸化ナトリウム水溶液に65
    ℃で60分間浸漬した際の溶解度が30重量%以下であ
    るエポキシ化合物により架橋処理された絹繊維とポリア
    ミド繊維からなり、L値が20以下に染色されてなるこ
    とを特徴とする耐白化性を有する絹繊維とポリアミド繊
    維からなる繊維構造物。
  2. 【請求項2】 L値が20以下に染色されてなる絹繊維
    とポリアミド繊維からなる繊維構造物を、水溶性多官能
    エポキシ化合物と、硫酸ナトリウムまたは塩化ナトリウ
    ムから選ばれる一種の触媒を含む水性液を用い、90℃
    以下の温度で浸漬処理するか、又は上記水性液を付与
    し、水分の蒸散を防止した状態で30℃以下の室温下に
    置くことを特徴とする耐白化性を有する絹繊維とポリア
    ミド繊維からなる繊維構造物の製造方法。
  3. 【請求項3】 絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構
    造物に、水溶性多官能エポキシ化合物と、触媒のみのp
    Hが11未満であり、水溶性エポキシ化合物及び触媒を
    含む加工液のpHが9以上となる触媒を付与し、しかる
    後酸性染料又は含金染料にて染色し、L値が20以下と
    なすことを特徴とする耐白化性を有する絹繊維とポリア
    ミド繊維からなる繊維構造物の製造方法。
JP5037408A 1993-02-01 1993-02-01 耐白化性を有する絹繊維とポリアミド繊維からなる繊維構造物及びその製造方法 Pending JPH06228889A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114628A (ja) * 1974-07-22 1976-02-05 Outboard Marine Corp
JPH03113083A (ja) * 1989-09-21 1991-05-14 Kanebo Ltd 絹の染色方法

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