JPH0622842U - 送気用ダクト - Google Patents
送気用ダクトInfo
- Publication number
- JPH0622842U JPH0622842U JP4563092U JP4563092U JPH0622842U JP H0622842 U JPH0622842 U JP H0622842U JP 4563092 U JP4563092 U JP 4563092U JP 4563092 U JP4563092 U JP 4563092U JP H0622842 U JPH0622842 U JP H0622842U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は筐体内への組み付け誤差による空気
漏れを防止するよう構成した送気用ダクトを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 筐体1内には光磁気ディスク装置2、電源回
路3、各回路基板4,5、電源回路17が収納されてい
る。光磁気ディスク装置2は筐体1の前面1a側に設け
られ、筐体1の後面1b側には送気用ユニット3が設け
られている。又、筐体1内には送気用ユニット3からの
空気流を光磁気ディスク装置2に導く送気用ダクト6が
配設されている。送気用ダクト6は合成樹脂により形成
された薄板をコ字上に折り曲げてなり、各側板6b,6
cの上端には内側に傾斜した舌片7a〜7gが設けられ
ている。各舌片7a〜7gは上方から押圧されると、下
方に撓むように弾性変形可能に設けられている。
漏れを防止するよう構成した送気用ダクトを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 筐体1内には光磁気ディスク装置2、電源回
路3、各回路基板4,5、電源回路17が収納されてい
る。光磁気ディスク装置2は筐体1の前面1a側に設け
られ、筐体1の後面1b側には送気用ユニット3が設け
られている。又、筐体1内には送気用ユニット3からの
空気流を光磁気ディスク装置2に導く送気用ダクト6が
配設されている。送気用ダクト6は合成樹脂により形成
された薄板をコ字上に折り曲げてなり、各側板6b,6
cの上端には内側に傾斜した舌片7a〜7gが設けられ
ている。各舌片7a〜7gは上方から押圧されると、下
方に撓むように弾性変形可能に設けられている。
Description
【0001】
本考案は送気用ダクトに係り、特に組み付け誤差による空気漏れを防止するよ う構成した送気用ダクトに関する。
【0002】
例えば、電子機器の筐体内に光磁気ディスク装置を内蔵するよう構成された記 憶装置では、筐体内に光磁気ディスク装置のほかに電源回路及び各回路基板が収 納されており、筐体自体も大型になっている。しかし、光磁気ディスク装置は比 較的小型であり、筐体の前面側に取付けられている。又、光磁気ディスク装置は 記録再生動作により発熱するため、外部からの空気を送風して冷却する必要があ る。
【0003】 そのため、他の機器の邪魔にならないように筐体の後面側に送気用ファンを設 けて前面側の光磁気ディスク装置へ空気を供給している。そして、送気用ファン からの空気流が光磁気ディスク装置へ供給されるように、筐体内部には送気用ダ クトが設けられている。
【0004】 この送気用ダクトは安価に制作するため、薄板状の板金をコ字状に折り曲げて 底板の両側より側板を起立させてなる。そして、上記送気用ダクトは筐体の底部 と天板及び上部基板との間に取り付けられて空気流が流れる流路を形成する。
【0005】
しかる、上記構成の送気用ダクトでは、例えば加工誤差などにより筐体の底部 と天板又は上部基板の高さ位置がずれていた場合、送気用ダクトの側板の上端と 筐体の天板又は上部基板との間に隙間が生じてしまい、この隙間から周囲に空気 が漏れるといった課題がある。その場合、送気用ファンからの空気流が筐体内に 拡散して光磁気ディスク装置へ供給される空気流量が減少して光磁気ディスク装 置を効率よく冷却できなくなる。
【0006】 又、板金製の送気用ダクトの側板の高さ寸法がバラついて側板が基板に当接し た場合、側板が基板に半田付けされた電子部品に接触して電子部品が剥がれるお それがあった。
【0007】 そこで、本考案は上記課題を解決した送気用ダクトを提供することを目的とす る。
【0008】
本考案は、底板の両側に側板を起立させて送気用ファンからの空気流を筐体内 部の発熱体に導く流路を形成してなる送気用ダクトにおいて、 前記側板の上端に弾性変形可能な撓み部を設けてなる。
【0009】
送気用ダクトの側板の上端に弾性変形可能な撓み部を設けることにより、上部 の天板及び基板に撓み部が当接して側板と上部の天板及び基板との隙間が無くな り空気もれを防止できる。
【0010】
図1乃至図3に本考案になる送気用ダクトの一実施例が適用された記録再生装 置を示す。
【0011】 各図中、記録再生装置の筐体1内には光磁気ディスク装置(発熱体)2、電源 回路3、各回路基板4,5、電源回路17が収納されている。光磁気ディスク装 置2はディスク(図示せず)上に高密度記録する精密機器であり、温度変化に敏 感に反応しやすい。
【0012】 光磁気ディスク装置2は筐体1の前面1a側に設けられ、筐体1の後面1b側 には送気用ユニット3が設けられている。又、筐体1内には送気用ユニット3か らの空気流を光磁気ディスク装置2に導く送気用ダクト6が配設されている。
【0013】 送気用ダクト6は図4乃至図6に示すように、例えば、機械強度、耐熱性に優 れたフェノール樹脂(スミライトとも呼ばれる)等の合成樹脂により形成された 薄板をコ字上に折り曲げてなる。即ち、送気用ダクト6は底板6aの両側を上方 に折り曲げて側板6b,6cを起立させ、底板6aの送気用ユニット3側には傾 斜面6dが設けられている。
【0014】 又、底板6a及び傾斜面6dは筐体1内に移るにつれて横幅寸法が次第に大と なるよう両側が傾斜している。そのため、両側の側板6b,6cは底板6a及び 傾斜面6dの形状に応じて折曲されている。又、底板6aの両側には4箇所の固 定部6e〜6hが突出している。
【0015】 各側板6b(6b1 〜6b4 ),6c(6c1 〜6c3 )の上端には内側に傾 斜した舌片(撓み部)7a〜7gが設けられている。各舌片7a〜7gは上方か ら押圧されると、下方に撓むように弾性変形可能に設けられている。尚、送気用 ダクト6は筐体1内部の配置などに応じて複雑な形状とされているが、前述した ように合成樹脂により形成された薄板を折り曲げてなるため、板金よりも加工が 容易で、かつ軽量であるので取扱やすく組立工程で容易に筐体1内に取り付ける ことができる。
【0016】 又、送気用ユニット3は図8に示すように、筐体1の後面1bに取り付けられ たファンカバー8内に送気用ファン9、ファン用フィルタ10とが収納されてな る。ファン用フィルタ10はフィルタ紙を蛇腹状に折り曲げてなり、ファンカバ ー8の上部開口8aより取り外すことができるので、簡単に交換することができ る。尚、ファン用フィルタ10がファンカバー8の上部開口8aから挿入された 後、上部開口8aは蓋11により閉蓋される。
【0017】 次に上記構成の送気用ダクト6が筐体1内に取り付けられる際の組立作業につ いて説明する。
【0018】 先ず、下方の回路基板4が筐体1内に取り付けられる。続いて、上記送気用ダ クト6の固定部6e〜6hが回路基板4上方のブラケット16にねじ止めされる 。その際、送気用ダクト6の傾斜面6dの先端が筐体1の後方に突出する。
【0019】 次に、上方の回路基板5がスペーサ17を介してブラケット16上に取り付け られる。その際、回路基板5の底面が側板6b,6cの上端に設けられた舌片7 d,7eに当接する。舌片7d,7eは回路基板5に押圧されて下方に撓む。
【0020】 これにより、回路基板5と側板6b,6cの上端との間には隙間が無くなり、 ここからの空気漏れが防止される。尚、舌片7d,7eは下方に押圧されると容 易に弾性変形するため、回路基板5に半田付けされた電子部品(図示せず)が剥 がれといったことがなく、舌片7d,7eが回路基板5の下面に当接しても回路 基板5が損傷するおそれはない。
【0021】 次いで、後面1bが取り付けられる。この後面1bには上記送気用ユニット3 が取り付けられており、後面1bが取り付けられるとともに送気用ユニット3の 送気用ファン9が送気用ダクト6の後部側に対向し、且つ送気用ダクト6の傾斜 面6dの先端が筐体1内に押圧され円弧状に撓む。
【0022】 さらに、天板1cが取り付けられると、天板1cの下面が側板6b,6cの上 端に設けられた舌片7a,7b,7gに当接する。各舌片7a,7b,7gは天 板1cに押圧されて下方に撓む。
【0023】 これにより、天板1cと側板6b,6cの上端との間には隙間が無くなり、こ こからの空気漏れが防止される。
【0024】 従って、送気用ファン9からの空気流は送気用ダクト6の側板6b,6c,傾 斜面6d、回路基板4により画成された流路12(図2参照)を通過して送気用 ダクト6の底板6a,側板6b,6c,天板1cにより画成された流路13(図 2参照)を通過して光磁気ディスク装置2に供給される。よって、送気用ファン 9からの空気流は送気用ダクト6の側板6b,6cに設けられた舌片7a〜7g により筐体1内に拡散することが防止され、効率良く光磁気ディスク装置2を冷 却できる。
【0025】 又、図8に示すように、送気用ユニット3において、筐体1の後面1bに取り 付けられたファンカバー8内にファン用フィルタ10を固定する手段としてマジ ックテープ半体14a,14bをファン用フィルタ10の枠15及びファンカバ ー8の底部8bに貼着してファン用フィルタ10を簡単に固定できるようにして も良い。
【0026】 その場合、ファンカバー8内のファン用フィルタ10をとりやすくするため、 ファンカバー8の底部8bに孔8cを穿設しておく。
【0027】 尚、上記実施例では光磁気ディスク装置2が設けられた記録再生装置を例に挙 げて説明したが、これに限らず、上記送気用ダクトは他の発熱しやすい装置等が 収納された筐体内に設けるようにしても良い。
【0028】 又、上記実施例では、送気用ダクト6の側板6b,6cに舌片7a〜7gを設 けたが、これに限らず、例えば側板6b,6cの上端に弾性変形可能な弾性部材 (ゴム製、スポンジ製など)を設けるようにしても良い。
【0029】
上述の如く、本考案になる送気用ダクトは、側板の上端に弾性変形可能な撓み 部を設けてなるため、、上部の天板及び基板に撓み部が当接して側板と上部の天 板及び基板との隙間を無くすことができる。そのため、天板及び基板との隙間か らの空気もれを防止でき、筐体内の発熱部分を効率よく冷却することができる等 の特長を有する。
【図1】本考案になる送気用ダクトの一実施例が適用さ
れた記録再生装置の横断面図である。
れた記録再生装置の横断面図である。
【図2】図1に示す記録再生装置の縦断面図である。
【図3】図1に示す記録再生装置の背面図である。
【図4】送気用ダクトの平面図である。
【図5】送気用ダクトの右側面図である。
【図6】送気用ダクトの左側面図である。
【図7】送気用ダクトの背面図である。
【図8】送気用ユニットの分解斜視図である。
【図9】本考案の変形例の分解斜視図である。
1 筐体 2 光磁気ディスク装置 3 送気用ユニット 4,5 回路基板 6 送気用ダクト 7a〜7g 舌片 8 ファンケース 9 ファン 10 ファンフィルタ
Claims (1)
- 【請求項1】 底板の両側に側板を起立させて送気用フ
ァンからの空気流を筐体内部の発熱体に導く流路を形成
してなる送気用ダクトにおいて、 前記側板の上端に弾性変形可能な撓み部を設けてなる送
気用ダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045630U JP2508703Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 送気用ダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992045630U JP2508703Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 送気用ダクト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622842U true JPH0622842U (ja) | 1994-03-25 |
JP2508703Y2 JP2508703Y2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=12724693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992045630U Expired - Lifetime JP2508703Y2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 送気用ダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508703Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008117852A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Toshiba Corp | 電子機器シャーシおよびこの電子機器シャーシを用いた電子機器ラック装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6260178A (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-16 | Olympus Optical Co Ltd | 光学式情報読取装置 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP1992045630U patent/JP2508703Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6260178A (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-16 | Olympus Optical Co Ltd | 光学式情報読取装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008117852A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Toshiba Corp | 電子機器シャーシおよびこの電子機器シャーシを用いた電子機器ラック装置 |
JP4690997B2 (ja) * | 2006-11-01 | 2011-06-01 | 株式会社東芝 | 電子機器シャーシおよびこの電子機器シャーシを用いた電子機器ラック装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2508703Y2 (ja) | 1996-08-28 |
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