JPH0622837U - 建物壁貫通孔の封止具 - Google Patents

建物壁貫通孔の封止具

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JPH0622837U JP5512692U JP5512692U JPH0622837U JP H0622837 U JPH0622837 U JP H0622837U JP 5512692 U JP5512692 U JP 5512692U JP 5512692 U JP5512692 U JP 5512692U JP H0622837 U JPH0622837 U JP H0622837U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】建物の壁に配管等のために形成された貫通孔を
封止するための封止具について、その着脱用の蓋部材に
意匠的制約を与えるような機能要素を設ける必要がない
ような構造の提供。 【構成】筒部2の先端にフランジ状に形成したベース枠
部3に対し蓋保持枠5を密接状態と非密接状態を選択的
にとれるように取り付け、この蓋保持枠の保持孔7に一
方向にのみ取り外せるように蓋部材4を保持させてお
り、蓋保持枠をベース枠部に対し非密接状態とすること
により蓋部材の取外しが可能となるようにしている。こ
の結果、蓋部材に何らの機能的要素を設ける必要がなく
なり、意匠的制約を少なくできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建物の壁に例えば空調機器の配管や配線用として形成された貫通 孔を封止するための封止具に関する。
【0002】
【従来の技術】
このような封止具としては、例えば図9に示すようなものが知られている。こ の従来の封止具50は、貫通孔に嵌合する筒部51、筒部の先端に形成されたフ ランジ部52、及び筒部51の先端に螺合構造で着脱可能にされた蓋部材53よ りなっている。つまり、この封止具50は、建物の壁に形成された貫通孔(図示 せず)に筒部51を介して嵌合させて使用するもので、不必要時には蓋部材53 により貫通孔が封止状態とされており、配管や配線を行なう際には蓋部材53を 取り外して貫通状態にして使用するものである。
【0003】 したがって、封止状態においてはフランジ部52と共に蓋部材53が室内側に 露呈することになる。ところで、この従来の封止具50では蓋部材53が螺合構 造になっているために、この例における凸部54のような螺合操作用の指掛け部 を不可欠とするが、このような凸部54があることにより全体的な意匠性を制限 されてしまう。つまり、周囲の壁面装飾にマッチした意匠を与えようとしても凸 部54による制約で思うに任せず、結局壁面装飾に不釣り合いな異物感を強く与 えてしまうということである。また、蓋部材53を取り外した状態にあっては螺 合用のネジ溝が露出することになり、これも見栄えを低下させる一因となってい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
したがってこの考案では、蓋部材に意匠的制約を与えるような機能要素を設け る必要がなく、また蓋部材を取り外しても見苦しい機能要素の露出を招くことの ない構造の封止具の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案による封止具は、貫通孔に嵌合する筒部、筒部の先端にフランジ状に 形成されたベース枠部、ベース枠部に対し密接状態と非密接状態を選択的にとれ るように取り付けられた蓋保持枠、蓋保持枠の保持孔に一方向にのみ取り外せる ように保持された蓋部材を備えてなっている。
【0006】 この封止具は、蓋保持枠がベース枠部に対し密接している状態では蓋部材はそ の取外し可能な方向についてベース枠部により押さえられることにより蓋保持枠 に保持されており、一方蓋保持枠をベース枠部に対し非密接状態とすると、蓋部 材の取外し可能な方向が開放されて蓋部材の取外しが可能となるものである。し たがって、蓋部材の外面には取外しのための機能要素を何ら設ける必要がないし 、また蓋部材を取り外しても見苦しい機能要素の露出を招くこともない。
【0007】 蓋保持枠のベース枠部に対する密接状態と非密接状態の選択のための構造とし ては、蓋保持枠をベース枠部にヒンジ接続させ、このヒンジ接続部を支点に回動 させる構造、又は蓋保持枠をベース枠部にスライド可能に取り付ける構造が好ま しい。
【0008】 また、このような封止具については、径の異なる複数の異径部材を入れ子式に 組み合わせて蓋部材を形成し、小径の異径部材から順に取り外せるようにするこ とができる。このような構造とすることにより貫通孔の開口径を必要に応じて選 択でき、余分な隙間を生じさせないで済むので、より見栄えをよくすることがで きる。
【0009】 さらに、このような封止具については、蓋部材を通気構造に形成すれば、貫通 孔を換気孔として利用できるようにすることもできる。
【0010】
【実施例】 以下この考案の実施例を説明する。 第1実施例(図1、図2) この実施例による封止具1は、貫通孔に嵌合する筒部2、筒部2の先端にフラ ンジ状に形成されたベース枠部3、及び蓋部材4を保持させた蓋保持枠5よりな るもので、蓋保持枠5がヒンジ接続部6によりベース枠部3に接続されたヒンジ 接続構造とされている。
【0011】 蓋保持枠5による蓋部材4の保持は、蓋保持枠5に形成の保持孔7に後方(矢 示X方向)には抜けるが前方には抜けない構造で蓋部材4を嵌合させることによ りなされている。したがって、蓋保持枠5が図1に実線で示すようにベース枠部 3に密接している状態ではベース枠部3により押さえられて蓋部材4は蓋保持枠 5から外れることはないが、蓋保持枠5が図1に想像線で示す状態に開かれてベ ース枠部3に対し非密接状態となると、蓋部材4は蓋保持枠5から取り外せる状 態となる。
【0012】 蓋部材4を蓋保持枠5に一方向だけに取り外せるように保持させる構造として は、本実施例のように雄雌の段部形状を蓋部材4と蓋保持枠5に形成する構造の 他に、例えば先窄まり形状を蓋部材と蓋保持枠に雄雌にして与える構造が可能で ある。
【0013】 第2実施例(図3、図4) この実施例はスライド構造とした封止具10の例である。即ち、ベース枠部1 1に互いに対向する一対のガイド溝12、12が形成され、このガイド溝12、 12を用いて蓋保持枠13がスライド可能に取り付けられており、図4に想像線 で示す状態にスライドさせれば蓋保持枠13が非密接状態となって蓋部材14を 保持孔15から取外すことが可能となるようにされている。
【0014】 第3実施例(図5、図6) この実施例による封止具20は、基本的には第1実施例と同様であるが、その 蓋部材21が二重構造とされている点で異なる。即ち、蓋部材21は、大径の異 径部材21aと小径の異径部材21bとを入れ子式に組み合わせて形成されてお り、小径の異径部材21bのみを取り外ずして小径の貫通孔開口を与え、あるい は大径の異径部材21aも取り外ずして大径の貫通孔開口を与えることができる ようにされている。
【0015】 第4実施例(図7、図8) この実施例による封止具30は、その蓋部材31にルーバー状の構造を用いた 通気開口32が与えられている点に特徴があり、その他の構造は第1実施例の封 止具1と同様である。
【0016】
【考案の効果】
この考案による封止具は、以上説明してきた如く、蓋部材の外面における機能 的な構造による意匠的制約が少なくて済むので、これが露出する壁面の装飾とマ ッチした意匠的工夫の余地を大きくできる。また、蓋部材を取り外しても見苦し い機能要素の露出を招かずに済むので、配管等を施工した状態における見栄えを よくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による封止具の断面図。
【図2】図1の封止具の正面図。
【図3】第2実施例による封止具の断面図。
【図4】図3の封止具の正面図。
【図5】第3実施例による封止具の断面図。
【図6】図5の封止具の正面図。
【図7】第4実施例による封止具の断面図。
【図8】図7の封止具の正面図。
【図9】従来の封止具を半割り状態にして示す斜視図。
【符号の説明】
1 封止具 2 筒部 3 ベース枠部 4 蓋部材 5 蓋保持枠 7 保持孔 6 ヒンジ接続部 10 封止具 11 ベース枠部 12 ガイド溝 13 蓋保持枠 14 蓋部材 20 封止具 21 蓋部材 21a 大径の異径部材 21b 小径の異径部材 30 封止具 31 蓋部材 32 通気開口

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁に配管や配線用として形成され
    た貫通孔を封止するための封止具において、 貫通孔に嵌合する筒部、筒部の先端にフランジ状に形成
    されたベース枠部、ベース枠部に対し密接状態と非密接
    状態を選択的にとれるように取り付けられた蓋保持枠、
    蓋保持枠の保持孔に一方向にのみ取り外せるように保持
    された蓋部材を備えてなることを特徴とする封止具。
  2. 【請求項2】 蓋保持枠がベース枠部にヒンジ接続され
    ており、このヒンジ接続部を支点に回動することにより
    蓋保持枠がベース枠部に対し密接状態と非密接状態を選
    択的にとれるようにされている請求項1に記載の封止
    具。
  3. 【請求項3】 蓋保持枠がベース枠部にスライド可能に
    取り付けられており、蓋保持枠がスライドすることによ
    りベース枠部に対し密接状態と非密接状態を選択的にと
    れるようにされている請求項1に記載の封止具。
  4. 【請求項4】 蓋部材が径の異なる複数の異径部材を入
    れ子式に組み合わせて形成されており、小径の異径部材
    から順に取り外せるようにされている請求項1〜請求項
    3の何れかに記載の封止具。
  5. 【請求項5】 蓋部材が通気構造にされている請求項1
    〜請求項4の何れかに記載の封止具。
JP1992055126U 1992-07-15 1992-07-15 建物壁貫通孔の封止具 Expired - Lifetime JPH086180Y2 (ja)

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JPH0622837U true JPH0622837U (ja) 1994-03-25
JPH086180Y2 JPH086180Y2 (ja) 1996-02-21

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ID=12990070

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS579030U (ja) * 1980-06-03 1982-01-18
JPH0440588U (ja) * 1990-08-06 1992-04-07

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