JPH086180Y2 - 建物壁貫通孔の封止具 - Google Patents

建物壁貫通孔の封止具

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JPH086180Y2
JPH086180Y2 JP1992055126U JP5512692U JPH086180Y2 JP H086180 Y2 JPH086180 Y2 JP H086180Y2 JP 1992055126 U JP1992055126 U JP 1992055126U JP 5512692 U JP5512692 U JP 5512692U JP H086180 Y2 JPH086180 Y2 JP H086180Y2
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JP
Japan
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lid
holding frame
lid member
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lid holding
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JP1992055126U
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JPH0622837U (ja
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朗生 清水
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Unix Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建物の壁に例えば空
調機器の配管や配線用として形成された貫通孔を封止す
るための封止具に関する。
【0002】
【従来の技術】このような封止具としては、例えば図9
に示すようなものが知られている。この従来の封止具5
0は、貫通孔に嵌合する筒部51、筒部の先端に形成さ
れたフランジ部52、及び筒部51の先端に螺合構造で
着脱可能にされた蓋部材53よりなっている。つまり、
この封止具50は、建物の壁に形成された貫通孔(図示
せず)に筒部51を介して嵌合させて使用するもので、
不必要時には蓋部材53により貫通孔が封止状態とされ
ており、配管や配線を行なう際には蓋部材53を取り外
して貫通状態にして使用するものである。
【0003】したがって、封止状態においてはフランジ
部52と共に蓋部材53が室内側に露呈することにな
る。ところで、この従来の封止具50では蓋部材53が
螺合構造になっているために、この例における凸部54
のような螺合操作用の指掛け部を不可欠とするが、この
ような凸部54があることにより全体的な意匠性を制限
されてしまう。つまり、周囲の壁面装飾にマッチした意
匠を与えようとしても凸部54による制約で思うに任せ
ず、結局壁面装飾に不釣り合いな異物感を強く与えてし
まうということである。また、蓋部材53を取り外した
状態にあっては螺合用のネジ溝が露出することになり、
これも見栄えを低下させる一因となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】したがってこの考案で
は、蓋部材に意匠的制約を与えるような機能要素を設け
る必要がなく、また蓋部材を取り外しても見苦しい機能
要素の露出を招くことのない構造の封止具の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案による封止具
は、貫通孔に嵌合する筒部、筒部の先端にフランジ状に
形成されたベース枠部、ベース枠部に対し密接状態と非
密接状態を選択的にとれるように取り付けられた蓋保持
枠、蓋保持枠の保持孔に一方向にのみ取り外せるように
保持された蓋部材を備えてなり、蓋保持枠がベース枠部
に密接状態となることで蓋部材の保持をなし、蓋保持枠
をベース枠部に対し非密接の状態とすることで蓋部材の
取外し可能な方向を開放して蓋部材の取外しを行なえる
ようになっている。
【0006】この封止具は、蓋保持枠がベース枠部に対
し密接している状態では蓋部材はその取外し可能な方向
についてベース枠部により押さえられることにより蓋保
持枠に保持されており、一方蓋保持枠をベース枠部に対
し非密接状態とすると、蓋部材の取外し可能な方向が開
放されて蓋部材の取外しが可能となるものである。した
がって、蓋部材の外面には取外しのための機能要素を何
ら設ける必要がないし、また蓋部材を取り外しても見苦
しい機能要素の露出を招くこともない。
【0007】蓋保持枠のベース枠部に対する密接状態と
非密接状態の選択のための構造としては、蓋保持枠をベ
ース枠部にヒンジ接続させ、このヒンジ接続部を支点に
回動させる構造、又は蓋保持枠をベース枠部にスライド
可能に取り付ける構造が好ましい。
【0008】また、このような封止具については、径の
異なる複数の異径部材を入れ子式に組み合わせて蓋部材
を形成し、小径の異径部材から順に取り外せるようにす
ることができる。このような構造とすることにより貫通
孔の開口径を必要に応じて選択でき、余分な隙間を生じ
させないで済むので、より見栄えをよくすることができ
る。
【0009】さらに、このような封止具については、蓋
部材を通気構造に形成すれば、貫通孔を換気孔として利
用できるようにすることもできる。
【0010】
【実施例】以下この考案の実施例を説明する。第1実施例(図1、図2) この実施例による封止具1は、貫通孔に嵌合する筒部
2、筒部2の先端にフランジ状に形成されたベース枠部
3、及び蓋部材4を保持させた蓋保持枠5よりなるもの
で、蓋保持枠5がヒンジ接続部6によりベース枠部3に
接続されたヒンジ接続構造とされている。
【0011】蓋保持枠5による蓋部材4の保持は、蓋保
持枠5に形成の保持孔7に後方(矢示X方向)には抜け
るが前方には抜けない構造で蓋部材4を嵌合させること
によりなされている。したがって、蓋保持枠5が図1に
実線で示すようにベース枠部3に密接している状態では
ベース枠部3により押さえられて蓋部材4は蓋保持枠5
から外れることはないが、蓋保持枠5が図1に想像線で
示す状態に開かれてベース枠部3に対し非密接状態とな
ると、蓋部材4は蓋保持枠5から取り外せる状態とな
る。
【0012】蓋部材4を蓋保持枠5に一方向だけに取り
外せるように保持させる構造としては、本実施例のよう
に雄雌の段部形状を蓋部材4と蓋保持枠5に形成する構
造の他に、例えば先窄まり形状を蓋部材と蓋保持枠に雄
雌にして与える構造が可能である。
【0013】第2実施例(図3、図4) この実施例はスライド構造とした封止具10の例であ
る。即ち、ベース枠部11に互いに対向する一対のガイ
ド溝12、12が形成され、このガイド溝12、12を
用いて蓋保持枠13がスライド可能に取り付けられてお
り、図4に想像線で示す状態にスライドさせれば蓋保持
枠13が非密接状態となって蓋部材14を保持孔15か
ら取外すことが可能となるようにされている。
【0014】第3実施例(図5、図6) この実施例による封止具20は、基本的には第1実施例
と同様であるが、その蓋部材21が二重構造とされてい
る点で異なる。即ち、蓋部材21は、大径の異径部材2
1aと小径の異径部材21bとを入れ子式に組み合わせ
て形成されており、小径の異径部材21bのみを取り外
ずして小径の貫通孔開口を与え、あるいは大径の異径部
材21aも取り外ずして大径の貫通孔開口を与えること
ができるようにされている。
【0015】第4実施例(図7、図8) この実施例による封止具30は、その蓋部材31にルー
バー状の構造を用いた通気開口32が与えられている点
に特徴があり、その他の構造は第1実施例の封止具1と
同様である。
【0016】
【考案の効果】この考案による封止具は、以上説明して
きた如く、蓋部材の外面における機能的な構造による意
匠的制約が少なくて済むので、これが露出する壁面の装
飾とマッチした意匠的工夫の余地を大きくできる。ま
た、蓋部材を取り外しても見苦しい機能要素の露出を招
かずに済むので、配管等を施工した状態における見栄え
をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例による封止具の断面図。
【図2】図1の封止具の正面図。
【図3】第2実施例による封止具の断面図。
【図4】図3の封止具の正面図。
【図5】第3実施例による封止具の断面図。
【図6】図5の封止具の正面図。
【図7】第4実施例による封止具の断面図。
【図8】図7の封止具の正面図。
【図9】従来の封止具を半割り状態にして示す斜視図。
【符号の説明】
1 封止具 2 筒部 3 ベース枠部 4 蓋部材 5 蓋保持枠 7 保持孔 6 ヒンジ接続部 10 封止具 11 ベース枠部 12 ガイド溝 13 蓋保持枠 14 蓋部材 20 封止具 21 蓋部材 21a 大径の異径部材 21b 小径の異径部材 30 封止具 31 蓋部材 32 通気開口

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁に配管や配線用として形成され
    た貫通孔を封止するための封止具において、 貫通孔に嵌合する筒部、筒部の先端にフランジ状に形成
    されたベース枠部、ベース枠部に対し密接状態と非密接
    状態を選択的にとれるように取り付けられた蓋保持枠、
    及び蓋保持枠の保持孔に一方向にのみ取り外せるように
    保持された蓋部材を備えてなり、蓋保持枠がベース枠部
    に密接状態となることで蓋部材の保持をなし、蓋保持枠
    をベース枠部に対し非密接の状態とすることで蓋部材の
    取外し可能な方向を開放して蓋部材の取外しを行なえる
    ようになっていることを特徴とする封止具。
  2. 【請求項2】 蓋保持枠がベース枠部にヒンジ接続され
    ており、このヒンジ接続部を支点に回動することにより
    蓋保持枠がベース枠部に対し密接状態と非密接状態を選
    択的にとれるようにされている請求項1に記載の封止
    具。
  3. 【請求項3】 蓋保持枠がベース枠部にスライド可能に
    取り付けられており、蓋保持枠がスライドすることによ
    りベース枠部に対し密接状態と非密接状態を選択的にと
    れるようにされている請求項1に記載の封止具。
  4. 【請求項4】 蓋部材が径の異なる複数の異径部材を入
    れ子式に組み合わせて形成されており、小径の異径部材
    から順に取り外せるようにされている請求項1〜請求項
    3の何れかに記載の封止具。
  5. 【請求項5】 蓋部材が通気構造にされている請求項1
    〜請求項4の何れかに記載の封止具。
JP1992055126U 1992-07-15 1992-07-15 建物壁貫通孔の封止具 Expired - Lifetime JPH086180Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5071909B1 (ja) * 2012-04-06 2012-11-14 大建プラスチックス株式会社 スリーブ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS612431Y2 (ja) * 1980-06-03 1986-01-27
JPH0440588U (ja) * 1990-08-06 1992-04-07

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JP5071909B1 (ja) * 2012-04-06 2012-11-14 大建プラスチックス株式会社 スリーブ装置

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JPH0622837U (ja) 1994-03-25

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