JPH06228347A - 制電易接着性ポリエステルフイルム - Google Patents

制電易接着性ポリエステルフイルム

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Publication number
JPH06228347A
JPH06228347A JP5013594A JP1359493A JPH06228347A JP H06228347 A JPH06228347 A JP H06228347A JP 5013594 A JP5013594 A JP 5013594A JP 1359493 A JP1359493 A JP 1359493A JP H06228347 A JPH06228347 A JP H06228347A
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JP
Japan
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film
polyester film
coating
weight
gelatin
Prior art date
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Pending
Application number
JP5013594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Fukuda
雅之 福田
Shinji Yano
真司 矢野
Sadami Miura
定美 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光性層に対して優れた接着性を示し、かつ
帯電防止性に優れた制電易接着性ポリエステルフイルム
を提供する。 【構成】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面に、
(1)ポリエチレンイミン10〜95重量%及び(2)
ポリビニルアルコール5〜90重量%の組成物と(3)
該組成物100重量部当たり0〜40重量部のアミノ樹
脂とを含む第1のプライマー層が塗設され、さらにその
上にゼラチン及び帯電防止性を含む第2のプイラマー層
が塗設されている制電易接着性ポリエステルフイルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制電易接着性ポリエステ
ルフイルムに関し、さらに詳しくは感光性層に対する接
着性に優れ、かつ帯電防止性に優れ、写真用下引フイル
ムとして有用な制電易接着性ポリエステルフイルムに関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンテレフタレートフイルムは
透明性、機械的特性、化学的特性に優れ、X線写真用フ
イルムのベースフイルムとして広く使用されている。こ
のベースフイルムは通常感光性層との接着性向上のため
下引き処理が施されているが、この下引き剤としては種
々のものが知られている。
【0003】しかし、従来の下引き剤には、塩化ビニリ
デン系共重合体のように高温で塩化水素を発生したり、
高沸点溶剤や酸性膨潤剤を使用するため環境を汚染する
という問題がある。すなわち、塗工や乾燥設備、製膜設
備等を腐食させたり、周囲の雰囲気を汚し衛生上好まし
くないことがあった。
【0004】また、アクリル系共重合体を主バインダー
として用いる技術も知られているが、ベースフイルムと
の密着性が不充分であり、さらに耐水接着力にも限界が
あった。
【0005】さらに他の技術としてはフェノール類や、
ハロゲン化酢酸のようなベースフイルムの表面を浸蝕す
る液体を添加するものもあるが、フイルムがブロッキン
グし、取扱い性に問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る点を解消し、感光性層に対する接着性に優れかつ帯電
防止性に優れた制電易接着性ポリエステルフイルムを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
本発明によれば、ポリエステルフイルムの少なくとも片
面に、(1)ポリエチレンイミン10〜95重量%及び
(2)ポリビニルアルコール5〜90重量%の組成物と
(3)該組成物100重量部当たり0〜40重量部のア
ミノ樹脂とを含む第1のプライマー層が塗設され、さら
にその上にゼラチン及び帯電防止剤を含む第2のプライ
マー層が塗設されている制電易接着性ポリエステルフイ
ルムによって達成される。
【0008】本発明においてフイルムを構成するポリエ
ステルとは、芳香族二塩基酸又はそのエステル形成性誘
導体とジオール又はそのエステル形成性誘導体とから製
造される結晶性の線状飽和ポリエステルであり、具体的
にはポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン―2,6―ナフタレート、ポリ(1,4―シクロヘキ
シレンジメチレンテレフタレート)などが好ましく例示
される。また、これらの一部が他成分に置換された共重
合体や、ポリアルキレングリコール或は他の樹脂との混
合体であって良い。
【0009】本発明におけるポリエステルフイルムは、
従来から知られている方法で製造できる。例えば、上記
ポリエステルを乾燥後溶融し、ダイ(例えばTダイ、I
ダイ等)から冷却ドラム上に押出し急冷して未延伸フイ
ルムとし、該未延伸フイルムを二軸方向に延伸し、更に
熱固定することによって製造することができる。フイル
ムの厚みは、特に制限がないが、12〜250μmが好
ましい。ポリエステルフイルムとしては滑剤を含まない
フイルムが表面平坦性の点で好ましいが、表面粗さ制御
のため滑剤、例えば炭酸カルシウム、カオリン、シリ
カ、酸化チタン等の如き無機微粒子及び/又は触媒残渣
の析出微粒子等を含有させたフイルムであっても良く、
またドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの如き帯電防止
剤、色調調整剤等の如き他の添加剤を含有させたフイル
ムであっても良い。
【0010】本発明において第1のプライマー層を構成
する第1成分のポリエチレンイミンとしては、エチレン
イミンの単独重合体、または変性共重合体、例えばグラ
フト共重合体でもよく、分子量も任意のものを選びう
る。グラフト共重合体としては、主鎖/側鎖の組合わせ
がポリエチレチンイミン/ポリエチレンオキシド、ポリ
エチレンイミン/ポリエステル、ポリエチレンイミン/
ポリウレタン、ポリエチレンイミン/ビニル共重合体、
ポリエチレンイミン/ポリビニルアルコール、ポリエス
テル/ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキシド/ポ
リエチレンイミン、ポリウレタン/ポリエチレンイミ
ン、ポリビニルアルコール/ポリエチレンイミン、ビニ
ル共重合体/ポリエチレンイミンの変性体等を例示しう
る。
【0011】さらに第2成分のポリビニルアルコールと
しては、ポリビニルアルコールをはじめとして変性ポリ
ビニルアルコールも使用しうる。変性ポリビニルアルコ
ールとしては、ビニルモノマー重合体グラフトポリビニ
ルアルコール、アクリル系重合体グラフトポリビニルア
ルコール、種々のケン化度のポリビニルアルコール、ポ
リウレタン変性ポリビニルアルコール、ポリエステル変
性ポリビニルアルコール、ポリエーテル変性ポリビニル
アルコール等を例示しうる。
【0012】ポリエチレンイミンとポリビニルアルコー
ルとの配合割合は、ポリエチレンイミンが10〜95重
量%、好ましくは20〜80重量%であり、ポリビニル
アルコールが5〜90重量%、好ましくは20〜80重
量%である。この配合で、ポリエチレンイミンが10重
量%未満ではポリエステルフイルムとの接着性が低下
し、一方95重量%を超えると第2のプライマー層との
接着力が低下し、好ましくない。
【0013】また、本発明において第1のプライマー層
を構成する第3成分のアミノ樹脂としては、トリメチロ
ールメラミン、ヘキサメチロールメラミン、トリメトキ
シメチルメラミン、ヘキサメトキシメチルメラミン、そ
れらの縮合物、メラミン樹脂、ジメチロール尿素、トリ
メチロール尿素、テトラメチロール尿素、それらの縮合
物、尿素樹脂、メラミン/尿素共重合体、ベンゾグアナ
ミンメチロール化重合体、ベンゾグアナミンメトキシメ
チル化重合体、ベンゾグアナミン樹脂等を例示しうる。
【0014】アミノ樹脂の配合割合は、ポリエチレンイ
ミンとポリビニルアルコールの総量100重量部当た
り、0〜40重量部、好ましくは5〜30重量部であ
る。アミノ樹脂の使用は耐薬品性の向上をもたらすが、
この割合が40重量部を超えると第2のプライマー層に
対する接着性が低下し、好ましくない。
【0015】本発明において第1のプライマー層は、
(1)ポリエチレンイミン、(2)ポリビニルアルコー
ル及び(3)アミノ樹脂を所定割合で含有する塗液をポ
リエステルフイルムの少なくとも片面に塗布し、乾燥す
ることで形成される。この塗液は有機溶剤系塗液でも良
いが、水系塗液が好ましい。水系溶液としては、水溶
液、エマルジョン水分散液、有機溶剤混合水系液等を例
示しうる。
【0016】かかる塗液、特に水性液には、アニオン型
界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活
性剤等の界面活性剤を必要量添加して用いることができ
る。
【0017】かかる界面活性剤としては、塗布液の表面
張力を50dyne/cm以下に、好ましくは40dyne/cm以
下に降下でき、ポリエステルフイルムへの濡れを促進す
るものが好ましく、例えばポリアルキレンオキシド、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレン―脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸金属石鹸、アル
キル硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルスルホコ
ハク酸塩、第4級アンモニウムクロライド塩、アルキル
アミン塩酸等を挙げることができる。
【0018】更に、本発明の効果を低下させない範囲に
おいて、他の樹脂を添加しうる。他の樹脂としてはポリ
エステル、ポリウレタン、アクリル樹脂、エポキシ化合
物、セルロース系樹脂、ゼラチン、等を例示しうる。こ
の他に帯電防止剤、紫外線吸収剤、顔料、有機フィラ
ー、無機フィラー、潤滑剤、ブロッキング防止剤、分散
剤等を添加しうる。
【0019】塗液の塗布は、通常のプライマー塗布工
程、すなわち二軸延伸熱固定したポリエステルフイルム
に、該フイルムの製造工程と切離して塗布する工程で行
ってもよい。しかし、この工程では、芥、塵埃などを巻
込み易いから、クリーンな雰囲気での塗工が望ましい。
かかる観点よりポリエステルフイルム製造工程での塗布
が好ましい。特に、この工程中で結晶配向が完成する前
のポリエステルフイルムの片面又は両面に水性塗液とし
て塗付することが好ましい。しかし、有機溶剤使用の場
合は、プライマ塗布をポリエステルフイルム製造工程内
で行うとき、工程内を防爆タイプにしなければならな
い。尚、該フイルムの製造工程と切離して塗布する場合
にはこの限りではない。
【0020】ここで、結晶配向が完了する前のポリエス
テルフイルムとは、ポリエステルを熱溶融してそのまま
フイルム状となした未延伸フイルム、;未延伸フイルム
を縦方向(長手方向)または横方向(幅方向)の何れか
一方に配向せしめた一軸延伸フイルム;さらには縦方向
及び横方向の二方向に低倍率延伸配向せしめたもの(最
終的に縦方向または横方向に再延伸せしめて配向結晶化
を完了せしめる前の二軸フイルム)等を含むものであ
る。
【0021】上記塗液の固形分濃度は、通常30重量%
以下であり、10重量%以下が更に好ましい。塗布量は
走行しているフイルム1m2 当り0.5〜20g、更に
1〜10gが好ましい。
【0022】塗布方法としては、公知の任意の塗工法が
適用できる。例えばキスコート法、リバースコート法、
ダイコート法、リバースキスコート法、オフセットグラ
ビアコート法、マイヤーバーコート法、ロールブラッシ
ュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、含浸
法、カーテンコート法などを単独又は組み合わせて適用
するとよい。
【0023】塗液を塗布した結晶配向完了する前のポリ
エステルフイルムは、乾燥され、延伸、熱固定等の工程
に導かれる。例えば水性液を塗布した縦一軸延伸ポリエ
ステルフイルムは、ステンターに導かれて横延伸及び熱
固定される。この間、塗布液は乾燥される。
【0024】ポリエステルフイルムの配向結晶化条件、
例えば、延伸、熱固定等の条件は、従来から当業者に蓄
積された条件で行なうことができる。
【0025】本発明において第2のプライマー層は、第
1のプライマー層の上にゼラチン及び帯電防止剤を含む
塗液を塗布し、乾燥することで形成される。この塗液は
有機溶剤系塗液でも良いが、水系塗液が好ましい。前記
ゼラチンとしては、いわゆる石灰処理ゼラチン、酸処理
ゼラチン、酵素処理ゼラチン、誘導体ゼラチン、変性ゼ
ラチン、フタル化ゼラチン、低分子ゼラチン等を用いる
ことができ、さらにゼラチンと他の高分子との共重合体
も用いることができる。この共重合体としては、ゼラチ
ンにアクリル酸、メタアクリル酸及びそれらのエステ
ル、アミド等の誘導体、アクリロニトリル、スチレン等
のビニルモノマーとの共重合体を例示できる。
【0026】前記帯電防止剤としては種々のものを使用
でき、大別するとイオン電導タイプのものと電子電導タ
イプのものとがあり、いずれも使用できる。
【0027】イオン電導タイプの帯電防止剤としては、
アニオン系のものとして脂肪酸アミン塩、アルキルホス
フェート型、アルキルサルフェート型、アルキルアリル
サルフェート型等が例示でき、カチオン系のものとして
アルキルアミンサルフェート型、第四級アンモニウム塩
型、第四級アンモニウム樹脂型、ピリジウム型、モルホ
リン誘導体等が例示でき、非イオン系のものとしてソル
ビタン型、エーテル型、アミン型、アミド型、エタノー
ルアミド型、脂肪酸グリセリンエステル、アルキルポリ
エチレンイミン等が例示でき、両性イオン系のものとし
て、アルキルベタイン型、アルキルイミダゾリン誘導
体、N―アルキルβ―アラニン型等が例示できる。
【0028】電子電導タイプの帯電防止剤としては、カ
ーボンブラック、アンチモンドープスズ等の金属微粒子
分散体、TCNQ―TTN錯体に代表される金属錯体等
ラジカルのホッピングを利用したものがあげられる。
【0029】第2のプライマー層には、ゼラチン及び帯
電防止剤を強固に固定するために、第3成分として他の
樹脂を含有させることも可能である。この他の樹脂とし
ては、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル樹脂、エ
ポキシ化合物、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコー
ル等を例示できる。
【0030】第2のプライマー層において、ゼラチン、
帯電防止剤及び第3成分としての他の樹脂の配合割合
(重量%)は、30〜90:10〜30:0〜40であ
る。好ましい配合割合(重量%)は50〜80:10〜
20:0〜40である。
【0031】第2のプライマー層を形成する塗液の固形
分濃度は、コーティング方式により異なるが、通常0.
5〜50重量%である。塗布量は、wet量で、1〜2
0g/m2 であることが好ましい。またdry膜厚で
0.5μm以上、さらには1μm以上であることが好ま
しい。
【0032】塗布方法としては、公知の任意の塗工法が
適用できる。例えばスプレーコート法、エアーナイフ
法、リバースキスコート法、キスコート法、グラビアコ
ート法、マイヤーバー法、ロールブラッシュ法、ダイコ
ート法等が適用できる。塗布は製膜終了後、すなわち延
伸、熱固定終了後に行うのが好ましい。
【0033】かくして得られた制電易接着性ポリエステ
ルフイルムは、特に感光性層に対して優れた密着性を有
する。
【0034】感光性層としては、代表例として写真用の
感光性乳剤層を挙げることができる。感光性乳剤は臭化
銀のようなハロゲン化銀とゼラチン等からなる公知のも
のであり、露光後、現像、定着処理によって像が形成さ
れる。
【0035】本発明の易接着性ポリエステルフイルムは
上記ゼラチン系感光性層に特に接着力が大きく、現像、
定着のようなアルカリ、酸処理に耐え、耐水性も良好で
ある。
【0036】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに説明す
る。なお、例中の特性は次の方法で評価した。
【0037】1.接着性 フイルムサンプルの易接着剤塗布面にゼラチンをバイン
ダーとするハロゲン化銀X線乳剤を塗布し、乾燥して3
μmの厚さの膜を形成させる。次にpH11の水酸化ナ
トリウム水溶液に32℃で2分間浸漬する。さらにpH
4.2の酢酸水溶液(酢酸ナトリウム1%含有)に32
℃で2分間浸漬する。水洗し、一日風乾した後、セロテ
ープを貼り、剥離テストをする。
【0038】剥離状態により3段階の評価をつける。 A:塗膜が全く剥がれない。 B:塗膜の一部が剥がれる。 C:塗膜の全部が剥がれる。
【0039】2.帯電防止性 23℃×50%RHでフイルムを24hrs放置後、振
動容量型電位差測定器TR―84M型(タケダ理研製)
で測定、その値でもって表示する。
【0040】
【実施例1〜6】35℃のO―クロロフェノール中で測
定した固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレート
を20℃に維持した回転冷却ドラム上に溶融押出して未
延伸フイルムとし、次に該未延伸フイルムを機械軸方向
に3.6倍延伸し、その後、表1の組成の第1層塗剤
(4wt%濃度)をキスコート法にてフイルムの片面に
塗布した(wet塗布量20g/m2 )。引続いて横方
向に3.8倍延伸し、さらに220℃で熱処理し、厚み
175μmの第1のプライマーを被覆したポリエステル
フイルムを得た。
【0041】さらに、表1の組成の第2層塗剤(10w
t%濃度)をリバースコート法にて上記のプライマー被
覆ポリエステルフイルム上に塗布した(wt塗布量10
g/m2 )。引き続き80℃にて2分間乾燥を行い、2
層により被覆されたポリエステルフイルムを得た。
【0042】このフイルムの接着性及び帯電防止性を表
1に示す。
【0043】
【比較例1】実施例1において塗剤を塗付しないこと以
外は同様に行った。この結果を表1に示す。
【0044】
【比較例2〜3】実施例1において第1層もしくは第2
層のいずれか一方の塗設を行なわない以外は同様に行っ
た。この結果を表1に示す。
【0045】
【比較例4〜5】実施例1において塗剤組成を表1に示
すように変えること以外は同様に行った。この結果を表
1に示す。
【0046】
【実施例7】実施例1においてポリエチレンテレフタレ
ートの代りにポリエチレン―2,6―ナフタレンジカル
ボキシレート(固有粘度0.64)を用いること以外は
同様に行った。この結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、感光性層に対する接着
性に優れかつ帯電防止性に優れた制電易接着性ポリエス
テルフイルムを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 5/00 PPF 6904−4J PPM 6904−4J 129/04 PFN 6904−4J 161/20 PHK 8215−4J 179/02 PLU 9285−4J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
    に、(1)ポリエチレンイミン10〜95重量%及び
    (2)ポリビニルアルコール5〜90重量%の組成物と
    (3)該組成物100重量部当たり0〜40重量部のア
    ミノ樹脂とを含むプライマー層が塗設され、さらにその
    上にゼラチン及び帯電防止剤を含む第2のプライマー層
    が塗設されている制電易接着性ポリエステルフイルム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制電易接着性ポリエステ
    ルフイルムの表面に感光性層を設けた感光性ポリエステ
    ルフイルム。
JP5013594A 1993-01-29 1993-01-29 制電易接着性ポリエステルフイルム Pending JPH06228347A (ja)

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JP5013594A JPH06228347A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 制電易接着性ポリエステルフイルム

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JP5013594A JPH06228347A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 制電易接着性ポリエステルフイルム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU735361B2 (en) * 1997-02-10 2001-07-05 Mobil Oil Corporation Primer for plastic films

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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