JPH0622779U - 自動車用オイルクーラ - Google Patents

自動車用オイルクーラ

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JPH0622779U
JPH0622779U JP354293U JP354293U JPH0622779U JP H0622779 U JPH0622779 U JP H0622779U JP 354293 U JP354293 U JP 354293U JP 354293 U JP354293 U JP 354293U JP H0622779 U JPH0622779 U JP H0622779U
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tube
oil cooler
fin
fins
bent
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善文 岸本
鉄也 土井
孝博 大西
浩一 森
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Nichirin Co Ltd
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Nichirin Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量かつコンパクトであり、製造、組付が容
易でしかも冷却効率の高いオイルクーラを提供するこ
と。 【構成】 ヘアピン状に屈曲させられかつ両端近辺の外
周にバルジ部4が形成されたアルミニウム製チューブ2
と、このチューブ2に貫通されたうえでチューブ2の拡
管によりチューブ2に密着固定された多数枚のルーバ5
付きのアルミニウム製フィン3と、チューブ2に内蔵さ
れたコイルばね状の乱流子とから構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用のオイルクーラ(以下、単にオイルクーラという)に関する 。さらに詳しくは、自動車の動力舵取り装置の作動油などの冷却に用いられるア ルミニウム製のフィン付オイルクーラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の駆動のために用いられる各種作動油の冷却装置として、一般に 作動油の冷却に必要な長さ(約1500mm)の鉄製チューブが採用されていた 。かかる長尺のチューブをエンジンルーム内に、他の機器と干渉することのない ように複雑に曲げて取り回し、適当な部位を車体に固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記長尺の鉄製チューブのばあい冷却効率が低いばかりでなく 、屈曲させることが容易ではなく、さらに複雑に屈曲させたばあい、車体への固 定が困難であり、車体の振動によって固定部が外れたり、圧力損失が大きくなり またはチューブが他の機器と接触してたがいに損傷するという問題がある。
【0004】 本考案は、かかる問題を解消するためになされたものであり、製造、組立がき わめて容易であり、軽量かつコンパクトであり、その結果レイアウト上の自由度 が大きくなり、さらに冷却効率が飛躍的に向上したオイルクーラを提供すること を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のオイルクーラは、ヘアピン状に屈曲させられたアルミニウム製チュー ブと、該チューブに貫通されたうえでチューブを拡管することにより前記チュー ブに密着固定された、たがいに平行配設された多数枚のアルミニウム製フィンと から構成されている。
【0006】 そして、前記フィンにルーバが形成されているのが好ましい。
【0007】 さらに、前記チューブの両端近辺の外周それぞれに半径方向外方へ膨出するバ ルジ部が形成されているのがホースを容易かつ強固に接続するうえで好ましい。
【0008】 また、前記チューブに軸方向に沿ってコイルばね状の乱流子を内蔵させたばあ い、冷却効率が一層向上するので好ましい。
【0009】 そして、前記多数枚のフィンの少なくとも一方側に位置するチューブの部分を 適度に長く形成することもできる。
【0010】
【作用】
本考案のオイルクーラは、作動油を通過させるアルミニウム製のチューブがヘ アピン状に曲げられ、それに密着して多数枚のアルミニウム製の冷却フィンが取 り付けられている。すなわち、フィンの貫通孔にチューブを貫入させたあとチュ ーブを均一に拡管するため、前記貫通孔周縁とチューブの外周面とが容易に、か つ隙間なく密に接触する。したがって、第1に組立がきわめて容易である。つぎ にチューブからフィンへの熱伝導が効率よくなされる。さらに、全体が軽量かつ コンパクトに仕上がり、チューブの端部近辺やヘアピン状に曲げられた屈曲部な どを利用して容易に車体へ取り付けることができる。
【0011】
【実施例】
つぎに、添付図面を参照しながら本考案のオイルクーラを説明する。
【0012】 図1は本考案のオイルクーラの一実施例を示す一部省略斜視図、図2は図1に おけるフィンのルーバを示す一部切欠拡大図、図3は図1のオイルクーラのII I−III線断面図、図4は本考案のオイルクーラの他の実施例を示す斜視図で ある。
【0013】 図1において、1がオイルクーラであり、U字状に曲げられたアルミニウム製 チューブ2に長方形のアルミニウム製フィン3が多数枚取り付けられたものであ る。チューブ2の両端近辺の外周には半径方向外方に膨出したバルジ部4が形成 されている。
【0014】 前記各フィン3には多数個のルーバ5が整列状態で形成されている。ルーバ5 は、たがいに平行な小さい切込みを入れてそれらの間の部分を押し曲げるように 形成したもの(図2参照)である。このルーバ5によりフィン3の外表面積が増 加すると共に、フィン3同士の間を通過する空気の流れが乱流となるため、熱伝 達率が大幅に上昇する。そして図3に示すごとく、フィン3にはチューブ2を挿 入するための2個の挿入孔6が形成されている。そして挿入孔6の周縁は一方向 に円筒状に屈曲させられてスペーサ部6aを形成している。かかるスペーサ部6 aによりフィン3同士の適正な間隔が規定されると共にフィン3のチューブ2へ の固着度が強くなる。そして最もすぐれた効果として、チューブ2とフィン3の 接触面積が増加することによって熱伝導性が向上し、放熱効果が格段によくなる 。
【0015】 本実施例ではフィン3の形状は長方形にされているが、本考案においてはとく に長方形に限定されず、エンジンルーム内の設置スペースや配置に応じて、適宜 選定すればよい。たとえば楕円形、ひょうたん形、六角形などであってもよい。 また、フィン3の枚数もとくに限定されるものではない。また、ルーバ5の形状 や個数もとくに限定されるものではない。
【0016】 図3に示すごとくゴムホースHをチューブ2の両端に接続するばあい、ゴムホ ースHの外周をクランプCなどで締め付けるのであるが、チューブ2に前記バル ジ部4が形成されているためゴムホースHが不用意に抜けることがない。しかも バルジ部4の存在によってゴムホースH内周面とチューブ2外周面とのシール性 が飛躍的に向上する。
【0017】 なお、作動油を低圧で用いる場合はとくにバルジ部4を形成する必要はなく、 直管のままのチューブ端部にゴムホースを差し込み、クランプCなどで締め付け ておいても問題はない。
【0018】 また、チューブ2内を通過する作動油を乱流状態にして放熱効果を上げるため に、コイルばね状の乱流子7がチューブ2内に取り付けられている。この乱流子 7の材質としては、耐食性、強度、弾性などが適当なものであればとくに限定さ れることはなく、たとえばステンレス鋼線などが用いられる。
【0019】 つぎに、図4に示されるオイルクーラ11は、チューブ12の複数枚のフィン 13の後端側部分14が適度な長さに延ばされ、かつ所望の形状に曲げられ、さ らに車体などに固定するための取付金具15が備えられたものである。この取付 金具15はチューブ12にろう付により固着されたものであるが、本願考案では とくにこのように限定されることはなく、オイルクーラ11と別体にしておき、 車体に取り付けるときにボルトなどで図4に示される状態にしてもよい。そうす れば、多少の手数は増加するが、固定位置を任意に選択しうるという利点がある 。チューブの曲げ方向はとくに図4に示されるような2本のチューブのなす面内 に限定されることはなく、かかる面に対して角度をなす方向に曲げてもよい。
【0020】 また、長くするチューブの部分は図4に示すごとくフィン群の後端側、すなわ ちチューブ12の屈曲部側だけに限らず、フィン群の前端側、すなわちチューブ のゴムホースとの接続部側または両側であってもよい。しかし、フィン群の前端 側のチューブの部分を長くして、さらに曲げるばあいはフィンをチューブに挿入 し、拡管によって固定したあとで曲げる必要がある。また、フィン群を複数個所 設けることも可能であり、しかも長くするチューブの部分も適宜選択できる。こ のばあいでも、チューブの前端側またはフィン群同士のあいだを曲げるときには 、あらかじめ全フィンをチューブの拡管によって固定しておく必要がある。
【0021】 叙上のごとく、チューブ12を適当に長くすれば、作動油の冷却効率が向上す るばかりでなく、取付金具15の固定が容易になる。もちろん、前記オイルクー ラ11は同一の冷却効率を有する従来のオイルクーラ(長いチューブだけからな るもの)より、大幅にチューブ長さが短縮されたものとなる。
【0022】 つぎに図1および図3のオイルクーラ1を例にとってその製造手順を説明する 。まず、外径が約9.53mm、肉厚が約1mm、長さが約418mmのチュー ブをパイプベンダでU字状に屈曲させる。平行部の中心線間隔は約30mmとす る。つぎに、2個のチューブ挿入孔6(図3参照)と多数個のルーバ5を形成さ れた縦が約60mm、横が約23mm、板厚が約0.3mmの長方形のフィンを 多数枚準備する。なお、これらの寸法は一例であって、本考案においてはとくに 前記寸法に限定されることはない。
【0023】 ついで前記U字状チューブ2の端部側から前記フィン3を順次挿通させる。こ のばあい、フィン3の挿入孔6のスペーサ部6aと反対側からチューブ2を挿入 するのでスムーズに挿入がなされる。しかるのちにチューブ2の両端開口から拡 管用治具を圧入してチューブ2の直管部を外径10mmに拡管する。この拡管に より、チューブ2の外周面が全周にわたってフィン3の前記チューブ挿入孔の周 縁に密着して固定される。
【0024】 つぎにチューブ2の両端近辺にバルジ型を用いてバルジ部4を形成する。最後 にチューブ2の一方の開口から、乱流子7を挿入して完了する。乱流子7は図3 に示すごとくチューブ2の直管部のみにわたって備えてもよく、またはチューブ 2全長にわたって備えてもよく、さらにはチューブ2の一部のみに備えるだけで も前記効果を奏する。
【0025】 叙上のごとく、きわめて簡単に製造され、かつ軽量でコンパクトに仕上がるた め、自動車のエンジンルーム内に設置するばあいでも、とくべつに取付場所に苦 慮することもなく、また容易に取り付けることができる。
【0026】
【考案の効果】
本考案のオイルクーラは軽量かつコンパクトであるため、製造が容易であり、 レイアウト上の自由度が大きくなり、しかも冷却効率が大幅に向上させられてい る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のオイルクーラの一実施例を示す一部省
略斜視図である。
【図2】図1におけるフィンのルーバを示す一部切欠拡
大図である。
【図3】図1のオイルクーラのIII−III線断面図
である。
【図4】本考案のオイルクーラの他の実施例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 オイルクーラ 2 チューブ 3 フィン 4 バルジ部 5 ルーバ 7 乱流子 11 オイルクーラ 12 チューブ 13 フィン

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘアピン状に屈曲させられたアルミニウ
    ム製チューブと、該チューブに貫通されたうえでチュー
    ブを拡管することにより前記チューブに密着固定され
    た、たがいに平行配設された多数枚のアルミニウム製フ
    ィンとからなる自動車用オイルクーラ。
  2. 【請求項2】 前記フィンにルーバが形成されてなる請
    求項1記載の自動車用オイルクーラ。
  3. 【請求項3】 前記チューブの両端近辺の外周それぞれ
    に、半径方向外方へ膨出するバルジ部が形成されてなる
    請求項1記載の自動車用オイルクーラ。
  4. 【請求項4】 前記チューブに軸方向に沿ってコイルば
    ね状の乱流子が内蔵されてなる請求項1記載の自動車用
    オイルクーラ。
  5. 【請求項5】 前記多数枚のフィンの少なくとも一方側
    に位置するチューブの部分が延びた状態に形成されてな
    る請求項1記載の自動車用オイルクーラ。
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