JPH06227344A - サイドエアバッグ装置の袋体構造 - Google Patents
サイドエアバッグ装置の袋体構造Info
- Publication number
- JPH06227344A JPH06227344A JP4325593A JP4325593A JPH06227344A JP H06227344 A JPH06227344 A JP H06227344A JP 4325593 A JP4325593 A JP 4325593A JP 4325593 A JP4325593 A JP 4325593A JP H06227344 A JPH06227344 A JP H06227344A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag body
- bag
- broken
- glass
- side door
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 膨張時のエアバッグの破損を防止する。
【構成】 袋体12の膨張時に車室内側面に面する外表
面を、ガラス繊維等からなる強靭で可撓性を有する補強
布12bで覆った構造とし、衝突時に割れた窓ガラス等
の鋭利な部分によって袋体が損傷を受けるのを防止す
る。
面を、ガラス繊維等からなる強靭で可撓性を有する補強
布12bで覆った構造とし、衝突時に割れた窓ガラス等
の鋭利な部分によって袋体が損傷を受けるのを防止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衝突時に車室内側面
と乗員との間に袋体を膨張させ、この袋体によって衝撃
を吸収することにより二次衝突から乗員を保護するサイ
ドエアバッグ装置の袋体構造に関するものである。
と乗員との間に袋体を膨張させ、この袋体によって衝撃
を吸収することにより二次衝突から乗員を保護するサイ
ドエアバッグ装置の袋体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】衝突時に車室内側面と乗員との間に膨張
して、二次衝突から乗員を保護するサイドエアバッグ装
置として、例えば特願平3−284443号の願書に添
付された明細書には、図4に示すように、サイドドア1
の内部に袋体2を、ドアトリム1aのベルトライン付近
に形成された開口扉1bを開いて膨出可能に収容したサ
イドエアバッグ装置について記載されている。
して、二次衝突から乗員を保護するサイドエアバッグ装
置として、例えば特願平3−284443号の願書に添
付された明細書には、図4に示すように、サイドドア1
の内部に袋体2を、ドアトリム1aのベルトライン付近
に形成された開口扉1bを開いて膨出可能に収容したサ
イドエアバッグ装置について記載されている。
【0003】このサイドエアバッグ装置においては、車
両の側面衝突時に袋体2を窓ガラス3の内面に沿って上
方へ膨張させて、窓ガラス3等の車室内側面と乗員との
間に展開させ、この袋体によって衝撃を吸収することに
より、車室内側面との二次衝突から乗員を保護する。
両の側面衝突時に袋体2を窓ガラス3の内面に沿って上
方へ膨張させて、窓ガラス3等の車室内側面と乗員との
間に展開させ、この袋体によって衝撃を吸収することに
より、車室内側面との二次衝突から乗員を保護する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のサイド
エアバッグ装置においては、袋体2をサイドドア1の窓
ガラス3の内面に沿って上方に展開させるが、衝突時に
窓ガラス3が破損すると、割れて窓枠に残った窓ガラス
2の鋭利な破片によって、膨張した袋体2が傷付き、破
損する虞があった。
エアバッグ装置においては、袋体2をサイドドア1の窓
ガラス3の内面に沿って上方に展開させるが、衝突時に
窓ガラス3が破損すると、割れて窓枠に残った窓ガラス
2の鋭利な破片によって、膨張した袋体2が傷付き、破
損する虞があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、割れた窓ガラスや金属の鋭利な折曲部等が接触し
ても破損しないサイドエアバッグ装置の袋体構造を提供
することを目的としている。
ので、割れた窓ガラスや金属の鋭利な折曲部等が接触し
ても破損しないサイドエアバッグ装置の袋体構造を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、衝突時に、車室内側面と乗
員との間に袋体を膨張させて、二次衝突から乗員を保護
するサイドエアバッグ装置の袋体構造において、前記袋
体のうち膨張時に前記車室内側面に面する外表面を、可
撓性を有する補強部材で覆ったことを特徴としている。
めの手段としてこの発明は、衝突時に、車室内側面と乗
員との間に袋体を膨張させて、二次衝突から乗員を保護
するサイドエアバッグ装置の袋体構造において、前記袋
体のうち膨張時に前記車室内側面に面する外表面を、可
撓性を有する補強部材で覆ったことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記のようにサイドエアバッグ装置の袋体の膨
張時に車室内側面に面する外表面を、可撓性を有する補
強部材で覆ったので、衝突時に割れた鋭利な窓ガラスの
破片や金属の鋭利な折曲部等に袋体が接触しても、外表
面を覆っている補強部材により保護されて、この袋体の
破損が防止される。
張時に車室内側面に面する外表面を、可撓性を有する補
強部材で覆ったので、衝突時に割れた鋭利な窓ガラスの
破片や金属の鋭利な折曲部等に袋体が接触しても、外表
面を覆っている補強部材により保護されて、この袋体の
破損が防止される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の袋体構造の一実施例を図1
ないし図3に基づいて説明する。
ないし図3に基づいて説明する。
【0009】このサイドエアバッグ装置は、サイドドア
11内に収容された袋体12を、衝突時に車室内側(図
2において右側)に展開し、この袋体12によって衝撃
を吸収することによって、シート13に着座した乗員H
を二次衝突から保護するもので、前記サイドエアバッグ
装置の袋体12は、折り畳まれた状態で、インフレータ
14とともにバックアッププレート15に固定されて、
ドアインナプレート11aに取付けられている。
11内に収容された袋体12を、衝突時に車室内側(図
2において右側)に展開し、この袋体12によって衝撃
を吸収することによって、シート13に着座した乗員H
を二次衝突から保護するもので、前記サイドエアバッグ
装置の袋体12は、折り畳まれた状態で、インフレータ
14とともにバックアッププレート15に固定されて、
ドアインナプレート11aに取付けられている。
【0010】そして、袋体12は袋状の基布12aと補
強布12bとからなり、この補強布12bは、ガラス繊
維の織布や炭素繊維あるいはアラミド繊維等からなる強
靭で可撓性を有する布で、前記袋状の基布12aの膨張
時に車体外側(図2において左側)となる面およびその
周縁部の外表面を覆うように貼着されている。この補強
布12bが設けられた袋体12は、前述したように常態
においては、折り畳まれた状態でサイドドア11内に収
容されている。なお、図1および図2において符号16
は窓ガラスである。
強布12bとからなり、この補強布12bは、ガラス繊
維の織布や炭素繊維あるいはアラミド繊維等からなる強
靭で可撓性を有する布で、前記袋状の基布12aの膨張
時に車体外側(図2において左側)となる面およびその
周縁部の外表面を覆うように貼着されている。この補強
布12bが設けられた袋体12は、前述したように常態
においては、折り畳まれた状態でサイドドア11内に収
容されている。なお、図1および図2において符号16
は窓ガラスである。
【0011】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明すると、車両のサイドドア11内に配置さ
れた袋体12は、サイドエアバッグ装置の図示してない
衝突センサが側面衝突を検知すると、車両Aが衝突した
側面のサイドドア11内に、袋体12と共に収容された
インフレータ14に電流が流れ、インフレータ14内の
ガス発生剤を着火させて、発生するガスにより袋体12
を、乗員Hとサイドドア11の窓ガラス16との間に膨
張させて、この袋体12によって衝撃を吸収させること
により、二次衝突から乗員を保護する。
の作用を説明すると、車両のサイドドア11内に配置さ
れた袋体12は、サイドエアバッグ装置の図示してない
衝突センサが側面衝突を検知すると、車両Aが衝突した
側面のサイドドア11内に、袋体12と共に収容された
インフレータ14に電流が流れ、インフレータ14内の
ガス発生剤を着火させて、発生するガスにより袋体12
を、乗員Hとサイドドア11の窓ガラス16との間に膨
張させて、この袋体12によって衝撃を吸収させること
により、二次衝突から乗員を保護する。
【0012】そして、サイドドア11の窓ガラス16が
衝突時の衝撃によって割れた場合には、図3に示すよう
に、窓枠に割れたガラスの破片16aが残っていると、
ガラスの鋭利な割れ口に袋体12が接触するが、袋体1
2の窓ガラス16側に面する基布12aの外表面を、ガ
ラス繊維等からなる強靭な補強布12bを貼り付けて覆
っているため、この部分がガラスの割れ口に接触しても
破けることがない。
衝突時の衝撃によって割れた場合には、図3に示すよう
に、窓枠に割れたガラスの破片16aが残っていると、
ガラスの鋭利な割れ口に袋体12が接触するが、袋体1
2の窓ガラス16側に面する基布12aの外表面を、ガ
ラス繊維等からなる強靭な補強布12bを貼り付けて覆
っているため、この部分がガラスの割れ口に接触しても
破けることがない。
【0013】したがって、側面衝突時に窓ガラス16が
破れても、ガラスの破片で袋体12が損傷することがな
く、乗員を二次衝突から確実に保護することができる。
破れても、ガラスの破片で袋体12が損傷することがな
く、乗員を二次衝突から確実に保護することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明のサイドエ
アバッグ装置の袋体構造は、衝突時に、車室内側面と乗
員との間に袋体を膨張させて、二次衝突から乗員を保護
するサイドエアバッグ装置の袋体構造において、前記袋
体の膨張時に車室内側面に面する外表面を、可撓性を有
する補強部材で覆った構造としたので、衝突時に膨張し
た袋体が、割れた窓ガラスや金属の鋭利な折曲部等に接
触しても破損することなく、乗員を二次衝突から確実に
保護することができる。
アバッグ装置の袋体構造は、衝突時に、車室内側面と乗
員との間に袋体を膨張させて、二次衝突から乗員を保護
するサイドエアバッグ装置の袋体構造において、前記袋
体の膨張時に車室内側面に面する外表面を、可撓性を有
する補強部材で覆った構造としたので、衝突時に膨張し
た袋体が、割れた窓ガラスや金属の鋭利な折曲部等に接
触しても破損することなく、乗員を二次衝突から確実に
保護することができる。
【図1】この発明のサイドエアバッグ装置の袋体が膨張
した状態を示すサイドドアの斜視図である。
した状態を示すサイドドアの斜視図である。
【図2】膨張した袋体と乗員との位置関係を示す図1の
II−II線断面図である。
II−II線断面図である。
【図3】側面衝突時の乗員および袋体を示す説明図であ
る。
る。
【図4】従来のサイドエアバッグ装置の一例を示すサイ
ドドアの斜視図である。
ドドアの斜視図である。
11 サイドドア 12 袋体 12a 基布 12b 補強布 16 窓ガラス 16a ガラスの破片 A 衝突車両 H 乗員
Claims (1)
- 【請求項1】 衝突時に、車室内側面と乗員との間に袋
体を膨張させて、二次衝突から乗員を保護するサイドエ
アバッグ装置の袋体構造において、 前記袋体のうち膨張時に前記車室内側面に面する外表面
を、可撓性を有する補強部材で覆ったことを特徴とする
サイドエアバッグ装置の袋体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325593A JPH06227344A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | サイドエアバッグ装置の袋体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325593A JPH06227344A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | サイドエアバッグ装置の袋体構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227344A true JPH06227344A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12658762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4325593A Pending JPH06227344A (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | サイドエアバッグ装置の袋体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06227344A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006074750A1 (de) * | 2004-12-24 | 2006-07-20 | Autoliv Development Ab | Airbagmodul |
US7422231B2 (en) * | 2002-06-21 | 2008-09-09 | Autoliv Development Ab | Air-bag |
US7641228B2 (en) * | 2005-09-27 | 2010-01-05 | Autoliv Development Ab | Air bag system for motor vehicles |
DE102010028709A1 (de) | 2010-05-06 | 2010-11-11 | Takata-Petri Ag | Gassack für ein Personen-Schutzsystem eines Fahrzeugs |
US20120193953A1 (en) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Seat cushion airbag apparatus |
US9045108B1 (en) | 2014-06-04 | 2015-06-02 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Airbag reinforcement material at an airbag gas inlet |
JP2016037136A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 富士重工業株式会社 | 車両の乗員保護装置 |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP4325593A patent/JPH06227344A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7422231B2 (en) * | 2002-06-21 | 2008-09-09 | Autoliv Development Ab | Air-bag |
WO2006074750A1 (de) * | 2004-12-24 | 2006-07-20 | Autoliv Development Ab | Airbagmodul |
US7578520B2 (en) | 2004-12-24 | 2009-08-25 | Autoliv Development Ab | Airbag module |
JP4838266B2 (ja) * | 2004-12-24 | 2011-12-14 | オートリブ ディベロップメント アクティエボラーグ | エアバッグモジュール |
US7641228B2 (en) * | 2005-09-27 | 2010-01-05 | Autoliv Development Ab | Air bag system for motor vehicles |
DE102010028709A1 (de) | 2010-05-06 | 2010-11-11 | Takata-Petri Ag | Gassack für ein Personen-Schutzsystem eines Fahrzeugs |
US20120193953A1 (en) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Seat cushion airbag apparatus |
CN102649413A (zh) * | 2011-01-28 | 2012-08-29 | 丰田合成株式会社 | 椅垫气囊装置 |
US8573633B2 (en) * | 2011-01-28 | 2013-11-05 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Seat cushion airbag apparatus |
US9045108B1 (en) | 2014-06-04 | 2015-06-02 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Airbag reinforcement material at an airbag gas inlet |
JP2016037136A (ja) * | 2014-08-06 | 2016-03-22 | 富士重工業株式会社 | 車両の乗員保護装置 |
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