JPH06227343A - ステアリングホイール - Google Patents
ステアリングホイールInfo
- Publication number
- JPH06227343A JPH06227343A JP5021143A JP2114393A JPH06227343A JP H06227343 A JPH06227343 A JP H06227343A JP 5021143 A JP5021143 A JP 5021143A JP 2114393 A JP2114393 A JP 2114393A JP H06227343 A JPH06227343 A JP H06227343A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering wheel
- slip ring
- condenser
- wheel body
- boss
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ステアリングホイール本体11にエアバッグ装
置21およびこのエアバッグ装置21を制御するセンサユニ
ット47を収納する。ボス24の周囲に設けたスリップリン
グ35を介してセンサユニット47に電力を供給する。スリ
ップリング35の上側に沿って、環状のコンデンサ41を配
置する。このコンデンサ41により、センサユニット47の
電源をバックアップする。 【効果】 ステアリングホイール本体11内部の空間を有
効に利用できる。大容量のコンデンサ41を配置できる。
置21およびこのエアバッグ装置21を制御するセンサユニ
ット47を収納する。ボス24の周囲に設けたスリップリン
グ35を介してセンサユニット47に電力を供給する。スリ
ップリング35の上側に沿って、環状のコンデンサ41を配
置する。このコンデンサ41により、センサユニット47の
電源をバックアップする。 【効果】 ステアリングホイール本体11内部の空間を有
効に利用できる。大容量のコンデンサ41を配置できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグ装置および
このエアバッグ装置を制御する制御装置を設けたステア
リングホイールに関する。
このエアバッグ装置を制御する制御装置を設けたステア
リングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平3−68157号公
報に記載されているように、エアバッグ装置と、このエ
アバッグ装置を作動させるセンサユニットとを、ステア
リングホイール本体に設ける構成が知られている。
報に記載されているように、エアバッグ装置と、このエ
アバッグ装置を作動させるセンサユニットとを、ステア
リングホイール本体に設ける構成が知られている。
【0003】そして、このステアリングホイールでは、
ステアリングホイール本体に電池体を収納し、この電池
体により、エアバッグ装置のガス発生器に電力を供給す
るようになっている。
ステアリングホイール本体に電池体を収納し、この電池
体により、エアバッグ装置のガス発生器に電力を供給す
るようになっている。
【0004】また、このようなセンサユニットは、主衝
撃センサ、補助衝撃センサ、解析用回路、および、バッ
クアップ用の大容量のコンデンサなどから構成されてい
る。
撃センサ、補助衝撃センサ、解析用回路、および、バッ
クアップ用の大容量のコンデンサなどから構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、エアバッグ装置のセンサユニットが大型
化し、特に、必要とされる電力に応じて大きさおよび容
量が決定されるコンデンサおよび電池体が大型化しやす
いため、ステアリングホイール本体が造形上の制約を受
けるとの問題を有している。
来の構成では、エアバッグ装置のセンサユニットが大型
化し、特に、必要とされる電力に応じて大きさおよび容
量が決定されるコンデンサおよび電池体が大型化しやす
いため、ステアリングホイール本体が造形上の制約を受
けるとの問題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、ステアリングホイール本体にエアバッグ装置およ
びこのエアバッグ装置の制御装置を設けるとともに、ス
テアリングホイール本体内部の空間を有効に利用して、
造形上の自由度を高めることができるステアリングホイ
ールを提供することを目的とする。
ので、ステアリングホイール本体にエアバッグ装置およ
びこのエアバッグ装置の制御装置を設けるとともに、ス
テアリングホイール本体内部の空間を有効に利用して、
造形上の自由度を高めることができるステアリングホイ
ールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のステアリングホ
イールは、ステアリングホイール本体にエアバッグ装置
およびこのエアバッグ装置を制御する制御装置を設けた
ステアリングホイールにおいて、ステアリングシャフト
に取付けられるボスの周囲に配設されるとともに、前記
制御装置に電気的に接続されたスリップリングと、前記
スリップリングの乗員側に沿って配設されるとともに、
前記制御装置に電気的に接続されたコンデンサとを具備
したものである。
イールは、ステアリングホイール本体にエアバッグ装置
およびこのエアバッグ装置を制御する制御装置を設けた
ステアリングホイールにおいて、ステアリングシャフト
に取付けられるボスの周囲に配設されるとともに、前記
制御装置に電気的に接続されたスリップリングと、前記
スリップリングの乗員側に沿って配設されるとともに、
前記制御装置に電気的に接続されたコンデンサとを具備
したものである。
【0008】
【作用】本発明のステアリングホイールでは、ステアリ
ングホイール本体に設けられた制御装置により、エアバ
ッグ装置の動作が制御される。ステアリングシャフトに
取付けられるボスの周囲に配設したスリップリングを介
して、ステアリングホイール本体の外部に設けた電源装
置から制御装置に電力を供給する。スリップリングの乗
員側に沿って配設されたコンデンサにより、制御装置に
供給される電力がバックアップされる。
ングホイール本体に設けられた制御装置により、エアバ
ッグ装置の動作が制御される。ステアリングシャフトに
取付けられるボスの周囲に配設したスリップリングを介
して、ステアリングホイール本体の外部に設けた電源装
置から制御装置に電力を供給する。スリップリングの乗
員側に沿って配設されたコンデンサにより、制御装置に
供給される電力がバックアップされる。
【0009】
【実施例】以下、本発明のステアリングホイールの一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0010】図2において、11は自動車などのステアリ
ングホイール本体で、このステアリングホイール本体11
は、環状のリム部12と、その中心に位置したボス部14
と、これらのリム部12とボス部14とを連結した複数のス
ポーク部15とから構成されている。
ングホイール本体で、このステアリングホイール本体11
は、環状のリム部12と、その中心に位置したボス部14
と、これらのリム部12とボス部14とを連結した複数のス
ポーク部15とから構成されている。
【0011】そして、図1に示すように、ボス部14の乗
員側である上部には、エアバッグ装置21が配設され、こ
のエアバッグ装置21の上部が樹脂製のカバー体22により
覆われて、エアバッグモジュール23が構成されている。
員側である上部には、エアバッグ装置21が配設され、こ
のエアバッグ装置21の上部が樹脂製のカバー体22により
覆われて、エアバッグモジュール23が構成されている。
【0012】また、24は略円筒状をなす金属製のボス
で、このボス24は、ステアリングホイール本体11のボス
部14の中央部の下部に位置し、軸心部に形成された嵌着
孔24aに図示しないステアリングシャフトを嵌着して、
ステアリングホイール本体11をステアリングシャフトに
連結するようになっている。
で、このボス24は、ステアリングホイール本体11のボス
部14の中央部の下部に位置し、軸心部に形成された嵌着
孔24aに図示しないステアリングシャフトを嵌着して、
ステアリングホイール本体11をステアリングシャフトに
連結するようになっている。
【0013】そして、このボス24の上部には、金属製の
ボスプレート26が溶接などにより固定されており、この
ボスプレート26の端部近傍の下面側(車体側)に、各ス
ポーク部15の芯金15a が溶接などにより固定され、さら
に、このスポーク部15の芯金15a に、図示しないリム部
12の芯金が溶接などにより固定されている。
ボスプレート26が溶接などにより固定されており、この
ボスプレート26の端部近傍の下面側(車体側)に、各ス
ポーク部15の芯金15a が溶接などにより固定され、さら
に、このスポーク部15の芯金15a に、図示しないリム部
12の芯金が溶接などにより固定されている。
【0014】また、ボスプレート26の下面側には、この
ボスプレート26と略平行状に、スリップリング装置31が
取付けられている。このスリップリング装置31は、図
1、図3および図4に示すように、合成樹脂などから略
円板状に形成された本体部31aを有し、この本体部31a
の中央部に形成した挿通孔32をボス24の周面に嵌合した
状態で、上面側から複数突設した略円筒状をなす取付部
33をボスプレート26の下面にねじ止めして固定されてい
る。
ボスプレート26と略平行状に、スリップリング装置31が
取付けられている。このスリップリング装置31は、図
1、図3および図4に示すように、合成樹脂などから略
円板状に形成された本体部31aを有し、この本体部31a
の中央部に形成した挿通孔32をボス24の周面に嵌合した
状態で、上面側から複数突設した略円筒状をなす取付部
33をボスプレート26の下面にねじ止めして固定されてい
る。
【0015】そして、このスリップリング装置31の本体
部31a の下面には、挿通孔32と同心状に、複数の環状凹
部34が形成されており、これらの環状凹部34に、それぞ
れ金属板からなる環状のスリップリング35が取り付けら
れている。
部31a の下面には、挿通孔32と同心状に、複数の環状凹
部34が形成されており、これらの環状凹部34に、それぞ
れ金属板からなる環状のスリップリング35が取り付けら
れている。
【0016】また、このスリップリング装置31の本体部
31a の上面からは、各スリップリング35に対応する複数
の電源プラグ36が突設されており、これらの電源プラグ
36は、それぞれ本体部31a の内部の配線を介して各スリ
ップリング35に電気的に接続されている。
31a の上面からは、各スリップリング35に対応する複数
の電源プラグ36が突設されており、これらの電源プラグ
36は、それぞれ本体部31a の内部の配線を介して各スリ
ップリング35に電気的に接続されている。
【0017】さらに、このスリップリング装置31の本体
部31a の内部には、平面円弧状あるいは環状をなすコン
デンサ41が、各スリップリング35の上側に沿って、イン
サート成形により一体的に埋設されている。このコンデ
ンサ41は、箱状をなすケース体42を有し、このケース体
42の内部に、板状の絶縁体43を挾んで一対の電極板44を
収納して構成されている。そして、スリップリング装置
31の本体部31a の上面からは、各電極板44に対応する複
数のコンデンサ接続プラグ45が突設されており、これら
のコンデンサ接続プラグ45は、それぞれ本体部31a の内
部の配線を介して各電極板44に電気的に接続されてい
る。
部31a の内部には、平面円弧状あるいは環状をなすコン
デンサ41が、各スリップリング35の上側に沿って、イン
サート成形により一体的に埋設されている。このコンデ
ンサ41は、箱状をなすケース体42を有し、このケース体
42の内部に、板状の絶縁体43を挾んで一対の電極板44を
収納して構成されている。そして、スリップリング装置
31の本体部31a の上面からは、各電極板44に対応する複
数のコンデンサ接続プラグ45が突設されており、これら
のコンデンサ接続プラグ45は、それぞれ本体部31a の内
部の配線を介して各電極板44に電気的に接続されてい
る。
【0018】また、ボスプレート26の上面側には、制御
装置としてのセンサユニット47が取り付けられている。
このセンサユニット47は、自動車の衝突などの衝撃を検
出する電気式あるいは電子式の衝撃センサと、この衝撃
センサからの電気信号を解析する電子制御回路となどか
ら構成されている。そして、このセンサユニット47から
は、スリップリング接続用ハーネス48、コンデンサ接続
用ハーネス49、および出力用ハーネス50などが導出さ
れ、これらの各ハーネス48,49,50の先端部に設けられ
たコネクタ48a ,49a ,50a が、それぞれスリップリン
グ装置31の電源プラグ36、コンデンサ接続プラグ45、お
よびエアバッグ装置21に着脱可能に接続されている。
装置としてのセンサユニット47が取り付けられている。
このセンサユニット47は、自動車の衝突などの衝撃を検
出する電気式あるいは電子式の衝撃センサと、この衝撃
センサからの電気信号を解析する電子制御回路となどか
ら構成されている。そして、このセンサユニット47から
は、スリップリング接続用ハーネス48、コンデンサ接続
用ハーネス49、および出力用ハーネス50などが導出さ
れ、これらの各ハーネス48,49,50の先端部に設けられ
たコネクタ48a ,49a ,50a が、それぞれスリップリン
グ装置31の電源プラグ36、コンデンサ接続プラグ45、お
よびエアバッグ装置21に着脱可能に接続されている。
【0019】さらに、このセンサユニット47の上側に位
置して、上記のエアバッグモジュール23が取り付けられ
ている。
置して、上記のエアバッグモジュール23が取り付けられ
ている。
【0020】このエアバッグモジュール23は、エアバッ
グ装置21を構成する略円柱形状のガス発生器(インフレ
ータ)52と、このガス発生器52の上部に折り畳んだ状態
で収納された袋状のエアバッグ53とを有している。そし
て、ガス発生器52は、内部に窒素ガスを発生する推進薬
が充填されているとともに、この推進薬に点火して燃焼
させる点火器52a を有し、この点火器52a に、センサユ
ニット47から導出された出力用ハーネス50のコネクタ50
a が接続されている。
グ装置21を構成する略円柱形状のガス発生器(インフレ
ータ)52と、このガス発生器52の上部に折り畳んだ状態
で収納された袋状のエアバッグ53とを有している。そし
て、ガス発生器52は、内部に窒素ガスを発生する推進薬
が充填されているとともに、この推進薬に点火して燃焼
させる点火器52a を有し、この点火器52a に、センサユ
ニット47から導出された出力用ハーネス50のコネクタ50
a が接続されている。
【0021】また、このガス発生器52の上下方向の略中
央部に設けられたフランジ部52a の上面は、端部に係合
片部55a を折曲形成した取付板55に密着して取付けられ
ている。そして、エアバッグ53の開口部53a の周辺部
は、上記の取付板55とともに、リベット56によりこのフ
ランジ部52a に密着して固定されている。
央部に設けられたフランジ部52a の上面は、端部に係合
片部55a を折曲形成した取付板55に密着して取付けられ
ている。そして、エアバッグ53の開口部53a の周辺部
は、上記の取付板55とともに、リベット56によりこのフ
ランジ部52a に密着して固定されている。
【0022】一方、取付板55の係合片部55a には、カバ
ー体22の端部近傍の内面に形成された係合凹部22a が係
合固定されて、カバー体22が支持されているとともに、
このカバー体22の裏面には、平面略H字状をなす破断部
22c が薄肉に形成されている。
ー体22の端部近傍の内面に形成された係合凹部22a が係
合固定されて、カバー体22が支持されているとともに、
このカバー体22の裏面には、平面略H字状をなす破断部
22c が薄肉に形成されている。
【0023】さらに、このステアリングホイール本体11
のボス部14には、図4に示すように、ホーンスイッチ57
およびオーディオ用などの操作スイッチ58が取り付けら
れ、これらのスイッチ57,58は、センサユニット47を介
してスリップリング35に接続されている。
のボス部14には、図4に示すように、ホーンスイッチ57
およびオーディオ用などの操作スイッチ58が取り付けら
れ、これらのスイッチ57,58は、センサユニット47を介
してスリップリング35に接続されている。
【0024】また、スリップリング装置31の下面側に対
向して、コンビネーションスイッチ61が車体側に配設さ
れている。そして、このコンビネーションスイッチ61か
ら、各スリップリング35に対して、それぞれ導電性のコ
ンタクトピース63が複数個突設されている。これらのコ
ンタクトピース63は、それぞれ図示しないスプリング体
によりスリップリング35に向かって付勢された状態で、
各スリップリング35に当接しており、ステアリングホイ
ールを回動した状態でも、各スリップリング35に確実に
接触摺動し、電気的導通が保たれるようになっている。
向して、コンビネーションスイッチ61が車体側に配設さ
れている。そして、このコンビネーションスイッチ61か
ら、各スリップリング35に対して、それぞれ導電性のコ
ンタクトピース63が複数個突設されている。これらのコ
ンタクトピース63は、それぞれ図示しないスプリング体
によりスリップリング35に向かって付勢された状態で、
各スリップリング35に当接しており、ステアリングホイ
ールを回動した状態でも、各スリップリング35に確実に
接触摺動し、電気的導通が保たれるようになっている。
【0025】また、図4に示すように、ステアリングホ
イール本体11外部の車体B内においては、自動車のバッ
テリ66の正極が、センサユニット47に電力を供給するた
めに直接にコンタクトピース63に接続されているととも
に、このバッテリ66の正極は、ホーンHを作動させるリ
レー装置67を介して他のコンタクトピース63に電気的に
接続されている。そして、このバッテリ66の負極は車体
Bに接続され、ステアリングシャフトなどを介して、セ
ンサユニット47などに接続されている。さらに、他のコ
ンタクトピース63には、図示しないオーディオ装置、通
信回路などに接続された信号線68が接続されている。
イール本体11外部の車体B内においては、自動車のバッ
テリ66の正極が、センサユニット47に電力を供給するた
めに直接にコンタクトピース63に接続されているととも
に、このバッテリ66の正極は、ホーンHを作動させるリ
レー装置67を介して他のコンタクトピース63に電気的に
接続されている。そして、このバッテリ66の負極は車体
Bに接続され、ステアリングシャフトなどを介して、セ
ンサユニット47などに接続されている。さらに、他のコ
ンタクトピース63には、図示しないオーディオ装置、通
信回路などに接続された信号線68が接続されている。
【0026】そして、例えば、操作者がカバー体22を押
圧すると、ホーンスイッチ57が閉じられて、スリップリ
ング35およびコンタクトピース63を介してリレー装置67
に電流が供給され、このリレー装置67が作動して、ホー
ンHに電流が供給され、ホーンHが鳴動するようになっ
ている。
圧すると、ホーンスイッチ57が閉じられて、スリップリ
ング35およびコンタクトピース63を介してリレー装置67
に電流が供給され、このリレー装置67が作動して、ホー
ンHに電流が供給され、ホーンHが鳴動するようになっ
ている。
【0027】また、自動車が衝突した場合などには、こ
の衝突の衝撃を、センサユニット47に内蔵した衝撃セン
サが検出し、出力用ハーネス50を介してガス発生器52の
点火器52a に所定の電流を供給する。すると、点火器52
a が作動してガス発生器52に充填された推進薬を燃焼さ
せ、エアバッグ53内部に急激に窒素ガスを噴射して膨脹
させ、この膨脹の圧力によりカバー体22を破断部22c か
ら破断して、エアバッグ53を乗員に向かって展開するよ
うになっている。
の衝突の衝撃を、センサユニット47に内蔵した衝撃セン
サが検出し、出力用ハーネス50を介してガス発生器52の
点火器52a に所定の電流を供給する。すると、点火器52
a が作動してガス発生器52に充填された推進薬を燃焼さ
せ、エアバッグ53内部に急激に窒素ガスを噴射して膨脹
させ、この膨脹の圧力によりカバー体22を破断部22c か
ら破断して、エアバッグ53を乗員に向かって展開するよ
うになっている。
【0028】なお、ボス部14の下側部は、樹脂製などの
下部カバー71により覆われている。そうして、本実施例
のステアリングホイールによれば、ステアリングホイー
ル本体11内部に、エアバッグ装置21と、このエアバッグ
装置21を制御するセンサユニット47とを収納したため、
ステアリングホイール本体11の外部に制御装置を設けて
うず巻型のケーブル(クロックスプリング)などにより
接続した場合に比べ、構造を簡単にできるとともに、配
線作業を省力化することができる。そこで、信頼性を向
上することができるとともに、コストダウンを実現する
ことができる。
下部カバー71により覆われている。そうして、本実施例
のステアリングホイールによれば、ステアリングホイー
ル本体11内部に、エアバッグ装置21と、このエアバッグ
装置21を制御するセンサユニット47とを収納したため、
ステアリングホイール本体11の外部に制御装置を設けて
うず巻型のケーブル(クロックスプリング)などにより
接続した場合に比べ、構造を簡単にできるとともに、配
線作業を省力化することができる。そこで、信頼性を向
上することができるとともに、コストダウンを実現する
ことができる。
【0029】また、ステアリングシャフトに取付けられ
るボス24の周囲に配設したスリップリング35を介して、
ステアリングホイール本体11の外部に設けたバッテリ66
からセンサユニット47に電力を供給できるため、ステア
リングホイール本体11に電池体やうず巻ケーブルなどを
備える必要がなく、センサユニット47を小形化してステ
アリングホイール本体内部の空間を有効に利用でき、ス
テアリングホイール本体の造型の自由度を高めることが
できるとともに、ステアリングホイール本体11内部に図
1に示す振動制御装置72などを配置することもできる。
るボス24の周囲に配設したスリップリング35を介して、
ステアリングホイール本体11の外部に設けたバッテリ66
からセンサユニット47に電力を供給できるため、ステア
リングホイール本体11に電池体やうず巻ケーブルなどを
備える必要がなく、センサユニット47を小形化してステ
アリングホイール本体内部の空間を有効に利用でき、ス
テアリングホイール本体の造型の自由度を高めることが
できるとともに、ステアリングホイール本体11内部に図
1に示す振動制御装置72などを配置することもできる。
【0030】さらに、コンデンサ41を環状あるいは円弧
状に形成し、スリップリング35の上側に沿ってスリップ
リング装置31に内蔵したため、小さい空間を利用して広
い面積を有する電極板44,44および絶縁体43を配置する
ことができ、ステアリングホイール本体11の造型に制限
を加えることなく大容量のコンデンサ41を収納すること
ができる。そして、このコンデンサ41により、センサユ
ニット47の電力を安定してバックアップすることができ
る。
状に形成し、スリップリング35の上側に沿ってスリップ
リング装置31に内蔵したため、小さい空間を利用して広
い面積を有する電極板44,44および絶縁体43を配置する
ことができ、ステアリングホイール本体11の造型に制限
を加えることなく大容量のコンデンサ41を収納すること
ができる。そして、このコンデンサ41により、センサユ
ニット47の電力を安定してバックアップすることができ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明のステアリングホイールによれ
ば、ステアリングホイール本体にエアバッグ装置の制御
装置を設けたため、ステアリングホイール本体外部に制
御装置を設けた場合に比べ、構造を簡単にするとともに
配線作業を容易にして、信頼性を向上するとともにコス
トダウンを実現することができる。また、ステアリング
シャフトに取付けられるボスの周囲に配設したスリップ
リングを介して、ステアリングホイール本体外部に設け
た電源装置から制御装置に電力を供給するとともに、ス
リップリングの乗員側に沿って配設されたコンデンサに
より、制御装置に供給される電力をバックアップできる
ため、ステアリングホイール本体内部の空間を有効に利
用でき、ステアリングホイール本体の造型の自由度を高
めることができる。
ば、ステアリングホイール本体にエアバッグ装置の制御
装置を設けたため、ステアリングホイール本体外部に制
御装置を設けた場合に比べ、構造を簡単にするとともに
配線作業を容易にして、信頼性を向上するとともにコス
トダウンを実現することができる。また、ステアリング
シャフトに取付けられるボスの周囲に配設したスリップ
リングを介して、ステアリングホイール本体外部に設け
た電源装置から制御装置に電力を供給するとともに、ス
リップリングの乗員側に沿って配設されたコンデンサに
より、制御装置に供給される電力をバックアップできる
ため、ステアリングホイール本体内部の空間を有効に利
用でき、ステアリングホイール本体の造型の自由度を高
めることができる。
【図1】本発明のステアリングホイールの一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】同上ステアリングホイールの平面図である。
【図3】同上スリップリング装置の斜視図である。
【図4】同上ステアリングホイールの電気的ブロック図
である。
である。
11 ステアリングホイール本体 21 エアバッグ装置 24 ボス 35 スリップリング 41 コンデンサ 47 制御装置としてのセンサユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリングホイール本体にエアバッグ
装置およびこのエアバッグ装置を制御する制御装置を設
けたステアリングホイールにおいて、 ステアリングシャフトに取付けられるボスの周囲に配設
されるとともに、前記制御装置に電気的に接続されたス
リップリングと、 前記スリップリングの乗員側に沿って配設されるととも
に、前記制御装置に電気的に接続されたコンデンサとを
具備したことを特徴とするステアリングホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021143A JPH06227343A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021143A JPH06227343A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ステアリングホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227343A true JPH06227343A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=12046678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5021143A Pending JPH06227343A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06227343A (ja) |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP5021143A patent/JPH06227343A/ja active Pending
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