JPH0622703U - モジュール支持構造 - Google Patents
モジュール支持構造Info
- Publication number
- JPH0622703U JPH0622703U JP6174492U JP6174492U JPH0622703U JP H0622703 U JPH0622703 U JP H0622703U JP 6174492 U JP6174492 U JP 6174492U JP 6174492 U JP6174492 U JP 6174492U JP H0622703 U JPH0622703 U JP H0622703U
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- Japan
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- bolt
- module
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- seat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排ガスボイラなどのモジュールを輸送し、現
地据付けして運転する各場合に、それぞれに対応して必
要としていた個々のモジュール支持構造を構造が簡単で
コストの安い1つのモジュール支持構造方式で可能にす
ること。 【構成】 ナット6、第1及び第2の座板7,8を溶接
にて互いに固定し、支持架台2の上下面に第3及び第4
の座板9,10,11を溶接で固定し、第2及び第3の
座板8,9の間にすべり板12を介装し、支持ボルト5
を座金13を介して下から通してナット6に螺合させる
構成であって、第1及び第2の座板7,8のボルト穴を
ボルト穴サイズとし、すべり板12、第3の座板9及び
支持架台2のボルト穴をルーズの丸穴20とし、第4の
座板10,11のボルト穴を長穴21とし、モジュール
据付け時には支持ボルト5を緩めた状態で支持ボルト5
をナットに回り止め溶接してなるもの。
地据付けして運転する各場合に、それぞれに対応して必
要としていた個々のモジュール支持構造を構造が簡単で
コストの安い1つのモジュール支持構造方式で可能にす
ること。 【構成】 ナット6、第1及び第2の座板7,8を溶接
にて互いに固定し、支持架台2の上下面に第3及び第4
の座板9,10,11を溶接で固定し、第2及び第3の
座板8,9の間にすべり板12を介装し、支持ボルト5
を座金13を介して下から通してナット6に螺合させる
構成であって、第1及び第2の座板7,8のボルト穴を
ボルト穴サイズとし、すべり板12、第3の座板9及び
支持架台2のボルト穴をルーズの丸穴20とし、第4の
座板10,11のボルト穴を長穴21とし、モジュール
据付け時には支持ボルト5を緩めた状態で支持ボルト5
をナットに回り止め溶接してなるもの。
Description
【0001】
本考案はたとえば排ガスボイラ等のモジュールを輸送時及び現地据付時に支持 架台へ載置する際のモジュール支持構造に関し、事業用及び産業用のボイラにて ボイラモジュールを支持架台へ乗せる構造物に適用できる。
【0002】
ボイラなどのモジュールの輸送又は現地据付けは、モジュールを支持架台に載 せた状態で行うようにしている。図5はたとえば排ガスボイラとする1ブロック のモジュール1を支持架台2に載せた全体斜視図であり、図6は輸送時における 図5のA部のモジュール支持方法及び図7は現地据付け時における図5のA部の モジュール支持方法を示している。
【0003】 モジュール輸送する場合、例えば輸送船にて運搬する場合、船にはローリング 又はピッチングといった力がかかり、支持架台2に載せられているモジュールに もそのようなローリング又はピッチングによる水平方向荷重が加えられる。輸送 時のこの水平方向荷重に対しては従来では図6に示したように支持架台2とモジ ュール1の座板3とをボルト・ナットによる締付けによって固定することで支持 している。
【0004】 現地据付け後においては、モジュール1は地震による水平方向荷重がかかるこ とがある。また、ボイラを運転している温態時においては、モジュール1は図5 の熱伸び=0の位置を中心に熱伸びによって上方及び横方向では四方に動くよう になる。この地震による水平方向荷重及びボイラ運転時に生じる熱伸びに対して は、従来では図7に示したように、支持架台2の周囲に多少の間隔を置いて支持 ラグ4を設けることで支持するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 従来のモジュールの支持構造においては、運送時及び現地据付時のそれぞれに おいて発生する水平方向荷重及び熱伸びに対して個々の方法で支持するようにし ており、個々の支持構造を必要としていた。
【0006】 本考案は上記事情にかんがみてなされたもので、運送時及び現地据付け時の両 方に対応でき、構造が簡単で低コストのモジュール支持構造を提供することを目 的とする。
【0007】
上記目的に対し、本考案によれば、頂部にある第1の座板の上面にナットを溶 接し、第1の座板を第2の座板に円周溶接し、第3の座板を支持架台の上面に円 周溶接し、第2及び第3の座板の間にすべり板を介装し、更に支持架台の下面に 第4の座板を溶接し、支持ボルトを座金を介して下から前記ナツトへ螺合させる と共に、前記第1及び第2の座板のボルト穴をボルト穴サイズとし、前記すべり 板、第3の座板及び支持架台のボルト穴をルーズの丸穴とし、前記第4の座板の ボルト穴を長穴とし、かつモジュール輸送時状態からモジュール現地据付時には 前記第4の座板及び座金の間隔をあけた状態で前記支持ボルト及びナットを回り 止め溶接してなるモジュール支持構造が提供される。
【0008】
上記手段によれば、運送時はボルト締付けにより水平方向荷重を支持し、現地 据付け時は緩められた支持ボルトが第4の座板に当ったところでその支持ボルト が水平方向荷重を支持し、モジュールの熱伸びに対しては第4の座板の長穴に沿 う支持ボルトの移動により、支持ボルトが拘束されない。
【0009】
図1は本考案によるモジュール支持構造の一例を示す要部側面図であり、図2 はそのB−B矢視側面図、図3は図1のC−C矢視平面図、図4はモジュール支 持構造の2つの態様を示す図1のD−D矢視断面図である。
【0010】 これらの図において、1はモジュール、2は支持架台、5は支持ボルト、6は ナット、7,8,9,10及び11は座板、12はすべり板、13は座金、14 ,15,16,17は溶接部、18は点溶接部、19は摺動面、20は丸穴、2 1は長穴である。
【0011】 ナット6は座板7の上面に溶接により固定され、その座板7は座板8の上面に 円周溶接によって固定される。これら座板7,8に明けられているボルト穴は支 持ボルト5のボルト穴サイズとなっている。座板9は支持架台2に円周溶接によ り固定され、この座板9と座板8との間にはすべり板12が介装されている。こ れらすべり板12、座板9及び支持架台2に明けられているボルト穴は支持ボル ト5のボルト穴サイズよりも大きな丸穴20となっている。さらに、支持架台2 の下面には座板10,11が円周溶接により固定されている。この座板10,1 1に明けられているボルト穴は座金13の座面の当りを確保するため長穴21を してあり、その長穴21の長手方向はモジュールの熱伸び=0の位置に向けられ ている。そして、支持ボルト5は座金13を介し座板10,11の長穴21、支 持架台2、座板9及びすべり板12のルーズな丸穴20、座板8及び7のボルト 穴を通って下側からナット6に螺合される。
【0012】 モジュール輸送時においては、図4の(a)に示したように、支持ボルト5を 締付けることにより、従来のモジュール輸送時と同様に水平方向荷重を支持する ようにしている。
【0013】 現地据付け及び運転時においては、図4の(b)に示したように、支持ボルト 5を緩めて、たとえば座板10,11と座金13との間の間隔が2mm程度開い た状態にして支持ボルト5とナット6とを点溶接し、支持ボルト5の回り止めを する。これにより、モジュール1、座板7,8、ナット6、支持ボルト5及び座 金13は支持架台2上を一体で動くことができるようになる。
【0014】 したがって、現地据付け後の地震時にかかる水平方向荷重の支持については、 緩められた支持ボルト5が座板10,11の長穴21内を動いていって座板10 ,11に当たったところで支持ボルト5により水平方向荷重が支持されることに なる。
【0015】 また、ボイラ運転時において、モジュール1が熱伸びにて動く際には、支持ボ ルト5が座板10,11の長穴21内を動くようになり、この熱伸びによって生 じる支持ボルト5の動きは何ら拘束されない構成となる。
【0016】
本考案によれば、モジュールの輸送時、現地据付け時及び運転時における支持 架台への支持を1つのモジュール支持構造方式にて対応することができ、構造が 簡単でコストを安くすることができる。
【図1】本考案によるモジュール支持構造の一例を示す
要部側面図である。
要部側面図である。
【図2】図1のB−B矢視側面図である。
【図3】図1のC−C矢視平面図である。
【図4】本考案によるモジュール支持構造の2つの態様
を示す図1のD−D矢視断面図である。
を示す図1のD−D矢視断面図である。
【図5】排ガスボイラモジュールを支持架台に載せた状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図6】従来のモジュール支持構造の一態様を示す図5
のA部側面図である。
のA部側面図である。
【図7】従来のモジュール支持構造の別の態様を示す図
5のA部側面図である。
5のA部側面図である。
1 モジュール 2 支持架台 5 支持ボルト 6 ナット 7,8,9,10,11 座板 12 すべり板 13 座金 14,15,16,17 溶接部 18 点溶接部 19 摺動面 20 丸穴(ルーズ) 21 長穴
Claims (1)
- 【請求項1】頂部にある第1の座板の上面にナットを溶
接し、第1の座板を第2の座板に円周溶接し、第3の座
板を支持架台の上面に円周溶接し、第2及び第3の座板
の間にすべり板を介装し、更に支持架台の下面に第4の
座板を溶接し、支持ボルトを座金を介して下から前記ナ
ツトへ螺合させると共に、前記第1及び第2の座板のボ
ルト穴をボルト穴サイズとし、前記すべり板、第3の座
板及び支持架台のボルト穴をルーズの丸穴とし、前記第
4の座板のボルト穴を長穴とし、かつモジュール輸送時
状態からモジュール現地据付時には前記第4の座板及び
座金の間隔をあけた状態で前記支持ボルト及びナットを
回り止め溶接してなるモジュール支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6174492U JPH0622703U (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | モジュール支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6174492U JPH0622703U (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | モジュール支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622703U true JPH0622703U (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=13179994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6174492U Withdrawn JPH0622703U (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | モジュール支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622703U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205581A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 株式会社荏原製作所 | カップリングガード |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP6174492U patent/JPH0622703U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016205581A (ja) * | 2015-04-27 | 2016-12-08 | 株式会社荏原製作所 | カップリングガード |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961107 |