JPH06226207A - 乾式分級機 - Google Patents

乾式分級機

Info

Publication number
JPH06226207A
JPH06226207A JP3432293A JP3432293A JPH06226207A JP H06226207 A JPH06226207 A JP H06226207A JP 3432293 A JP3432293 A JP 3432293A JP 3432293 A JP3432293 A JP 3432293A JP H06226207 A JPH06226207 A JP H06226207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flat plate
collision
raw material
air
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3432293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0729087B2 (ja
Inventor
Mitsuo Miyaji
光雄 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurimoto Ltd filed Critical Kurimoto Ltd
Priority to JP3432293A priority Critical patent/JPH0729087B2/ja
Publication of JPH06226207A publication Critical patent/JPH06226207A/ja
Publication of JPH0729087B2 publication Critical patent/JPH0729087B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分級機の稼働率が低下することなく、かつ大
きな衝突力による分離効果の向上が得られる。 【構成】 粉粒体は平面板3への衝突による大なる衝突
力によって、分離または粉砕が確実に行なわれるばかり
か、平面板3上を滑り落ちるので、流下がスムースであ
る。また、粉粒体が平面板上を落下衝突し流下する際
に、空気通過孔10を塞ごうとしても、空気通過孔10
は粉粒体の粒子径より大きいから何等目詰りを起こすこ
とがない。さらに、空気通過孔10からの空気流により
粉粒体は常時浮遊状態となり、その流下が助長されると
ともに流下にともなう平面板の摩耗も軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種粉粒体を微粉と
粗粉とに分離するために用いられる乾式分級気に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種分級機として実公昭56−279
81号公報を挙げることができる。このものは、原料投
入口22から投入された原料すなわち、微粉を含む粉粒
体がカスケード分級機内部の側壁21に交互に傾斜して
設けられた金網のカスケード板23に衝突しつつカスケ
ード分級機内を落下していく一方、これに抗流する適当
な風速の気流を下方から上流へ流すことにより、この風
速に負ける微粒子は上方に移動することにより分級を行
なうものである。さらに、のぞき窓24を設けて内部の
粉粒体の流動状況すなわち、カスケード板23への粉粒
体の落下状況および衝突効果、金網への目詰り状況を観
察するようになっている。これにより、粉粒体の種類、
粒度を最も適した流れ落ち状態を作ることができるばか
りか、カスケード板の掃除の時期をつかむことができる
利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
目詰り状態が判ったとしても、結局、目詰りが起きた
ら、運転を停止して、詰った粉体を取り除かなければな
らない。このため、分級稼働率が低下する。また、カス
ケード板23は金網で作られたものであるため、衝突効
果が充分とはいえないばかりか、粉粒体のカスケード板
上における滑り(流下)がスムースではない。このた
め、分級効果がよくないという問題がある。この発明
は、前記問題点を改良するためになしたものであり、分
級機の稼働率が低下することなく、かつ大きな衝突力に
よる分離効果の向上が得られる乾式分級機を提供するこ
とを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の乾式分級機は、筒状ケーシングの内側
に、多数の空気通過孔を有する衝突板を水平に対して傾
斜して、左右交互に、高さ方向に一定の間隔を有して配
設し、該ケーシングの上部に原料投入口と微粉出口を設
け、該ケーシングの下部に空気取入れ口を設け、さらに
その下方に粗粉取り出し口を設けた乾式分級機におい
て、前記衝突板を平面板とするとともに前記空気通過孔
の大きさを原料の粒子径より大きくしたことである。
【0005】
【作用】上方から、供給される粉粒体が衝突板すなわち
平面板上を落下衝突を繰り返しながら下方にいく。この
とき、粉粒体は平面板への衝突による大なる衝突力によ
って、分離または粉砕が確実に行なわれるばかりか、平
面板上を滑り落ちるので、流下がスムースである。
【0006】また、粉粒体が平面板上を落下衝突し流下
する際に、空気通過孔を塞ごうとしても、空気通過孔は
粉粒体の粒子径より大きいから何等目詰りを起こすこと
がない。
【0007】さらに、空気通過孔からの空気流により粉
粒体は常時浮遊状態となり、その流下が助長されるとと
もに流下にともなう平面板の摩耗も軽減される。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を図1〜4に基づいて説明
する。1はカスケード型乾式分級機で、このケーシング
2内に多段状かつ交互に傾斜して衝突板3を配設すると
ともに、ケーシング2の上部に原料の投入口4および微
粉出口5を設け、投入口4にロータリバルブ7を介して
原料ホッパ6を接続し、微粉出口5にバッグフィルタ8
を介して排風機9を接続する。衝突板3は平面板からな
るとともに該板に多数の空気通過孔10を穿設する。こ
の孔10の孔径は粉粒体の粒子径よりも大きく、通常製
作上などより5〜10mm程度とする。また、ケーシン
グ2の下部に粗粉取り出し口11を設け、これにロータ
リバルブ12を接続する。13はケーシング2の下部側
方に設けた空気取入れ口である。原料の投入量および微
粉の含有率によって衝突板3の段数は増減する。分級機
1の全圧損は200〜300mm 水柱であり、少ない
圧損でよい。
【0009】次に、実施例の作用を述べる。原料ホッパ
6内に貯められた原料はロータリバルブ7、投入口4を
経て乾式分級機1内に投入される。投入された原料は、
所定角度に傾斜された左右の衝突板3に順次衝突しなが
ら、下方に落下していく(原料の流れa参照)。一方、
排風機9の運転によって空気取入れ口13から吸入され
た空気は、原料の落下方向とは逆に下から上へ上昇して
いく(空気の流れb参照)のであるが、この途中で何回
も原料と交差する過程で、粗粉は空気の分散を受けなが
ら落下する。空気の上昇とともに巻き込んだ微粉、すな
わち空気の流れに乗る微粉は上へと輸送され、微粉出口
5に至り(微粉の流れc参照)、この微粉は排風機9に
よりバッグフィルター8へ導かれて捕集され、空気は排
風機9から排出される。そして、微粉をカットした粗粉
は下部の粗粉取り出し口11からロータリバルブ12を
介して排出される(粗粉の流れd参照)。
【0010】また、空気取入れ口13から吸引された空
気の一部は、衝突板3の空気通過孔10を通過し(空気
の流れe参照)、この吹上げる空気により、原料は衝突
板3上で流動性が付与され、よく分散される(分散が効
率よくできる)。これにより、少ない風量で最も効果的
に分散される。空気通過孔10の寸法と数は原料の粒度
分布により決める。
【0011】衝突板3は傾斜角度調節機構14により、
その傾斜角度が調節される。この機構14は次のように
構成される。衝突板3の上端背面にボス15を固定し、
このボス15に回動軸16を嵌装し、固定ピン17によ
り固定する。回動軸16の両端はケーシング2の側壁に
(必要により軸受18を介して)可回動に支承され、一
方側端はケーシング2から突出させ、この突出端に回動
用ハンドル19を固定したものである。20は傾斜角度
設定後の衝突板3の回り止め用ピンである。衝突板3の
傾斜角度の調整(θの範囲)は、原料の落下速度を加減
したり、空気の流れと原料とをうまく交差させるために
行なうのである。
【0012】なお、衝突板3は、多数の空気通過孔を有
する平面板を用いることによって、例えば次のような粉
粒体の分級処理に有効である。アトマイズ加工された合
金粉末は、その粉末に微粉が付着混入している場合の他
に粉末自体に突起物を有している場合がある。この場
合、粉末から微粉を分離したり、突起物を衝突力による
粉砕・分離することにより、44ミクロン以下の微粉を
除去した粗粉を得ることができる。
【0013】また、セメント原料となる5mm以下の石
灰石を搬送のため港の船にベルトコンベヤなどにより積
み込むとき、この原料中に含まれる100メッシュ以下
の微粉が10〜20%にも達することがあり、粉塵発生
の原因となる。このような微粉を分級除去することによ
り環境改善になる。しかも、大量輸送(例えば200〜
300 T/H)に際して、目詰りが無いことや摩耗が少な
いことから、安定操業ができる。
【0014】
【発明の効果】この発明は、前記の構成からなるので、
次に述べるような効果を奏する。衝突板を平面板とする
とともに前記空気通過孔の大きさを原料の粒子径より大
きくしたから、粉粒体は平面板への衝突による大なる衝
突力によって、分離または粉砕が確実に行なわれるばか
りか、平面板上を滑り落ちるので、流下がスムースであ
る。このことによって、分離効率が著しく向上する。
【0015】また、空気通過孔は粉粒体の粒子径より大
きいから何等目詰りを起こすことがない。このことによ
って、従来のような目詰り解消のために分級機の停止に
よる分級稼働率の低下がない。
【0016】さらに、空気通過孔からの空気流により粉
粒体は常時浮遊状態となり、その流下が助長されるとと
もに流下にともなう衝突板の摩耗も軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に係る乾式分級機を示す縦断
面図。
【図2】この発明の実施例に係る乾式分級機の分級状態
図。
【図3】この発明の実施例に係る乾式分級機の傾斜角度
調節機構の内部構造図。
【図4】図3のA−A線矢視図。
【図5】従来例を示す概略図。
【符号の説明】
2 ケーシング 3 衝突板(平面板) 4 原料投入口 5 微粉出口 10 空気通過孔 11 取り出し口 13 空気取入れ口 14 傾斜角度調節機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状ケーシングの内側に、多数の空気通
    過孔を有する衝突板を水平に対して傾斜して、左右交互
    に、高さ方向に一定の間隔を有して配設し、該ケーシン
    グの上部に原料投入口と微粉出口を設け、該ケーシング
    の下部に空気取入れ口を設け、さらにその下方に粗粉取
    り出し口を設けた乾式分級機において、前記衝突板を平
    面板とするとともに前記空気通過孔の大きさを原料の粒
    子径より大きくしたことを特徴とする乾式分級機。
JP3432293A 1993-01-29 1993-01-29 乾式分級機 Expired - Lifetime JPH0729087B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3432293A JPH0729087B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 乾式分級機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3432293A JPH0729087B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 乾式分級機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06226207A true JPH06226207A (ja) 1994-08-16
JPH0729087B2 JPH0729087B2 (ja) 1995-04-05

Family

ID=12410929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3432293A Expired - Lifetime JPH0729087B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 乾式分級機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0729087B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154612A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Calsonic Kansei Corp 樹脂積層品粉砕物分別回収方法および装置
JP2005297479A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 廃棄樹脂成型品の乾式リサイクル処理方法および廃棄樹脂成型品の乾式リサイクル処理装置
WO2006089326A1 (de) * 2005-02-23 2006-08-31 Andreas Reitmeir Einrichtung zur separation von stoffgemischen

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004154612A (ja) * 2002-11-01 2004-06-03 Calsonic Kansei Corp 樹脂積層品粉砕物分別回収方法および装置
JP2005297479A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 廃棄樹脂成型品の乾式リサイクル処理方法および廃棄樹脂成型品の乾式リサイクル処理装置
JP4604540B2 (ja) * 2004-04-15 2011-01-05 パナソニック株式会社 廃棄樹脂成型品の乾式リサイクル処理装置
WO2006089326A1 (de) * 2005-02-23 2006-08-31 Andreas Reitmeir Einrichtung zur separation von stoffgemischen

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0729087B2 (ja) 1995-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3951347A (en) Apparatus for crushing material containing particles that are hard to pulverize
US9022222B2 (en) Device for the selective granulometric separation of solid powdery materials using centrifugal action, and method for using such a device
JPH07163895A (ja) 異なる粒度の材料を破砕するための方法および装置
MXPA97002608A (en) Efficient production of gypsum calcinated by collection and classification of fine and
JP2002361179A (ja) ガラス粉体品分級装置
JPH06226207A (ja) 乾式分級機
WO2018221584A1 (ja) 粉体の分級装置及び分級システム
CN85108678A (zh) 粉磨机
JP3089243B1 (ja) セメントクリンカの粉砕装置
JP4386780B2 (ja) 破砕分級装置
JP2697015B2 (ja) 粉粒体の分級装置
JP2001087145A (ja) コーヒーチャフレス装置
JPS624479A (ja) 分級機
JP3036669B2 (ja) 粉砕設備
JPH0574681U (ja) 多段分級機
JP3458479B2 (ja) 流動層式分級機
JP4290896B2 (ja) 製砂装置
CN219723145U (zh) 一种加料速度可调节的气流涡旋微粉设备
EP4037845B1 (en) Device for sorting powder particles
RU2362634C1 (ru) Пневматический сепаратор для фракционного разделения и очистки зерна
US236544A (en) Separator for ores
SU1731297A1 (ru) Пневматический классификатор
JPH0429790A (ja) 分級機
US548377A (en) lovett
RU2196012C2 (ru) Способ воздушной сепарации тонкодиспергированных сыпучих материалов по крупности и устройство для его осуществления (варианты)