JPH0622562A - 静電気アクチュエータ及びその制御方法 - Google Patents

静電気アクチュエータ及びその制御方法

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JPH0622562A
JPH0622562A JP3121371A JP12137191A JPH0622562A JP H0622562 A JPH0622562 A JP H0622562A JP 3121371 A JP3121371 A JP 3121371A JP 12137191 A JP12137191 A JP 12137191A JP H0622562 A JPH0622562 A JP H0622562A
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俊郎 樋口
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俊樹 新野
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勝英 名取
Fumio Tabata
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    • H02N1/004Electrostatic motors in which a body is moved along a path due to interaction with an electric field travelling along the path

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電気アクチュエータの特質を損なう事な
く、位置及び電荷の分布状態を観測するセンシング手段
を包含し、且つ効率よく高速に駆動する事が可能な静電
アクチュエータを得るものである。 【構成】 複数の帯状の駆動電極2を有する第1の部材
5と、第1部材と接触する第2の部材6と、該駆動電極
への印加電圧の切り替えにより該第1と第2の部材の少
くとも一方を移動せしめる制御手段9を具備し、該第1
部材5の駆動用電極2に対して独立して、所定の位相位
置に配置された検出用電極4と、該第2の部材6の電荷
分布によって該検出電極4に誘導される電気信号を検知
して該第2部材の位置とその上に誘導されている電荷の
状態とを検知する手段とを具備する静電気アクチュエー
タ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電気力を動力源とする
静電気アクチュエータに関するものであり特に詳しくは
静電アクチュエータの特質を損なう事なく且つ効率よく
制御するための静電気アクチュエータ及びその制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、機械的エネルギを電界エネル
ギに変換するものとして静電発電機がよく知られてお
り、それとは逆の変換つまり電界エネルギを機械的エネ
ルギに変換するのが静電モータである。このような静電
モータの歴史は古く、18世紀頃からすでに研究されてお
り、例えば「静電気ハンドブック」、静電気学会編、オ
ーム社発行、第 654頁〜第 675頁に詳細に記載されてい
る。上記文献中には、誘電体の分極の遅れを利用した誘
導モータが示されている。この誘導モータの原理は、電
界内に置かれた誘導体が分極する事に着目し、その分極
の時間遅れを利用したものである。すなわち、回転子と
しての誘電体が固定子内部の回転電界内に置かれた場
合、誘電体の誘電負荷は、時間遅れの為に回転電界とは
角度がずれた形になる。その電荷と回転電界との間の相
互作用が回転力となる。また、誘電体の代わりに抵抗体
を用いたモータも存在している。このモータは回転電界
内で抵抗体内に誘導される電荷が、電界の向きに対して
遅れる事を利用している。
【0003】しかしながら、従来の静電モータは、 (a)抵抗体と電極の間に吸引力が働くので、フィルム
化する事が困難である。 (b)固定子と回転子を具備し、ある程度のギャップを
有する回転機構からなっている。そして、そのギャップ
を保持するために軸受等の機構を用いている。そのた
め、広い面積にわたってギャップを狭くする事は困難で
ある。また、それを実現するために、固定子、回転子を
十分に厚くして剛性を高くしなければならないので、力
密度(単位面積あたりに発生できる力)が損なわれてし
まう。
【0004】したがって、上記装置をコンパクトに構成
するのは難があり、その力密度も低いものであった。こ
のため、平成元年電気学会全国大会の講演論文集論文番
号(737)題名「移動子に抵抗体を用いた静電気アクチュ
エータ」等にて、前述した問題点を解決可能な静電気ア
クチュエータが提案されている。
【0005】この静電気アクチュエータは、互いに絶縁
された複数の帯状電極を有する固定子と、固定子と対向
して配置された移動子と、帯状電極に印加せられた電圧
パタンに応じて移動子の表面付近に電荷パタンを誘導す
るための手段、付属装置、及び移動子の製造と、帯状電
極への電圧切り替えにより移動子を駆動する制御手段と
を含んで構成されている。
【0006】以下、図3を用いて静電気による駆動力発
生のメカニズムを詳細に説明する。まず下部の第1部材
(例えば固定子)の複数の帯状電極に所定の電圧を印加
すると、その電極の電場によって第2部材(例えば移動
子)上に帯状電極に対向する位置に電荷が集合する。
このとき移動子2は固定子に吸引され摩擦力が働いて安
定する。次に帯状電極の電圧を切り替えて、帯状電極に
印加される電圧パタンをずらす。すると、移動子上の電
荷の直下の電極に同極性電荷が生ずる。これによって移
動子の電荷は直下の電極と反発して移動子は浮上する
か、あるいは接触力が軽減する。また、隣の帯状電極に
は異極性の電圧が印加されているので、互いに吸引して
移動子には水平方向の力が働き、移動子は水平方向に固
定子の帯状電極の電極ピッチ約1ピッチ分移動する。そ
こでは互いに吸引力が働いて両者は再び吸着し安定する
。以降は、電圧印加パタンをずらす操作を繰り返す事
により、移動子を連続的に移動する。
【0007】この静電気アクチュエータの駆動速度を支
配しているものは主として電圧をずらす周期であり、周
期を短くするほど移動子の駆動速度は速くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これまで、このアクチ
ュエータの制御はオープンループ制御であったため、実
際にアクチュエータがどのような状態にあるか正確には
分からなかった。ところが現代産業を支えているメカト
ロニクス技術は駆動源と検出装置及びそれを活用する制
御技術の融合であり、駆動源の能力は検出装置と制御技
術の付加により最大限に活用される。それどころか、こ
のような検出装置及び制御手段を持たないアクチュエー
タは実用的とは言い難い。したがって、係る静電気アク
チュエータを機械要素として実用化するためには、その
特徴に適合した検出装置及び制御方法が不可欠である。
【0009】メカトロニクスが解決する問題の一つとし
てアクチュエータの高速駆動が挙げられる。係る静電気
アクチュエータでは、帯状電極に印可する電圧を切り替
える周期を短くすることにより駆動速度を向上させるこ
とができることはすでに述べたとおりであるが、この周
期を移動子が電極ピッチ1ピッチ分移動する時間より短
くする事はできない。なぜなら、それ以上短い周期で
は、移動子の移動が固定子の帯状電極の電圧印加パタン
の移動に追いつかなくなり、他のステッピングモータ同
様脱調現象が発生するからである。したがって移動子を
最も高速に駆動するには、移動子が電極ピッチ1ピッチ
分移動するのに要する時間を予測し、その時間間隔で電
圧印加パタンを切り替えればよい。しかしながら、移動
子の移動時間は多くの要因、および複雑なメカニズムに
よって決定されるのでそれを予測する事には難がある。
この対策として位置センサを設けて移動子位置を計測す
る事は通常考えられる手段であるが、一般のセンサは高
価であり、移動子に付加される質量が大きかったり、移
動子から信号線を取り出す必要があるので、この静電気
アクチュエータの軽量、高力密度、低価格の特質を著し
く損なう。
【0010】これまでに静電気アクチュエータでは移動
子に誘導された電荷に対して力を与えて、それを駆動力
としている事はすでに述べたとおりであるが、誘導電荷
が移動子に十分強く固定されていない場合、駆動中に電
荷分布は少しずつ崩れていき、最終的には駆動力を全く
発生できなくなる。誘導された電荷を恒久的に固定して
おく事は困難なので、電荷分布が崩れた際には電荷の誘
導を再度行わなければならない。再充電は移動子がどの
ような位置にあっても可能なので、電荷分布が完全に崩
壊し駆動が不可能になったときに再充電を行ってもよい
が、このような全くの初期状態から再充電を行うには長
い時間を必要とする。従って出来うれば、電荷分布が完
全に崩れて移動子の位置を制御できなくなってしまう前
に、残っている電荷の直下に電極があるような位置に移
動子を静止させ、しかる後にかかる電荷を補充するよう
な電圧を電極に印加する事により、再充電に要する時間
を節約する事が望ましい。しかし一方、度を過ぎて頻繁
に再充電を行う事はかえって駆動の妨げとなるので、滞
りなく駆動を行うためには、駆動中移動子上の電荷の状
態を観測し適切な時期に再充電を行う必要がある。電荷
の状態を観測するセンサとしては表面電位計があるが、
先の位置センサと同様の理由でかかる静電気アクチュエ
ータに適しいるとは言い難い。
【0011】本発明の目的は、前述した従来の問題に鑑
み、この静電気アクチュエータの特質を損なう事なく、
位置及び電荷の分布状態を観測するためのセンシング手
段を包含する静電アクチュエータを提案するとともにか
かる静電気アクチュエータを効率よく駆動する簡便な方
法を提案するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は上記の目
的を達成するため基本的には次の様な構成を有する。即
ち互いに絶縁された複数の帯状電極を有する第1の部材
と、前記第1の部材の表面と接触する第2の部材と、前
記駆動電極への印加電圧の切り替えにより前記第2部材
を静電気力により移動せしめる制御手段を具備する静電
気アクチュエータに於いて、前記第1部材の駆動電極に
対し独立して、所定の位相位置に配置された単数乃至複
数の検出電極と、前記第2部材の電荷分布に誘導されて
前記検出電極に誘導される電気信号を検知して前記静電
気アクチュエータの該第2部材の位置とその上に誘導さ
れている電荷の状態とを検知する手段とを具備する静電
気アクチュエータであり更には、前記静電気アクチュエ
ータの検出電極から得られる電気信号を用いて該静電気
アクチュエータを駆動する制御方法である。
【0013】
【作用】本発明の静電気アクチュエータ用センサによれ
ば、センサとして付加される物が第1部材上に設けられ
た電極のみなので、センサを設けたために、この静電気
アクチュエータの軽量、高力密度、低価格の特質を損な
うことはほとんどない。本発明の静電気アクチュエータ
制御方法によれば、検出電極から得られる電気信号を位
置情報に変換することなく、直接処理して制御の情報に
利用しているので、静電気アクチュエータの簡便で効果
的な制御を実現することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す静電気アクチュエータの上面図であり、図2はその
断面図である。この図に示すように、下部にある第1部
材5には絶縁体に帯状電極1を放射状に埋め込んだもの
である。帯状電極1は、駆動電極2、検出電極4、シー
ルド電極3の3系統に分かれており、各系統の電極は更
に各々3相に分かれている。例えば図1に示すように全
電極1440本のうち駆動電極2は1128本、検出電極4は 2
28本、シールド電極3は24本であり、有効電極部の内径
はφ50mm、外径はφ100mm である。上部にある第2部材
6は例えば厚さ25μmのPETの絶縁フィルムで構成さ
れたものであり、更にその上には第2部材6に電荷を誘
導するための付加装置としてイオン発生装置7が配置さ
れている。次に、この静電気アクチュエータの駆動原理
を図3を用いて説明し、更にそれに関連して静電気アク
チュエータのセンサの検出原理を説明する。まず、イオ
ン発生装置7を動作させ、かつ3相ある駆動電極2A,
2B,2Cに図3Aに示すのように電圧を印加すると、
逆符号のイオンが引きつけられ、フィルム表面に電荷が
定着する。次に、電荷定着が終了したのちイオン発生装
置7を停止して、駆動電極への電圧印加パタンを右に1
つ移動させ図3Bのような電圧パターンを印加する。こ
のとき駆動電極2上の電荷は瞬時にして入れ替わるが、
イオン発生装置7が止まっているので、第2部材絶縁フ
ィルム6上の電荷はそのままである。第2部材6は図3
上で上向きの浮上力と、右向きの駆動力を受け、右に駆
動電極のピッチ約1ピッチ分移動して静止する。このあ
とは、同様に電圧印加パタンを移動していくことによっ
て、第2部材6を連続的に駆動することができる。この
ような原理で駆動されるアクチュエータの移動子の状態
を知るために本発明は以下のような検出原理を用いる。
図3のように電荷が誘導された第2部材6が移動する
と、図4に示すように第1部材5の帯状電極の上を0,
+,−の電荷が順次通過する。駆動のための電圧印加を
行わない検出電極4を設けると、その電位は上に移動し
てくる第2部材6の電荷の位置に従って決定される。第
2部材6に電荷が固定されていれば、電極電位は移動子
の位置によって決定されるので、この電位は移動子例え
ば第2部材6の位置情報として利用することができる。
本実施例では、放射状に等間隔に配置された電極の一部
が検出用電極4に割り振られており、また、それらは駆
動電極2と同様3相に分かれている。図4に示すように
第2部材の“0”が電極の近傍にあるとき、第2部材6
の変位と電位の関係は単調である(図4(A))。しか
し、“−”または“+”が近傍にあるときは図4(B)
又は(C)に示すように極になり、変位と電位の関係は
一対一対応にならないので、1本の電極の電位だけで、
全区間にわたって移動子の変位を知るには論理的な演算
処理を必要とする。ところが、検出用電極4には3つの
相があり、3相のうちどれか1つの相の電極の近傍には
必ず“0”があるので、その相の電極の電位を位置情報
として利用することにすれば、全区間に亘り容易にその
位置を知ることができる。検出電極4に発生する電位は
第2部材6上の電荷の誘導によって起こるので、駆動に
ともなって第2部材6上の電荷が少なくなると、検出電
極に発生する電位の絶対値は小さくなってしまう。電位
と位置はそのまま対応づけることはできないが、駆動中
に+−0と変化する電極電位の振幅を測定し、その値が
1となるように電極電位を規格化する事によって、任意
の時刻、任意の位置で、第2部材6の位置を測定するこ
とができる。また、係る振幅は第2部材6に誘導されて
いる電荷の量と対応づけることができる。
【0015】図5は本発明の第2の実施例を示す静電気
アクチュエータを用いて本静電気アクチュエータを高速
に駆動するためのシステムの構成図である。アクチュエ
ータの第1部材5、第2部材6及びイオン発生装置7は
第1の実施例と同一の物である。駆動電極2(dr−a,
dr−b,dr−c)は駆動電極発生装置9に接続されてい
る。3相の検出電極4(se−a,se−b,se−c)はス
イッチ(sw1 〜sw3 )により、駆動電圧発生装置9もし
くは緩衝増幅器10に選択的に接続される。緩衝増幅器10
を経た信号は0クロス検出器11(11−1〜11−3)に入
力され、0クロス検出器11は駆動電圧発生装置9に接続
されている。駆動電極2と検出電極4の間に配置された
シールド電極3(sh−a,sh−b,sh−c)はスイッチ
(sw−4〜sw−6)により、駆動電圧発生装置9に接続
されるか、もしくは接地される。次に、このシステムに
よる高速駆動について説明する。この静電アクチュエー
タに於いては、電極に印加する電圧のパタンを切り替え
て駆動方向にずらすことにより、ステップ状の駆動が行
われる。ステップ状の駆動では1ステップ移動して静止
している時間は無駄な時間なので、電圧の切り替え周期
を短くし、静止時間を少なくすれば駆動速度は向上す
る。ところが、周期を短くし過ぎて、第2部材6が1ス
テップの移動を完了する前に電圧を切り替えてしまう
と、第2部材6の移動が印加電圧パタンの移動に追いつ
かなくなり、所謂脱調現象が生ずる。脱調現象を防止し
つつ、なおかつ無駄な静止時間を減少させるために、本
発明のシステムではセンサ即ち検出電極4を設け、1ス
テップ移動を検出しそれに同期して駆動電圧パタンを切
り替えるという手法をとる。1ステップ移動を検出する
には位置センサを設けてその情報を利用するのが一般的
であるが、高速駆動に必要であるのは1ステップ移動完
了の時期だけで、第2部材6の正確な位置情報は不必要
である上に、通常の位置センサは装置も、アルゴリズム
も大がかりになってしまう。そこで、本発明のシステム
では以下に示すような簡便な方法を用いて1ステップ移
動完了だけを検知し、高速駆動を実現する。図3の様に
電荷が誘導されている静電気アクチュエータの第2部材
6が第1部材の上を移動すると、検出電極4の上を0,
+,−の電荷が通過することは第1の実施例で述べたと
おりである。検出電極4は駆動電極2と同一の位相位置
に配置されているので図6A〜6Dに示すように、1ス
テップの移動が完了すると、“0”がどれか1つの相の
検出電極4の真上にきてその相の電位は0になる。ある
相の電位が0になるのは、“0”が電極の真上に来ると
きと、“+”と“−”の中点が電極の真上に来るときの
2回あるが、駆動方向によって0を切る方向が違うの
で、二つの場合を区別することは容易である。したがっ
て、本発明のシステムでは検出電極4の各相の電位を監
視し、どれか一つが0を所定の方向で通過したとき1ス
テップ移動が完了したと認識し、駆動電圧の切り替えを
行う。最後に図7を用いて、本実施例に於ける高速駆動
を手順を追って説明する。はじめに、検出電極4及びシ
ールド電極3を駆動電圧発生装置9に接続し、駆動電極
2、検出電極4、シールド電極9に電圧を印加したうえ
で、イオン発生装置7を作動させると、第2部材6の電
極の上に位置する部分にイオンが引き寄せられ、電荷が
定着する(図7(A))。電荷が定着したら、検出電極
4(se−a〜se−c)を緩衝増幅器10(10−1〜10−
3)に接続し、シールド電極3を接地し、駆動電極2に
印加されている電圧パタンを図上右にずらす(図7
(B))。第2部材6が右に移動し、検出電極4のse−
a相の上に“0”が近づき、1ステップの移動が完了す
るとき、se−a相の電位は0を負から正に切る。ゼロク
ロス検出器11−1がこれを検知して(図8−(A))、
電圧パタンを更に右にずらすように、駆動電圧発生装置
9に指令を与える(図8(B))、第2部材6が右移動
し今度は(検出電極se−b)相の電位が0を切る。ゼロ
クロス検出器11−2がこれを検知し(図8−(C))、
駆動電圧を右にずらす(図9−(A))。第2部材6が
右に移動し検出電極se−c相の電位が0を切る。ゼロク
ロス検出器(11−3)がこれを検知し(図9−
(B))、駆動電圧を右にずらす。以降、図8Aから図
9(B)を繰り返す。
【0016】図10は本発明の静電気アクチュエータを高
速に駆動するためのシステムに関する第3の実施例の構
成図である。アクチュエータの第1部材5及び第2部材
6は第1の実施例と同一の物である。3相の検出電極4
(se−a,〜se−c)はスイッチsw1 〜sw3 により駆動
電圧発生装置9もしくは緩衝増幅器10に選択的に接続さ
れる。緩衝増幅器10を経た信号は極値検出器12に入力さ
れ、極値検出器12は駆動発生回路9に接続されている。
駆動電極2と検出電極4の間のシールド電極3は、スイ
ッチsw4 〜sw6 により駆動電圧発生装置9に接続される
か、もしくは接地される。次に、このシステムによる高
速駆動について説明する。本実施例に於いても、第2の
実施例同様1ステップ移動の完了を検出し、それに同期
して駆動電圧を切り替えることにより高速駆動を実現す
るが、第2の実施例とはその検出の仕方が異なる。図3
の様に電荷が誘導されている静電気アクチュエータの第
2部材6が第1部材5の上を移動すると、検出電極4の
上を0,+,−の電荷が通過することはすでに述べたと
おりである。検出電極4は駆動電極と同一の位相位置に
配置されているので、駆動中1ステップ移動が完了する
と、第2部材6の電位のうち“+”(又は“−”)がど
れか1つの相の検出電極4(se−a〜se−c)の真上に
きて、その相の電位は極大(又は極小)になる。本発明
のシステムは検出電極4の電位を監視し、3相のうちど
れか1つの電位が極大(又は極小)となった時に1ステ
ップの移動が完了したと認識し、それに同期して駆動電
圧を切り替えるものである。図11〜13を用いて、本実施
例に於ける高速駆動を手順を追って説明する。はじめ
に、検出電極4及びシールド電極3を駆動電圧発生装置
9に接続し、駆動電極2、検出電極4、シールド電極3
に電圧を印加したうえで、イオン発生装置7を作動させ
ると、第2部材6の電極の上に位置する部分にイオンが
引き寄せられ、図11(A)に示すように電荷が定着す
る。電荷が定着したら、検出電極4を緩衝増幅器10に接
続し、シールド電極3を接地し、駆動電極2に印加され
ている電圧パタンを図上で右にずらす(図11(B))。
第2部材6が右に移動し、検出電極4(se−c)相の上
に“+”が近づき、1ステップの移動が完了すると、検
出電極のse−c相の電位は極大となる。極値検出器12が
これを検知して図12(A)、電圧パタンを更に右ずらす
よう、駆動電圧発生装置9に指令を与える(図12
(B))、第2部材6が右に移動し今度は検出電極se−
a相の電位が極大となる。極値検出器12がこれを検知し
(図12(C))、駆動電圧を右にずらす(図13
(A))、第2部材6が移動し検出電極4(se−b)相
の電位が極大となる。極値検出器12がこれを検知し図13
(C)、駆動電圧を右にずらす。以降、図11(A)から
図13(B)を繰り返す。
【0017】図14は本発明第4の実施例を示すもので、
静電気アクチュエータ用センサを用いて静電気アクチュ
エータを高速に駆動するためのシステムの構成図であ
る。アクチュエータの第1部材5、第2部材6及びイオ
ン発生装置7は第1の実施例と同一の物である。3相の
検出電極4がそれぞれ緩衝増幅器10に入力に接続されて
いる。緩衝増幅器10の出力はアナログデジタル変換器13
の入力に接続され、アナログデジタル変換器13の出力は
デジタル信号処理装置(DSP)14に入力される。DSP 14は
読み込んだ信号に演算処理を加えて、駆動電圧発生回路
9に駆動電圧の切り替えを指令する。DSP 14に加える演
算処理としては、例えば検出電極4の電位のシステマチ
ックな誤差の除去、フィードバックの遅れを考慮して、
駆動電圧の切り替え時期に進みを与えることなどがあ
る。
【0018】図15は本発明第5の実施例を示す、静電気
アクチュエータ用センサを用いて静電気アクチュエータ
の第2部材6上の誘導電荷の効率よい再充電を行うため
のシステムの構成図である。以下図15〜17を用いて本実
施例を詳細に説明する。アクチュエータの第1の部材
5、第2の部材6及びイオン発生装置7は第1の実施例
と同一のものである。3相の検出電極4(se−a〜se−
c)はスイッチ(sw1 〜sw3 )により駆動電圧発生装置
9もしくは緩衝増幅器10に選択的に接続される。シール
ド電極3(sh−a〜sh−c)はスイッチ(sw4 〜sw6
により接地されるか、もしくは駆動電圧発生装置に接続
される。緩衝増幅器10の出力はアナログデジタル変換器
13の入力に接続されている。デジタル信号に変換された
検出電極4の電圧はデジタル信号処理装置(DSP)14に入
力され、DSP 14は演算処理を行い駆動電圧発生回路9及
びイオン発生装置7に指令を与える。以下図16,17を用
いて、このシステムの動作を順を追って説明する。ま
ず、すべての電極2〜4を駆動電圧発生装置9に接続
し、駆動電極2、シールド電極3及び検出電極4に所定
のパターンによる電圧を印加するとともに、イオン発生
装置7を作動させると、正負の各極性を持つイオンは第
2部材6の電極の上にある部分に定着する図16(A)。
電荷の定着が完了したら、シールド電極3を接地し、検
出電極4を検出装置に接続するとともに駆動電極2に印
加する電圧を順次切り替えて本アクチュエータを駆動す
る図16(B)。アクチュエータの第2部材6が移動する
と検出電極4には、図15の様な電位が誘導される。駆動
中この電位の振幅は第2部材6上に存在する電荷の量に
よって決定され、電荷の量が多いと振幅は大きく、少な
いと小さくなる。長時間に渡り駆動を行うと、第2部材
6上の電荷は徐々に放電されていくので、検出電極4に
誘導される電位の振幅は小さくなっていく。DSP 14はそ
の振幅を監視し、小さくなったら駆動を中止し、各電荷
が電極の真上に来るように第2部材6を静止させる図17
(A)。第2部材6が静止したらすべての電極を駆動電
圧発生装置9に接続し、“+”の下にある電極に負の電
圧、“−”の下にある電極に正の電圧、“0”の下にあ
る電極に0の電圧を印加するとともに、イオン発生装置
7を作動させる図17(B)。このことにより、崩れかけ
ていた第2部材6の電荷が修復される。修復が完了した
ら、図16(B)から以降を繰り返す。なお、本明細書に
記載した5つの実施例に於いて、第2部材上に電荷を誘
導するために、第2部材に絶縁体を採用し付加装置とし
てイオン発生装置を用いたが、これは第2部材に高抵抗
体のフイルムを採用することによって実現することも可
能である。
【0019】
【発明の効果】本発明の静電気アクチュエータは、アク
チュエータの位置及び第2部材の電荷の量を容易に知る
ことを可能ならしむという効果を奏する。また、本発明
の静電気アクチュエータの制御方法は、静電気アクチュ
エータを効率よく駆動せしむという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施例を示す、静電気アクチ
ュエータの上面図である。
【図2】図2は、本発明に係る静電アクチュエータの断
面図である。
【図3】図3は、静電気アクチュエータの駆動原理説明
図である。
【図4】図4は、静電気アクチュエータのセンサの原理
説明図である。
【図5】図5は、本発明にかかる第2の実施例を示すシ
ステム構成図である。
【図6】図6は、静電気アクチュエータの第2部材の移
動にともなって検出電極に発生する電圧の変化を説明す
る図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施例の手順を説明す
る図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施例の手順を説明す
る図である。
【図9】図9は、本発明の第2の実施例の手順を説明す
る図である。
【図10】図10は、本発明の第3の実施例のシステム構成
図である。
【図11】図11は、本発明の第3の実施例の手順を説明す
る図である。
【図12】図12は、本発明の第3の実施例の手順を説明す
る図である。
【図13】図13は、本発明の第3の実施例の手順を説明す
る図である。
【図14】図14は、本発明の第4の実施例のシステム構成
図である。
【図15】図15は、本発明の第5の実施例のシステム構成
図である。
【図16】図16は、本発明の第5の実施例の手順を説明す
る図である。
【図17】図17は、本発明の第5の実施例の手順を説明す
る図である。
【符号の説明】
1…帯状電極 2…駆動電極 3…シールド電極 4…検出電極 5…第1部材 6…第2部材 7…イオン発生装置 9…駆動電圧発生装置 10…緩衝増幅器 11…ゼロクロス検出器 12…極検出器 13…A/Dコンバータ 14…DSP 20…アクチュエータ 21…駆動電極ブロック 22…検出電極ブロック 23…シールド電極ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柄川 索 東京都世田谷区桜上水4丁目1番13−306 号 (72)発明者 新野 俊樹 東京都練馬区南大泉5丁目10番18号 (72)発明者 名取 勝英 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 田畑 文夫 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに絶縁され、所定の方向で且つ所定
    の間隔を設けて配置された複数の帯状の駆動電極を有す
    る第1の部材と、該第1の部材の表面と接触する第2の
    部材と、該駆動電極への印加電圧の切り替えにより該第
    1と第2の部材との間の接触力を静電気の反発力で一旦
    軽減し、静電気力によって該第1と第2の部材の少くと
    も一方を移動せしめる制御手段を具備する静電気アクチ
    ュエータに於いて、該第1部材の駆動用電極に対して独
    立して、所定の位相位置に配置された単数乃至複数の検
    出用電極と、該第2の部材の電荷分布によって該検出電
    極に誘導される電気信号を検知して該静電気アクチュエ
    ータの該第2部材の位置とその上に誘導されている電荷
    の状態とを検知する手段を具備する静電気アクチュエー
    タ。
  2. 【請求項2】 該検出電極が、同一の位相で複数配置さ
    れ、且つ互いに結合されている事を特徴とする請求項1
    記載の静電気アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 該検出電極が互いに絶縁された複数相に
    分かれて配置されている事を特徴とする請求項1乃至2
    記載の静電気アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 該検出電極と該駆動電極との間に少くと
    も1個のシールド電極を有する事を特徴とする請求項1
    乃至3記載の静電気アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 該検出電極の相の数及び間隔が該駆動用
    電極と等しい事を特徴とする請求項1乃至4記載の静電
    気アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 該検出電極が該駆動電極群と等しい位相
    位置に配置されている事を特徴とする請求項5記載の静
    電気アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 互いに絶縁され、所定の方向で且つ所定
    の間隔を設けて配置された複数の帯状の駆動電極を有す
    る第1の部材と、該第1の部材の表面と接触する第2の
    部材と、該駆動電極への印加電圧の切り替えにより該第
    1と第2の部材間の接触力を静電気の反発力で一旦軽減
    し、静電気力によって該第1と第2の部材の少くとも一
    方を移動せしめる手段を具備する静電気アクチュエータ
    において、該第1部材の駆動用電極群に対し独立して、
    所定の位相位置に配置された少くとも1個の検出用電極
    と、該第2の部材の電荷分布によって該検出電極に誘導
    される電気信号を検知して該静電気アクチュエータの状
    態を検知することにより該静電気アクチュエータを制御
    する事を特徴とする、該静電気アクチュエータの制御方
    法。
  8. 【請求項8】 互いに絶縁された複数の該検出電極に発
    生する電位及びその過去の履歴を演算処理することによ
    り、該駆動電極群に印加せらるる電圧の切り換え時期を
    算出することを特徴とする請求項7記載の制御方法。
  9. 【請求項9】 該静電気アクチュエータ駆動時に、該検
    出信号の電位が0を所定の方向で通過するときに駆動電
    極に印加せらるる電圧を切り替える事を特徴とする請求
    項7記載の制御方法。
  10. 【請求項10】 該静電気アクチュエータ駆動時に、該信
    号の電位が極大乃至極小となるときに駆動電極に印加せ
    らるる電圧の切り替える事を特徴とする請求項7記載の
    制御方法。
  11. 【請求項11】 該静電気アクチュエータ駆動時に、該信
    号の電位の振動の振幅が小さくなったときに該第2部材
    上の電荷を再充電する事を特徴とする請求項7記載の制
    御方法。
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