JP2003289692A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2003289692A
JP2003289692A JP2002091753A JP2002091753A JP2003289692A JP 2003289692 A JP2003289692 A JP 2003289692A JP 2002091753 A JP2002091753 A JP 2002091753A JP 2002091753 A JP2002091753 A JP 2002091753A JP 2003289692 A JP2003289692 A JP 2003289692A
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magnetic pole
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Yusuke Akami
裕介 赤見
Hiroshi Yoshikura
博史 吉倉
Shoichi Tsuchiya
昭一 土屋
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小形化及び信頼性の向上を図ることが
できるモータを提供する。 【解決手段】 永久磁石3Aの永久磁石表面部10に
は、可動子4のストローク方向に等間隔で凸凹部11が
形成され、可動子位置検出パルスを生成し得るようにし
ている。U相、V相、W相のホール素子8U,8V,8
Wの出力信号から分離回路により分離された磁極検知信
号(ポールセンス信号)及び可動子位置検出パルスが、
各相のコイル5に対する磁極位置に応じた通電制御及び
可動子4の位置制御、速度制御の両機能を果たすために
用いられる。前記両機能のための信号検出を1種類のセ
ンサ(ホール素子8)で行なうので、位置制御、速度制
御のために従来技術で必要とされたセンサを別個に設け
なくて済み、装置の小形化が可能となると共に、センサ
ひいては装置の信頼性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、モータ、特に位置
検出、位置制御、速度検出、速度制御などを行なえるよ
うにしたモータに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のリニアモータの一例として、図7
に示すものがある。図7において、リニアモータ1は、
固定子2に永久磁石3を設け、可動子4に永久磁石3よ
りストローク方向(図7左右方向)の長さを短く構成し
たコイル5を設けた、いわゆる可動コイル形のリニアモ
ータである。可動子4は、可動ヨーク6と、この可動ヨ
ーク6に固定された3相のコイル5(U相、V相、W
相)とからなっている。固定子2は、固定ヨーク7と、
この固定ヨーク7に固定された永久磁石3とからなって
いる。永久磁石3は、N極、S極が可動子4のストロー
ク方向に対して交互に並んで配置されている。 【0003】可動子4は図示しないリニアガイドなどの
案内装置によってストローク方向に案内され、コイル5
と永久磁石3は常に一定間隔を保って相対変位するよう
に構成されている。通常、固定子2に対するコイル5の
位置に関係なく一定の推進力が得られるように、各相
(U相、V相、W相)のコイル5に磁極位置に応じた通
電制御が必要とされる。そのため、永久磁石3に対する
コイル5位置を検出するための磁極位置センサ(図7に
示す例ではホール素子8)が各相(U相、V相、W相)
のコイル5に設けられている。この磁極位置センサに
は、ホール素子8の他、通常、MR素子などの磁気検出
素子が用いられる。 【0004】また、磁極位置センサ(ホール素子8)と
は別に、光学式位置センサなどの可動子位置検出器(図
7に示す例では符号9で示す。)が設けられ、固定子2
に対する可動子4の位置制御、速度制御などに用いられ
るようになっている。また、特開平7−181601号
公報に示されるように、永久磁石に磁気スケール等を貼
り付けて、可動子位置検出器をコンパクトに形成するよ
うにすることも考えられる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、磁極位置センサとは別に可動子位置検出器を設け
ると、位置検出分解能を向上させやすい等の利点がある
が、反面、装置が全体として大形化することになる。ま
た、上述したように永久磁石に磁気スケールを貼り付け
て可動子の位置制御、速度制御を行なうようにしたリニ
アモータは、磁極位置センサ(図7ではホール素子8)
及び可動子位置検出器(図7では可動子位置検出器9)
を設ける上記従来技術に比して、装置の小形化を図るこ
とができる。しかし、磁気スケールの信号を正確に読み
取るためには、永久磁石と磁気スケールとの間に磁気シ
ールド等を設ける必要があり、可動子位置検出器の設置
に自由度が少なく、永久磁石の磁束を有効に使えないた
め、推進力が減少するという課題を有することになる。
また、磁気スケール用の検出素子には高感度の磁気検出
素子を用いる必要があり、永久磁石の磁界やコイル通電
に伴って生じる磁界の影響を受けやすいものになってい
る。 【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、装置の小形化及び信頼性の向上を図ることができる
モータを提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は相
対変位可能に設けられる可動子及び固定子と、可動子及
び固定子のうち一方及び他方にそれぞれ別個に設けられ
る複数相のコイル及び永久磁石と、前記永久磁石の磁極
を検出して磁極検知信号を得る磁力センサとを有し、前
記磁極検知信号に基づいて前記複数相のコイルに対する
通電制御を行ない、該通電制御に伴う電磁力によって可
動子を変位させるモータであって、永久磁石の前記コイ
ルに臨む面部に、前記可動子の変位方向に所定間隔で凸
凹部を形成し、前記磁力センサに接続される検出信号処
理部に、前記凸凹部に起因する磁束の変化分に相当する
位置検出パルスを前記磁極検知信号から分離する分離回
路を設けたことを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の第1実施の形態に係るリ
ニアモータを図1ないし図6に基づいて説明する。な
お、図7に示す部材と同等の部材については同等の符号
を用い、その説明は、適宜省略する。図1及び図2にお
いて、このリニアモータ1Aは平板状のリニアモータで
あり、長手状の可動子4及び固定子2Aを相対変位可能
に備えている。 【0009】可動子4は、磁性材料からなる長手状の可
動ヨーク6と、この可動ヨーク6に固定されたU相、V
相、W相の3相のコイル5U,5V,5Wと、3つのホ
ール素子(磁力センサ)8とからなっている。U相、V
相、W相のコイル5U,5V,5Wは、このリニアモー
タ1Aを3相駆動方式にて駆動できるように電気角で2
π/3ずつずらしてこの順に可動ヨーク6の長手方向に
配置されている。固定子2Aは、磁性材料からなる長手
状の固定ヨーク7と、この固定ヨーク7に、U相、V
相、W相のコイル5U,5V,5W(以下、適宜、コイ
ル5と総称する。)に臨んで固定された複数個の永久磁
石3Aとからなっている。また、可動子4は図示しない
リニアガイド等の案内装置によりストローク方向(図1
左右方向)に案内され、コイル5と永久磁石3Aは常に
一定間隔を保って相対変位できるように構成されてい
る。 【0010】複数個の永久磁石3Aは、コイル5に臨む
側(図1上側)と固定ヨーク7側(図1下側)とで極性
が異なるように配置され、さらに、コイル5に臨む側の
面部(以下、永久磁石表面部という。)10についてN
極、S極が固定ヨーク7の長手方向(可動子4のストロ
ーク方向)に対して交互に変わるように配置されてい
る。このリニアモータ1Aは、固定子2Aの永久磁石3
Aに対して可動子4のコイル5が短い、いわゆる可動コ
イル形のリニアモータになっている。永久磁石表面部1
0には、前記可動子4のストローク方向に等間隔(この
実施の形態では、2mm間隔)で所定深さ(この実施の
形態では、深さ2mm)の凸凹部11が形成されてい
る。 【0011】永久磁石表面部10の凸凹部11は、図2
に示すように、永久磁石表面部10の一部に設けられて
いる。また、凸凹部11は、前記3つのホール素子8の
下側(図1下側)になるように設けられている。なお、
凸凹部11について、永久磁石表面部10の一部でな
く、全面に設けるように構成してもよい。3つのホール
素子8は、可動ヨーク6におけるU相、V相、W相のコ
イル5U,5V,5Wに対応した部分にそれぞれ配置さ
れている。U相、V相、W相のコイル5U,5V,5W
にそれぞれ対応するホール素子8を、以下、適宜、U
相、V相、W相のホール素子8U,8V,8Wという。 【0012】U相、V相、W相のホール素子8U,8
V,8Wは、永久磁石3Aの磁極を検出することにより
U相、V相、W相のコイル5U,5V,5Wへの通電制
御のための磁極検知信号30(図3)を得、いわゆるポ
ールセンサとしての機能を果たすようにしている。さら
に、U相、V相、W相のホール素子8U,8V,8W
は、可動子4の位置を精確に検出するための後述するい
わゆる位置検出器(本実施の形態では、その分解能は、
凸凹部11の間隔から2mmとされている。)としての
機能を果たすようになっており、前記いわゆるポールセ
ンサ及び位置検出器を兼ねている。そして、U相、V
相、W相のホール素子8U,8V,8Wは、磁極検知信
号30に対応するポールセンス信号31(後述する)及
び可動子位置検出パルス32(位置検出パルス)の生
成、すなわち、磁極検知信号30からの可動子位置検出
パルス32の分離のために用いられるようになってい
る。 【0013】U相、V相、W相のホール素子8U,8
V,8Wには、図3に示すように、検出信号処理部12
が接続されている。検出信号処理部12は、U相、V
相、W相のホール素子8U,8V,8Wが検出した信号
を増幅するi/f回路13と、i/f回路13の出力側
に並列に設けられたLPF(ローパスフィルタ)14及
びHPF(ハイパスフィルタ)15と、LPF14及び
HPF15の出力側にそれぞれ別個に設けられた第1、
第2コンパレータ16,17と、第2コンパレータ17
の出力側に設けられたラッチ回路18とから大略構成さ
れている。 【0014】ここで、前記いわゆる位置検出器(以下、
可動子位置検出器という。)について説明する。可動子
位置検出器は、A,B相パルスを出力するいわゆるリニ
アエンコーダと同様の信号を出力するものであり、A,
B相パルスのパルス数をカウントすれば分解能とカウン
ト数に応じた位置を算出できる。A,B相パルスは互い
にπ/2ずつ位相のずれた信号で、例えばA相パルスが
B相パルスに対し先行して生成される場合を正方向など
と定義すれば、A,B相パルスの生成のされ方で固定子
(本実施の形態では固定子2A)に対する可動子(本実
施の形態では4)の動作方向がわかることを利用し、可
動子の動作方向等を把握するようにしている。なお、本
実施の形態では、U相、V相のホール素子8U,8Vに
よって、A,B相パルス(位置検出パルス)を生成する
ようにしている。また、A,B相パルスは互いにπ/2
ずつ位相のずれた信号であるから、永久磁石表面部10
の凸凹部11の形状は、図1に示すようにU相のホール
素子8UとV相のホール素子8Vの凸凹部11の検出タ
イミングの位相がπ/2ずつずれるように構成されてい
る。 【0015】通常、磁極検知信号30、ひいては後述す
るポールセンス信号31〔U相、V相、W相のホール素
子8U,8V,8Wの検出信号〕は、磁極位置に対する
コイル5の位置を例えば電気角で2π/3の分解能で検
出するもので、図4に示すような波形の信号になる。こ
のポールセンス信号31〔U相、V相、W相ポールセン
ス信号31、31,31〕によって通電すべきコイル5
の相の選択などの通電制御内容が定められ、この通電制
御内容に基づいてコイル5への通電が行なわれ、コイル
5への通電によって電磁力を発生させて可動子4に推進
力を作用させるようにしている。この場合、U相、V
相、W相ポールセンス信号31、31,31をあわせて
用いることにより、可動子4について電気角で分解能π
/3の粗い位置検出が可能である。分解能π/3を超え
る、より精確な電気角の調整には、さらに分解能の高い
可動子位置検出器の信号(A,B相パルス)を用いる。 【0016】本実施の形態では、ポールセンス信号31
と可動子位置検出パルス32を1種類のセンサ(U相、
V相、W相のホール素子8U,8V,8W)を用いて検
出しているが、この検出する方法について、検出信号処
理部12の構成の説明と共に以下に説明する。 【0017】3つのホール素子8のうちU相のホール素
子8Uを例にすると、そのU相のホール素子8Uの出力
信号は、図5に示すように、正弦波状の磁極検知信号3
0に、永久磁石表面部10の凸凹部11に起因する磁束
の変化パルス(可動子位置検出パルス32)が重畳した
ものになる。そこで、図3に示すように、磁極検知信号
30(ひいてはポールセンス信号31)と可動子位置検
出パルス32とを分離するための分離回路20(LPF
14、HPF15、第1、第2コンパレータ16,1
7、ラッチ回路18)を用いる。 【0018】まず、U相、V相、W相のホール素子8
U,8V,8Wの出力信号(磁極検知信号30及び可動
子位置検出パルス32)はi/f回路13で増幅され、
また不要なノイズ成分はカットされ、LPF14及びH
PF15に出力される。LPF14は、i/f回路13
からの信号を入力して、この信号から可動子位置検出パ
ルス32をカットし正弦波状の磁極検知信号30を抽出
して第1コンパレータ16に出力する。第1コンパレー
タ16は、正弦波状の磁極検知信号30から矩形波状の
ポールセンス信号31を生成し、図示しないコントロー
ラに出力させる。そして、コントローラは、ポールセン
ス信号31に基づいて各相のコイル5に対して磁極位置
に応じた通電制御を行ない、この通電制御に基づいて上
述したように可動子4の推進制御を行なうようにする。 【0019】HPF15は、i/f回路13からの信号
を入力して、この信号から正弦波状の磁極検知信号30
をカットし、かつ可動子位置検出パルス32を抽出して
第2コンパレータ17及びラッチ回路18に出力する。
可動子位置検出パルス32は、第2コンパレータ17及
びラッチ回路18により修正されてコントローラ(図示
省略)に出力される。コントローラは、この可動子位置
検出パルス32に基づいて可動子4の位置制御、速度制
御などを行なうようにしている。 【0020】そして、上述したように1種類のセンサ
(U相、V相、W相のホール素子8U,8V,8W)を
用いてポールセンス信号31と可動子位置検出パルス3
2を検出し、各相のコイル5に対する磁極位置に応じた
通電制御及び可動子4の位置制御、速度制御を行なうよ
うにしており、前記両機能(各相のコイル5に対する磁
極位置に応じた通電制御及び可動子4の位置制御、速度
制御)のための信号検出を、1種類のセンサで兼用して
いる。このため、可動子4の位置制御、速度制御のため
に従来技術において必要とされた可動子位置検出センサ
を別個に設ける必要がないので、装置の小形化が可能と
なる。また、センサの個数が少なくなることから、セン
サひいては装置の信頼性が向上すると共に、低廉化を図
ることができる。 【0021】なお、図3に示す回路を用いてポールセン
ス信号31と可動子位置検出パルス32を生成すると、
可動子4の動作速度が低い場合や、正転から反転する際
(可動子4の動作速度が一旦ゼロになる際)などに可動
子位置検出パルス32を取りこぼす虞がある。これは、
可動子4の動作速度が低い場合、可動子位置検出パルス
32の信号変化も緩やかになるため、HPF15によっ
て可動子位置検出パルス32の信号成分までカットされ
てしまうためである。そのため、可動子位置検出パルス
32によって検出した位置と実際の位置との間にずれが
生じる可能性がある。 【0022】そこで、本実施の形態では、図6に示すよ
うに、ポールセンス信号31を用いて電気角でπ/3毎
に位置を補正する。具体的には、U相、V相、W相のポ
ールセンス信号31の立上り、立下りエッジで位置(電
気角)が特定できるので、可動子位置検出パルス32の
数がポールセンス信号31の立上り、立下りエッジと合
致しない場合は、強制的にポールセンス信号31の立上
り、立下りエッジでカウント数を変更(例えばカウント
リセット)する。ただし、電気角π/3の範囲内におい
ては、可動子4が動作しているのにかかわらず可動子位
置検出パルス32を全く検出できなかった場合、実際の
電気角と最大でπ/3のずれが生じる可能性があり、こ
の場合の力率は100%から86%まで低下する可能性
がある。 【0023】上記実施の形態では、平板状のリニアモー
タ1Aを例にしたが、本発明はこれに限らず、円筒形あ
るいは楕円形のリニアモータに本発明を用いるようにし
てもよい。また、上記実施の形態では、可動コイル形
(固定子2Aの永久磁石3Aに対して可動子4のコイル
5が短くなるように構成されている)のリニアモータ1
Aを例にしたが、これに限らず、可動磁石形のリニアモ
ータ(この場合、固定子側の駆動用(界磁)永久磁石に
対し可動子側コイルが長くなるように構成される)に、
本発明を用いるようにしてもよい。 【0024】本実施の形態の構造において、仕様によっ
ては、コイル5が発生する磁界がノイズとなる場合があ
るが、この場合、ホール素子8が拾うノイズは、コイル
5に供給する電流により決まるものであるので、コイル
5に供給する電流の信号を用いてノイズを除去すること
が可能である。なお、上記実施の形態では、凸凹部11
を等間隔に設けて、ホール素子8U、8Vの出力を用い
て、A相とB相のパルスを作成している例を示したが、
これに代えて、ホール素子8Wでホール素子8Uと同じ
A相のパルスを出力するようにすると共に、全ストロー
クの中間位置に、凸部、凹部、凸部となるところを凸
部、凸部、凸部となる場所を1箇所設ける構成とする。
このように構成することにより、通常は、ホール素子8
Wとホール素子8UのHPF通過後の出力は同じA相の
パルス信号となるが、一方のホール素子が中間部を通過
している場合は、異なる信号となり、ホール素子8W又
はホール素子8Uが中間部であることが判断できる。さ
らに、ホール素子8Wとホール素子8Uが中間部である
ときのLPF通過後の信号が異なるように設定しておく
ことにより、どちらのホール素子が中間部であるかを判
断できる。よって、ホール素子8Wやホール素子8Uが
中間部を通過するときが把握でき、このときを基準にパ
ルスを検出することにより、常にホール素子の位置を正
確に検出することが可能となる。このように、永久磁石
のN相、S相の配置と、その表面の凹凸の配置及び複数
相のコイルの配置により、ある位置における出力をユニ
ークな出力とすることにより、絶対位置の把握が可能と
なる。そして、その位置を基準としたパルス信号をカウ
ントすることにより、位置センサとしての働きを得るこ
とができる。このようにした、リニアモータを自動車の
電磁サスペンションとして用いれば、車高センサとして
も利用が可能となる。上記実施の形態では、直動型モー
タ(リニアモータ)を例としたが、回転型のモータであ
っても良い。 【0025】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、複数相
のコイルに対する磁極位置に応じた通電制御及び可動子
の位置制御、速度制御のための信号検出を、磁力センサ
が兼ねて行なうので、可動子の位置制御、速度制御のた
めの信号検出のためのセンサを新たに設ける必要がな
く、装置の小形化が可能になる。また、センサの個数が
少なくなるので、磁力センサひいては、装置の信頼性が
向上すると共に、装置の低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施の形態に係るリニアモータを
示す断面図である。 【図2】図1の永久磁石を模式的に示す平面図である。 【図3】図1のリニアモータに用いられる検出信号処理
部及びその出力信号の波形を模式的に示す図である。 【図4】図3の第1コンパレータに入力される正弦波状
の磁極検知信号とこの磁極検知信号から生成されるポー
ルセンス信号を対応させて示す波形図である。 【図5】ホール素子の出力信号に含まれる磁極検知信号
及び位置検出パルスを示す波形図である。 【図6】電気角π/3毎に位置を補正する例を示す波形
図である。 【図7】従来のリニアモータの一例を模式的に示す図で
ある。 【符号の説明】 1A リニアモータ 2 固定子 3A 永久磁石 5 コイル 8 ホール素子(磁力センサ) 10 永久磁石表面部 11 凸凹部 12 検出信号処理部 20 分離回路 30 磁極検知信号 31 ポールセンス信号 32 可動子位置検出パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 昭一 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 Fターム(参考) 2F077 AA21 AA46 CC02 NN06 NN17 NN21 PP12 QQ03 TT43 TT57 UU10 UU22 5H540 AA10 BA03 BB03 BB08 EE13 FA03 FA13 FB04 FC09 5H641 BB06 GG02 GG03 GG04 GG24 GG26 GG28 HH02 HH03 HH05

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 相対変位可能に設けられる可動子及び固
    定子と、可動子及び固定子のうち一方及び他方にそれぞ
    れ別個に設けられる複数相のコイル及び永久磁石と、前
    記永久磁石の磁極を検出して磁極検知信号を得る磁力セ
    ンサとを有し、前記磁極検知信号に基づいて前記複数相
    のコイルに対する通電制御を行ない、該通電制御に伴う
    電磁力によって可動子を変位させるモータであって、 永久磁石の前記コイルに臨む面部に、前記可動子の変位
    方向に所定間隔で凸凹部を形成し、 前記磁力センサに接続される検出信号処理部に、前記凸
    凹部に起因する磁束の変化分に相当する位置検出パルス
    を前記磁極検知信号から分離する分離回路を設けたこと
    を特徴とするモータ。
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