JPH06225312A - テレビインターホン - Google Patents
テレビインターホンInfo
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- JPH06225312A JPH06225312A JP1116593A JP1116593A JPH06225312A JP H06225312 A JPH06225312 A JP H06225312A JP 1116593 A JP1116593 A JP 1116593A JP 1116593 A JP1116593 A JP 1116593A JP H06225312 A JPH06225312 A JP H06225312A
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Abstract
カメラの視野範囲を広くしながら、しかも画質の劣化を
最小限に抑えるために画像歪み補正機能を備えたテレビ
インターホンを提供する。 【構成】広角レンズを装着したテレビカメラ11を有す
る子器13と、子器13からの画像信号を伝送する信号
伝送系30と、子器13からの画像を表示するモニター
テレビ21を有する親器23を備えるテレビインターホ
ンにおいて、子器13からの画像信号に含まれる広角レ
ンズの画像歪みを補正する画像歪み補正手段24を親器
23に備えた。
Description
ンズにより生じた入力画像の幾何学的歪みを補正する機
能を備えたテレビインターホンに関するものである。
は、水平角度で60度、垂直角度で45度程度の視野を
持つテレビカメラを使用することが多かった。この場
合、カメラレンズ等により生じる入力画像の幾何学的な
歪みは、人間の目に気になるほどではなく、画像歪みの
補正を行う必要は生じなかった。しかしながら、来客の
身長の高低や動きがあると、視野角の制限から来訪者が
画面から外れることがあった。そこで、視野角を増すた
めにテレビカメラを機械的に角度調整する方式も考えら
れるが、駆動部の耐久性や移動速度が遅いなどの問題が
あった。
テレビインターホンでは、視野角が狭いという問題点が
あり、また、広い視野範囲を得るためにテレビカメラを
機械的に動かすと、故障の可能性が高くなり、移動速度
が遅いという問題も生じる。そこで、魚眼レンズ等の超
広角レンズをカメラレンズとして使用することにより視
野範囲を広げることも考えられるが、その場合には、画
像に大きな歪みを生じるという問題があった。
たものであり、その目的とするところは、魚眼レンズ等
の超広角レンズを使用してテレビカメラの視野範囲を広
くしながら、しかも画質の劣化を最小限に抑えるために
画像歪み補正機能を備えたテレビインターホンを提供す
ることにある。
ホンにあっては、上記の課題を解決するために、図1に
示すように、広角レンズを装着したテレビカメラ11を
有する子器13と、子器13からの画像信号を伝送する
信号伝送系30と、子器13からの画像を表示するモニ
ターテレビ21を有する親器23を備えるテレビインタ
ーホンにおいて、子器13からの画像信号に含まれる広
角レンズの画像歪みを補正する画像歪み補正手段24を
親器23に備えたことを特徴とするものである。
設けた画像歪み補正手段24により画像歪みを補正し、
親器23に設けたモニターテレビ21に子器13からの
画像を表示するようにしたものであるから、子器13に
設けたテレビカメラ11が広角レンズを装着しているこ
とにより、子器13からの画像信号に広角レンズの画像
歪みが含まれていても、これを除去した歪みの無い画像
として映し出すことができ、来訪者の様子を適確に把握
できるという作用がある。
施例では、例えば、一般住宅や集合住宅において、来客
の顔や姿をテレビカメラ11で撮影し、住宅内でモニタ
ー確認することのできるテレビインターホンの親器23
に、図2に示す構成の画像歪み補正手段24を付加した
ものである。このテレビインターホンは、広角レンズを
装着したテレビカメラ11及び来客の音声を集音するマ
イクロホン12を有する子器13と、子器13からの画
像信号と音声信号を伝送する信号伝送系30と、子器1
3からの画像を表示するモニターテレビ21及び子器1
3からの音声を出力するスピーカ22を有する親器23
からなり、広角レンズを用いていることにより、モニタ
ーテレビ21の画面に映し出される来客の顔や姿は画像
歪みを含んだものとなるはずであるが、画像歪み補正手
段24を付加して画像歪みを補正した後、モニターテレ
ビ21に映し出すことにより、歪みの少ない映像が得ら
れるものである。
4の構成を示すブロック図である。入力画像信号は、A
/D変換手段1でデジタル化されて、入力画像データバ
ッファ2に書き込まれる。入力画像データバッファ2
は、例えば、FIFOメモリよりなり、デジタル化され
た画像信号をA/D変換クロックに同期させて1水平ラ
イン分書き込んで行くものである。また、同期信号分離
手段3では、入力画像信号から同期信号を分離してお
り、この同期信号に基づいて各回路が動作する。アドレ
ス生成手段4では、同期信号に基づいて、2次元のアド
レス(X,Y)を生成する。このアドレス(X,Y)
は、歪みを補正される前のアドレスであり、水平方向の
Xアドレスと垂直方向のYアドレスよりなる。本実施例
では、アドレス変換手段5により、X方向についてのみ
歪みを補正されて、変換後の水平アドレスxと元の垂直
アドレスYよりなる2次元のアドレス(x,Y)に変換
される。
のレンズ等により生じる画像歪みの特性を数式化し、変
換アドレスを計算して、その計算結果の整数部分をメモ
リテーブルに予め記憶させたものである。このとき、変
換アドレスの計算結果の小数部分は、補間係数テーブル
6に記憶させておいて、アドレス変換手段5のメモリテ
ーブルをアクセスしたときに、同時に補正係数として読
み出すようにしておく。もちろん、アドレス変換手段5
として、変換アドレスをリアルタイムで実数演算できる
高速度の演算回路を使用すれば、計算結果の整数部分を
アドレス変換用のメモリテーブルに予め記憶させる必要
はなく、また、計算結果の小数部分を補間係数テーブル
6に予め記憶させる必要もなくなり、演算回路の出力の
整数部分をそのまま変換アドレスとし、小数部分をその
まま補正係数として使用すれば良い。
リテーブルは、例えば、図3に示すような構成となって
おり、入力アドレス(X,Y)に対応して読み出される
データxが参照すべき入力画像の水平アドレスとなる。
ここでは、1次元のアドレス変換を行っているので、垂
直アドレスはYのままである。例えば、入力アドレス
(X,Y)が(2,1)ならば、図3のメモリテーブル
の当該アドレスに書き込まれたデータxは43であるの
で、参照アドレス(x,Y)は(43,1)となる。入
力画像データバッファ2には、逐次画像データが書き込
まれて行くが、同時に読み出して行く方式や、1水平ラ
インの書き込みが終了してから読み出す方式等がある。
同時に読み出して行く方式の場合には、読み出しはアド
レス変換テーブル5から得た参照アドレスまで行い、参
照アドレス(x,Y)のデータ及びその次のアドレス
(x+1,Y)のデータを補間演算手段7に送る。図3
の例では、(43,1)と(44,1)のデータを補間
演算手段7に送る。補間演算手段7では、補間係数と、
参照アドレスのデータ及びその次のアドレスのデータで
変換座標の画素の値(明るさ)を計算し、その計算結果
を画像メモリ8に蓄積する。
4及び図5に示す。画像歪みを或る数式で近似できる場
合、歪み補正のためのアドレス変換の計算結果(変換座
標)は整数とはならず、小数部分を含む実数となるた
め、実数のアドレスの整数部分に基づいて入力画像を参
照しても正確な画素の値は求まらない。補間演算手段7
は、これを補償するものであり、例えば、水平方向に隣
接する2画素の値から線形補間を行うことにより、より
正確な画素の値を得るものである。つまり、変換アドレ
スの計算結果をx+kとし、xを変換アドレスの整数部
分、kを小数点以下の部分とすると、線形補間では、ア
ドレスxでの画素の値D(x)とアドレス(x+1)で
の画素の値D(x+1)から、 (1−k)×D(x)+k×D(x+1) という補間式を演算し、その結果をアドレス変換後の画
素の値とするものである。上記の補間式の意味するとこ
ろは、図4に示すように、アドレスxと(x+1)の間
をk:(1−k)に分割する点(x+k)のデータを、
アドレスxでのデータD(x)とアドレス(x+1)で
のデータD(x+1)から直線的な補間により計算しよ
うとするものであり、D(x)に対する重みと、D(x
+1)に対する重みは、それぞれ図5に示すように、補
間係数kに応じて変化する。
像メモリ8の現在処理中のアドレスに書き込む。これら
の一連の処理を次々と行うことにより画像メモリ8に1
画面分(1フレーム又は1フィールド)のデータが蓄積
されるので、これらのデータを次のフィールド又はフレ
ームで読み出し、D/A変換手段9及び同期信号混合手
段10で画像信号を出力するものである。
次元のアドレス変換を施す必要がある。しかしながら、
本実施例のように、1次元のアドレス変換のみで有効な
歪み補正を行うことができる場合もある。本実施例で
は、水平アドレスのみの1次元のアドレス変換を行うも
のであり、水平アドレスのみの変換では、入力画像デー
タの蓄積が1ライン分だけでよく、ハードウェア構成が
簡単になる。
換についてのみ述べたが、当然、垂直方向のアドレス変
換についても同様の処理を行うことができる。また、2
次元のアドレス変換を行うことも可能である。図6に2
次元のアドレス変換における補間演算の処理内容を示
す。上述の1次元のアドレス変換では、隣接する2画素
間で補間演算を行っていたが、2次元のアドレス変換で
は隣接する4画素間で補間演算を行うものである。図6
に示すように、2次元のアドレス変換により得られた変
換後のアドレスが(x+k,y+m)である場合には、
補間後の画素の値(明るさ)は、 (1−k)×(1−m)×D(x,y) +(1−k)×m×D(x,y+1) +k×(1−m)×D(x+1,y) +k×m×D(x+1,y+1) で与えられる。ここで、xは水平アドレスの整数部分、
kは水平アドレスの小数部分、yは垂直アドレスの整数
部分、mは垂直アドレスの小数部分、D(x,y)はア
ドレス(x,y)の画素の値である。このような2次元
のアドレス変換と補間演算を行えば、1次元のアドレス
変換と補間演算を行う場合よりも、より精密に画像歪み
を補正できる。例えば、超広角レンズ(目安として水平
画角120度位)を備えるテレビカメラからの入力画像
信号は一般的にかなりの樽形歪みを有するが、水平方向
についての1次元のアドレス変換と補間演算を行えば、
実用上は十分な歪み補正を行うことができ、水平及び垂
直方向についての2次元のアドレス変換と補間演算を行
えば、さらに精密な歪み補正を行うことができる。
宅外の子器のテレビカメラに超広角レンズを装着するこ
とにより、広い視野を得ることができると共に、レンズ
により発生する樽型歪みを補正して、画質劣化の少ない
画像を宅内の親器のモニターテレビで見ることができる
ので、来訪者の様子を適確に把握することができるとい
う効果がある。
る。
を示すブロック図である。
成例を示す図である。
の説明図である。
ある。
の説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 広角レンズを装着したテレビカメラを
有する子器と、子器からの画像信号を伝送する信号伝送
系と、子器からの画像を表示するモニターテレビを有す
る親器を備えるテレビインターホンにおいて、子器から
の画像信号に含まれる広角レンズの画像歪みを補正する
手段を親器に備えたことを特徴とするテレビインターホ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01116593A JP3451644B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | テレビインターホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01116593A JP3451644B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | テレビインターホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06225312A true JPH06225312A (ja) | 1994-08-12 |
JP3451644B2 JP3451644B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=11770437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01116593A Expired - Fee Related JP3451644B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | テレビインターホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3451644B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09138831A (ja) * | 1995-11-14 | 1997-05-27 | Nec Data Terminal Ltd | バーコード識別機能付きバーコード印刷装置 |
KR980007743A (ko) * | 1996-06-05 | 1998-03-30 | 이데이 노브유끼 | 화상처리장치 및 화상처리방법 |
JP2010081479A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Ricoh Co Ltd | 車載用画像処理装置及びその画像処理方法 |
JP2016208150A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 株式会社デンソー | 画像処理装置 |
-
1993
- 1993-01-26 JP JP01116593A patent/JP3451644B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09138831A (ja) * | 1995-11-14 | 1997-05-27 | Nec Data Terminal Ltd | バーコード識別機能付きバーコード印刷装置 |
KR980007743A (ko) * | 1996-06-05 | 1998-03-30 | 이데이 노브유끼 | 화상처리장치 및 화상처리방법 |
JP2010081479A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Ricoh Co Ltd | 車載用画像処理装置及びその画像処理方法 |
JP2016208150A (ja) * | 2015-04-17 | 2016-12-08 | 株式会社デンソー | 画像処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3451644B2 (ja) | 2003-09-29 |
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