JPH06225220A

JPH06225220A - 放射線画像表示装置

Info

Publication number: JPH06225220A
Application number: JP50A
Authority: JP
Inventors: Hideyuki Hirano; 秀幸平野
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1993-01-25
Filing date: 1993-01-25
Publication date: 1994-08-12

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、放射線が照射されて放射線画像が
記録された記録媒体から読み取った画像情報と過去の画
像情報との差分を表示する放射線画像表示装置に関し、
複数の放射線画像の差分を表示する。【構成】放射線画像表示装置において、差分表示した
い画像表示エリアを指示する入力デバイス部と、最近の
画像データを記憶する記憶部Ａと、過去の画像データを
記憶する記憶部Ｂと、前記記憶部Ｂから、過去の所定の
画像データを記憶する記憶部Ｃ〜と、前記入力デバイス
部からの表示エリア指示情報に基づいて、前記記憶部
Ａ，記憶部Ｃ〜に格納されている画像データから、所定
のエリアを抽出する制御部と、前記記憶部Ａと記憶部Ｃ
〜から抽出された画像データの差分を計算処理する処理
部と、画像を表示する表示部とを備え、前記制御部が、
前記入力デバイス部から表示エリア指示情報に基づい
て、特定の画像データの差分の画素を表示させる，又
は、上記差分値を，所定の階調毎に色分けして表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、放射線が照射されて放
射線画像が記録された記録媒体から読み取った画像情報
と過去の画像情報との差分を表示する放射線画像表示装
置に関する。

【０００２】近年、輝尽蛍光体を用いた放射線画像撮像
システムといった高解像度のＸ線撮像システムが普及し
てきており、生体の細部の画像情報を表示することがで
きるようになってきたが、現状では、医師が、複数枚の
撮像フイルムをシャーカステンに装着し、該装着された
複数枚の画像を同時に判読し、差異を判断する手続きを
とっていたため、誤診の可能性があった。

【０００３】又、上記高解像度のＸ線撮像システムの進
歩に伴い、情報量が増加し、更に、細部の診断が要求さ
るようになると、従来以上に誤診の危険が増加してくる
ことから、効果的な放射線画像表示装置が要求される。

【０００４】

【従来の技術】図５は、従来の放射線画像の診断方法を
説明する図である。従来の放射線画像を診断する場合、
図５に示したように、医師が、複数枚の撮像フイルムを
シャーカステンに装着し、該装着された複数枚の画像を
同時に判読し、差異を判断する手続きをとっていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従って、病変の部位を
見落としてしまい、誤診の可能性があるという問題があ
った。

【０００６】特に、最近のように、高解像度のＸ線撮像
システムにより、撮像フイルムの情報量が増加し、更
に、細部の診断が要求さるようになると、従来以上に誤
診の危険が増加してくるという問題があった。

【０００７】本発明は上記従来の欠点に鑑み、放射線画
像表示装置において、複数枚の放射線画像の差分を表示
することにより、一目して、例えば、癌等の進行性の病
変を的確に判断でき、誤診を低減することができる放射
線画像表示装置を提供することを目的とするものであ
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】図１は、本発明の放射線
画像表示装置の構成図であり、図２，図３は、本発明の
原理的な動作説明図であり、図２(a) は記録媒体の画
像データから所定のエリアの画像データを、入力デバイ
ス部で抽出する例を示し、図２(b1)〜(b3)は、過去から
現在の画像データの例を示し、図３(c) は、例えば、過
去の２つの画像の差分の表示例を示し、図３(d) は、上
記差分の画像をシネループで表示する例を示し、図３
(e) は、画像の階調のヒストグラムの例を示している。
上記の問題点は下記の如くに構成した放射線画像表示装
置によって解決される。

【０００９】(1) 放射線が照射されて放射線画像が記録
された記録媒体から読み取った画像情報を表示する放
射線画像表示装置であって、差分表示したい画像表示エ
リアを指示する入力デバイス部 1と、現在の画像データ
を記憶する記憶部Ａ 2と、過去の画像データを記憶する
記憶部Ｂ 3と、前記記憶部Ｂ 3から過去の画像データの
所定の画像データを記憶する記憶部Ｃ〜 5と、前記入力
デバイス部 1から指示された表示エリア指示情報に基
づいて、前記記憶部Ａ 2, 及び、記憶部Ｃ〜 5に格納さ
れている画像データの所定のエリアの画像データを抽出
する制御部 4と、前記抽出された画像データの差分を計
算処理する処理部 6と、画像を表示する画像表示部 7と
を備え、前記制御部 4が指示する、前記入力デバイス部
1からの表示エリア指示情報に基づいて抽出した、前
記記憶媒体から格納された記憶部Ａ 2の特定の部位の
画像データと、前記記憶部Ｂ 3から取り出され記憶部Ｃ
〜 5に格納されている過去の同じ部位の画像データとの
差分の画像データを、前記処理部 6で抽出して画像表示
部 7に表示するように構成する。

【００１０】(2) 放射線が照射されて放射線画像が記録
された記録媒体から読み取った画像情報を表示する放
射線画像表示装置であって、差分表示したい画像表示エ
リアを指示する入力デバイス部 1と、前記入力デバイス
部 1で指示された表示エリア内の画像データを記憶する
記憶部Ａ 2と、過去の画像データを記憶する記憶部Ｂ 3
と、前記記憶部Ｂ 3から前記入力デバイス部1で指示さ
れか画像エリア内の画像データを記憶する記憶部Ｃ〜 5
と、前記入力デバイス部 1から指示された表示エリア指
示情報に基づいて、前記記憶部Ａ 2, 及び、記憶部Ｃ
〜 5に格納する画像データを選択する制御部 4と、前記
記憶部Ａ 2と記憶部Ｃ〜 5の画像データの差分を計算処
理する処理部 6と、画像を表示する画像表示部 7とを備
え、前記制御部 4が指示する、前記入力デバイス部 1か
らの表示エリア指示情報に基づいて、前記記憶媒体
から格納された記憶部Ａ 2の特定の部位の画像データ
と、前記記憶部Ｂ 3から取り出され記憶部Ｃ〜 5に格納
されている過去の同じ部位の画像データとの差分の画像
データを、前記処理部 6で抽出して画像表示部7に表示
するように構成する。｛図２(a),(b1)〜(b3), 図３(c)
参照｝ (3) 上記放射線画像表示装置であって、前記入力デバイ
ス部 1からの指示された画像表示エリアを表示するの
に、該入力デバイス部 1が指示する階調の指定範囲の画
像データに限定して、差分を表示するように構成する。

【００１１】(4) 上記放射線画像表示装置であって、前
記入力デバイス部 1からの指示された画像表示エリアを
表示するのに、該差分値を所定の階調毎に、予め、定め
られた色分けして表示するように構成する。

【００１２】(5) 上記放射線画像表示装置であって、前
記入力デバイス部 1からの指示された画像表示エリアを
表示するのに、前記記憶部Ａ 2と、前記記憶部Ｃ〜 5の
差分の画像データを複数分用意し、連続的な状態変化を
アニメーション形式で表示するように構成する。｛図３
(d) 参照｝ (6) 上記放射線画像表示装置であって、前記入力デバイ
ス部 1からの指示された画像表示エリアを表示するの
に、該入力デバイス部 1からの画像表示エリアの指示情
報として、前記記録媒体上の番地, 又は、部位情報と
するように構成する。

【００１３】(7) 上記放射線画像表示装置であって、前
記入力デバイス部 1からの指示された画像表示エリアを
表示する際に、体温，血圧，心拍数等の生態情報を、該
表示画像に付帯させるように構成する。｛図３(c) 参
照｝

【００１４】

【作用】即ち、本発明においては、放射線が照射されて
放射線画像が記録された記録媒体(IP)から読み取った
画像情報を表示する放射線画像表示装置において、図２
(a) に示したように、上記記録媒体上の表示させたい
画像の表示エリア (点線で囲んだ領域) を指示する入力
デバイス部 (キーボード, マウス) からの表示エリア指
示情報に基づいて、制御部において、例えば、上記記
録媒体の画像情報, 及び、過去の画像情報から指示さ
れた表示エリアの画像データを選択して、記憶部Ａ，及
び、記憶部Ｃ〜に格納した後、上記記憶部Ａ，及び、記
憶部Ｃ〜に格納されている画像データの差分を抽出｛図
３(c) 参照｝し、所定の加工、例えば、所定の階調の部
分のみ、或いは、画像情報の各階調の頻度ヒストグラム
をとると、図３(e) に示したように、階調毎に特徴があ
ることに着目して、所定の階調｛図３(e) の例では、例
えば、階調ｘ〜ａ，階調ａ〜ｂ，階調ｂ〜ｃ）毎に色分
けして、或いは、上記差分の画像データを複数フレーム
分用意し、連続的な状態変化をアニメーション形式の表
現｛即ち、シネループ：図３(d) 参照｝で表示するよう
にしたものである。

【００１５】従って、癌等の進行性の病変部に対して、
過去と現在の数種類の画像を比較検討する場合、患部の
病変の差分データを計算して表示することにより、所定
の部位の病変の動向を一目して判読することができ、誤
診を低減することができる。

【００１６】特に、進行性の病変の診断性能を大幅に増
加させることができ、放射線画像表示装置の性能の向上
に寄与するところが大きい。

【００１７】

【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図１は、本発明の放射線画像表示装置の構成
図であり、図２，図３は、本発明の原理的な動作説明図
であり、図４は、本発明による画像データの具体的な表
示動作の説明図である。

【００１８】本発明においては、放射線画像表示装置に
おいて、差分表示したい画像表示エリアを指示する入力
デバイス部 1と、Ｘ線読取装置から出力される記録媒体
（例えば、輝尽蛍光体板，又は、シート等）から、例
えば、前記入力デバイス部 1で指示されたエリアの画像
データを記憶する記憶部Ａ 2と、過去の画像データを記
憶する記憶部Ｂ 3と、前記記憶部Ｂ 3から前記入力デバ
イス部 1で指示された画像エリア内の画像データを記憶
する記憶部Ｃ〜 5と、前記入力デバイス部 1から指示さ
れた表示エリア指示情報に基づいて、前記記憶部Ａ
2, 及び、記憶部Ｃ〜 5に格納する画像データを選択す
る制御部 4と、前記記憶部Ａ 2と記憶部Ｃ〜 5の画像デ
ータの差分を計算処理する処理部 6と、画像を表示する
表示部 7とを備え、前記制御部 4が、前記入力デバイス
部 1から表示エリア指示情報に基づいて、特定の画像
データの差分の画素を表示させる，又は、上記差分値
を，所定の階調毎に色分けして表示させる, 或いは、上
記差分の画像データを複数フレーム分用意して、連続的
な状態変化をアニメーション形式で表示する手段が、本
発明を実施するのに必要な手段である。尚、全図を通し
て同じ符号は同じ対象物を示している。

【００１９】以下、図１〜図４によって、本発明の放射
線画像表示装置の構成と動作を説明する。先ず、図１に
おいて、Ｘ線読取装置は、例えば、図示されていない被
写体を透過した放射線エネルギの一部を吸収，潜像とし
て蓄積した輝尽蛍光板，又は、シートに励起光を照射
することによって放出される輝尽発光光を光電変換器
（光電子管）によって電気信号とし、図示のＡ／Ｄ変換
器(A/D) でＡ／Ｄ変換して、高解像度の画像情報を出力
する装置である。

【００２０】上記のようにして出力された画像情報が、
本発明の放射線画像表示装置の記憶部Ａ 2に格納され
る。一方、ディスクユニット(DISK UNIT) で構成されて
いる記憶部Ｂ 3には、同じ被写体の過去の患部の画像情
報が、撮影日時, 体温，血圧, 心拍数等と共に記憶され
ており、入力デバイス部 (キーボード, マウス) 1 から
の指示に基づいて、該当の画像情報が、記憶部Ｃ〜 5に
格納される。

【００２１】上記記憶部Ａ 2, 及び、記憶部Ｃ〜 5は、
図４の画像メモリ(1)(上記、記憶部Ａ，Ｃを構成してい
るメモリ）20,50 で示されているように、例えば、１語
が 16 ビットからなり、0000000 番地 (16進) 〜0fffff
f 番地 (16進) の容量を持っており、４Ｋ×４Ｋ×２バ
イト（階調）の画像情報を格納することができる。

【００２２】このような画像情報に対して、上記入力デ
バイス部 1から、表示したいエリアを指示する表示エリ
ア指示情報として、例えば、図４に示したように、表
示エリアの先頭番地(16 進：500000番地、以下、単に、
500000等と記述する) と、最終番地(600000)と、表示し
たい指示幅(100000)を入力する。

【００２３】制御部 4は、該入力デバイス部 1から入力
された表示エリア指示情報に基づいて、現在の画像情
報が格納されている記憶部Ａ 2と、入力デバイス部 1が
指示した過去の撮影日時の画像情報が格納されている記
憶部Ｃ 5の該当の日時の画像データから所定のエリアの
画像データを抽出して、処理部 6に転送する。

【００２４】処理部 6では、各記憶部Ａ 2と記憶部Ｃ 5
から転送されてきた、同じ番地の画像データについて画
素単位で、階調を比較し、差分がある画素を抽出して、
図示されていない画像メモリ(2) 60に格納した後、該画
像メモリ(2) 60の内容を画像表示部 7に転送し、入力デ
バイス部 1が指示した表示エリア中の、差分のある領域
を表示する。

【００２５】このようにして表示した表示例が、図２(b
1)〜(b3), 及び、図３(c) である。この例では、図２(b
1)〜(b3)は、上記入力デバイス部 1が指示した表示エリ
アの画像情報であって、それぞれ、撮影日時が異なるも
のである。

【００２６】処理部 6では、図３(c) に示したように、
エリア画像ａとエリア画像ｂとの差分（○印で示す）の
画像ａ”を抽出して表示した場合を示している。又、前
述のように、画像情報の各階調の頻度ヒストグラムをと
ると、図３(e)に示したように、階調毎に特徴があるこ
とに着目して、所定の階調（図３の例では、例えば、階
調ｘ〜ａ，階調ａ〜ｂ，階調ｂ〜ｃ）毎に、階調ｘ〜ａ
には赤色を割り当て、階調ａ〜ｂには黄色を割り当て、
階調ｂ〜ｃには黒色を割り当てて表示することにより、
病変部分の階調の変化を的確に認識することで、病変の
進行状況の判断材料とすることができ、誤診断を低減さ
せることができるようになる。

【００２７】又、図１の構成図では、過去の画像情報を
記憶部Ｃ 5に格納する例で説明したが、上記記憶部Ｂ 3
に、複数毎の撮影日時の異なる過去の画像情報が格納さ
れている場合には、それらの画像情報を、図示されてい
ない記憶部Ｄ，Ｅ，〜に格納して、同じように、入力デ
バイス部 1が指示する表示エリアの画像情報を抽出し
て、現在の画像情報が格納されている記憶部Ａ 2と、記
憶部Ｄ 5との差分画像Ａ”，記憶部Ｄ 5と記憶部Ｅとの
差分画像ｂ”〜等の差分画像データを、複数フレーム分
用意し、処理部 6において、上記複数毎の差分画像デー
タを、順番に表示することにより、連続的な状態変化を
アニメーション形で表現 (シネループという) すること
ができ、例えば、癌などの進行性の病変の変化を連続的
な変化として観察することができるようになる。

【００２８】又、上記の実施例においては、入力デバイ
ス部 1からの表示エリア指示情報として、画像情報の
番地で指示する例で説明したが、例えば、肺野部等の画
像情報では、心臓, 右肺臓等がどの番地の付近に存在す
ることが予め分かっているので、上記番地で指定する変
わりに、図４の’で示したように、被検体の部位で指
示するようにしてもよい。

【００２９】又、上記の実施例では、記憶部Ａ 2，Ｃ〜
5の容量として、Ｘ線読取装置内にある輝尽蛍光板が持
つ画像情報の容量と同じ容量の画像メモリ(1) 20を設け
た例で説明したが、例えば、入力デバイス部 1が指示す
る表示エリアの画像情報を格納することができる容量に
して、入力デバイス部 1からの表示エリア指示情報が
指示する領域の画像情報を、上記記憶部Ａ 2，Ｃ〜 5に
格納するように構成してもよいことはいう迄もないこと
である。

【００３０】このように構成することにより、当該放射
線画像表示装置内の画像メモリ(1)20,50 の容量を低減
することができ、経済化に寄与することができる。又、
上記の実施例では、画像表示部 7の表示サイズが大きく
て、画像メモリ(1) 20,50 に格納されている任意の領域
の画像データを自由に表示することができるとし、入力
デバイス部 1が指示する表示エリア指示情報として、画
像メモリ(1) 20,50 の番地を直接指示する例で説明した
が、上記画像表示部 7の表示域のサイズが小さい場合に
は、該画像表示部 7の表示サイズに適合した番地情報で
指示し、該指示された表示エリア指示情報を、画像メモ
リ(1) 50が持つ番地に変換して、該当の表示エリアを抽
出する必要がある。

【００３１】このように、本発明の放射線画像表示装置
は、放射線が照射されて放射線画像が記録された記録媒
体から読み取った画像情報と過去の画像情報との差分を
表示するのに、差分表示したい画像表示エリアを指示す
る入力デバイス部と、最近の画像データを記憶する記憶
部Ａと、過去の画像データを記憶する記憶部Ｂと、前記
記憶部Ｂから、過去の所定の画像データを記憶する記憶
部Ｃ〜と、前記入力デバイス部からの表示エリア指示情
報に基づいて、例えば、前記記憶部Ａ，記憶部Ｃ〜に
格納されている画像データから、所定のエリアを抽出す
る制御部と、前記記憶部Ａと記憶部Ｃ〜の画像データの
抽出された画像データの差分を計算処理する処理部と、
画像を表示する表示部とを備え、前記制御部が、前記入
力デバイス部から表示エリア指示情報に基づいて、特
定の画像データの差分の画素を表示させる，又は、上記
差分値を，所定の階調毎に色分けして表示させる, 或い
は、差分画像データを複数フレーム分用意して、連続的
な状態変化をアニメーションの形式で表示するようにし
たところに特徴がある。

【００３２】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
放射線画像表示装置によれば、癌等の進行性の病変部に
対して、過去と現在の数種類の画像を比較検討する場
合、患部の病変の差分データを計算して表示することに
より、所定の部位の病変の動向を一目して判読すること
ができ、誤診を低減することができる。特に、進行性の
病変の診断性能を大幅に増加させることができ、放射線
画像表示装置の性能の向上に寄与するところが大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の放射線画像表示装置の構成図

【図２】本発明の原理的な動作説明図（その１）

【図３】本発明の原理的な動作説明図（その２）

【図４】本発明による画像データの具体的な表示動作の
説明図

【図５】従来の放射線画像の診断方法を説明する図

【符号の説明】

1 入力デバイス部 2 記憶部Ａ 3 記憶部Ｂ 4 制御部 5 記憶部Ｃ〜 6 処理部 20,50 画像メモリ(1) 60 画像メモ
リ(2) 7 画像表示部記録媒体表示エリ
ア指示情報

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】放射線が照射されて放射線画像が記録され
た記録媒体（）から読み取った画像情報を表示する放
射線画像表示装置であって、差分表示したい画像表示エリアを指示する入力デバイス
部(1) と、現在の画像データを記憶する記憶部Ａ(2)
と、過去の画像データを記憶する記憶部Ｂ(3) と、前記
記憶部Ｂ(3) から過去の画像データの所定の画像データ
を記憶する記憶部Ｃ〜(5) と、前記入力デバイス部(1)
から指示された表示エリア指示情報 ()に基づいて、
前記記憶部Ａ(2),及び、記憶部Ｃ〜(5) に格納されてい
る画像データの所定のエリアの画像データを抽出する制
御部(4) と、前記抽出された画像データの差分を計算処
理する処理部(6) と、画像を表示する画像表示部(7) と
を備え、前記制御部(4) が指示する、前記入力デバイス部(1) か
らの表示エリア指示情報 () に基づいて抽出した、前
記記憶媒体 () から格納された記憶部Ａ(2)の特定の
部位の画像データと、前記記憶部Ｂ(3) から取り出され
記憶部Ｃ〜(5)に格納されている過去の同じ部位の画像
データとの差分の画像データを、前記処理部(6) で抽出
して画像表示部(7) に表示することを特徴とする放射線
画像表示装置。
【請求項２】放射線が照射されて放射線画像が記録され
た記録媒体 () から読み取った画像情報を表示する放
射線画像表示装置であって、差分表示したい画像表示エリアを指示する入力デバイス
部(1) と、前記入力デバイス部(1) で指示された表示エ
リア内の画像データを記憶する記憶部Ａ(2) と、過去の
画像データを記憶する記憶部Ｂ(3) と、前記記憶部Ｂ
(3) から前記入力デバイス部(1) で指示された画像エリ
ア内の画像データを記憶する記憶部Ｃ〜(5) と、前記入
力デバイス部(1) から指示された表示エリア指示情報
() に基づいて、前記記憶部Ａ(2),及び、記憶部Ｃ〜
(5) に格納する画像データを選択する制御部(4) と、前
記記憶部Ａ(2) と記憶部Ｃ〜(5) の画像データの差分を
計算処理する処理部(6) と、画像を表示する画像表示部
(7) とを備え、前記制御部(4) が指示する、前記入力デバイス部(1) か
らの表示エリア指示情報 () に基づいて、前記記憶媒
体 () から格納された記憶部Ａ(2) の特定の部位の画
像データと、前記記憶部Ｂ(3) から取り出され記憶部Ｃ
〜(5) に格納されている過去の同じ部位の画像データと
の差分の画像データを、前記処理部(6)で抽出して画像
表示部(7) に表示することを特徴とする放射線画像表示
装置。
【請求項３】上記放射線画像表示装置であって、前記入
力デバイス部(1) からの指示された画像表示エリアを表
示するのに、該入力デバイス部(1) が指示する階調の指
定範囲の画像データに限定して、差分を表示することを
特徴とする請求項１，２に記載の放射線画像表示装置。
【請求項４】上記放射線画像表示装置であって、前記入
力デバイス部(1) からの指示された画像表示エリアを表
示するのに、該差分値を所定の階調毎に、予め、定めら
れた色に色分けして表示することを特徴とする請求項
１，２に記載の放射線画像表示装置。
【請求項５】上記放射線画像表示装置であって、前記入
力デバイス部(1) からの指示された画像表示エリアを表
示するのに、前記記憶部Ａ(2) と、前記記憶部Ｃ〜(5)
の差分の画像データを複数分用意し、連続的な状態変化
をアニメーション形式で表示することを特徴する請求項
１，２に記載の放射線画像表示装置。
【請求項６】上記放射線画像表示装置であって、前記入
力デバイス部(1) からの指示された画像表示エリアを表
示するのに、該入力デバイス部(1) からの画像表示エリ
アの指示情報（）として、前記記録媒体上の番地, 又
は、部位情報とすることを特徴とする請求項１に記載の
放射線画像表示装置。
【請求項７】上記放射線画像表示装置であって、前記入
力デバイス部(1) からの指示された画像表示エリアを表
示する際に、体温，血圧，心拍数等の生態情報を、該表
示画像に付帯させることを特徴とする請求項１，２に記
載の放射線画像表示装置。