JPH06225059A - Faxシステム及び電子メールシステム - Google Patents

Faxシステム及び電子メールシステム

Info

Publication number
JPH06225059A
JPH06225059A JP50A JP976793A JPH06225059A JP H06225059 A JPH06225059 A JP H06225059A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 976793 A JP976793 A JP 976793A JP H06225059 A JPH06225059 A JP H06225059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
fax
information
delivery
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP50A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kikuchi
菊地  聡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP50A priority Critical patent/JPH06225059A/ja
Publication of JPH06225059A publication Critical patent/JPH06225059A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】受信文書の配送宛先を抽出する配送情報検出部
と、各ユーザ関連情報を記憶するユーザ管理ファイル
と、配送宛先の有無または配送宛先に該当するユーザの
ステータスから選択したFAX受信メッセージをクライ
アントへ通知するユーザ管理部を備えるFAXサーバ。 【効果】宛先ユーザがログインしていない場合、同一の
グループに登録されている他のログインユーザへFAX
受信の通知を依頼する情報を送信し、配送宛先を検出で
きなかった場合、他のログインユーザへFAX受信文書
の配送宛先の確認を依頼する情報を送信する。このた
め、宛先不明のFAX受信文書及びログインしていない
ユーザに対するFAX受信文書に関しても、ユーザへ受
信を通知することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LAN(Local Area Ne
twork)上のFAXサーバに関し、特にFAXサーバにお
ける受信通知制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来スタンドアロンで利用されたパーソ
ナルコンピュータ(以下PCとする)やワークステーショ
ン(以下WSとする)、ワードプロセッサ(以下WPとす
る)等の情報処理装置は、各装置をLANで有機的に接
続したクライアントサーバシステムへ移行しつつある。
クライアントサーバシステムのユーザは、机上のクライ
アントPCからLANを経由して各種サーバ(例えばフ
ァイルサーバ,データベースサーバ,プリントサーバ)
にアクセスすることで、複数ユーザ間でファイルやプリ
ンタ等の資源共有を図る。
【0003】また現在のビジネス社会では、電子的な文
書の配送手段として、手書きの文書をイメージデータと
して読取り送信するFAXが広く普及している。
【0004】一方OA化の推進に伴い、PC上のWPア
プリケーションやDTP(DeskTop Processing)アプリケ
ーション、またはWPによりビジネス文書を作成するこ
とが多くなっている。しかしPCやWP等の情報処理装
置で作成した文書をFAX送信するには、一度プリンタ
により記録紙に印刷した後、FAXのスキャナで読込む
必要がある。一般的に、プリンタで印刷した文書をスキ
ャナで読込むと画像の精細度が劣化する。またFAX送
信するために印刷した記録紙がオフィスに散乱するとい
う問題も生じる。そこで高精細な文書のFAX送信及び
ペーパレス化を図るため、クライアントサーバシステム
におけるFAXサーバが製品化されている。ユーザは、
クライアントPCのアプリケーションプログラムを用い
て文書を作成し、LAN上のFAXサーバへ作成した文
書データを転送する。FAXサーバは、転送された文書
データをイメージ展開し、FAXのデータ形式に変換し
た後、公衆回線を経由して指定された相手FAXへ送信
する。
【0005】しかし現在製品化されているFAXサーバ
は、LANに接続されたクライアントで作成した文書デ
ータのFAX送信を主要機能とするものが多く、公衆回
線を経由して相手FAXから受信した文書の取扱いを自
動化するものは少ない。
【0006】例えばクライアントサーバシステムにおけ
るメールサーバは、電子メールの通信手順を用いて、L
AN上の送信側ユーザが指定した宛先のユーザが使用す
るクライアントへメールを配送する。しかしFAX通信
手順は、LAN上のクライアント間のメール通信を実現
する電子メール通信手順とは異なり、LAN接続のFA
Xサーバを意識せずに規格化されたものである。このた
め送信側のFAXは、ユーザが指定した受信側FAXサ
ーバの電話番号を入力し、回線を接続して文書を伝送す
るが、LANを介してFAXサーバに接続された複数の
クライアントの内、FAX受信文書を受取るべきユーザ
が使用するクライアントを特定する手段はない。従って
文書を受信したFAXサーバは、ユーザに対する自動的
な受信文書の転送もしくはFAX受信の通知を行うこと
ができない。
【0007】このように現状のFAX通信手順による
と、送信側のユーザが受信側FAXシステムのあるユー
ザを指定できないため、公衆回線を経由して受信した文
書を、そのままプリンタにより印刷するFAXサーバも
ある。しかしFAXの普及に伴い、ダイレクトメール等
の不要文書を受信することもあり、FAXサーバが全て
の受信原稿を印刷すると、無駄な記録紙を多く消費して
しまう。またユーザは、所望の受信文書が印刷出力され
るまで、FAXまたはプリンタ等の印刷装置が設置され
た場所へ何度も足を運ぶ必要がある。
【0008】そこで、特開昭64-64461号公報記載のよう
なシステムもある。
【0009】上記FAXシステムにおいて、FAXサー
バは受信した文書データを記憶装置に一時蓄積する。一
方、ユーザがクライアントPCからFAXサーバに対し
てFAX受信文書の検索を要求すると、記憶装置に蓄積
した文書データがFAXサーバから転送され、クライア
ントのディスプレイに表示された受信文書のイメージデ
ータを参照して、所望の文書か確認する。
【0010】また、特開平3-44230号公報記載のよう
に、FAX通信手順を拡張することにより、文書を受取
るべきユーザを特定するシステムもある。
【0011】上記FAXシステムは、G4FAXの通信
手順であり、CCITT(国際電信電話諮問委員会)によ
り規格化されたX.25伝送制御手順における拡張アド
レスフィールドを利用して、受信ユーザを特定するもの
である。FAXサーバは、G4FAXから受信した文書
データを記憶装置に一時蓄積すると共に、X.25伝送
制御手順により受信した着呼パケットから拡張アドレス
フィールドの値を取出す。次に取出した拡張アドレスフ
ィールド値から対応するユーザを検索し、ユーザが使用
するクライアントに対してFAX受信を通知する情報を
送信する。通知情報を受けたクライアントは、ディスプ
レイに情報を表示することにより、ユーザに対してFA
Xの受信を通知する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来例によ
ると、ユーザは、FAXサーバに対して、定期的に受信
文書の画像検索を要求し、所望のFAX受信文書の有無
を確認する必要があり、業務効率が良くない。
【0013】一方上記第2の従来例のように、拡張通信
手順を利用して受信側ユーザを特定するFAXシステム
によると、ユーザは、電子メールの受信と同様に、作業
を中断することなく、FAX受信を即座に確認できる。
しかし受信側ユーザを特定するために利用する拡張通信
手順は、CCITTの規格外であり、同一メーカの送信
側FAXに対しては有効であるが、異なるメーカのFA
Xから送信する場合、ユーザを指定することはできな
い。また、拡張通信手順を持たない既設の同一メーカF
AXから送信する場合も、ユーザを指定できない。この
ため受信側ユーザは、宛先不明のFAX受信文書に関し
て、第1の従来例と同様に、定期的に画像検索する必要
が生じる。
【0014】また第2の従来例によると、拡張通信手順
により指定したFAX受信文書の宛先ユーザが、システ
ムにログインしていない場合、複数のFAX受信文書に
関する情報をまとめ、FAX受信リストとして定期的に
印刷出力する。このためオフィスに無駄な記録紙が散乱
すると共に、ユーザは印刷されたリストを見るまでFA
Xの受信を認識できない。
【0015】本発明の目的は、クライアントサーバシス
テムにおいて、同一メーカだけでなく異メーカのFAX
及び既設のFAXからの受信に対して、ユーザへ受信を
通知するFAXサーバを提供し、さらに宛先不明のFA
X受信文書及びログインしていないユーザに対するFA
X受信文書の取扱いを容易にする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のFAXシステムは、FAX通信手順情報ま
たは文書情報から受信文書の配送宛先を抽出する配送情
報検出部と、各ユーザのステータス、通信手順情報から
抽出した配送宛先とユーザ名の対応関係、ユーザが所属
するグループ名、セキュリティ情報を記憶するユーザ管
理ファイルと、配送宛先の有無または配送宛先に該当す
るユーザのステータスから選択したFAX受信メッセー
ジをクライアントへ通知するユーザ管理部を有するFA
Xサーバを備えるものである。
【0017】
【作用】本発明のFAXシステムによれば、FAXサー
バの配送情報検出部は、親展パスワード,メールボック
ス番号,ISDNサブアドレスによる配送宛先の抽出、
及び受信文書中の枠内に記載された配送宛先の文字認識
等の手段を備えるため、同一メーカだけでなく異メーカ
のFAX及び既設のFAXからの受信に対して、ユーザ
へ受信を通知するすることが可能となる。
【0018】また本発明のFAXシステムによれば、F
AXサーバのユーザ管理部は、配送情報検出部がFAX
通信手順情報から抽出した受信文書の配送宛先を基に、
対応するユーザのステータスを参照し、宛先ユーザがロ
グインしている場合、FAXの受信を通知する情報を送
信し、ログインしていない場合、宛先ユーザと同一のグ
ループに登録されている他のログインユーザを検索し、
FAX受信の通知を依頼する情報を送信する。一方、配
送情報検出部が配送宛先を抽出できなかった場合、ユー
ザ管理部は、他のログインユーザを検索し、FAX受信
文書の配送宛先の確認を依頼する情報を送信する。この
ため、宛先不明のFAX受信文書及びログインしていな
いユーザに対するFAX受信文書に関しても、ユーザへ
受信を通知することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を用い
て説明する。本発明は、受信通知制御方式に関するもの
であり、送信機能に関する説明は省略する。
【0020】図1は本発明のFAXシステムの構成図で
あり、以下の図中、同一の部分には同一の符号を付加す
る。
【0021】図1のFAXシステムは、LAN12に接続
したFAXサーバ1と複数のクライアントPCまたはW
S2からなる。FAXサーバ1は、装置全体を制御する主
制御部3、公衆回線13を介して相手FAXと文書データ
を通信する通信制御部8、文書データを蓄積する画像フ
ァイル4、蓄積した文書データに関する情報を記憶する
文書管理ファイル5、文書データの書込及び読込を制御
する文書管理部11、相手FAXとの通信手順情報または
受信文書データから配送宛先を抽出する配送情報検出部
9、各ユーザのステータス情報等を記憶するユーザ管理
ファイル6、配送情報検出部9が抽出した宛先ユーザを検
索してFAX受信メッセージをクライアント2へ送出す
るユーザ管理部10、LAN12を介してデータを授受する
LAN制御部7を有する。主制御部3は、CPU等の中央
処理装置であり、本実施例においては、ソフトウェアプ
ログラムであるLAN制御部7,通信制御部8,配送情報
検出部9,ユーザ管理部10,文書管理部11を制御する。
【0022】図2は文書管理ファイル5の情報を説明す
るものであり、各通信文書に関する情報を登録する複数
の文書管理テーブル21を有する。文書管理テーブル21
は、文書受信時に付与する番号を記憶する領域21aと、
画像ファイル4に蓄積した受信文書データの蓄積開始ア
ドレスとデータサイズを記憶する領域21b及び21c、受信
文書のユーザ名称及びユーザが所属するグループ名称を
記憶する領域21d及び21e、そして受信通知フラグ記憶領
域21fで構成する。受信通知フラグ21fはユーザに対して
FAX文書受信の通知を行ったか否かを記憶する領域で
あり、例えば零が未通知、非零が通知済みを表すものと
する。
【0023】本実施例のFAXシステムが相手FAXか
ら公衆回線13を介して着呼を受けると、通信制御部8が
回線13を接続し、配送情報検出部9に対してFAX受信
の開始を通知した後、FAX通信手順を実行する。通信
制御部8は、FAX通信手順により、相手FAXとの間
で文書のサイズ,解像度,伝送符号化方式等に関するネ
ゴシエーションを確立した後、文書管理部11に対して受
信文書データの転送を指示する。文書管理部11は、文書
管理テーブル21の文書番号21aに受信文書を特定するた
めのユニークな番号を登録し、ユーザ名21d及びグルー
プ名21eに未確定を表す情報(例えばヌル文字列)を登録
した後、受信通知フラグ21fに未通知を表す零を登録す
る。そして文書管理部11は、受信した文書データを逐次
画像ファイル4に蓄積し、全受信文書データの蓄積完了
後、蓄積した文書データの蓄積開始アドレスとデータサ
イズを文書管理テーブル21に登録して、蓄積完了を通信
制御部8へ通知する。通知を受けた通信制御部8は、回線
13を切断して、FAX受信処理を終える。
【0024】次に、本実施例における配送情報検出部9
の処理方式を説明する。本実施例の配送情報検出部9
は、配送宛先を抽出する複数の手段を有する。
【0025】第1の配送宛先抽出手段は、親展通信にお
ける親展パスワードを利用するものである。従来のFA
Xは、受信した文書を即座に記録紙に印刷するため、極
秘扱いの文書でも他人に見られる恐れがあった。そこで
受信側のFAXに記憶装置を設け、親展通信として指定
された文書を受信した場合は、同時に受信した親展パス
ワードと呼ばれる番号と共に、文書データを記憶装置に
一時蓄積し、後に受信側ユーザがFAXの操作パネルを
介して、送信側ユーザと取り交わした親展パスワードを
入力した場合に限り、記憶装置に蓄積した文書を記録紙
に印刷する。本実施例のFAXシステムにおいて、通信
制御部8が相手FAXから親展文書を受信した場合、配
送情報検出部9はFAX通信手順の拡張情報として送ら
れてくる親展パスワードを抽出し、配送宛先番号として
ユーザ管理部10へ通知する。
【0026】また第2の配送宛先抽出手段は、メールボ
ックス通信におけるメールボックス番号を利用するもの
である。FAXのメールボックス通信とは、受信文書の
仕分けを容易にする機能であり、受信側のFAXにおい
て予めユーザ毎にメールボックスと呼ばれる文書データ
の記憶領域を割当て、送信側ユーザは、受信側ユーザに
割当てられたメールボックスの番号を指定して文書を送
信する。受信側のFAXは、メールボックス通信として
指定された文書を受信した場合は、同時に受信したメー
ルボックス番号に該当する記憶領域に文書データを一時
蓄積し、後にユーザがFAXの操作パネルを介して、自
分に割当てられたメールボックス番号を入力した時、メ
ールボックスに蓄積した文書を記録紙に印刷する。本実
施例のFAXシステムにおいて、通信制御部8が相手F
AXからメールボックス文書を受信した場合、配送情報
検出部9はFAX通信手順の拡張情報として送られてく
るメールボックス番号を抽出し、配送宛先番号としてユ
ーザ管理部10へ通知する。
【0027】上記した親展パスワードまたはメールボッ
クス番号を利用した配送宛先抽出手段によると、特別な
拡張通信手順を持たない既設の送信側FAXからでも、
FAXシステムのユーザを特定することが可能である。
しかし、親展通信及びメールボックス通信は、従来の大
部分のFAXが有する機能であるが、CCITTのFA
X通信手順として規格化されておらず、各メーカは独自
に通信手順を拡張することにより機能を実現してきた。
このため、異メーカ間のFAXにおける親展通信及びメ
ールボックス通信は不可能である。
【0028】そこで本実施例の第3の配送宛先抽出手段
は、サービス総合デジタル網(ISDN)のサブアドレス
情報を利用するものである。近年、徐々に普及しつつあ
るISDNでは、1回線上に最大8台までの各種通信端
末を接続することが可能である。このとき着信側通信端
末群の内、1台を特定するために使用するのがサブアド
レス情報である。本実施例のFAXシステムにおいて、
通信制御部8が相手FAXから着呼した場合、配送情報
検出部9はISDNの呼制御手順として送られてくるサ
ブアドレス情報を抽出し、配送宛先番号としてユーザ管
理部10へ通知する。サブアドレス情報は、ISDNにお
ける呼制御通信手順としてCCITTにより規格化され
たものであり、異メーカ間のFAXでもサブアドレス情
報を通知可能である。しかしサブアドレス情報は、IS
DNに接続された通信端末間では有効であるが、一方が
電話回線に接続されたFAXの場合は、サブアドレス情
報を伝送することはできない。
【0029】そこで本実施例の第4の配送宛先抽出手段
は、受信文書中に記載された配送宛先を文字認識するも
のである。しかし、漢字,仮名,英数字等が混在となっ
た様々な大きさの文字列を認識するには、複数サイズの
膨大な文字パターンデータ、及び複雑な文字認識プログ
ラムを要する。このため、FAX受信文書の配送宛先抽
出手段として従来の文字認識機能を利用すると、文字パ
ターンデータ格納用のメモリ領域の増大、及びソフトウ
ェア開発工数の長期化により、システムが高価格となっ
てしまう。そこで本実施例の配送宛先抽出手段は、受信
文書中に記載された枠内のイメージデータを配送宛先番
号として文字認識するものであり、配送情報検出部9
は、枠を認識する機能及びあるサイズの数字パターンデ
ータと数字認識機能を有する。配送情報検出部9の枠認
識機能は、黒の画素情報が連続する範囲を線として捉
え、さらに線で囲まれた範囲を枠として認識するもので
ある。しかしスキャナの解像度または送信側ユーザの枠
の書き方等により、手書きの線情報は必ずしも黒画素が
連続するとは限らず、白画素が紛れることもある。そこ
で本実施例の配送情報検出部9における枠認識機能は、
経験的に予め定められた数の白画素を黒画素として捉え
ることにより、不連続の黒画素情報を線として認識する
機能も持つ。
【0030】図3は、本実施例における送信文書の記載
例であり、送信側ユーザは、送信文書の第1ページの上
端に受信側ユーザの番号(図3の"1234")を記入し、
さらに記入した番号を枠で囲んだ後、FAX送信を開始
する。一方、通信制御部8が相手FAXから着呼を受け
ると、配送情報検出部9は受信した文書の第1ページ上
端のイメージデータを参照し、枠で囲まれた範囲のイメ
ージデータを抽出する。次に配送情報検出部9は、抽出
した矩形領域のイメージデータを、保有する数字パター
ンサイズに合わせて拡大または縮小した後、配送宛先番
号として文字認識し、ユーザ管理部10へ通知する。本実
施例の配送宛先抽出手段によると、異メーカ及び電話回
線に接続された送信側FAXからも配送宛先を指定する
ことが可能である。また本実施例によると、文書中に記
入する配送宛先としてユーザ番号を使用する。一般的
に、漢字,仮名,英字の文字認識に比べ、数字の文字認
識に必要な文字パターンデータは少なく、ある程度簡単
な文字認識プログラムでも認識率は高い。さらに本実施
例の文字認識手段は、枠内に記入された配送宛先のイメ
ージデータを、保有する数字パターンのサイズに合わせ
て拡大または縮小するため、ある1サイズの数字パター
ンデータだけで文字認識が可能である。またOCR(光
学的文字認識)機能によると、ユーザは定型のOCRシ
ートに予め定められたサイズで文字を記入する必要があ
るが、本実施例によると、送信側ユーザは、送信文書に
任意のサイズで配送宛先を記入すれば良い。
【0031】またDID(ダイレクトインダイヤル)機
能による配送宛先抽出手段も考えられる。DID機能
は、回線を接続した後、送信側FAXがテンキーから入
力された数字情報をダイヤルトーン等の可聴音として送
出するもので、配送情報検出部9は、検出した可聴音を
数字に変換し、配送宛先のユーザ番号として認識する。
【0032】以上のように本実施例の配送情報検出部9
は、複数の配送宛先抽出手段によりあらゆる送信側FA
Xへ対応するものであり、相手FAXに応じて適切な配
送宛先抽出手段を選択する。しかし、必ずしも全ての配
送宛先抽出手段を搭載する必要はなく、顧客ニーズに合
わせて搭載する配送宛先抽出手段を限定しても良い。
【0033】また本実施例の配送情報検出部9は、上記
したいずれの配送宛先抽出手段でも配送宛先を検出でき
なかった場合、配送宛先のユーザ番号が未確認であるこ
とをユーザ管理部10へ通知する。
【0034】次に、配送情報検出部9からの配送宛先通
知を受けて実行するユーザ管理部10の動作を説明する。
【0035】図4はユーザ管理ファイル6の情報を説明
するものであり、各ユーザに関する情報を登録する複数
のユーザ管理テーブル19を有する。ユーザ管理テーブル
19は、ユーザ名称を記憶する領域19a、ユーザ番号を記
憶する領域19b、ユーザが所属するグループ名称を記憶
する領域19c、参照権フラグ記憶領域19d、ユーザがログ
インしたクライアント2のLAN12上のアドレスを記憶
する領域19e、次に連結されるユーザ管理テーブル19の
アドレスを記憶する領域19fで構成する。ユーザ管理テ
ーブル19のユーザ名19a,ユーザ番号19b,グループ名19
c,参照権フラグ19dは、本実施例のFAXシステムにユ
ーザ登録する際、クライアント2からのパラメータ入力
により設定する。ユーザ名19aは、本実施例のFAXシ
ステムにログインする際に入力する英数字の文字列であ
る。ユーザ番号19bは、各ユーザに割当てられたユニー
クな番号であり、この番号を送信側ユーザに予め通知し
ておく。グループ名19cは、オフィス内で近傍に位置す
る複数のユーザを一括管理するものであり、例えば同一
の課に属する複数のユーザに対して、同一のグループ名
を登録する。また参照権フラグ19dは、他ユーザ宛のF
AX受信文書を参照する権利があるか否かを表すセキュ
リティ情報であり、例えば零が参照権なし、非零が参照
権ありを表すものとする。
【0036】ユーザ管理部10は、システムにログイン中
のユーザへのメッセージ送出順序を管理するため、ログ
インユーザに対応するユーザ管理テーブル19を、次ユー
ザ管理テーブルアドレス19fにより順番に連結し、先頭
ユーザ管理テーブル19のテーブルアドレスをログインユ
ーザリスト記憶領域20へ格納する。また最後尾に位置す
るユーザ管理テーブル19の次ユーザ管理テーブルアドレ
ス19fには、例えば最後尾を表す零を登録する。
【0037】図5はユーザ管理部10の構成図である。ユ
ーザ管理部10は、ログイン検出部14,ユーザ通知制御部
15,グループ通知制御部16,受信確認制御部17、そして
時刻監視部18からなる。ログイン検出部14は、ユーザが
クライアント2からユーザ名をキー入力してログインし
た時、LAN12上を流れるログイン情報(以下ログイン
フレームとする)を検出し、ログインしたユーザ宛のF
AX受信文書が存在するならば、FAX受信を通知する
機能を有する。ユーザ通知制御部15は、FAX受信文書
の配送宛先に指定されたユーザがログインしている場
合、そのユーザへFAX受信を通知する機能を有する。
グループ通知制御部16は、FAX受信文書の配送宛先に
指定されたユーザがログインしていない場合、近傍に位
置するログインユーザへFAX受信を通知する機能を有
する。受信確認制御部17は、配送宛先不明の文書に関し
て、ユーザへ配送宛先の確認を依頼する機能を有する。
時刻監視部18は、タイマまたは時計機能等の時間計時手
段を備え、周期的にグループ通知制御部16及び受信確認
制御部17を起動する機能を有する。
【0038】図6は、本発明のユーザ管理部10における
ユーザ通知制御部15の動作を示すフローチャートであ
る。ユーザ通知制御部15は、配送情報検出部9からユー
ザ管理部10へ通知された配送宛先(ユーザ番号)を基に、
動作を開始する。
【0039】まずユーザ通知制御部15は、配送情報検出
部9から通知された配送宛先のユーザ番号を参照し、ユ
ーザ番号が確認できたか否かを判定する(ステップ60
1)。ユーザ通知制御部15は、ユーザ番号が未確認なら
ば、受信確認制御部17へ処理を委ねるため動作を終え
る。一方ユーザ番号が確認できた場合、ユーザ通知制御
部15は、同一のユーザ番号19bを有するユーザ管理テー
ブル19を検索するため、配送情報検出部9から通知され
たユーザ番号とユーザ管理テーブル19のユーザ番号19b
を比較する処理(ステップ602)と、参照対象を次のユー
ザ管理テーブル19へ移動する処理(ステップ604)を、全
てのユーザ管理テーブル19(ログインユーザリスト20に
連結されたユーザ管理テーブル19と連結されていないユ
ーザ管理テーブル19)を参照するまで繰返す(ステップ60
3)。ステップ603においてユーザ通知制御部15が、全て
のユーザ管理テーブル19を参照しても、同一のユーザ番
号19bを有するユーザ管理テーブル19を検索できなかっ
た場合は、未定義のユーザ番号と判断して、受信確認制
御部17へ処理を委ねるため動作を終える。上記検索処理
を繰返し、ステップ602において同一のユーザ番号19bを
有するユーザ管理テーブル19を検索した場合、ユーザ通
知制御部15は、検索したユーザ管理テーブル19のユーザ
名19aとグループ名19cを、受信文書に対応する文書管理
テーブル21のユーザ名21d及びグループ名21eに複写し
(ステップ605)、検索したユーザ管理テーブル19がログ
インユーザリスト20に連結されたものか確認する(ステ
ップ606)。ログインユーザリスト20に連結されていない
ユーザ管理テーブル19の場合、受信文書の宛先ユーザが
ログインしていないと判断して、グループ通知制御部16
へ処理を委ねるため動作を終える。一方ステップ606に
おいて、検索したユーザ管理テーブル19がログインユー
ザリスト20に連結されている場合、ユーザ通知制御部15
は、ユーザ管理テーブル19のクライアントアドレス19e
に対応するクライアント2へ、FAX受信を通知するユ
ーザ受信メッセージを送信し(ステップ607)、受信文書
に対応する文書管理テーブル21の受信通知フラグ21fに
通知済みを登録した後(ステップ608)、動作を終える。
【0040】図7は、本発明のユーザ管理部10における
グループ通知制御部16の動作を示すフローチャートであ
る。グループ通知制御部16は、時刻監視部18からの起動
要求により、周期的に動作を開始する。
【0041】まずグループ通知制御部16は、最初の文書
管理テーブル21の受信通知フラグ21fを参照し、FAX
受信通知が既に行われているか確認する(ステップ70
1)。受信通知フラグ21fが通知済みを表す場合、グルー
プ通知制御部16は、参照対象を次の文書管理テーブル21
へ移動し(ステップ711)、全ての文書管理テーブル21を
参照するまで(ステップ710)、受信通知フラグ21fの確認
(ステップ701)を繰返す。ステップ701において、受信通
知フラグ21fが未通知を表す文書管理テーブル21を検出
した場合、次にグループ通知制御部16は、ログインして
いるユーザの内、検出した文書管理テーブル21に登録さ
れたグループに所属するユーザを検索する。このためグ
ループ通知制御部16は、検出した文書管理テーブル21に
登録されたグループ名21eとユーザ管理テーブル19のグ
ループ名19cを比較する処理(ステップ702)と、参照対象
を次のユーザ管理テーブル19へ移動する処理(ステップ7
04)を、ログインユーザリスト20に連結された順に繰返
す(ステップ703)。ステップ703においてグループ通知制
御部16が、ログインユーザリスト20に連結された全ての
ユーザ管理テーブル19を参照しても、同一のグループ名
19cを有するユーザ管理テーブル19を検索できなかった
場合は、同一のグループに属するログインユーザが存在
しないと判断して、次周期に処理を委ね、次の文書に関
する処理を繰返す(ステップ710)。一方、ステップ702に
おいて同一のグループ名19cを有するユーザ管理テーブ
ル19を検索した場合、グループ通知制御部16は、検索し
たユーザ管理テーブル19をログインユーザリスト20に連
結されたユーザ管理テーブル19の最後尾に移動する(ス
テップ705)。このためグループ通知制御部16は、検索し
たユーザ管理テーブル19の次ユーザ管理テーブルアドレ
ス19fを、1つ前のユーザ管理テーブル19の次ユーザ管
理テーブルアドレス19f(先頭のユーザ管理テーブル19の
場合はログインユーザリスト20)に複写した後、検索し
たユーザ管理テーブル19の次ユーザ管理テーブルアドレ
ス19fに最後尾を表す零を登録する。次にグループ通知
制御部16は、ログインユーザリスト20に連結されたユー
ザ管理テーブル19を辿り、最後尾のユーザ管理テーブル
19の次ユーザ管理テーブルアドレス19f(他にログインユ
ーザが存在しない場合はログインユーザリスト20)に処
理対象であるユーザ管理テーブル19のアドレスを登録す
る。上記したユーザ管理テーブル19の移動処理を終えた
後、グループ通知制御部16は、移動したユーザ管理テー
ブル19のクライアントアドレス19eに対応するクライア
ント2へ、近傍のユーザに対してFAXの受信通知を依
頼するグループ受信メッセージを通知して(ステップ70
6)、ある一定期間、返答を待つ(ステップ707,708)。ス
テップ708において、返答の待ち時間が一定期間を経過
した場合、グループ通知制御部16は、ユーザが何らかの
事情(例えば離席等)によりグループ受信メッセージを無
視したものと判断して、ステップ703へ移行し、同一の
グループに属する別のログインユーザを検索する。一方
ステップ707において、クライアント2のユーザからFA
X受信の通知済みを表す返答を検出した場合、受信文書
に対応する文書管理テーブル21の受信通知フラグ21fに
通知済みを登録した後(ステップ709)、次の文書に関す
る処理を繰返す(ステップ710)。ステップ710において、
グループ通知制御部16は、全ての文書管理テーブル21に
関して処理した後、動作を終える。
【0042】図8は、本発明のユーザ管理部10における
受信確認制御部17の動作を示すフローチャートである。
受信確認制御部17は、時刻監視部18からの起動要求によ
り、周期的に動作を開始する。
【0043】まず受信確認制御部17は、最初の文書管理
テーブル21のユーザ名21dを参照し、配送宛先が確定し
ているか確認する(ステップ801)。ユーザ名が既に登録
されている場合、受信確認制御部17は、参照対象を次の
文書管理テーブル21へ移動し(ステップ816)、全ての文
書管理テーブル21を参照するまで(ステップ815)、ユー
ザ名21dの確認(ステップ801)を繰返す。ステップ801に
おいてユーザ名21dが未確定(ヌル文字列)の文書管理テ
ーブル21を検出した場合、次に受信確認制御部17は、ロ
グインしているユーザの内、他人のFAX受信文書を参
照する権利を持つユーザを検索する。このため受信確認
制御部17は、ユーザ管理テーブル19の参照権フラグ19d
を参照する処理(ステップ802)と、参照対象を次のユー
ザ管理テーブル19へ移動する処理(ステップ804)を、ロ
グインユーザリスト20に連結された順に繰返す(ステッ
プ803)。ステップ803において受信確認制御部17が、ロ
グインユーザリスト20に連結された全てのユーザ管理テ
ーブル19を参照しても、参照権あり(非零)が登録された
参照権フラグ19dを有するユーザ管理テーブル19を検索
できなかった場合は、他人のFAX受信文書への参照権
を有するログインユーザが存在しないと判断して、次周
期に処理を委ね、動作を終える。一方、ステップ802に
おいて参照権ありが登録された参照権フラグ19dを有す
るユーザ管理テーブル19を検索した場合、受信確認制御
部17は、検索したユーザ管理テーブル19をログインユー
ザリスト20に連結されたユーザ管理テーブル19の最後尾
に移動する(ステップ805)。この処理は、図7のステッ
プ705に示したグループ通知制御部16の処理と同一であ
る。次に受信確認制御部17は、移動したユーザ管理テー
ブル19のクライアントアドレス19eに対応するクライア
ント2へ、配送宛先不明のFAX受信文書に関して配送
宛先の確認を促す受信確認メッセージを通知して(ステ
ップ806)、ある一定期間、返答を待つ(ステップ807,80
8,809)。ステップ809において返答の待ち時間が一定期
間を経過した場合、受信確認制御部17は、ユーザが何ら
かの事情(例えば離席等)により受信確認メッセージを無
視したものと判断して、ステップ803へ移行し、参照権
を有する別のログインユーザを検索する。一方ステップ
807において、クライアント2のユーザから受信文書の配
送宛先ユーザ名を表す返答を検出した場合、受信確認制
御部17は、検出したユーザ名と同一のユーザ名19aを有
するユーザ管理テーブル19を検索して、ユーザ名19aと
グループ名19cを、受信文書に対応する文書管理テーブ
ル21のユーザ名21d及びグループ名21eに複写し(ステッ
プ810)、検索したユーザ管理テーブル19がログインユー
ザリスト20に連結されたものか確認する(ステップ81
1)。ログインユーザリスト20に連結されていないユーザ
管理テーブル19の場合、受信文書の宛先ユーザがログイ
ンしていないと判断して、グループ通知制御部16へ処理
を委ねるため動作を終える。一方ステップ811におい
て、検索したユーザ管理テーブル19がログインユーザリ
スト20に連結されている場合、受信確認制御部17は、ユ
ーザ管理テーブル19のクライアントアドレス19eに対応
するクライアント2へ、FAX受信を通知するユーザ受
信メッセージを送信し(ステップ812)、受信文書に対応
する文書管理テーブル21の受信通知フラグ21fに通知済
みを登録した後(ステップ813)、次の文書に関する処理
を繰返す(ステップ815)。またステップ808においてクラ
イアント2のユーザから受信文書の出力要求を表す返答
を検出した場合、受信確認制御部17は、文書管理部11に
対し、処理中の文書の印刷を指示し(ステップ814)、次
の文書に関する処理を繰返す(ステップ815)。ステップ8
15において、受信確認制御部17は、全ての文書管理テー
ブル21に関して処理した後、動作を終える。
【0044】図9は、本発明のユーザ管理部10における
ログイン検出部14の動作を示すフローチャートである。
ログイン検出部14は、ユーザがクライアント2からログ
インした時、LAN12上を流れるログインフレームを検
出して動作を開始する。
【0045】まずログイン検出部14は、検出したログイ
ンフレームからユーザ名とログインしたクライアント2
のLANアドレスを取出し、同一のユーザ名19aを有す
るユーザ管理テーブル19を検索して、ログインフレーム
から取出したクライアント2のLANアドレスを、検索
したユーザ管理テーブル19のクライアントアドレス19e
に登録する(ステップ901)。次にログイン検出部14は、
最初の文書管理テーブル21のユーザ名21dを参照し、ロ
グインフレームから取出したユーザ名と同一か確認する
(ステップ902)。異なるユーザ名21dを有する文書の場
合、ログイン検出部14は、参照対象を次の文書管理テー
ブル21へ移動し(ステップ904)、全ての文書管理テーブ
ル21を参照するまで(ステップ903)、ユーザ名21dの確認
(ステップ902)を繰返す。ステップ902において同一のユ
ーザ名21dを有する文書管理テーブル21を検出した場
合、ログイン検出部14は、ログインユーザリスト20に連
結されたユーザ管理テーブル19の最後尾に接続する(ス
テップ905)。このためログイン検出部14は、ログインユ
ーザリスト20に連結されたユーザ管理テーブル19を辿
り、最後尾のユーザ管理テーブル19の次ユーザ管理テー
ブルアドレス19f(他にログインユーザが存在しない場合
はログインユーザリスト20)に処理対象であるユーザ管
理テーブル19のアドレスを登録し、さらに処理対象であ
るユーザ管理テーブル19の次ユーザ管理テーブルアドレ
ス19fに最後尾を表す零を登録する。次にログイン検出
部14は、ユーザ管理テーブル19のクライアントアドレス
19eに対応するクライアント2へ、FAX受信を通知する
ユーザ受信メッセージを送信し(ステップ906)、受信文
書に対応する文書管理テーブル21の受信通知フラグ21f
に通知済みを登録した後(ステップ907)、次の文書に関
する処理を繰返す(ステップ903)。ステップ903におい
て、ログイン検出部14は、全ての文書管理テーブル21に
関して処理した後、動作を終える。
【0046】以上説明した実施例において、ステップ60
7,812,906で説明したユーザ受信メッセージの送出
時、ユーザ管理部10は、送信ユーザの名称、及び文書管
理テーブル21の文書番号21aを付属情報として送出す
る。またステップ706で説明したグループ受信メッセー
ジの送出時、ユーザ管理部10は、送信ユーザの名称、及
び文書管理テーブル21のユーザ名21dを付属情報として
送出する。さらにステップ806で説明した受信確認メッ
セージの送出時、ユーザ管理部10は、送信ユーザの名称
を付属情報として送出する。送信ユーザの名称は、FA
X通信手順中に送信側FAXから受信した情報を取出し
たものであり、例えばG3FAX通信手順における送信
端末識別信号(TSI)等に含まれる。
【0047】次に、本実施例におけるクライアント2の
動作を説明する。
【0048】本実施例のクライアント2は、FAXサー
バ1から上記したメッセージを受信した時、ディスプレ
イ上に新たな矩形領域(以下ウィンドウとする)を生成
し、ウィンドウ内に受信したメッセージに対応する情報
を表示することにより、ユーザにFAX受信を通知する
ものである。
【0049】図10から12に、FAXサーバ1からの
各種メッセージを受信してクライアント2がディスプレ
イ22に表示するウィンドウの例を示す。図10はステッ
プ607,812,906のユーザ受信メッセージ、図11はス
テップ706のグループ受信メッセージ、図12はステッ
プ806の受信確認メッセージに対応する表示例である。
【0050】図10から12において、23,25,26は、
受信したメッセージの付属情報を表示したものであり、
23は送信側ユーザ名称、25は文書番号、26はユーザ名で
ある。また24,27,28は、マウス等のポインティングデ
バイスのためのボタン表示である。
【0051】図10に示すFAX受信メッセージが表示
された場合、ユーザは確認ボタン24をマウス等でポイン
ティングすることにより、FAX受信メッセージのウィ
ンドウを閉じる。続いてクライアント2は、FAXサー
バ1の文書管理部11に対し、表示された文書番号25に対
応する文書の読込を要求し、転送された文書データをデ
ィスプレイ22に表示して、ユーザに処理を促す。
【0052】また図11に示すFAX受信メッセージが
表示された場合、ユーザは、表示されたユーザに口頭で
FAXの受信を伝達した後、確認ボタン24をマウス等で
ポインティングすることにより、FAX受信メッセージ
のウィンドウを閉じて、中断した業務を再開する。
【0053】また図12(a)に示すFAX受信メッセー
ジが表示された場合、ユーザは確認ボタン24をマウス等
でポインティングする。続いてクライアント2は、FA
Xサーバ1の文書管理部11に対し、文書の読込を要求
し、図12(b)に示すように、転送された文書データを
ディスプレイ22に表示する。ユーザは、ディスプレイ22
に表示された文書データを確認し、ユーザ名ボタン27を
マウス等でポインティングした後、受信文書を受取るべ
きユーザ名をキーボードから入力することにより、FA
Xサーバ1のユーザ管理部10へ配送宛先を通知する。ま
た印刷ボタン28をポインティングすると、身近のプリン
タからFAX受信文書が出力される。
【0054】また本実施例のFAXシステムは、FAX
サーバ1からのメッセージ受信に対応して、クライアン
ト2がディスプレイ表示するものである。しかしクライ
アント2が定期的にFAXサーバ1へメッセージの確認を
繰返し、メッセージが存在する時、ディスプレイ表示を
実行するよう制御しても良い。
【0055】以上説明したように本実施例のユーザ通知
制御部15は、FAX受信文書を受取るべきユーザがクラ
イアント2からログインしている時、FAX受信を通知
し、ログイン検出部14は、新たにログインしたユーザ宛
に対してFAX受信を通知する。さらにグループ通知制
御部16は、FAX受信文書を受取るべきユーザがログイ
ンしていない時、近傍に位置する他のユーザへFAX受
信の依頼を通知するため、システムにログインしていな
いユーザでも、近傍のユーザからFAXの受信を口頭に
より伝達してもらうことが可能となる。また受信確認制
御部17は、宛先不明のFAX受信文書に関して、ログイ
ンユーザの内、他人のFAX受信文書を参照する権利を
有するユーザに対して、配送宛先の確認を依頼する。こ
のため、多数のユーザにFAX受信文書を参照されるこ
とはなく、機密性を向上させることが可能である。
【0056】さらに本実施例のFAXシステムは、ログ
インユーザリスト20によりメッセージを送出するユーザ
の選択順序を管理し、グループ通知制御部16及び受信確
認制御部17が送出する各FAX受信通知メッセージを、
複数のログインユーザへ均等に配分する。このため、連
続的にFAX文書を受信しても、特定ユーザに対して負
荷が集中することはなく、複数のユーザへ負荷を分散す
ることが可能となる。
【0057】また本実施例において、ログインしていな
いユーザ宛の受信文書に関して、宛先ユーザと同一のグ
ループに登録されている他のログインユーザへ、受信の
通知を依頼するメッセージを送出する機能は、FAX通
信に限らず、電子メール通信においても適用可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、配送宛先のユーザがロ
グインしている場合、FAXの受信を通知する情報を送
信し、ログインしていない場合、配送宛先のユーザと同
一のグループに登録されている他のログインユーザを検
索し、FAX受信の通知を依頼する情報を送信する。一
方配送宛先を検出できなかった場合、他のログインユー
ザを検索し、FAX受信文書の配送宛先の確認を依頼す
る情報を送信する。このため、宛先不明のFAX受信文
書及びログインしていないユーザに対するFAX受信文
書に関しても、ユーザへ受信を通知することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるFAXシステムの構成図であ
る。
【図2】文書管理ファイルの情報説明図である。
【図3】文書中への配送宛先の記載例を示す図である。
【図4】ユーザ管理ファイルの情報説明図である。
【図5】ユーザ管理部の構成図である。
【図6】ユーザ通知制御部の動作フローチャートであ
る。
【図7】グループ通知制御部の動作フローチャートであ
る。
【図8】受信確認制御部の動作フローチャートである。
【図9】ログイン検出部の動作フローチャートである。
【図10】ユーザ受信メッセージの表示例を示す図であ
る。
【図11】グループ受信メッセージの表示例を示す図で
ある。
【図12】受信確認メッセージの表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…FAXサーバ、2…クライアント、3…主制御部、
4…画像ファイル、5…文書管理ファイル、6…ユーザ
管理ファイル、7…LAN制御部、8…通信制御部、9
…配送情報検出部、10…ユーザ管理部、11…文書管
理部、12…LAN、13…公衆回線、14…ログイン
検出部、15…ユーザ通知制御部、16…グループ通知
制御部、17…受信確認制御部、18…時刻監視部、1
9…ユーザ管理テーブル、20…ログインユーザリス
ト、21…文書管理テーブル。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つのFAXサーバとクライア
    ントとなるパーソナルコンピュータまたはワークステー
    ションをLANに接続したFAXシステムにおいて、F
    AXサーバは、公衆回線を介して相手FAXと通信する
    通信制御部と、通信画像データを蓄積する記憶装置と、
    LANを介してクライアントとのデータ伝送を実行する
    LAN制御部を有すると共に、FAX通信手順情報また
    は文書情報から受信文書の配送宛先を抽出する配送情報
    検出部と、各ユーザのステータス、通信手順情報から抽
    出した配送宛先とユーザ名の対応関係、ユーザが所属す
    るグループ名、セキュリティ情報を記憶するユーザ管理
    ファイルと、配送宛先の有無または配送宛先に該当する
    ユーザのステータスから選択したFAX受信メッセージ
    をクライアントへ通知するユーザ管理部を有することを
    特徴とするFAXシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のFAXシステムにおいて、
    ユーザ管理部は、配送情報検出部が抽出した配送宛先の
    ユーザがログインしている場合、FAXの受信を通知す
    る情報を送信し、ログインしていない場合、宛先ユーザ
    と同一のグループに登録されている他のログインユーザ
    を検索し、FAX受信の通知を依頼する情報を送信する
    ことを特徴とするFAXシステム。
  3. 【請求項3】少なくとも1つのメールサーバとクライア
    ントとなるパーソナルコンピュータまたはワークステー
    ションをLANに接続した電子メールシステムにおい
    て、メールサーバは、LANを介してクライアントとの
    データ伝送を実行するLAN制御部と、メール文書デー
    タを蓄積する記憶装置を有すると共に、通信手順情報か
    らメールの配送宛先を抽出する配送情報検出部と、各ユ
    ーザのステータス、ユーザが所属するグループ名を記憶
    するユーザ管理ファイルと、宛先ユーザがログインして
    いる場合、メールの受信を通知する情報を送信し、ログ
    インしていない場合、配送宛先のユーザと同一のグルー
    プに登録されている他のログインユーザを検索し、メー
    ル受信の通知を依頼する情報を送信するユーザ管理部を
    有することを特徴とする電子メールシステム。
  4. 【請求項4】請求項1記載のFAXシステムにおいて、
    ユーザ管理部は、配送情報検出部が配送宛先を抽出でき
    なかった場合、他のログインユーザを検索し、FAX受
    信文書の配送宛先確認を依頼する情報を送信することを
    特徴とするFAXシステム。
  5. 【請求項5】請求項1記載のFAXシステムにおいて、
    ユーザ管理部は、配送情報検出部が配送宛先を抽出でき
    なかった場合、他のログインユーザの内、他人宛のFA
    X受信文書への参照を許可されたユーザを検索し、FA
    X受信文書の配送宛先の確認を依頼する情報を送信する
    ことを特徴とするFAXシステム。
  6. 【請求項6】請求項2,3,4、または5記載のユーザ
    管理部は、ログインしていないユーザに対してFAXま
    たはメール受信の通知を依頼する情報を送信するユーザ
    の選択時、またはFAX受信文書の配送宛先の確認を依
    頼する情報を送信するユーザの選択時、ユーザ選択の順
    序を記憶して、依頼情報を送信するユーザを均等に配分
    することを特徴とするFAXシステム。
  7. 【請求項7】請求項1記載のFAXシステムにおいて、
    配送情報検出部は、送信側FAXから親展受信を受けた
    時、続いて受信する親展パスワード情報を配送宛先とし
    て抽出し、ユーザ管理部は、ユーザ管理ファイルを参照
    し、抽出した親展パスワード情報に対応するユーザを検
    索した後、FAX受信メッセージを通知することを特徴
    とするFAXシステム。
  8. 【請求項8】請求項1記載のFAXシステムにおいて、
    配送情報検出部は、送信側FAXからメールボックス受
    信を受けた時、続いて受信するメールボックス番号情報
    を配送宛先として抽出し、ユーザ管理部は、ユーザ管理
    ファイルを参照し、抽出したメールボックス番号情報に
    対応するユーザを検索した後、FAX受信メッセージを
    通知することを特徴とするFAXシステム。
  9. 【請求項9】請求項1記載のFAXシステムにおいて、
    配送情報検出部は、ISDN接続のFAXから受信した
    時、続いて受信するISDNサブアドレス情報を配送宛
    先として抽出し、ユーザ管理部は、ユーザ管理ファイル
    を参照し、抽出したISDNサブアドレス情報に対応す
    るユーザを検索した後、FAX受信メッセージを通知す
    ることを特徴とするFAXシステム。
  10. 【請求項10】請求項1記載のFAXシステムにおい
    て、配送情報検出部は、FAX受信を受けた時、続いて
    受信する画像情報から枠で囲まれた領域を抽出し、さら
    に必要に応じて抽出した枠内の画像データを適切なサイ
    ズに拡大または縮小処理を施した後、配送宛先として枠
    内の画像データを文字認識し、ユーザ管理部は、ユーザ
    管理ファイルを参照し、文字認識した配送宛先に対応す
    るユーザを検索した後、FAX受信メッセージを通知す
    ることを特徴とするFAXシステム。
JP50A 1993-01-25 1993-01-25 Faxシステム及び電子メールシステム Pending JPH06225059A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06225059A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 Faxシステム及び電子メールシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06225059A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 Faxシステム及び電子メールシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06225059A true JPH06225059A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11729425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50A Pending JPH06225059A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 Faxシステム及び電子メールシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06225059A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06233041A (ja) * 1993-02-01 1994-08-19 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリサーバ装置
JPH07123231A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Canon Inc ファクシミリシステム
JPH08204727A (ja) * 1995-01-24 1996-08-09 Canon Inc Lanシステム
JP2008035245A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Casio Comput Co Ltd 印刷データ処理システム
JP2008193623A (ja) * 2007-02-08 2008-08-21 Kyocera Mita Corp ネットワークファクシミリ装置及び画像形成装置
JP2012194940A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Ricoh Co Ltd データ処理装置、プログラムおよび記録媒体

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06233041A (ja) * 1993-02-01 1994-08-19 Fuji Xerox Co Ltd ファクシミリサーバ装置
JPH07123231A (ja) * 1993-10-26 1995-05-12 Canon Inc ファクシミリシステム
JPH08204727A (ja) * 1995-01-24 1996-08-09 Canon Inc Lanシステム
JP2008035245A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Casio Comput Co Ltd 印刷データ処理システム
JP2008193623A (ja) * 2007-02-08 2008-08-21 Kyocera Mita Corp ネットワークファクシミリ装置及び画像形成装置
JP2012194940A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Ricoh Co Ltd データ処理装置、プログラムおよび記録媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7852505B2 (en) Network system and control method of the same
EP3483762B1 (en) User authentication method and program, and image forming apparatus
JP3454855B2 (ja) ファクシミリサーバシステム
US7031003B2 (en) Image processing apparatus, control method of image processing apparatus, and storage medium
JP2000083232A (ja) 通信装置、情報処理装置、通信システム、通信方法、及び記憶媒体
US8208153B2 (en) Image processing apparatus, function offering method and computer program product
US20040218213A1 (en) Printing system, and printing control method and apparats
US10075597B2 (en) Image processing apparatus having file server function, and control method and storage medium therefor
US20050162706A1 (en) Network facsimile machine and network facsimile communication method
US7457839B2 (en) Selective rejection of access to parameters of an option application detachable from an embedded apparatus including web server function
JPH06225059A (ja) Faxシステム及び電子メールシステム
US8264713B2 (en) Image forming apparatus, image forming method, and information processing apparatus
EP2046014A2 (en) Image data management device, and method and computer program therefor
JP3599718B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH11239235A (ja) データ処理装置、方法及びプログラムを格納した記憶媒体
JPH1188641A (ja) ファクシミリ情報管理装置
JP2006060868A (ja) データ処理装置、方法及びプログラムを格納した記憶媒体
JP3703275B2 (ja) データ処理装置、方法及び記憶媒体
JPH11327376A (ja) リモートコピーシステムおよびリモートコピー方法
JPH11134163A (ja) データ処理装置、方法及びプログラムを格納した記憶媒体
JP2002073474A (ja) 電子メール送信装置、電子メール送信方法、および、電子メール送信プログラムを記憶したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2023071227A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
JPH1198303A (ja) 画像通信装置、データ処理方法及びプログラムを格納した記憶媒体
JP2003244389A (ja) ファクシミリ着信処理方法及びファクシミリ通信システム並びにプログラム
US20020165965A1 (en) Contention management apparatus and method