JPH06224879A - スペクトラム拡散通信用送信機および該送信機用lsi - Google Patents
スペクトラム拡散通信用送信機および該送信機用lsiInfo
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- JPH06224879A JPH06224879A JP5025938A JP2593893A JPH06224879A JP H06224879 A JPH06224879 A JP H06224879A JP 5025938 A JP5025938 A JP 5025938A JP 2593893 A JP2593893 A JP 2593893A JP H06224879 A JPH06224879 A JP H06224879A
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- fsk
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- clock
- modulation
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
Abstract
(57)【要約】
【目的】 広い温度範囲で高感度の送信が行なえ、かつ
高速ディジタル信号伝送時にもジッタやビットエラーの
問題のないスペクトラム拡散通信を行なう。 【構成】 シリアルディジタルデータをその各ビットの
レベルに対応して周波数を切り換えるFSK変調しその
FSK変調信号をスペクトラム拡散変調して送信するス
ペクトラム拡散通信用送信機において、前記FSK変調
するためのFSK変調部1をダイレクトディジタルシン
セサイザで構成し、かつ前記各ビットの少なくとも一方
のレベルに対応するFSK信号の周波数をスペクトラム
拡散変調用のPNコードに同期させる同期回路19を設
ける。
高速ディジタル信号伝送時にもジッタやビットエラーの
問題のないスペクトラム拡散通信を行なう。 【構成】 シリアルディジタルデータをその各ビットの
レベルに対応して周波数を切り換えるFSK変調しその
FSK変調信号をスペクトラム拡散変調して送信するス
ペクトラム拡散通信用送信機において、前記FSK変調
するためのFSK変調部1をダイレクトディジタルシン
セサイザで構成し、かつ前記各ビットの少なくとも一方
のレベルに対応するFSK信号の周波数をスペクトラム
拡散変調用のPNコードに同期させる同期回路19を設
ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルデータの伝
送を行なうためのスペクトラム拡散通信用送信機および
その送信機に用いられるLSIに関し、特に簡易な構成
で高速のデータ伝送を行なうことができるスペクトラム
拡散通信用送信機およびこのような送信機を小型かつ低
消費電力に構成するためのLSIに関する。
送を行なうためのスペクトラム拡散通信用送信機および
その送信機に用いられるLSIに関し、特に簡易な構成
で高速のデータ伝送を行なうことができるスペクトラム
拡散通信用送信機およびこのような送信機を小型かつ低
消費電力に構成するためのLSIに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるスペクトラム拡散通信(SS
C)方式は、拡散符号(PNコード)を用いて伝送信号
の周波数スペクトルを広くして通信する方式であり、単
位周波数当たりの送信電力密度が極めて少なくて済み、
秘話、秘匿および対妨害性に優れている。スペクトラム
拡散通信において、送信機側では、例えば送信すべきデ
ィジタルデータをPN(疑似雑音)コードを用いて広い
周波数帯に拡散(すなわち拡散変調)して送信する。受
信機側においては、送信機側のPNコードとイメージ関
係にあるPNコード(以下、SS参照信号という)を作
成し、そのSS参照信号と受信信号との相関をとって、
相関ピークの列を得る。この相関ピーク列を検波および
波形整形して復調する。相関をとる相関器としては、例
えばSAW(弾性表面波)コンボルバやマッチドフィル
タなどのSAWデバイスを用いることができる。
C)方式は、拡散符号(PNコード)を用いて伝送信号
の周波数スペクトルを広くして通信する方式であり、単
位周波数当たりの送信電力密度が極めて少なくて済み、
秘話、秘匿および対妨害性に優れている。スペクトラム
拡散通信において、送信機側では、例えば送信すべきデ
ィジタルデータをPN(疑似雑音)コードを用いて広い
周波数帯に拡散(すなわち拡散変調)して送信する。受
信機側においては、送信機側のPNコードとイメージ関
係にあるPNコード(以下、SS参照信号という)を作
成し、そのSS参照信号と受信信号との相関をとって、
相関ピークの列を得る。この相関ピーク列を検波および
波形整形して復調する。相関をとる相関器としては、例
えばSAW(弾性表面波)コンボルバやマッチドフィル
タなどのSAWデバイスを用いることができる。
【0003】このようなスペクトラム拡散通信装置とし
て、例えば坪内らによる「SAWコンボルバを用いた非
同期型SSCトランシーバ」(電子情報通信学会スペク
トル拡散通信研究会、1988年4月1,2日、SS8
8−7)には、VCO(電圧制御発振器)を用いてFS
K変調(一次変調)を行ない、PNコードにより直接拡
散変調(二次変調)をして送信する送信機が開示されて
いる。また、受信信号からノイズを除去して信号増幅す
るフロントエンド部と、PNコードとの相関をとる相関
部と、相関部からの出力をエンベローブ検波する検波部
と、検波出力を波形整形する波形整形部を備えた受信機
が開示されている。
て、例えば坪内らによる「SAWコンボルバを用いた非
同期型SSCトランシーバ」(電子情報通信学会スペク
トル拡散通信研究会、1988年4月1,2日、SS8
8−7)には、VCO(電圧制御発振器)を用いてFS
K変調(一次変調)を行ない、PNコードにより直接拡
散変調(二次変調)をして送信する送信機が開示されて
いる。また、受信信号からノイズを除去して信号増幅す
るフロントエンド部と、PNコードとの相関をとる相関
部と、相関部からの出力をエンベローブ検波する検波部
と、検波出力を波形整形する波形整形部を備えた受信機
が開示されている。
【0004】このような通信装置においては、FSK信
号の一方、例えば伝送すべきディジタルデータ(ベース
バンド情報)が“H”レベルに相当する側のFSK信号
を周波数変換および逓倍した周波数を搬送(中心)周波
数とみなして伝送を行なう。このため、受信側では伝送
すべきデータがその中心周波数で送信されてくるものと
して前記SS参照信号を形成し受信信号との相関をと
る。
号の一方、例えば伝送すべきディジタルデータ(ベース
バンド情報)が“H”レベルに相当する側のFSK信号
を周波数変換および逓倍した周波数を搬送(中心)周波
数とみなして伝送を行なう。このため、受信側では伝送
すべきデータがその中心周波数で送信されてくるものと
して前記SS参照信号を形成し受信信号との相関をと
る。
【0005】ところが、VCOは主にLC発振器に可変
容量素子(バリキャップ)を用いて周波数をコントロー
ルするものである。L、Cを用いることで温度変化に対
する周波数変化や高速ディジタル信号伝送時のジッタの
問題があった。
容量素子(バリキャップ)を用いて周波数をコントロー
ルするものである。L、Cを用いることで温度変化に対
する周波数変化や高速ディジタル信号伝送時のジッタの
問題があった。
【0006】VCOの発振周波数が変化して搬送周波数
が変化すると、受信機側の相関出力は極端に低下する。
図5は送信機側の搬送周波数を変化させながら、中心周
波数を200MHzとしてSS参照信号を形成した受信
機で受信した場合の相関出力レベルを示す。搬送周波数
が僅か0.05%(0.1MHz)変化しただけで相関
出力レベルが10〜12dBも下がることがわかる。
が変化すると、受信機側の相関出力は極端に低下する。
図5は送信機側の搬送周波数を変化させながら、中心周
波数を200MHzとしてSS参照信号を形成した受信
機で受信した場合の相関出力レベルを示す。搬送周波数
が僅か0.05%(0.1MHz)変化しただけで相関
出力レベルが10〜12dBも下がることがわかる。
【0007】なお、高速ディジタル信号伝送時のジッタ
の問題は、本願出願人が特開平4−302553号で提
案したように、FSK変調をダイレクトディジタルシン
セサイザ(以下、DDSという)を用いて行なうことに
より解決できる。さらに、DDSを駆動するためのクロ
ックの発生源として水晶発振器を用いることで上記の周
波数変化の問題も解決することができる。
の問題は、本願出願人が特開平4−302553号で提
案したように、FSK変調をダイレクトディジタルシン
セサイザ(以下、DDSという)を用いて行なうことに
より解決できる。さらに、DDSを駆動するためのクロ
ックの発生源として水晶発振器を用いることで上記の周
波数変化の問題も解決することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにFSK変調
部に水晶発振器とDDSを用いることにより温度変化に
対する周波数変化や高速ディジタル信号伝送時のジッタ
の問題を解決することができるが、この場合でもさらに
高速ディジタル信号伝送時にビットエラーの発生頻度が
比較的高いという問題があることがわかった。
部に水晶発振器とDDSを用いることにより温度変化に
対する周波数変化や高速ディジタル信号伝送時のジッタ
の問題を解決することができるが、この場合でもさらに
高速ディジタル信号伝送時にビットエラーの発生頻度が
比較的高いという問題があることがわかった。
【0009】本発明は、上記従来例における問題点に鑑
みてなされたもので、広い温度範囲で高感度の送信が行
なえ、かつ高速ディジタル信号伝送時にもジッタやビッ
トエラーの問題のないスペクトラム拡散通信を行なうた
めの送信機およびこのような送信機を構成するために好
適なLSIを提供することを目的とする。
みてなされたもので、広い温度範囲で高感度の送信が行
なえ、かつ高速ディジタル信号伝送時にもジッタやビッ
トエラーの問題のないスペクトラム拡散通信を行なうた
めの送信機およびこのような送信機を構成するために好
適なLSIを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の送信機は、シリアルディジタルデータをそ
の各ビットのレベルに対応して周波数を切り換えるFS
K変調しそのFSK変調信号をスペクトラム拡散変調し
て送信するスペクトラム拡散通信用送信機であって、前
記FSK変調するためのFSK変調部がDDSを具備
し、かつ前記シリアルディジタルデータの少なくとも一
方のレベルに対応する周波数をスペクトラム拡散変調用
のPNコードに同期させたことを特徴とする。
め、本発明の送信機は、シリアルディジタルデータをそ
の各ビットのレベルに対応して周波数を切り換えるFS
K変調しそのFSK変調信号をスペクトラム拡散変調し
て送信するスペクトラム拡散通信用送信機であって、前
記FSK変調するためのFSK変調部がDDSを具備
し、かつ前記シリアルディジタルデータの少なくとも一
方のレベルに対応する周波数をスペクトラム拡散変調用
のPNコードに同期させたことを特徴とする。
【0011】本発明の好ましい実施例においては、前記
DDS用の第1のクロックを前記PNコード発生用の第
2のクロックに同期させる同期部を備え、前記FSK変
調部が前記DDSを構成する正弦波または余弦波メモリ
から位相が整数分の2π毎の正弦波または余弦波の振幅
値を前記第1のクロックに従って読み出すことにより前
記一方のレベルに対応する周波数の正弦波または余弦波
信号を形成する。前記第1のクロックの周波数fFSは、
m,nをそれぞれ整数とし、前記第2のクロックの周波
数をfPN、PNコードのチップ長を2n −1とすると、
2m ・fPN/(2n −1)である。また、前記FSK変
調部は、ほぼ2m ・fPN/(2n −1)で自励発振する
水晶発振器と、この水晶発振器の出力周波数を前記第2
のクロックに同期させる同期回路とを備えている。
DDS用の第1のクロックを前記PNコード発生用の第
2のクロックに同期させる同期部を備え、前記FSK変
調部が前記DDSを構成する正弦波または余弦波メモリ
から位相が整数分の2π毎の正弦波または余弦波の振幅
値を前記第1のクロックに従って読み出すことにより前
記一方のレベルに対応する周波数の正弦波または余弦波
信号を形成する。前記第1のクロックの周波数fFSは、
m,nをそれぞれ整数とし、前記第2のクロックの周波
数をfPN、PNコードのチップ長を2n −1とすると、
2m ・fPN/(2n −1)である。また、前記FSK変
調部は、ほぼ2m ・fPN/(2n −1)で自励発振する
水晶発振器と、この水晶発振器の出力周波数を前記第2
のクロックに同期させる同期回路とを備えている。
【0012】本発明のLSIは、ディジタルデータをF
SK変調しそのFSK変調信号をスペクトラム拡散変調
して送信するスペクトラム拡散通信用送信機に用いられ
るLSIであって、第1のクロックに従って前記FSK
変調信号を形成するDDSと、第2のクロックに従って
スペクトラム拡散変調用のPNコードを発生するPNコ
ード発生回路と、前記第1のクロックと第2のクロック
とを同期させる同期回路とを内蔵したことを特徴とす
る。
SK変調しそのFSK変調信号をスペクトラム拡散変調
して送信するスペクトラム拡散通信用送信機に用いられ
るLSIであって、第1のクロックに従って前記FSK
変調信号を形成するDDSと、第2のクロックに従って
スペクトラム拡散変調用のPNコードを発生するPNコ
ード発生回路と、前記第1のクロックと第2のクロック
とを同期させる同期回路とを内蔵したことを特徴とす
る。
【0013】
【作用および効果】DDSは、基本周波数発振器として
水晶発振器を用いることで、位相および周波数安定性に
優れ、出力周波数のスイッチング速度が速いという特徴
を有している。本発明ではFSK変調部がDDSを用い
て構成されるので、伝送速度が高速のデータに対しても
位相ジッタの少ない伝送を行なうことができる。さら
に、DDS駆動用のクロックを水晶発振器を用いたPN
コード発生用のクロックと同期させることにより温度安
定性を向上させて送受信感度の低下を防ぎ、かつビット
エラーを大幅に低減させることができる。
水晶発振器を用いることで、位相および周波数安定性に
優れ、出力周波数のスイッチング速度が速いという特徴
を有している。本発明ではFSK変調部がDDSを用い
て構成されるので、伝送速度が高速のデータに対しても
位相ジッタの少ない伝送を行なうことができる。さら
に、DDS駆動用のクロックを水晶発振器を用いたPN
コード発生用のクロックと同期させることにより温度安
定性を向上させて送受信感度の低下を防ぎ、かつビット
エラーを大幅に低減させることができる。
【0014】DDSとしては市販されているものを用い
ることもできるが、その場合、外部回路としてプロセッ
サが必要である。また、DDSの出力をPNコードと同
期させるために、周辺回路としてカウンタや位相検出器
等が必要となる。その結果、送信側の回路規模および消
費電力が大きくなり、電池駆動および携帯用として考え
た場合、大きな問題となる。
ることもできるが、その場合、外部回路としてプロセッ
サが必要である。また、DDSの出力をPNコードと同
期させるために、周辺回路としてカウンタや位相検出器
等が必要となる。その結果、送信側の回路規模および消
費電力が大きくなり、電池駆動および携帯用として考え
た場合、大きな問題となる。
【0015】そこで、DDSと、PNコード発生器と、
同期をとるための周辺回路の少なくとも一部とを1つの
LSIに内蔵させ、従来のDDSLSIに必要であった
プロセッサおよびプログラムをなくすことで、送信機を
小型化、軽量化、低消費電力化することができ、さら
に、操作、設定の簡単化および信頼性の向上を図ること
ができた。
同期をとるための周辺回路の少なくとも一部とを1つの
LSIに内蔵させ、従来のDDSLSIに必要であった
プロセッサおよびプログラムをなくすことで、送信機を
小型化、軽量化、低消費電力化することができ、さら
に、操作、設定の簡単化および信頼性の向上を図ること
ができた。
【0016】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明の実施例を説明
する。
する。
【0017】図1は、本発明の一実施例に係るSSC送
信機のブロック図である。同図のSSC送信機は、FS
K変調器(周波数偏移変調器)1、ミキサ(二重平衡変
調器)3、ローカル発振器5、逓倍器7、バンドパスフ
ィルタ(BPF)9、ミキサ11、PNコード発生器1
3、BPF15、送信アンテナ17および同期回路19
を具備する。
信機のブロック図である。同図のSSC送信機は、FS
K変調器(周波数偏移変調器)1、ミキサ(二重平衡変
調器)3、ローカル発振器5、逓倍器7、バンドパスフ
ィルタ(BPF)9、ミキサ11、PNコード発生器1
3、BPF15、送信アンテナ17および同期回路19
を具備する。
【0018】次に、以上のような構成を有するSSC送
信機の動作を説明する。
信機の動作を説明する。
【0019】図1において、FSK(MSKも含む)変
調器1は、DDSからなり、外部からシリアルに入力さ
れるディジタルデータを一次変調する。すなわち、入力
データの各ビットの2値信号のレベルに応じて異なる周
波数(f1 ,f2 とする)の信号を発生する。以下で
は、f1 =13MHz、f2 =13.5MHzとして説
明する。ここで、入力データは、音声のPCMデータま
たはコンピュータシステムや他のディジタル機器からの
送出データ等であり、特開平4−176226号に示さ
れるように、PNコード発生器13で発生するPNコー
ドと同期して入力される。また、そのデータ速度は例え
ば524kbps程度である。なお、従来のデータ通信
に用いられているモデムなどでは、伝送速度は例えば1
200〜9600bps程度である。
調器1は、DDSからなり、外部からシリアルに入力さ
れるディジタルデータを一次変調する。すなわち、入力
データの各ビットの2値信号のレベルに応じて異なる周
波数(f1 ,f2 とする)の信号を発生する。以下で
は、f1 =13MHz、f2 =13.5MHzとして説
明する。ここで、入力データは、音声のPCMデータま
たはコンピュータシステムや他のディジタル機器からの
送出データ等であり、特開平4−176226号に示さ
れるように、PNコード発生器13で発生するPNコー
ドと同期して入力される。また、そのデータ速度は例え
ば524kbps程度である。なお、従来のデータ通信
に用いられているモデムなどでは、伝送速度は例えば1
200〜9600bps程度である。
【0020】FSK変調器1から出力された13MHz
帯の信号は、ミキサ3でローカル発振器5からの37M
Hz帯の発振信号と混合されて50MHz帯に周波数変
換され、さらに逓倍器7で4逓倍されて、200MHz
帯のFSK高周波信号となる。BPF9は、逓倍器7の
出力信号からのスプリアスなどのノイズ成分を除去し、
FSK高周波信号のみ取出す。取出されたFSK高周波
信号は、ミキサ11の一方の入力端子に入力される。ミ
キサ11の他方の入力端子にはPNコード発生器13か
ら所定のPNコード信号が入力する。これにより、FS
K高周波信号がスペクトラム拡散(SS)変調(二次変
調)される。SS変調された信号は、BPF15で不要
なサイドローブの成分を除去し、送信アンテナ17から
送信される。
帯の信号は、ミキサ3でローカル発振器5からの37M
Hz帯の発振信号と混合されて50MHz帯に周波数変
換され、さらに逓倍器7で4逓倍されて、200MHz
帯のFSK高周波信号となる。BPF9は、逓倍器7の
出力信号からのスプリアスなどのノイズ成分を除去し、
FSK高周波信号のみ取出す。取出されたFSK高周波
信号は、ミキサ11の一方の入力端子に入力される。ミ
キサ11の他方の入力端子にはPNコード発生器13か
ら所定のPNコード信号が入力する。これにより、FS
K高周波信号がスペクトラム拡散(SS)変調(二次変
調)される。SS変調された信号は、BPF15で不要
なサイドローブの成分を除去し、送信アンテナ17から
送信される。
【0021】図2は、図1のFSK変調器1、PNコー
ド発生器13および同期回路19の主要部分を1チップ
に収めたC−MOS LSIの構成を示す。このLSI
21はフィルタおよびFSKクロック発生器22とA/
D変換器23等を外付けして用いるよう構成されてい
る。FSKクロック発生器としては水晶発振器(VCX
O)を用いることが好ましい。図3および4は図2のL
SI21の内部におけるFSK変調器1(同期回路19
の一部を含む)およびPNコード発生器13(同期回路
19の一部を含む)のより詳細な構成を示す。試作した
LSIは外形寸法が25×25×3mm、50MHz
(クロック)入力における消費電力が520mWであっ
た。したがって、このLSIを用いることにより小型、
軽量、低消費電力かつ高信頼性のSSC送信機を製作す
ることができる。また、このLSIの端子数は160ピ
ンであり、FSK変調器1およびPNコード発生器の各
設定を、これらの回路から引き出された各端子を開放
(OPEN)または接地(GNDに接続)することで行
なうようになっている。
ド発生器13および同期回路19の主要部分を1チップ
に収めたC−MOS LSIの構成を示す。このLSI
21はフィルタおよびFSKクロック発生器22とA/
D変換器23等を外付けして用いるよう構成されてい
る。FSKクロック発生器としては水晶発振器(VCX
O)を用いることが好ましい。図3および4は図2のL
SI21の内部におけるFSK変調器1(同期回路19
の一部を含む)およびPNコード発生器13(同期回路
19の一部を含む)のより詳細な構成を示す。試作した
LSIは外形寸法が25×25×3mm、50MHz
(クロック)入力における消費電力が520mWであっ
た。したがって、このLSIを用いることにより小型、
軽量、低消費電力かつ高信頼性のSSC送信機を製作す
ることができる。また、このLSIの端子数は160ピ
ンであり、FSK変調器1およびPNコード発生器の各
設定を、これらの回路から引き出された各端子を開放
(OPEN)または接地(GNDに接続)することで行
なうようになっている。
【0022】図3を参照して、FSK変調器(DDS)
1は、加算器101,102、データ同期回路103、
セレクトラッチ104、サイン波ROMテーブル105
およびラッチ106を具備する。サイン波ROMテーブ
ル105は位相0からπまでを256等分した各位相に
おける正弦波の振幅値を12ビットのデータで書き込ま
れている。図3の回路において、位相増分レジスタH
(すなわち端子IHD0〜6)およびL(すなわち端子
ILD0〜6)にはそれぞれ7ビットの値(0〜12
7)が設定される。加算器101および102はそれぞ
れ位相増分レジスタHおよびLに設定された値(実際に
はそれらの値を一定の規則に従って換算した値)を、F
SKクロック発生器21から出力されるクロックFCL
Kの各クロック周期に一度累算する。セレクトラッチ1
04は、それらの累算値のうちデータ同期回路103を
介して入力される2値データFDT1のH,Lに応じた
側の値の有効値(整数部の下位9ビット、すなわちサイ
ン(正負の符号)ビットとアドレスに対応する8ビット
の値(0〜255))をクロックFCLKごとにラッチ
し、サイン波ROMテーブル105のアドレスとして出
力する。ラッチ106は、このアドレスのサイン波RO
Mテーブル105出力を各クロックFCLKごとにラッ
チし、12ビットのディジタイズ・サイン波として出力
する。このディジタイズ・サイン波は、図2に示す外付
回路であるD/A変換器23およびBPF25によりア
ナログ波形に変換され、FSK変調信号(FSK OU
T)として出力される。24はアンプである。クロック
FCLKの周波数をfDD、位相増分レジスタの値をθf
としたときのFSK変調信号の周波数はfFS=fDD・θ
f /512である。
1は、加算器101,102、データ同期回路103、
セレクトラッチ104、サイン波ROMテーブル105
およびラッチ106を具備する。サイン波ROMテーブ
ル105は位相0からπまでを256等分した各位相に
おける正弦波の振幅値を12ビットのデータで書き込ま
れている。図3の回路において、位相増分レジスタH
(すなわち端子IHD0〜6)およびL(すなわち端子
ILD0〜6)にはそれぞれ7ビットの値(0〜12
7)が設定される。加算器101および102はそれぞ
れ位相増分レジスタHおよびLに設定された値(実際に
はそれらの値を一定の規則に従って換算した値)を、F
SKクロック発生器21から出力されるクロックFCL
Kの各クロック周期に一度累算する。セレクトラッチ1
04は、それらの累算値のうちデータ同期回路103を
介して入力される2値データFDT1のH,Lに応じた
側の値の有効値(整数部の下位9ビット、すなわちサイ
ン(正負の符号)ビットとアドレスに対応する8ビット
の値(0〜255))をクロックFCLKごとにラッチ
し、サイン波ROMテーブル105のアドレスとして出
力する。ラッチ106は、このアドレスのサイン波RO
Mテーブル105出力を各クロックFCLKごとにラッ
チし、12ビットのディジタイズ・サイン波として出力
する。このディジタイズ・サイン波は、図2に示す外付
回路であるD/A変換器23およびBPF25によりア
ナログ波形に変換され、FSK変調信号(FSK OU
T)として出力される。24はアンプである。クロック
FCLKの周波数をfDD、位相増分レジスタの値をθf
としたときのFSK変調信号の周波数はfFS=fDD・θ
f /512である。
【0023】図4を参照して、PNコード発生器13
は、シフトレジスタ131,132、フィードバック用
の排他的論理和回路(ExOR)133,134、およ
びシフトレジスタ131と132の出力を合成する排他
的論理和およびラッチ回路135を具備する。このPN
コード発生器13は、14段のシフトレジスタを使用し
ており、214−1=16383チップ長のPNコードを
発生することができる。このLSIはPNコード発振回
路(シフトレジスタ131,132とフィードバック回
路133,134)が2回路内蔵されているので、m系
列の他にゴールド系列の符号発生が可能である。発生さ
せるPNコードの設定は、帰還タップ設定端子AT00
〜13,BT00〜13および初期値設定端子AI00
〜13,BI00〜13をオープンまたは接地すること
により行なう。
は、シフトレジスタ131,132、フィードバック用
の排他的論理和回路(ExOR)133,134、およ
びシフトレジスタ131と132の出力を合成する排他
的論理和およびラッチ回路135を具備する。このPN
コード発生器13は、14段のシフトレジスタを使用し
ており、214−1=16383チップ長のPNコードを
発生することができる。このLSIはPNコード発振回
路(シフトレジスタ131,132とフィードバック回
路133,134)が2回路内蔵されているので、m系
列の他にゴールド系列の符号発生が可能である。発生さ
せるPNコードの設定は、帰還タップ設定端子AT00
〜13,BT00〜13および初期値設定端子AI00
〜13,BI00〜13をオープンまたは接地すること
により行なう。
【0024】図2〜4を参照して、同期回路19は、各
14ビットのカウンタ191,192および位相検出回
路193を具備する。位相検出回路193はFSK用カ
ウンタ191のリップルキャリーFTMNとPN用カウ
ンタ192のリップルキャリーPTMNとの位相差を検
出する。この位相差出力は外付のフィルタおよび水晶発
振器21に供給される。これにより、FSKクロックF
CLKをPN用クロックPCLKに各リップルキャリー
ごとの周期で同期させることが可能となり、各カウンタ
用のデータ(PCT0〜3、FCT0〜3およびCT4
〜13)を設定することにより、FSK変調信号とPN
コードとが同期した通信を行なうことができる。
14ビットのカウンタ191,192および位相検出回
路193を具備する。位相検出回路193はFSK用カ
ウンタ191のリップルキャリーFTMNとPN用カウ
ンタ192のリップルキャリーPTMNとの位相差を検
出する。この位相差出力は外付のフィルタおよび水晶発
振器21に供給される。これにより、FSKクロックF
CLKをPN用クロックPCLKに各リップルキャリー
ごとの周期で同期させることが可能となり、各カウンタ
用のデータ(PCT0〜3、FCT0〜3およびCT4
〜13)を設定することにより、FSK変調信号とPN
コードとが同期した通信を行なうことができる。
【0025】なお、図3および4において、FLEN,
FHEN,PLEN,PHEN,ALEN,AHEN,
BLEN,BHENはクロックイネーブル端子、FCL
N,PCLNはカウンタロードイネーブル端子、FDT
Cはデータクロック入力端子、PLDNは初期値ロード
端子、ICLNはイニシャルクリア端子、PCK0〜9
はカウンタ出力端子、GPNOはPNコード出力端子で
ある。
FHEN,PLEN,PHEN,ALEN,AHEN,
BLEN,BHENはクロックイネーブル端子、FCL
N,PCLNはカウンタロードイネーブル端子、FDT
Cはデータクロック入力端子、PLDNは初期値ロード
端子、ICLNはイニシャルクリア端子、PCK0〜9
はカウンタ出力端子、GPNOはPNコード出力端子で
ある。
【0026】図2のLSIを用いて図1のSSC送信機
を製作した。Hレベルデータに対するFSK変調信号周
波数の温度特性を図5に示す。FSK変調信号周波数の
変化を、−20°〜70°の温度範囲でほぼ±10pp
m(0.001%)以内に抑えることができた。すなわ
ち、搬送周波数の変化を±2kHz以内とし、相関出力
の低下を実質0にすることができた。この送信機は、各
部の数値を、PNコードのクロック周波数fPN=66M
Hz、チップ長63(126PNクロック)、FSKク
ロック発生用水晶発振器の基本発振周波数fFS=67.
04762MHz、位相増分レジスタHの設定値θfH
=100、位相増分レジスタLの設定値θfL =10
2、ローカル発振器の周波数36.90477MHz、
中心周波数200MHz、データ伝送速度524kbp
sに設定し、Hレベルデータ1ビットを1周期のPNコ
ードとそれに同期した25周期のFSK変調信号で伝送
するよう構成した。位相増分レジスタHの設定値θf =
100に対するFSK変調信号の周波数は13.095
23MHz、位相増分レジスタLの設定値θf =102
に対するFSK変調信号の周波数は13.35713M
Hzである。
を製作した。Hレベルデータに対するFSK変調信号周
波数の温度特性を図5に示す。FSK変調信号周波数の
変化を、−20°〜70°の温度範囲でほぼ±10pp
m(0.001%)以内に抑えることができた。すなわ
ち、搬送周波数の変化を±2kHz以内とし、相関出力
の低下を実質0にすることができた。この送信機は、各
部の数値を、PNコードのクロック周波数fPN=66M
Hz、チップ長63(126PNクロック)、FSKク
ロック発生用水晶発振器の基本発振周波数fFS=67.
04762MHz、位相増分レジスタHの設定値θfH
=100、位相増分レジスタLの設定値θfL =10
2、ローカル発振器の周波数36.90477MHz、
中心周波数200MHz、データ伝送速度524kbp
sに設定し、Hレベルデータ1ビットを1周期のPNコ
ードとそれに同期した25周期のFSK変調信号で伝送
するよう構成した。位相増分レジスタHの設定値θf =
100に対するFSK変調信号の周波数は13.095
23MHz、位相増分レジスタLの設定値θf =102
に対するFSK変調信号の周波数は13.35713M
Hzである。
【図1】 本発明の一実施例に係るSSC送信機のブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】 図1のSSC送信機に用いたLSIのブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】 図2におけるFSK変調器部分のより詳細な
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】 図2におけるPNコード発生器部分のより詳
細なブロック図である。
細なブロック図である。
【図5】 図1のSSC送信機におけるFSK変調周波
数の温度特性図を示すグラフである。
数の温度特性図を示すグラフである。
【図6】 送信信号の中心周波数を変化した場合の中心
周波数一定のSSC受信機における相関出力を示すグラ
フである。
周波数一定のSSC受信機における相関出力を示すグラ
フである。
1:FSK変調器(周波数偏移変調器)、3,11:ミ
キサ、5:ローカル発振器、7:逓倍器、9,15,2
5:バンドパスフィルタ(BPF)、13:PNコード
発生器、17:送信アンテナ、19:同期回路、21:
LSI、22:フィルタ・水晶発振回路、23:D/A
変換器、24:アンプ。
キサ、5:ローカル発振器、7:逓倍器、9,15,2
5:バンドパスフィルタ(BPF)、13:PNコード
発生器、17:送信アンテナ、19:同期回路、21:
LSI、22:フィルタ・水晶発振回路、23:D/A
変換器、24:アンプ。
Claims (3)
- 【請求項1】 シリアルディジタルデータをその各ビッ
トのレベルに対応して周波数を切り換えるFSK変調し
そのFSK変調信号をスペクトラム拡散変調して送信す
るスペクトラム拡散通信用送信機において、前記FSK
変調するためのFSK変調部は、ダイレクトディジタル
シンセサイザを具備し、かつ前記各ビットの少なくとも
一方のレベルに対応する周波数のFSK信号をスペクト
ラム拡散変調用のPNコードに同期させることを特徴と
するスペクトラム拡散通信用送信機。 - 【請求項2】 前記ダイレクトディジタルシンセサイザ
用の第1のクロックを前記PNコード発生用の第2のク
ロックに同期させる同期部を備え、前記FSK変調部は
前記ダイレクトディジタルシンセサイザを構成する正弦
波または余弦波メモリに記憶されている正弦波または余
弦波の振幅値を前記第1のクロックに従って整数分の2
π毎の位相で読み出すことにより前記一方のレベルに対
応する周波数の正弦波または余弦波のFSK信号を形成
する請求項1記載のスペクトラム拡散通信用送信機。 - 【請求項3】 ディジタルデータをFSK変調しそのF
SK変調信号をスペクトラム拡散変調して送信するスペ
クトラム拡散通信用送信機に用いられるLSIであっ
て、第1のクロックに従って前記FSK変調信号を形成
するダイレクトディジタルシンセサイザと、第2のクロ
ックに従って前記スペクトラム拡散変調用のPNコード
を発生するPNコード発生回路と、前記第1のクロック
を第2のクロックに同期させる同期回路とを内蔵したこ
とを特徴とするスペクトラム拡散通信用送信機用LS
I。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5025938A JPH06224879A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | スペクトラム拡散通信用送信機および該送信機用lsi |
US08/225,252 US5500871A (en) | 1993-01-22 | 1994-04-08 | Spread spectrum communication transmitter an LSI therefor |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5025938A JPH06224879A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | スペクトラム拡散通信用送信機および該送信機用lsi |
US08/225,252 US5500871A (en) | 1993-01-22 | 1994-04-08 | Spread spectrum communication transmitter an LSI therefor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06224879A true JPH06224879A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=26363646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5025938A Pending JPH06224879A (ja) | 1993-01-22 | 1993-01-22 | スペクトラム拡散通信用送信機および該送信機用lsi |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5500871A (ja) |
JP (1) | JPH06224879A (ja) |
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US6775324B1 (en) * | 1998-03-11 | 2004-08-10 | Thomson Licensing S.A. | Digital signal modulation system |
US6700902B1 (en) | 1998-10-19 | 2004-03-02 | Elster Electricity, Llc | Method and system for improving wireless data packet delivery |
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1993
- 1993-01-22 JP JP5025938A patent/JPH06224879A/ja active Pending
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1994
- 1994-04-08 US US08/225,252 patent/US5500871A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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