JPH06224561A - 放熱構造プリント配線板及びその製造方法 - Google Patents

放熱構造プリント配線板及びその製造方法

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JPH06224561A
JPH06224561A JP5010298A JP1029893A JPH06224561A JP H06224561 A JPH06224561 A JP H06224561A JP 5010298 A JP5010298 A JP 5010298A JP 1029893 A JP1029893 A JP 1029893A JP H06224561 A JPH06224561 A JP H06224561A
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copper
heat dissipation
copper foil
thickness
printed wiring
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JP5010298A
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Hironori Nagasawa
博徳 長澤
Toru Nohara
徹 野原
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低廉であるばかりでなく放熱性及び信頼性に
優れた放熱構造プリント配線板を提供すること。 【構成】 放熱用コア材3は、絶縁基材3aの両面に厚
さ70μm以上の銅箔3b1,3b2を貼り着けてなる銅張
積層板である。両銅箔3b1,3b2はインタスティシャル
バイアホール3cによって連結されている。銅張積層板
の外表面には、樹脂絶縁層であるプリプレグ1を介して
外層の導体パターン2が形成される。実装部品5の発し
た熱は、プリプレグ1を経て銅張積層板3上の厚さ70
μm以上の銅箔3b1,3b2に伝導した後、その全体に拡
散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放熱性の高いプリント
配線板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高密度化の傾向にあるプリント配
線板にあっては、実装部品の発する熱を放散するための
対策を講じておくことが要求されており、従来までにも
そのような対策を施したプリント配線板がいくつか提案
されてきている。その代表例としては、例えば熱伝導性
の良い金属板を放熱用コア材として用いた、いわゆるメ
タルコア基板(Metal Core P.W.B. )等が知られてい
る。
【0003】例えば、図14〜図18には、放熱用コア
材として厚さ約1.0mm前後のアルミニウム製の金属板
20を用いたメタルコア基板21の作製手順が示されて
いる。
【0004】アルミニウム製の金属板20にはまずスル
ーホール22径よりも若干大きな径(スルーホール径+
1.0 mm程度)の穴23がドリル等によってあけられる
(第1の穴あけ加工)。次いで、金属板20とプリプレ
グ24との密着性を向上させることを目的として、金属
板20の表面にはアルマイト処理が施される。次に、樹
脂含浸を施し、銅箔25、プリプレグ24、金属板2
0、プリプレグ24、銅箔25の順に重ね合わせたもの
はプレス加工され、図14に示すような一枚の基板状に
成形される。更に、図15に示すようにスルーホール2
2となる部分には第2の穴あけ加工が施され、図16に
示すような銅めっき層26が形成される。続いて、外表
面の銅箔25にはエッチングが施され、図17に示すよ
うな導体パターンが形成される。そして、図18に示す
ように金めっき層27が形成された導体パターン28上
には、LED等の発熱し易い実装部品29が実装され
る。また、メタルコア基板21の側面からは金属板20
が露出した状態にある。
【0005】そして、このような構成によると、実装部
品29の発した熱は、内層に配置されたアルミニウム板
20に伝導した後、アルミニウム板20中に拡散される
ことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の従来
技術には以下のようないくつかの問題があった。例え
ば、放熱用コア材としてアルミニウム製の金属板20が
用いられるメタルコア基板21では、通常のプリント配
線板に比べて材料費が高くなることが不可避であった。
【0007】また、厚さ1.0mm前後の金属板20を穴
あけ加工する場合、通常の銅張積層板等を穴あけ加工す
るときよりもドリルの回転数を速くし、かつドリルの送
り速度を遅くすることが必要とされる。つまり、これは
表層のみに金属を配した銅張積層板とは異なり、金属板
20が肉厚であることに起因している。このため、加工
時間が長くなるばかりでなく、ドリルの刃の寿命も短く
なるという不都合があった。また、この基板に金型によ
り外形加工を施す場合、肉厚の金属板20を切断する必
要があることから、金型の寿命が短くなるという不都合
もあった。このように、メタルコア基板21においては
材料費や加工費がかかることから、結果として基板の製
造コストが高くなることが必至であった。
【0008】更に、このような外形加工を行うと、切断
面から露出する金属板20に金属だれが生じる場合があ
る。この結果、導体パターン28にショートが生じ易く
なり、基板の信頼性が損われるという欠点があった。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、低廉であるばかりでなく放熱性及
び信頼性に優れた放熱構造プリント配線板を提供するこ
とにある。また、本発明の別の目的は、放熱用コア材と
樹脂絶縁層との密着性を改善でき、かつ全体を肉薄化す
ることができる放熱構造プリント配線板の製造方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、樹脂絶縁層を介して
放熱用コア材の外表面に導体パターンを形成した放熱構
造プリント配線板において、前記放熱用コア材は絶縁基
材の両面に厚さ70μm以上の銅箔を貼り着けてなる銅
張積層板であることを特徴とする。この場合、厚さ70
μm以上の銅箔の少なくとも一部を多層板における内層
の導体パターンとして用いても良い。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、表裏を
導通するめっきスルーホールとなる部分における厚さ7
0μm以上の銅箔が除去された銅張積層板を被含浸基材
によって挟持した後、減圧下にて液状樹脂を含浸させか
つ前記被含浸基材の両面に銅箔を貼り着け、更に前記銅
箔をエッチングして導体パターンを形成している。
【0012】
【作用】請求項1の発明の構成によると、配線板の外表
面に実装された部品の発した熱は、まず樹脂絶縁層を経
て銅張積層板上の厚さ70μm以上の銅箔に伝導する。
かかる銅箔は熱伝導性に優れていることに加えて通常の
銅箔よりも厚めのものであることから、厚さ70μm以
上の銅箔まで達した熱は確実に全体に拡散されることと
なる。また、放熱用コア材として用いられる銅張積層板
はアルミニウム板のような金属板ではないため、材料費
も安くなりかつドリル等による加工も容易になる。更
に、本発明のようにアルミニウム板を用いない構成によ
ると、金型の寿命が延びると共に金属だれの問題も解消
される。
【0013】そして、厚さ70μm以上の銅箔の少なく
とも一部を多層板における内層の導体パターンとして用
いることにより、アルミコア基板等と比較して内層にお
ける配線の自由度が広がり、全体を小型化することが可
能となる。
【0014】また、真空含浸を行う請求項3に記載の発
明の方法によると、液状樹脂は被含浸基材中に含浸され
るのみならず、銅張積層板の表面等にも隈なく含浸され
る。従って、厚めの銅箔をエッチングすることにより形
成された隙間が銅張積層板上に存在していたとしても、
それらは液状樹脂によって完全に埋め尽くされる。その
結果、放熱用コア材である銅張積層板と樹脂絶縁層であ
る被含浸基材との密着性が向上すると共に、基板の厚さ
制御が行い易くなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を表裏両面に導体パターンを有
する放熱構造プリント配線板(4層板)に具体化した実
施例を図1〜図9に基づき詳細に説明する。
【0016】図9に示すように、放熱構造プリント配線
板10は、樹脂絶縁層としてのプリプレグ1を介して外
層の導体パターン2と放熱用コア材3とが配置された構
成を有している。この実施例にて用いた放熱用コア材
は、絶縁基材3aの両面に厚さ70μm〜150μm程
度の銅箔3b1, 3b2を貼り着けてなる銅張積層板であ
る。前記絶縁基材3aには、例えばガラスクロス等に樹
脂を含浸させた後に樹脂を半硬化させたシート状材料な
どが使用される。厚さ70μm以上の銅箔3b1, 3b2
は、プリント配線板10の表裏を導通するめっきスルー
ホール4部分を除いて、絶縁基材3aのほぼ全面に存在
している。また、表面側の厚さ70μm以上の銅箔3b1
と裏面側の厚さ70μm以上の銅箔3b2とは、インタス
ティシャルバイアホール(以下「IVH」と略す)3c
によって接続されている。外層の導体パターン2は、図
9に示すようにめっきスルーホール4を介して電気的に
接続されている。前記導体パターン2のうちの実装用パ
ッド2aには、LED、パワートランジスタ等の発熱量
の大きい実装部品5が実装されている。
【0017】さて、上述のように作製された放熱構造プ
リント配線板10によると、実装部品5が発した熱は、
プリプレグ1を経た後に放熱用コア材3である銅張積層
板における表面側の厚さ70μm以上の銅箔3b1に伝導
する。
【0018】ここで、銅は周知のように金属のなかでも
比較的熱伝導性に優れているということに加え、通常よ
り厚めに設定されているということから、熱は表面側の
厚さ70μm以上の銅箔3b1全体に拡散する。しかも、
この実施例の構成によると、熱は表面側のみならず、I
VH3cを介して裏面側の70μm以上の銅箔3b2にも
伝導しかつ全体に拡散する。よって、発生した熱は特定
の部分に集中することなしに、放熱構造プリント配線板
10外部に確実にかつ効率良く放散される。
【0019】そして、本実施例にて放熱用コア材3とし
て用いた銅張積層板に注目すると、その表裏両面のみが
金属材料であり、その大部分がガラスや樹脂等の非金属
材料であることがわかる。このため、アルミニウム製の
金属板等を必要とする従来のメタルコア基板とは異な
り、材料費が高くなることはない。よって、全体の製造
コストが確実に抑えられ、低廉な放熱構造プリント配線
板10を製造することが可能となる。
【0020】また、銅張積層板の大部分を占めるガラス
や樹脂等は金属ほど硬度が高くないため、ドリルや金型
による加工は極めて容易である。つまり、通常の銅張積
層板を穴あけ加工するときのドリルの回転数及び送り速
度に設定しても、充分に加工をなし得るということであ
る。従って、メタルコア基板のときの加工に比して短時
間で済み、ドリルや金型の寿命も延びる。それゆえ、加
工費も減り、製造コストが抑えられるばかりでなく、従
来の設備でも対応が可能となる。このため、結果として
低廉な放熱構造プリント配線板10を提供することがで
きるようになる。
【0021】更に、約1.0mm厚のアルミニウム板を用
いないこの構成によると、外形加工時における金属だれ
の問題は起こり得ない。このため、外層の導体パターン
2端部同士のショートやめっきリード同士のショートが
確実に防止され、信頼性が向上する。
【0022】次に、この放熱構造プリント配線板10を
製造する工程を順に説明する。まず、銅張積層板に通常
良く用いられる18μm,35μmのものよりも厚い7
0μm〜150μm程度の銅箔3b1, 3b2と絶縁基材3
aとを常法に従ってプレス加工することにより、まず銅
張積層板が作製される。銅張積層板においてIVH3c
となる部分には、図1に示すようにドリル等によって穴
H1 があけられる(第1の穴あけ加工)。
【0023】次いで、触媒核を付与した後に常法に従っ
て無電解銅めっき及び電解銅めっきを施すことにより、
厚さ70μm以上の銅箔3b1, 3b2及び穴H1 の内面に
は銅めっき層G1 が形成される(図2参照)。更に、厚
さ70μm以上の銅箔3b1,3b2上にエッチングレジス
トを配してエッチングを施すことにより、図3に示すよ
うにめっきスルーホール4が形成される部分の銅が除去
される。なお、除去される部分の形状は円形状であり、
例えばその径はめっきスルーホール4の径(0.3mm)
より大きく直径1.0mmである。これはめっきスルーホ
ール4が形成されたときに、めっきスルーホール4内面
の導体と厚さ70μmの銅箔3b1, 3b2とがショートす
ることを未然に回避するためである。
【0024】エッチングが施された銅張積層板には、外
層の導体パターン2を形成するための銅箔Cと樹脂絶縁
層であるプリプレグ1とが減圧下において積層される。
この場合、厚さ18μmまたは35μmの銅箔Cが使用
される。
【0025】銅張積層板は、被含浸基材としての紙、ガ
ラスクロスまたはこれらの複合材等によって挟持され
る。被含浸基材の厚さは30μm〜200μm程度であ
ることが望ましい。この厚さが30μmより小さいと、
内層における厚めの銅箔3b1,3b2と外層の導体パター
ン2との絶縁間隔が不充分になる虞れがある。一方、こ
の厚さが200μmを越えると、内層における厚さ70
μmの銅箔3b1, 3b2まで熱が充分に伝達せず、放熱効
率が低下する虞れがある。
【0026】被含浸基材に挟持された銅張積層板は減圧
状態に保たれた真空含浸装置内に連続的に装入され、送
りロールによって液状樹脂の入ったタンク内に送り込ま
れる(図13参照)。液状樹脂としては、例えばエポキ
シ樹脂、フェノール樹脂またはポリエステル樹脂などが
被含浸基材の種類に応じて適宜選択される。このような
真空含浸を行った場合、液体樹脂は被含浸基材中に到達
するに止まらず、隙間S及びIVH3cの内部にも到達
する。含浸を終えた後の被含浸基材の両面には、引き続
いて銅箔Cが重ね合わされる。これを一対の絞りロール
間を通過させることによって、銅箔C、プリプレグ1及
び銅張積層板が一体の基板状に積層される。なお、これ
らが絞りロールを通過する際、余剰の液状樹脂が基板か
ら除去されると同時に、基板の板厚の制御も行われる。
【0027】図5に示すように、この基板においてめっ
きスルーホール4が形成される部分には、ドリル等によ
って例えば0.3mm径の穴H2 があけられる(第2の穴
あけ加工)。次いで、触媒核を付与した後に常法に従っ
て無電解銅めっき及び電解銅めっきを施すことにより、
銅箔C及び穴H2 の内面には銅めっき層G2 が形成され
る(図6参照)。更に、銅箔C上にエッチングレジスト
を配してエッチングを施すことにより、基板外表面には
実装用パッド2a等の外層の導体パターン2が形成され
る(図7参照)。更に、金めっきを施すことにより、前
記導体パターン2上には金めっき層G3 が形成される
(図8参照)。そしてこの後に実装用パッド2a上に実
装部品5が実装され、かつボンディングが施される。
【0028】そして、隙間Sを有する銅張積層板に対し
てプリプレグ1を貼り着ける場合でもこの方法によれ
ば、真空含浸の最中に充分な量の液状樹脂がタンクから
補給されるため、液状樹脂に不足が生じることがない。
このため、隙間Sが銅張積層板3上に存在していたとし
ても、それらは液状樹脂によって完全に埋め尽くされて
しまう。その結果、銅張積層板とプリプレグ1との密着
性が向上し、ひいては放熱構造プリント配線板10の信
頼性が向上する。しかも、比較的肉薄のプリプレグ1を
使用することができるため、全体の肉薄化を実現するこ
とも可能となる。
【0029】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、以下のように変更することが可能であ
る。例えば、 (a)厚さ70μm以上の銅箔3b1, 3b2の少なくとも
一部を多層板における内層の導体パターンとして、より
詳細には多層板における内層の電源層やアース層等とし
て用いることが可能である。
【0030】また、図10に示す別例1の放熱構造プリ
ント配線板11のように、表面側の厚さ70μm以上の
銅箔3b1を放熱のために使用し、裏面側の厚さ70μm
以上の銅箔3b2を適宜エッチングして用いても良い。こ
の構成によると、裏面側の厚さ70μm以上の銅箔3b2
は三層板における内層の導体パターンIp として機能す
ることになる。同様に、表裏両面の厚さ70μm以上の
銅箔3b1, 3b2をエッチングして用いても良く、この場
合にはこれらは四層板における内層の導体パターンIp
として機能することになる。
【0031】そして、このような構成にすることによ
り、内層における配線の自由度が広がり、全体を小型化
することが可能となる。なお、例えば表面側の厚さ70
μm以上の銅箔3b1の一部の領域を放熱のために用い、
残りの領域を内層の導体パターンIp として用いること
なども可能である。
【0032】(b)本発明の構成によると、例えば図1
1に示す別例2の放熱構造プリント配線板12のような
構成にすることが可能になる。つまり、メタルコア基板
とは異なり、内層に位置する厚さ70μm以上の銅箔3
b1が露出するようにザグリ加工を施して、当該部分に直
に実装部品5を実装することができることである。この
ような実装方法を採用した場合、実装部品5の発生した
熱は、プリプレグ1を介することなく直接厚さ70μm
以上の銅箔3b1,3b2に伝達・拡散するため、熱放散効
率が格段に向上する。よって、放熱量の大きな実装部品
5を実装する場合等に有利になる。
【0033】(c)また、図12に示す別例3の放熱構
造プリント配線板13のような構成にすることも可能に
なる。つまり、この放熱構造プリント配線板13では、
表面側の厚さ70μm以上の銅箔3b1と表裏を導通する
めっきスルーホール4とが連結部14によって電気的に
導通された状態にある。この構成の利点としては、図1
2に示されるように表面に実装された実装部品5の熱が
めっきスルーホール4を介して効率よく厚さ70μm以
上の銅箔3b2へ伝達されることである。
【0034】(d)IVH3cの数は任意であって良
く、またIVH3cは必ずしも設けなければならないと
いう性質のものでもない。 (e)放熱用コア材3として銅張積層板を使用した前記
実施例に代えて、例えば厚さ70μm以上の銅箔3b1,
3b2以外の材料を用いても良い。つまり、銅と同じくア
ルミニウム等よりも熱伝導性の高い銀等を選択し、それ
らを圧延して得た箔を絶縁基材3aに貼り着けたものを
放熱用コア材として使用しても良い。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のプリント
配線板によれば、低廉であるばかりでなく放熱性及び信
頼性に優れたものを提供することができるという効果を
奏する。また、本発明のプリント配線板の製造方法によ
れば、放熱用コア材と樹脂絶縁層との密着性を向上させ
ることができ、かつ全体の肉薄化を実現することができ
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の放熱構造プリント配線板を製造するに
あたって、銅張積層板に第1の穴あけ加工を施した状態
を示す部分概略正断面図である。
【図2】厚めの銅箔上に無電解銅めっきを施した状態を
示す部分概略正断面図である。
【図3】無電解銅めっき層における所定部分をエッチン
グした状態を示す部分概略正断面図である。
【図4】銅張積層板、プリプレグ及び銅箔を一枚の基板
状に積層した状態を示す部分概略正断面図である。
【図5】めっきスルーホールとなる部分に第2の穴あけ
加工を施した状態を示す部分概略正断面図である。
【図6】銅箔上及びめっきスルーホールとなる穴内に銅
めっきを施した状態を示す部分概略正断面図である。
【図7】外層における銅箔の所定部分をエッチングした
状態を示す部分概略正断面図である。
【図8】外層及びめっきスルーホールとなる穴内の銅め
っき層に金めっきを施した状態を示す部分概略正断面図
である。
【図9】実装用パッド上に実装部品を実装した状態を示
す部分概略正断面図である。
【図10】内層の導体パターンを有する別例1の放熱構
造プリント配線板を示す部分概略正断面図である。
【図11】ザグリ加工が施された部分に実装部品が直に
実装された別例2の放熱構造プリント配線板を示す部分
概略正断面図である。
【図12】表面側の厚さ70μm以上の銅箔とめっきス
ルーホールとが電気的に導通されている別例3の放熱構
造プリント配線板を示す部分概略正断面図である。
【図13】真空含浸装置を示す概略図である。
【図14】従来のメタルコア基板の製造工程において、
第1の穴あけ加工後の金属板とプリプレグ及び銅箔とを
一枚の基板状にプレス加工した状態を示す部分概略正断
面図である。
【図15】第2の穴あけ加工によってスルーホールとな
る穴を形成した状態を示す部分概略正断面図である。
【図16】銅めっき層を形成した状態を示す部分概略正
断面図である。
【図17】エッチングによって導体パターンを形成した
状態を示す部分概略正断面図である。
【図18】導体パターン上に金めっき層を形成した後に
実装部品を実装した状態を示す部分概略正断面図であ
る。
【符号の説明】
1…樹脂絶縁層としてのプリプレグ、2…(外層の)導
体パターン、3…放熱用コア材(=銅張積層板)、3a
…絶縁基材、3b1,3b2…厚さ70μm以上の銅箔、1
0,11,12,13…放熱構造プリント配線板、Ip
…内層の導体パターン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂絶縁層を介して放熱用コア材の外表面
    に導体パターンを形成した放熱構造プリント配線板にお
    いて、前記放熱用コア材は絶縁基材の両面に厚さ70μ
    m以上の銅箔を貼り着けてなる銅張積層板であることを
    特徴とする放熱構造プリント配線板。
  2. 【請求項2】前記厚さ70μm以上の銅箔の少なくとも
    一部を多層板における内層の導体パターンとして用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の放熱構造プリント配
    線板。
  3. 【請求項3】表裏を導通するめっきスルーホールとなる
    部分における厚さ70μm以上の銅箔が除去された銅張
    積層板を被含浸基材によって挟持した後、減圧下にて液
    状樹脂を含浸させかつ前記被含浸基材の両面に銅箔を貼
    り着け、更に前記銅箔をエッチングして導体パターンを
    形成することを特徴とする放熱構造プリント配線板の製
    造方法。
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