JPH06223Y2 - 形鋼のプラズマアーク切断用案内治具 - Google Patents

形鋼のプラズマアーク切断用案内治具

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JPH06223Y2
JPH06223Y2 JP4237889U JP4237889U JPH06223Y2 JP H06223 Y2 JPH06223 Y2 JP H06223Y2 JP 4237889 U JP4237889 U JP 4237889U JP 4237889 U JP4237889 U JP 4237889U JP H06223 Y2 JPH06223 Y2 JP H06223Y2
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guide
shaped steel
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cutting
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JP4237889U
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俊彦 岡田
周一 川上
雅信 内田
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Daihen Corp
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Daihen Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、プラズマアークにより形鋼のフランジ部を切
断する際に用いられるプラズマアーク切断用案内治具に
関する。
〈従来の技術〉 一般に、プラズマアーク切断作業時には、ガス切断作業
のときと同様に、案内治具の案内面に沿ってプラズマア
ーク切断用トーチの先端部材を当接摺動させるために被
切断物上に載置される案内治具が用いられている。
ところで、プラズマアーク切断作業においては、被加工
物又はノズルと電極との間にアーク放電を生起させ、適
宜の作動ガスをノズルから噴射させたプラズマジエット
により切断を行なうものであって、通常プラズマアーク
切断用トーチの先端部材、例えばノズルが金属材料によ
り形成されている。この場合、案内治具をガス切断作業
時と同様に金属材料により製作すると、案内治具の案内
面が被切断物と同電位となるため、ノズルと案内面とに
間に、いわゆるダブルアークが発生し、このダブルアー
クによる電極やノズルなどが異常に損傷する。これに対
処するため、従来、第8図に示される案内治具が用いら
れていた。即ち、被切断線と相似形状をした案内面30
1を有する案内治具3′は、電気的絶縁材、例えば合成
樹脂よりなる平板により形成されたものが用いられてい
た。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところが、プラズマアーク切断時には、数百度に及ぶ溶
融金属が生成するため、平板の電気的絶縁部材よりなる
案内治具3′を用いた場合、形鋼8上に載置された案内
治具3′が高温の溶融金属に触れて焼損し、以降に使用
できなかった。このため、別途保管した新しい案内治具
3′と取替えたり、或は、焼損した案内面301を再加
工しなければならないため、プラズマアーク切断の作業
能率が悪く不経済であった。
また、切断時には案内面301に沿ってトーチTの先端
部材を当接摺動させるが、合成樹脂よりなる平板3′を
固定するための重りが充分でない場合には、案内面30
1の位置がずれて切断後の加工作業を施さなければなら
ず、極端な場合には製品として使用できない切断を行な
ってしまうことがあった。
本考案の目的は、前記従来の欠点を解消した、作業能率
および経済的に優れたプラズマアーク切断用案内治具を
提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本考案に係るプラズマアーク
切断用案内治具は、案内治具の案内面に沿ってプラズマ
アーク切断用トーチの先端部材を当接摺動させるために
形鋼上に配設する案内治具において、形鋼のフランジ上
面とウェブとに当接する略コ状の枠体と、前記枠体を形
鋼に固定するためのクランプ機構と、トーチ案内面を有
して形鋼の長手方向に配設される案内杆と、案内杆がフ
ランジ上面で形鋼の長手方向の2位置に反転し得るよ
う、案内杆の一端部を枠体に支持する反転機構と、反転
される案内杆をフランジ上面に当接して位置決めする位
置決め部材と、少なくとも前記トーチ案内面部が絶縁さ
れるよう、案内杆を前記枠体に対して電気的に絶縁する
絶縁機構とからなることを特徴とする。
〈本考案の作用〉 上記のように、案内杆のトーチ案内面部が形鋼および枠
体に対して電気的に絶縁されるため、ダブルアークは発
生せず、従ってプラズマアーク切断用トーチを損傷させ
る虞れはない。勿論、案内治具は形鋼に固定されるた
め、トーチ案内面部の位置がずれることがなく、しか
も、案内杆は形鋼の長手方向の2位置に反転自在である
ため、形鋼に対して枠体の固定位置を適宜に選定するこ
とにより、所望位置のプラズマアーク切断を確実に行な
うことができる。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
第7図は、本考案の対象とする形鋼8の斜視図であっ
て、イ乃至ホの1ケ所以上の部分を適宜に切断するが、
今イの部分を切断する場合について説明する。
第1図乃至第4図は、本考案の第1の実施例を示す図で
あって、1は略コ状に形成された枠体で、形鋼8のフラ
ンジF上面とウェブWとに当接した状態でクランプ機構
2により形鋼8に固定される。図示の場合、クランプ機
構2は回転操作自在なレバー201と、このレバー20
1の回転位置により吸着状態と非吸着状態とに切換えら
れる磁石202とにより構成されている。3は被切断部
イと相似形状をした案内面301を有して形鋼8の長手
方向、即ちX方向に配設される案内杆で、この案内杆3
のX方向の端部は、Y方向に延びる反転軸;中心点O
を備えた反転機構4により反転自在に支持されてい
る。51乃至54は案内杆3に支持された位置決め部材
で、特に第2図に示されるごとく、Oを中心として反
転自在に支持された案内杆3は、位置決め部材51,5
2がフランジFに当接した状態で位置決めされている。
なお、第2図において、Oを中心として案内杆3を反
時計方向に反転させたときに、位置決め部材53,54
がフランジFに当接して案内杆3が位置決めされる。さ
て、絶縁機構6により少なくともトーチ案内面301部
が電気的に絶縁されるが、図示の場合、反転機構4にお
ける固定部と転動部との間に適宜の電気絶縁材料により
なるブッシュ601〜603を配設すると共に、位置決
め部51〜54を適宜の電気絶縁材料より形成して絶縁
機構6を構成している。
上記1乃至6により形鋼のプラズマアーク切断用案内治
具7が構成されている。
上記案内治具7を第1図および第2図に示されるごとく
配設した状態で、案内面301にプラズマアーク切断用
トーチTの先端部材を当接摺動させつつ被切断部;イの
プラズマアーク切断作業が行なわれる。
勿論、案内面301は形鋼8に対して電気的に絶縁され
ているため、従来生起していたダブルアークが発生する
ことはない。また、案内面301は形鋼8に対して離設
されているため、切断時の溶融金属と直接触れることは
なく、案内面301が過度に加熱されることはない。ま
た、通常形鋼8の長手方向の被切断線;イはウェブWの
表面と一致させる場合が殆どであるため、枠体1の下部
をウェブWに当接させた状態で枠体1を形鋼8に固定す
るだけで、案内面301が所望の状態となる。
切断後、レバー201を回動操作して非吸着状態、即ち
アンククランプの状態にして枠体1を形鋼8から取外し
て切断作業を完了する。
第5図および第6図は、本考案の他の実施例を示す図で
あって、略コ状の枠体1を形鋼8に固定するクランプ機
構2は、Z方向に螺進自在な締付具203と、締付具2
03の先端部に回動自在に取付けられた押圧具204と
により構成されていて、締付具203を操作して押圧具
204をフランジFに押付けて枠体1を形鋼8に固定す
る。案内杆3は案内面301を有する案内板31と案内
板31を支持すめるアーム32とにより構成されてい
て、この案内杆3のX方向の端部が反転機構4を介し
て枠体1に反転自在に支持されている。案内板31とア
ーム32との間には電気絶縁板61が配設されていて、
この電気絶縁板61と図示しない適宜の絶縁支持具とに
より絶縁機構6が構成されている。この場合、アーム3
2に配設する位置決め部材51〜54は金属材料により
形成することができる。勿論、位置決め部材51〜54
はZ方向に位置調整自在とした方が好ましい。
第5図および第6図に示されるよう案内治具7を配置し
てプラズマアーク切断が行なわれる。
形鋼8に対する枠体1の固定位置を変更することによ
り、第7図に示されるロの部分を切断することができる
が、上記第1および第2の実施例において、案内杆3を
反転させることによりハおよびニの部分の切断を行なう
ことができる。勿論、2回の切断作業によりホの部分の
切断を行なうことができる。
上記のごとく反転される案内杆3側に電気絶縁機構6を
設ければ、反転機構4の可動部には電気が導通すること
がないため、反転可動部を損傷させることなく高寿命に
使用することができる。
また、電気絶縁機構を反転機構部と位置決め部材部とに
配設すれば、案内治具7がコンパクトとなるため取扱い
が容易であり、しかも被切断部の観察が比較的容易とな
り作業性に富む。勿論、案内杆3のZおよびZ方向
に夫々2以上の位置決め部材51〜54を設ければ、案
内杆3の位置決めが確実に行なわれるが、ZおよびZ
方向に配設する位置決め部材を夫々1ヶとすることが
できる。
また、枠体1および案内面301のY1方向の寸法を大
きくして、多種類のフランジFの切断を行なうことがで
きる。さらに、クランプ機構を吸着状態と非吸着状態と
に切換えるレバー式の磁石構造とすれば、案内治具の固
定や運搬が容易であるが、枠体に取付けた固定の磁石と
することができる。さらに、枠体1のウェブWと対向す
る部分に、X方向に離間してY方向に螺進自在な調整具
を設けて、ウェブWに対する枠体1の配設状態を調整す
ることにより、案内面301の取付状態を自在に設定す
ることができる。
なお、案内面301を有する案内板31自体を電気絶縁
材料により形成することができる。この場合、案内板3
1は切断時の高輻射熱にさらされるため、金属材料を用
いるときに較べて幾分使用寿命が短縮する。
〈考案の効果〉 以上の説明で明らかなように、本考案に係る形鋼のプラ
ズマアーク切断用案内治具は、枠体がクランプ機構によ
り形鋼に対して着脱自在に支持され、トーチ案内面を有
する案内杆が反転機構により形鋼の長手方向の2位置に
反転自在に支持されて、位置決め部材によりフランジ上
面で位置決めされ、かつ絶縁機構によりトーチ案内面部
が枠体に対して電気的に絶縁されているため、従来生起
していたダブルアークが発生することなく、固定された
案内面に沿って確実かつ迅速にプラズマアーク切断を行
なうことができる。さらに、枠体の固定位置の変更と案
内杆の反転とにより、種々の切断作業を行なうことがで
きる。勿論、確実に切断することができるため、従来必
要とした切断後の後工程は不要となる。従って、作業能
率および経済的に優れた形鋼のプラズマアーク切断用案
内杆治具を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図の左側面図、第3図および第4図は夫々第1図のIII
−III線およびIV−IV線断面矢視図、第5図は本考案の
他の実施例を示す平面図、第6図は第5図のVI−VI線断
面矢視図、第7図は本考案の対象とする被切断物の斜視
図、第8図は従来例を示す斜視図である。 1…固定の枠体、2…クランプ機構、3…案内杆、30
1…トーチの案内面、4…反転機構、51〜54…位置
決め部材、6…電気絶縁機構、7…形鋼のプラズマアー
ク切断用案内治具、8…形鋼

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】案内治具の案内面に沿ってプラズマアーク
    切断用トーチの先端部材を当接摺動させるために形鋼上
    に配設する案内治具において、形鋼のフランジ上面とウ
    ェブとに当接する略コ状の枠体と、前記枠体を形鋼に固
    定するためのクランプ機構と、トーチ案内面を有して形
    鋼の長手方向に配設される案内杆と、案内杆がフランジ
    上面で形鋼の長手方向の2位置に反転し得るよう、案内
    杆の一端部を枠体に支持する反転機構と、反転される案
    内杆をフランジ上面に当接して位置決めする位置決め部
    材と、少なくとも前記トーチ案内面部が絶縁されるよ
    う、案内杆を前記枠体に対して電気的に絶縁する絶縁機
    構とからなる形鋼のプラズマアーク切断用案内治具。
  2. 【請求項2】前記絶縁機構は、前記反転機構部と位置決
    め部材部とに配設されてなる第1項記載の案内治具。
JP4237889U 1989-04-10 1989-04-10 形鋼のプラズマアーク切断用案内治具 Expired - Lifetime JPH06223Y2 (ja)

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