JPH07178561A - スポット溶接装置 - Google Patents

スポット溶接装置

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Publication number
JPH07178561A
JPH07178561A JP5322790A JP32279093A JPH07178561A JP H07178561 A JPH07178561 A JP H07178561A JP 5322790 A JP5322790 A JP 5322790A JP 32279093 A JP32279093 A JP 32279093A JP H07178561 A JPH07178561 A JP H07178561A
Authority
JP
Japan
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movable electrode
work
movable
welding
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP5322790A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Takase
健治 高瀬
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに近接した二つの打点を溶接するに際し
て、接触抵抗差による分流の発生を防止できるスポット
溶接装置を提供する。 【構成】 第1可動電極11が取り付けられ、該第1可
動電極がワークWに対して押圧されるように押圧動作を
行う第1アーム5と、該第1アームに保持され、第1可
動電極とは独立してワークに対して押圧動作が行なわれ
る第2可動電極12と、第1および第2の可動電極にそ
れぞれ対応して組み合わされる第1,第2の固定電極2
1,22と、これら固定電極上にワークを支持した状態
で、第1可動電極のみがワークに対して押圧された際に
は該第1可動電極側を通電させ、上記第1および第2の
両可動電極がワークに対して押圧された際には第2可動
電極側を通電させるように通電回路を形成するコンタク
ト41,42,45とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワークをクランプし
た状態で互いに近接した溶接打点を溶接するスポット溶
接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スポット溶接装置として、ワーク
をクランプした状態で所定の打点を溶接するものは一般
に良く知られており、例えば、実公平03−47745
号公報では、可動電極が取り付けられた可動アームを回
動させ、固定電極が取り付けられた固定アームとの間で
各電極を押圧点としてクランプした状態で、スポット溶
接を行うようにしたものが開示されている。
【0003】また、かかるタイプのスポット溶接装置に
おいて、例えば、図5に示すように、2本の電極51,
52(可動電極)を互いに近接させて一体の電極ホルダ5
3に取り付け、これに対応する2本の固定電極61,6
2との間でワークW'をクランプして、互いに近接した
2つの打点をスポット溶接するようにした、所謂、2点
電極付きスタッドガンを備えたものが知られている。こ
のスポット溶接装置は、可動側の電極ホルダ53とトラ
ンス70とを1本の溶接ケーブル54で接続するととも
に、各固定電極61,62とトランス70との間に各々
コンタクト71,72を設け、これらコンタクト71,7
2のON/OFFを切り換えることにより、対応する電
極間を順次通電させて互いに近接した二つの打点を順次
スポット溶接する、所謂、シリーズ溶接を行うものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記2点電
極付きスタッドガンの場合、2本の可動電極51,52
が一体的に1つの電極ホルダ53に取り付けられている
ので、溶接時にはこれら2本の可動電極51,52は一
体的にワークW'に押圧されることとなり、例えば、ワ
ークW'に若干のソリや微妙な凹凸状の変形等があった
場合などには、ワークW'をクランプした際に片当たり
が生じ易く、この片当たりの状態で通電が行なわれる
と、2点の接触抵抗に差が生じ、分流によるスパークが
発生して溶接不良の原因になる場合があるという問題が
あった。
【0005】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、互いに近接した二つの打点を溶接するに際し
て、接触抵抗差による分流の発生を防止できるスポット
溶接装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明は、
ワークをクランプした状態で互いに近接した溶接打点を
溶接するスポット溶接装置であって、第1可動電極が取
り付けられ、該第1可動電極が上記ワークに対して押圧
されるように押圧動作を行うクランプアームと、該クラ
ンプアームに保持され、上記第1可動電極とは独立して
上記ワークに対して押圧動作が行なわれる第2可動電極
と、上記第1および第2の可動電極にそれぞれ対応して
組み合わされる第1および第2の固定電極と、これら固
定電極上にワークを支持した状態で、上記第1可動電極
のみがワークに対して押圧された際には該第1可動電極
側を通電させ、上記第1および第2の両可動電極がワー
クに対して押圧された際には第2可動電極側を通電させ
るように通電回路を形成する通電制御手段とを備えたこ
とを特徴としたものである。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、上記第1可動電極と
第2可動電極とは互いに独立してワークに押圧されるの
で、各電極に対応した打点を溶接する際には、各可動電
極をそれぞれ確実にワークに押圧することができ、従
来、2本の可動電極51,52が一体的にワークW'に押
圧されていた場合のように、ワークをクランプした際に
片当たりが生じた状態で通電が行なわれることはなくな
る。更に、上記通電制御手段を設けたので、第1および
第2の固定電極上にワークを支持した状態で、上記第1
可動電極のみがワークに対して押圧された際には該第1
可動電極側を通電させ、上記第1および第2の両可動電
極がワークに対して押圧された際には第2可動電極側を
通電させるように通電回路を形成することができる。す
なわち、各打点を溶接する際には、各可動電極が確実に
ワークに押圧された状態で、この押圧された可動電極側
のみが通電させられるので、接触抵抗差による分流の発
生を有効に防止することができ、互いに近接した打点を
確実にスポット溶接することができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は本実施例に係るスポット溶
接装置の要部を表す説明図であるが、この図に示すよう
に、上記スポット溶接装置1は、基台2に固定されたコ
ラム3に対して枢支軸5sを中心に回動可能に設けられ
た第1アーム5と、該第1アーム5に対して枢支軸6s
を中心に回動可能に取り付けられた第2アーム6とを備
え、上記第1アーム5の一端(図1における右端)は上記
コラム3に固定された第1シリンダ7のピストンロッド
7aに、また、上記第2アーム6の一端(図1における右
端)は第1アーム5に固定された第2シリンダ8のピス
トンロッド8aに、それぞれ連結されている。尚、この
第2シリンダ7は、上記第1シリンダ6よりもかなり小
形でコンパクトタイプのものである。
【0009】また、上記第1アーム5の他端側(図1に
おける左端側)には、第1および第2の2本の電極11,
12(可動電極)を保持する可動電極ホルダ9が固定され
ている。上記第1可動電極11は可動電極ホルダ9に一
体的に固定されている。一方、第2可動電極12は、図
2からも良く分かるように、上記可動電極ホルダ9の貫
通孔9aに挿通させた状態で上下スライド自在に保持さ
れ、その上端部は上記第2アーム6の他端側(図1にお
ける左端側)に支持されている。これら2本の可動電極
11,12は、上記ホルダ9によって互いに近接した位
置(例えば、40mm程度)に保持されている。上記可動電
極ホルダ9の端部には溶接ケーブル13が接続されると
ともに、可動電極ホルダ9と第1アーム5との間には電
気絶縁材15(例えばベークライト)が介装されており、
両者9,5間の通電が遮断されている。また、第2可動
電極12の上端側には溶接ケーブル14が接続されると
ともに、第2可動電極12と可動電極ホルダ9との間に
は電気絶縁材16(例えばベークライト)が介装されてお
り、両者12,9間の通電が遮断されるようになってい
る。
【0010】一方、上記コラム3の側方に立設された低
い方のコラム4の上端には、電気絶縁材25(例えばベ
ークライト)を介装した上で、第1および第2の2本の
固定電極21,22が取り付けられた固定電極ホルダ2
6が配設されている。該固定電極ホルダ26は、第1可
動電極11と対応して組み合わされる第1固定電極21
が取り付けられた第1ホルダ部27と、第2可動電極1
2と対応して組み合わされる第2固定電極22が取り付
けられた第2ホルダ部28とで構成されている。これら
各ホルダ部27,28にはそれぞれ溶接ケーブル23,2
4が接続されるとともに、両ホルダ部27,28間には
電気絶縁材29(例えばベークライト)が介装されてお
り、両者27,28間の通電が遮断されるようになって
いる。
【0011】また、図3および図4に示すように、上記
第1ホルダ部27を介して第1固定電極21に接続され
た上記溶接ケーブル23、および第2ホルダ部28を介
して第2固定電極22に接続された溶接ケーブル24に
は、各溶接ケーブル23,24の通電・非通電状態を切
り換えるコンタクト41,42がそれぞれ介設され、こ
れら両溶接ケーブル23,24のコンタクト41及び4
2の下流側が、共に直流(DC)トランス40に接続され
ている。該DCトランス40には、上記可動電極11,
12側の溶接ケーブル13,14への給電タイミング及
び時間を制御するためにタイマ46が付設されている。
一方、上記可動電極ホルダ9を介して第1可動電極11
に給電する溶接ケーブル13および上記第2可動電極1
2に給電する溶接ケーブル14は、共に上記DCトラン
ス40に接続されている。本実施例では、第1可動電極
11に給電する溶接ケーブル13に、該ケーブル13の
通電・非通電状態を切り換えるコンタクト45が介設さ
れている。
【0012】以上の構成において、ワークWの互いに近
接した2点をスポット溶接する際には、上記ワークWを
第1および第2の固定電極21,22上に載置した状態
で、まず、第1シリンダ7を駆動して第1アーム5を図
1における反時計回り方向に回動させ、可動電極ホルダ
9に一体的に取り付けられた第1可動電極11をワーク
Wに押圧させる。これにより、ワークWは第1可動電極
11と2本の固定電極21,22とでクランプされた状
態となる。尚、このとき、第2シリンダ8は駆動されて
いないので、第2可動電極12はワークWの上方に持ち
上げられている(図3参照)。つまり、第1可動電極11
は単独でワークWに押圧されるので、確実な押圧状態が
得られる。
【0013】この状態で、コンタクト41とコンタクト
45とをONし、かつコンタクト42をOFFすること
により、図3において2点鎖線矢印で示されるように、
DCトランス40から、コンタクト45,第1可動電極
11,第1固定電極21,コンタクト41を順次経てDC
コンタクト40に戻る通電回路が形成される。従って、
DCトランス40からの溶接電流は第1可動電極11側
にのみ給電され、ワークWの第1可動電極11と第1固
定電極21とで押圧された打点が、分流を生じることな
く確実にスポット溶接される。
【0014】次に、上記第1可動電極11と第1固定電
極21との間でのスポット溶接が終了すると、第2シリ
ンダ8が駆動されて第2可動電極12がワークWに押圧
される(図4参照)。この第2可動電極12は第1可動電
極11とは独立してワークWに押圧されるので、確実な
押圧状態が得られる。この状態で、コンタクト41とコ
ンタクト45とをOFFし、かつコンタクト42をON
することにより、図4において2点鎖線矢印で示される
ように、DCトランス40から、第2可動電極12,第
1固定電極22,コンタクト42を順次経てDCコンタ
クト40に戻る通電回路が形成される。従って、この場
合には、DCトランス40からの溶接電流は第2可動電
極12側にのみ給電され、ワークWの第2可動電極12
と第2固定電極22とで押圧された打点が、分流を生じ
ることなく確実にスポット溶接される。
【0015】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、上記第1可動電極11と第2可動電極12とは互い
に独立してワークWに押圧されるので、各電極11,1
2に対応した打点を溶接する際には、各可動電極11,
12をそれぞれ確実にワークWに押圧することができ、
従来、2本の可動電極51,52が一体的にワークW'に
押圧されていた場合のように、ワークをクランプした際
に片当たりが生じた状態で通電が行なわれることはなく
なる。更に、上記コンタクト45を設けて可動電極1
1,12への給電状態を切り換えるようにしたので、第
1および第2の固定電極21,22上にワークWを支持
した状態で、上記第1可動電極11のみがワークWに対
して押圧された際には該第1可動電極11側を通電さ
せ、上記第1および第2の両可動電極11,12がワー
クWに対して押圧された際には第2可動電極12側を通
電させるように通電回路を形成することができる。すな
わち、各打点を溶接する際には、各可動電極11,12
が確実にワークWに押圧された状態で、この押圧された
可動電極11,12側のみが通電させられるので、接触
抵抗差による分流の発生を有効に防止することができ、
互いに近接した打点を確実にスポット溶接することがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るスポット溶接装置の要
部を示す説明図である。
【図2】 図1の矢印A方向の矢視図である。
【図3】 第1可動電極側の通電回路を示す説明図であ
る。
【図4】 第2可動電極側の通電回路を示す説明図であ
る。
【図5】 従来例に係るスポット溶接装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1…スポット溶接装置 5…第1アーム 6…第2アーム 7…第1シリンダ 8…第2シリンダ 11…第1可動電極 12…第2可動電極 13,14,23,24…溶接ケーブル 21…第1固定電極 22…第2固定電極 41,42,45…コンタクト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークをクランプした状態で互いに近接
    した溶接打点を溶接するスポット溶接装置であって、 第1可動電極が取り付けられ、該第1可動電極が上記ワ
    ークに対して押圧されるように押圧動作を行うクランプ
    アームと、該クランプアームに保持され、上記第1可動
    電極とは独立して上記ワークに対して押圧動作が行なわ
    れる第2可動電極と、上記第1および第2の可動電極に
    それぞれ対応して組み合わされる第1および第2の固定
    電極と、これら固定電極上にワークを支持した状態で、
    上記第1可動電極のみがワークに対して押圧された際に
    は該第1可動電極側を通電させ、上記第1および第2の
    両可動電極がワークに対して押圧された際には第2可動
    電極側を通電させるように通電回路を形成する通電制御
    手段とを備えたことを特徴とするスポット溶接装置。
JP5322790A 1993-12-21 1993-12-21 スポット溶接装置 Pending JPH07178561A (ja)

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JP5322790A JPH07178561A (ja) 1993-12-21 1993-12-21 スポット溶接装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020860A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Nippon Avionics Co Ltd 電池とタブの接続方法およびタブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013020860A (ja) * 2011-07-13 2013-01-31 Nippon Avionics Co Ltd 電池とタブの接続方法およびタブ

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040525