JPH0622371B2 - 交流発電機の故障診断装置 - Google Patents
交流発電機の故障診断装置Info
- Publication number
- JPH0622371B2 JPH0622371B2 JP60151353A JP15135385A JPH0622371B2 JP H0622371 B2 JPH0622371 B2 JP H0622371B2 JP 60151353 A JP60151353 A JP 60151353A JP 15135385 A JP15135385 A JP 15135385A JP H0622371 B2 JPH0622371 B2 JP H0622371B2
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- Japan
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- reactive load
- load sharing
- alternator
- reactive
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、交流発電機の故障診断装置に係り、特に、複
数台の交流発電機の並行運転中に生じる故障モード監視
を行なうに最適な故障診断装置に関する。
数台の交流発電機の並行運転中に生じる故障モード監視
を行なうに最適な故障診断装置に関する。
交流発電機の故障診断装置として、例えば、特開昭59−
148531号に記載のように、マイコンを用いて、常時内部
メモリにシステム状態信号を取り込み、逐次内部メモリ
を更新し、異常信号をトリガとし、このメモリ更新をス
トツプして、故障診断を行なえるようにしていた。しか
し、故障診断の具体的手段については配慮されていなか
つた。
148531号に記載のように、マイコンを用いて、常時内部
メモリにシステム状態信号を取り込み、逐次内部メモリ
を更新し、異常信号をトリガとし、このメモリ更新をス
トツプして、故障診断を行なえるようにしていた。しか
し、故障診断の具体的手段については配慮されていなか
つた。
本発明の目的は、複数の発電機の並行運転中の故障の常
時監視を行なえるようにした交流発電機の故障診断装置
を提供することにある。
時監視を行なえるようにした交流発電機の故障診断装置
を提供することにある。
本発明は、複数の交流発電機の各々の無効負荷検出値に
基づいて各発電機の容量に見合った無効負荷分担指令を
無効負荷分担装置によって生成し、前記無効負荷分担指
令に基づいて前記複数の交流発電機の出力電圧を一定に
すると共に各々の無効負荷に見合って分担させる制御を
前記交流発電機毎に設けられた自動電圧調整装置によっ
て行ないながら並行運転を行なう交流発電機設備におい
て、前記無効負荷分担装置と前記自動電圧調整装置の各
々の間に設けられて前記無効負荷分担指令を外部より制
限可能な複数の制限器と、該制限器のいずれかを介して
無効負荷分担指令を1台分の最大負荷分担にした際の対
応する交流発電機の無効負荷分担の変化の有無に基づい
て故障の有無を判定する故障検出手段を設ける。
基づいて各発電機の容量に見合った無効負荷分担指令を
無効負荷分担装置によって生成し、前記無効負荷分担指
令に基づいて前記複数の交流発電機の出力電圧を一定に
すると共に各々の無効負荷に見合って分担させる制御を
前記交流発電機毎に設けられた自動電圧調整装置によっ
て行ないながら並行運転を行なう交流発電機設備におい
て、前記無効負荷分担装置と前記自動電圧調整装置の各
々の間に設けられて前記無効負荷分担指令を外部より制
限可能な複数の制限器と、該制限器のいずれかを介して
無効負荷分担指令を1台分の最大負荷分担にした際の対
応する交流発電機の無効負荷分担の変化の有無に基づい
て故障の有無を判定する故障検出手段を設ける。
これにより、故障検出を行なうために界磁電流を変動さ
せたときこれが母線電圧の外乱とはならないので、並行
運転中に安全に各交流発電機励磁系の異常の有無を検出
することができる。
せたときこれが母線電圧の外乱とはならないので、並行
運転中に安全に各交流発電機励磁系の異常の有無を検出
することができる。
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第1
図は、交流発電機3台の並行運転を行なう場合の単線結
線図である。第1図において、交流発電機2a,2b,
2cの各無効負荷は、無効負荷検出器3a,3b,3c
により検出され、無効負荷分担装置6へ送られる。無効
負荷分担装置6は、各交流発電機の容量に見合つた無効
負荷分担指令信号を、制限器7a,7b,7cを介し
て、各交流発電機の自動電圧調整装置(AVT)5a,
5b,5cへ出力する。各自動電圧調整装置5a,5
b,5cには、各交流発電機2a,2b,2cの出力電
圧も同時に取り込まれており、各自動電圧調整装置5
a,5b,5cは、各交流発電機の出力電圧を一定の保
つ機能と、各交流発電機の無効負荷に見合つた分担を行
なうため、制限器7a,7b,7cを介した無効負荷分
担指令信号に基づく、各交流発電機の出力電圧を変化さ
せる機能を合せ持つている。
図は、交流発電機3台の並行運転を行なう場合の単線結
線図である。第1図において、交流発電機2a,2b,
2cの各無効負荷は、無効負荷検出器3a,3b,3c
により検出され、無効負荷分担装置6へ送られる。無効
負荷分担装置6は、各交流発電機の容量に見合つた無効
負荷分担指令信号を、制限器7a,7b,7cを介し
て、各交流発電機の自動電圧調整装置(AVT)5a,
5b,5cへ出力する。各自動電圧調整装置5a,5
b,5cには、各交流発電機2a,2b,2cの出力電
圧も同時に取り込まれており、各自動電圧調整装置5
a,5b,5cは、各交流発電機の出力電圧を一定の保
つ機能と、各交流発電機の無効負荷に見合つた分担を行
なうため、制限器7a,7b,7cを介した無効負荷分
担指令信号に基づく、各交流発電機の出力電圧を変化さ
せる機能を合せ持つている。
マイクロコンピユータ8は、無効負荷分担装置6から、
各交流発電機の無効負荷分担量を取り込み、各制限器7
a,7b,7cへの無効負荷分担制限指令を与える。
各交流発電機の無効負荷分担量を取り込み、各制限器7
a,7b,7cへの無効負荷分担制限指令を与える。
マイクロコンピユータ8は、この他にも、各交流発電機
の出力電圧、電流、電力、界磁電流等も信号として取り
込んでいるが、ここでは説明を簡単にするため言及しな
い。
の出力電圧、電流、電力、界磁電流等も信号として取り
込んでいるが、ここでは説明を簡単にするため言及しな
い。
以上述べたシステム構成において、交流発電機の並行運
転中における故障診断を実施しようとする場合、第2図
に示すような手順が考えられる。
転中における故障診断を実施しようとする場合、第2図
に示すような手順が考えられる。
先ず、ステツプ(1)に於て周期的に母線電圧Vn、無
効負荷Qn、出力電流Jm、界磁電流Ifn等の諸量を取
り込み、前回の取込値と比較し、諸量の異常急変を判定
する。次に、ステツプ(2),(3),(4)の各々に
おいて各相間の電流、電圧及び無効負荷分担の各々を前
回値と比較し異常急変を判定する。次に、並行運転中の
交流発電機の故障診断に重要なステツプ(5)における
各界磁電流微小変動処理に入る。
効負荷Qn、出力電流Jm、界磁電流Ifn等の諸量を取
り込み、前回の取込値と比較し、諸量の異常急変を判定
する。次に、ステツプ(2),(3),(4)の各々に
おいて各相間の電流、電圧及び無効負荷分担の各々を前
回値と比較し異常急変を判定する。次に、並行運転中の
交流発電機の故障診断に重要なステツプ(5)における
各界磁電流微小変動処理に入る。
第1図において、各界磁電流If1,If2,If3の微小変
動は、マイクロコンピユータ8から、直接各自動電圧調
整装置5a,5b,5cに対し、指令を出すことが可能
である(図示せず)が、並行運転中の母線電圧に対し外
乱とならぬよう、母線電圧を監視しつつ実施する必要が
ある。しかし、これをマイクロコンピユータ8によつて
通常の方法でやろうとすると処理が複雑となる。これを
簡単にするため、本発明では、無効負荷分担指令信号の
途中に設けてある制限器7a,7b,7cを用いて、無
効負荷分担信号を任意の制限器を用いて「1台分の最大
負荷分担信号」とすることにより、該当する交流発電機
の無効負荷分担の変化をマイクロコンピユータ8によつ
て監視する。制限器の「1台分の最大負荷分担信号」に
もかかわらず無効負荷分担が変化しない場合は交流発電
機を故障機とみなして検出する。
動は、マイクロコンピユータ8から、直接各自動電圧調
整装置5a,5b,5cに対し、指令を出すことが可能
である(図示せず)が、並行運転中の母線電圧に対し外
乱とならぬよう、母線電圧を監視しつつ実施する必要が
ある。しかし、これをマイクロコンピユータ8によつて
通常の方法でやろうとすると処理が複雑となる。これを
簡単にするため、本発明では、無効負荷分担指令信号の
途中に設けてある制限器7a,7b,7cを用いて、無
効負荷分担信号を任意の制限器を用いて「1台分の最大
負荷分担信号」とすることにより、該当する交流発電機
の無効負荷分担の変化をマイクロコンピユータ8によつ
て監視する。制限器の「1台分の最大負荷分担信号」に
もかかわらず無効負荷分担が変化しない場合は交流発電
機を故障機とみなして検出する。
本発明の方法において、制限器7a,7b,7cの「1
台分の最大負荷分担信号」が並行運転中の母線電圧に対
し、許容される外乱内であることを示した説明図が第3
図である。第3図は説明の便宜上、交流発電機2台を例
に取り垂下特性を示している。
台分の最大負荷分担信号」が並行運転中の母線電圧に対
し、許容される外乱内であることを示した説明図が第3
図である。第3図は説明の便宜上、交流発電機2台を例
に取り垂下特性を示している。
最初、1号機は実線、2号機はイの垂下特性を持ち並行
運転されている。この場合の無効負荷分担は、1号機、
2号機共50%ずつとなつている。
運転されている。この場合の無効負荷分担は、1号機、
2号機共50%ずつとなつている。
今、制限器の作用により、2号機の無効負荷分担指令を
「1台分の最大負荷分担信号」にすると、2号機の垂下
特性は、ロとなり、無効負荷分担はほぼ1号機100
%、2号機0%と変化する。この場合、母線電圧Vの変
化は、V1〜V2へと変化するのみで、母線の許容電圧変
動範囲内であり、母線電圧に対する異常な外乱とはなら
ない。
「1台分の最大負荷分担信号」にすると、2号機の垂下
特性は、ロとなり、無効負荷分担はほぼ1号機100
%、2号機0%と変化する。この場合、母線電圧Vの変
化は、V1〜V2へと変化するのみで、母線の許容電圧変
動範囲内であり、母線電圧に対する異常な外乱とはなら
ない。
ステツプ(5)による各界磁電流を微小変動させる処理
ののち、ステツプ(6)において各界磁電流の設計値と
の突合せ処理を実行する。ステツプ(6)の終了のの
ち、再びステツプ(1)に移り、前述の処理が繰返され
る。以上の各処理のうち、ステツプ(5)以外は既存の
技術として公知のものである。
ののち、ステツプ(6)において各界磁電流の設計値と
の突合せ処理を実行する。ステツプ(6)の終了のの
ち、再びステツプ(1)に移り、前述の処理が繰返され
る。以上の各処理のうち、ステツプ(5)以外は既存の
技術として公知のものである。
本発明によれば、自動電圧調整装置とのインターフエイ
スに既存の無効負荷分担指令回路が使用できると共に、
制限器へ印加する信号が負荷状態に左右されない一定信
号で良いほか、界磁電流微小変動による母線の電圧変動
を許容電圧変動範囲内にできるので、マイクロコンピユ
ータによる母線電圧監視機能が不要となり、マイクロコ
ンピユータの負荷を軽減することができる。
スに既存の無効負荷分担指令回路が使用できると共に、
制限器へ印加する信号が負荷状態に左右されない一定信
号で良いほか、界磁電流微小変動による母線の電圧変動
を許容電圧変動範囲内にできるので、マイクロコンピユ
ータによる母線電圧監視機能が不要となり、マイクロコ
ンピユータの負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す結線図、第2図は本発
明の処理例を示すフロー図、第3図は交流発電機を2台
並行運転した場合の無負荷分担説明図である。 1a,1b,1c……原動機、2a,2b,2c……交
流発電機、3a,3b,3c……無効負荷検出器、4
a,4b,4c……シヤ断器、5a,5b,5c……自
動電圧調整器、6……無効負荷分担装置、7a,7b,
7c……制限器、8……マイクロコンピユータ。
明の処理例を示すフロー図、第3図は交流発電機を2台
並行運転した場合の無負荷分担説明図である。 1a,1b,1c……原動機、2a,2b,2c……交
流発電機、3a,3b,3c……無効負荷検出器、4
a,4b,4c……シヤ断器、5a,5b,5c……自
動電圧調整器、6……無効負荷分担装置、7a,7b,
7c……制限器、8……マイクロコンピユータ。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の交流発電機の各々の無効負荷検出値
に基づいて各発電機の容量に見合った無効負荷分担指令
を無効負荷分担装置によって生成し、前記無効負荷分担
指令に基づいて前記複数の交流発電機の出力電圧を一定
にすると共に各々の無効負荷に見合って分担させる制御
を前記交流発電機毎に設けられた自動電圧調整装置によ
って行ないながら並行運転を行なう交流発電機設備にお
いて、前記無効負荷分担装置と前記自動電圧調整装置の
各々の間に設けられて前記無効負荷分担指令を外部より
制限可能な複数の制限器と、該制限器のいずれかを介し
て無効負荷分担指令を1台分の最大負荷分担にした際の
対応する交流発電機の無効負荷分担の変化の有無に基づ
いて故障の有無を判定する故障検出手段を設けたことを
特徴とする交流発電機の故障診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60151353A JPH0622371B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 交流発電機の故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60151353A JPH0622371B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 交流発電機の故障診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6216027A JPS6216027A (ja) | 1987-01-24 |
JPH0622371B2 true JPH0622371B2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=15516696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60151353A Expired - Lifetime JPH0622371B2 (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 交流発電機の故障診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622371B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH084366B2 (ja) * | 1987-12-18 | 1996-01-17 | 三菱電機株式会社 | 発電機の保護装置 |
JPH0824408B2 (ja) * | 1988-10-04 | 1996-03-06 | 三菱電機株式会社 | 発電機の保護装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5227804A (en) * | 1975-08-26 | 1977-03-02 | Erco Ind Ltd | Process for making pulp |
JPS6070934A (ja) * | 1983-09-27 | 1985-04-22 | 株式会社東芝 | 複合発電プラントの励磁制御装置 |
-
1985
- 1985-07-11 JP JP60151353A patent/JPH0622371B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6216027A (ja) | 1987-01-24 |
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