JPH06223510A - 記録再生方法及びそれを用いた情報記憶装置 - Google Patents

記録再生方法及びそれを用いた情報記憶装置

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JPH06223510A
JPH06223510A JP1227993A JP1227993A JPH06223510A JP H06223510 A JPH06223510 A JP H06223510A JP 1227993 A JP1227993 A JP 1227993A JP 1227993 A JP1227993 A JP 1227993A JP H06223510 A JPH06223510 A JP H06223510A
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敏光 賀来
Seiichi Mita
誠一 三田
Yasuaki Ito
康晃 伊藤
Kazuo Shigematsu
和男 重松
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 記録密度を高めるためマーク長記録でも、記
録マークの弁別マージンを確保し、データの信頼度を向
上させて、記録媒体の可換性を保証する。 【構成】 マーク長記録によりデータを記録し、その再
生信号の二値化方式としてDCスライス方式を採用する
場合に、再生信号の振幅中心のスライスレベルを生成す
るASC回路22と、そのレベルより大きいレベルのス
ライスレベル2を生成するスライス回路23と、そのス
ライスレベルより小さいレベルのスライスレベル3を生
成するスライス2回路24を設け、各スライスレベルで
二値化されたエッジ信号に対して別々の弁別回路を設
け、スライスレベル2とスライスレベル3に対する弁別
回路の出力の不一致時にエラ−パルスを発生させ、それ
が規定値を超過時に、交替領域に同一データを記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録マークのエッジ位
置に情報を持たせるマーク長記録(マークエッジ記録)
によって記録データに応じた記録マークを記録媒体に記
録し、記録媒体に記録された記録マークから得られる再
生信号をスライスして二値化した信号をデータ弁別する
ことにより記録データを再生する記録再生方法に関す
る。より詳細には、記録データの記録直後にその記録状
態をチェックするRAW(Read After Write)処理のた
めの記録再生方法に関し、特に、環境温度の変動に敏感
な光記録媒体の記録再生方法に用いられ、RAW処理に
よって記録マークの記録状態をチェックし、記録状態の
不良を検出したら同一データを記録媒体の交代領域に記
録する交替処理を行う記録再生方法及びそれを用いた光
ディスク装置等の情報記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体の記録膜に光ビームを照射し、
穴あけピットや磁化ドメイン等の記録マークを記録膜に
形成して情報を記録し、記録媒体からの反射光を用いて
情報を再生する光ディスク装置においては、情報を大量
に記録、再生することができる反面、光ビームの熱によ
る局所的な温度上昇を利用して記録マークを形成するた
め、環境温度等の変動により記録マークの形状が変動す
るので、記録媒体に記録された記録マークの記録状況を
チェックする必要がある。
【0003】そのため、光ディスク装置においては情報
の記録直後にその記録状態をチェックするリードアフタ
ーライト(RAW Read After Write)処理を実施して
いる。このRAW処理は、情報の記録直後の次の回転時
に、記録情報を再生し、その再生データと記録データと
を比較し、ある規定値以上の比較エラーが発生した場合
に、交替セクタに同一のデータを記録する処理である。
さらに、RAW処理時に再生信号の振幅を判定し、ある
規定値以下の場合に、同様に交替セクタに同一デ−タを
記録する処理を行う方法が、特開昭60−101729
号公報に提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】記録媒体に記録される
記録マークのエッジ位置に情報を持たせるマーク長記録
(マークエッジ記録)は、高記録密度が可能であるが、
光ヘッドや光ディスク媒体の特性バラツキによる記録条
件の変動の影響を受けやすく、それによって記録マーク
のエッジ位置がずれることがあり、記録媒体の互換性を
確保することが困難である。記録媒体の互換性とは、あ
る記録再生装置で記録、再生した記録媒体を他の記録再
生装置でも記録、再生できる性能であり、特に、光ディ
スク媒体の最大の特徴である可換性を活かすために重要
な特性である。
【0005】本発明の一つの目的は、記録密度を高める
ためマーク長記録を採用しても、記録マークの弁別マー
ジンを充分に確保し、記録媒体の互換性を向上させるこ
とにより、記録媒体の可換性を保証することにある。
【0006】本発明のもう一つの目的は、マーク長記録
によって記録媒体に記録マークを記録し、該記録マーク
による再生信号をスライスして二値化した信号をデータ
弁別する弁別窓のマージンを実効的に変えることができ
る記録再生方法を提供することにある。
【0007】本発明のもう一つの目的は、記録マークの
記録直後にその記録状態をチェックするリードアフター
ライト処理に用いられ、記録マークによる再生信号のマ
ージンチェックを行うことにより、記録マークの記録状
態をチェックし、充分な弁別マージンを保証する記録マ
ークを記録媒体に記録することができる記録再生方法を
提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、記録媒体に記録した
記録マークによる再生信号のマージンチェックを容易に
行うことができ、充分な弁別マージンを保証する記録マ
ークを記録媒体に記録することにより、マーク長記録に
よる記録データの信頼度を向上させ、かつ、記録媒体の
可換性を確実に保証することができる情報記憶装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
れば、記録マークのエッジ位置に情報を持たせるマーク
長記録によって記録データに応じた記録マークを記録媒
体に記録し、記録媒体に記録された記録マークから得ら
れる再生信号を第1のレベルでスライスして第1の二値
化信号を得、第1の二値化信号に同期したクロックで第
1の二値化信号をデータ弁別すると共に、再生信号を第
1のレベルと異なる第2のレベルでスライスして第2の
二値化信号を得、第2の二値化信号を第1の二値化信号
に同期したクロックでデータ弁別することにより、再生
信号の再生タイミングを実効的にずらしてデータ弁別す
る。そして、その弁別結果により第2の二値化信号が第
1の二値化信号と同じ弁別窓内にあるか否か検出して、
再生信号のマージンチェックを行うことにより、記録媒
体における記録マークの記録状態をチェックする。
【0010】マーク長記録による記録マークのデータ弁
別は、記録マークの前エッジと後エッジをそれぞれ独立
に行うのが良い。すなわち、第1の二値化信号の前エッ
ジと後エッジをそれぞれ表す第1の前エッジ信号と第1
の後エッジ信号を得、第1の前エッジ信号と第1の後エ
ッジ信号にそれぞれ同期したクロックで第1の前エッジ
信号と第1の後エッジ信号をそれぞれ別々にデータ弁別
する。同様に、第2の二値化信号の前エッジと後エッジ
をそれぞれ表す第2の前エッジ信号と第2の後エッジ信
号を得、第1の前エッジ信号と第1の後エッジ信号にそ
れぞれ同期したクロックでそれぞれ別々にデータ弁別す
る。
【0011】本発明の一つの特徴によれば、第2のレベ
ルとして、第1のレベルに対し所定量だけ上下にそれぞ
れシフトした2種類のレベルを用い、該2種類のレベル
でそれぞれスライスした二値化信号を第1の二値化信号
に同期したクロックでそれぞれデータ弁別し、両者の弁
別結果が等しいか否か検出することにより、第2の二値
化信号が第1の二値化信号と同じ弁別窓内にあるか否か
検出する。
【0012】第1のレベルとしては、クロックを生成す
るための特定パターンであって、記録データとともに記
録媒体に記録されたVFOパターンを利用し、該VFO
パターンから得られる再生信号の振幅中心に設定するの
が良い。
【0013】そして、記録マークの記録状態がマージン
不足の場合は、マージン不足と判定された記録マークに
対応する記録データと同じデータを記録媒体に設けられ
た交代領域に記録して、データに冗長性を持たせ、デー
タの信頼度を向上させる。
【0014】本発明の情報記憶装置は、記録マークのエ
ッジ位置に情報を持たせるマーク長記録によって記録媒
体に記録データに応じた記録マークを記録する記録手段
と、記録媒体に記録された記録マークから得られる再生
信号を第1のレベルでスライスして第1の二値化信号を
得ると共に、再生信号を第1のレベルと異なる第2のレ
ベルでスライスして第2の二値化信号を得る再生手段
と、第1の二値化信号に同期した再生クロックを得、該
再生クロックで第1の二値化信号をデータ弁別すると共
に、第2の二値化信号を該再生クロックでデータ弁別
し、その弁別結果により第2の二値化信号が第1の二値
化信号と同じ弁別窓内にあるか否か検出するデータ弁別
手段と、データ弁別手段の検出結果によって記録媒体に
おける記録マークの記録状態をチェックし、記録マーク
の記録状態がマージン不足の場合、該マージン不足と判
定された記録マークに対応する記録データと同じデータ
を記録媒体に設けられた交代領域に記録するよう記録手
段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
【0015】前後エッジ独立検出に対応するため、再生
手段は、第1の二値化信号の前エッジと後エッジをそれ
ぞれ表す第1の前エッジ信号と第1の後エッジ信号を得
る第1の二値化手段と、第2の二値化信号の前エッジと
後エッジをそれぞれ表す第2の前エッジ信号と第2の後
エッジ信号を得る第2の二値化手段とで少なくとも構成
する。
【0016】また、データ弁別手段は、第1の前エッジ
信号に同期した再生クロックを得るPLL手段、該再生
クロックで第1の前エッジ信号と第2の前エッジ信号を
それぞれ弁別する弁別手段、及び該弁別手段による第2
の前エッジ信号の弁別結果により第2の前エッジ信号が
第1の前エッジ信号と同じ弁別窓内にあるか否か検出す
る手段からなる前エッジ用のデータ弁別手段と、第1の
後エッジ信号に同期した再生クロックを得るPLL手
段、該再生クロックで第1の後エッジ信号と第2の後エ
ッジ信号をそれぞれ弁別する弁別手段、及び該弁別手段
による第2の後エッジ信号の弁別結果により第2の後エ
ッジ信号が第1の後エッジ信号と同じ弁別窓内にあるか
否か検出する手段からなる後エッジ用のデータ弁別手段
とで構成する。
【0017】また、本発明の一つの特徴によれば、再生
手段は、第2のレベルとして第1のレベルに対し所定量
だけ上下にそれぞれシフトした2種類のレベルを用い、
該2種類のレベルで再生信号をそれぞれスライスした2
種類の第2の二値化信号を得る二値化手段を有し、デー
タ弁別手段は、2種類の第2の二値化信号を第1の二値
化信号に同期したクロックでそれぞれデータ弁別し、両
者の弁別結果が等しいか否か検出し、等しくないときに
エラーパルスを出力するエラー検出手段を有する。
【0018】本発明の情報記憶装置は、記録媒体に光デ
ィスク媒体を用い、回転制御されたスピンドルモータで
該光ディスク媒体を回転させ、少なくともレーザと該レ
−ザから出たレーザ光を回転する光ディスク媒体へ照射
する絞り込みレンズとからなり、光ディスク媒体の所望
位置にレーザ光を照射できるように、少なくとも絞り込
みレンズが光ディスク媒体の半径方向に移動可能に構成
された光照射手段と、記録データに応じた記録マークを
光ディスク媒体に記録するようにレーザ光の強度を変調
するレーザ駆動手段とで構成した記録手段により、光デ
ィスク媒体に照射されるレーザ光による局所的な温度上
昇を利用して記録マークを記録する光ディスク装置を構
成する。
【0019】
【作用】本発明によれば、再生信号を二値化するための
スライスレベルを可変にし、再生信号の再生タイミング
を実効的にずらしてデータ弁別するので、その弁別結果
により第2の二値化信号が第1の二値化信号と同じ弁別
窓内にあるか否か検出して、記録した記録マークから得
られる再生信号のマージンチェックを行うことができ、
記録密度を高めるためマーク長記録を採用しても、記録
マークの弁別マージンを充分に確保し、記録媒体の可換
性を保証することができる。
【0020】そして、記録マークの記録状態がマージン
不足の場合は、マージン不足と判定された記録マークに
対応する記録データと同じデータを記録媒体に設けられ
た交代領域に記録して、データに冗長性を持たせること
ができるので、データの信頼度を大幅に向上させること
ができる。
【0021】また、本発明によれば、弁別窓の中心合わ
せを行なう場合には、再生信号に代えて基準クロックを
用いることにより、弁別窓の中心を検出することができ
る。
【0022】さらに、本発明は、記録媒体の特定領域に
試し書きパターンを記録パワーを変えながら記録し、そ
の再生信号から記録媒体に適した記録パワーを検出する
際に、その検出が有効か否かの判定に用いることができ
る。
【0023】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明する。図
1に、本発明の信号再生方法を実施する情報記憶装置の
一例として、光磁気ディスク装置の場合を示す。光磁気
ディスク装置は、デ−タの記録、再生、さらに消去が可
能な情報記憶装置であり、例えば、大容量データファイ
ルシステムの情報記憶装置として用いられる。
【0024】光磁気ディスク装置は、レ−ザ1を中心と
する光ヘッド系と、情報を記憶保持する光ディスク記録
媒体5と、記録パルス生成回路10を中心とする記録処
理系と、光ヘッド系から得られた再生信号を二値化デー
タに変換する再生回路14を中心とした再生処理系とか
ら構成される。
【0025】上位ホストからの命令や記録デ−タは、コ
ントロ−ラ8において命令の解読や記録デ−タの変調が
行われ、変調方式(例えば1−7符号則)に応じた符号
列に変換される。
【0026】シンセサイザ9は装置全体の基準クロック
を発生させる発振器である。本実施例では、光ディスク
記録媒体5の記録容量を増大させるため、光ディスク記
録媒体の記録領域を約同心円状に複数のゾ−ンに分割
し、各ゾ−ンごとに基準クロックを変えて内外周での記
録密度を略一定とするZCAV(Zoned Constant Angul
ar Velocity)と呼ばれる記録方法を採用する。そのた
め、より外周のゾーンに行く程基準クロックの周波数が
高くなるように、シンセサイザ9の発振周波数をゾ−ン
に応じて変えていく必要がある。
【0027】コントロ−ラ8により所定の符号化則(例
えば、1−7変調、2−7変調等のラン長制限符号)に
従って符号化(変調)された記録データは記録パルス生
成回路10に入り、記録媒体5に形成される記録マーク
の長さや幅を制御するための記録パルス信号に変換され
る。記録パルス信号はレ−ザドライバ11に入力され、
レ−ザドライバ13からの記録電流によりレ−ザ1を高
出力発振させ、記録パルス信号に応じた強度のレーザ光
を出力させる。
【0028】レ−ザ1から出たレーザ光は光ヘッドのレ
ンズ系により光ディスク記録媒体5上に絞り込まれる。
すなわち、カップリングレンズ2により平行光に変換さ
れ、プリズム3を通り、絞り込みレンズ4により光ディ
スク記録媒体5の記録膜上に絞り込まれる。光ディスク
記録媒体5は、回転制御されたスピンドルモータ(図示
せず)により一定の角速度で回転している。一方、光ヘ
ッドは、記録媒体5の所望位置にレーザ光を照射できる
ように、少なくとも絞り込みレンズ4が記録媒体5の半
径方向に移動可能に構成されており、記録パルス信号に
応じた強度のレーザ光が回転する記録媒体5の所望位置
に照射され、記録データに応じた記録マークが記録媒体
5の記録膜上の所望のトラックに形成される。光磁気媒
体では、レーザ光による熱と外部磁場発生器6から印加
される磁界によって、所定の磁化方向を有する磁化ドメ
インを記録膜に形成してデータを記録する。図示の高周
波重畳回路12はレ−ザ1に起因するレ−ザ雑音を低減
するために設けてあり、記録及び消去時にはレ−ザの寿
命の関点から高周波重畳を休止することもある。
【0029】一方、再生時にはレ−ザ1を低出力で発振
させ、記録膜に形成された磁化ドメインを消失しないよ
うに低強度のレーザ光を記録媒体5に入射させる。記録
媒体5からの反射光はプリズム3により照射光と光路分
離され、光検出器7に入射する。
【0030】光検出器7で光電変換された再生信号は、
プリアンプ13で増幅され、再生回路14に入力する。
再生回路14は、波形等化回路、自動利得制御回路、波
形整形回路から構成されており、入力された再生信号を
二値化信号とする。
【0031】再生回路14からの二値化信号はデ−タ弁
別回路15に入力される。デ−タ弁別回路15は、セル
フクロッキングのために二値化信号に同期した再生クロ
ックを得るPLL(Phase Locked Loop)回路と、弁別
回路と、RAWエラ−パルス発生回路(後述)とを含
む。デ−タ弁別回路15では、二値化信号とPLLで得
られた再生クロックとが弁別回路に入力されてデ−タ弁
別され、その結果としてのデ−タ弁別信号がコントロ−
ラ8に入力され、デ−タが復調される。
【0032】記録マークのエッジ位置に情報を持たせる
マ−ク長記録を行なう場合には、光ヘッドや記録媒体の
特性変化、環境温度の変化等による記録条件の変動の影
響を受けやすく、そのため記録マークのエッジ位置が変
動して再生タイミングのマ−ジンが小さくなり、記録媒
体の互換性を損なう可能性がある。そのため、デ−タ弁
別回路15を前エッジ用と後エッジ用にそれぞれ独立に
設けて、前エッジ位置と後エッジ位置とを独立に検出す
る前後エッジ独立検出方式を採用する。そして、コント
ロ−ラ8では、記録マークの前エッジと後エッジとから
それぞれ独立に検出された2つのデ−タ弁別信号を合成
して、デ−タを復調する。
【0033】外部印加磁界を用いて情報の記録、再生、
消去を行う光磁気ディスク装置においては、外部磁場発
生器6を設け、外部磁場発生器6により記録/消去時に
磁界の向きを切り換えてデータの記録/消去を行う。ま
た、データの再生は、光検出器7の前に配置した波長板
(図示せず)により記録媒体からの反射光をP偏光、S
偏光に分離して、2分割の光検出器7で受光する。そし
て、2分割の光検出器7の出力をプリアンプ13でそれ
ぞれを増幅後、差動することにより光磁気信号を、加算
することによりID情報を含むプリフォーマット信号を
得ることができる。光磁気信号とプリフォーマット信号
の2つの信号は、ホストからのID切り換え信号によっ
て1つの時系列信号(再生信号)となって再生回路14
に入力される。
【0034】図2に、再生回路14の一構成例を回路ブ
ロック図で示す。PREGC回路16では、光ディスク
記録媒体5の特定領域(例えば最内周あるいは最外周)
に凹凸ピットの形態で予め作り付けられているPEP
(PHASE ENCODING PART)を再生して得られる媒体5に
固有の識別情報のうち、反射率に関する情報をレジスタ
に設定することにより増幅率を設定して、各種の記録媒
体の反射率の違いによる再生信号の振幅変動を吸収す
る。国際標準化機構(ISO)では、光磁気ディスク媒
体の反射率を10〜34%と規定しており、ISO規格
に準拠する記録媒体にはこの反射率に対応する情報がP
EPに記録されている。
【0035】本実施例の再生回路16においては、再生
信号をある所定のDCレベルでスライスして二値化する
DCスライス方式を採用するため、再生信号のDCレベ
ルを保持する必要がある。そこで、本実施例のDC補正
回路17では、AC結合して得られた再生信号のID部
(プリフォーマット領域から得られる再生信号)とデー
タ部(データ領域から得られる再生信号)のDCレベル
をそれぞれ補正する。すなわち、光ディスク記録媒体5
のトラックは、複数のセクタに分割され、各セクタは、
例えば当該セクタの先頭を表すセクタマーク(セクタの
先頭はVFOパターンを検出することによっても検出で
きるので、セクタマークは必ずしも必要ではない)、プ
リフォーマットデータ再生用の同期クロックを生成する
ための特定パターンからなるVFOパターン、及び記録
媒体上の物理的な位置を表すアドレス(トラック番地、
セクタ番地)等が予め記録されたID部からなるプリフ
ォーマット領域と、記録データ再生用の同期クロックを
生成するための特定パターンからなるVFOパターン、
記録データの復調開始のタイミングを表す同期信号(S
YNCパターン)、記録データ、該記録データの誤りを
検出するためのCRC、記録データ及びCRCの所定デ
ータ長ごとに挿入される再同期信号(RESYNCパタ
ーン)等が追加記録されるデータ部からなるデータ領域
と、記録媒体の回転変動を吸収するためのバッファ領域
とからなり、セクタ単位でデータを記録/再生する。プ
リフォーマット領域とデータ領域とでは、記録されるデ
ータの記録形態が異なり、それぞれの領域から得られる
再生信号のDCレベルが異なるので、それぞれ別々にD
Cレベルを補正する。
【0036】また、データ領域に記録データが記録され
ていない未記録セクタや、記録あるいは消去中のセクタ
に対しては、後述の量子化帰還回路が誤動作しないよう
に、コントロ−ラ8からの制御信号によって再生信号の
デ−タ部に基準信号を埋め込むことにより、DCレベル
を安定に保持する。基準信号としては、VFOパタ−ン
と同一の周波数を持つ信号を用いれば良い。
【0037】AGC(Auto Gain Control)回路18は
再生信号の信号振幅を一定に制御する回路であり、再生
信号はID部とデ−タ部とで振幅および振幅変動が異な
るので、別々に制御した方が良い。
【0038】イコライザ回路19は光ヘッドを構成する
光学系のバラツキによる周波数特性の劣化を補償する回
路であり、例えば、トランスバ−サル形の場合、2個の
ディレイ素子と加算器から構成されており、ディレイ素
子を電子形にすると外部から内蔵レジスタのデ−タを設
定することにより、ZCAVに対応して最適設定が可能
となる。
【0039】LPF(Low Pass Filter)20は再生系
の帯域制限をし、必要なS/Nを確保するために設け
る。LPF20もまた、電子形とすることによって外部
から内蔵レジスタのデ−タを設定することにより、ZC
AVに対応して最適設定が可能となる。
【0040】量子化帰還回路21では再生信号に含まれ
る低周波成分を除去する。
【0041】ASC回路22は二値化のためのスライス
レベルを自動的に決定して再生信号を二値化する回路で
あり、再生信号の中で最密パタ−ンであるVFOパタ−
ンの振幅中心にスライスレベルを自動的に制御する。こ
こで得られる二値化された正相の出力信号LDATA-Pは前
エッジ用のディジタル信号として、逆相の出力信号TDAT
A-Pは後エッジ用のディジタル信号として、デ−タ弁別
回路15に入力される。また、ASC回路22において
は、再生信号に含まれるVFOパタ−ンの振幅中心をス
ライスする第1のレベルをスライスレベル1とした場
合、記録データの記録状況をチェックするためデータ記
録の直後に行うRAW(Read After Write)処理時に、
スライスレベル1に対してΔVを加算したスライスレベ
ル2(+ΔV)と、ΔVを減算したスライスレベル3
(−ΔV)とを発生する。このΔVは、記録マークの実
効的な弁別窓幅をRAW処理時に変えることになり、こ
のΔVの値を外部からデ−タバス経由で任意に設定でき
るようにしておく。スライスレベル2は第2のスライス
回路23へ導かれ、その正相出力はLLATE−P、逆
相出力はTEARLY−Pとなる。さらに、スライスレ
ベル3は第3のスライス回路24に導かれ、その正相出
力はLEARLY−P、逆相出力はTLATE−Pとな
る。これら再生回路14からの出力信号は後段のデ−タ
弁別回路15に入力される。
【0042】図3に、デ−タ弁別回路15の一構成例を
回路ブロック図で示す。デ−タ弁別回路15は前エッジ
用のデ−タ弁別回路と後エッジ用のデ−タ弁別回路とか
ら構成されているが、両デ−タ弁別回路は同一の構成で
あるので、ここでは前エッジ用のデ−タ弁別回路につい
てのみ説明する。デ−タ弁別回路は、PLL(PhaseLoo
ked Loop)回路25、弁別回路26、および2つの弁別
回路27、28とEOR(排他的論理和:Exclusive O
R)素子29とから構成されるエラ−パルス検出回路か
ら成る。光ディスク記録媒体5に記録されるデータのう
ち、VFOパタ−ンの信号振幅の中心をスライスして得
られる正相の二値化デ−タLDATA-PはPLL回路25に
入力され、セルフクロッキングにより二値化デ−タLDAT
A-Pに同期した再生クロックLVCOCLK-Pを抽出する。第1
の弁別回路26では、二値化デ−タLDATA-Pを再生クロ
ックLVCOCLK-Pの立上りタイミングでデータ弁別して弁
別デ−タLNOMDT-Pを得る。この弁別デ−タLNOMDT-Pはコ
ントロ−ラ8に導かれて、後エッジ用データ弁別回路か
らの弁別デ−タTNOMDT-Pと合成され、デ−タ復調され
る。
【0043】また、スライスレベル3(−ΔV)による
正相の二値化信号LEARLY-P(前エッジの弁別中心タイミ
ングより早い信号)は二値化デ−タLDATA-Pに同期した
再生クロックLVCOCLK-Pにより第2の弁別回路27で弁
別する。同様に、スライスレベル2(+ΔV)による正
相の二値化信号LLATE-P(前エッジの弁別中心タイミン
グより遅い信号)も二値化デ−タLDATA-Pに同期した再
生クロックLVCOCLK-Pにより第3の弁別回路28で弁別
する。
【0044】3つの弁別回路26、27、28は同一の
再生クロックLVCOCLK-Pでデ−タ弁別するので、弁別回
路27と28の弁別結果が等しい場合には、二値化デ−
タLEARLY-PとLLATE-Pが弁別中心タイミングによる二値
化デ−タLDATA-Pと同じ弁別窓内にあることを示し、こ
の場合には振幅マ−ジンと位相マ−ジンが確保されてい
ることになり、記録マークの記録状態は正常と判定す
る。しかし、弁別回路27と28の弁別結果が等しくな
い場合には上記マ−ジンが確保されていないことになる
ので、この場合にはエラ−パルスLRAWERR-Pを出力させ
る。したがって、第2の弁別回路27の出力と第3の弁
別回路28の出力のEORをとることによってエラ−パ
ルスを検出し、このパルスを再生クロックLVCOCLK-Pに
同期してLRAWERR-Pとしてコントロ−ラ8に送出する。
コントロ−ラ8ではRAW処理時に各セクタのデ−タ領
域から検出されるエラ−パルスLRAWERR-Pのパルス数を
計数し、この値がある数を越えた場合にマージン不足と
判定する。パルス計数範囲としては、各セクタのデ−タ
領域ごとにPLLの同期引込み終了からデ−タ領域の終
端まで行うのが良い。マージン不足と判定したら、コン
トロ−ラ8は記録処理系を制御して、そのセクタに記録
した記録データと同じデータを、各トラックの特定セク
タや特定トラックに割り当てられた交替セクタに記録す
る交替処理を実行する。
【0045】図4を用いて、デ−タ弁別回路15の構成
についてさらに詳しく説明する。また、図5、図6には
エラ−パルスの検出例を、エッジが遅れた場合と進んだ
場合のそれぞれについて、図4における各部位に対応し
て示す。第1の弁別回路26は2つのD形フリップフロ
ップFF1、FF4から構成する。二値化デ−タLDATA-
PはフリップフロップFF1のD入力端子に入力し、再
生クロックLVCOCLK-PをCLK端子に入力すると、再生
クロックLVCOCLK-Pの立上りエッジに同期してQ端子か
ら正相出力が得られ、さらに次段のFF4のD端子に入
力して再生クロックLVCOCLK-Pに再同期させる。フリッ
プフロップFF4の正相出力は弁別デ−タLNOMDT-Pとし
て、コントロ−ラ8へ送られる。第2の弁別回路27は
2つのD形フリップフロップFF2、FF5から構成さ
れ、LEARLY−PはフリップフロップFF2のD入
力端子に入力し、再生クロックLVCOCLK-PをCLK端子
に入力すると、再生クロックLVCOCLK-Pの立上りエッジ
に同期してQ端子から出力が得られ、さらに次段のFF
5のD端子に入力すると、再生クロックLVCOCLK-Pに再
同期した出力が得られる。この出力は次段のAND素子
A1においてFF2の逆相出力Q’からの出力とAND
(論理積)される。同様に、第3の弁別回路28は2つ
のD形フリップフロップFF3、FF6から構成され、
LLATE−PはフリップフロップFF3のD入力端子
に入力し、再生クロックLVCOCLK-PをCLK端子に入力
すると、再生クロックLVCOCLK-Pの立上りエッジに同期
してQ端子から出力が得られ、さらに次段のFF6のD
端子に入力すると、再生クロックLVCOCLK-Pに再同期し
た出力が得られる。この出力は次段のAND素子A2に
おいてFF3の逆相出力Q’からの出力とAND(論理
積)される。AND素子A1、A2の出力は次段のEO
R素子EX1に入力され、それぞれの出力が異なる時に
パルスが発生し、これがRAWエラ−パルスとなる。こ
のパルスは次段のフリップフロップFF7で再生クロッ
クLVCOCLK-Pの立下がりエッジに同期したRAWエラ−
パルスLRAWERR-Pが得られる。
【0046】次に、上記のエラーパルス検出を用いた応
用例について説明する。弁別回路においては位相マージ
ンを確保するために、弁別回路で発生する位相オフセッ
トを補正する必要がある。弁別窓の中心調整を実行する
場合は、図2に示した再生回路14において、DC補正
回路17の入力信号をコントローラ8の制御信号により
基準信号に切り換え、この基準信号を二値化してジッタ
のないデ−タとして弁別を行なう。
【0047】図7にPLL回路25の構成の一例を示
す。二値化デ−タLDATA-Pに対して弁別窓中心調整用の
ディレイライン31を設け、位相比較器32に入力す
る。位相比較器32はディレイしたデ−タと再生クロッ
クLVCOCLK-Pの位相を比較して、その位相量に比例した
制御電圧で次段の電圧制御発振器(VCO)33の発振
周波数を制御し、その出力を位相比較器にフィ−ドバッ
クする。ディレイライン31は電子形で構成し、デ−タ
バスにより外部から遅延量を設定できるように構成する
と、デ−タとクロック間の位相量を任意に設定できる。
【0048】デ−タ弁別回路15において、中心タイミ
ングに対して位相進み(EARLY)側に遅延させてい
くと、3つの弁別回路においてデ−タとクロックの位相
がずれていくので、RAWエラ−パルスが発生する。こ
の時の遅延量DL1と、位相遅れ(LATE)側に遅延
させていった時にRAWエラ−パルスが発生する時の遅
延量DL2との和(DL1+DL2)の1/2の遅延量
が、弁別回路で発生する位相オフセット分を補正する最
適遅延量となる。したがって、弁別窓中心調整後は、こ
の最適遅延量をデ−タバスからディレイライン31に設
定する。
【0049】図8に、本発明の信号再生方法を試し書き
処理に応用した光磁気ディスク装置の構成ブロック図を
示す。光磁気ディスク媒体のように環境温度の変動に敏
感な記録媒体に対しては、記録媒体と記録再生装置との
適合性を向上させるため、記録媒体を記録再生装置にセ
ットした際に、記録データの記録に先立って記録媒体の
予め定められた特定領域に特定の記録パタ−ン(試し書
きパタ−ン)を記録する試し書き処理が用いられる。
【0050】この試し書き処理では、試し書きパタ−ン
は試し書きパタ−ン発生回路34により生成し、セレク
タ35においてコントロ−ラ8からの通常の記録デ−タ
と切り換えられて記録パルス生成回路10に入力し、通
常の記録デ−タと同様にレ−ザ1のレーザ出力を試し書
きパタ−ンに応じて強度変調することにより、試し書き
パタ−ンが記録される。記録した試し書きパタ−ンを再
生して得られる再生信号から最適記録パワ−を見つけだ
すため、1セクタ毎にレーザドライバ11を制御して記
録パワ−を変化させながら、試し書きパタ−ンを数セク
タ分記録する。
【0051】そして再生時には、記録パワ−を変化させ
ながら記録した試し書きパタ−ンから得られる再生信号
を試し書きパタ−ン中心レベル検出回路36に導き、1
セクタ毎に変化する再生信号の中心レベルを検出する。
【0052】試し書き時の記録パタ−ンとしては、当該
装置における最高記録周波数の最密パタ−ンと最低周波
数の最疎パタ−ンの組合せを用い、その再生信号から最
密パタ−ンの中心レベルと最疎パタ−ンの中心レベルを
試し書きパタ−ン中心レベル検出回路36で検出し、そ
の中心レベル差をA/D変換器37によってデジィタル
変換してコントロ−ラ8に取り込む。最密パタ−ンと最
疎パタ−ンの中心レベル差が0の時が両パタ−ンに対す
る最適記録パワ−と判定して、この最適記録パワーにレ
ーザドライバ11を設定して、それ以降の記録データの
記録処理を実行する。
【0053】この様に、試し書き処理により、最適記録
パワ−を設定することができるので、高精度な記録マ−
クを安定に記録することが可能になる。この試し書き処
理において、A/D変換器37によって取り込んだデ−
タが正常か否か判定する際に、上述したエラ−パルス検
出回路からのエラ−パルスを利用する。このエラ−が発
生した時には記録状態が異常であると判定し、取り込ん
だデ−タを採用しないことにより、最適パワ−判定時の
誤判定を防ぐことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体に記録した記
録マークの記録状態をチェックするRAW処理時に、再
生信号のマージンチェックを行うことができ、記録密度
を高めるためマーク長記録を採用しても、記録マークの
弁別マージンを充分に確保し、記録媒体の可換性を保証
することができる。
【0055】そして、記録マークの記録状態がマージン
不足の場合は、記録媒体に設けられた交代領域に同じデ
ータを記録して、データに冗長性を持たせることができ
るので、データの信頼度を大幅に向上させることができ
る。
【0056】また、再生信号に代えて基準クロックを用
いることにより、弁別窓の中心を検出することができ、
さらに、試し書き処理時には、検出した最適記録パワー
が有効か否かの判定に用いて、最適記録パワーの誤判定
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するためのブロック図
【図2】再生回路の構成例を説明するためのブロック図
【図3】デ−タ弁別回路の構成例を説明するためのブロ
ック図
【図4】デ−タ弁別回路を詳細説明するためのブロック
【図5】エラ−パルス検出の一例を説明する図
【図6】エラ−パルス検出のもう一つの例を説明する図
【図7】PLL回路の構成例を説明するためのブロック
【図8】本発明のもう一つの実施例を説明するためのブ
ロック図
【符号の説明】
8 コントロ−ラ 10 記録パルス生成回路 11 レ−ザドライバ 14 再生回路 15 デ−タ弁別回路 22 ASC回路 23、24 スライス回路 25 PLL 26、27、28 弁別回路 29 EOR回路 34 試し書きパタ−ン発生回路 36 試し書きパタ−ン中心レベル検出回路 37 A/D変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重松 和男 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録マークのエッジ位置に情報を持たせ
    るマーク長記録によって記録データに応じた記録マーク
    を記録媒体に記録し、該記録媒体に記録された記録マー
    クから得られる再生信号を第1のレベルでスライスして
    第1の二値化信号を得、該第1の二値化信号に同期した
    クロックで該第1の二値化信号をデータ弁別すると共
    に、上記再生信号を上記第1のレベルと異なる第2のレ
    ベルでスライスして第2の二値化信号を得、該第2の二
    値化信号を上記クロックでデータ弁別し、その弁別結果
    により上記第2の二値化信号が上記第1の二値化信号と
    同じ弁別窓内にあるか否か検出し、その検出結果によっ
    て上記記録媒体における記録マークの記録状態をチェッ
    クすることを特徴とする記録再生方法。
  2. 【請求項2】 上記第1の二値化信号の前エッジと後エ
    ッジをそれぞれ表す第1の前エッジ信号と第1の後エッ
    ジ信号を得、該第1の前エッジ信号と第1の後エッジ信
    号にそれぞれ同期したクロックで該第1の前エッジ信号
    と第1の後エッジ信号をそれぞれ別々にデータ弁別する
    と共に、上記第2の二値化信号の前エッジと後エッジを
    それぞれ表す第2の前エッジ信号と第2の後エッジ信号
    を得、該第2の前エッジ信号と第2の後エッジ信号を上
    記第1の前エッジ信号と第1の後エッジ信号にそれぞれ
    同期したクロックでそれぞれ別々にデータ弁別すること
    を特徴とする請求項1記載の記録再生方法。
  3. 【請求項3】 上記第2のレベルとして上記第1のレベ
    ルに対し所定量だけ上下にそれぞれシフトした2種類の
    レベルを用い、該2種類のレベルでそれぞれスライスし
    た二値化信号を上記第1の二値化信号に同期したクロッ
    クでそれぞれデータ弁別し、両者の弁別結果が等しいか
    否か検出することにより、上記第2の二値化信号が上記
    第1の二値化信号と同じ弁別窓内にあるか否か検出する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録再生方
    法。
  4. 【請求項4】 上記第1のレベルを、上記クロックを生
    成するための特定パターンからなり、上記記録データと
    ともに記録されたVFOパターンから得られる再生信号
    の振幅中心に設定することを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載の記録再生方法。
  5. 【請求項5】 上記記録マークの記録状態が不良の場
    合、該不良と判定された記録マークに対応する記録デー
    タと同じデータを上記記録媒体に設けられた交代領域に
    記録することを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載の記録再生方法。
  6. 【請求項6】 上記再生信号に代えて基準クロックを用
    い、上記弁別結果により該基準クロックの弁別窓の中心
    を検出することを特徴とする請求項1から5のいずれか
    に記載の記録再生方法。
  7. 【請求項7】 上記記録媒体の特定領域に所定の試し書
    きパターンを記録パワーを変えながら記録し、該記録さ
    れた試し書きパターンの再生信号から該記録媒体に適し
    た記録パワーを検出し、該検出が有効か否かの判定に上
    記弁別結果を用いることを特徴とする請求項1から6の
    いずれかに記載の記録再生方法。
  8. 【請求項8】 記録マークのエッジ位置に情報を持たせ
    るマーク長記録によって記録媒体に記録データに応じた
    記録マークを記録する記録手段と、 該記録媒体に記録された記録マークから得られる再生信
    号を第1のレベルでスライスして第1の二値化信号を得
    ると共に、上記再生信号を上記第1のレベルと異なる第
    2のレベルでスライスして第2の二値化信号を得る再生
    手段と、 上記第1の二値化信号に同期したクロックを得、該クロ
    ックで上記第1の二値化信号をデータ弁別すると共に、
    上記第2の二値化信号を上記クロックでデータ弁別し、
    その弁別結果により上記第2の二値化信号が上記第1の
    二値化信号と同じ弁別窓内にあるか否か検出するデータ
    弁別手段と、 該データ弁別手段の検出結果によって上記記録媒体にお
    ける記録マークの記録状態をチェックし、該記録マーク
    の記録状態が不良の場合、該不良と判定された記録マー
    クに対応する記録データと同じデータを上記記録媒体に
    設けられた交代領域に記録するよう上記記録手段を制御
    する制御手段と、を有することを特徴とする情報記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 上記再生手段は、 上記第1の二値化信号の前エッジと後エッジをそれぞれ
    表す第1の前エッジ信号と第1の後エッジ信号を得る第
    1の二値化手段と、 上記第2の二値化信号の前エッジと後エッジをそれぞれ
    表す第2の前エッジ信号と第2の後エッジ信号を得る第
    2の二値化手段と、を少なくとも有し、 上記データ弁別手段は、 上記第1の前エッジ信号に同期したクロックを得るPL
    L手段、該クロックで上記第1の前エッジ信号と上記第
    2の前エッジ信号をそれぞれ弁別する弁別手段、及び該
    弁別手段による上記第2の前エッジ信号の弁別結果によ
    り上記第2の前エッジ信号が上記第1の前エッジ信号と
    同じ弁別窓内にあるか否か検出する手段からなる前エッ
    ジ用のデータ弁別手段と、 上記第1の後エッジ信号に同期したクロックを得るPL
    L手段、該クロックで上記第1の後エッジ信号と上記第
    2の後エッジ信号をそれぞれ弁別する弁別手段、及び該
    弁別手段による上記第2の後エッジ信号の弁別結果によ
    り上記第2の後エッジ信号が上記第1の後エッジ信号と
    同じ弁別窓内にあるか否か検出する手段からなる後エッ
    ジ用のデータ弁別手段と、を有することを特徴とする請
    求項8記載の情報記憶装置。
  10. 【請求項10】 上記再生手段は、上記第2のレベルと
    して上記第1のレベルに対し所定量だけ上下にそれぞれ
    シフトした2種類のレベルを用い、該2種類のレベルで
    上記再生信号をそれぞれスライスした2種類の第2の二
    値化信号を得る二値化手段を有し、 上記データ弁別手段は、上記2種類の第2の二値化信号
    を上記第1の二値化信号に同期したクロックでそれぞれ
    データ弁別し、両者の弁別結果が等しいか否か検出し、
    等しくないときにエラーパルスを出力するエラー検出手
    段を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の情
    報記憶装置。
  11. 【請求項11】 上記再生手段は、上記クロックを生成
    するための特定パターンであって上記記録データととも
    に記録されたVFOパターンから得られる再生信号の振
    幅中心に上記第1のレベルを自動設定して、上記第1の
    二値化信号を得る二値化手段を有することを特徴とする
    請求項8から10のいずれかに記載の情報記憶装置。
  12. 【請求項12】 上記記録媒体が回転する光ディスク媒
    体からなり、 上記記録手段が、 少なくともレーザと該レ−ザから出たレーザ光を上記光
    ディスク媒体へ照射する絞り込みレンズとからなり、上
    記光ディスク媒体の所望位置に上記レーザ光を照射でき
    るように、少なくとも上記絞り込みレンズが上記光ディ
    スク媒体の半径方向に移動可能に構成された光照射手段
    と、 上記記録データに応じた記録マークを上記光ディスク媒
    体に記録するように上記レーザ光の強度を変調するレー
    ザ駆動手段と、を有することを特徴とする請求項8から
    11のいずれかに記載の情報記憶装置。
  13. 【請求項13】 上記制御手段は、上記再生信号に代え
    て基準クロックを用いるように上記再生手段を制御し、
    上記データ弁別手段の弁別結果により該基準クロックの
    弁別窓の中心を検出することを特徴とする請求項8から
    12のいずれかに記載の情報記憶装置。
  14. 【請求項14】 所定の試し書きパターンを発生する手
    段と、該試し書きパターンが記録される上記記録媒体の
    特定領域から得られる再生信号から該試し書きパターン
    の中心レベルを検出する手段とを有し、上記制御手段
    は、上記記録データに代えて該試し書きパターンを上記
    特定領域に記録パワーを変えながら記録するように上記
    記録手段を制御し、検出された上記試し書きパターンの
    中心レベルから上記記録媒体に適した記録パワーを検出
    し、該検出が有効か否かの判定に上記データ弁別手段の
    弁別結果を用いることを特徴とする請求項8から12の
    いずれかに記載の情報記憶装置。
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