JP2000149344A5 - - Google Patents
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Description
【発明の名称】光記録媒体に情報を記録するための方法及び装置
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光を用いて光学的記録媒体に情報を記録再生する光学的情報の記録方法、記録再生方法、再生方法及びこれらの方法を実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ光を用いて光記録媒体の情報トラック上に情報マークを記録し、この情報マークの有無に応じた光学的な変化を検出して情報を再生する光情報記録再生装置では、絞り込みレンズを用いてレーザ光を光記録媒体上に出来るだけ小さく集光する。この手段により光記録媒体上に形成される光スポットの最小の直径は、レーザ光の波長λと絞り込みレンズの開口数NAによって略λ/NAで規定される。一方、光記録媒体の記録密度を向上させるためには、光スポット走査方向の情報マークの配列間隔(マークピッチ)と、情報マークが記録されるトラック間隔(トラックピッチ)を小さくする必要がある。しかし、マークピッチやトラックピッチが光スポット径よりも小さくなると、光スポットが1つの情報マークを照射したときに周囲の他の情報マークの一部も同時に照射してしまい、再生すべき情報マークの信号に周囲の情報マークの信号が漏れ込むという問題が起こる。この漏れ込みはノイズ成分として干渉し、再生の精度を低下させる。このように特定の波長のレーザと絞り込レンズを備えた系では周囲の情報マークの信号の漏れ込みが高密度化の大きな支障となる。
【0003】
上記の問題を解決し、マークピッチとトラックピッチを小さくする手段として、磁気拡大転写方式(特開平8−7350号公報)がある。磁気拡大転写方式によれば、光と磁界を変調して記録信号を再生すると微小磁区を拡大して信号量を本質的に増加させることができる。すなわちS/Nを大幅に改善できるので、マークピッチを小さくしても十分な再生の精度が得られる。また、再生後瞬時に拡大した磁区を消去することができるので再生のクロストークも大幅に改善できる。したがって、トラックピッチを小さくしても十分な再生の精度が得られる。
【0004】
特開平10−92036号公報には、これとは原理が異なる記録再生方法として、再生時に磁界の印加は行わず、光ビームの照射による媒体磁区に対する温度勾配を利用し、記録層の記録データを変化させることなく再生層の記録マークの磁壁を移動させ、光ビームの回折限界以下の記録マークの再生を行うものが記載されている。この再生方法では記録マーク拡大方向への磁壁移動時と縮小方向への磁壁移動時とで移動タイミングがずれ、記録マークに相当する時間が常に一定時間短く検出されるという問題があるため、記録マーク長を長く調整して記録することにより問題を解決している。
【0005】
特開昭63−281229号公報、特開平4−265522号公報には、微小磁区の記録再生とは関係しないが、記録マークのエッジ位置の補正に関して記載されており、マークのエッジ位置が本来記録されるべき位置からずれてしまうという問題をマーク長に応じて記録に用いるレーザ光パルスを補正することにより解決している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記磁気拡大転写方式(以下、MAMMOSと呼ぶ)では、情報再生時において記録してあるマーク長によって最適の光パワーと最適の磁界強度が異なってしまい、数種の長さのマーク列として記録されているデータを精度良く再生することができないという問題が生じる。以下この問題について説明する。MAMMOSの記録再生評価には、波長λ=680nmのレーザと、NA=0.55の絞り込レンズを用い、チャネルビット長T=0.4μmのNRZ変調を施した。なお、チャネルビット長とは、記録媒体上の単位ビットあたりの長さであり、セクタなどのように記録媒体上に所定のビット数毎に区切られた記録単位毎にデータを記録する時、媒体上での記録単位の長さをその記録単位に記録できるビット数で割ったものに等しい。以下の説明では、記録マーク長は1T、2T及び3Tの3種類とした。マーク長がスポット径(=λ/NA=1.24μm)よりも長くなるとMAMMOS再生時の特性に差が見られなくなるので、4T以上のマーク長に関しては説明を省略する。光磁気記録媒体の記録方式としては光変調方式、磁界変調方式、光磁界変調方式などが既に提案されており、今回は精度良く微小マークを形成することができる光磁界変調方式を選択した。図7に示したように光磁界変調方式では記録時の記録光パワー204は一定の周期で変調され、nT(nは自然数)長マークは、この周期に同期した+Hwの磁界をnTの間印加することで記録される。例えば1Tマークと1Tギャップの周期を順次記録したい場合、図中の1T周期記録時印加磁界300のようになり、同様に2Tマークと2Tギャップの周期を順次記録したい場合、3Tマークと3Tギャップの周期を順次記録したい場合は、それぞれ図中の2T周期記録時印加磁界301、3T周期記録時印加磁界302のようになる。これら光パワーの変調や磁界の印加時の波形はクロック信号113に基づいて生成され、このクロック信号113は記録媒体に予め形成されているクロックピットに同期した信号を出力する従来の同期信号発生回路(PLL)で生成される。例えば、今回生成したクロック信号113の1周期は0.1μmに相当するので、1T長(=0.4μm)のマークを記録する場合にはクロック信号4周期間で印加磁界を+Hwとし、1T長(=0.4μm)のギャップを設けたい場合にはクロック信号4周期間で印加磁界を−Hwとする。同様に2T長(=0.8μm)のマークを記録する場合にはクロック信号8周期間で印加磁界を+Hwとし、3T長(=1.2μm)のマークを記録する場合にはクロック信号12周期間で印加磁界を+Hwとすればよく、2T長(=0.8μm)のギャップを設けたい場合にはクロック信号8周期間で印加磁界を−Hwとし、3T長(=1.2μm)のギャップを設けたい場合にはクロック信号12周期間で印加磁界を−Hwとすればよい。
【0007】
再生時には、図6に示したようにほぼ一定パワーPrの再生光パワー205を媒体に照射し、かつクロック信号113に同期した磁界強度±Hrの再生磁界206を印加して再生信号104を得る。但し、再生光パワー205が最適値のPrよりも小さかったり、再生磁界206が最適値のHrよりも小さかったりする場合には、再生信号に誤りが生じてしまい、例えば図中に示した誤再生信号104−1〜104−3が得られてしまう。また、再生光パワー205が最適値のPrよりも大きかったり、再生磁界206が最適値のHrよりも大きかったりする場合にも同様に再生信号に誤りが生じてしまい、例えば図中に示した誤再生信号104−4〜104−6が得られてしまう。
【0008】
図7は、再生信号104のように誤りのない再生信号を得ることができる再生光パワー205と再生磁界206の磁界強度の組み合わせを調べた結果である。1Tマークと1Tギャップの周期を順次記録した場合に、誤りのない再生信号を得ることができるPrとHrは、図7中に”1”で示した組み合わせになった。同様に、2Tマークと2Tギャップの周期を順次記録した場合、及び3Tマークと3Tギャップの周期を順次記録した場合は、各々”2”、”3”で示した。この結果から誤りのない再生信号を得ることができるPrとHrはマークの長さの関数であることがわかる。ユーザのデータは数種の長さのマークからなるマーク列として記録されているので、全ての長さのマークに対して安定して誤りのない再生信号を得ることができるようにPrとHrの組み合わせを選択する必要がある。しかし、図7から明らかなように全てのマーク長に対応できるPrとHrは存在せず、このままでは再生時の信頼性を確保できないという問題が生じる。
【0009】
なお、従来の技術の欄で述べた特開平10−92036号では、再生磁界を印加せず磁壁移動によって再生を行っているため、本発明とは原理が異なり、このような課題は開示も示唆もされていない。
【0010】
本発明の目的は、上記問題点を解決するために、再生時にマークとして検出されるべきクロック数に係わらず安定したデータ再生を行うことができる記録方法、記録再生方法、再生方法を提供し、同時に本発明の方法を実現するための装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様に従えば、少なくとも記録層を備える光記録媒体にクロッ クに基づいて種々の長さの記録マークを情報として記録する方法であって、
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号として、nT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークを光記録媒体上に形成することを含む光記録媒体の記録方法が提供される。上記nクロック(nは整数)分に相当する記録信号を、それより短い記録信号に変換し、変換後の記録信号に基づいてnTよりも短い長さの記録マークを光記録媒体上に形成し得る。
【0012】
本発明の原理を、図5を用いて従来の記録方法との比較において説明する。なお、記録媒体として光磁気記録媒体を用い、光磁気記録媒体に一定周期のパルス光を照射しつつ記録信号に基づいて変調した磁界を印加する光磁界変調方式を採用した。また、記録符号の変調方式はNRZ変調を用いた。
【0013】
図5に示したように、従来方式ではnT長さのマークを記録する場合には、記録磁界211をnTの間だけ+Hwとし、マークを記録しない部位では記録磁界を−Hwとしていた。しかし、前述したようにこの記録方式では全てのマーク長に対応できる再生パワーPrと印加磁界Hrは存在せず、再生時の信頼性を確保できなかった。一方、本発明による記録方式では、図5に示したような各マーク長毎にマーク長補正量Lcを設けてマーク長さを短くする。例えば、1Tマーク用の補正量をLc1、2Tマーク用の補正量をLc2、3Tマーク用の補正量をLc3とする。このとき本方式によって1Tマークを記録する場合には、記録磁界204を1T’(=1T+2Lc1)の間だけ+Hwとし、マークを記録しない部位では記録磁界を−Hwとする。すなわち、1Tマークは、1Tの長さとして記録されるのではなく、1T’の長さとして記録されることになる。なお、記録磁界205中の破線は従来の記録波形を示す。同様に、記録される2Tマーク及び3Tマークはそれぞれ2T’及び3T’の長さとして記録され、2T’=2T+2Lc2、3T’=3T+2Lc3である。4T長以上のマークも全く同様にマーク長さが補正される。nTのマークに対するマーク長補正量Lcnは、媒体の特性や構造、再生パワー、印加磁界などにより正・0・負の何れの値をとるかが変わるが、少なくとも1つのnに対して0でない値を取る。
【0014】
なお、従来の技術の欄で述べた特開昭63−281229号及び特開平4−265522号はともに記録マークのエッジ位置の補正を行っているが、これらは1Tのマークを記録しようとしたときに媒体上に1Tの長さのマークが形成されるように記録波形の補正を行っているため、nTとは長さを異ならせて記録する本発明とは異なる。
【0015】
以上の説明では、情報を記録再生する方式として光磁界変調方式を、記録符号にNRZ変調を例にとったが、記録再生方式として光変調方式や磁界変調方式を用いてもよく、また記録符号もNRZ変調だけに限るわけではなく、例えば1−7変調や8/16変調を用いてもよい。
【0016】
本発明に従い情報を記録する際に各マーク長nTをマーク長毎に定められたマーク長補正量Lcで補正したマーク長nT’として記録した場合の効果について、図8を用いて説明する。図8の上段の図は、各マーク長に対して一律のマーク長補正量Lc=−0.1μ m を加えた以外は図7の上段の図に示したのと同様の記録及び再生条件を示す。図8の下段の図には、図8の上段の図の条件下で、良好な再生信号が得られる再生パワーPrと印加磁界Hrの関係をマーク長毎に示す。但し、記録光パワー203の強度Pwと補正後記録磁界204の強度Hwは、従来記録磁界211(図5参照)で記録した1Tマークと1Tギャップの周期パターンを再生して誤り無く再生できる再生光パワー205と再生磁界206の組み合わせが最も多くなるように設定されている。Lc=−0.1μ m としたので、1Tの実質マーク長は0.2μ m で、2Tの実質マーク長は0.6μ m 、3Tの実質マーク長は1μ m である。図7と図8を比較すると、各マーク長に関してはLc=−0.1μ m を加えたほうが誤り無く再生できるPrとHrの組み合わせが増加していることがわかる。これは、記録マークのマーク長を短くすることにより、ギャップを隔てて隣接する別の記録マークからの漏洩磁界が小さくなり、その結果、再生すべき記録マークからの再生信号のエラーが低減されたためであると考えられる。但し、Lcを加えない場合と同様に、全てのマーク長に対応 できるPrとHrは存在しない。
【0017】
図9は、各マーク長に対して一律のマーク長補正量Lc=−0.2μ m を加えた場合の記録及び再生条件並びにその測定結果である。PwとHwは図8と同様である。Lc=−0.2μ m としたので、1Tの実質マーク長は0.1μ m で、2Tの実質マーク長は0.5μ m 、3Tの実質マーク長は0.9μ m である。2Tと3Tのマーク長に関してはLc=−0.2μ m を加えたほうが、誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせが増加している。しかし、1Tのマーク長に関しては誤り無く再生できるPrとHrの組み合わせが存在しない。
【0018】
以上の結果から、2T長以上のマークに関してはLc=−0.1μ m とした場合に誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせが増加し、1T長のマークではLc=−0.2μ m とした場合に誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせが増加することがわかる。それゆえ、マークを記録する際にマークの長さに応じてマーク長補正量Lcを変化させることが好ましい。
【0019】
図10は、1T長のマークを記録する際にはLc=−0.1μ m を加え、2T以上のマークを記録する際にはLc=−0.2μ m を加えた場合の記録及び再生条件並びに誤りの無い再生信号が得られる再生パワーPrと印加磁界Hrの関係をマーク長毎に測定した結果である。図7〜図9の結果では全てのマーク長に対応できるPrとHrの組み合わせが全く無かったが、図10の結果では複数個存在することが分かる。この理由は以下のように考えられる。再生すべき記録マークにギャップを隔てて隣接する別の記録マークから漏洩が発生しており、この漏洩磁界は別の記録マークのマーク長さが長いほど大きい。このため、記録マークの長さが長くなるに従ってマーク長補正量Lcを大きくして記録することによって、再生すべき記録マークに隣接する別の記録マークから当該記録マークに及ぼす漏洩磁界を減らすことができ、それによって当該記録マークからの再生信号エラーを低減することができる。
【0020】
このように、マークを記録する最にマークの長さに応じてマーク長補正量Lcを変化させる本発明における情報記録再生方式を用いれば、全ての長さのマークに対して誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせを選択することができ、その結果、再生時の信頼性を十分に確保できる。
【0021】
本発明の方法において、全ての長さのマークに対して誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせが1つでも存在すれば同じ再生条件による再生が可能であるが、組み合わせの数が最も多くなるように、nに応じて最適なLcを選べば再生条件のマージンが広がる。
【0022】
以上は、記録時パラメータPwとHwが既に定められた条件下での結果であるが、PwとHwが最適化されていない場合、予め設定されている初期値からある一定の刻み間隔でPwとHwを逐次変化させながら、上記と同様に各マーク長に対して各々最適のLcを求め、誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせの数が最も多くなるPwとHwを採用すればよい。
【0023】
本発明の記録方法によれば、種々のマーク長さを確実に再生するための再生磁界強度及び再生光強度に関するマージンが広がる。それゆえ、再生時に光及び磁界を印加するタイプの光記録媒体、例えば光磁気記録媒体に適用するのが有効である。特に、磁気記録層と再生層とを備え、再生時に光スポットの照射及び磁界の印加により磁気記録層に記録された記録マークが再生層に拡大されて形で転写される光磁気記録媒体に使用するのが一層有効である。また、磁気超解像(MSR)方式で再生を行う光磁気記録媒体にも有効である。
【0024】
本発明の第2の態様に従えば、種々の長さの記録マークがクロックに基づいて情報として形成された光記録媒体を再生する方法であって、
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号としてnT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークが形成された光記録媒体を用い、
再生光照射の下で、上記クロックに同期して情報を再生する光記録媒体の再生 方法が提供される。
【0025】
この再生方法では、第1の態様に従って種々のマーク長で記録された光記録媒体、好ましくは光磁気記録媒体を、広い再生マージンで確実に再生することができる。特に、光記録媒体が光磁気記録媒体であり、磁気記録層と再生層とを備え、再生時に光スポットの照射及び磁界の印加により磁気記録層に記録された記録マークが再生層に拡大された形で転写される光磁気記録媒体である場合に、十分な再生光及び再生磁界のパワーマージンを確保して種々の長さの記録マークを高C/Nで再生することができる。
【0026】
本発明の第3の態様に従えば、光記録媒体の記録装置であって、
クロック発生回路と;
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号としてnT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークが光記録媒体上に形成されるように記録信号長を補正する記録長補正回路と;
上記記録長補正回路からの出力に基づいて光記録媒体に光及び磁界の少なくとも一方を変調して適用する適用装置と;を備える記録装置が提供される。
【0027】
本発明の記録装置の記録長補正回路は、前述のマーク長nTをマーク長補正量Lcで補正することを行う。記録長補正回路は、マーク長さに相当する符号長をより短い符号長に変換するマーク長補正回路を含み得る。上記マーク長補正回路は、マーク長が短くなるような符号変換テーブルを含み得る。
【0028】
上記マーク長補正回路は、nに応じてnTに対する記録マークの短さを変化させることができる。これにより、nが異なるマークに対しても再生条件(例えば、再生光強度及び再生磁界強度)を変更することなく再生が可能となる。記録長補正回路は、さらに、アドレス検索メモリと、マーク長識別回路と、マーク長補正回路により補正されたマーク長さを記憶するメモリとを含み得る。
【0029】
記録装置は、さらに、データ変調器、データ復調器及び光記録媒体からの反射光を検出する検出器を備えることにより、情報の再生を行うことができる。すなわち、本発明の記録装置は記録及び再生装置として機能し得る。この場合、情報再生時に、磁界印加装置は再生磁界を光磁気記録媒体に印加し得る。データ復調器は、光記録媒体上に記録されたnTよりも短い長さの記録マークをnクロック分の信号として復調し得る。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光学的情報記録再生方法及び装置を、図面に記載した実施例を参照してさらに詳細に説明する。なお、以下においては、同じ参照番号は同じものもしくは類似のものを表わすものとする。
【0031】
(装置の概要)
図1は、本発明に係る光情報記録再生装置の概略構成図である。
【0032】
この光情報記録再生装置は、駆動装置101に搭載されて回転する光記録媒体100と、情報を記録するあるいは記録された情報を再生するときに、光スポット107を光記録媒体100上に照射する光ヘッド102と、情報を記録するあるいは記録された情報を再生するときに、磁界を光記録媒体100上に照射する磁気ヘッド103と、光スポット107と磁気ヘッド103の位置決めを実行する位置決め回路105と、光スポット107がトラックを走査することで得られる再生信号104に基づき光記録媒体100の回転に同期したクロック信号113を発生する同期信号発生回路112と、記録時に記録すべきユーザデータ118をあらかじめ定められた変調方式にしたがって変調して出力するデータ変調回路119と、記録時にデータ変調回路119から出力された符号化信号120に基づいて符号長を補正する記録長補正回路121と、記録時には記録長補正回路121から出力された記録信号122と上記クロック信号113に基づいて印加磁界制御信号117を発生し、再生時には上記クロック信号113に基づいて図示しない再生クロックを生成し、印加磁界制御信号117を発生して磁気ヘッド103を駆動する磁気ヘッド駆動回路116と、記録時には上記クロック信号113に基づいて光ヘッド102から出力される光強度変調信号115を生成し、再生時には一定の光パワーが光ヘッド102から出力されるように光強度変調信号115を生成して光ヘッド102を駆動するレーザ駆動回路114と、再生時に光スポット101がトラックを走査することで得られる再生信号104を2値化する2値化回路108と、2値化回路108から出力された2値化信号109に基づき復調処理やエラー訂正を施して再生データ111を出力するデータ復調回路110と、上記各回路を制御する制御回路123から構成される。
【0033】
(光記録媒体)
本実施例では、回転に同期したクロック信号113を生成することを目的に、少なくともクロックピットが予め形成されており、かつ情報を記憶する領域のディスク上の位置を表すアドレスピットが予め形成されている光記録媒体を用いる。
【0034】
(記録長の補正)
図1に示した概略図において本発明の特徴である記録長補正回路121について説明する。 図2に示したように、記録長補正回路121はマーク識別回路150とマーク長補正回路153とメモリ回路155からなる。マーク識別回路150は、アドレス検索記憶メモリ160とマーク長識別回路161からなる。アドレス検索記憶メモリ160は検索モードとホールドモードがあり、検索モードでは、符号化信号120の検索を始めてから最初に符号’1’が現われたアドレスを記憶する。このアドレスは検出した該符号’1’が符号化信号120の先頭から何番目の位置にあるかを示す。アドレス検索記憶メモリ160はアドレスを記憶すると同時にホールドモードに移行し、次の符号’1’が現われてもアドレスを記憶することはない。符号化信号120に含まれる連続する符号’1’の長さがマーク長に対応するので、アドレス検索記憶メモリ160によりマークの先頭アドレスを検出することができる。一方、マーク長識別回路161は符号化信号120に含まれる連続した符号’1’の数をカウントし、マーク長を識別する。カウントが終了するとマーク長識別回路161は、カウント終了信号162にパルスを出力し、またカウントした結果をマーク長信号152として出力する。アドレス記憶メモリ160はカウント終了信号162のパルスを検出すると、記憶していたアドレスをマーク先頭アドレス151として出力し、再び検索モードに移行して次に現われるマークの先頭アドレスを検索し、マーク長識別回路161は次に現われるマークの長さをカウントする。
【0035】
マーク長補正回路153は、例えば図3に示したような変換テーブルで構成される。マーク長信号152が’1T’の場合、マーク長補正後の’0110’という系列が選択され、同様にマーク長信号152が’2T’の場合、’00111100’という系列が選択され、マーク長信号152が’3T’の場合、’000111111000’という系列が選択される。マーク長信号152が’3T’より大きい場合も全く同様であり説明は省略する。マーク長補正後の系列は、前述したようにマーク長補正前の系列に対してマーク長毎に定められたマーク長補正量によって予め補正されたものである。
【0036】
ここでは3Tと4Tについて同じ補正量としているが、これに限定されるわけではなく、再生時に正しく再生できる補正量とすればよい。
【0037】
メモリ回路155は記録長補正回路121に入力される符号化信号120を記憶できるだけの記憶容量を持ち、符号化信号120が入力される前はメモリ回路155の値は全て’0’に設定される。一般的に符号化信号120はある一定の長さで送られてくるものであり、例えばその長さは記録するセクタ長単位である。上記マーク長補正回路153はマーク先頭アドレス151とマーク長信号152に基づいてメモリ回路155の特定の位置にマーク長補正後の系列を書き込む。図4に示したようにマーク先頭アドレス151が’a’でとマーク長信号152が’4’の場合、マーク長補正回路153はメモリ回路155のアドレス’a’から順にマーク長補正後信号154として’0110’を書き込む。同様に、マーク先頭アドレス151が’b’でマーク長信号152が’8’の場合、マーク長補正回路153はメモリ回路155のアドレス’b’から順にマーク長補正後信号154として’00111100’を書き込み、また、マーク先頭アドレス151が’c’でとマーク長信号152が’12’の場合、マーク長補正回路153はメモリ回路155のアドレス’c’から順にマーク長補正後信号154として’000111111000’を書き込む。
【0038】
情報記録時には、メモリ回路155に記憶されている系列を同期信号発生回路112が生成するクロック信号113に同期させながらアドレス’0’から順に記録信号122として出力する。
【0039】
(光スポットと磁気ヘッドの位置決め)
光スポットと磁気ヘッドの位置決め装置を図1を用いて説明する。情報を記録あるいは再生する場合、制御回路123は目的の記録領域へ光スポット107と磁気ヘッド103を位置づけるように、位置決め回路105へ位置づけ指令信号126を送る。位置決め回路105はこの位置づけ指令信号126に基づいて目標信号106を生成し、光ヘッド102と磁気ヘッド103を目的の記録領域に位置づける。このとき、制御回路123は再生命令信号125もオンにして出力し、データ復調回路110から送られてくる再生データ111に基づいて光記録媒体100上に予め形成されているアドレスを監視する。制御回路123は光スポット107と磁気ヘッド103が目的位置へ到達したことをアドレスで確認すると、再生命令信号125と位置づけ指令信号126をオフにする。
【0040】
(情報の記録)
情報の記録装置を図1を用いて説明する。上記光スポットと磁気ヘッドの位置決め手段により光スポット107と磁気ヘッド103を位置づけが終了すると、制御回路123は記録命令信号124をオンにして出力する。記録命令信号124がオンになると、データ変調回路119はユーザデータ118をあらかじめ定められた変調方式にしたがって変調し、その結果として符号化信号120を出力する。記録長補正回路121に符号化信号120が入力されると、前に詳しく述べたように記録長が補正された記録信号122が出力される。記録命令信号124がオンである場合には磁気ヘッド駆動回路116は記録信号122をクロック信号113に同期させた印加磁界制御信号117を出力する。磁気ヘッド103はこの印加磁界制御信号117に従い、例えば図5に示したような記録磁界205を発生する。一方、記録命令信号124がオンである場合にはレーザ駆動回路114はクロック信号113に同期した光強度変調信号115を出力し、光ヘッド102はこの光強度変調信号115に従い、例えば図5に示したような記録光パワー204を発生する。この記録光パワー204と記録磁界205により、図5に示したような情報マーク200、201、202が光記録媒体100に記録される。
【0041】
(情報の再生)
情報の再生装置を図1を用いて説明する。上記光スポットと磁気ヘッドの位置決め手段により光スポット107と磁気ヘッド103を位置づけが終了すると、制御回路123は再生命令信号125をオンにして出力する。再生命令信号125がオンである場合には磁気ヘッド駆動回路116はクロック信号113に基づく再生クロックに同期した印加磁界制御信号117を出力する。なお、再生クロックは1クロックあたりの上記光スポットの走査距離がTとなっている。磁気ヘッド103はこの印加磁界制御信号117に従い、例えば図5に示したような再生磁界207を発生する。一方、再生命令信号125がオンである場合にはレーザ駆動回路114は一定値の光強度変調信号115を出力し、光ヘッド102はこの光強度変調信号115に従い、例えば図5に示したような再生光パワー206を発生する。この再生光パワー206と再生磁界207により、従来技術で述べたようなMAMMOS特有の再生信号104が発生する。この再生信号104は2値化回路108で2値化され、再生命令信号125がオンである場合にはデータ復調回路110は2値化信号109に対して復調処理やエラー訂正を施し、再生データ111を出力する。
【0042】
但し、上記の実施例は記録再生方式に光磁界変調方式を採用した場合であり、光変調方式や磁界変調方式を採用した場合でも、本発明によるマーク長補正記録を実施することができる。
【0043】
図11は、本発明に係る本発明に係る情報記録装置及び情報記録再生装置の一実施例を示す概略構成図である。光記録媒体100は種々の長さのマークが記録される媒体である。一例として、データが磁化の向きであらわされるマークとして記録される記録層と、再生時に光スポットの照射及び磁界の印加により記録層に記録されたマークが拡大転写される再生層とを具備するものが挙げられる。
【0044】
光スポット照射手段400は光記録媒体100に光スポット107を照射する手段である。磁界印加手段401は光記録媒体100に磁界を印加する手段である。磁界印加手段401は変調された磁界を印加することもできる。磁界印加手段401は必要に応じて記録時、再生時に磁界を印加する。図示しないマーク形成手段は光スポット照射手段400と磁界印加手段401のどちらか一方もしくは両方を有する。記録時に磁界を印加する必要がない光変調方式の場合にはマーク形成手段は磁界印加手段401は有さず、光スポット照射手段400を有する。データ変調手段402は記録するデータを所定の変調規則に基づいて変調する手段である。
【0045】
マーク長補正手段403は、光スポット照射手段400及び磁界印加手段401のうちの少なくとも一方と、データ変調手段402との間に設けられている。マーク長補正手段403は、チャネルビット長をTとした時1クロックあたりの上記光スポットの走査距離がTとなる再生クロックにおいて再生時にマークとして検出されるクロック数がnクロック分(nは少なくとも1つの自然数)であるマークを上記記録層に記録する際に形成されるマークの長さをnTとは異なる長さに補正する。図11ではマーク長補正手段403の出力は光スポット照射手段400と磁界印加手段401の両方に入力されているが、これに限定されず、少なくともマーク長補正に関係する方のみに接続されていればよい。
【0046】
図示しない反射光検出手段は、光記録媒体100からの反射光を検出する手段である。この反射光検出手段からの出力に基づいてマークの検出が可能となる。データ復調手段404は再生時に上記反射光検出手段により検出されたマークに基づく信号から記録されたデータを復調する手段である。再生に際しては図11では図示していないが再生クロック生成手段に基づいて生成された再生クロックに同期して再生を行う。反射光検出手段とデータ復調手段404の間には必要な信号処理を行う図示しない信号処理手段を設けてもよい。
【0047】
図1の例と図11の構成要素との対応関係について説明する。光スポット照射手段は図1では光ヘッド102に相当する。レーザ駆動回路114まで含めてもよい。磁界印加手段401は磁気ヘッド103に相当する。磁気ヘッド駆動回路116を含めてもよい。データ変調手段402はデータ変調回路119に相当する。マーク長補正手段403は記録長補正回路121に相当する。データ復調手段404はデータ復調回路110に相当する。反射光検出手段は光ヘッド102に相当する。信号処理手段は2値化回路108に相当する。図1の例ではマーク長補正に関係するのは磁気ヘッド117のみであるから、記録長補正回路121の出力は磁気ヘッド駆動回路116の方のみに入力されている。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、再生時にマークとして検出されるべきクロック数に係わらず安定したデータ再生を行うことができる。
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ光を用いて光学的記録媒体に情報を記録再生する光学的情報の記録方法、記録再生方法、再生方法及びこれらの方法を実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザ光を用いて光記録媒体の情報トラック上に情報マークを記録し、この情報マークの有無に応じた光学的な変化を検出して情報を再生する光情報記録再生装置では、絞り込みレンズを用いてレーザ光を光記録媒体上に出来るだけ小さく集光する。この手段により光記録媒体上に形成される光スポットの最小の直径は、レーザ光の波長λと絞り込みレンズの開口数NAによって略λ/NAで規定される。一方、光記録媒体の記録密度を向上させるためには、光スポット走査方向の情報マークの配列間隔(マークピッチ)と、情報マークが記録されるトラック間隔(トラックピッチ)を小さくする必要がある。しかし、マークピッチやトラックピッチが光スポット径よりも小さくなると、光スポットが1つの情報マークを照射したときに周囲の他の情報マークの一部も同時に照射してしまい、再生すべき情報マークの信号に周囲の情報マークの信号が漏れ込むという問題が起こる。この漏れ込みはノイズ成分として干渉し、再生の精度を低下させる。このように特定の波長のレーザと絞り込レンズを備えた系では周囲の情報マークの信号の漏れ込みが高密度化の大きな支障となる。
【0003】
上記の問題を解決し、マークピッチとトラックピッチを小さくする手段として、磁気拡大転写方式(特開平8−7350号公報)がある。磁気拡大転写方式によれば、光と磁界を変調して記録信号を再生すると微小磁区を拡大して信号量を本質的に増加させることができる。すなわちS/Nを大幅に改善できるので、マークピッチを小さくしても十分な再生の精度が得られる。また、再生後瞬時に拡大した磁区を消去することができるので再生のクロストークも大幅に改善できる。したがって、トラックピッチを小さくしても十分な再生の精度が得られる。
【0004】
特開平10−92036号公報には、これとは原理が異なる記録再生方法として、再生時に磁界の印加は行わず、光ビームの照射による媒体磁区に対する温度勾配を利用し、記録層の記録データを変化させることなく再生層の記録マークの磁壁を移動させ、光ビームの回折限界以下の記録マークの再生を行うものが記載されている。この再生方法では記録マーク拡大方向への磁壁移動時と縮小方向への磁壁移動時とで移動タイミングがずれ、記録マークに相当する時間が常に一定時間短く検出されるという問題があるため、記録マーク長を長く調整して記録することにより問題を解決している。
【0005】
特開昭63−281229号公報、特開平4−265522号公報には、微小磁区の記録再生とは関係しないが、記録マークのエッジ位置の補正に関して記載されており、マークのエッジ位置が本来記録されるべき位置からずれてしまうという問題をマーク長に応じて記録に用いるレーザ光パルスを補正することにより解決している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記磁気拡大転写方式(以下、MAMMOSと呼ぶ)では、情報再生時において記録してあるマーク長によって最適の光パワーと最適の磁界強度が異なってしまい、数種の長さのマーク列として記録されているデータを精度良く再生することができないという問題が生じる。以下この問題について説明する。MAMMOSの記録再生評価には、波長λ=680nmのレーザと、NA=0.55の絞り込レンズを用い、チャネルビット長T=0.4μmのNRZ変調を施した。なお、チャネルビット長とは、記録媒体上の単位ビットあたりの長さであり、セクタなどのように記録媒体上に所定のビット数毎に区切られた記録単位毎にデータを記録する時、媒体上での記録単位の長さをその記録単位に記録できるビット数で割ったものに等しい。以下の説明では、記録マーク長は1T、2T及び3Tの3種類とした。マーク長がスポット径(=λ/NA=1.24μm)よりも長くなるとMAMMOS再生時の特性に差が見られなくなるので、4T以上のマーク長に関しては説明を省略する。光磁気記録媒体の記録方式としては光変調方式、磁界変調方式、光磁界変調方式などが既に提案されており、今回は精度良く微小マークを形成することができる光磁界変調方式を選択した。図7に示したように光磁界変調方式では記録時の記録光パワー204は一定の周期で変調され、nT(nは自然数)長マークは、この周期に同期した+Hwの磁界をnTの間印加することで記録される。例えば1Tマークと1Tギャップの周期を順次記録したい場合、図中の1T周期記録時印加磁界300のようになり、同様に2Tマークと2Tギャップの周期を順次記録したい場合、3Tマークと3Tギャップの周期を順次記録したい場合は、それぞれ図中の2T周期記録時印加磁界301、3T周期記録時印加磁界302のようになる。これら光パワーの変調や磁界の印加時の波形はクロック信号113に基づいて生成され、このクロック信号113は記録媒体に予め形成されているクロックピットに同期した信号を出力する従来の同期信号発生回路(PLL)で生成される。例えば、今回生成したクロック信号113の1周期は0.1μmに相当するので、1T長(=0.4μm)のマークを記録する場合にはクロック信号4周期間で印加磁界を+Hwとし、1T長(=0.4μm)のギャップを設けたい場合にはクロック信号4周期間で印加磁界を−Hwとする。同様に2T長(=0.8μm)のマークを記録する場合にはクロック信号8周期間で印加磁界を+Hwとし、3T長(=1.2μm)のマークを記録する場合にはクロック信号12周期間で印加磁界を+Hwとすればよく、2T長(=0.8μm)のギャップを設けたい場合にはクロック信号8周期間で印加磁界を−Hwとし、3T長(=1.2μm)のギャップを設けたい場合にはクロック信号12周期間で印加磁界を−Hwとすればよい。
【0007】
再生時には、図6に示したようにほぼ一定パワーPrの再生光パワー205を媒体に照射し、かつクロック信号113に同期した磁界強度±Hrの再生磁界206を印加して再生信号104を得る。但し、再生光パワー205が最適値のPrよりも小さかったり、再生磁界206が最適値のHrよりも小さかったりする場合には、再生信号に誤りが生じてしまい、例えば図中に示した誤再生信号104−1〜104−3が得られてしまう。また、再生光パワー205が最適値のPrよりも大きかったり、再生磁界206が最適値のHrよりも大きかったりする場合にも同様に再生信号に誤りが生じてしまい、例えば図中に示した誤再生信号104−4〜104−6が得られてしまう。
【0008】
図7は、再生信号104のように誤りのない再生信号を得ることができる再生光パワー205と再生磁界206の磁界強度の組み合わせを調べた結果である。1Tマークと1Tギャップの周期を順次記録した場合に、誤りのない再生信号を得ることができるPrとHrは、図7中に”1”で示した組み合わせになった。同様に、2Tマークと2Tギャップの周期を順次記録した場合、及び3Tマークと3Tギャップの周期を順次記録した場合は、各々”2”、”3”で示した。この結果から誤りのない再生信号を得ることができるPrとHrはマークの長さの関数であることがわかる。ユーザのデータは数種の長さのマークからなるマーク列として記録されているので、全ての長さのマークに対して安定して誤りのない再生信号を得ることができるようにPrとHrの組み合わせを選択する必要がある。しかし、図7から明らかなように全てのマーク長に対応できるPrとHrは存在せず、このままでは再生時の信頼性を確保できないという問題が生じる。
【0009】
なお、従来の技術の欄で述べた特開平10−92036号では、再生磁界を印加せず磁壁移動によって再生を行っているため、本発明とは原理が異なり、このような課題は開示も示唆もされていない。
【0010】
本発明の目的は、上記問題点を解決するために、再生時にマークとして検出されるべきクロック数に係わらず安定したデータ再生を行うことができる記録方法、記録再生方法、再生方法を提供し、同時に本発明の方法を実現するための装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様に従えば、少なくとも記録層を備える光記録媒体にクロッ クに基づいて種々の長さの記録マークを情報として記録する方法であって、
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号として、nT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークを光記録媒体上に形成することを含む光記録媒体の記録方法が提供される。上記nクロック(nは整数)分に相当する記録信号を、それより短い記録信号に変換し、変換後の記録信号に基づいてnTよりも短い長さの記録マークを光記録媒体上に形成し得る。
【0012】
本発明の原理を、図5を用いて従来の記録方法との比較において説明する。なお、記録媒体として光磁気記録媒体を用い、光磁気記録媒体に一定周期のパルス光を照射しつつ記録信号に基づいて変調した磁界を印加する光磁界変調方式を採用した。また、記録符号の変調方式はNRZ変調を用いた。
【0013】
図5に示したように、従来方式ではnT長さのマークを記録する場合には、記録磁界211をnTの間だけ+Hwとし、マークを記録しない部位では記録磁界を−Hwとしていた。しかし、前述したようにこの記録方式では全てのマーク長に対応できる再生パワーPrと印加磁界Hrは存在せず、再生時の信頼性を確保できなかった。一方、本発明による記録方式では、図5に示したような各マーク長毎にマーク長補正量Lcを設けてマーク長さを短くする。例えば、1Tマーク用の補正量をLc1、2Tマーク用の補正量をLc2、3Tマーク用の補正量をLc3とする。このとき本方式によって1Tマークを記録する場合には、記録磁界204を1T’(=1T+2Lc1)の間だけ+Hwとし、マークを記録しない部位では記録磁界を−Hwとする。すなわち、1Tマークは、1Tの長さとして記録されるのではなく、1T’の長さとして記録されることになる。なお、記録磁界205中の破線は従来の記録波形を示す。同様に、記録される2Tマーク及び3Tマークはそれぞれ2T’及び3T’の長さとして記録され、2T’=2T+2Lc2、3T’=3T+2Lc3である。4T長以上のマークも全く同様にマーク長さが補正される。nTのマークに対するマーク長補正量Lcnは、媒体の特性や構造、再生パワー、印加磁界などにより正・0・負の何れの値をとるかが変わるが、少なくとも1つのnに対して0でない値を取る。
【0014】
なお、従来の技術の欄で述べた特開昭63−281229号及び特開平4−265522号はともに記録マークのエッジ位置の補正を行っているが、これらは1Tのマークを記録しようとしたときに媒体上に1Tの長さのマークが形成されるように記録波形の補正を行っているため、nTとは長さを異ならせて記録する本発明とは異なる。
【0015】
以上の説明では、情報を記録再生する方式として光磁界変調方式を、記録符号にNRZ変調を例にとったが、記録再生方式として光変調方式や磁界変調方式を用いてもよく、また記録符号もNRZ変調だけに限るわけではなく、例えば1−7変調や8/16変調を用いてもよい。
【0016】
本発明に従い情報を記録する際に各マーク長nTをマーク長毎に定められたマーク長補正量Lcで補正したマーク長nT’として記録した場合の効果について、図8を用いて説明する。図8の上段の図は、各マーク長に対して一律のマーク長補正量Lc=−0.1μ m を加えた以外は図7の上段の図に示したのと同様の記録及び再生条件を示す。図8の下段の図には、図8の上段の図の条件下で、良好な再生信号が得られる再生パワーPrと印加磁界Hrの関係をマーク長毎に示す。但し、記録光パワー203の強度Pwと補正後記録磁界204の強度Hwは、従来記録磁界211(図5参照)で記録した1Tマークと1Tギャップの周期パターンを再生して誤り無く再生できる再生光パワー205と再生磁界206の組み合わせが最も多くなるように設定されている。Lc=−0.1μ m としたので、1Tの実質マーク長は0.2μ m で、2Tの実質マーク長は0.6μ m 、3Tの実質マーク長は1μ m である。図7と図8を比較すると、各マーク長に関してはLc=−0.1μ m を加えたほうが誤り無く再生できるPrとHrの組み合わせが増加していることがわかる。これは、記録マークのマーク長を短くすることにより、ギャップを隔てて隣接する別の記録マークからの漏洩磁界が小さくなり、その結果、再生すべき記録マークからの再生信号のエラーが低減されたためであると考えられる。但し、Lcを加えない場合と同様に、全てのマーク長に対応 できるPrとHrは存在しない。
【0017】
図9は、各マーク長に対して一律のマーク長補正量Lc=−0.2μ m を加えた場合の記録及び再生条件並びにその測定結果である。PwとHwは図8と同様である。Lc=−0.2μ m としたので、1Tの実質マーク長は0.1μ m で、2Tの実質マーク長は0.5μ m 、3Tの実質マーク長は0.9μ m である。2Tと3Tのマーク長に関してはLc=−0.2μ m を加えたほうが、誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせが増加している。しかし、1Tのマーク長に関しては誤り無く再生できるPrとHrの組み合わせが存在しない。
【0018】
以上の結果から、2T長以上のマークに関してはLc=−0.1μ m とした場合に誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせが増加し、1T長のマークではLc=−0.2μ m とした場合に誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせが増加することがわかる。それゆえ、マークを記録する際にマークの長さに応じてマーク長補正量Lcを変化させることが好ましい。
【0019】
図10は、1T長のマークを記録する際にはLc=−0.1μ m を加え、2T以上のマークを記録する際にはLc=−0.2μ m を加えた場合の記録及び再生条件並びに誤りの無い再生信号が得られる再生パワーPrと印加磁界Hrの関係をマーク長毎に測定した結果である。図7〜図9の結果では全てのマーク長に対応できるPrとHrの組み合わせが全く無かったが、図10の結果では複数個存在することが分かる。この理由は以下のように考えられる。再生すべき記録マークにギャップを隔てて隣接する別の記録マークから漏洩が発生しており、この漏洩磁界は別の記録マークのマーク長さが長いほど大きい。このため、記録マークの長さが長くなるに従ってマーク長補正量Lcを大きくして記録することによって、再生すべき記録マークに隣接する別の記録マークから当該記録マークに及ぼす漏洩磁界を減らすことができ、それによって当該記録マークからの再生信号エラーを低減することができる。
【0020】
このように、マークを記録する最にマークの長さに応じてマーク長補正量Lcを変化させる本発明における情報記録再生方式を用いれば、全ての長さのマークに対して誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせを選択することができ、その結果、再生時の信頼性を十分に確保できる。
【0021】
本発明の方法において、全ての長さのマークに対して誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせが1つでも存在すれば同じ再生条件による再生が可能であるが、組み合わせの数が最も多くなるように、nに応じて最適なLcを選べば再生条件のマージンが広がる。
【0022】
以上は、記録時パラメータPwとHwが既に定められた条件下での結果であるが、PwとHwが最適化されていない場合、予め設定されている初期値からある一定の刻み間隔でPwとHwを逐次変化させながら、上記と同様に各マーク長に対して各々最適のLcを求め、誤りの無い再生信号が得られるPrとHrの組み合わせの数が最も多くなるPwとHwを採用すればよい。
【0023】
本発明の記録方法によれば、種々のマーク長さを確実に再生するための再生磁界強度及び再生光強度に関するマージンが広がる。それゆえ、再生時に光及び磁界を印加するタイプの光記録媒体、例えば光磁気記録媒体に適用するのが有効である。特に、磁気記録層と再生層とを備え、再生時に光スポットの照射及び磁界の印加により磁気記録層に記録された記録マークが再生層に拡大されて形で転写される光磁気記録媒体に使用するのが一層有効である。また、磁気超解像(MSR)方式で再生を行う光磁気記録媒体にも有効である。
【0024】
本発明の第2の態様に従えば、種々の長さの記録マークがクロックに基づいて情報として形成された光記録媒体を再生する方法であって、
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号としてnT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークが形成された光記録媒体を用い、
再生光照射の下で、上記クロックに同期して情報を再生する光記録媒体の再生 方法が提供される。
【0025】
この再生方法では、第1の態様に従って種々のマーク長で記録された光記録媒体、好ましくは光磁気記録媒体を、広い再生マージンで確実に再生することができる。特に、光記録媒体が光磁気記録媒体であり、磁気記録層と再生層とを備え、再生時に光スポットの照射及び磁界の印加により磁気記録層に記録された記録マークが再生層に拡大された形で転写される光磁気記録媒体である場合に、十分な再生光及び再生磁界のパワーマージンを確保して種々の長さの記録マークを高C/Nで再生することができる。
【0026】
本発明の第3の態様に従えば、光記録媒体の記録装置であって、
クロック発生回路と;
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号としてnT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークが光記録媒体上に形成されるように記録信号長を補正する記録長補正回路と;
上記記録長補正回路からの出力に基づいて光記録媒体に光及び磁界の少なくとも一方を変調して適用する適用装置と;を備える記録装置が提供される。
【0027】
本発明の記録装置の記録長補正回路は、前述のマーク長nTをマーク長補正量Lcで補正することを行う。記録長補正回路は、マーク長さに相当する符号長をより短い符号長に変換するマーク長補正回路を含み得る。上記マーク長補正回路は、マーク長が短くなるような符号変換テーブルを含み得る。
【0028】
上記マーク長補正回路は、nに応じてnTに対する記録マークの短さを変化させることができる。これにより、nが異なるマークに対しても再生条件(例えば、再生光強度及び再生磁界強度)を変更することなく再生が可能となる。記録長補正回路は、さらに、アドレス検索メモリと、マーク長識別回路と、マーク長補正回路により補正されたマーク長さを記憶するメモリとを含み得る。
【0029】
記録装置は、さらに、データ変調器、データ復調器及び光記録媒体からの反射光を検出する検出器を備えることにより、情報の再生を行うことができる。すなわち、本発明の記録装置は記録及び再生装置として機能し得る。この場合、情報再生時に、磁界印加装置は再生磁界を光磁気記録媒体に印加し得る。データ復調器は、光記録媒体上に記録されたnTよりも短い長さの記録マークをnクロック分の信号として復調し得る。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光学的情報記録再生方法及び装置を、図面に記載した実施例を参照してさらに詳細に説明する。なお、以下においては、同じ参照番号は同じものもしくは類似のものを表わすものとする。
【0031】
(装置の概要)
図1は、本発明に係る光情報記録再生装置の概略構成図である。
【0032】
この光情報記録再生装置は、駆動装置101に搭載されて回転する光記録媒体100と、情報を記録するあるいは記録された情報を再生するときに、光スポット107を光記録媒体100上に照射する光ヘッド102と、情報を記録するあるいは記録された情報を再生するときに、磁界を光記録媒体100上に照射する磁気ヘッド103と、光スポット107と磁気ヘッド103の位置決めを実行する位置決め回路105と、光スポット107がトラックを走査することで得られる再生信号104に基づき光記録媒体100の回転に同期したクロック信号113を発生する同期信号発生回路112と、記録時に記録すべきユーザデータ118をあらかじめ定められた変調方式にしたがって変調して出力するデータ変調回路119と、記録時にデータ変調回路119から出力された符号化信号120に基づいて符号長を補正する記録長補正回路121と、記録時には記録長補正回路121から出力された記録信号122と上記クロック信号113に基づいて印加磁界制御信号117を発生し、再生時には上記クロック信号113に基づいて図示しない再生クロックを生成し、印加磁界制御信号117を発生して磁気ヘッド103を駆動する磁気ヘッド駆動回路116と、記録時には上記クロック信号113に基づいて光ヘッド102から出力される光強度変調信号115を生成し、再生時には一定の光パワーが光ヘッド102から出力されるように光強度変調信号115を生成して光ヘッド102を駆動するレーザ駆動回路114と、再生時に光スポット101がトラックを走査することで得られる再生信号104を2値化する2値化回路108と、2値化回路108から出力された2値化信号109に基づき復調処理やエラー訂正を施して再生データ111を出力するデータ復調回路110と、上記各回路を制御する制御回路123から構成される。
【0033】
(光記録媒体)
本実施例では、回転に同期したクロック信号113を生成することを目的に、少なくともクロックピットが予め形成されており、かつ情報を記憶する領域のディスク上の位置を表すアドレスピットが予め形成されている光記録媒体を用いる。
【0034】
(記録長の補正)
図1に示した概略図において本発明の特徴である記録長補正回路121について説明する。 図2に示したように、記録長補正回路121はマーク識別回路150とマーク長補正回路153とメモリ回路155からなる。マーク識別回路150は、アドレス検索記憶メモリ160とマーク長識別回路161からなる。アドレス検索記憶メモリ160は検索モードとホールドモードがあり、検索モードでは、符号化信号120の検索を始めてから最初に符号’1’が現われたアドレスを記憶する。このアドレスは検出した該符号’1’が符号化信号120の先頭から何番目の位置にあるかを示す。アドレス検索記憶メモリ160はアドレスを記憶すると同時にホールドモードに移行し、次の符号’1’が現われてもアドレスを記憶することはない。符号化信号120に含まれる連続する符号’1’の長さがマーク長に対応するので、アドレス検索記憶メモリ160によりマークの先頭アドレスを検出することができる。一方、マーク長識別回路161は符号化信号120に含まれる連続した符号’1’の数をカウントし、マーク長を識別する。カウントが終了するとマーク長識別回路161は、カウント終了信号162にパルスを出力し、またカウントした結果をマーク長信号152として出力する。アドレス記憶メモリ160はカウント終了信号162のパルスを検出すると、記憶していたアドレスをマーク先頭アドレス151として出力し、再び検索モードに移行して次に現われるマークの先頭アドレスを検索し、マーク長識別回路161は次に現われるマークの長さをカウントする。
【0035】
マーク長補正回路153は、例えば図3に示したような変換テーブルで構成される。マーク長信号152が’1T’の場合、マーク長補正後の’0110’という系列が選択され、同様にマーク長信号152が’2T’の場合、’00111100’という系列が選択され、マーク長信号152が’3T’の場合、’000111111000’という系列が選択される。マーク長信号152が’3T’より大きい場合も全く同様であり説明は省略する。マーク長補正後の系列は、前述したようにマーク長補正前の系列に対してマーク長毎に定められたマーク長補正量によって予め補正されたものである。
【0036】
ここでは3Tと4Tについて同じ補正量としているが、これに限定されるわけではなく、再生時に正しく再生できる補正量とすればよい。
【0037】
メモリ回路155は記録長補正回路121に入力される符号化信号120を記憶できるだけの記憶容量を持ち、符号化信号120が入力される前はメモリ回路155の値は全て’0’に設定される。一般的に符号化信号120はある一定の長さで送られてくるものであり、例えばその長さは記録するセクタ長単位である。上記マーク長補正回路153はマーク先頭アドレス151とマーク長信号152に基づいてメモリ回路155の特定の位置にマーク長補正後の系列を書き込む。図4に示したようにマーク先頭アドレス151が’a’でとマーク長信号152が’4’の場合、マーク長補正回路153はメモリ回路155のアドレス’a’から順にマーク長補正後信号154として’0110’を書き込む。同様に、マーク先頭アドレス151が’b’でマーク長信号152が’8’の場合、マーク長補正回路153はメモリ回路155のアドレス’b’から順にマーク長補正後信号154として’00111100’を書き込み、また、マーク先頭アドレス151が’c’でとマーク長信号152が’12’の場合、マーク長補正回路153はメモリ回路155のアドレス’c’から順にマーク長補正後信号154として’000111111000’を書き込む。
【0038】
情報記録時には、メモリ回路155に記憶されている系列を同期信号発生回路112が生成するクロック信号113に同期させながらアドレス’0’から順に記録信号122として出力する。
【0039】
(光スポットと磁気ヘッドの位置決め)
光スポットと磁気ヘッドの位置決め装置を図1を用いて説明する。情報を記録あるいは再生する場合、制御回路123は目的の記録領域へ光スポット107と磁気ヘッド103を位置づけるように、位置決め回路105へ位置づけ指令信号126を送る。位置決め回路105はこの位置づけ指令信号126に基づいて目標信号106を生成し、光ヘッド102と磁気ヘッド103を目的の記録領域に位置づける。このとき、制御回路123は再生命令信号125もオンにして出力し、データ復調回路110から送られてくる再生データ111に基づいて光記録媒体100上に予め形成されているアドレスを監視する。制御回路123は光スポット107と磁気ヘッド103が目的位置へ到達したことをアドレスで確認すると、再生命令信号125と位置づけ指令信号126をオフにする。
【0040】
(情報の記録)
情報の記録装置を図1を用いて説明する。上記光スポットと磁気ヘッドの位置決め手段により光スポット107と磁気ヘッド103を位置づけが終了すると、制御回路123は記録命令信号124をオンにして出力する。記録命令信号124がオンになると、データ変調回路119はユーザデータ118をあらかじめ定められた変調方式にしたがって変調し、その結果として符号化信号120を出力する。記録長補正回路121に符号化信号120が入力されると、前に詳しく述べたように記録長が補正された記録信号122が出力される。記録命令信号124がオンである場合には磁気ヘッド駆動回路116は記録信号122をクロック信号113に同期させた印加磁界制御信号117を出力する。磁気ヘッド103はこの印加磁界制御信号117に従い、例えば図5に示したような記録磁界205を発生する。一方、記録命令信号124がオンである場合にはレーザ駆動回路114はクロック信号113に同期した光強度変調信号115を出力し、光ヘッド102はこの光強度変調信号115に従い、例えば図5に示したような記録光パワー204を発生する。この記録光パワー204と記録磁界205により、図5に示したような情報マーク200、201、202が光記録媒体100に記録される。
【0041】
(情報の再生)
情報の再生装置を図1を用いて説明する。上記光スポットと磁気ヘッドの位置決め手段により光スポット107と磁気ヘッド103を位置づけが終了すると、制御回路123は再生命令信号125をオンにして出力する。再生命令信号125がオンである場合には磁気ヘッド駆動回路116はクロック信号113に基づく再生クロックに同期した印加磁界制御信号117を出力する。なお、再生クロックは1クロックあたりの上記光スポットの走査距離がTとなっている。磁気ヘッド103はこの印加磁界制御信号117に従い、例えば図5に示したような再生磁界207を発生する。一方、再生命令信号125がオンである場合にはレーザ駆動回路114は一定値の光強度変調信号115を出力し、光ヘッド102はこの光強度変調信号115に従い、例えば図5に示したような再生光パワー206を発生する。この再生光パワー206と再生磁界207により、従来技術で述べたようなMAMMOS特有の再生信号104が発生する。この再生信号104は2値化回路108で2値化され、再生命令信号125がオンである場合にはデータ復調回路110は2値化信号109に対して復調処理やエラー訂正を施し、再生データ111を出力する。
【0042】
但し、上記の実施例は記録再生方式に光磁界変調方式を採用した場合であり、光変調方式や磁界変調方式を採用した場合でも、本発明によるマーク長補正記録を実施することができる。
【0043】
図11は、本発明に係る本発明に係る情報記録装置及び情報記録再生装置の一実施例を示す概略構成図である。光記録媒体100は種々の長さのマークが記録される媒体である。一例として、データが磁化の向きであらわされるマークとして記録される記録層と、再生時に光スポットの照射及び磁界の印加により記録層に記録されたマークが拡大転写される再生層とを具備するものが挙げられる。
【0044】
光スポット照射手段400は光記録媒体100に光スポット107を照射する手段である。磁界印加手段401は光記録媒体100に磁界を印加する手段である。磁界印加手段401は変調された磁界を印加することもできる。磁界印加手段401は必要に応じて記録時、再生時に磁界を印加する。図示しないマーク形成手段は光スポット照射手段400と磁界印加手段401のどちらか一方もしくは両方を有する。記録時に磁界を印加する必要がない光変調方式の場合にはマーク形成手段は磁界印加手段401は有さず、光スポット照射手段400を有する。データ変調手段402は記録するデータを所定の変調規則に基づいて変調する手段である。
【0045】
マーク長補正手段403は、光スポット照射手段400及び磁界印加手段401のうちの少なくとも一方と、データ変調手段402との間に設けられている。マーク長補正手段403は、チャネルビット長をTとした時1クロックあたりの上記光スポットの走査距離がTとなる再生クロックにおいて再生時にマークとして検出されるクロック数がnクロック分(nは少なくとも1つの自然数)であるマークを上記記録層に記録する際に形成されるマークの長さをnTとは異なる長さに補正する。図11ではマーク長補正手段403の出力は光スポット照射手段400と磁界印加手段401の両方に入力されているが、これに限定されず、少なくともマーク長補正に関係する方のみに接続されていればよい。
【0046】
図示しない反射光検出手段は、光記録媒体100からの反射光を検出する手段である。この反射光検出手段からの出力に基づいてマークの検出が可能となる。データ復調手段404は再生時に上記反射光検出手段により検出されたマークに基づく信号から記録されたデータを復調する手段である。再生に際しては図11では図示していないが再生クロック生成手段に基づいて生成された再生クロックに同期して再生を行う。反射光検出手段とデータ復調手段404の間には必要な信号処理を行う図示しない信号処理手段を設けてもよい。
【0047】
図1の例と図11の構成要素との対応関係について説明する。光スポット照射手段は図1では光ヘッド102に相当する。レーザ駆動回路114まで含めてもよい。磁界印加手段401は磁気ヘッド103に相当する。磁気ヘッド駆動回路116を含めてもよい。データ変調手段402はデータ変調回路119に相当する。マーク長補正手段403は記録長補正回路121に相当する。データ復調手段404はデータ復調回路110に相当する。反射光検出手段は光ヘッド102に相当する。信号処理手段は2値化回路108に相当する。図1の例ではマーク長補正に関係するのは磁気ヘッド117のみであるから、記録長補正回路121の出力は磁気ヘッド駆動回路116の方のみに入力されている。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、再生時にマークとして検出されるべきクロック数に係わらず安定したデータ再生を行うことができる。
Claims (26)
- 少なくとも記録層を備える光記録媒体にクロックに基づいて種々の長さの記録マークを情報として記録する方法であって、
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号として、nT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークを光記録媒体上に形成することを含む光記録媒体の記録方法。 - nに応じて、nTに対する記録マークの短さを変化させる請求項1に記載の記録方法。
- 上記nクロック分に相当する記録信号を、それより短い記録信号に変換し、変換後の記録信号に基づいてnTよりも短い長さの記録マークを光記録媒体上に形成する請求項1に記載の光記録媒体の記録方法。
- 少なくとも1クロック分の記録信号を上記nクロック分に相当する記録信号から除去することによりnクロック分に相当する記録信号を短くする請求項1に記載の記録方法。
- 少なくとも1クロック分の記録信号を上記nクロック分に相当する記録信号から除去することによりnクロック分に相当する記録信号を短くする請求項3に記載の記録方法。
- 少なくとも1クロック分の記録信号を上記nクロック分に相当する記録信号の前側及び後側からそれぞれ除去することによりnクロック分に相当する記録信号を短くする請求項3に記載の記録方法。
- 光記録媒体が、光磁気記録媒体である請求項1に記載の記録方法。
- 光磁気記録媒体が、磁気記録層と再生層とを備え、再生時に光スポットの照射及び磁界の印加により磁気記録層に記録された記録マークが再生層に拡大された形で転写される光磁気記録媒体である請求項7に記載の記録方法。
- さらに、光照射の下、上記クロックに同期して再生磁界を変調して上記光磁気記録媒体に印加させながら情報を再生することを含む請求項7に記載の記録方法。
- 上記再生において1クロック当たりの光のスポットの光磁気記録媒体上での走査距離がTであり、上記nTよりも短い長さの記録マークがnクロック分の記録マークとして再生される請求項8に記載の記録方法。
- 種々の長さの記録マークがクロックに基づいて情報として形成された光記録媒体を再生する方法であって、
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号としてnT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークが形成された光記録媒体を用い、
再生光照射の下で、上記クロックに同期して情報を再生する光記録媒体の再生方法。 - nクロック分に相当する記録信号を、それより短い記録信号に変換し、変換後の記録信号に基づいてnTよりも短い長さの記録マークを光記録媒体上に形成する請求項11に記載の光記録媒体の再生方法。
- 光記録媒体が光磁気記録媒体であり、磁気記録層と再生層とを備え、再生時に光スポットの照射及び磁界の印加により磁気記録層に記録された記録マークが再生層に拡大された形で転写される光磁気記録媒体である請求項12に記載の再生方法。
- 上記再生において1クロック当たりの光のスポットの光記録媒体上での走査距離がTであり、上記nTよりも短い長さの記録マークがnクロック分の記録マークとして再生される請求項11に記載の再生方法。
- nに応じて、nTに対する記録マークの短さを変化させる請求項11に記載の再生方法。
- 光記録媒体の記録装置であって、
クロック発生回路と;
nクロック(nは整数)分に相当する記録信号としてnT(Tはチャネルビット長)よりも短い長さの記録マークが光記録媒体上に形成されるように記録信号長を補正する記録長補正回路と;
上記記録長補正回路からの出力に基づいて光記録媒体に光及び磁界の少なくとも一方を変調して適用する適用装置と;を備える記録装置。 - 記録長補正回路は、マーク長さに相当する符号長をより短 い符号長に変換するマーク長補正回路を含む請求項16に記載の記録装置。
- 上記マーク長補正回路は、マーク長が短くなるような符号変換テーブルを含む請求項17に記載の記録装置。
- 上記マーク長補正回路は、nに応じてnTに対する記録マークの短さを変化させる請求項18に記載の記録装置。
- 記録長補正回路は、さらに、アドレス検索メモリと、マーク長識別回路と、マーク長補正回路により補正されたマーク長さを記憶するメモリとを含む請求項17に記載の記録装置。
- 上記記録媒体は、光磁気記録媒体であり、上記適用装置は、光照射装置及び磁界印加装置を有し、上記磁界印加装置は上記記録長補正回路からの補正された記録信号に基づいて光磁気記録媒体に磁界を印加する請求項16に記載の記録装置。
- さらに、データ変調器を備える請求項21に記載の記録装置。
- さらに、データ復調器及び光記録媒体からの反射光を検出する検出器を備えることにより、情報の再生が可能な請求項22に記載の記録装置。
- データ復調器は、光記録媒体上に記録されたnTよりも短い長さの記録マークをnクロック分の信号として復調する請求項23に記載の記録装置。
- 情報再生時に、磁界印加装置により再生磁界が光磁気記録媒体に印加される請求項24に記載の記録装置。
- 上記光磁気記録媒体が、磁気記録層と再生層とを備え、再生時に光照射及び磁界の印加により磁気記録層に記録された記録マークが再生層に拡大された形で転写される光磁気記録媒体である請求項25に記載の記録装置。
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