JPH06223020A - ネットワーク管理システムおよびオブジェクトの管理方法 - Google Patents

ネットワーク管理システムおよびオブジェクトの管理方法

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JPH06223020A
JPH06223020A JP5011370A JP1137093A JPH06223020A JP H06223020 A JPH06223020 A JP H06223020A JP 5011370 A JP5011370 A JP 5011370A JP 1137093 A JP1137093 A JP 1137093A JP H06223020 A JPH06223020 A JP H06223020A
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Application number
JP5011370A
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Yasuhiro Tanaka
康裕 田中
Michio Suzuki
三知男 鈴木
Keizo Mizuguchi
圭三 水口
Shinichiro Kakehi
真一郎 筧
Kazuhisa Iida
一久 飯田
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワーク管理システムにおいて、マネー
ジャ51とエージェント52間で交わす管理情報の量を
削減し、制御のための処理動作を効率化する。 【構成】 ネットワークの管理システムにおいて、ネッ
トワークの構成変更時にマネージャ51とエージェント
52との間で交わすサービス・パラメータ(メッセー
ジ)を、生成対象となる管理オブジェクトをリスト形式
で指定できるのフォーマットとし、各エージェントとマ
ネージャが、それぞれの管理情報として、生成済の複数
のオブジェクトの識別子をリスト部に含む構造をもつ論
理的なオブジェクトを生成/記憶するようにしておき、
既に生成済みの複数の管理オブジェクトを一斉に削除す
る場合に、エージェントとマネージャとの間で、削除対
象となるオブジェクトをリスト部に含む論理的なオブジ
ェクトを指定する形で削除通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理システムや通
信装置等から構成される通信ネットワークに関し、特に
通信ネットワークを管理するためのネットワーク管理シ
ステム、およびオブジェクトの管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク管理システムにおいては、
ネットワークの構成を管理するためにネットワークの構
成情報を管理情報ベースに持ち、ネットワーク内で構成
変更が行なわれた場合、マネージャ・システム(以下、
単にマネージャをいう)とエージェント・システム(以
下、単にエージェントという)との間で管理情報の交信
を行なうことによって双方の構成情報の整合をとる。
【0003】この種の管理情報の交信方式として、マネ
ージャからエージェントに対して構成の変更を指示する
方式、およびエージェントからマネージャに構成の変更
を通知する方式の規定が、例えば、アイ・エス・オー/
アイ・イー・シー10164−1 システム管理Par
t1 オブジェクト管理機能(ISO/IEC 10164-1Systems
Management Part1 : Object management function)に
記述されている。 また、上記管理情報の交換を効率的
に行なうための一つの手段として、管理オブジェクトを
管理するためのサポート・オブジェクトを定義し、この
サポート・オブジェクトが内部に持つ或る消滅条件を満
足すると、前記サポート・オブジェクトの管理範囲にあ
る管理オブジェクトが消滅するようにした機能が、第9
回エス・シー21/ダブリュ・ジー4 オタワ会議19
92年5月19日〜28日出力資料「消滅ビヘイビアに
関するワーキング・ドキュメント("ガーベジ・コレクシ
ョン")」(The 9th SC21/WG4 meeting,Ottawa,19-28 May
1992,WorkingDocument for Expiry Behaviour("Garvag
e Collection"))に記述されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、上記前者の文
献に記載された方式では、マネージャからエージェント
へのネットワークの構成変更の指示、およびエージェン
トからマネージャへのネットワークの構成変更の通知に
ついて、構成変更すべき各管理オブジェクト対応に指示
あるいは通知する方式について規定を示している。した
がって、多数の管理オブジェクトの構成変更を一斉に指
示あるいは通知したい場合、管理情報の通信が効率的に
行なえないという問題がある。
【0005】また、上記後者の文献は、管理オブジェク
トの削除方式として、サポート・オブジェクトに予め所
定の消滅条件を与えておき、上記サポート・オブジェク
トがこの消滅条件を満足したとき、該サポート・オブジ
ェクトの管理範囲にある管理オブジェクトを消滅させる
方式を提案しているに過ぎず、管理オブジェクトの具体
的な管理方式については開示していない。実際のネット
ワーク管理システムにおけるオブジェクト管理では、既
に存在する管理オブジェクトを削除する動作の他に、新
たな管理オブジェクトをネットワークに追加(生成)す
る動作も必要であり、オブジェクトの生成と削除を効率
よく行える改良されたオブジェクト管理方式の提案が要
望されている。
【0006】本発明の目的は、マネージャとエージェン
ト間で交信する管理情報量を削減し効率良くネットワー
ク管理を行なうことができるネットワーク管理システ
ム、およびオブジェクトの管理方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるネットワーク管理システムおよびオブ
ジェクトの管理方法では、マネージャとエージェント
が、それぞれの管理するネットワーク管理情報テーブル
内に、ネットワークを構成する各種の情報処理システム
や通信装置等、ネットワーク中の管理対象の実体と対応
した管理オブジェクトと、これらの管理オブジェクトを
グループ化して管理するための論理的な管理オブジェク
トを生成および削除する機能を有し、上記論理的なオブ
ジェクトの識別名を指定して管理対象の生成および削除
を通知することにより、複数の管理対象が関係するネッ
トワークの構成変更を1つの制御メッセージ(サービス
・パラメータ)で指令あるいは連絡し合えるようにす
る。
【0008】本発明の他の特徴は、例えば、上記エージ
ェント(またはマネージャ)が、管理対象とすべきオブ
ジェクトの名称を識別名とした第1のオブジェクト生成
通知を発行した場合は、これを受けたマネージャ(また
はエージェント)が、上記管理対象を上記識別名で個別
に管理し、上記エージェント(またはマネージャ)が、
上記管理対象とすべきオブジェクトの名称をリスト部に
含み論理的なオブジェクト名を識別名とする第2のオブ
ジェクト生成通知を発行した場合は、上記マネージャ
(またはエージェント)が、上記管理対象を上記論理的
なオブジェクト名で管理するようにしたことにある。
【0009】
【作用】例えば、或るネットワーク領域を管理範囲とす
る1つのエージェントが、管理対象が生成されたことを
マネージャに通知する場合、あるいはマネージャからエ
ージェントに管理対象の生成を指令する場合、エージェ
ントとマネージャとの間で、生成対象となる1個あるい
は複数個の管理対象の識別名が設定されたリスト部を有
するサービス・パラメータ(制御メッセージ)を通信す
る。
【0010】エージェントとマネージャは、それぞれの
管理情報テーブルにおいて、管理対象に固有の識別名を
もつ個別の管理オブジェクトを生成削除する機能と、制
御メッセージのリスト部で指定された各管理対象の識別
名を属性情報とする論理的な管理オブジェクトを生成、
修正および削除する機能をもつ。上記論理的な管理オブ
ジェクトには、複数の管理対象からなる1つのグループ
を表す識別名が与えられ、その生成、削除および属性情
報の修正は、上記サービス・パラメータの通知種別コー
ドに応じて行う。
【0011】本発明によれば、論理的な管理オブジェク
トを用いることによって、1群の複数の管理対象を1つ
の制御メッセージ(サービス・パラメータ)で生成する
ことができる。また、管理対象の追加生成(あるいは削
除)が発生した場合に、グループ名あるいは論理的管理
オブジェクトの識別名を指定したサービス・パラメータ
によって、マネージャからエージェント(あるいはエー
ジェントからマネージャ)に管理対象の追加生成(ある
いは削除)を通知し、上記管理対象の識別名を既に生成
済の論理的な管理オブジェクトの属性情報部(リスト
部)に追加登録(あるいは削除)することができる。ま
た、上記グループに属した1群の管理対象を一括して削
除する場合は、上記グループまたは論理的管理オブジェ
クトの識別名と、論理的オブジェクト自体の削除を意味
する通知種別コードとを含むサービス・パラメータを発
行すればよい。従って、本発明によれば、ネットワーク
の構成変更に伴ってマネージャとエージェント間で交わ
す管理情報の量を大幅に削減でき、効率的にネットワー
ク管理を行うことができる。
【0012】
【実施例】
〈実施例1〉図1は本発明によるネットワーク管理シス
テムの構成図である。ネットワーク管理システム50
は、マネージャ・システム51(以下、単にマネージャ
と記述する)と、エージェント・システム52(以下、
単にエージェントと記述する)とから構成され、後述す
る情報通信ネットワーク10を管理する。情報通信ネッ
トワーク10(以下、単にネットワークともいう)で
は、情報処理システムや通信装置等の多数の要素11〜
13が通信路を介して相互接続され、要素間での情報交
換や情報提供などの動作が行われる。ここでは、ネット
ワーク管理システム50によって管理される情報処理シ
ステムや通信装置等の要素を総称して「管理対象」とい
う。
【0013】エージェント52は、ネットワーク10内
の管理対象が発行する構成変更、障害発生等の情報を収
集し、マネージャ51に通知する。また、エージェント
52は、マネージャ51から与えられる構成変更指示
や、管理対象へのテスト等のオペレーション指示に応じ
て、管理対象に対してネットワーク10の管理のための
制御動作を実行する。エージェント52は、管理対象の
構成や属性等の管理情報を記憶するためのデータベース
100を備え、これらの管理情報に基づいてネットワー
ク10を管理する。管理情報データベース100の詳細
については後述する。
【0014】マネージャ51は、管理対象に関する操作
をエージェント52に指示したり、エージェント52か
ら通知される管理情報を収集することにより、ネットワ
ーク10を統合的に管理し、必要に応じて管理情報をC
RTに出力する。図では、簡単化のために1つのエージ
ェント52しか図示してないが、実際の応用において
は、ネットワーク管理システム50は、1つのマネージ
ャ51に複数のエージェント52a〜52nを接続した
構成としてもよい。
【0015】図2はエージェント52の構成を示す。エ
ージェント52は、マネージャ51から送信される管理
操作の指示を受信して、管理対象に対して管理操作を実
行したり、管理対象から収集した各種の情報をマネージ
ャ51に通知する機能を備えるネットワーク管理部部1
10と、管理情報データベース100とからなる。
【0016】ネットワーク管理部110は、CPU11
1と、マネージャ51あるいはネットワーク10内の各
管理対象との間の通信を制御する通信制御部112と、
後述する各種のプログラムやデータを記憶するためのメ
モリ120とからなる。メモリ120は各種のプログラ
ムを記憶するが、本発明に関連する代表的なプログラム
として、エージェント・システム制御部121に記憶さ
れるエージェント52の全体制御を行なうためのプログ
ラムと、通知情報処理部122に記憶される管理対象が
発行した通知情報を加工してマネージャ51に通知する
ためのプログラムとがある。123はCPUが利用する
ワークエリアを示す。
【0017】管理情報データベース100は、各管理対
象に関する管理情報を格納するための管理情報テーブル
101を記憶する。上記管理情報テーブル101は、例
えば図3に示すように、ネットワーク10を構成する各
管理対象と対応する複数のデータブロック11〜13
と、管理実体でない論理的オブジェクトとなる間接制御
オブジェクトを表すためのデータブロック41とからな
る。
【0018】管理対象を表す各データブロック11〜1
3は、管理対象を識別するための識別名102と、次の
データブロックへのリンク情報(次ブロックポインタ)
103とからなる。また、間接制御オブジェクトを表す
データブロック41は、間接制御オブジェクトの識別名
106と、管理対象の識別名が設定されるオブジェクト
・リスト107とからなる。
【0019】図3に示した例では、ネットワーク管理の
運用を開始する時点で、管理情報テーブル101に、管
理対象の識別情報102として管理対象11、12、1
3の識別名「A」、「B」、「C」が設定され、識別名
「間接制御」をもつ間接制御オブジェクト41のオブジ
ェクト・リスト107に、これらの管理対象11〜13
の識別名「A」、「B」、「C」が設定されている。
【0020】以下の説明では、特に、複数の管理対象の
一括生成と一括削除を可能とする本発明に特有のサービ
ス・パラメータ(制御メッセージ)の発行および受信処
理機能について説明する。この制御メッセージは、従来
の各管理対象毎に生成、削除を行うパラメータを発行お
よび受信処理機能と併用することができる。
【0021】図4は、オブジェクト管理のためにマネー
ジャ51とエージェント52との間で取り交わされるメ
ッセージのシーケンスを、また、図5は、エージェント
52が実行する処理フローを示す。
【0022】いま、マネージャ51とエージェント52
との間にコネクションが設定され(ステップ901)、
エージェント52のネットワーク管理機能の運用を開始
されると、先ず、エージェント52の通知情報処理部
(プログラム)122が、図6に示すサービス・パラメ
ータ(制御メッセージ)200を生成し、これを管理対
象の生成をマネージャ51に通知する(ステップ70
1)。通知パラメータ200は、通知の種別を示すフィ
ールド201(オブジェクト生成/削除、属性値の追加
/削除/変更等がある)と、オブジェクトの識別名フィ
ールド202と、オブジェクトの属性情報及び値を示す
フィールド203とからなり、ステップ701でエージ
ェント52は、識別名フィールド202に「間接制
御」、属性情報フィールド203に「オブジェクト・リ
スト」および管理対象の識別名を設定した通知パラメー
タ200を発行する。
【0023】次に、ネットワーク管理機能を運用中にネ
ットワークの構成が変更された場合の動作について説明
する。ネットワーク構成の変更には、ネットワーク10
に新たな管理対象が追加される場合と、ネットワーク1
0から既存の管理対象が撤去される場合とがある。ま
ず、ネットワーク10に新たな管理対象「D」14が追
加された場合の動作(図4のステップ702)について
述べる。
【0024】ネットワーク管理機能が働いたエージェン
ト52は、図5に示す如く、ネットワークの構成変更の
有無と管理終了のコマンド入力の有無を監視しており、
ネットワーク10に新たな管理対象14が追加されたこ
とを検知すると、例えば、図7に示す通知パラメータ2
00を生成し、マネージャ51に通知する(702)。
この時、発行される通知パラメータ200は、識別名
「間接制御」を持つオブジェクト41の属性情報に新た
な値を追加するためのものであり、通知の種別フィール
ド201、オブジェクトの識別名フィールド202、属
性の種別フィールド203、および属性値フィールド2
04とからなる。
【0025】エージェント52は、通知種別フィールド
201に「属性値追加」、識別名202フィールドに
「間接制御」、属性種別フィールド203に「オブジェ
クト・リスト」、値フィールド204に新たに追加され
た管理対象14の識別名「D」を設定した通知パラメー
タを発行した後、図8に示すように、エージェント52
が記憶する管理情報テーブル101において、間接制御
オブジェクト41のオブジェクト・リスト107に上記
新たな管理対象の識別名「D」を追加する。また、上記
追加されたオブジェクトの識別名「D」を持つデータブ
ロック14を生成し、管理情報テーブル101の既存の
データブロック中の最後のブロック(オブジェクト
「C」のデータブロック13)の次ブロックポインタ1
03によって、これを管理情報テーブル101にリンク
する。
【0026】次に、ネットワーク10から管理対象
「D」が撤去された場合の動作(図4、図5のステップ
703)について述べる。管理対象が撤去されたことを
検知すると、エージェント52は、通知種別フィールド
201に「属性値削除」、属性値フィールド204に削
除すべき管理対象の識別名「D」を含む図7のフォーマ
ットをもつ通知パラメータ200を生成し、これをマネ
ージャ51に通知する。上記通知200を発行した後、
エージェント52は、管理情報テーブル101における
間接制御オブジェクト41のオブジェクト・リスト10
7から、上記削除管理対象の識別名「D」を消去すると
共に、上記オブジェクト「D」と対応するデータブロッ
ク14を削除し、該データブロックとリンクしていたオ
ブジェクト「C」のデータブロックにおいて、次ブロッ
クポインタ103の設定値を「NULL」に変更する
(図3の状態に戻る)。
【0027】次に、エージェント52が、ネットワーク
管理機能の運用を終了する場合のづさ(図4のステップ
704〜902)について説明する。ネットワーク管理
機能の運用を終了するコマンドを受け取ると、エージェ
ント52の通知情報処理部(プログラム)122が、図
9に示すサービス・パラメータ200をマネージャ51
に通知する(ステップ704)。この場合、通知パラメ
ータ200は、通知種別フィールド201にオブジェク
トの削除を示す「削除」、識別名フィールド202に削
除対象となるオブジェクトの識別名「間接制御」を含
む。この通知を発行した後、エージェント52は、マネ
ージャ51とのコネクションを切断し(ステップ90
2)、管理機能の運用を終了する。
【0028】上記した構成によれば、ネットワークを構
成する管理対象に変更が生じた場合でも、マネージャと
エージェントとの間で交される管理情報量を削減できる
ため、ネットワーク構成変更に伴う管理情報の処理を高
速化、高効率化することが可能となる。
【0029】〈実施例2〉次に、実施例1で示した間接
制御オブジェクト41に、オブジェクト・リスト107
以外の属性情報108を付加し、この属性情報を利用す
ることによってオブジェクトを管理する方式について説
明する。
【0030】図10は、エージェント52のネットワー
ク管理機能が稼動していない時点における管理情報テー
ブル101の状態を示す。管理情報テーブル101に
は、実施例1と同じく、管理対象「A」〜「C」のデー
タブロック11〜13と、間接制御オブジェクト41の
データブロックが存在している。但し、間接制御オブジ
ェクト41には、「オブジェクト・リスト」107の他
に、属性情報として「運用情報」108が加っている。
上記「運用情報」108の設定値(コード)としては、
「運用中」と「非運用」の2種類がある。「運用情報」
108の値が「運用中」の場合は、エージェント52が
オブジェクト・リスト107に設定されている識別名を
持つ管理対象を管理動作中であり、「非運用」の場合
は、エージェント52がこれらの管理対象を管理してい
ない状態にある。
【0031】図11は、本実施例におけるマネージャ5
1とエージェント52との間のメッセージのシーケンス
を、また、図12は、エージェント52が実行する処理
フローを示す。図12を図5と比較して明らかなよう
に、この実施例では、第1実施例のステップ701と7
02が、それぞれステップ705、706のように変更
されている。
【0032】いま、マネージャ51とエージェント52
の間にコネクションが設定され(ステップ901)、エ
ージェント52のネットワーク管理機能の運用が開始さ
れたと仮定すると、エージェント52の通知情報処理部
122は、管理情報テーブルにおける「間接制御」ブロ
ック41の「運用情報」フィールド108の設定値を
「運用中」に変更することを示す通知パラメータ200
をマネージャ51に発行する。この場合の通知パラメー
タ200は、図13に示すように、通知の種別201
と、属性変更の対象となるオブジェクトの識別名202
と、変更対象となる属性情報の種別204と、変更後の
属性値205とからなる。エージェント52は、識別名
202に「間接制御」、属性種別204に「運用情
報」、属性値205に「運用中」を設定したサービス・
パラメータ200を生成し、これをマネージャ51に発
行した後、管理情報テーブル101中の間接制御オブジ
ェクト41の「運用情報」108を「運用中」に変更す
る(ステップ705)。
【0033】ネットワーク管理機能が運用中に発生する
管理対象の追加/削除時の動作(ステップ702、70
3)は、実施例1と同様である。ネットワーク管理機能
の運用を終了するコマンドを受けると、エージェント5
2は次のように動作する。
【0034】すなわち、エージェント52の通知情報処
理部122は、間接制御オブジェクト「間接制御」41
の「運用情報」108を「非運用」に変更することを知
らせるために、変更属性値フィールド205に「非運
用」を設定した図13に示す通知パラメータ200を生
成し、これをマネージャ51に通知した後、マネージャ
51とのコネクションを切断し管理機能の運用を終了す
る(ステップ706)。
【0035】〈実施例3〉図14は本発明によるネット
ワーク管理システム50の他の実施例を示す構成図であ
る。本実施例では、ネットワーク10を複数のドメイン
に分割し、ネットワーク管理システム50を、マネージ
ャ51と、それぞれ管理情報データベース100を備え
る複数のエージェント52、53とで構成し、各ドメイ
ン対応に各々一つずつエージェントを配置している。図
では、2つのドメイン(20を含むネットワーク領域と
30を含むネットワーク領域)が互いに重複する部分
(以下、この部分を「共通ドメイン」と言う)をもつ構
成となっているが、各ドメインがこのような共通部分も
たない完全に分離した領域分割としてもかまわない。
【0036】本実施例では、エージェント52と53と
が共同して管理する共通ドメインに、管理対象として
「共通A」15、「共通B」16および「共通C」17
が存在し、エージェント52が管理する個別ドメイン2
0に、管理対象として「ドメインA.A」21、「ドメ
インA.B」22および「ドメインA.C」23が、ま
た、エージェント53が管理する個別ドメイン30に、
管理対象として「ドメインB.A」31、「ドメイン
B.B」32および「ドメインB.C」33が存在して
いる。
【0037】本実施例では、後述するように、オペレー
ション画面に、各オブジェクトをその性質に応じて区別
して表示できるようにするために、オブジェクトを幾つ
かの種類に分類している。その分類の一例として、ここ
では、共通ドメインに存在するオブジェクトの種別を
「一般オブジェクト」、個別ドメイン20または30に
存在するオブジェクトを、ネットワーク管理機能の運用
中に生成されるオブジェクトも含めて、「個別管理オブ
ジェクト」と称することにする。
【0038】エージェント52、53は、それぞれの担
当するドメイン内のネットワークにおいて、各管理対象
が発行する構成変更、障害発生等の情報を収集し、これ
らの情報をマネージャ51に通知すると共に、マネージ
ャ51から与えられた構成変更指令、あるいは管理対象
に対するテスト等のオペレーション指令に応答して、該
当する管理対象に対して制御動作を実行する。各エージ
ェント52、53は、担当ドメイン内に存在する管理対
象に関する構成や属性等の管理情報を管理情報データベ
ース100に記憶し、これに基づいてネットワーク10
を管理する。
【0039】ただし、本実施例では、エージェント52
は、ドメイン20内の管理対象に限って構成の変更、テ
スト動作等の管理操作を実行し、共通ドメインと、ドメ
イン30内の管理対象に対しては管理操作を実行できな
いものと仮定する。同様に、エージェント53は、ドメ
イン30内の管理対象に限って構成の変更、テスト動作
等の管理操作を実行し、共通ドメインとドメイン20内
の管理対象に対しては管理操作を実行することができな
いものとする。また、エージェント52とエージェント
53は、互いに交代エージェントの関係にあり、エージ
ェント52と53とが同時にネットワーク管理機能を運
用することはできないものとする。
【0040】マネージャ51は、各エージェント52、
53に特定の管理対象に対する管理操作を指示したり、
各エージェント52、53から管理情報を収集すること
により、ネットワーク10を統合的に管理する。上記マ
ネージャ51は、エージェント52、53と同様に、管
理対象の構成や属性等を示す管理情報を記憶するための
管理情報データベース60に備えている。或る管理対象
に関してマネージャ51が記憶する情報と、エージェン
ト52、53が記憶する管理情報は、構成あるいは属性
等の状態変更時に行われる相互の情報交換によって、常
に一致するようにしてある。
【0041】図15は、マネージャ51の構成の1例を
示す。マネージャ51は、ネットワーク管理部80と、
管理情報入出力部70と、管理情報データベース60と
を有し、管理情報をCRT72の画面に表示する機能
と、マウス74またはキーボード73を利用して、特定
の管理対象に対する操作指令をエージェント52または
53に指示する機能を備える。管理情報入出力部70に
おいて、71は、オペレータからの入力情報をネットワ
ーク管理部80への送信情報に変換したり、ネットワー
ク管理部80から出力された情報をオペレーション画面
72への表示情報に変換するための入出力情報制御部を
示す。
【0042】ネットワーク管理部80は、CPU81
と、各エージェントとの間の通信を行なうための通信制
御部82と、後述する各種のプログラムおよびデータを
記憶するためのメモリ90とからなる。メモリ90に記
憶される代表的なプログラムとして、マネージャの全体
的な動作を制御するプログラム(マネージャ・システム
制御部)91と、管理情報入出力部70から入力された
情報をエージェント52、53に送信したり、管理情報
データベース60に反映するための情報変換を行うプロ
グラム(入出力情報処理部)92とがある。93はワー
クエリアを示す。管理情報データベース60は、ネット
ワークを構成する管理対象に関する管理情報を格納する
ための管理情報テーブル61と、オペレーション画面7
2に表示すべきメニュー情報、およびアイコンデータを
格納するためのメニュー情報テーブル62、アイコン・
データ・テーブル63とを有する。
【0043】図16は、管理情報データベース60が記
憶する管理情報テーブル61の構成の1例を示す。管理
情報テーブル61は、ネットワーク10を構成する管理
対象対応に用意される複数の管理対象データブロックか
らなり、各データブロックは、管理対象を識別するため
の識別名フィールド611と、オブジェクトの種別(例
えば、一般オブジェクト、個別管理オブジェクト、間接
制御オブジェクト等がある)を表すオブジェクト種別フ
ィールド612と、オペレーション画面72上での各表
示要素の表示位置を示す表示位置座標フィールド613
と、オペレーション画面上での接続関係を示す接続情報
フィールド614と、データブロック間をリンクするた
めのポインタフィールド615とを含む。
【0044】図17は、管理情報データベース60が記
憶するメニュー情報テーブル62の構成の1例を示す。
メニュー情報テーブル62は、メニューの種類に対応し
て用意される複数のデータブロック620、624、6
25からなり、各データブロックは、オペレーション・
メニューを画面72上に表示するためのメニュー名62
1と、オペレーション画面72上での各メニューの表示
位置を示す座標622と、次に表示すべきサブ・メニュ
ーを指定するポインタ623とを含む。
【0045】図18は、管理情報データベース60に設
けられるアイコン・データ・テーブル63の構成の1例
を示す。アイコン・データ・テーブル63は、オペレー
ション画面72に表示するアイコンデータの種類632
と、オブジェクトの種別631との対応関係を記憶して
いる。
【0046】図19は、エージェント52、53の構成
を示す。エージェント52、53は、それぞれネットワ
ーク管理部110と管理情報データベース100とから
なり、マネージャ51から送信される管理操作の指示を
受信し管理対象に対して管理操作を実行したり、管理対
象が発行する各種の通知をマネージャ51に通知する機
能を備える。
【0047】ネットワーク管理部110は、CPU11
1と、マネージャ51およびネットワーク10内の各管
理対象との間の通信制御を行なう通信制御部112と、
後述する各種のプログラム、およびデータを記憶するた
めのメモリ120とからなる。メモリ120に記憶され
る代表的なプログラムとしては、エージェントの全体動
作を制御するプログラム(エージェント・システム制御
部)121と、マネージャ51からの操作指示に応じ
て、管理対象に対する管理操作を実行したり、エージェ
ント52、53内の管理情報テーブルに反映するための
プログラム(指示情報処理部)124とがある。123
はワークエリアである。
【0048】管理情報データベース100は、ネットワ
ーク10を構成する管理対象に関する管理情報を格納す
るための管理情報テーブル101を記憶する。
【0049】図20は、エージェントの管理情報データ
ベース100に記憶される管理情報テーブル101の構
成の1例を示す。管理情報テーブル101は、ネットワ
ーク10を構成する管理対象対応に用意される複数のデ
ータブロックからなり、各データブロックは、各管理対
象を識別するための識別名フィールド102と、データ
ブロック間をリンクするためのポインタフィールド10
3とを含む。
【0050】上記した図16〜17、図20は、それぞ
れネットワーク管理機能の運用が未だ行なわれていない
時点でのマネージャ51の管理情報テーブル61、各エ
ージェント52、53の管理情報テーブル101および
メニュー情報テーブル62の内容を示したものであり、
この時点では、マネージャ51と各エージェント52、
53は、管理情報として、共通ドメイン内の管理対象
「共通A」、「共通B」、「共通C」と対応したデータ
ブロック15〜17を持っている。
【0051】図21は、エージェント52、53が何れ
もネットワーク管理機能の運用状態に入っていない時点
でのオペレーション画面72を示す。この画面は、メニ
ュー情報テーブル62に用意されている最上位のメニュ
ー620に定義された各メニュー名621を、それぞれ
の表示位置座標622で指定された画面位置に表示し
(62A〜62Hの出力)、マネージャ51の管理情報
テーブル61に格納されている各オブジェクトを、アイ
コン・データ・テーブル63に定義された各オブジェク
ト種別に対応するアイコンに変換して、各アイコンを上
記管理情報テーブル61の表示位置座標613が指定す
る画面位置に表示(アイコン11〜13の出力)するこ
とによって得られる。本実施例では、ネットワーク管理
機能の運用がオペレータの指示によって制御されるよう
にしている。
【0052】図22は、上記オペレーション画面72を
通じて、オペレータが、ネットワーク10を構成するオ
ブジェクトの変更のための操作入力を行なった場合のマ
ネージャ51とエージェント52または53の間のメッ
セージ・シーケンスを示す。この場合に実行されるマネ
ージャ51の処理フローを図23、図24に、エージェ
ント52(または53)の処理フローを図25、図26
にそれぞれ示す。
【0053】まず、ネットワーク管理機能の運用開始動
作ついて説明する。
【0054】オペレータは、図21に示す画面72にお
いて、マウス74を操作することによって、メニュー6
2A〜62Hの中から「管理運用」62Dを選択する。
この選択操作に応答して、入出力情報処理部92が、メ
ニューブロック620中の「管理運用」62Dと対応す
るサブ・メニュー・ポインタ623を参照し、このポイ
ンタに従って、上記「管理運用」62Dにリンクされて
いる下位のメニューブロック(ドメイン・サブ・メニュ
ー)625を読み出し、上記メニューブロック625に
定義された情報に基づいて画面72に新たなメニューを
生成する。この結果、画面72は、例えば図27に示す
ように、管理運用の対象となるドメインの名称「ドメイ
ンA」62Pと「ドメインB」62Qからなるサブ・メ
ニューが表示される。
【0055】オペレータは、上記サブ・メニュー62
P、62Q中から管理機能を起動すべきドメイン名をマ
ウス74で選択する。マネージャ51内では、ドメイン
名とエージェントとの対応関係が図示しないテーブルに
よって予め記憶してあり、仮にオペレータが「ドメイン
A」62Pを選択したと仮定すると、マネージャ51
は、選択されたドメインAの管理を担当しているエージ
ェントA52に対して、コネクションを設定(確立)す
るための手順を実行する(ステップ901)。
【0056】次に、オペレータは、メニュー62A〜6
2Hの中から「オペレーション」62Cを選択すると、
これに応答して、入出力情報処理部92が、メニューブ
ロック620の「オペレーション」62Cと対応するサ
ブ・メニュー・ポインタ623を参照し、「オペレーシ
ョン」62Cとリンクされているサブ・メニューブロッ
ク624を読み出し、このサブ・メニューブロックで定
義されている情報に基づいて画面72に新たなメニュー
を生成する。この結果、例えば図28に示すように、そ
れまで表示されていたサブ・メニューに代わって、項目
62J〜62Nからなるサブ・メニューがオペレーショ
ン画面72上に表示される。
【0057】上記サブ・メニュー62J〜62Nの中か
ら、オペレータが「オブジェクト生成」62Jを選択す
ると、入出力情報処理部92は、例えば図29に示す形
態で、生成すべきオブジェクトを特定するためのデータ
入力ウィンドウ750を表示する。上記データ入力ウィ
ンドウ750は、生成すべきオブジェクトの識別名、上
記オブジェクトの種別、上記オブジェクトが持つ属性、
およびその値の入力欄からなっている。
【0058】オペレータは、上記データ入力ウィンドウ
750でシステムが要求した項目について情報を入力し
た後、メニュー62A〜62Hの中から「実行」62H
を選択する。この入力操作に応答して、入出力情報処理
部92は、管理情報テーブル61を参照し、既に間接制
御オブジェクトが生成されていないかをチェックし、も
し間接制御オブジェクトが生成済の場合は、今回オペレ
ータが指示したドメイン管理をエージェント52に指示
することなく処理を終了する。管理情報テーブル61中
に間接制御オブジェクトが生成されていなかった場合、
入出力情報処理部92は、図30に示す指示パラメータ
300を生成し、エージェント52宛に発行する(ステ
ップ801)。指示パラメータ300は、「オブジェク
ト生成」を示す指示種別301と、生成すべきオブジェ
クトの識別名302と、上記オブジェクトが持つ属性情
報303とを含み、それぞれオペレータがウィンドウ7
50で入力した情報が設定される。
【0059】エージェント52は、上記指示パラメータ
300を受信すると(図25のステップ801)、図3
1に示すように、管理情報テーブル101中に間接制御
オブジェクト「間接制御1」41のデータブロックを生
成し、このデータブロックに「オブジェクト・リスト」
107を設定する。また、上記オブジェクト・リストに
設定された各識別名「ドメインA.A」、「ドメイン
A.B」、「ドメインA.C」を持つ管理対象をドメイ
ンA20内に生成し、これらの識別名を持つ管理情報の
データブロック(個別管理オブジェクト)21〜23を
管理情報テーブル101中に生成する。
【0060】一方、マネージャ51の入出力情報処理部
92も、図32に示すように、マネージャ51の管理情
報テーブル61に間接制御オブジェクト「間接制御1」
のデータブロック41を生成する。上記データブロック
41は属性情報として「表示位置」623を含んでお
り、「表示位置」623で指定される画面上の特定位置
に、図33に示す如く、アイコン・データ・テーブル6
3から求めた間接制御オブジェクト63Cのアイコン4
1を出力する。また、上記データブロック41のオブジ
ェクト・リスト624に設定されている各個別管理オブ
ジェクトの識別名のリストを、例えば図33に符号21
〜23で示す形態で画面に表示する。この時点で、図3
2に示すように、上記個別管理オブジェクトと対応する
データブロック21〜23を生成し、管理情報テーブル
61中の既存のブロック17にリンクさせる。これらの
データブロックは、既に存在する共通管理対象(一般オ
ブジェクト)のデータブロック15〜17と同様、オブ
ジェクトの識別名611とオブジェクトの種別情報61
2を含み、オブジェクトの種別情報として「個別管理オ
ブジェクト」が設定される。
【0061】オペレータは、図33の画面72にリスト
形式で表示されている個別管理オブジェクト21〜23
に関して、次の方法によって、ネットワーク図形上での
アイコン表示位置と接続要素指定情報を決定し、各オブ
ジェクトのアイコン21’〜23’を画面72上に表示
させる。
【0062】まず、マウスを操作することによって、メ
ニュー中から「表示位置設定」62Aを選択し、「ドメ
インA.A」21を示すアイコン21’の表示位置を画
面72上の適当な位置に指定した後、「実行」62Hを
選択する。
【0063】オペレータが「実行」62Hを選択する
と、入出力情報処理部92は、オペレータが画面72上
で指定した位置の座標を、管理情報テーブル61中の
「ドメインA.A」と対応するデータブロック21の表
示位置座標フィールド613に設定した後、アイコン・
データ・テーブル63から該当する表示アイコンデータ
を読み出し、図33に示すように、アイコン21’を画
面上のオペレータ指定位置に表示する。
【0064】アイコン21’が表示されると、オペレー
タは、メニューの中から「接続情報設定」62Bを選択
した後、オペレーション画面72上に表示されている表
示要素の中から接続すべき2つの要素を指定して、メニ
ュー「実行」62Hをマウスで選択する。これらの操作
が行なわれると、入出力情報処理部92は、管理情報テ
ーブル61中の上記指定要素と対応する各データブロッ
クに相手要素との接続関係を示す情報を登録した後、こ
れらの表示要素間を結ぶ接続線を画面に表示出力する。
例えば、オペレータがアイコン(表示要素)21’と共
通管理対象「共通.A」のアイコン(表示要素)15を
マウス74で指定して、メニュー「実行」62Hを選択
した場合、管理情報テーブル61では、「ドメインA.
A」のデータブロック21の接続情報フィールド614
に識別名「共通.A」が設定され、「共通.A」のデー
タブロック15の接続情報フィールド614に、既に設
定済の識別名「共通.B」、「共通.C」がに追加し
て、上記「ドメインA.A」を示す識別子が設定され
る。
【0065】残りの「ドメインA.B」22、「ドメイ
ンA.C」23についても、上述したオペレータ操作を
繰り返すことによって、表示画面上へのアイコン22、
23’の表示、表示要素16との接続線の表示、および
管理情報テーブルへの接続情報の登録を行うことができ
る。
【0066】次に、ネットワーク管理機能の運用中に、
オペレータが、ドメイン20内に個別管理オブジェクト
を生成する指示を行った場合の制御動作について説明す
る。
【0067】オペレータは、図33に示す画面72上
で、マウス74操作によって表示要素「間接制御1」4
1をピックし、続いてメニュー:「オペレーション」6
2Cを指定する。この操作が行われると、マネージャ5
1の入出力情報処理部92は、図17に示したメニュー
情報テーブル62中の「オペレーション」62Cとリン
クされているサブ・メニュー624を読み出し、例えば
図34に示す62J〜62Nの形態で、オペレーション
・サブメニューを画面72に表示する。
【0068】オペレータが、上記オペレーション・サブ
・メニューから「属性値追加」62Jを選択すると、入
出力情報処理部92は、図32に示した管理情報テーブ
ル61から、「間接制御1」のデータブロック41に登
録されている情報を読み出し、これらの情報を、オペレ
ータに追加入力させるべき「属性情報(種別)」および
「属性値」の入力欄と共に、例えば図34に示す形態で
画面表示する。
【0069】オペレータは、上記画面72で、追加属性
の入力欄に変更(生成)すべきオブジェクトの属性種別
(ここでは、「オブジェクト・リスト」)を、また、属
性値入力欄に上記オブジェクトの識別名(ここでは、
「ドメインA.D」)をそれぞれ入力した後、メニュ
ー:「実行」62Hをマウス74で選択する。
【0070】この操作に応答して、入出力情報処理部9
2は、図35に示す指示パラメータ300を生成し、こ
れをエージェント52に通知する。上記指示パラメータ
300は、指示種別301の他に、追加すべき属性値3
05と、上記属性値が追加されるオブジェクトの識別名
302と、属性の種別304を含み、このパラメータ3
00によって、エージェント52に対して、識別名=
「間接制御1」のデータブロックの「オブジェクト・リ
スト」に、今回、オペレータが入力した属性値「ドメイ
ンA.D」をもつ新たなオブジェクトを追加するよう指
令がなされる(図22、図24のステップ802)。
【0071】上記指示パラメータを受信したエージェン
ト52は、図31に示した管理情報テーブル101中に
ある識別名=「間接制御1」のデータブロック41のオ
ブジェクト・リスト107に、識別名=「ドメインA.
D」を追加し、上記識別名を持つ管理対象をドメインA
20内に生成する。また、上記管理対象に対応するデー
タブロック24を生成し、管理情報テーブル101に追
加する。
【0072】一方、マネージャ51も、図36に示すよ
うに、管理情報テーブル61中の識別名=「間接制御
1」41のデータブロックの「オブジェクト・リスト」
624に、識別名=「ドメインA.D」を追加し、この
識別名を持つ個別管理オブジェクトのデータブロック2
4を生成して、これを管理情報テーブルに追加する。ま
た、すでに説明した運用開始時と同様の画面表示によっ
て、上記オブジェクトの表示位置613と接続情報61
4の入力をオペレータに要求し、追加オブジェクトのア
イコンを画面72上に表示する。
【0073】次に、ネットワーク管理中に、オペレータ
が個別管理オブジェクトの削除を指示した場合の制御動
作について説明する。
【0074】オペレータは、マウスを操作して、画面7
2上に表示されている「間接制御1」41をピックし、
続いてメニュー:「オペレーション」62Cを指定す
る。この操作に応答して、マネージャ51の入出力情報
処理部92は、前述したオブジェクト生成の場合と同様
に、例えば図34に示した形態で、オペレーション・サ
ブ・メニュー62J〜62Nを画面に出力する。
【0075】オペレータが、上記オペレーション・サブ
・メニュー62J〜62Nの中から「属性値削除」62
Mを選択すると、入出力情報処理部72は、管理情報テ
ーブル61にある識別名=「間接制御1」のデータブロ
ック41を読み出し、その内容を、例えば図34の形態
で、削除すべき属性情報の種別入力欄および属性値入力
欄と共に画面72に表示する。
【0076】オペレータは、上記属性情報入力欄に、変
更(削除)すべきオブジェクトの属性種別(ここでは、
「オブジェクト・リスト」)と、削除すべきオブジェク
トの属性値(識別名)を設定し、メニュー:「実行」6
2Mを選択する。この操作に応答して、入出力情報処理
部92は、「指示種別」301=「属性値削除」の図3
5と同様のフォーマットをもつ指示パラメータ300を
生成し、エージェント52に通知する。すなわち、エー
ジェント52に、識別名=「間接制御1」のデータブロ
ックの「オブジェクト・リスト」から、上記パラメータ
300の属性値に示されたオブジェクト識別名を削除す
るよう指示する(図22、図24のステップ803)。
【0077】上記指示を受信したエージェント52は、
管理情報テーブル101中の識別子=「間接制御1」の
データブロック41のオブジェクト・リストから、今回
指示されたオブジェクト識別名を削除する。また、上記
識別名を持つ管理対象をドメインA20から撤去すると
共に、管理情報テーブル101から該当するデータブロ
ック24を削除する。
【0078】一方、マネージャ51も、図36に示した
管理情報テーブル61にある識別名=「間接制御1」の
データブロック41の「オブジェクト・リスト」624
から削除指示されたオブジェクト識別名を削除すると共
に、上記識別名を持つデータブロックをテーブル61か
ら削除する。また、画面72に表示されている上記オブ
ジェクトの表示要素(アイコン)を消去すると共に、こ
れと接続関係にあったオブジェクトの各データブロック
の接続情報フィールド614から、上記削除オブジェク
トの識別名を消去する。
【0079】ネットワーク管理の運用停止は次のように
して行われる。
【0080】オペレータは、マウスを操作して、表示画
面にあるメニュー:「管理停止」62Eを選択した後、
「実行」62Hを指定する。この操作に応答して、マネ
ージャ51の入出力情報処理部92は、図37に示す指
示パラメータ300を生成し、これをエージェント52
宛に通知する(図22、図23のステップ804)。上
記通知を受信したエージェント52は、図31に示した
管理情報テーブル101において、識別名=「間接制御
1」のデータブロック41と、上記データブロック41
のオブジェクト・リスト107に設定されている識別名
を持つ個別管理オブジェクトのデータブロックを消去す
る。また、「間接制御1」のデータブロック41のオブ
ジェクト・リスト107に設定されている識別名を持つ
管理対象をドメインAから撤去する。
【0081】これと同様に、マネージャも、管理情報テ
ーブル61から識別名=「間接制御1」のデータブロッ
ク41と、上記データブロック41のオブジェクト・リ
スト624に設定されている識別名を持つ個別管理オブ
ジェクトのデータブロックを消去するとともに、これら
の個別管理オブジェクトと接続関係にあったオブジェク
トのデータブロックの接続情報フィールド614から、
今回消去対象となった個別管理オブジェクトの識別名を
消去し、画面72に表示されている該当する個別管理オ
ブジェクトの表示要素を消去する。これらの動作の後、
マネージャ51は、エージェント52との間のコネクシ
ョンを切断し(ステップ902)、管理機能の運用を停
止する。
【0082】上記実施例によれば、ネットワークの構成
を変更する場合に、マネージャとエージェントとの間で
通信する管理情報の量を削減することができ、構成変更
に伴う処理動作の効率化、迅速化と、オペレータの操作
ミスを防ぐことができる。
【0083】〈実施例4〉次に、間接制御オブジェクト
にオブジェクト・リスト以外の新たな属性情報を付加
し、オペレータが上記属性情報を制御することによっ
て、オブジェクトを管理できるようにした方式について
説明する。
【0084】図38は、オペレーション画面を通じて指
示を与えることにより、ネットワーク10のオブジェク
トの構成変更を行なう場合のマネージャ51とエージェ
ント52、53との間のメッセージシーケンス、図39
はマネージャ51が実行する処理フロー、図39はエー
ジェント52、53が実行する処理フローを示す。本実
施例では、ネットワーク管理システム50、マネージャ
51、エージェント52、53のシステム構成は、以下
に述べる管理情報テーブルの内容を除いて、実施例3と
ほぼ同様である。
【0085】図41は、ネットワーク管理機能を運用し
ていない時点でのマネージャ51の管理情報テーブル6
1、図42は、この時点でのエージェント52、53の
管理情報テーブル101の状態の1例を示す。
【0086】マネージャ51の管理情報テーブル61に
は、共通ドメイン内のオブジェクトに関する管理情報を
表すデータブロック15〜17の他に、間接制御オブジ
ェクト「間接制御1」と「間接制御2」のデータブロッ
ク41、42が生成されている。上記各間接制御オブジ
ェクトは、実施例3と同様に、オブジェクトの識別名6
21と、オブジェクトの種別622と、属性情報として
オブジェクト・リスト624を有し、本実施例では更
に、属性情報として「運用情報」625を持っている。
上記「運用情報」625の値と使用方法については後述
する。
【0087】各エージェント52、53が管理対象とす
るドメインを、実施例3と同様に図14の通りとする
と、エージェント52の管理情報テーブル101は、図
42に示すように、間接制御オブジェクト「間接制御
1」のデータブロック41が生成されろ。これと同様
に、エージェント53の管理情報テーブル101には、
「間接制御2」のデータブロック42が生成され、それ
ぞれの属性情報フィールドには、「オブジェクト・リス
ト」107と「運用情報」108が設けてある。
【0088】運用情報625と108の設定値として
は、「運用中」を示す状態値と「非運用」を示す状態値
の2種類があり、或る間接制御オブジェクトに関して
「運用情報」の値が「運用中」となっている場合、その
間接制御オブジェクトを持つエージェント52あるいは
53は、ネットワーク管理機能を稼動(運用)中の状態
にある。この状態にある時、上記間接オブジェクトのオ
ブジェクト・リスト107に設定されている識別名を持
つ管理対象が、ネットワーク10中に生成され、マネー
ジャ51は、上記管理対象と対応する個別管理オブジェ
クトのデータブロックを管理情報テーブル61中に生成
した状態にある。
【0089】上記運用情報625、108が「非運用」
の状態にある場合、その間接制御オブジェクトを持つエ
ージェントはネットワーク管理機能を休止(非運用)中
のあり、マネージャ51の管理情報テーブル61におい
て、オブジェクト・リスト107に該当する管理対象の
個別管理オブジェクトのデータブロックは未生成の状態
にある。なお、本実施例では、マネージャ51のマネー
ジャ・システム制御部91が、管理情報テーブル61中
の「間接制御1」、「間接制御2」のデータブロック4
1、42において、それぞれの「運用情報」625が同
時に「運用中」にならないよう排他制御することによっ
て、実施例3と同様に、複数のエージェント52、53
のネットワーク管理の機能の運用期間が重ならないよう
にしている。
【0090】ネットワーク管理の運用開始を指示する場
合、オペレータは、メニュー:「管理運用」62Dを選
択する。この操作に応答して、マネージャ51の入出力
情報処理部92は、図17に示したメニュー情報テーブ
ル63中で「管理運用」62Dにリンクされているドメ
イン・サブ・メニュー625を読み出し、例えば図27
に示したサブ・メニュー62P、62Qの形態で画面7
2上に表示する。
【0091】オペレータは、上記サブ・メニューの中か
ら管理すべきドメイン(ここでは、62Pの「ドメイン
A」)をマウス74で指定した後、メニュー:「実行」
62Hを指定する。この場合、入出力情報処理部92
は、図41の管理情報テーブル61において、「ドメイ
ンA」と対応する「間接制御1」以外の他の間接制御オ
ブジェクトの「運用情報」625が「運用中」になって
いないか否かをチェックし、既に他の間接制御オブジェ
クトで「運用情報」が「運用中」になっていた場合は、
画面に操作エラーのメッセージを出力し、今回のオペレ
ータ指示に基づくドメイン管理は行なわない。
【0092】管理情報テーブルで他の間接制御オブジェ
クトの「運用情報」が全て「非運用」になっていた場
合、マネージャは、上記ドメインAを担当するエージェ
ント52との間にコネクションを設定する(図38、図
39、図40のステップ901)。また、入出力情報処
理部92が、エージェント52に対して「間接制御1」
に関する「運用情報」108を「運用中」に状態変更す
ることを指示するパラメータを発行する(ステップ80
5)。
【0093】上記指示パラメータを受信したエージェン
ト52は、「間接制御1」のデータブロック41の「運
用情報」108を「運用中」に変更し、このデータブロ
ック41のオブジェクト・リスト107に設定されてい
る識別名を持つ管理対象(個別管理オブジェクト)をネ
ットワーク10中に生成する。また、上記各個別管理オ
ブジェクトと対応するデータ・ブロックを、図31で説
明したのと同様に、管理情報テーブル101中に生成す
る。この時、マネージャ51も、「間接制御1」のデー
タブロック41の「運用情報」625の設定値を「運用
中」に変更すると共に、上記データブロック41のオブ
ジェクト・リスト624に設定されている個別管理オブ
ジェクトと対応するデータブロックを管理情報テーブル
61中に生成し、これら個別管理オブジェクトと「間接
制御1」ブロック41の内容を、実施例3と同様の方法
によって、画面72に表示する。
【0094】ネットワーク管理機能を運用中に或るオブ
ジェクトを生成、あるいは削除するためのオペレータ操
作と、これに応答した制御動作(ステップ802、80
3)は、実施例3と同様にして行なわれる。
【0095】ネットワーク管理の運用停止を指示する場
合、オペレータは、マウス操作によってメニュー:「管
理停止」62Eを指定する。これに応答して、マネージ
ャ51の入出力情報処理部92は、エージェント52に
対して「間接制御1」のデータブロック41の「運用情
報」108を「非運用」に変更することを指示するパラ
メータを発行する(ステップ806)。
【0096】上記指示パラメータを受信したエージェン
ト52は、「間接制御1」のデータブロック41の「運
用情報」108を「非運用」に変更すると共に、上記デ
ータブロック41のオブジェクト・リスト107に設定
されている識別名を持つ管理対象(個別管理オブジェク
ト)をネットワーク10から撤去する。また、これらの
個別管理オブジェクトと対応するデータ・ブロックを管
理情報テーブル101から消去する。この時、マネージ
ャ51も、管理情報テーブル61において、「間接制御
1」のデータブロック41の「運用情報」625を「非
運用」に変更し、上記データブロック41のオブジェク
ト・リスト624に設定されている個別管理オブジェク
トと対応するデータブロックを消去する。また、これら
の個別管理オブジェクトと接続関係にあったオブジェク
トのデータブロックにおいて、接続情報フィールド61
4から上記非運用となった個別管理オブジェクトの識別
名を削除し、画面72から「間接制御1」のアイコンと
非運用となった個別管理オブジェクトの表示要素を消去
する。
【0097】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ネットワークの管理システムにおいて、ネッ
トワークの構成変更時にマネージャとエージェントとの
間で交わすサービス・パラメータ(メッセージ)を、生
成対象となる管理オブジェクトをリスト形式で指定でき
るのフォーマットとし、各エージェントとマネージャ
が、それぞれの管理情報として、生成済の複数のオブジ
ェクトの識別子をリスト部に含む構造をもつ論理的なオ
ブジェクトを生成/記憶するようにしておき、既に生成
済みの複数の管理オブジェクトを一斉に削除する場合
に、エージェントとマネージャとの間で、削除対象とな
るオブジェクトをリスト部に含む論理的なオブジェクト
を指定する形で削除通知するようにしているため、ネッ
トワークの構成を変更する時、マネージャとエージェン
トとの間で通信される管理情報の量を削減することがで
きる。また、ネットワーク管理の制御動作を効率化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネットワーク管理システムの1実
施例を示す構成図。
【図2】図1におけるエージェント52の構成の1例を
示す図。
【図3】エージェント52が備える管理情報テーブル1
01の第1の実施例を示す図。
【図4】エージェント52とマネージャ51との間で交
わされるメッセージのシーケンスの1例を示す図。
【図5】エージェント52が実行する処理フローの1例
を示す図。
【図6】間接制御オブジェクトを生成するための通知と
なるパラメータの構成の1例を示す図。
【図7】管理対象の追加生成のための通知となるパラメ
ータの構成の1例を示す図。
【図8】エージェント52の管理情報テーブル101に
おいて管理対象が追加された状態を示す図。
【図9】間接制御オブジェクトを削除するための通知と
なるパラメータの構成の1例を示す図。
【図10】エージェント52の管理情報テーブル101
の第2の実施例を示す図。
【図11】エージェント52とマネージャ51との間で
交わされるメッセージのシーケンスの第2の実施例を示
す図。
【図12】エージェント52が実行する処理フローの他
の実施例を示す図。
【図13】ネットワークにおける構成変更を通知するた
めの通知パラメータの他の実施例を示す図。
【図14】本発明のネットワーク管理システムの他の実
施例を示す構成図。
【図15】図14におけるマネージャ51の構成の1例
を示す図。
【図16】マネージャ51が備える管理情報テーブル6
1の構成の1例を示す図。
【図17】マネージャ51が備えるメニュー情報テーブ
ル62の1実施例を示す図。
【図18】マネージャ51が備えるアイコン・データ・
テーブルの1実施例を示す図。
【図19】図14におけるエージェント52、53の構
成の1例を示す図。
【図20】エージェントが備える管理情報テーブル10
1の構成の1例を示す図。
【図21】初期状態におけるオペレーション画面の1例
を示す図。
【図22】マネージャ51とエージェント52との間で
交わされるメッセージのシーケンスの第3の実施例を示
す図。
【図23】上記第3の実施例においてマネージャ51が
実行する処理の1例を示すフローチャート。
【図24】図23におけるネットワーク管理機能の運用
ルーチン810の詳細を示すフローチャート。
【図25】上記第3の実施例においてエージェント5
2、53が実行する処理の1例を示すフローチャート。
【図26】図25におけるネットワーク管理機能の運用
ルーチン710の詳細を示すフローチャート。
【図27】ネットワーク管理機能の運用開始を指示した
時点におけるオペレーション画面の第1の状態を示す
図。
【図28】ネットワーク管理機能の運用開始を指示した
時点におけるオペレーション画面の第2の状態を示す
図。
【図29】オブジェクトの生成を指示した時点における
オペレーション画面の状態の1例を示す図。
【図30】オブジェクトの生成を指示するためのパラメ
ータの構成の1例を示す図。
【図31】オブジェクトが生成された時点におけるエー
ジェント52の管理情報テーブル101の状態を示す
図。
【図32】オブジェクトが生成された時点におけるマネ
ージャ51の管理情報テーブル61の状態を示す図。
【図33】オブジェクトが生成された時点でのオペレー
ション画面の1例を示す図。
【図34】オブジェクトを追加するためのオペレーショ
ン画面の1例を示す図。
【図35】オブジェクトの追加を指示するためのパラメ
ータの構成の1例を示す図。
【図36】マネージャの管理情報テーブルにおいてオブ
ジェクトが追加された状態を示す図。
【図37】オブジェクトの削除を指示するためのパラメ
ータの構成の1例を示す図。
【図38】マネージャとエージェントとの間で交わされ
るメッセージのシーケンスの第4の実施例を示す図。
【図39】第4の実施例においてマネージャが実行する
処理のフローチャート。
【図40】第4の実施例においてエージェントが実行す
る処理のフローチャート。
【図41】第4の実施例におけるマネージャの管理情報
テーブルの構成の1例を示す図。
【図42】第4の実施例におけるエージェントの管理情
報テーブルの構成の1例を示す図。
【符号の説明】
10…ネットワーク、41…間接制御1(間接制御オブ
ジェクト)、42…間接制御2(間接制御オブジェク
ト)、50…ネットワーク管理システム、51…マネー
ジャ、52…エージェントA、53…エージェントB、
60…管理情報データベース、61…管理情報テーブ
ル、62…メニュー情報テーブル、63…アイコン・デ
ータ・テーブル、70…管理情報入出力部、71…入出
力情報制御部、72…オペレーション画面、73…キー
ボード、74…マウス、80…ネットワーク管理部、8
1…CPU、82…通信制御部、90…メモリ、91…
マネージャ・システム制御部、92…入出力情報処理
部、93…ワークエリア、94…指示情報処理部、10
0…管理情報データベース、101…管理情報テーブ
ル、110…ネットワーク管理部、、111…CPU、
120…メモリ、121…エージェント・システム制御
部、122…通知情報処理部、123…ワークエリア。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 三知男 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 水口 圭三 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 筧 真一郎 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 (72)発明者 飯田 一久 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エージェント・システム(以下、単にエー
    ジェントという)と該エージェントに接続されたマネー
    ジャ・システム(以下、単にマネージャという)とから
    なるネットワーク管理システムにおいて、上記エージェ
    ントが、新たに管理対象となるオブジェクト(以下、単
    に管理オブジェクトという)の名称を識別名とした第1
    のオブジェクト生成通知を発行した場合は、上記マネー
    ジャが上記生成オブジェクトを上記管理オブジェクト名
    で管理し、上記エージェントが、上記管理オブジェクト
    の名前をリスト部に含み論理的なオブジェクト名を識別
    名とする第2のオブジェクト生成通知を発行した場合
    は、上記マネージャが上記管理オブジェクトを上記論理
    的なオブジェクト名で管理するようにしたことを特徴と
    するネットワーク管理システムにおけるオブジェクトの
    管理方法。
  2. 【請求項2】前記エージェント側で管理対象を追加生成
    した時、該管理対象と対応づけるべき論理的なオブジェ
    クトが既に生成済の場合は、前記エージェントが、上記
    追加生成された管理対象オブジェクトの名称を上記生成
    済の論理的オブジェクトと関連付けるための通知を発行
    することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管
    理システムにおけるオブジェクトの管理方法。
  3. 【請求項3】前記エージェントが管理するネットワーク
    において何れかの管理対象を削除する時、該管理対象に
    関して既に論理的なオブジェクトを生成済の場合、上記
    エージェントからマネージャに、上記論理的オブジェク
    トの名称を識別名とし上記削除管理対象のオブジェクト
    名をリスト部に含むリスト項目削除のための通知を発行
    し、これを受けたマネージャが、該当する管理オブジェ
    クトの削除と、論理的オブジェクトのリスト部の修正を
    行うことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク管
    理システムにおけるオブジェクトの管理方法。
  4. 【請求項4】前記エージェントが管理するネットワーク
    において複数の管理対象を削除した時、これらの管理対
    象に関して既に論理的なオブジェクトが生成済の場合、
    上記エージェントからマネージャに、上記論理的オブジ
    ェクトの削除を指令する通知を発行し、これを受けたマ
    ネージャが、上記論理的オブジェクトのリスト部に定義
    された管理オブジェクトの削除と、上記論理的オブジェ
    クトの削除を行うことを特徴とする請求項1に記載のネ
    ットワーク管理システムにおけるオブジェクトの管理方
    法。
  5. 【請求項5】エージェント・システム(以下、単にエー
    ジェントという)と該エージェントに接続されたマネー
    ジャ・システム(以下、単にマネージャという)とから
    なるネットワーク管理システムにおいて、上記エージェ
    ントが、未だ生成されていない管理対象の識別名をリス
    ト部に含み、属性情報表示部にオブジェクト未生成を意
    味する状態コードを含み、論理的オブジェクト名を識別
    名とするオブジェクト生成通知を予めマネージャ宛に発
    行しておき、エージェント側で新たな管理対象を生成す
    る時、該管理対象の識別名が既に上記オブジェクト生成
    通知によってマネージャに通知済の場合は、上記エージ
    ェントが、上記論理的なオブジェクト名を識別名とする
    属性情報変更通知によって、上記管理対象の生成をマネ
    ージャに通知し、上記マネージャが上記生成された管理
    対象を上記論理的なオブジェクト名で管理するように
    し、上記エージェントが上記管理対象のオブジェクト名
    を識別名としたオブジェクト生成通知を発行した場合
    は、上記マネージャが上記管理対象を上記通知されたオ
    ブジェクト名で管理するようにしたことを特徴とするネ
    ットワーク管理システムにおけるオブジェクトの管理方
    法。
  6. 【請求項6】エージェント・システム(以下、単にエー
    ジェントという)と該エージェントに接続されたマネー
    ジャ・システム(以下、単にマネージャという)とから
    なるネットワーク管理システムにおいて、上記マネージ
    ャが、管理対象となるオブジェクト(以下、単に管理オ
    ブジェクトという)を管理オブジェクト名、または複数
    の管理オブジェクトからなる群に与えた論理オブジェク
    ト名で管理するようにしておき、上記エージェントに複
    数の管理オブジェクトの生成を指示する時、これらの管
    理オブジェクトの名前をリスト部に含み論理的なオブジ
    ェクト名を識別名とするオブジェクト生成指示を上記エ
    ージェント宛に発行するようにしたことを特徴とするネ
    ットワーク管理システムにおけるオブジェクトの管理方
    法。
  7. 【請求項7】前記マネージャが新たな管理オブジェクト
    の生成を前記エージェントに指示する時、該管理オブジ
    ェクトを前記論理的なオブジェクトのリスト部に追加す
    るための指示をエージェント宛に発行することを特徴と
    する請求項6に記載のネットワーク管理システムに置け
    るオブジェクトの管理方法。
  8. 【請求項8】前記マネージャから前記エージェントに複
    数の管理オブジェクトの削除を指示する時、これらの管
    理オブジェクトに関して既に前記論理的なオブジェクト
    名でオブジェクト生成を指示してある場合、上記マネー
    ジャが、削除すべき管理対象の識別名と論理的なオブジ
    ェクトの識別名とを指定した削除指令を上記エージェン
    トに発行し、該指令を受けた上記エージェントが、上記
    管理オブジェクトの削除動作と、上記論理的なオブジェ
    クトのリスト部からの上記管理オブジェクトの識別名削
    除動作とを行うようにしたことを特徴とする請求項6に
    記載のネットワーク管理システムにおけるオブジェクト
    の管理方法。
  9. 【請求項9】請求項第6記載のネットワーク管理システ
    ムにおいて、前記マネージャが、前記論理的なオブジェ
    クトの削除を指示する指令を前記エージェントに与え、
    該指令を受けた上記エージェントが、上記論理的なオブ
    ジェクトのリスト部に含まれる識別名をもつ管理オブジ
    ェクトの削除動作と、上記論理的なオブジェクトの削除
    動作とを行うことを特徴とする請求項6に記載のネット
    ワーク管理システムにおけるオブジェクトの管理方法。
  10. 【請求項10】エージェント・システム(以下、単にエ
    ージェントという)と該エージェントに接続されたマネ
    ージャ・システム(以下、単にマネージャという)とか
    らなるネットワーク管理システムにおいて、上記エージ
    ェントとマネージャーが、未だ生成されていない管理対
    象の識別名を含むリスト部と、オブジェクト未生成を意
    味する状態コードを含む属性情報部とを有する論理的な
    オブジェクトを記憶しておき、相手システムから上記論
    理的なオブジェクト名を指定した属性情報変更通知を受
    けた時、上記マネージャまたはエージェントが、上記論
    理的なオブジェクトのリスト部に登録されている識別名
    をもつ管理対象のオブジェクト生成動作と、上記論理的
    オブジェクトの属性情報部をオブジェクト生成済を示す
    状態に変更する動作とを行うようにしたことを特徴とす
    るネットワーク管理システムにおけるオブジェクトの管
    理方法。
  11. 【請求項11】エージェント・システム(以下、単にエ
    ージェントという)と該エージェントに接続されたマネ
    ージャ・システム(以下、単にマネージャという)とか
    らなるネットワーク管理システムにおいて、マネージャ
    とエージェントが、それぞれの管理するネットワーク管
    理情報テーブル内に、管理対象となるネットワークの構
    成要素と対応した管理オブジェクトと、複数の管理オブ
    ジェクトをグループ化して管理するための論理的な管理
    オブジェクトとを生成および削除する機能を有し、上記
    論理的なオブジェクトの識別名をもつ制御メッセージに
    よって、複数の管理対象の構成変更を相手システムに連
    絡するようにしたことを特徴とするネットワーク管理シ
    ステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08237247A (ja) * 1995-02-24 1996-09-13 Nec Corp ネットワーク管理システム
JPH09265426A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Fujitsu Ltd ネットワーク管理システムのデータベース同期方法
US6085240A (en) * 1997-08-08 2000-07-04 Nec Corporation Agent identification device, agent device with program reception function, and network system
JP2014123172A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Hitachi Ltd 計算機システム、及びシステム管理方法

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