JPH06222725A - 偏平型陰極線管 - Google Patents

偏平型陰極線管

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JPH06222725A
JPH06222725A JP831393A JP831393A JPH06222725A JP H06222725 A JPH06222725 A JP H06222725A JP 831393 A JP831393 A JP 831393A JP 831393 A JP831393 A JP 831393A JP H06222725 A JPH06222725 A JP H06222725A
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ray tube
electrode
cathode ray
resistor
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Hiroshi Sawara
浩 佐原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】調整工数および部品点数を少なくでき、また解
像度の悪化を招かずにカットオフ調整できる偏平型陰極
線管を提供する。 【構成】偏平型陰極線管1のカソード電極K及び第2グ
リッド電極G2に高圧発生回路より固定電圧を印加す
る。陰極線管1の第1グリッド電極G1にエミッタ結合
差動増幅器70,71よりビデオ信号を供給する。第1
グリッド電極G1に印加する直流電圧を可変抵抗器92
でもって調整することで、陰極線管1のカットオフ調整
をする。電極G1に印加する直流電圧を可変するのみで
カットオフ調整でき、調整工程が少なくなる。電極Kに
は低インピーダンスの電圧源から固定電圧を供給でき、
電極Kと接地間に交流的にインピーダンスを下げるため
にコンデンサ等を接続する必要がなく、部品点数が少な
くなる。電極G2に固定電圧EG2が印加されるため、カ
ットオフ調整によって解像度が悪化するおそれはなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、G1電極にビデオ信
号を印加してドライブする偏平型陰極線管(フラット形
CRT)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子銃の中心軸に対して比較的小
さな角度で傾斜するように蛍光面が形成されている偏平
型陰極線管が知られている。図5は、この偏平型陰極線
管の駆動系を示している。
【0003】図において、1は偏平型陰極線管であり、
Kはカソード電極、G1は第1グリッド電極、G2は加
速電極を構成する第2グリッド電極、G3はフォーカス
電極を構成する第3グリッド電極、2は蛍光面である。
蛍光面2には、フライバックトランス(以下、「FB
T」という)より出力されるパルス電圧を整流して得ら
れる高圧HVが印加されている。
【0004】カソード電極Kとしては、一般の陰極線管
に採用されている傍熱形電極とは異なり、低パワーで動
作し、かつ立ち上がりの早い直熱形電極が採用されてい
る。このカソード電極KにはFBTよりパルス電圧をヒ
ータ電圧3として供給し、いわゆるパルス点火してい
る。
【0005】この場合、カソード電極KにFBTの巻線
が接続されることからカソード電極Kの浮遊容量が増加
し、カソード電極Kにビデオ信号を印加するカソードド
ライブ方式を採用するときには、ビデオ回路の損失が増
大する。つまり、周波数特性を良くするには、浮遊容量
の影響を無視できるようにビデオ回路の出力段のインピ
ーダンスを小さくする必要があり、エミッタフォロワ構
成等を採用することになるため、ビデオ回路の損失の増
大を招くことになる。
【0006】そのため、浮遊容量が比較的小さな第1グ
リッド電極G1にビデオ信号を印加するG1ドライブ方
式が採られている。すなわち、4はビデオアンプを構成
するNPN形トランジスタであり、このトランジスタ4
のベースには端子5よりビデオ信号SVが供給される。
このトランジスタ4のエミッタは抵抗器6およびコンデ
ンサ7の並列回路を介して接地され、そのコレクタは抵
抗器8を介して電源端子+B(例えば50V)に接続さ
れる。そして、トランジスタ4のコレクタおよび抵抗器
8の接続点に得られるビデオ信号がコンデンサ9を介し
て陰極線管1の第1グリッド電極G1に印加される。
【0007】また、電圧源+B1(例えば900V)
は、フォーカス調整用の可変抵抗器10、カットオフ調
整用の可変抵抗器11および抵抗器12の直列回路を介
して接地される。可変抵抗器10の可動端子に得られる
電圧は抵抗器13を介して陰極線管1の第3グリッド電
極G3に印加される。可変抵抗器11の可動子はコンデ
ンサ14を介して接地され、この可動子およびコンデン
サ14の接続点に得られる電圧は陰極線管1の第2グリ
ッド電極G2に印加される。
【0008】また、電圧源+B2(例えば140V)
は、サブブライトネス調整用の半固定抵抗器15、抵抗
器16、ブライトネス調整用の可変抵抗器17および定
電流回路を構成する抵抗器18を介して接地される。可
変抵抗器17の可動子に得られる電圧は抵抗器19を介
してカソード電極Kに印加される。
【0009】陰極線管1のカットオフ調整は第2グリッ
ド電極G2とカソード電極Kに印加される電圧を可変す
ることで行なわれる。すなわち、可変抵抗器11でもっ
て第2グリッド電極G2に印加する電圧を可変して陰極
線管1のカットオフを決めると共に、半固定抵抗器15
でもってカソード電極Kに印加する電圧を可変してサブ
ブライトネスを決めるものである。
【0010】このように半固定抵抗器15によるサブブ
ライトネス調整や可変抵抗器17によるブライトネス調
整によってカソード電極Kに印加される電圧が可変され
るため、抵抗器19の抵抗値は比較的高く、例えば10
0KΩとされている。しかし、周知のようにカソード電
極Kにはビデオ信号に比例したビーム電流が流れこんで
くるので、回路インピーダンスを下げておくことが必要
である。そのため、陰極線管1のカソード電極Kをコン
デンサ20を介して接地し、交流的にインピーダンスを
下げている。
【0011】また、21は水平ブランキングパルスHBL
Kが供給される端子、22は垂直ブランキングパルスVB
LKが供給される端子である。端子21は抵抗器23およ
びダイオード24を介してNPN形トランジスタ25の
ベースに接続される。端子22は抵抗器26を介してト
ランジスタ25のベースに接続される。このトランジス
タのベースは抵抗器27を介して接地され、そのエミッ
タは接地され、そのコレクタは抵抗器28を介してトラ
ンジスタ4および抵抗器8の接続点に接続される。
【0012】水平および垂直のブランキング期間には端
子21,22にブランキングパルス(正パルス)HBL
K,VBLKが供給されるため、トランジスタ25はオンと
なる。これにより、トランジスタ4および抵抗器8の接
続点の電圧は略0Vとなり、ブランキング動作が行なわ
れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図5の例においては、
カットオフ調整をする際には、可変抵抗器11でもって
第2グリッド電極G2に印加する電圧を可変して陰極線
管1のカットオフを決めると共に、半固定抵抗器15で
もってカソード電極Kに印加する電圧を可変してサブブ
ライトネスを決めるものであり、調整工数が増加すると
いう問題があった。
【0014】また、カットオフ調整の際に、カソード電
極Kに印加する電圧を可変するものであり、そのため抵
抗器19の抵抗値が高くされることから、カソード電極
Kをコンデンサ20を介して接地して交流的にインピー
ダンスを下げており、部品点数が増えてコストアップと
なる問題点があった。
【0015】また、カットオフ調整をする際に、第2グ
リッド電極G2に印加する電圧が可変するものであり、
カットオフ調整によって解像度を悪化するおそれがあっ
た。
【0016】そこで、この発明では、調整工数および部
品点数を少なくでき、また解像度の悪化を招かずにカッ
トオフ調整をすることができる偏平型陰極線管を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1グリッ
ド電極G1にビデオ信号を印加してドライブする偏平型
陰極線管において、カソード電極Kと第2グリッド電極
G2に固定電圧を印加し、第1グリッド電極G1に印加
する直流電圧を可変してカットオフ調整をするものであ
る。
【0018】
【作用】この発明においては、第1グリッド電極G1に
印加する直流電圧を可変するのみでカットオフ調整をす
ることができ、調整工程を減らすことが可能となる。ま
た、カソード電極Kには固定電圧が印加されるものであ
り、低インピーダンスの電圧源から固定電圧を供給で
き、従ってカソード電極Kと接地間に交流的にインピー
ダンスを下げるコンデンサを接続する必要がなく、部品
点数を減らすことが可能となる。さらに、第2グリッド
電極G2に固定電圧が印加されるものであり、カットオ
フ調整によって解像度が悪化するおそれはなくなる。
【0019】
【実施例】以下、図1および図2を参照しながら、この
発明の一実施例について説明する。図1および図2にお
いて、図5と対応する部分には同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。
【0020】まず、図2の高圧発生回路30を説明す
る。31は水平ドライブ回路(図示せず)より出力され
る水平ドライブパルスが供給される端子であり、この端
子31はコンデンサ32を介してスイッチング素子を構
成するNPN形トランジスタ33のベースに接続され
る。このトランジスタ33のベースにはクランプ用のダ
イオード34が接続される。
【0021】トランジスタ33のエミッタは接地され、
そのコレクタはFBT35の1次側コイル35aの中間
タップP1に接続される。トランジスタ33のコレクタ
と接地間には、ダンパダイオード36と共振コンデンサ
37が並列に接続される。1次側コイル35aの一端は
コイル38およびコンデンサ39で構成されるローパス
フィルタを介して電源端子+Vccに接続される。
【0022】また、FBT35の1次側コイル35aの
中間タップP2は整流平滑回路40に接続される。整流
平滑回路40では中間タップP2に得られるパルス電圧
が整流平滑され、この整流平滑回路40より出力される
直流電圧E1(例えば50V)は端子41に導出され
る。
【0023】また、FBT35の1次側コイル35aの
他端およびその2次側コイル35bの他端は共通に接続
され、その接続点P3は整流平滑回路42に接続され
る。整流平滑回路42では、接続点P3に得られるパル
ス電圧が整流平滑され、この整流平滑回路42より出力
される直流電圧E2(例えば140V)は端子43に導
出される。
【0024】また、FBT35の2次側コイル35bの
一端側は複数倍圧の整流回路44に接続される。この整
流回路44で2次側コイル35bの一端に得られるパル
ス電圧が整流され、この整流回路44より出力される高
圧HVは端子45に導出される。
【0025】また、FBT35の2次側コイル35bの
中間タップP4は整流平滑回路46に接続される。整流
平滑回路46では、中間タップP4に得られるパルス電
圧が整流平滑されるて直流電圧(例えば900V)が得
られる。この整流平滑回路46の出力側はフォーカス調
整用の可変抵抗器47および抵抗器48の直列回路を介
して接地される。可変抵抗器47の可動子に得られる直
流電圧EG3は抵抗器49を介して端子50に導出され
る。可変抵抗器47および抵抗器48の接続点はコンデ
ンサ51を介して接地されると共に、この接続点に得ら
れる直流電圧EG2(例えば500V)は端子52に導出
される。
【0026】また、FBT35の他のコイル35a,3
5bと絶縁された2次側コイル35cの一端、他端は端
子53a、53bに接続される。この2次側コイル35
cは、後述するように陰極線管1のカソード電極Kに印
加されるパルス電圧を得るためのものである。なお、2
次側コイル35cの一端は低抵抗値(例えば100Ω)
の抵抗器54を介して整流平滑回路42の出力側に接続
される。これにより、後述するように偏平型陰極線管1
のカソード電極Kに固定の直流電圧が印加される。
【0027】次に、図1の偏平型陰極線管1の駆動系に
ついて説明する。陰極線管1のカソード電極Kには、上
述した高圧発生回路30の端子53a,53bに導出さ
れるパルス電圧がヒータ電圧として印加されると共に、
整流平滑回路42より出力される直流電圧E2が印加さ
れる。陰極線管1の第2グリッド電極G2には、上述し
た高圧発生回路30の端子52に導出される直流電圧E
G2が印加される。陰極線管1の第3グリッド電極G3に
は、上述した高圧発生回路30の端子50に導出される
直流電圧EG3が印加される。また、上述した高圧発生回
路30の端子45に導出される高圧HVが陰極線管1に
供給され、この高圧は蛍光面2等に印加される。
【0028】また、図1において、60はCRTドライ
ブ回路であり、61はビデオ信号SVが供給される端子
である。端子61はコンデンサ62を介してNPN形ト
ランジスタ63のベースに接続される。また、電源端子
+Vccと接地間には抵抗器64および65の直列回路
が接続され、これら抵抗器64および65の接続点がト
ランジスタ63のベースに接続され、これによりトラン
ジスタ63にベースバイアスが供給される。
【0029】また、トランジスタ63のコレクタは電源
端子+Vccに接続され、そのエミッタは抵抗器66を
介して接地されて、エミッタホロワ構成とされる。トラ
ンジスタ63のエミッタと抵抗器66の接続点はコント
ラスト調整用の可変抵抗器67、抵抗器68およびコン
デンサ69の直列回路を介して接地され、抵抗器68お
よびコンデンサ69の接続点はエミッタ結合差動増幅器
を構成する一方のNPN形トランジスタ70のベースに
接続される。可変抵抗器67の可動子はエミッタ結合差
動増幅器を構成する他方のNPN形トランジスタ71の
ベースに接続される。
【0030】トランジスタ70のコレクタは抵抗器72
を介して端子73に接続される。この端子73には、上
述した高圧発生回路30の端子41に導出される直流電
圧E1が供給される。トランジスタ71のコレクタは電
源端子+Vccに接続される。そして、トランジスタ7
0および71のエミッタ間には抵抗器74および75の
直列回路が接続され、これら抵抗器74および75の接
続点は定電流源を構成するNPN形トランジスタ76の
コレクタ・エミッタおよび抵抗器77の直列回路を介し
て接地される。
【0031】また、電源端子+Vccと接地間には抵抗
器78、抵抗器79およびNPN形トランジスタ80の
直列回路が接続され、抵抗器78および79の接続点は
トランジスタ76のベースに接続される。また、トラン
ジスタ80はそのコレクタとベースが接続されてダイオ
ード接続とされ、トランジスタ76および80で定電流
源としてのカレントミラー回路が構成される。
【0032】また、81は水平ブランキングパルスHBL
K(例えば10〜12μsecのパルス幅の正パルス)が供
給される端子、82は垂直ブランキングパルスVBLK
(例えば1msecのパルス幅の正パルス)が供給される
端子である。端子81は、抵抗器83および84の直列
回路を介して接地され、これら抵抗器83および84の
接続点はダイオード85を介してトランジスタ76のベ
ースに接続される。また、端子82は抵抗器86を介し
てトランジスタ76のベースに接続される。
【0033】また、トランジスタ70のコレクタおよび
抵抗器72の接続点はコンデンサ87および端子88を
介して陰極線管1の第1グリッド電極G1に接続され
る。また、89は上述した高圧発生回路30の端子43
に導出される直流電圧E2が供給される端子である。こ
の端子89と接地間には抵抗器90、ブライトネス調整
用の可変抵抗器91およびカットオフ調整用の可変抵抗
器92の直列回路が接続される。例えば、抵抗器90の
抵抗値は270Ω、可変抵抗器91の抵抗値は47K
Ω、可変抵抗器92の抵抗値は1MΩとされる。可変抵
抗器91の可動子は抵抗器93を介してコンデンサ87
および端子88の接続点に接続され、可変抵抗器92の
可動子は接地される。
【0034】以上の構成において、トランジスタ70お
よび71のベースには、それぞれトランジスタ63のエ
ミッタ出力より同一の直流電圧がバイアスとして供給さ
れる。また、トランジスタ71のベースには可変抵抗器
67の可動子よりビデオ信号が供給される。そのため、
トランジスタ70のコレクタと抵抗器72の接続点には
増幅されたビデオ信号が得られ、このビデオ信号がコン
デンサ87を介して陰極線管1の第1グリッド電極G1
に印加される。ここで、可変抵抗器67の可動子の位置
を移動することでトランジスタ71のベースに供給され
るビデオ信号の大きさが変化し、これによりコントラス
ト調整をすることができる。
【0035】ここで、端子81,82にブランキングパ
ルスHBLK,VBLKが供給されると、トランジスタ76が
オン状態となって、トランジスタ70のコレクタ電流が
増加するため、トランジスタ70のコレクタと抵抗器7
2の接続点にはブランキングレベルの電圧(帰線消去電
圧)が得られ、ブランキンブ動作が行なわれる。
【0036】図3は、エミッタ結合差動増幅器の部分の
等価回路を示している。Siはトランジスタ71のベー
スに供給される入力ビデオ信号、Soはトランジスタ7
0のコレクタと抵抗器72の接続点に得られる出力ビデ
オ信号である。図において、トランジスタ70,71の
ベースバイアス電圧をVB、トランジスタ76のベース
・エミッタ間電圧をVBE1、トランジスタ80のベース
・エミッタ間電圧をVBE2、抵抗器72,74,75,
77,78,79の抵抗値をそれぞれRL,Re2,Re
1,Re3,R1,R2としている。
【0037】ここで、トランジスタ76に流れるコレク
タ電流Icは、数1に示すようになる。
【0038】
【数1】
【0039】また、増幅器のゲインAは数2で表わさ
れ、出力ビデオ信号Soは数3で決定される。
【0040】
【数2】
【0041】
【数3】
【0042】ところで、図4は偏平型陰極線管1の静特
性を示したものである。図示の特性は、高圧HVが7.
5KV、第2グリッド電極G2の電圧EG2が500V、
カソード電極Kの電圧が140Vであるときの第1グリ
ッド電極G1の電圧EG1に対するカソード電流IKの関
係を表わしたものである。同図の曲線aはカットオフ電
圧が低いもの、曲線bはカットオフ電圧が平均的である
もの、曲線cはカットオフ電圧が高いものを示してい
る。
【0043】本例においては、可変抵抗器92の可動子
位置を移動させることで、陰極線管1の第1グリッド電
極G1に印加される直流電圧EG1が変化するため、これ
により陰極線管1のカットオフ調整を行なうことができ
る。例えば、図4の曲線a,b,cの特性をそれぞれ有
する陰極線管1では、直流電圧EG1をそれぞれEG1a,
EG1b,EG1cに調整することで、カットオフレベルを5
μAに設定できる。上述したように可変抵抗器92の抵
抗値は、ブライトネス調整用の可変抵抗器91の抵抗値
に比べてはるかに大きくされており、調整可能範囲が広
くされている。このカットオフ調整は例えば工場出荷時
に行なわれる。
【0044】このように本例においては、第1グリッド
電極G1に印加する直流電圧EG1を可変するのみでカッ
トオフ調整をすることができ、従来のように第2グリッ
ド電極G2およびカソード電極Kに印加される直流電圧
を変化させてカットオフ調整をするものと比較して調整
工程を減らすことができ、調整が容易となる。
【0045】また、カソード電極Kに印加される直流電
圧は整流平滑回路42より出力される直流電圧E2であ
り、低インピーダンスの電圧源から固定電圧を供給で
き、従って従来のようにカソード電極Kと接地間に交流
的にインピーダンスを下げるコンデンサ等を接続する必
要がなく、部品点数を減らすことができる。
【0046】また、第2グリッド電極G2には固定の直
流電圧EG2が印加されるものであり、従来のようにカッ
トオフ調整で第2グリッド電圧に印加される電圧が変化
するものでなく、カットオフ調整でもって解像度が悪化
するおそれはなくなる。
【0047】また、トランジスタ70,71で構成され
るエミッタ結合差動増幅器において、定電流源を構成す
るトランジスタ76のベースにブランキングパルスHBL
K,VBLKを供給してオン状態とし、これによりブランキ
ングレベルの電圧を得るようにしたものであり、安定な
ブランキング動作が行なわれ、ブランキング動作が周波
数特性やレスポンス特性等に影響を与えることはなく、
高画質化を図ることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明によれば、第1グリッド電極G
1に印加する直流電圧を可変するのみでカットオフ調整
をすることができ、調整工程を減らすことができる。ま
た、カソード電極Kには固定電圧が印加されるものであ
り、低インピーダンスの電圧源から固定電圧を供給で
き、従ってカソード電極Kと接地間に交流的にインピー
ダンスを下げるコンデンサ等を接続する必要がなく、部
品点数を減らすことができる。さらに、第2グリッド電
極G2に固定電圧が印加されるものであり、カットオフ
調整によって解像度が悪化するおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る偏平型陰極線管の一実施例(陰
極線管の駆動系)を示す接続図である。
【図2】この発明に係る偏平型陰極線管の一実施例(高
圧発生回路)を示す接続図である。
【図3】図1の例の一部の等価回路を示す図である。
【図4】第1グリッド電圧とカソード電流との関係を示
す図である。
【図5】偏平型陰極線管の駆動系を示す接続図である。
【符号の説明】
1 偏平型陰極線管 2 蛍光面 30 高圧発生回路 60 CRTドライブ回路 92 カットオフ調整用の可変抵抗器 G1 第1グリッド電極 G2 第2グリッド電極 G3 第3グリッド電極 K カソード電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1グリッド電極G1にビデオ信号を印
    加してドライブする偏平型陰極線管において、 カソード電極Kと第2グリッド電極G2に固定電圧を印
    加し、上記第1グリッド電極G1に印加する直流電圧を
    可変してカットオフ調整をすることを特徴とする偏平型
    陰極線管。
JP5008313A 1993-01-21 1993-01-21 偏平型陰極線管 Expired - Fee Related JPH07120142B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01265791A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Sony Corp 陰極線管の駆動回路

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JPH01265791A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Sony Corp 陰極線管の駆動回路

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