JPH06222439A - レンズ一体式カメラ - Google Patents

レンズ一体式カメラ

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Publication number
JPH06222439A
JPH06222439A JP5008639A JP863993A JPH06222439A JP H06222439 A JPH06222439 A JP H06222439A JP 5008639 A JP5008639 A JP 5008639A JP 863993 A JP863993 A JP 863993A JP H06222439 A JPH06222439 A JP H06222439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
chamber
film
lens
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5008639A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kato
稔 加藤
Hiroshi Wakabayashi
央 若林
Hidenori Miyamoto
英典 宮本
Isao Soshi
功 曽雌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP5008639A priority Critical patent/JPH06222439A/ja
Publication of JPH06222439A publication Critical patent/JPH06222439A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】モータ駆動力をスプール軸に伝達する部材とし
て、伝達軸とカサ歯車を用い、この結果得られたデッド
スペースを利用してカメラを小型化する。 【構成】フィルムを備えたパトローネを収容可能であ
り、該フィルムをモータの駆動力を受けて該パトローネ
内に巻き戻す巻戻部材を備えたパトローネ室(7) と、前
記フィルムを巻き取る巻取室(8) と、カメラの底部に配
設され、且つ、伝達軸と該伝達軸の両端に設けられた歯
車とから成り、前記モータの駆動力を前記巻戻部材に伝
達する伝達手段(34 、35、36) とを有するレンズ一体式
カメラに、前記カメラの底部で、且つ、前記伝達手段の
前側あるいは後ろ側に隣接して電池室(9) あるいは前記
モータ(21)を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ一体式カメラ
(以下カメラと言う)の内部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3、4は従来からあるカメラの内部構
造を示した図であり、図3はカメラをレンズ側から見た
正面図、図4はカメラを横から見た中央縦断面図であ
る。この従来のカメラ本体101 には、パトローネを収容
するパトローネ室103 、レンズ鏡筒102 、フィルム巻取
スプール室104 、ストロボ発光等に使用されるコンデン
サ106 、フィルム巻取時の駆動源等に使用される電池を
収容する電池室107が、それぞれ図示の如く構成されて
いた。また、巻上巻戻兼用モータ(不図示)の駆動力
を、カメラ底部に並べられた平ギヤから成るギヤ列105
を介してパトローネ室103 内の巻戻機構に伝達するのが
一般的であった。
【0003】しかし、ギヤ列を多くの平ギヤから構成す
ると、ギヤ効率の低下や、部品点数の増加によるコスト
アップを招くという問題点がある。このような問題点を
解消するために、モータの駆動力を伝達する部材とし
て、平ギヤから成るギヤ列の代わりに、伝達軸とカサ歯
車とを用いるカメラが知られている。図5、6はこのよ
うなカメラの内部構造を示した図で、図5は正面図、図
6は中央断面図である。この従来例において図3、4の
ものと異なる点は、平ギヤの代わりに伝達軸206とカサ
歯車部を持つ歯車204 、205 とカサ歯車207 、208 を伝
達部材として構成した点である。なおレンズ鏡筒201 、
パトローネ室202 、スプール室203 、コンデンサ204 、
電池205 の配置は図3、4のものとほぼ同様である。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】上述したような従来
のカメラにおいては、どちらの場合も、電池室をパトロ
ーネ室の側部に配設する構造であるため、カメラの長手
方向の大きさが電池室の大きさだけ大型化するという問
題点があった。本願発明は、モータの駆動力を巻戻機構
に伝達する部材として、平ギヤから成るギヤ列の代わり
に伝達軸とカサ歯車を用い、平ギヤのギヤ列を用いるも
のよりも大きくなったカメラ底部のデッドスペースを電
池室等に利用することで、従来のものよりもコンパクト
なカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに本発明では、フィルムを備えたパトローネを収容可
能であり、該フィルムをモータの駆動力を受けて該パト
ローネ内に巻き戻す巻戻部材を備えたパトローネ室(7)
と、前記フィルムを巻き取る巻取室(8) と、カメラの底
部に配設され、且つ、伝達軸と該伝達軸の両端に設けら
れた歯車とから成り、前記モータの駆動力を前記巻戻部
材に伝達する伝達手段(34 、35、36) とを有するレンズ
一体式カメラに、前記カメラの底部で、且つ、前記伝達
手段の前側あるいは後ろ側に隣接して電池室(9) あるい
は前記モータ(21)を配設した。
【0006】
【作用】モータ駆動力をスプール軸に伝達する伝達手段
を、伝達軸と歯車とから構成することで得られたデッド
スペースを、例えば電池を収容する電池室に利用したの
で、伝達手段のギヤ効率を下げずに部品点数を減少させ
てコストダウンを実現しつつ、カメラをコンパクトに構
成することができる。
【0007】
【実施例】図1、2は本発明を用いたカメラの一実施例
であり、図1はカメラ内部の構造をレンズ側から見た正
面図であり、図2はカメラを横から見た中央縦断面図で
ある。以下、両図を参照しながら本実施例のカメラの構
造を説明する。まず図1に基づき本実施例を説明する。
【0008】カメラ1の内部上側にはAF(オートフォ
ーカス)装置を構成する投光ブロック3および受光ブロ
ック4、ファインダ光学系5、ストロボ発光部6さらに
AE(自動露光機構)装置(不図示)等が設けられてい
る。またカメラ1の上端側には、内壁面に沿って、リジ
ット基板から成る一枚の実装基板10が配設されてい
る。レリーズ釦13は、カメラ1の上端側から突出して
設けられている。
【0009】カメラ1の内部右側には、フィルムパトロ
ーネが装填されるフィルムパトローネ室7が、また内部
左側には、フィルムパトローネから繰り出されるフィル
ムを巻き取るフィルム巻取スプール室8が設けられてい
る。なお詳細は後述するが、フィルム巻取スプールの内
部には、フィルムの巻き上げ・巻き戻しを行なうための
電動モータ21が内蔵されている。
【0010】スプール室8の側方には、ストロボ発光用
コンデンサ24が併設配置されている。カメラ1の前側
のほぼ中央部分には、フィルムパトローネ室7とフィル
ム巻取スプール室8に挟まれるように収容可能な、撮影
レンズ光学系を有するレンズ鏡筒2が設けられている。
このレンズ鏡筒2はスプール室8の上方で実装基板10
の下面側に配置された鏡筒駆動用の電動モータ20によ
り、光軸方向に進退可能に駆動される。なおこのレンズ
鏡筒2は、鏡筒の光軸に対する断面がほぼ四角形であ
り、また、鏡筒の下面および上面はカメラの底面に対し
てほぼ水平である。
【0011】フィルムパトローネ室7とフィルム巻取ス
プール室8との間で、且つ、レンズ鏡筒2の下方には、
電源電池11が収容される電池室9が配設されている。
スプール室8の巻取軸内には、パトローネとスプールと
の間でフィルム給送を行なうための駆動源となるフィル
ム給送用の電動モータ21が組み込み配置されている。
【0012】電動モータ21の軸には、ピニオンギヤ3
0が圧入されている。ピニオンギヤ30は平ギヤ31
に、平ギヤ31は平ギヤ32に、また平ギヤ32はギヤ
33の平ギヤ部33bにそれぞれ噛合している。ギヤ3
3の一部はカサ歯車33aとなっており、カサ歯車34
と噛合する。カサ歯車34は伝達軸35に圧入されてい
て、さらに伝達軸35の他端にはカサ歯車36が圧入さ
れている。カサ歯車36はギヤ37の一部であるカサ歯
車37aと噛合し、ギヤ37の一部である平ギヤ部37
bは平ギヤ38と噛合している。
【0013】平ギヤ38は伝達軸39に圧入されてお
り、伝達軸39の他端には平ギヤ40が圧入されてい
る。平ギヤ40は平ギヤ41、42を介して、巻戻フォ
ークギヤ42と噛合する。以上のようなギヤおよび軸に
よる伝達を経て、電動モータ21の回転力が巻戻フォー
クギヤ42に伝達される。これにより巻戻ギヤ42は、
スプール室8に巻き上げられたフィルムをパトローネ室
7に戻す際、電動モータ21の回転によってフィルムの
巻戻動作を行なう。
【0014】次に図2を用いて本実施例のカメラを説明
する。カメラ1の後ろ側(フィルム側)には裏蓋27、
圧板28が設けられている。電池11を収容した電池室
9の前側(レンズ側)には、カサ歯車34、36の圧入
された伝達軸35、及びギヤ33、37が図示の如く配
置されている。なお本実施例では、電動モータ21の回
転力を伝達する部材の一部である、カサ歯車34、36
の圧入された伝達軸35とギヤ33、37(これらを以
下まとめて伝達手段と言う)を、電池室9の前側(レン
ズ側)配置しているが本発明はこれに限られるものでは
ない。例えば電池室と伝達手段との配置を逆にする、つ
まり電池室9の後ろ側(フィルム側)に伝達手段を配置
するようにしても良い。
【0015】また本実施例では、巻取スプールの内部に
フィルム給送用の電動モータ21を内蔵し、電池室9を
カメラ底部に配設する構成としているが、本発明はこれ
に限らず、巻取スプールの内部に電池を内蔵し、カメラ
底部にフィルム給送用モータを配設するようにしても良
い。また、本実施例の鏡筒は、光軸に垂直な断面が四角
形の角柱状であり、鏡筒の上面および下面がカメラ底面
に対してほぼ水平となっているが、カメラを大型化する
ことなく電池室等を配設するためのスペースが確保でき
れば、円筒状の鏡筒でも良い。
【0016】さらに本実施例の鏡筒は光軸方向に進退可
能な移動筒であるが、移動を行わない固定筒でも本発明
は実施可能である。さらにまた、本実施例では伝達手段
としてカサ歯車を用いているが、駆動力の伝達方向をほ
ぼ垂直な方向に切り換えるものであればカサ歯車に限ら
れるものではない。カサ歯車の代わりに、例えばウォー
ムとウォームホイールとを含むウォームギヤであっても
本発明は実施可能である。
【0017】
【効果】モータの駆動力をスプール軸に伝達する伝達手
段を、伝達軸とカサ歯車とから構成することで得られた
デッドスペースを、電池を収容する電池室に利用したの
で、伝達手段のギヤ効率の低下、および部品点数の減少
によるコストダウンという効果を得つつ、カメラの長手
方向の大きさを短くすることができ、コンパクトなカメ
ラを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を用いたカメラの内部構造を正
面から見た図である。
【図2】図2は、本発明を用いたカメラの中央縦断面図
である。
【図3】従来のカメラの内部構造を正面から見た図であ
る。
【図4】従来のカメラの中央縦断面図である。
【図5】従来のカメラの内部構造を正面から見た図であ
る。
【図6】従来のカメラの中央縦断面図である。
【主要部分の符号の説明】
2 レンズ鏡筒 7 パトローネ室 8 巻取室 9 電池室 11 電池 21 モータ 34、36 カサ歯車 35 伝達軸
フロントページの続き (72)発明者 曽雌 功 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムを備えたパトローネを収容可能で
    あり、該フィルムをモータの駆動力を受けて該パトロー
    ネ内に巻き戻す巻戻部材を備えたパトローネ室と、 前記フィルムを巻き取る巻取室と、 カメラの底部に配設され、且つ、伝達軸と該伝達軸の両
    端に設けられた歯車とから成り、前記モータの駆動力を
    前記巻戻部材に伝達する伝達手段とを有するレンズ一体
    式カメラにおいて、 前記カメラの底部で、且つ、前記伝達手段の前側あるい
    は後ろ側に隣接して電池室あるいは前記モータを配設す
    ることを特徴とするレンズ一体式カメラ。
  2. 【請求項2】前記歯車はカサ歯車であることを特徴とす
    る請求項1に記載のレンズ一体式カメラ。
  3. 【請求項3】前記電池室は、電池の長手方向が前記フィ
    ルムの給送方向と平行な方向に該電池を収容可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ一体式カメ
    ラ。
  4. 【請求項4】前記パトローネ室と前記巻取室との間に配
    設されたレンズ鏡筒を有し、 前記伝達手段、および前記電池室あるいは前記モータ
    は、前記レンズ鏡筒の下部に配設されることを特徴とす
    る請求項1に記載のレンズ一体式カメラ。
  5. 【請求項5】前記レンズ鏡筒は、該レンズ鏡筒の光軸方
    向に対して垂直な断面がほぼ四角形の形状であることを
    特徴とする請求項4に記載のレンズ一体式カメラ。
JP5008639A 1993-01-21 1993-01-21 レンズ一体式カメラ Pending JPH06222439A (ja)

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JP5008639A JPH06222439A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 レンズ一体式カメラ

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