JPH06222265A - 立体射影レンズ - Google Patents

立体射影レンズ

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JPH06222265A
JPH06222265A JP3147893A JP3147893A JPH06222265A JP H06222265 A JPH06222265 A JP H06222265A JP 3147893 A JP3147893 A JP 3147893A JP 3147893 A JP3147893 A JP 3147893A JP H06222265 A JPH06222265 A JP H06222265A
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stereoscopic projection
projection lens
stereoscopic
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憲司 上山
Zenji Wakimoto
善司 脇本
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B13/00Optical objectives specially designed for the purposes specified below
    • G02B13/22Telecentric objectives or lens systems

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレセントリックな状態で収差が補正された
立体射影レンズを提供する。 【構成】 物体側に配置された負のパワーを有する第1
レンズL1 と、像側に配置された正のパワーを有する第
2レンズL2 とを接合してなる第1レンズ群10と、像
側に凸面を向けた正のパワーを有する第3レンズL3 か
らなる第2レンズ群20と、正のパワーを有する第4レ
ンズL4 からなる第3レンズ群30とがこの順で物体側
から像側に配置されて、立体射影レンズが構成される。
そして、この立体射影レンズは、第1および第2レンズ
L1 ,L2 の接合面の曲率半径をr2 とし、第1および
第2レンズL1 ,L2 の屈折率をそれぞれn1 ,n2 と
したとき、不等式(r2 >0),(n1 −n2 >0.
2)を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、立体射影特性を有す
るレンズ、すなわち立体射影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】物像両空間においてテレセントリックな
結像光学系として、例えば図13に示すように、2枚の
正のパワーを有するレンズ1,2を相互に所定距離(=
f1 +f2 )だけ離隔配置してなる望遠鏡系の光学系が
知られている。この光学系は、物体距離,像距離が変化
しても倍率が変化しないという特徴を持っており、ま
た、その性質上リレーレンズを用いることなく他のテレ
セントリック結像光学系と容易に結合させることができ
るため、従来より広範囲にわたって利用される。
【0003】また、このテレセントリック結像光学系
は、上記のように通常の像高特性(像高が入射角の正接
に比例)を持つレンズ1,2を2枚組み合わせることに
よって構成されており、物体と相似な像を得ることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成されたテレセントリック結像光学系では、そ
の構成上、物体側のレンズ1の口径を物体3の寸法より
大きくするとともに、像側のレンズ2についてもその口
径を像4の寸法より大きくする必要がある。そのため、
より大きな物体3、あるいはより大きな像4を扱うため
には、大口径のレンズ1,2を用いる必要があり、必然
的にレンズ1,2の焦点距離が長くなり、その結果、光
学系全体が長大になるおそれがある。また、口径を一定
にして全長を短くするにはレンズの口径比を大きくする
必要があるが、この場合、レンズ構成枚数が増えるとと
もに、収差が悪化するといった問題が生じ易くなる。
【0005】そこで、上記のような問題を解決するに
は、例えば物体側の光学素子としてレンズ1の代わり
に、回転放物面鏡(以下、単に放物面鏡と称す)を用い
ることが考えられる(図14)。ここで、放物面鏡5を
用いるのは、放物面鏡5が大口径比である上に一枚の反
射面で平行光束を無収差の状態でその焦点に集光するこ
とができるという特性を有しているからである。
【0006】ただし、物体側の光学素子として放物面鏡
5を用いる一方、像側光学要素としてレンズ6を用いた
望遠鏡系によって、物体と相似な像を得るためには、そ
のレンズ6が、通常の像高特性(像高が入射角の正接に
比例)ではなく、立体射影(あるいは極射影)と呼ばれ
る特殊な像高特性を持つことを要求される。その理由
を、以下に説明する。
【0007】図14に示す結像光学系では、放物面鏡5
の焦点とレンズ6の焦点とが所定位置7で一致するよう
に、放物面鏡5とレンズ6が相互に離隔配置されてい
る。ここで、物体と相似な像を得るためには、入射及び
出射光束LB1 ,LB3 の光線高をそれぞれhi ,hi
´とすると、
【0008】
【数1】
【0009】で表される関係が常に満足される必要があ
るが、図14の結像光学系はこの条件(数1)を満足し
ている。
【0010】例えば、図14に示すように、物高(光軸
Zからの光線高)hi で光軸Zに平行な光束LB1 を放
物面鏡5に入射すると、その放物面鏡5で反射され、そ
の反射光束LB2 が放物面鏡5から焦点距離f5 だけ離
れた位置7を角度θi で通過する。このとき、放物面鏡
5の光学的特性から、
【0011】
【数2】
【0012】で表される関係が成立する。そして、位置
7を通過した光束LB2 は、
【0013】
【数3】
【0014】ただし、f6 はレンズ6の焦点距離、hi
´は像高(光軸Zからの光線高)、で表される像高特性
(いわゆる、立体射影特性)を有するレンズ6に入射さ
れる。したがって、レンズ6からの出射光束LB3 の像
高hi ´は、数3に数2を代入することによって求める
ことができ、
【0015】
【数4】
【0016】ただし、m1 は結像光学系の倍率、で表さ
れる。このように、レンズ6が立体射影特性を有する場
合にのみ、数1が満足される。
【0017】以上の解析からわかるように、放物面鏡5
と立体射影特性を有するレンズ(立体射影レンズ)6と
でテレセントリック結像光学系を構成することによっ
て、大きな物体や像に対応することができる。しかしな
がら、直ちに放物面鏡5とレンズ6とでテレセントリッ
ク結像光学系を構成しても、実使用には適用できない。
なぜならば、立体射影特性を有するレンズを単に作製し
た場合には、収差が大きいため、所望のテレセントリッ
ク特性が得られないからである。
【0018】この発明は、上記課題を解消するためにな
されたもので、テレセントリックな状態で収差が補正さ
れた立体射影レンズを提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、物体
側から像側へ、第1ないし第3レンズ群をこの順序に配
列してなり、前記第1レンズ群を、物体側に配置された
負のパワーを有する第1レンズと、像側に配置された正
のパワーを有する第2レンズとを接合し、前記第2レン
ズ群を、像側に凸面を向けた正のパワーを有する第3レ
ンズで構成し、前記第3レンズ群を、正のパワーを有す
る第4レンズで構成し、しかも、前記第1および第2レ
ンズの接合面の曲率半径をr2 とし、前記第1および第
2レンズの屈折率をそれぞれn1 ,n2 としたとき、不
等式
【0020】
【数5】
【0021】
【数6】
【0022】が満足されるようにしている。
【0023】請求項2の発明は、前記第3レンズ群を、
前記第4レンズの代わりに、正のパワーを有する第5レ
ンズと負のパワーを有する第6レンズとを接合してなる
両凸状の接合レンズで構成し、しかも、前記第5および
第6レンズの屈折率をそれぞれn5 ,n6 としたとき、
不等式
【0024】
【数7】
【0025】が満足されるようにしている。
【0026】請求項3の発明は、請求項1記載の立体射
影レンズに、物体側に凸面を向けた負のパワーを有する
メニスカスレンズを、その立体射影レンズの前側焦点に
対し物体側に付加配置している。
【0027】
【作用】請求項1の発明では、物体側に配置された負の
パワーを有する第1レンズと、像側に配置された正のパ
ワーを有する第2レンズとを接合してなる第1レンズ群
と、像側に凸面を向けた正のパワーを有する第3レンズ
からなる第2レンズ群と、正のパワーを有する第4レン
ズからなる第3レンズ群とがこの順で物体側から像側に
配置されて、立体射影レンズが構成される。そして、こ
の立体射影レンズでは、数5および数6が満足されてい
る。以下、これらの数5および数6の意義について説明
する。
【0028】物体側からの光線が立体射影レンズにその
前側焦点を通過して入射するとき、その入射光線と立体
射影レンズの光軸とがなす角度をθとし、その時の像高
をy0 とし、また立体射影レンズの焦点距離をfとした
とき、理想的な立体射影レンズでは、角度θの値にかか
わらず、関係式 y0 =2ftan(θ/2) が満足される。しかしながら、単に上記のように第1な
いし第3レンズ群で構成しただけで数5および数6を全
く考慮しない立体射影レンズでは、角度θの値に関わら
ず Δ<0 となる傾向がある。ここで、Δは像高誤差、つまり実際
のレンズによる像高y′の理想的な像高からの誤差をパ
ーセンテージで表示するものであり、次式
【0029】
【数8】
【0030】で示される。したがって、この数8からわ
かるように、像高誤差Δがマイナスとなるということ
は、立体射影レンズによる像が光軸よりに形成されるこ
とを意味している。
【0031】この像高誤差Δをゼロに近づけるように補
正するための条件が数5および数6である。すなわち、
数5を満足することで、第1レンズ群を構成する第1お
よび第2レンズの接合面に入射される光線の入射角が大
きくなり、また数6を満足することにより第1レンズの
屈折率と第2レンズのそれとの差が大きくなり、より大
きな出射角が得られる。そのため、立体射影レンズによ
る像が光軸から離れる傾向となり、像高誤差Δがゼロに
近づき、理想に近い像高特性を持つ立体射影型結像レン
ズが得られる。
【0032】請求項2の発明では、第3レンズ群が、前
記第4レンズの代わりに、正のパワーを有する第5レン
ズと負のパワーを有する第6レンズとを接合してなる両
凸状の接合レンズで構成される。そして、数7が満足さ
れている。このように、第5レンズと第6レンズとを接
合させて接合面を設けることにより、光線の方向を微妙
に調整することができる。なお、第5および第6レンズ
の配置関係は特に限定されず、物体側から第5レンズ,
第6レンズの順に位置しても、あるいはその逆に配置し
てもよい。また、数7を満足することによって、その接
合面は発散作用を持つようになるので、両凸状の接合レ
ンズ全体による光線の偏向角は小さく抑えられる。その
結果、第3レンズ群による光線の偏向角をあまり大きく
せずに光線の出射角を微調整することが可能となり、立
体射影レンズの像側テレセントリック性を向上させるこ
とができる。
【0033】請求項3の発明では、物体側に凸面を向け
た負のパワーを有するメニスカスレンズが、請求項1の
立体射影レンズの前側焦点に対し物体側に付加配置され
る。このように付加した負メニスカスレンズの作用によ
り、その前側焦点を通って立体射影レンズに入射される
光線の入射角が小さくなる。そのため、立体射影レンズ
を構成するレンズ素子の個々のパワーを比較的小さくす
ることができ、しかも設計の自由度が大きくなる。その
結果、良好な光学的特性を持った立体射影レンズが得ら
れる。
【0034】
【実施例】
A.第1実施例 図1は、この発明にかかる立体射影レンズの第1実施例
を示す図である。この立体射影レンズでは、第1ないし
第3レンズ群10,20,30が物体側(同図の左手
側)から像側(同図の右手側)にこの順序で配置されて
いる。第1レンズ群10は、物体側に配置された負のパ
ワーを有する第1レンズL1 と、像側に配置された正の
パワーを有する第2レンズL2 とを接合したものであ
る。また、第2レンズ群20は像側に凸面S3 を向けた
正のパワーを有する第3レンズL3 で構成されている。
さらに、第3レンズ群30は正のパワーを有する第4レ
ンズL4 で構成されている。
【0035】表1は、この第1実施例にかかる立体射影
レンズのレンズデータを示す表である。
【0036】
【表1】
【0037】この表(および後で説明する表2ないし表
6)において、各符号は以下のように定義される。すな
わち、 ri ・・・物体側から数えてi番目のレンズ面の曲率半
径、 di ・・・物体側から数えてi番目のレンズ面と(i+
1)番目のレンズ面との光軸Z上のレンズ面間距離、 n ・・・使用されるレーザービームの波長λに対する
各レンズ(ガラス)の屈折率 を示すものである。
【0038】なお、この第1実施例において、立体射影
レンズの焦点距離f,FナンバーFNO,使用されるレー
ザービームの波長λ,入射瞳から第1番目のレンズ面ま
での光軸Z上の距離d0 ,画角2ωは、それぞれ f=10.00 ,FNO=30.00 ,λ=780nm ,d0 =4.8529
40, 2ω=56.2° である。
【0039】図2は、この第1実施例にかかる立体射影
レンズのレンズ特性を示すグラフである。同図(および
後で説明する図4,6,8,10,12)において、同
図(a) は球面収差を示すグラフである。また、同図(b)
は非点収差を示すグラフであり、実線Sはサジタル像面
を、破線Mはメリジオナル像面を示している。また、同
図(c) は像高特性(像高誤差Δ)を示すグラフである。
さらに、同図(d) はテレセントリック性を示すグラフで
あり、像高y´に対する立体射影レンズからの出射光線
の傾き角度で表している。
【0040】図3は、第1実施例にかかる立体射影レン
ズの変形例を示す図である。この変形例の基本的構成は
図1の立体射影レンズと同一である。
【0041】表2は、この変形例にかかる立体射影レン
ズのレンズデータを示す表である。
【0042】
【表2】
【0043】なお、この変形例において、立体射影レン
ズの焦点距離f,FナンバーFNO,レーザービームの波
長λ,距離d0 ,画角2ωは、それぞれ f=10.00 ,FNO=30.00 ,λ=780nm ,d0 =3.2522
09,2ω=56.2° である。
【0044】図4は、この変形例にかかる立体射影レン
ズのレンズ特性を示すグラフである。
【0045】B.第2実施例 図5は、この発明にかかる立体射影レンズの第2実施例
を示す図である。この立体射影レンズでは、第1ないし
第3レンズ群10,20,30が物体側(同図の左手
側)から像側(同図の右手側)にこの順序で配置されて
いる。第1レンズ群10は、物体側に配置された負のパ
ワーを有する第1レンズL1 と、像側に配置された正の
パワーを有する第2レンズL2 とを接合したものであ
る。また、第2レンズ群20は像側に凸面S3 を向けた
正のパワーを有する第3レンズL3 で構成されている。
さらに、第3レンズ群30は、物体側に配置された正の
パワーを有する第5レンズL5 と、像側に配置された負
のパワーを有する第6レンズL6 とを接合してなる両凸
状の接合レンズL56で構成されている。
【0046】表3は、この第2実施例にかかる立体射影
レンズのレンズデータを示す表である。
【0047】
【表3】
【0048】なお、この第2実施例において、立体射影
レンズの焦点距離f,FナンバーFNO,レーザービーム
の波長λ,入射瞳から第1番目のレンズ面までの光軸Z
上の距離d0 ,画角2ωは、それぞれ f=10.00 ,FNO=30.00 ,λ=780nm ,d0 =3.1067
70,2ω=56.2° である。
【0049】図6は、この第2実施例にかかる立体射影
レンズのレンズ特性を示すグラフである。
【0050】図7は、第2実施例にかかる立体射影レン
ズの変形例を示す図である。この変形例が図5の立体射
影レンズと相違する点は、第3レンズ群30が物体側に
配置された負のパワーを有する第6レンズL6 と、像側
に配置された正のパワーを有する第5レンズL5 とを接
合してなる両凸状の接合レンズL65で構成されている点
であり、その他の基本的構成は図5の立体射影レンズと
同一である。
【0051】表4は、この変形例にかかる立体射影レン
ズのレンズデータを示す表である。
【0052】
【表4】
【0053】なお、この変形例において、立体射影レン
ズの焦点距離f,FナンバーFNO,レーザービームの波
長λ,距離d0 ,画角2ωは、それぞれ f=10.00 ,FNO=30.00 ,λ=780nm ,d0 =3.2679
80,2ω=56.2° である。
【0054】図8は、この変形例にかかる立体射影レン
ズのレンズ特性を示すグラフである。
【0055】C.第3実施例 図9は、この発明にかかる立体射影レンズの第3実施例
を示す図である。この立体射影レンズでは、先に説明し
た第1実施例に、物体側に凸面S1 を向けた負のパワー
を有するメニスカスレンズ40が付加されている。この
メニスカスレンズ40は、同図に示すように、第1ない
し第3レンズ群10,20,30からなるレンズ系(第
1実施例にかかる立体射影レンズと同一構成)の前側焦
点FPに対し物体側に配置されている。なお、その他の
構成は、第1実施例と同一である。
【0056】表5は、この第3実施例にかかる立体射影
レンズのレンズデータを示す表である。
【0057】
【表5】
【0058】なお、この第3実施例において、立体射影
レンズの焦点距離f,FナンバーFNO,レーザービーム
の波長λ,入射瞳から第1番目のレンズ面までの光軸Z
上の距離d0 ,画角2ωは、それぞれ f=10.00 ,FNO=30.00 ,λ=780nm ,d0 =-7.985
820 ,2ω=56.2° である。
【0059】図10は、この第3実施例にかかる立体射
影レンズのレンズ特性を示すグラフである。
【0060】図11は、第3実施例にかかる立体射影レ
ンズの変形例を示す図である。この変形例の基本的構成
は図9の立体射影レンズと同一である。
【0061】表6は、この変形例にかかる立体射影レン
ズのレンズデータを示す表である。
【0062】
【表6】
【0063】なお、この変形例において、立体射影レン
ズの焦点距離f,FナンバーFNO,レーザービームの波
長λ,距離d0 ,画角2ωは、それぞれ f=10.00 ,FNO=30.00 ,λ=780nm ,d0 =-7.517
473 ,2ω=56.2° である。
【0064】図12は、この変形例にかかる立体射影レ
ンズのレンズ特性を示すグラフである。
【0065】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、物体側に配置された負のパワーを有する第1レンズ
と、像側に配置された正のパワーを有する第2レンズと
を接合して第1レンズ群を構成し、像側に凸面を向けた
正のパワーを有する第3レンズで第2レンズ群を構成
し、正のパワーを有する第4レンズで第3レンズ群を構
成するとともに、前記第1および第2レンズの接合面の
曲率半径をr2 とし、前記第1および第2レンズの屈折
率をそれぞれn1 ,n2 としたとき、不等式 r2 >0 n1 −n2 >0.20 を満足するようにしているので、テレセントリックな状
態で収差が補正された立体射影レンズが得られる。
【0066】請求項2の発明によれば、前記第3レンズ
群を、前記第4レンズの代わりに、正のパワーを有する
第5レンズと負のパワーを有する第6レンズとを接合し
てなる両凸状の接合レンズで構成するとともに、前記第
5および第6レンズの屈折率をそれぞれn5 ,n6 とし
たとき、不等式 n5 <n6 を満足するようにしているので、立体射影レンズの像側
テレセントリック性をより一層向上させることができ
る。
【0067】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
立体射影レンズに、物体側に凸面を向けた負のパワーを
有するメニスカスレンズを、その立体射影レンズの前側
焦点に対し物体側に配置しているので、立体射影レンズ
の光学的特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる立体射影レンズの第1実施例
を示す図である。
【図2】第1実施例にかかる立体射影レンズのレンズ特
性を示すグラフである。
【図3】第1実施例にかかる立体射影レンズの変形例を
示す図である。
【図4】この変形例にかかる立体射影レンズのレンズ特
性を示すグラフである。
【図5】この発明にかかる立体射影レンズの第2実施例
を示す図である。
【図6】第2実施例にかかる立体射影レンズのレンズ特
性を示すグラフである。
【図7】第2実施例にかかる立体射影レンズの変形例を
示す図である。
【図8】この変形例にかかる立体射影レンズのレンズ特
性を示すグラフである。
【図9】この発明にかかる立体射影レンズの第3実施例
を示す図である。
【図10】第3実施例にかかる立体射影レンズのレンズ
特性を示すグラフである。
【図11】第3実施例にかかる立体射影レンズの変形例
を示す図である。
【図12】この変形例にかかる立体射影レンズのレンズ
特性を示すグラフである。
【図13】従来のテレセントリック結像光学系を示す図
である。
【図14】回転放物面鏡を用いたテレセントリック結像
光学系の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 第1レンズ群 20 第2レンズ群 30 第3レンズ群 40 メニスカスレンズ L1 第1レンズ L2 第2レンズ L3 第3レンズ L4 第4レンズ L5 第5レンズ L6 第6レンズ S1 ,S3 凸面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から像側へ、第1ないし第3レン
    ズ群をこの順序に配列してなり、 前記第1レンズ群は、物体側に配置された負のパワーを
    有する第1レンズと、像側に配置された正のパワーを有
    する第2レンズとを接合してなり、 前記第2レンズ群は、像側に凸面を向けた正のパワーを
    有する第3レンズからなり、 前記第3レンズ群は、正のパワーを有する第4レンズか
    らなり、 しかも、前記第1および第2レンズの接合面の曲率半径
    をr2 とし、前記第1および第2レンズの屈折率をそれ
    ぞれn1 ,n2 としたとき、不等式 r2 >0 n1 −n2 >0.20 を満足することを特徴とする立体射影レンズ。
  2. 【請求項2】 前記第3レンズ群が、前記第4レンズの
    代わりに、正のパワーを有する第5レンズと負のパワー
    を有する第6レンズとを接合してなる両凸状の接合レン
    ズで構成され、 しかも、前記第5および第6レンズの屈折率をそれぞれ
    n5 ,n6 としたとき、不等式 n5 <n6 を満足する請求項1記載の立体射影レンズ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の立体射影レンズに、物体
    側に凸面を向けた負のパワーを有するメニスカスレンズ
    が、その立体射影レンズの前側焦点に対し物体側に付加
    配置された立体射影レンズ。
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Cited By (5)

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