JP2003121736A - 投写レンズ - Google Patents

投写レンズ

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JP2003121736A JP2001316827A JP2001316827A JP2003121736A JP 2003121736 A JP2003121736 A JP 2003121736A JP 2001316827 A JP2001316827 A JP 2001316827A JP 2001316827 A JP2001316827 A JP 2001316827A JP 2003121736 A JP2003121736 A JP 2003121736A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで、かつ高性能な投写レンズを提
供する。 【解決手段】 投写レンズTは、スクリーンS側から順
に、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G
1と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G
2と、を備えて構成されている。第2レンズ群G2は、貼
り合わせレンズHを有する。貼り合わせレンズHは、正
レンズであるレンズL5と、負レンズであるレンズL
4と、から構成されている。また、第2レンズ群G2は、
少なくとも一方の面(R13)が非球面であるレンズL7
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーンへ像を
投写するのに用いられる投写レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、微少な鏡面素子を多数備えたDM
D(Digital Micromirror Device)素子を用いた、DL
P(Digital Light Processing)方式のプロジェクタ装
置が利用されるようになっている。信号制御によりの各
鏡面素子の傾きを±10度程度変化させることで光源か
らの光の反射方向を変化させ、所望の反射光のみをレン
ズを通してスクリーン上へ集束させることによって、所
望の映像を投影できるようになっている。
【0003】DLP方式のプロジェクタ装置に用いられ
る投影レンズの一例として、例えば、特開2000−2
75729号公報に記載の投影レンズがある。この投影
レンズは、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群
と、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群とを、
スクリーン側からこの順に配列して構成されている。ま
た、絞りを、最も光源側のレンズ面から|0.5f|以
内の位置(fはレンズ全系の焦点距離)に配設した構成
となっている。以上の構成により、投影に必要な反射光
束をレンズに確実に入射させる一方、投影に不要な反射
光束はレンズに入射させないようにして、照明光束との
干渉を極めて小さくできるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なDLP方式のプロジェクタ装置としては、高性能で、
かつ、小型なものが望まれている。このため、プロジェ
クタ装置に用いられる投写レンズには、よりコンパクト
であるとともに、収差の補正が良好であるなど、より高
性能であることが要求されており、さらなる改善が求め
られていた。本発明の課題は、コンパクトで、かつ高性
能な投写レンズを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すよう
に、スクリーン(S)側から順に、全体として負の屈折
力を有する第1レンズ群(G1)と、全体として正の屈
折力を有する第2レンズ群(G2)と、を備えて構成さ
れ、前記第2レンズ群は、正レンズ(レンズL5)と負
レンズ(レンズL4)とからなる貼り合わせレンズ
(H)と、少なくとも一方の面(R13)が非球面である
非球面レンズ(レンズL7)と、を、それぞれ少なくと
も一つ以上有することを特徴とする投写レンズ(T)で
ある。
【0006】請求項1記載の発明によれば、第2レンズ
群は前記貼り合わせレンズを有するので、効果的に収差
を補正でき、高性能な投写レンズとすることができる。
特に、色収差の補正を良好に行うことができる。また、
第2レンズ群は前記非球面レンズを有するので、投写レ
ンズ全体のレンズ枚数を低減しながらもレンズの結像性
能を向上でき、よって、投写レンズ全体をコンパクトに
することができるとともに、コストダウンを図ることが
できる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の投
写レンズにおいて、下記条件式(1)を満足することを
特徴とする。 0.5<|f2/f1|<1.5 …(1) (前記条件式(1)で、f1は、第1レンズ群の合成焦
点距離であり、f2は、第2レンズ群の合成焦点距離で
ある。)
【0008】前記条件式(1)の下限を下回ると、球面
収差、コマフレア(コマ収差による影響)が大きくなっ
てしまう。また、前記条件式(1)の上限を上回ると、
像面湾曲が大きくなり、また、前方のレンズの外径が大
きくなってしまう。請求項2記載の発明によれば、前記
条件式(1)を満足するので、前方のレンズ径を小さく
抑えつつも、像面湾曲、球面収差、コマフレアを小さく
抑えることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の投写レンズにおいて、下記条件式(2)を満足す
ることを特徴とする。 0.3<|d/f1|<0.75 …(2) (前記条件式(2)で、dは、第1レンズ群と第2レン
ズ群との空気間隔であり、f1は、第1レンズ群の合成
焦点距離である。)
【0010】前記条件式(2)の下限を下回ると、第1
レンズ群のパワー(屈折力)が強まり、よって収差補正
が困難になる。また、前方のレンズ径が大きくなってし
まう。また、前記条件式(3)の上限を上回ると、第1
レンズ群のパワーが弱まり、レンズ径、レンズ長が大き
くなってしまう。請求項3記載の発明によれば、前記条
件式(2)を満足するので、レンズ径、レンズ長を小さ
く抑えつつも、収差補正を適切に行うことができる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の投写レンズにおいて、下記条件式(3)
を満足することを特徴とする。 (Ind1−Ind2)*(νd1−νd2)>0.24 …(3) (前記条件式(3)で、Ind1は、第2レンズ群の貼
り合わせレンズを構成する正レンズのd線に対する屈折
率であり、Ind2は、前記貼り合わせレンズを構成す
る負レンズのd線に対する屈折率であり、νd1は、前
記正レンズのアッベ数であり、νd2は、前記負レンズ
のアッベ数である。)請求項4記載の発明によれば、前
記条件式(3)を満足するので、この条件式(3)を満
足する正レンズと負レンズとからなる貼り合わせレンズ
によって、色収差をより良好に補正することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。本実施の形態例の投写レンズ
は、1チップのDMD素子を利用した1チップDLP方
式のプロジェクタ装置などに用いられるものであり、例
えば、図1および図3に示すように、スクリーンS側
(図において、左側)から順に、第1レンズ群G1と、
第2レンズ群G2と、を備えて構成されている。ここ
で、図1および図3において、1はDMD素子の配置位
置を示している。
【0013】第1レンズ群G1は、全体として負の屈折
力を有するよう構成され、また、第2レンズ群G2は、
全体として正の屈折力を有するよう構成されている。第
2レンズ群G2は、貼り合わせレンズHを有している。
貼り合わせレンズHは、正レンズ(図1においてはレン
ズL5、図3においてはレンズL4)と負レンズ(図1に
おいてはレンズL4、図3においてはレンズL5)とを貼
り合わせて構成されている。また、第2レンズ群G
2は、一方の面(R13)が非球面である非球面レンズ
(レンズL7)を有している。また、図示は省略してい
るが、第2レンズ群G2の後部側(図において、右側)
には、絞りが設けられている。
【0014】また、本実施の形態例の投写レンズは、下
記条件式(1)〜(3)を満足するように構成されてい
る。 0.5<|f2/f1|<1.5 …(1) 0.3<|d/f1|<0.75 …(2) (Ind1−Ind2)*(νd1−νd2)>0.24 …(3) 前記条件式において、f1は、第1レンズ群の合成焦点
距離である。f2は、第2レンズ群の合成焦点距離であ
る。dは、第1レンズ群と第2レンズ群との空気間隔で
ある。Ind1は、第2レンズ群の貼り合わせレンズを
構成する正レンズのd線に対する屈折率である。Ind
2は、前記貼り合わせレンズを構成する負レンズのd線
に対する屈折率である。νd1は、前記正レンズのアッ
ベ数である。νd2は、前記負レンズのアッベ数であ
る。
【0015】以上のように、本実施の形態例の投写レン
ズによれば、第2レンズ群G2が貼り合わせレンズHを
有しているので、効果的に収差を補正でき、高性能な投
写レンズとすることができる。特に、色収差の補正を良
好に行える。また、第2レンズ群G2は非球面レンズを
有するので、投写レンズ全体のレンズ枚数を低減しなが
らもレンズの結像性能を向上でき、よって、投写レンズ
全体をコンパクトにすることができるとともに、コスト
ダウンを図れる。
【0016】また、前記条件式(1)を満足するので、
前方(スクリーンS側)のレンズの外径を小さく抑えつ
つ、像面湾曲、球面収差、コマフレア等の諸収差を小さ
く抑えることができる。また、前記条件式(2)を満足
するので、レンズ径、レンズ長を小さく抑えつつも、収
差補正を適切に行える。また、前記条件式(3)を満足
するので、色収差を貼り合わせレンズHによってより良
好に補正することができる。
【0017】また、絞りを、第2レンズ群G2の後部側
に配置しているので、第2レンズ群G2のレンズ径を小
さくして、よりコンパクトな投写レンズとすることがで
きる。
【0018】なお、以上の実施の形態においては、非球
面レンズ(レンズL7)の一方の面(R13)が非球面で
あるものとしたが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、レンズの両面が非球面であっても良い。レンズの
両面が非球面であれば、収差の補正をより効果的に行う
ことができる。
【0019】また、図1、図3には、第2レンズ群G2
が、貼り合わせレンズHと非球面レンズをそれぞれ一つ
ずつ有する例を示しているが、これに限らず、貼り合わ
せレンズHや非球面レンズを複数有する構成としてもよ
い。なお、レンズ枚数の低減のためには、貼り合わせレ
ンズHと非球面レンズとをそれぞれ一つずつ有する構成
の方がより好ましい。また、貼り合わせレンズHや非球
面レンズの配置位置は、必ずしも図1、図3に示す例に
限定されるものではなく、第2レンズ群G2内であれ
ば、適宜に変更することも可能である。
【0020】また、本実施の形態例の投写レンズは、1
チップDLP方式のプロジェクタ装置に用いられるもの
としたが、これに限らず、2チップ以上のDMD素子を
用いるプロジェクタ装置や、その他の方式のプロジェク
タ装置にも適用可能であるのは勿論である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるもので
はない。
【0022】<実施例1>実施例1の投写レンズTは、
図1に示すように、スクリーンS側から順に、第1レン
ズ群G1と、第2レンズ群G2と、を備えて構成されてい
る。
【0023】第1レンズ群G1は、レンズL1・L2を有
している。レンズL1は両凸レンズであり、曲率が大き
い方の面R1をスクリーンS側に向けて配置されてい
る。レンズL2は負のメニスカスレンズであり、凸面R3
をスクリーンS側に向けて配置されている。
【0024】第2レンズ群G2は、レンズL3〜L7を備
えて構成されている。レンズL3は両凸レンズであり、
曲率が大きい方の面R5をスクリーンS側に向けて配置
されている。レンズL4は両凹レンズであり、曲率が小
さい方の面R7をスクリーンS側に向けて配置されてい
る。また、レンズL5は両凸レンズであり、曲率が大き
い方の面R8が、レンズL4のDMD素子(1)側の面R
8と貼り合わされている。すなわち、レンズL4・L5
よって、貼り合わせレンズHが構成されている。レンズ
6は両凹レンズであり、曲率が小さい方の面R10をス
クリーンS側に向けて配置されている。レンズL7は両
凸レンズであり、曲率が大きい方の面R1 2をスクリーン
S側に向けて配置されている。また、レンズL7のDM
D素子(1)側の面R13は、非球面である。
【0025】以上の構成の実施例1の投写レンズTにお
ける各レンズ面R1〜R13の曲率半径(Rdy)、各レ
ンズL1〜L7の中心厚および各レンズL1〜L7間の間隔
(Thi:図1に示すD1〜D13)、各レンズL1〜L7
のd線に対する屈折率(nd)およびアッベ数(νd)
を、それぞれ下記表1に示す。ここで、表1には、スク
リーンS側からの順番を「No.」の欄に示している。
また、曲率半径、および厚さ・間隔の単位は、ミリメー
トル(mm)である。また、タイプ(Typ)の欄にお
いて、球面のレンズ面については「SPH」、非球面の
レンズ面については「*ASH」、デフォーカス後のD
MD素子(1)位置については「IMG」と示してい
る。
【表1】
【0026】また、レンズL7のレンズ面R13における
非球面係数(Aspheric Constants)を下記表2に示す。
ここで、非球面係数は、下記式(4)(非球面式)に示
すA(4次係数)、B(6次係数)、C(8次係数)、
D(10次係数)である。また、式(4)において、X
はサグ量、Rは曲率半径、Kはコーニック定数である。
【数1】
【表2】
【0027】実施例1の投写レンズTにおいて、第1レ
ンズ群G1の焦点距離f1は−33.291mmであり、
第2レンズ群G2の焦点距離f2は22.784mmであ
り、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔d
は10.987mmである。したがって、|f2/f1
は0.68であり、前記条件式(1)を満足している。
また、|d/f1|は0.33であり、前記条件式
(2)を満足している。また、(Ind1−Ind2)
*(νd1−νd2)は0.56であり、前記条件式
(3)を満足している。
【0028】実施例1の投写レンズTの球面収差、非点
収差、歪曲収差の各収差図を、図2(a)〜(c)にそ
れぞれ示す。ここで、図2(a)においては、波長65
0nmにおける収差を破線で、波長550nmにおける
収差を実線で、波長450nmにおける収差を一点鎖線
で示している。また、図2(b)において、サジタル像
面を実線(X)で、メリディオナル像面を破線(Y)で
示している。図2(a)〜(c)に示す収差図から、実
施例1の投写レンズTによれば、画面周辺にわたって良
好に収差を小さく抑えて投写できることがわかる。
【0029】<実施例2>実施例2の投写レンズTは、
図3に示すように、スクリーンS側から順に、第1レン
ズ群G1と、第2レンズ群G2と、を備えて構成されてい
る。
【0030】第1レンズ群G1は、レンズL1・L2を有
している。レンズL1は両凸レンズであり、曲率が小さ
い方の面R1をスクリーンS側に向けて配置されてい
る。レンズL2は負のメニスカスレンズであり、凸面R3
をスクリーンS側に向けて配置されている。
【0031】第2レンズ群G2は、レンズL3〜L7を備
えて構成されている。レンズL3は両凸レンズであり、
曲率が大きい方の面R5をスクリーンS側に向けて配置
されている。レンズL4は両凸レンズであり、曲率が大
きい方の面R7をスクリーンS側に向けて配置されてい
る。また、レンズL5は両凹レンズであり、曲率が小さ
い方の面R8が、レンズL4のDMD素子(1)側の面R
8と貼り合わされている。すなわち、レンズL4・L5
よって、貼り合わせレンズHが構成されている。レンズ
6は両凹レンズであり、曲率が小さい方の面R10をス
クリーンS側に向けて配置されている。レンズL7は両
凸レンズであり、曲率が大きい方の面R1 2をスクリーン
S側に向けて配置されている。また、レンズL7のDM
D素子(1)側の面R13は、非球面である。
【0032】以上の構成の実施例2の投写レンズTにお
ける曲率半径(Rdy)、レンズの中心厚およびレンズ
間の間隔(Thi)、レンズのd線に対する屈折率(n
d)およびアッベ数(νd)を、それぞれ下記表3に示
す。ここで、タイプ(Typ)の欄において、スクリー
ンSの配置位置については「OBJ」と示している。
【表3】
【0033】また、レンズL7のレンズ面R13における
非球面係数を、下記表4に示す。
【表4】
【0034】実施例2の投写レンズTにおいて、第1レ
ンズ群G1の焦点距離f1は−29.855mmであり、
第2レンズ群G2の焦点距離f2は23.443mmであ
り、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との空気間隔d
は19.405mmである。したがって、|f2/f1
は0.785であり、前記条件式(1)を満足してい
る。また、|d/f1|は0.65であり、前記条件式
(2)を満足している。また、(Ind1−Ind2)
*(νd1−νd2)は0.246であり、前記条件式
(3)を満足している。
【0035】実施例2の投写レンズTの球面収差、非点
収差、歪曲収差の各収差図を、図4(a)〜(c)にそ
れぞれ示す。各収差図から、実施例2の投写レンズTに
よれば、画面周辺にわたって良好に収差を小さく抑えて
投写できることがわかる。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第2レン
ズ群は貼り合わせレンズを有するので、効果的に収差を
補正でき、高性能な投写レンズとすることができる。特
に、色収差を良好に補正できる。また、第2レンズ群は
非球面レンズを有するので、投写レンズ枚数を低減しな
がらもレンズの結像性能を向上でき、よって、投写レン
ズ全体をコンパクトにすることができるとともに、コス
トダウンを図れる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、前記条件式
(1)を満足するので、前方のレンズ径を小さく抑えつ
つも、像面湾曲、球面収差、コマフレアを小さく抑える
ことができる。請求項3記載の発明によれば、前記条件
式(2)を満足するので、レンズ径、レンズ長を小さく
抑えつつも、収差補正を適切に行える。請求項4記載の
発明によれば、前記条件式(3)を満足する正レンズと
負レンズとからなる貼り合わせレンズによって、色収差
をより良好に補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例1の投写レンズの構成
を示す側面図である。
【図2】図1中の投写レンズの収差図であり、(a)は
球面収差を示すグラフ、(b)は非点収差を示すグラ
フ、(c)は歪曲収差を示すグラフである。
【図3】本発明を適用した実施例2の投写レンズの構成
を示す側面図である。
【図4】図3中の投写レンズの収差図であり、(a)は
球面収差を示すグラフ、(b)は非点収差を示すグラ
フ、(c)は歪曲収差を示すグラフである。
【符号の説明】
1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 H 貼り合わせレンズ L4 レンズ(負レンズ) L5 レンズ(正レンズ) L7 レンズ(非球面レンズ) R13 面 S スクリーン T 投写レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン側から順に、 全体として負の屈折力を有する第1レンズ群と、 全体として正の屈折力を有する第2レンズ群と、を備え
    て構成され、 前記第2レンズ群は、正レンズと負レンズとからなる貼
    り合わせレンズと、少なくとも一方の面が非球面である
    非球面レンズと、を、それぞれ少なくとも一つ以上有す
    ることを特徴とする投写レンズ。
  2. 【請求項2】 下記条件式(1)を満足することを特徴
    とする請求項1記載の投写レンズ。 0.5<|f2/f1|<1.5 …(1) (前記条件式(1)で、f1は、第1レンズ群の合成焦
    点距離であり、f2は、第2レンズ群の合成焦点距離で
    ある。)
  3. 【請求項3】 下記条件式(2)を満足することを特徴
    とする請求項1または2記載の投写レンズ。 0.3<|d/f1|<0.75 …(2) (前記条件式(2)で、dは、第1レンズ群と第2レン
    ズ群との空気間隔であり、f1は、第1レンズ群の合成
    焦点距離である。)
  4. 【請求項4】 下記条件式(3)を満足することを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の投写レンズ。 (Ind1−Ind2)*(νd1−νd2)>0.24 …(3) (前記条件式(3)で、Ind1は、第2レンズ群の貼
    り合わせレンズを構成する正レンズのd線に対する屈折
    率であり、Ind2は、前記貼り合わせレンズを構成す
    る負レンズのd線に対する屈折率であり、νd1は、前
    記正レンズのアッベ数であり、νd2は、前記負レンズ
    のアッベ数である。)
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