JPH0622199U - 船舶の居住区空調用ダクト - Google Patents

船舶の居住区空調用ダクト

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Publication number
JPH0622199U
JPH0622199U JP6041292U JP6041292U JPH0622199U JP H0622199 U JPH0622199 U JP H0622199U JP 6041292 U JP6041292 U JP 6041292U JP 6041292 U JP6041292 U JP 6041292U JP H0622199 U JPH0622199 U JP H0622199U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
space
air
living
area
Prior art date
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Pending
Application number
JP6041292U
Other languages
English (en)
Inventor
鉄朗 道佛
由享 畠山
友紀 山岡
功 古屋
基洋 藤原
忠憲 高田
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP6041292U priority Critical patent/JPH0622199U/ja
Publication of JPH0622199U publication Critical patent/JPH0622199U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多階層の居住区を有する船舶の建造を容易に
すると共に、空調ダクトの組込作業を簡素化し得、か
つ、ダクトに使用する断熱材の量を少なくすることを可
能とする。 【構成】 多階層の居住区1を有する船舶の居住区空調
用ダクト4において、各階層を区画するデッキ2に、こ
れらを貫通して高さ方向に延びたダクトスペース3を形
成すると共に、ダクトスペース3内に一端部が空調装置
に連結された単一の集中ダクト7を設け、集中ダクト7
に各階毎に分岐されて居住区の空調機に連結される分岐
ダクト12を設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、船舶の居住区空調用ダクトに係り特に多階層を有する船舶において 機関室等に設けられた空調装置から各居住区に冷暖房用空気などを移送するダク トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年船舶の大型化に伴って居住区1が多階層乃至高層化されるに至っている。 図3に示すように、特に多階層を有する船舶の居住区1には、各階層を区画する 各デッキ2に、これらを貫通して高さ方向に延びたダクトスペース3が形成され る。このダクトスペース3内には、各階毎の居住区1に必要な空気量を供給すべ く、空調ダクト4が多数束になって配置され、各々の空調ダクト4の一端は機関 室等の空調装置に連結され、他端は各階毎に居住区1の空調機に接続される。従 って、ダクトスペース3内には、空調ダクト4が居住区1の空調機の数に応じて 多数本収容されることになる。
【0003】 一般に、船舶の居住区1は各階層毎に、複数のブロック5に分割されて建造さ れる。各ブロック5には上記ダクトスペース3が高さ方向に分割されてそれぞれ 設けられる。これらのダクトスペース3には、空調用ダクト4が長さ方向に分割 されて、多数束になって設けられる。そして、各ブロック5を接合して居住区1 を多階層に建造する時に、各ブロック5のダクトスペース3内に分割されて束に なって設けられた各空調ダクト4の各々は継手6で連結され、その一端は機関室 等の空調装置に連結され、他端は各階毎に居住区1の空調機に連結される。また 、各空調ダクト4には、各々防熱するための断熱材層が施されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記空調ダクト4の建造にあたっては、各ブロック5内のダク トスペース3内に、多数の空調ダクト4を束にして配置収納せねばならず、また 、各ブロック5の接合時に、各ブロック5のダクトスペース3内に分割されて束 になって設けられた空調ダクト4の各々を継手6で連結しなければならず、空調 ダクト4の船体への組込作業は時間を要し工事量が多くなる。また空調ダクト4 の断面積が小さい割に、放熱面積が大きいので、各々の空調ダクト4に防熱を施 す必要があり、その防熱作業も工事量の多いものとなると共に総体的なダクトの 断面積が大きくなるという欠点があった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、上記課題を解決し、多階層の居住区を有する船舶の 建造を容易にすると共に、空調ダクトの組込作業を簡素化し得、かつ、ダクトに 使用する断熱材の量を少なくすることができる船舶の居住区空調用ダクトを提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、多階層の居住区を有する船舶の居住区空 調用ダクトにおいて、各階層を区画するデッキに、これらを貫通して高さ方向に 延びたダクトスペースを形成すると共に、該ダクトスペース内に一端部が空調装 置に連結された単一の集中ダクトを設け、該集中ダクトに各階毎に分岐されて居 住区の空調機に連結される分岐ダクトを設けたものである。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、多階層の居住区を各階毎にブロックに分割してこのブロッ クを積み重ねて多階層の居住区を船体に建造するときに各階毎のブロックの接合 に際してダクトの連結が容易になり、船舶に形成されるダクトスペース内に単一 の集中ダクトが設けられることにより、空調用ダクトの組込作業を簡素化できる 。また、単一の集中ダクトを使用することにより、これを断熱するための断熱材 の量を少なくすることもできる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0009】 図1に示すように、単一の集中ダクト7は多階層の居住区1に各デッキ2を貫 通して形成されたダクトスペース3内にその高さ方向に延出されて形成され、図 示されないが図中下部が機関室等に設けられた空調装置に接続されることになる 。また、前述した如く、集中ダクト7は各デッキ2によって区画された居住区1 のブロック5毎に分割されて各ダクトスペース3内に収容支持されることになる 。これら分割されたダクト8には互いに連結するための継手フランジ9が設けら れており、各居住区1のブロック5を積み重ねて接合するに際して、継手フラン ジ9を互いに接合することにより、単一の集中ダクト7が多階層に形成される居 住区1のダクトスペース3内に連結されて形成されることになる。
【0010】 また、図2に示すように、集中ダクト7はダクトスペース3に相応して横断面 が矩形状を呈し、内壁面10には断熱材層11が取り付けられている。この断熱 材層11は集中ダクト7の外周部に囲繞させて設けても良いことは勿論である。 また、各分割されたダクト8には後述する分岐ダクト12を接続するための接続 管13が設けられている。
【0011】 各居住区1のブロック5が積み重ねられて多階層の居住区1が建造されると同 時に連続した集中ダクト7が完成し、このように完成した集中ダクト7には各デ ッキ2によって区画された各階の居住区1に配管される分岐ダクト12が接続さ れる。これら分岐ダクト12には図示するように流量制御弁14が設けられる。 これら分岐ダクト12は各居住区1に図示されないが空調機に接続されることに なる。
【0012】 尚、集中ダクト7は低階層から高階層に至るに従ってその口径を順次小さく設 定することもできる。
【0013】 次に実施例の作用を述べる。
【0014】 多階層の居住区1を建造するに際して、各階層毎に居住区1のブロック5を製 作すると共にこれらブロック5のダクトスペース3に分割された単一の集中ダク ト7を支持させておき、これらブロック5を積み重ねて互いに接合するとき、上 記分割された集中ダクト7を継手フランジ9を介して接合することにより、多階 層の居住区1を建造すると同時に集中ダクト7を建造することができる。このよ うに居住区1に集中ダクト7を形成することにより、機関室等に設けられた空調 装置から冷暖気を集中ダクト7及び各分岐ダクト12を通して各居住区1に設け られる空調機に供給することができる。特に、居住区1のブロック5を積み重ね て互いに接合するに際して集中ダクト7を簡単に接合することができることによ り、その建造工期を可及的に短縮することができる。
【0015】 また、単一の集中ダクト7を採用することにより、これに使用される断熱材の 量を少なくすることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上要するに本考案によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0017】 (1)多階層の居住区を建造するに際して、これら居住区が各階毎に分割された ブロックを製作し、これらを高さ方向に積み重ねて接合して建造するときに、各 階層に連続する集中ダクトを採用すると共にこれら集中ダクトを各ブロック毎に 分割しておくことで、居住区の建造と同時にかつ簡単に接合して完成することが でき外部で単一のダクトとして製作され、各ブロック接合後に船体の上方よりダ クトスペース内に挿入して取り付けることができるので、船体への組込作業が簡 素化され、工期が短縮される。
【0018】 (2)単一の集中ダクトを採用することにより、防熱に使用する断熱材の量が少 なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側面図である。
【図2】本考案の実施例を示す一部横断面図である。
【図3】従来例を示す側面図である。
【図4】従来例を示す概略平面図である。
【符号の説明】 1 居住区 2 デッキ 3 ダクトスペース 4 空調用ダクト 5 ブロック 6 継手 7 集中ダクト 8 分割されたダクト 9 継手フランジ 10 内壁面 11 断熱材層 12 分岐ダクト 13 接続管 14 流量制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古屋 功 広島県呉市昭和町2番1号 石川島播磨重 工業株式会社呉第一工場内 (72)考案者 藤原 基洋 広島県呉市昭和町2番1号 石川島播磨重 工業株式会社呉第一工場内 (72)考案者 高田 忠憲 広島県呉市昭和町2番1号 石川島播磨重 工業株式会社呉第一工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多階層の居住区を有する船舶の居住区空
    調用ダクトにおいて、各階層を区画するデッキに、これ
    らを貫通して高さ方向に延びたダクトスペースを形成す
    ると共に、該ダクトスペース内に一端部が空調装置に連
    結された単一の集中ダクトを設け、該集中ダクトに各階
    毎に分岐されて居住区の空調機に連結される分岐ダクト
    を設けたことを特徴とする船舶の居住区空調用ダクト。
JP6041292U 1992-08-27 1992-08-27 船舶の居住区空調用ダクト Pending JPH0622199U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6041292U JPH0622199U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 船舶の居住区空調用ダクト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6041292U JPH0622199U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 船舶の居住区空調用ダクト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0622199U true JPH0622199U (ja) 1994-03-22

Family

ID=13141447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6041292U Pending JPH0622199U (ja) 1992-08-27 1992-08-27 船舶の居住区空調用ダクト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100352733C (zh) * 2004-02-25 2007-12-05 三菱重工业株式会社 船用空气调节装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5878894A (ja) * 1981-11-04 1983-05-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 動物運搬船

Patent Citations (1)

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