JP3071116U - 可撓性ダクト - Google Patents

可撓性ダクト

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JP3071116U
JP3071116U JP2000000835U JP2000000835U JP3071116U JP 3071116 U JP3071116 U JP 3071116U JP 2000000835 U JP2000000835 U JP 2000000835U JP 2000000835 U JP2000000835 U JP 2000000835U JP 3071116 U JP3071116 U JP 3071116U
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glass wool
duct
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hard
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史郎 長友
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株式会社東京興業貿易商会
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物内にダクトを敷設する際に施工作業
の効率化と同時に敷設作業の簡易化を可能にする。 【解決手段】 硬質性グラスウールと軟質性グラスウー
ルを素材として可撓性ダクトを製造し、ダクトが可撓性
を有することにより屈曲が可能になる。この可撓性ダク
トを屈曲させることにより、ダクト敷設作業中に遭遇す
る障害物を簡単に避けることが可能となる。また硬質性
グラスウールと軟質性グラスウールを素材として可撓性
ダクトは、軽量であるので運搬費用が嵩まず敷設作業に
便利である

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、建物内に敷設されている空調用のダクト、特に可撓性ダクトに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物内の天井裏等に空調用空気を搬送する風道としての空調ダクトが配 置され、空調機、室内吹出口、空調室等を連通させたり、排気経路などに用いら れて空気の搬送案内を行っている。この空調ダクトとしては亜鉛鉄板、または適 当な金属製材料により形成された円筒状ダクトあるいは角筒状ダクト等が従来用 いられてきた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記建物内の天井裏に敷設されたり天井裏から空調機,室内吹出口 、空調室等へ連通している前記円筒状あるいは角筒状ダクトは、必ずしも真直ぐ に敷設される場合ばかりではない。例えば天井裏においてダクトを敷設する場合 障害物に遭遇するとその障害物を避けてダクトを敷設しなければならない、その ためには敷設されるダクトを屈曲して障害物を避けるようにしている。また建物 の構造上どうしても真直にダクトを敷設することができず屈曲して敷設しなけれ ばならない場合に遭遇することが少なからずあった。
【0004】 このように円筒形或いは角筒形のダクトの屈曲は、ダクトの敷設現場において 屈曲されるものではなく、予めダクトを製造している工場において屈曲加工し、 その屈曲加工されたダクトを建物のダクト敷設現場へ搬送し、建物内に敷設する ようにしていた。このようにダクトの屈曲は、予め生産工場において行われるも のであるが、前記したようにダクトは素材が亜鉛鉄板製かその他適当な金属製で あるので比較的重量があり運搬に経費が嵩むという課題があった。また建物内に 敷設されるダクトの屈曲度に対応して屈曲したダクトを生産工場において製造し なければならないので、敷設するダクトに多数の屈曲度があると生産工場におい ては一々その屈曲度に対応した多数のダクトを製造しなければならず、ダクトの 製造作業が煩雑で、作業時間も費やされるという課題もあった。さらに建物内お けるダクトの敷設現場においては、建物の真直ぐな開口にダクトを接続する際に 、開口とダクトにずれがある場合、開口とダクトとを整合するのに手数がかかり ダクトの敷設作業の能率も悪いという課題もあった。
【0005】 本考案は、上述のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、建 物内において空調用ダクトの敷設作業を極めて円滑にかつ効率的に行えるダクト を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、 内部に空気が流れる可撓性ダクトであって、前記空気が直接流れる難燃性不織 布と、この難燃性不織布を被覆する硬質性グラスウールとこの硬質製グラスウー ルより硬度が軟らかい軟質性グラスウールと、この軟質性グラスウールと硬質性 グラスウールとを被覆するアルミ箔製の表皮材とを備えた可撓性ダクトから構成 される。
【0007】 また本考案は、 前記難燃性不織布を被覆する硬質性グラスウールとこの硬質製グラスウールより 硬度が軟らかい軟質性グラスウールとは、並列的に交互に配列して接続した構成 にしてもよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施例に基づき、本考案の可撓性ダクトの実施の形態を 詳細に詳細に説明する。
【0009】 図1は、本考案の一実施例の説明図であり、図中10は、略方形をなしている 可撓性ダクトを示す。この可撓性ダクト10は、第2図に示されるように、難燃 性不織布1、硬質性グラスウール2、軟硬質性グラスウール3、アルミ表紙材4 から構成される。さらにこの可撓性ダクト10の詳細な構造を説明する。前記難 燃性不織布1は、この可撓性ダクト10の最内側にあって空調用の冷気、暖気が 直接流れるものである。この難燃性不織布1は、天然繊維あるいは合成繊維を糸 の形態を経ず、ウェブや薄いマット状にした後、繊維を互いにからみ合わせる機 械的方法、あるいは接着剤を使用して繊維相互間を接着する方法、または熱可塑 性合成繊維を混用して熱処理熱処理することにより繊維間相互を融着する方法等 によって作製した布様構成物で、裏地、建築内装材に利用され、本願においては 可撓性ダクト10の内装材として難燃性のものが用いられている。
【0010】 この難燃性不織布1をグラスウール2,3が被覆している。このグラスウール 2,3は、溶融紡糸して繊維にしたのがガラス繊維で、このガラス繊維のうち短 繊維がグラスウールと呼ばれ断熱材,吸音材、フィルター、強化材として汎用さ れ、空調用ダクトは冷気、温気がその管内を流れるため、断熱性かつ強化性を有 するグラスウールが用いられる。
【0011】 そしてこのグラスウールは、図2,図3に示されるように細長状の硬軟2種の ものを用い、硬質性グラスウール2で難燃性不織布1を被覆し、この硬質性グラ スウール2に隣接してこの硬質性グラスウール2より硬度が軟らかい軟質性グラ スウール3の両者で難燃性不織布1を被覆している。次にこの軟質性グラスウー ル3に隣接して硬質性グラスウール2を配設し、またこの硬質性グラスウール2 に隣接して軟質性グラスウール3を配設している。このように硬質性グラスウー ル2と軟質性グラスウール3とは、長手方向に並列的に交互に多数配列される。 この多数の硬質性グラスウール2…の間に介在している多数の軟質性グラスウー ル3…の存在によりダクト10は可撓性になり、図4に示されるように屈曲が可 能になる。こように屈曲可能な可撓性ダクト10があれば、例えば天井裏に空調 用ダクトを敷設する際障害物に遭遇したときは、前記可撓性ダクト10を使用し この可撓性ダクト10の軟質性グラスウール3の部分を屈曲させれば簡単に障害 物を避けることができ施工効率が向上する。
【0012】 また可撓性ダクト10の主要素材は、繊維製のグラスウールであるので軽量で 運搬費用が嵩まずダクトの敷設作業に便利である。さらに建物内に存在する開口 にダクトを接続するのに、ダクトは可撓性であるので簡易にダクトを開口に接続 することができ、敷設作業が容易である。前記硬質性グラスウール2と軟質性グ ラスウール3とは、並列的に交互に配列されているので、軟質性グラスウール3 で屈曲作用を起こさせるともに、硬質性グラスウール2で強度を保持している。
【0013】 このような硬質性グラスウール2と軟質性グラスウール3は、耐熱性かつ光沢 のあるアルミ箔製の表皮材4で被覆される。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案は、難燃性不織布を被覆する硬質性グラスウール とこの硬質性グラスウールより硬度が軟い軟質性グラスウールとを備えているの で、ダクトは可撓性になって屈曲が可能になり、ダクトの施工に際して随時ダク トを屈曲させることができるので、施工効率が向上するという効果がある。
【0015】 また可撓性ダクトの素材は、繊維製のグラスウールであるので、軽量で運搬費 用が嵩まずダクトの敷設作業に便利であるという効果がある。さらにダクトは可 撓性であるので、建物内に存在するの開口等に簡易に接続することができるので 、ダクトの敷設作業が容易であるという効果がある。
【0016】 その上硬質性グラスウールと軟質性グラスウールとは、並列的に交互に配列さ れているので、軟質性グラスウールで屈曲作用を起こさせるとともに、硬質性グ ラスウールで強度を保持しているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る可撓性ダクトであ
る。。
【図2】本考案のに実施の形態に係る可撓性ダクトの説
明図である。
【図3】本考案の実施の形態に係る可撓性ダクトにおけ
るグラスウールの配列の説明図である。
【図4】本考案のに実施の形態に係る可撓性ダクトの使
用方法の説明図である。
【符号の説明】
1 難燃性不織布 2 硬質性グラスウール 3 軟質のグラスウール 4 アルミ箔製の表皮材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空気が流れる可撓性ダクトであっ
    て、前記空気が直接流れる難燃性不織布と、 この難燃性不織布を被覆する硬質性グラスウールとこの
    硬質製グラスウールより硬度が軟らかい軟質性グラスウ
    ールと、 この軟質性グラスウールと硬質性グラスウールとを被覆
    するアルミ箔製の表皮材と、 を備えたことを特徴する、可撓性ダクト
  2. 【請求項2】 前記難燃性不織布を被覆する硬質性グラ
    スウールとこの硬質製グラスウールより硬度が軟らかい
    軟質性グラスウールとは、並列的に交互に配列して接続
    したことを特徴とする、請求項1記載の可撓性ダクト。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287894A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Inoac Corp ダクトおよびその組み付け方法
JP6215395B1 (ja) * 2016-05-26 2017-10-18 ダイキン工業株式会社 自在継手
JP2017211039A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 ダイキン工業株式会社 自在継手

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