JPH0622193A - カメラ制御装置 - Google Patents

カメラ制御装置

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JPH0622193A
JPH0622193A JP4174450A JP17445092A JPH0622193A JP H0622193 A JPH0622193 A JP H0622193A JP 4174450 A JP4174450 A JP 4174450A JP 17445092 A JP17445092 A JP 17445092A JP H0622193 A JPH0622193 A JP H0622193A
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 映像信号の符号化、伝送等に伴うモニタの表
示遅れにかかわらず、カメラのパン、ティルト、ズー
ム、露出の状態を希望の状態に表示側操作で調整可能に
すること。 【構成】 カメラ1からの映像信号はモニタ12上に遅
れを伴って表示される。モニタ側のジョイスティック1
3の操作信号は伝送系19,18,7を通し、制御ユニ
ット6,カウンタ15を介してデータ比較回路17に伝
えられ、この信号とパンニング位置検出器4のパン位置
検出データとの差分値に応じて雲台駆動回路5の駆動信
号によりモータ3を介してテレビカメラ1をパン動作す
る。その後のジョイスティック13の操作停止の信号に
応じて、制御ユニット6はデータ遅延回路16の遅延パ
ン位置検出データをデータ比較回路17に送り、これに
より操作停止時の遅延データのパン位置にテレビカメラ
1のパン位置を戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ制御装置に関し、
さらに詳しくはテレビ会議装置に適用してテレビカメラ
のパン、ティルト、ズーム等の操作およびテレビカメラ
の露出量の可変操作を遠隔地から円滑に行うのに好適な
カメラ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1はこの種の従来のカメラ制御装置の
構成の一例を示すものであり、特にテレビ会議システム
に適用してテレビカメラのパン位置を制御する構成を例
示するものである。本図において、10は自局、11は
相手局であり、これらは局線(公衆回線等の通信網)1
8を通じて接続される。相手局11において、1は図示
しない被写体を撮像するテレビカメラ、2はテレビカメ
ラ1をパン(左右の首ふり移動)する電動雲台、3は電
動雲台2においてテレビカメラ1を所定のパン位置に向
けて駆動するパンニング用モータ、5はパンニング用モ
ータ3を正回転または逆回転させてテレビカメラ1を矢
印aまたは矢印b方向に駆動するための雲台駆動回路、
6は雲台駆動回路5に右回転指示出力L、左回転指示出
力R、停止指示出力Cを与えてこれによりテレビカメラ
1を矢印aや矢印bにパンさせたり停止させたりするた
めの制御ユニット、8はテレビカメラ1からの映像信号
を通信回線に適合した形で符号化する動画像コーデック
(符号化回路)、7は制御ユニット6と通信制御部7を
局線18に接続する通信制御部である。
【0003】一方、自局10において、13はテレビカ
メラ1のパン位置を変化させるための操作信号OPを出
力するジョイスティック、14はジョイスティック13
からの操作信号OPを受けつけてこの操作信号OPに応
じてテレビカメラ1のパン位置制御のためのコマンドを
発生する制御ユニット、9は符号化された映像信号を復
号する動画像コーデック(復号化回路)、12は動画像
コーデック9で復号された映像信号を表示するモニタテ
レビ、19は制御ユニット14および動画像コーデック
9を局線18に接続する通信制御部である。
【0004】なお、図1では相手局11については撮像
系の一部のみを、自局10については表示系の一部と操
作系の一部を抜き出して示しており、その他の各種の系
が組み合わされてテレビ会議システムが構成される。ま
た、図1ではテレビカメラ1のパン位置の制御のみを抜
き出して示しているが、もちろんテレビカメラ1のティ
ルト(上下方向の傾斜角度変位)制御系、ズーム制御系
なども含まれる。
【0005】以上のような構成において、次にその動作
を説明する。
【0006】相手局11のテレビカメラ1で撮像された
図示しない被写体の像は、動画像コーデック8で符号化
され、通信制御部7を通じて局線18に出力される。局
線18に送出された映像信号は自局10の通信制御部1
9で受信され、動画像コーデック9を通じて復号され、
モニタテレビ12上に表示される。
【0007】以上のような動作を通じて、自局10のモ
ニタテレビ12上で遠隔地の相手局11にいる被写体の
動画像を見ることができるが、相手局11側に複数の被
写体がいる場合にテレビカメラ1をパンして被写体を選
択できるようにするために、テレビカメラ1は電動雲台
2に載せられている。図面では、説明を簡単にするた
め、電動雲台2にはパンニング用モータ3しか接続され
ていないが、実際にはティルト用のモータ等も併せて備
えているものであり、テレビカメラ1の撮像方向を自由
に変化させることができる。
【0008】テレビカメラ1は雲台駆動回路5によりパ
ンニング用モータ3を右回転または左回転することで、
電動雲台2の作用により矢印aまたは矢印b方向にパン
位置を変化させることができる。これにより、テレビカ
メラ1の前にいる複数の被写体を任意に選択して撮像す
ることが可能である。
【0009】さて、テレビカメラ1のパン位置である
が、相手局11側で制御することは可能であるが、実際
にはモニタテレビ12を通じて実際に映像を見ている自
局10側から制御する方がテレビ会議システムとしては
操作性が良い。このため、自局10側にジョイスティッ
ク13が設けられ、パン位置を制御するための操作信号
OPを制御ユニット14に与え、この信号に基づくコマ
ンドを通信制御部19経由で局線18に送り出す。局線
18から通信制御部7を通じてこの制御信号を受け取っ
た相手局11側の制御ユニット6はこのコマンドを解釈
して、雲台駆動回路5に対して右回転指示出力L、左回
転指示出力Rまたは停止指示出力Cを出力する。この右
回転指示出力L、停止指示出力C、左回転指示出力Rは
自局10におけるジョイスティック13の操作に対応す
るものである。
【0010】すなわち、モニタテレビ12で相手局11
側の被写体の映像を見ながら、例えば相手局11にいる
人の隣の人にテレビカメラ1を向けようとした場合、自
局10側のジョイスティック13を操作してテレビカメ
ラ1をパンさせる。この場合、ジョイスティック13か
らの操作信号OPは制御ユニット14に入力され、制御
ユニット14では操作信号に対応したコマンドを生成し
て通信制御部19を通じて局線18に送り出し、通信制
御部7では局線18からこのコマンドを受け取り、これ
を制御ユニット6に入力する。制御ユニット6はコマン
ドを解釈して雲台駆動回路5に対して相手局11のジョ
イスティック13で指示された回転方向に対応する駆動
を指示する右回転指示出力L、左回転指示出力Rまたは
停止を指示する停止指示出力Cを雲台駆動回路5に与え
る。雲台駆動回路5は制御ユニット6からの駆動指示信
号に基づいてパンニング用モータ3に右回転、左回転、
停止などの駆動信号を与える。その結果、テレビカメラ
1は電動雲台2によりパン動作させられ、矢印aまたは
矢印bの方向に回転させられて任意の位置に停止させら
れる。その結果、会議の出席者は自局10側でモニタテ
レビ12を見ながら、ジョイスティック13の操作を通
じて、テレビカメラ1について任意の撮影視野を得るこ
とができる。
【0011】図2は従来のカメラ制御装置の他の例を示
す。本図において、4は電動雲台2に設けられテレビカ
メラ1のパン位置を検出してパン位置に対応したデータ
を出力するパンニング位置検出器、17は制御ユニット
6のデータ出力端子DAから出力されるデータとパンニ
ング位置検出器4から与えられるテレビカメラ1のパン
位置に対応するデータとを比較して、右回転指示出力
L、停止指示出力C、左回転指示出力Rを生成して雲台
駆動回路5に送出するデータ比較回路17である。
【0012】以上のような構成において、相手局11側
の制御ユニット6または自局10側の制御ユニット14
に予めテレビカメラ1の停止位置に関する複数のプリセ
ットデータをセットしておく。自局10側でモニタテレ
ビ12に表示された映像を見ながら相手局11側のテレ
ビカメラ1のパン位置を変えたい場合には、ジョイステ
ィック13の操作によりテレビカメラ1の右回転または
左回転を指示する。この場合、プリセットデータが制御
ユニット14にある場合は通信制御部19,局線18,
通信制御部7,制御ユニット6を通じて、他方プリセッ
トデータが制御ユニット6にある場合は制御ユニット6
から、プリセットされたデータのうち隣接する左回転位
置または隣接する右回転位置に対応するデータがデータ
出力端子DAを通じてデータ比較回路17に出力され
る。その結果、制御ユニット6からのデータとパンニン
グ位置検出器4からのデータに偏差を生じるので、これ
をデータ比較回路17で比較検出することにより雲台駆
動回路5に右回転指示出力L、左回転指示出力Rまたは
停止指示出力Cを与えてテレビカメラ1の方向を右方向
または左方向の隣接するプリセット位置に変化させる。
図3はこのときのパンニング動作、図4はモニタテレビ
12の表示画面を示す。
【0013】図5は従来の撮像露出制御に関するカメラ
制御装置の構成例を示し、特にテレビ会議システムに適
用してテレビカメラの露出量を制御する構成を例示する
ものである。相手局11において、201はテレビカメ
ラ1において被写体を撮像すべくピント、ズームに加え
て露出量を決定するアイリスを備える撮像レンズ、40
はテレビカメラ1からの映像信号のレベルを検出してレ
ベルデータを出力するレベル検出器、50は撮像レンズ
2のアイリスを開放または絞り駆動するアイリス制御回
路である。また、15はプリセッタブルアップダウンカ
ウンタであり、ディジタル入力端子DIに与えられてい
るデータをプリセット端子PSETへのトリガでプリセ
ットして、ディジタル出力端子DOに出力すると共に、
アップカウント入力UPまたはダウンカウント入力DN
の状態に応じて、クロック入力CLKに同期して、ディ
ジタル出力端子DOからの出力データをアップカウント
またはダウンカウントする機能を有し、制御ユニット6
の基準参照データ出力端子BDからのデータをプリセッ
トデータ入力端子DIを通じてプリセットされ、このデ
ータをアップカウントまたはダウンカウントして参照デ
ータ出力端子DOに出力する。17はレベル検出器40
から検出データ入力LDに入力されたデータとプリセッ
タブルアップダウンカウンタ15から参照データCDに
入力されたデータとを比較して、開放方向駆動信号Oま
たは絞込み方向駆動信号Cからアイリス制御回路50に
制御信号を与えるデータ比較回路である。
【0014】一方、自局10において、200はテレビ
カメラ1の撮影レンズ201のアイリスの制御を自動に
するか手動にするかを切り替えるための自動/手動切替
部、130は撮影レンズ201のアイリス(虹彩絞り)
を手動操作するための操作信号OPを出力するアイリス
操作部、14は自動/手動切替部200からの切替信号
MOAおよびアイリス操作部130からの操作信号OP
を受けつけてテレビカメラ1の露出制御のためのコマン
ドを発生する制御ユニットである。その他の構成は、図
1,図2と同様である。すなわち、図5ではテレビカメ
ラ1の露出の制御のみを抜き出して示しているが、もち
ろんテレビカメラ1のパンニング制御系、ティルト制御
系、ズーム制御系およびその他のさまざまな操作系など
も含まれる。
【0015】以上のような構成において、次に図5の従
来例の動作を説明する。
【0016】他の従来例と同様に、自局10のモニタテ
レビ12上で相手局11にいる被写体の動画像を見るこ
とができるが、この場合テレビカメラ1の撮影レンズ2
01のアイリスについては自動と手動の2種類の制御方
法が適用される。次に、その制御動作について以下に図
6を参照しながら説明する。
【0017】今、自局10の自動/手動切替部200で
自動が設定されると、自動/手動切替部200から制御
ユニット14に対しては切替操作信号MOAが出力さ
れ、自動を指示するコマンドが通信制御部19,局線1
8,通信制御部7を通じて相手局11の制御ユニット6
に伝送される。制御ユニット6はこのコマンドを解釈す
ると、基準参照データ出力端子BDに撮影レンズ201
の絞りに応じてテレビカメラ1から出力される映像信号
のレベルの基準参照データを出力し、このデータをプリ
セッタブルアップダウンカウンタ15のプリセットデー
タ入力端子DIに与え、次にカウントパルス出力端子C
Pからプリセッタブルアップダウンカウンタ15のデー
タプリセット指示入力端子PSETにプリセットデータ
入力端子DIのデータをプリセットするように指示を出
す。
【0018】以上のような動作を通じて、プリセッタブ
ルアップダウンカウンタ15には基準参照データがプリ
セットされ、参照データ出力端子DOからこのデータが
出力される。このデータはデータ比較回路17の参照デ
ータ端子CDに与えられる。一方、テレビカメラ1から
は映像信号が出力されるが、レベル検出器40はその映
像信号のレベルを検出して対応するデータを出力する。
このレベルは撮影レンズ201のアイリスの状態に対応
するものであり、アイリスが開放側にあればレベルは高
くなり、絞り込み側にあればレベルは低くなる。このデ
ータはデータ比較回路17の検出データ入力端子LDに
与えられる。データ比較回路17は参照データ端子CD
の入力データと検出データ入力端子LDの入力データと
を比較して、参照データ端子CDの入力データが検出デ
ータ入力端子LDの入力データよりも大きければアイリ
ス制御回路50に開放方向駆動信号Oを出力し、他方検
出データ入力端子LDの入力データが参照データ端子C
Dの入力データよりも大きければ絞り込み方向駆動信号
Cを出力する。
【0019】以上のような動作を通じて、テレビカメラ
1からの出力映像信号のレベルは適正に制御され、自局
10側のモニタテレビ12には図6の(A)に示すよう
に、適正なレベルに制御された表示像30が表示され
る。
【0020】ところで、相手局11側の被写体に極端に
照度の高い輝点が含まれるような場合、例えば図6の
(B)に示すように表示像30に光源像24を含む映像
の場合、テレビカメラ1から出力される映像信号のレベ
ルは光源像24によりも高くなろうとするので、自動露
光制御の結果、図6の(B)に示すように、表示像30
に光源像24を含むレベルが適正となるような制御、つ
まり本来表示したい表示像30が暗くなるような制御が
行われてしまう。これは、レベル検出器40で検出され
る映像信号のレベルが全般に高くなってしまい、データ
比較回路17とアイリス制御回路50はこのレベルを参
照データ端子CDからの入力データに等しくなるように
撮影レンズ201のアイリスを絞り込むためである。こ
のような場合、自局10側で自動/手動切替部200を
操作して撮影レンズ201のアイリスを手動制御するよ
うに指定し、図6の(C)に示すように、モニタテレビ
12上の表示像30が適正なレベルになるようにアイリ
ス操作部130による手動操作を通じて補正を加えるこ
とになる。
【0021】すなわち、この補正動作は自動/手動切替
部200を手動側に切り替え、切替操作信号MOAを通
じて制御ユニット14に手動を指示する信号を与えるこ
とで開始することができる。そして、アイリス操作部1
30からアイリス開放またはアイリス絞りを指示するア
イリス操作信号OPが制御ユニット14に与えられる
と、制御ユニット14はこれに対応するコマンドを発生
し、通信制御部19,局線18,通信制御部7を通じて
このコマンドを制御ユニット6を与える。
【0022】制御ユニット6はこのコマンドを解釈する
と、アイリス開放の場合はアップカウント指示出力端子
U、アイリス絞りの場合はダウンカウント指示出力端子
Dに信号を送出する。これらの信号UまたはDはプリセ
ッタブルアップダウンカウンタ15のアップカウント指
示入力端子UPまたはダウンカウント指示入力端子DN
に入力されるが、プリセッタブルアップダウンカウンタ
15は制御ユニット6のカウントパルス出力端子CPか
らカウントパルス入力端子CLKに与えられるカウント
パルスに同期して、参照データ出力端子DOの出力デー
タを増加または減少させる。その結果、データ比較回路
17の参照データ(CD)が検出データ入力(LD)に
対して、大きくなるかまたは小さくなるために、アイリ
ス制御回路5には開放方向駆動信号Oまたは絞り込み方
向駆動信号Cが出力され、撮影レンズ201のアイリス
は開放方向または絞り方向に補正操作される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラ制御装置は上述のように自局10側でモニタテレ
ビ12をモニタしながらジョイスティック13を操作し
て、テレビカメラ1のパン位置を無段階的に制御した
り、予めプリセットされた位置に制御するように構成さ
れていたので、動画像コーデック8と動画像コーデック
9による画像の符号化、伝送および復号化の遅れ時間の
存在により、テレビカメラ1のパン位置を正確に位置決
めできなかったり、任意のパン位置を操作性良く自由に
選択できないという問題点があった。
【0024】以上の点を図1の構成について、図3のパ
ンニング動作の説明図ならびに図4のモニタテレビ12
の表示画面の説明図に従って説明する。今、テレビカメ
ラ1が方向A(図3参照)に向いており、第1の被写体
20を撮像しているものとする。この場合、モニタテレ
ビ12では図4の(A)に示すように、第1の被写体像
22が中央に位置している画像が得られる。
【0025】これに対して、第2の被写体21の映像を
得ようとした場合は、テレビカメラ1の視野が方向Bに
向くようにテレビカメラ1のパン位置を変化させる必要
があるが(図4参照)、このための操作は自局10側で
ジョイスティック13を用い実施される。その結果、テ
レビカメラ1はパンニング用モータ3と電動雲台2の働
きにより方向Aから方向Bにその向きを変化させる。そ
の結果、モニタテレビ12に表示されている画像も第1
の被写体像22から第2の被写体像23に移動して行
く。そして、自局10側では図4の(B)に示すよう
に、第2の被写体像23が中央に位置した時点で、ジョ
イスティック13の操作を止めることになる。この時点
の画像はテレビカメラ1が方向Bを向いているときの画
像であるが、テレビカメラ1で撮像された映像が動画像
コーデック8で符号化されて通信制御部7を通じて局線
18に送り出され、通信制御部19を通じて受信され、
動画像コーデック9により復号されてモニタテレビ12
に表示されるまでには相当の時間を要する。
【0026】この遅れ時間は局線18の速度と動画像コ
ーデック8,9の符号化、復号化の方式などによって決
定されるが、64kbps(キロビット/秒)程度の局
線18では一般的には0.5秒程度の遅れがある。つま
り、モニタテレビ12に図4の(B)に示すような映像
が表示されている時点ではテレビカメラ1はさらにパン
動作を進めており、パンの速度にもよるが方向Cに向い
ていることになる。その結果、自局10側でモニタテレ
ビ12の映像が図4の(B)になったことを確認して、
ジョイスティック13によるパン操作を止めたとして
も、実際はテレビカメラ1は方向Cに向かってパン位置
を決定され、モニタテレビ12上には最終的に図4の
(C)に示すように第2の被写体21の撮像画像である
第2の被写体像23は画面の左側に片寄って位置する映
像となってしまう。また、テレビカメラ1のズーム位置
にもよるが、極端な場合はモニタテレビ12上に第2の
被写体像23が全く入らない場合も発生し得る。
【0027】図2の構成によれば、以上のような画面の
遅れによるパン位置のずれを防止できるが、テレビカメ
ラ1の向きを被写体の数や位置に対応させてプリセット
する必要があるばかりでなく、テレビカメラ1の向きを
任意に無段階に変化することができないという問題点が
あり、操作性の向上が大きな課題とされてきた。なお、
以上のカメラ操作にかかわるオーバーランの問題は自局
10でモニタテレビ12を見ながら相手局11のテレビ
カメラ1を操作する必要のある、テレビカメラ1のティ
ルト位置やズーム位置の制御においても全く同様に発生
することであり、何らかの解決策が必要とされてきた。
【0028】さらにまた、従来のカメラ制御装置の撮像
露出制御系は、前述のように、図5の自局10側で使用
者がモニタテレビ12を観察しながらアイリス操作部1
30を操作してテレビカメラ1の撮影レンズ201に設
置されているアイリス(不図示)をアイリス開放側また
はアイリス絞り側に制御するように構成されていたの
で、動画像コーデック8と動画像コーデック9による画
像の符号化、伝送および復号化の遅れ時間の存在によ
り、アイリス開放またはアイリス絞り具合を微妙に制御
できないという問題点があった。
【0029】上記の点を、図6の説明図を参照して説明
する。今、撮影レンズ201のアイリスが自動制御によ
り適正に制御されており、図6の(A)に示すように、
良好な露出状態の表示像30が得られているものとす
る。しかし、テレビ会議などではカメラの向きによって
は画面内に図6の(B)に示すように、照明光源の光源
像24が入ってしまうことも少なくない。このような場
合は、画面全体としてのレベルを適正にするようなアイ
リスの制御が行われるため、肝心の表示像30について
は適正よりも暗い画像となってしまう。
【0030】そこで、使用者は自動/手動切替部200
で手動操作を選択し、アイリス操作部130によりアイ
リス開放を指示することにより、表示像30の明るさが
適正になるように補正を加える。その結果、撮影レンズ
201のアイリスはアイリス開放側に制御され、モニタ
テレビ12内の表示像30は徐々に明るくなってゆく。
そして、自局10側では図6の(C)に示すように、表
示像30の明るさが適正になった時点で、アイリス操作
部130のアイリス開放操作を止めることになる。この
時点でモニタテレビ12に表示されている表示像30は
撮影レンズ201のアイリスが適正な開放位置にあった
時点の画像であるが、テレビカメラ1で撮像された映像
が動画像コーデック8で符号化され通信制御部7を通じ
て局線18に送り出され、通信制御部19を通じて受信
され、動画像コーデック9により復号されてモニタテレ
ビ12に表示されるまでには相当の時間を要する。
【0031】この遅れ時間は局線18の速度と動画像コ
ーデック8,9の符号化、復号化の方式などによって決
定されるが、64kbps程度の局線18では一般的に
は0.5秒程度の遅れがある。つまり、モニタテレビ1
2に図6の(C)に示すような明るさの表示像30が表
示されている時点では撮影レンズ201はさらにアイリ
ス開放動作を進めておりアイリス開放の速度にもよるが
適正絞り位置よりも相当開放側になっていることにな
る。その結果、自局10側でモニタテレビ12の映像が
図6の(C)になったことを確認して表示像30による
アイリス開放操作を止めたとしても、実際は撮影レンズ
201のアイリスはさらに開放側に位置を決定され、モ
ニタテレビ12上には最終的に図6の(D)に示すよう
に適正よりも明るい表示像30が表示されることになっ
てしまう。また、これを補正するためにアイリス操作部
130をアイリス絞り側に向かって操作したとすると、
上記と全く同様の映像の遅れにより、今度は絞り込み側
に操作し過ぎてしまい、図6の(E)に示すように、モ
ニタテレビ12上の表示像30は今度は適正よりも暗く
なってしまう。なお、以上のアイリス操作にかかわるオ
ーバーランの問題は自局10でモニタテレビ12を見な
がら相手局11のテレビカメラ1の撮影レンズ201の
アイリスを操作する必要のある場合に、画面の遅れに伴
い必ず発生する問題であり、何らかの解決策が必要とさ
れてきた。
【0032】本発明の第1の目的は上記前者のような従
来技術の問題点を解決するためになされたもので、動画
像の符号化や伝送および復号化に伴う表示遅れの存在に
かかわらず、テレビカメラの方向およびズーム位置をオ
ーバーランでない所望の状態に調整することを可能とし
たカメラ制御装置を提供することにある。
【0033】本発明の第2の目的は上記後者のような従
来技術の問題点を解決するためになされたもので、動画
像の符号化や伝送および復号化に伴う表示遅れの存在に
かかわらず、得られる映像信号の露出状態をオーバーラ
ンでない所望の露出状態に調整することを可能としたカ
メラ制御装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1の形態は、被写体を撮像して映像
信号を出力するカメラと、該映像信号を符号化して映像
データを出力する符号化手段と、該映像データを指定の
場所へ伝送する伝送手段と、該伝送手段を通じて送られ
た前記映像データを復号化して映像信号を出力する復号
化手段と、該復号化手段からの映像信号により前記被写
体の映像を表示する表示手段と、前記カメラの撮影条件
を変化させるための駆動を行う駆動手段と、前記カメラ
の撮影条件を検出して状態データを出力する検出手段
と、該状態データを設定時間遅延させて遅延状態データ
を出力する遅延手段と、前記表示手段側に位置して、前
記カメラの撮影条件の変化を指示する操作データを出力
する手動操作手段と、該手動操作手段の操作中は前記状
態データと前記操作データとに基づいて前記カメラの撮
影条件を変化させる指示信号を前記駆動手段に与えると
共に、前記手動操作手段の操作停止時には前記状態デー
タと現操作停止時の前記遅延状態データとに基づいて前
記カメラの撮影条件を変化させる指示信号を前記駆動手
段に与える制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0035】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の第2の形態は被写体を撮像して映像信号を出力す
るカメラと、該映像信号を符号化して映像データを出力
する符号化手段と、該映像データを指定の場所へ伝送す
る伝送手段と、該伝送手段を通じて送られた前記映像デ
ータを復号化して映像信号を出力する復号化手段と、該
復号化手段からの映像信号により前記被写体の映像を表
示する表示手段と、前記カメラの露出を変化させるため
の駆動を行う露出変化駆動手段と、前記カメラの出力映
像信号のレベルを検出してレベルデータを出力するレベ
ル検出手段と、該レベルデータを設定時間遅延させて遅
延レベルデータを出力する遅延手段と、前記表示手段側
に位置して、前記カメラの露出変化を指示する操作デー
タを出力する手動操作手段と、該手動操作手段の操作中
は前記レベルデータと前記操作データとに基づいて前記
カメラの露出を変化させる指示信号を前記露出変化駆動
手段に与えると共に、前記手動操作手段の操作停止時に
は前記レベルデータと現操作停止時の前記遅延レベルデ
ータとに基づいて前記カメラの露出を変化させる指示信
号を前記駆動手段に与える制御手段とを具備したことを
特徴とする。
【0036】本発明はその一態様として、前記撮影条件
は前記カメラのパン位置、前記カメラのティルト位置お
よび前記カメラのズーム位置の少なくとも1つであるこ
とを特徴とする。
【0037】
【作用】本発明の第1の形態では、相手局のカメラで被
写体を撮像し、撮像した映像信号を符号化した映像デー
タを伝送し、自局で受信したその映像データを復号化し
た映像信号を表示するに当たり、カメラの状態変化を指
示する操作データを操作手段を介して相手局に出力する
と、その操作時ではパン、ティルト、ズームのカメラの
撮影条件に関するカメラの状態検出データと操作データ
とに基づいてカメラの撮影条件を変化させる信号をカメ
ラの撮影条件を変化させるための駆動手段に与えると共
に、上記操作手段の操作停止時には上記状態検出データ
と操作停止時の状態を示す操作停止直前の状態検出デー
タを遅延させて得られた遅延状態データとに基づいてカ
メラの撮影条件を変化させる信号を上記駆動手段に与え
る。すなわち、動画像の符号化や伝送および復号化に伴
う表示遅れ時間を見込んでパン位置、ティルト位置、ズ
ーム位置を制御するので、テレビカメラの方向およびズ
ーム位置をオーバーランでない所望の状態に制御するこ
とができる。
【0038】また、本発明の第2の形態では、カメラで
被写体を撮像し、撮像した映像信号を符号化した映像デ
ータを伝送し、自局で受信したその映像データを復号化
した映像信号を表示するに当たり、カメラの露出変化を
指示する操作データを操作手段を介して相手局に出力す
ると、その操作時ではカメラの露出条件に関する露出状
態検出データと操作データとに基づいてカメラの露出条
件を変化させる信号をカメラの露出条件を変化させるた
めの駆動手段に与えると共に、上記操作手段の操作停止
時には上記露出状態検出データと操作停止時の露出状態
を示す操作停止直前の露出状態検出データを遅延させて
得られた遅延露出データとに基づいてカメラの露出条件
を変化させる信号を上記駆動手段に与える。すなわち、
動画像の符号化や伝送および復号化に伴う表示遅れ時間
を見込んでテレビカメラのアイリスを制御するので、テ
レビカメラから得られる映像信号の露出状態をオーバー
ランでない所望の状態に制御することができる。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0040】図7はパン、ティルト、ズームのカメラの
撮影条件制御に関する本発明の一実施例に係るカメラ制
御装置の回路構成を示す。本図において、15はプリセ
ッタブルアップダウンカウンタであり、ディジタル入力
端子DIに与えられているデータ(遅延データ)をプリ
セット端子PSETへのトリガでプリセットして、ディ
ジタル出力端子DOに出力すると共に、アップカウント
入力端子UPまたはダウンカウント入力端子DNの状態
に応じてクロック入力端子CLKに同期して、ディジタ
ル出力端子DOからの出力データをアップカウントまた
はダウンカウントする。16はデータ遅延回路であり、
パンニング位置検出器4から出力されるデータを遅延時
間設定入力端子DLに与えられた時間だけ遅延して出力
する。なお、プリセッタブルアップダウンカウンタ15
のアップカウント入力端子UP、ダウンカウント入力端
子DNには、それぞれ制御ユニット6のアップカウント
指示出力端子U、ダウンカウント指示出力端子Dが接続
され、クロック入力端子CLKおよびプリセット端子P
SETにはそれぞれ制御ユニット6のカウントパルス出
力端子CPおよびセット出力端子Sが接続される。ま
た、データ遅延回路16の遅延時間設定入力端子DLに
は制御ユニット6の遅延時間設定出力端子DLOが接続
される。プリセッタブルアップダウンカウンタ15のデ
ィジタル出力端子DOの出力データはデータ比較回路1
7に与えられるが、データ比較回路17は同時にパンニ
ング位置検出器4からのパン位置を示すデータが与えら
れる。データ比較回路17では両データを比較して、雲
台駆動回路5に右回転指示出力L、左回転指示出力R、
停止指示出力Cを出力する。その他の構成は図2の従来
例と同様である。
【0041】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。
【0042】相手局11のテレビカメラ1で撮像された
図示しない被写体の像は、動画像コーデック8で符号化
され通信制御部7を通じて局線18に出力される。局線
18に送出された映像信号は自局10の通信制御部19
で受信され、動画像コーデック9を通じて復号され、モ
ニタテレビ12上に表示される。この場合、テレビカメ
ラ1で撮像された映像の動きがモニタテレビ12に表示
されるまでの間には、先にも述べたように、符号化、伝
送、復号化によりある程度の遅延時間がかかる。
【0043】以上のような動作を通じて、自局10のモ
ニタテレビ12上で相手局11にいる被写体の動画像を
見ることができるが、相手局11側に複数の被写体がい
る場合にテレビカメラ1をパンして被写体を選択できる
ようにするために、テレビカメラ1は電動雲台2に載せ
られている。テレビカメラ1は雲台駆動回路5によりパ
ンニング用モータ3を正回転または逆回転することで、
電動雲台2の作用により矢印aまたは矢印b方向にパン
位置を変化させることができる。これにより、テレビカ
メラ1の前にいる複数の被写体を任意に選択して撮像す
ることが可能である。
【0044】テレビカメラ1のパン位置は実際にモニタ
テレビ12を通じて映像を見ている自局10側から制御
する。このため、自局10側のジョイスティック13の
操作によりパン位置を制御するための操作信号OPが制
御ユニット14に与えられ、この信号に対応するコマン
ドが通信制御部19経由で局線18に送り出される。局
線18から通信制御部7を通じてこのコマンドを受け取
った相手局11の制御ユニット6はこのコマンドに応じ
てプリセッタブルアップダウンカウンタ15に対してジ
ョイスティック13からの指示が右回転か左回転かによ
って、アップカウント指示出力端子Uまたはダウンカウ
ント指示出力端子Dから信号出力を行う。一方、制御ユ
ニット6のカウントパルス出力端子CPにはカウントパ
ルスが送出されているので、プリセッタブルアップダウ
ンカウンタ15のディジタル出力端子DOからの出力デ
ータはこのカウントパルスに同期して変化する。その結
果、プリセッタブルアップダウンカウンタ15からのデ
ータとパンニング位置検出器4からのデータに偏差を生
じるが、これらのデータをデータ比較回路17で比較検
出することによりその偏差に応じて雲台駆動回路5に右
回転指示出力L、左回転指示出力Rまたは停止指示出力
Cを与える。これらの出力に応じて、雲台駆動回路5で
パンニング用モータ3を駆動することにより、テレビカ
メラ1のパン方向を右方向または左方向に動かす。これ
に関連して、制御ユニット6からプリセッタブルアップ
ダウンカウンタ15に与えられる上記カウントパルスの
周期は、雲台駆動回路5によりテレビカメラ1のパン位
置が変化することによってパンニング位置検出器4から
送出されるデータの変化速度を超えないように設定して
ある。
【0045】さて、データ遅延回路16の遅延時間設定
入力端子DLには制御ユニット6の遅延時間設定出力端
子DLOから一定の遅延時間が設定されるが、この遅延
時間はテレビカメラ1で撮像された動画像の動きが動画
像コーデック8で符号化され、局線18で伝送され、動
画像コーデック9で復号化されて実際にモニタテレビ1
2上の表示映像の動きに反映されるまでの時間に対応す
るものである。データ遅延回路16はパンニング位置検
出器4から与えられたテレビカメラ1のパン位置を表す
データを設定された遅延時間分遅延させて、プリセッタ
ブルアップダウンカウンタ15のディジタル入力端子D
Iに与える。
【0046】次に、本実施例のテレビカメラ1のパン動
作について、図3のパンニング動作の説明図ならびに図
4のモニタテレビ12の表示画面の説明図に従って説明
する。今、テレビカメラ1が方向Aに向いており、第1
の被写体20を撮像しているものとする。この場合、モ
ニタテレビ12では図4の(A)に示すように、第1の
被写体像22が中央に位置している画像が得られる。
【0047】これに対して、第2の被写体21を映像を
得ようとした場合は、テレビカメラ1の視野が方向Bに
向くようにテレビカメラ1のパン位置を変化させる必要
があるが、このための操作は自局10側でジョイスティ
ック13を用いて実施される。その結果、プリセッタブ
ルアップダウンカウンタ15の出力データが変化して、
テレビカメラ1はパンニング用モータ3と電動雲台2の
働きにより方向Aから方向Bにその向きを変化させる。
その結果、モニタテレビ12に表示されている画像も第
1の被写体像22から第2の被写体像23に移動して行
く。
【0048】そして、自局10側では図4の(B)に示
すように、第2の被写体像23が中央に位置した時点
で、ジョイスティック13の操作を止めることになる。
この時点の画像はテレビカメラ1が方向Bを向いている
ときの画像である。つまり、モニタテレビ12に図4の
(B)に示すような映像が表示されている時点ではテレ
ビカメラ1はさらにパン動作を進めており、パンの速度
にもよるが方向Cに向いていることになる。その結果、
自局10側でモニタテレビ12の映像が図4の(B)に
なったことを確認してジョイスティック13によるパン
操作を止めたとしても、実際はテレビカメラ1は方向C
に向かってパン位置を決定され、モニタテレビ12上に
は最終的に図4の(C)に示すように第2の被写体21
の撮像画像である第2の被写体像23は画面の左側に位
置する映像となってしまう。
【0049】しかし、本例ではジョイスティック13の
操作を止めると、この状態(停止動作)は制御ユニット
14から通信制御部19,局線18,通信制御部7を通
じて制御ユニット6に伝達されるが、この状態を与えら
れた制御ユニット6はアップカウント指示出力端子Uま
たはダウンカウント指示出力端子Dの出力を停止すると
共に、セット出力端子Sにパルス出力を送り出す。その
結果、プリセッタブルアップダウンカウンタ15はアッ
プカウント入力端子UPおよびダウンカウント入力端子
DNのいずれにも入力がなくなり、アップカウントまた
はダウンカウント動作を停止すると共に、プリセット端
子PSETへのパルス入力に応動して、ディジタル入力
端子DIに与えられているデータ遅延回路16からのデ
ータを取り込み、このデータをディジタル出力端子DO
からデータ比較回路17へ出力する。
【0050】この時、データ遅延回路16から出力され
ているテレビカメラ1のパン位置を示すデータは図3に
示す方向Bに対応するものである。つまり、プリセッタ
ブルアップダウンカウンタ15からはテレビカメラ1の
方向Bに対応するパン位置のデータがデータ比較回路1
7に与えられることになる。その結果、雲台駆動回路5
にはそれまでの回転方向と逆の方向への回転を指示する
右回転指示出力Lまたは左回転指示出力Rの信号が与え
られ、テレビカメラ1を方向Cから方向Bに向かって戻
す。そして、パンニング位置検出器4からデータ比較回
路17に与えられているテレビカメラ1のパン位置を示
すデータがプリセッタブルアップダウンカウンタ15か
らのデータに等しくなった時点で、データ比較回路17
はそのことを検出して、雲台駆動回路5に停止指示出力
Cを出力し、テレビカメラ1の動きを停止させる。
【0051】以上のような制御の結果、自局10のモニ
タテレビ12に表示されている映像は図4の(C)の状
態から図4の(B)の状態に補正され、第2の被写体像
23をモニタ画面の中央に表示させるという自局10側
での要求に応じた表示映像を得ることができる。つま
り、使用者が自局10側でモニタテレビ12を見なが
ら、ジョイスティック13の操作を通じてテレビカメラ
1の任意の撮影方向を設定した場合、動画像の符号化や
伝送および復号化に伴う遅れ時間があっても、テレビカ
メラ1をモニタテレビ12で見た通りの位置に確実に迅
速に停止させることができる。
【0052】なお、上記の実施例ではテレビカメラ1の
パン位置の制御を例にとって説明したが、図8に示すよ
うに、パンニング位置検出器4の代わりにティルト位置
検出器41を設け、パンニング用モータ3の代わりにテ
ィルト用モータ31を設け、ジョイスティック13でテ
ィルト位置を設定できるような構成とすることにより、
ティルト位置の制御についても、パン位置の制御例と全
く同様に適用することができる。また、図9に示すよう
に、パンニング位置検出器4の代わりにズーム位置検出
器42を設け、パンニング用モータ3の代わりにズーム
用モータ32を設け、かつジョイスティック13の代わ
りにズーム操作部35を設けることにより、ズーム位置
の制御についても、パン位置の制御例と全く同様に適用
することができる。
【0053】なお、上記実施例ではデータ遅延回路1
6,プリセッタブルアップダウンカウンタ15,データ
比較回路17等を制御ユニット6とは別体に設けた構成
を例示したが、これらのすべての機能を制御ユニット6
内に納めることは勿論可能であり、その場合はソフトウ
エアによりすべての機能を達成することができる。ま
た、同時にパン、ティルト、ズームの中の複数の操作機
能について上記と同様の制御を行わせるようにした組み
合わせも勿論可能である。
【0054】また、データ遅延回路16に設定する遅延
時間は、相手局11側または自局10側で任意に設定可
能としておき、動画像コーデック8による符号化の時間
と動画像コーデック9による復号化の時間と局線18の
伝達速度などの変動に応じてその設定遅延時間を自由に
変化させることができるように対応づけて構成すること
は勿論好ましい。
【0055】図10は撮像露出制御に関する本発明の一
実施例に係るカメラ制御装置の回路構成を示す。本図に
おいて、16はデータ遅延回路であり、レベル検出器4
0から与えられた検出データを、制御ユニット6のデー
タ遅延量指示出力端子DLOからデータ遅延量指示入力
端子DLに与えられた時間だけ遅延して、レベル遅延出
力端子DLDに出力する。220はデータセレクタであ
り、入力端子Aにデータ遅延回路16からのデータを入
力させ、入力端子Bに制御ユニット6の基準参照データ
出力端子BDからのデータを入力され、制御ユニット6
のデータセレクト指示出力端子SELからの信号により
入力端子Aの入力データまたは入力端子Bのいずれか一
方を選択してプリセッタブルアップダウンカウンタ15
のプリセットデータ入力端子DIに出力する。その他の
構成は図5の従来例と同様である。
【0056】以上述べたような構成において、次にその
動作を説明する。
【0057】相手局11のテレビカメラ1で撮像された
図示しない被写体の像は、動画像コーデック8で符号化
され通信制御部7を通じて局線18に出力される。局線
18に送出された映像信号は自局10の通信制御部19
で受信され、動画像コーデック9を通じて復号され、モ
ニタテレビ12上に表示される。この場合、テレビカメ
ラ1で撮像された映像の動きがモニタテレビ12に表示
されるまでの間には、先にも述べたように、符号化、伝
送、復号化によりある程度の遅延時間がかかる。
【0058】以上のような動作を通じて、自局10のモ
ニタテレビ12上で相手局11にいる被写体の動画像を
見ることができるが、相手局11側の被写体の明るさに
応じて露出量を変化させるために、テレビカメラ1には
絞り値を変化することができるアイリス(不図示)が設
けられる。この場合、テレビカメラ1の撮影レンズ20
1のアイリスについては自動と手動の2種類の制御方法
が適用される。次に、その制御動作について以下に図6
を参照しながら説明する。
【0059】今、自局10の自動/手動切替部200で
自動が設定されると、自動/手動切替部200から制御
ユニット14に対しては切替操作信号MOAが出力さ
れ、自動を指示するコマンドが通信制御部19,局線1
8,通信制御部7を通じて相手局11の制御ユニット6
に伝送される。この場合、制御ユニット6はこのコマン
ドを解釈すると、基準参照データ出力端子BDに撮影レ
ンズ201の絞りに応じてテレビカメラ1から出力され
る映像信号のレベルの基準参照データを出力し、次にデ
ータプリセット指示入力端子Sからプリセッタブルアッ
プダウンカウンタ15のデータプリセット指示入力端子
PSETに、プリセットデータ入力端子DIの入力デー
タをプリセットするように指示を出し、合わせてデータ
セレクタ220に対してデータセレクト指示出力端子S
ELから入力端子Bの入力データを選択することを指示
する信号が出力される。
【0060】その結果、制御ユニット6の基準参照デー
タ出力端子BDからの映像信号のレベルの基準参照デー
タが、データセレクタ220を通じてプリセッタブルア
ップダウンカウンタ15のプリセットデータ入力端子D
Iに与えられ、このデータはデータプリセット指示クロ
ック入力端子CLKのクロックに同期してプリセッタブ
ルアップダウンカウンタ15にプリセットされ、参照デ
ータ出力端子DOから出力される。この出力データはデ
ータ比較回路17の参照データ端子CDに与えられる。
一方、テレビカメラ1からは映像信号が出力されるが、
レベル検出器40はその映像信号の出力レベルを検出し
て対応するデータを出力する。このレベルは撮影レンズ
201のアイリスの状態に対応するものであり、アイリ
スが開放側にあればレベルは高くなり、絞り込み側にあ
ればレベルは低くなる。この検出データはデータ比較回
路17の検出データ入力端子LDに与えられる。
【0061】データ比較回路17は参照データ端子CD
の入力データと検出データ入力端子LDの入力データを
比較して、参照データ端子CDの入力データが検出デー
タ入力端子LDの入力データよりも大きければ、アイリ
ス制御回路50に開放方向駆動信号Oを出力し、検出デ
ータ入力端子LDの入力データが参照データ端子CDの
入力データよりも大きければ、アイリス制御回路50に
絞り込み方向駆動信号Cを出力する。以上のような動作
を通じて、テレビカメラ1からの出力映像信号のレベル
は適正に制御され、自局10側のモニタテレビ12には
図6の(A)に示すように、適正なレベルに制御された
表示像30が表示される。このとき、レベル検出器40
からの露出レベルに対応するデータはデータ遅延回路1
6にも与えられ、ここで制御ユニット6のデータ遅延量
指示出力端子DLOからデータ遅延量指示入力端子DL
に与えられる遅延量分遅らされて、レベル遅延出力端子
DLDから出力されるが、この出力はデータセレクタ2
20で無視される。
【0062】さて、図示しない被写体に極端に照度の高
い輝点が含まれるような場合、例えば図6の(B)に示
すように表示像30に光源像24を含む映像の場合、テ
レビカメラ1から出力される映像信号のレベルが光源像
24により高くなろうとするので、自動露出制御の結
果、図6の(B)に示すように、表示像30に光源像2
4を含むレベルが適正となるような制御、つまり本来表
示したい表示像30が暗くなるような制御が行われてし
まう。これは、レベル検出器40で検出される映像信号
のレベルが全般に高くなってしまい、データ比較回路1
7とアイリス制御回路50はこのレベルを参照データ端
子CDからの入力データに等しくなるように撮影レンズ
201のアイリスを絞り込むためである。このような場
合、使用者は自局10側で自動/手動切替部200を操
作して、撮影レンズ201のアイリスを手動制御するよ
うに指定し、図6の(C)に示すように、モニタテレビ
12上の表示像30が適正なレベルになるように手動操
作を通じて補正を加えることになる。
【0063】この補正動作は、自動/手動切替部200
を手動側に切替え、切替操作信号MOAを通じて制御ユ
ニット14に手動を指示する信号を与えることで開始す
ることができる。そして、アイリス操作部130からア
イリス開放またはアイリス絞りを指示するアイリス操作
信号OPが制御ユニット14に与えられると、制御ユニ
ット14はこれに対応するコマンドを発生し、通信制御
部19,局線18,通信制御部7を通じてこのコマンド
を相手局11の制御ユニット6に与える。制御ユニット
6はこのコマンドを解釈すると、アイリス開放の場合は
アップカウント指示出力端子Uに、アイリス絞りの場合
はダウンカウント指示出力端子Dに信号を送出する。こ
れらの信号はプリセッタブルアップダウンカウンタ15
のアップカウント指示入力端子UPまたはダウンカウン
ト指示入力端子DNに入力されるが、プリセッタブルア
ップダウンカウンタ15は制御ユニット6のカウントパ
ルス出力端子CPからカウントパルス入力端子CLKに
与えられるカウントパルスに同期して参照データ出力端
子DOの出力データを増加または減少させる。その結
果、データ比較回路17の参照データ端子CDのデータ
が検出データ入力端子LDのデータに対して、大きくな
るかまたは小さくなるので、アイリス制御回路50には
開放方向駆動信号Oまたは絞り込み方向駆動信号Cが出
力され、撮影レンズ201のアイリスは開放方向または
絞り方向に補正操作される。
【0064】今、撮影レンズ201のアイリスが自動制
御により適正に制御されており、図6の(A)に示すよ
うに、良好な露出状態の表示像30を得られているもの
とする。しかしテレビ会議などではカメラの向きによっ
ては画面内に図6の(B)に示すように、照明光源の光
源像24が入ってしまった場合は、画面全体としてのレ
ベルを適正にするようなアイリスの制御が行われるた
め、表示像30については適正よりも暗い画像となって
しまう。そこで、自動/手動切替部200で手動操作を
選択し、アイリス操作部130によりアイリス開放を指
示することにより、表示像30の明るさが適正になるよ
うに補正を加える。その結果、撮影レンズ201のアイ
リスはアイリス開放側に制御され、モニタテレビ12内
の表示像30は徐々に明るくなって行く。そして、自局
10側では図6の(C)に示すように、表示像30の明
るさが適正になった時点で、アイリス操作部130のア
イリス開放操作を止めることになる。
【0065】この時点でモニタテレビ12に表示されて
いる表示像30は撮影レンズ201のアイリスが適正な
開放位置にあった時点の画像であるが、テレビカメラ1
で撮像された映像が動画像コーデック8で符号化され通
信制御部7を通じて局線18に送り出され、通信制御部
19を通じて受信され、動画像コーデック9により復号
されてモニタテレビ12に表示されるまでには相当の時
間を要する。この遅れ時間は局線18の伝送速度と動画
像コーデック8,9の符号化、復号化の方式などによっ
て決定されるが、64kbps程度の局線18では一般
的には0.5秒程度の遅れがある。つまり、モニタテレ
ビ12に図6の(C)に示すような明るさの表示像30
が表示されている時点では撮影レンズ201はさらにア
イリス開放動作を進めており、アイリス開放の速度にも
よるが適正絞り位置よりも相当開放側になっていること
になる。その結果、自局10側でモニタテレビ12の映
像が図6の(C)になったことを確認して、アイリス操
作部130によるアイリス開放操作を止めたとしても、
実際は撮影レンズ201のアイリスはさらに開放側に位
置を決定され、モニタテレビ12上には最終的に図6の
(D)に示すように適正よりも明るい表示像30が表示
されることになってしまう。
【0066】しかしながら、アイリス操作部130でア
イリス操作信号OPの送り出しを止めると、このことは
制御ユニット14から、通信制御部19,局線18,通
信制御部7を通じて相手局11の制御ユニット6に伝達
される。このようにアイリス操作が中止されると、制御
ユニット6のデータセレクト指示出力端子SELからは
データセレクタ220に対して入力端子Aを選択するよ
うに指示が出され、データ遅延回路16のレベル遅延出
力端子DLDの出力データがプリセッタブルアプダウン
カウンタ15のプリセットデータ入力端子DIに与えら
れることになる。然る後に、制御ユニット6のデータプ
リセット指示出力端子Sからプリセッタブルアップダウ
ンカウンタ15のデータプリセット指示入力端子PSE
Tに、プリセットデータ入力端子DIの入力データをプ
リセットする指示出力が出され、プリセッタブルアップ
ダウンカウンタ15にはデータ遅延回路16で遅延させ
られたレベル検出器40からのレベルデータが与えられ
ることになる。
【0067】このとき、制御ユニット6のデータ遅延量
指示出力端子DLOを通じてデータ遅延回路16のデー
タ遅延量指示入力端子DLに与えられた遅延量は、テレ
ビカメラ1からの映像信号が動画像コーデック8で符号
化され通信制御部7,局線18,通信制御部19を通じ
て伝送され、動画像コーデック9で復号化され、モニタ
テレビ12に反映されるまでの時間に、アイリス操作信
号OPが中止されたことを制御ユニット6が認識してプ
リセッタブルアップダウンカウンタ15にデータ遅延回
路16の出力データをセットするまでに要する時間を加
算した時間に、相当する。つまり、データ遅延回路16
を通じてレベル遅延出力端子DLDに送り出されるデー
タは、アイリス操作停止時に自局10側のモニタテレビ
12に表示されている画面に対応する映像信号のレベル
を表していることになる。
【0068】したがって、データ遅延回路16からのレ
ベル遅延出力(DLD)をプリセッタブルアップダウン
カウンタ15にプリセットすることにより、図6の
(C)に示す露出レベルの映像を得るためのデータが基
準値としてデータ比較回路17の参照データ端子CDに
与えられることになる。その結果、データ比較回路17
の検出データ入力端子LDの入力値が参照データ端子C
Dの入力値よりも大きくなってしまい、これを補正する
ように絞り込み方向駆動信号端子Cから撮影レンズ20
1のアイリスを絞るような制御信号がアイリス制御回路
50に出力され、図6の(D)の状態から図6の(F)
の状態まで、露出が補正され、自局10側で希望した露
出レベルを得られるように撮影レンズ201のアイリス
が制御されることになる。
【0069】なお、上記実施例の説明ではテレビカメラ
1のレベルを上げるためにアイリスを開放側に操作する
場合を例示したが、アイリスを絞り側に操作する場合も
全く同様に動作することは言うまでもない。また、映像
信号のレベルを電気的に変化させるような構成において
も本発明は同様に適用可能である。
【0070】また、上記実施例では、データ遅延回路1
6,プリセッタブルアップダウンカウンタ15,データ
比較回路17,データセレクタ220等を制御ユニット
6とは別体に設けた構成を例示したが、すべての機能を
制御ユニット6内に納めることが勿論可能であり、その
場合はソフトウエアによりすべての機能を達成すること
ができる。また、テレビカメラ1の他の機能、すなわち
パン、ティルト、ズームの中の複数の操作機能について
も同様の制御を同時に行わせるようにした組み合わせも
勿論可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
映像の送り出しと表示の間に時間差を有する系におい
て、映像の表示側で画面を見ながらパン位置、ティルト
位置、ズーム位置を変化するように手動操作する場合
に、その時間差に対応して手動操作停止時のパン位置、
ティルト位置、ズーム位置を補正するようにしたので、
動画像の符号化や伝送および復号化に伴う表示遅れがあ
っても、表示画面を見ながらカメラの方向およびズーム
位置を使用者の希望の状態に、すなわちオーバーランの
ない状態に自動調整することができるという効果が得ら
れる。
【0072】また、同様に、本発明によれば、映像の送
り出しと表示の間に時間差を有する系において、映像の
表示側で画面を見ながらその映像レベルを変化するよう
に手動操作する場合に、その時間差に対応して手動操作
停止時のテレビカメラのアイリス状態を補正するように
したので、動画像の符号化や伝送および復号化に伴う表
示遅れがあっても、表示画面を見ながら映像レベルを使
用者の希望のレベルに調整することができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のカメラ制御装置のサーボ制御系の一例を
示すブロック図である。
【図2】従来のカメラ制御装置のサーボ制御系の他の例
を示すブロック図である。
【図3】テレビカメラのパン動作を示す説明図である。
【図4】パン動作に応じたモニタテレビの表示画面の表
示状態例を示す説明図である。
【図5】従来のカメラ制御装置の撮像露出制御系の一例
を示すブロック図である。
【図6】露出制御時のモニタテレビの表示画面の表示状
態例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施例のカメラ制御装置のパン制御
系の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の他の実施例のカメラ制御装置のティル
ト制御系の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例のカメラ制御装置の
ズーム制御系の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例のカメラ制御装置の撮像露出
制御系の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 2 電動雲台 3 パンニング用モータ 4 パンニング位置検出器 5 雲台駆動回路 6 制御ユニット 7 通信制御部 8 動画像コーデック 9 動画像コーデック 10 自局 11 相手局 12 モニタテレビ 13 ジョイスティック 14 制御ユニット 15 プリセッタブルアップダウンカウンタ 16 データ遅延回路 17 データ比較回路 18 局線 19 通信制御部 20 第1の被写体 21 第2の被写体 22 第1の被写体像 23 第2の被写体像 24 光源像 30 表示像 31 ティルト用モータ 32 ズーム用モータ 35 ズーム操作部 40 レベル検出器 41 ティルト位置検出器 42 ズーム位置検出器 50 アイリス制御回路 130 アイリス操作部 200 自動/手動切替部 201 撮影レンズ 220 データセレクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像して映像信号を出力するカ
    メラと、 該映像信号を符号化して映像データを出力する符号化手
    段と、 該映像データを指定の場所へ伝送する伝送手段と、 該伝送手段を通じて送られた前記映像データを復号化し
    て映像信号を出力する復号化手段と、 該復号化手段からの映像信号により前記被写体の映像を
    表示する表示手段と、 前記カメラの撮影条件を変化させるための駆動を行う駆
    動手段と、 前記カメラの撮影条件を検出して状態データを出力する
    検出手段と、 該状態データを設定時間遅延させて遅延状態データを出
    力する遅延手段と、 前記表示手段側に位置して、前記カメラの撮影条件の変
    化を指示する操作データを出力する手動操作手段と、 該手動操作手段の操作中は前記状態データと前記操作デ
    ータとに基づいて前記カメラの撮影条件を変化させる指
    示信号を前記駆動手段に与えると共に、前記手動操作手
    段の操作停止時には前記状態データと現操作停止時の前
    記遅延状態データとに基づいて前記カメラの撮影条件を
    変化させる指示信号を前記駆動手段に与える制御手段と
    を具備したことを特徴とするカメラ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影条件は前記カメラのパン位置、
    前記カメラのティルト位置および前記カメラのズーム位
    置の少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に
    記載のカメラ制御装置。
  3. 【請求項3】 被写体を撮像して映像信号を出力するカ
    メラと、 該映像信号を符号化して映像データを出力する符号化手
    段と、 該映像データを指定の場所へ伝送する伝送手段と、 該伝送手段を通じて送られた前記映像データを復号化し
    て映像信号を出力する復号化手段と、 該復号化手段からの映像信号により前記被写体の映像を
    表示する表示手段と、 前記カメラの露出を変化させるための駆動を行う露出変
    化駆動手段と、 前記カメラの出力映像信号のレベルを検出してレベルデ
    ータを出力するレベル検出手段と、 該レベルデータを設定時間遅延させて遅延レベルデータ
    を出力する遅延手段と、 前記表示手段側に位置して、前記カメラの露出変化を指
    示する操作データを出力する手動操作手段と、 該手動操作手段の操作中は前記レベルデータと前記操作
    データとに基づいて前記カメラの露出を変化させる指示
    信号を前記露出変化駆動手段に与えると共に、前記手動
    操作手段の操作停止時には前記レベルデータと現操作停
    止時の前記遅延レベルデータとに基づいて前記カメラの
    露出を変化させる指示信号を前記駆動手段に与える制御
    手段とを具備したことを特徴とするカメラ制御装置。
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