JPH06221751A - 保冷庫の棚構造 - Google Patents

保冷庫の棚構造

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JPH06221751A
JPH06221751A JP5028429A JP2842993A JPH06221751A JP H06221751 A JPH06221751 A JP H06221751A JP 5028429 A JP5028429 A JP 5028429A JP 2842993 A JP2842993 A JP 2842993A JP H06221751 A JPH06221751 A JP H06221751A
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JP5028429A
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Yasushi Sakata
康 坂田
Yasuhide Watanabe
泰英 渡辺
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既成の棚板上にそれぞれの大きさが異なる板
状収容体を縦置き状態にて容易に保存する。 【構成】 庫体1の保冷室2内の多数の高さ調整穴12
が開口する棚支柱11に棚支えガイドレール部材13を
着脱可能に位置決め係止させる。棚支えガイドレール部
材に棚板20を前後方向にスライド可能に載置して上下
方向に複数段に支持する。この棚板は、その表面及び裏
面の双方に複数本の前後方向に延びる仕切部材30が左
右方向に所定の間隔を存して着脱自在に取付可能な取付
部21,22を有し、かつ上下に相対向する上部棚板の
裏面と下部棚板の表面とのそれぞれの取付部に、仕切部
材を相対向させて取り付けるとともに、これら上下の仕
切部材間に板状収容体100を縦置き状態にて配列し収
容可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば薬品や生体試
料などを有効性を維持して保存するために用いられる保
冷庫に関し、特に、庫体の保冷室内に高さ調整可能に位
置決め支持される既成の棚板の有効利用を図るようにし
てなるものである。
【0002】
【従来の技術】DNAのX線診断に使用するオートラジ
オグラフィフィルムは、例えば−85℃の超低温領域で
冷却すると、感光率が高くなる。
【0003】このため、最近では、例えば冷暗所保存指
定の薬品を−90℃〜14℃の広い範囲で在庫管理する
に用いられる薬用の保冷庫が、複数枚のオートラジオグ
ラフィフィルムを収納したカセットケースの保存用とし
ても用いられている。
【0004】従来、この種の保冷庫においては、図6に
示すように、断熱構造を有する庫体1の保冷室2の下部
に形成された機械室3内に、圧縮機4、凝縮器5、凝縮
器用冷却ファン6及び減圧器(図示せず)などからなる
冷却ユニットを収納する一方、保冷室2の背面に吹出し
ダクト7を形成して、この吹出しダクト7内に送風ファ
ン8及び冷却器9を収納してなる構成を有するものがあ
る。
【0005】このような従来の保冷庫は、機械室3内に
収納した冷却ユニットからの冷気を吹出しダクト7を介
して保冷室2内に強制的に供給し、これによって、保冷
室2内の庫内温度を調整制御にすることによって、薬品
や生体試料などの収容物の保存に適した保冷温度が維持
されるようになっている。
【0006】そして、前記庫体1の保冷室2内には、収
容物が載置される棚板20が上下複数段に配置収納さ
れ、これら各々の棚板20は、図7及び図8に示すよう
な支持構造を有している。
【0007】すなわち、庫体1の保冷室2内の左右両側
壁面2a,2aには、前後一対の棚支柱11,11がそ
れぞれ互いに左右に対向位置させて設けられ、この各々
の棚支柱11に、多数の高さ調整穴12を上下方向に所
定の間隔を存して開口させ、これら左右の前後一対の棚
支柱11,11の互いに対向する位置にL字型の棚支え
ガイドレール部材13,13を配置し、これら棚支えガ
イドレール部材13,13の各々の係止片13a,13
aを前記高さ調整穴12,12にそれぞれ差し込むこと
により着脱可能に位置決め係止させて固定し、これら棚
支えガイドレール部材13,13上に棚板20の左右両
側端部20a,20aを載置させることによって、各々
の棚板20を保冷室2内の所定の高さ位置に前後方向
(取出し方向)にスライド自在に支持可能にしてなる構
成となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造の保冷庫にあっては、特に、複数枚のオート
ラジオグラフィフィルムが収納された板状収容体からな
るカセットケースを保冷室2内に保管収納する場合、カ
セットケース(板状収容体)のサイズがオートラジオグ
ラフィフィルムのサイズによって異なることから、板状
収容体を保冷室2内の既成の棚板20上に横置き状態で
載置して上積みするか、あるいは、カセットケースのそ
れぞれの大きさに応じた専用固定棚を別途に設けて縦置
き状態にて配列し保存しているのが現状である。
【0009】
【発明の目的】この発明の目的は、既成の棚板上にそれ
ぞれの大きさが異なる板状収容体を縦置き状態にて容易
に保存することができるようにした保冷庫の棚構造を提
供することにある。
【0010】
【課題を解消するための手段】上記した課題を解消する
ために、この発明は、断熱構造からなる庫体の保冷室内
の左右両側壁面に、上下方向に所定の間隔を存して多数
の高さ調整穴が開口する棚支柱を互いに対向位置させて
設け、これら棚支柱の互いに対向位置する各々の高さ調
整穴に棚支えガイドレール部材をそれぞれ着脱可能に位
置決め係止させるとともに、これら棚支えガイドレール
部材間に棚板を前後方向にスライド可能に載置して前記
保冷室内の上下方向に複数段に支持可能にした保冷庫に
おいて、前記棚板は、その表面及び裏面の双方に複数本
の前後方向に延びる仕切部材が左右方向に所定の間隔を
存して着脱自在に取付可能な取付部を有し、かつ前記上
下に相対向する上部棚板の裏面と下部棚板の表面とのそ
れぞれの取付部に、前記仕切部材を相対向させて取り付
けるとともに、これら上下の仕切部材間に板状収容体を
縦置き状態にて配列し収容可能にしてなる構成としたも
のである。
【0011】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、庫体の保冷室内に上下方向に複数段に支持
可能に配置される棚板に取付部を設け、上下に相対向す
る上部棚板の裏面と下部棚板の表面とのそれぞれの取付
部に、複数本の前後方向に延びる仕切部材を左右方向に
所定の間隔を存して着脱自在に相対向させて取り付ける
とともに、これら上下の仕切部材間に板状収容体を縦置
き状態にて配列し収容可能にしてなるために、既成の棚
板上への大きさの異なる板状収容体の保存が縦置き配列
状態にて容易に行なえる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1から図5に
示す図面に基づいて詳細に説明する。なお、この発明に
係る図示の実施例において、図6から図8に示す従来の
薬用の保冷庫と構成が重複する部分は同一符号を用いて
説明する。
【0013】すなわち、この発明に係る保冷庫は、図2
に示すように、従来用いられている既成の棚板20の前
後両端縁に取付部となる取付孔21,22を左右方向に
所定の間隔を存して設け、これら各々の取付孔21,2
2に、図3に示すようなコ字型の前後方向に延びる仕切
部材30をそれぞれ取り付けるようになっているもので
ある。
【0014】そして、この仕切部材30を前記棚板20
に取り付けるには、図4に示すように、仕切部材30の
前後に設けた取付爪片31,32を棚板20の取付孔2
1,22に差し込み係止させることにより行なわれ、こ
れによって、上下に相対向する上部棚板(天板)20の
裏面と下部棚板(底板)20の表面とに、各々の仕切部
材30を左右方向に所定の間隔を存して着脱自在に相対
向させて取り付けるようになっている。
【0015】また、これらの上下両棚板20,20は、
図5に示すように、庫体1の保冷室2内の棚支柱11,
11に固定具40,40を介してそれぞれ固定されるよ
うになっているもので、この固定具40は、前記棚支柱
11の高さ調整穴12に係着されて、前記棚板20をネ
ジ41及びナット42により締結固定し得るようになっ
ている。
【0016】このようにして、左右の仕切部材30,3
0間に対応する上下棚板20,20間及び上下の仕切部
材30,30間には、図1に示すように、複数枚のオー
トラジオグラフィフィルムを収納した板状収容体として
のカセットケース100(図1に斜線にて示す)が縦置
き状態にて配列収容されて保存可能になっている。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、庫体の保冷室内に上下方向に複数段に支持可能に
配置される棚板に取付部を設け、上下に相対向する上部
棚板の裏面と下部棚板の表面とのそれぞれの取付部に、
複数本の前後方向に延びる仕切部材を左右方向に所定の
間隔を存して着脱自在に相対向させて取り付けるととも
に、これら上下の仕切部材間に板状収容体を縦置き状態
にて配列し収容可能にしてなることから、既成の棚板上
への板状収容体の配列収容を縦置き状態にて容易に行な
うことができる。
【0018】しかも、上下に相対向する棚板間の高さ調
整によって、大きさの異なる板状収容体の保存をも容易
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る保冷庫の一実施例を示す既成の
棚板上への板状収容体の配列収容状態の概略的説明図。
【図2】同じく棚板の斜視図。
【図3】同じく仕切部材の斜視図。
【図4】同じく棚板への仕切部材の取付状態を示す断面
図。
【図5】同じく庫体の保冷室内の棚支柱への棚板支持状
態を示す縦断側面図。
【図6】従来の保冷庫を示す概略的縦断側面図。
【図7】同じく従来の庫体の保冷室内の棚支柱への棚板
支持状態を示す要部斜視図。
【図8】同じく従来の庫体の保冷室内の棚支柱への棚板
支持状態を示す要部断面図。
【符号の説明】
1・・・庫体、2・・・保冷室、2a・・・側壁面、1
1・・・棚支柱、12・・・高さ調整穴、13・・・棚
支えガイドレール部材、20・・・棚板、20a・・・
側端部、21,22・・・取付部(取付孔)、30・・
・仕切部材、31,32・・・取付爪片、100・・・
板状収容体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱構造からなる庫体の保冷室内の左右
    両側壁面に、上下方向に所定の間隔を存して多数の高さ
    調整穴が開口する棚支柱を互いに対向位置させて設け、
    これら棚支柱の互いに対向位置する各々の高さ調整穴に
    棚支えガイドレール部材をそれぞれ着脱可能に位置決め
    係止させるとともに、これら棚支えガイドレール部材間
    に棚板を前後方向にスライド可能に載置して前記保冷室
    内の上下方向に複数段に支持可能にした保冷庫におい
    て、 前記棚板は、その表面及び裏面の双方に複数本の前後方
    向に延びる仕切部材が左右方向に所定の間隔を存して着
    脱自在に取付可能な取付部を有し、かつ前記上下に相対
    向する上部棚板の裏面と下部棚板の表面とのそれぞれの
    取付部に、前記仕切部材を相対向させて取り付けるとと
    もに、これら上下の仕切部材間に板状収容体を縦置き状
    態にて配列し収容可能にしたことを特徴とする保冷庫の
    棚構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006102492A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 General Electric Co <Ge> 動的環境制御を設けた放射線撮像用検出器ドッキング・ステーション
JP2010249701A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Yoshida Denzai Kogyo Kk フラットパネル用保温装置
CN103575051A (zh) * 2013-11-18 2014-02-12 苏州科瑞森制冷科技有限公司 制冷设备用置物托盘承载架

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CN103575051A (zh) * 2013-11-18 2014-02-12 苏州科瑞森制冷科技有限公司 制冷设备用置物托盘承载架

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