JPH06221516A - 石油燃焼機器の芯昇降装置 - Google Patents

石油燃焼機器の芯昇降装置

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JPH06221516A
JPH06221516A JP1242193A JP1242193A JPH06221516A JP H06221516 A JPH06221516 A JP H06221516A JP 1242193 A JP1242193 A JP 1242193A JP 1242193 A JP1242193 A JP 1242193A JP H06221516 A JPH06221516 A JP H06221516A
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Toyokazu Shirouchi
豊和 城内
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 昇降アーム4の上昇を定位置で停止させるた
めの当接部101を燃焼タンク1の芯外筒搭載部のフラ
ンジに設けてなる。 【効果】 対震装置の過剰な動作が燃焼芯に伝達される
ことがなく、しかも燃焼芯が燃焼位置以上に移動してし
まうことがないため燃焼芯に凹部を形成する必要がな
く、したがって、燃焼不良、着火性能の低下、コスト高
の問題を解消することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油ストーブ等の石油燃
焼機器に関し、特に燃焼芯の昇降装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より石油燃焼機器の芯昇降装置にお
いては、操作レバーに昇降アームが連結されており、こ
の昇降アームによって燃焼芯が上下方向に移動されてい
た。従来の燃焼芯5、及び芯ホルダー52を図9に示し
ている。
【0003】図9において、燃焼芯5は上部にガラスウ
ール等からなる燃焼部分53を備えた円筒状に形成され
ている。燃焼芯5の中央には開口部54が形成されて
る。一方、円筒状に形成され中央部に係合部55が形成
された芯ホルダー52は燃焼芯5内に収納されている。
芯ホルダー52を燃焼芯5内に収めると、前記係合部5
5が前記開口部54から外側に突出する。この係合部5
5には穴部56が設けられ昇降アーム4が係合される。
そして昇降アーム4の上下移動によって燃焼芯5が上下
方向に移動する。
【0004】この燃焼芯5には従来凹部57が設けられ
ていた。従来の燃焼芯5は図8に示したように着火時に
最上端まで持ち上げられ、燃焼時に燃焼位置まで下げら
れる。
【0005】ここで燃焼時の状態を考えると、凹部57
を設けずに着火を行う場合にはヒータ位置はhに設定す
る必要があり、このヒータ位置hは燃焼時の燃焼芯5上
端よりも上方になって、燃焼時に高温にさらされてしま
う問題がある。
【0006】そこで、ヒータ位置hは燃焼時の燃焼芯5
上端よりも下の位置Hに設定することによって上記の不
都合を解消していたが、この場合、確実な着火を行うた
めには着火時にヒータ位置Hと燃焼芯5上端とが対向し
ている必要があり、このために凹部57を設けていた。
【0007】なお、燃焼芯5及び昇降アームが一旦最上
端に上がってから燃焼位置まで降下するのは対震装置を
セットするためである。操作レバーには対震装置のセッ
ト機構にも接続されており、操作レバーが最下端まで押
し下げられた後に押下力が解除されることによって対震
装置の作動ピンが少し上方に戻って係合部に係合し、対
震装置がセットされる。このとき、操作レバーに連結さ
れている昇降アームは最上端まで移動し押下力が解除さ
れると燃焼位置まで下がる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように燃焼芯
5に凹部57を形成した場合、燃焼状態が悪くなるとと
もに点火ヒータ8と凹部57との寸法精度が安定せず点
火性能が悪くなり、しかも凹部57形成という特別な加
工が必要になるため燃焼芯5がコスト高となってしまう
という不都合があった。そして石油燃焼機器において着
火、燃焼を行うためにだけであれば燃焼芯5を一旦最上
端まで上げたのちに降下させる必要はないにもかかわら
ず、対震装置6をセットするために燃焼芯5が上下させ
られており、そのために上述したような不都合が生じて
しまうのは問題であった。
【0009】本発明の目的は、着火時と燃焼時とで燃焼
芯5が同じ位置になるようにすることによって燃焼芯5
に凹部57を形成する必要性を無くし、燃焼状態、点火
性能の向上、燃焼芯5のコスト削減をはかることのでき
る石油燃焼機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、最上端まで押
し上げた後押上力を解除することによって所定の位置ま
で降下する昇降アームと、この昇降アームが係合されて
上下動する燃焼芯とを備える石油燃焼機器において、燃
焼タンクの芯外筒搭載部フランジに昇降アームの当接部
を設け上昇を停止させると共に、操作部のセット時の過
剰操作を吸収するために芯調節軸組品と操作部を連結し
ている連結板にセット時の過剰操作に対応する微調ピン
の可動部を設け、更にこの可動部内において操作部の徴
調ピンを上方に付勢する付勢手段を備えてなるものであ
る。
【0011】
【作用】本発明においては、昇降アームは燃焼芯の穴部
に係合されており、昇降アームが上方に移動すると、ま
ず昇降アームは燃焼タンクの当接部に当たり上昇が停止
される。ここで操作部と芯調節軸組品を連結している連
結板の可動部を徴調ピンが復帰バネを下方に付勢しなが
ら移動する。この時昇降アームは燃焼タンクの当接部に
停止した状態であり、よって連結板、芯調節軸、及び燃
焼芯等も停止状態となる。即ち燃焼芯は、燃焼位置以上
には移動しない。
【0012】そして押上力が解除されると、操作レバー
に取り付けてある徴調ピンは連結板の可動部を上方に移
動し元の位置に戻る。この時、徴調ピンは復帰バネによ
って上方に付勢されているため昇降アーム、芯調節軸、
連結板、及び燃焼芯は停止した状態を保つ。なお、徴調
ピンが上方、及び下方にそれぞれ移動する距離は、連結
板の可動部内で収められる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る石油燃焼機器の芯昇降装
置の実施例について、図1乃至図7に基づいて説明す
る。
【0014】図1は本発明の芯昇降装置を燃料タンクに
組み込んだ状態の斜視図、図2は同じく対震装置の分解
斜視図、図3は同じく連結板の分解斜視図、図4は同じ
く対震装置のセット時の状態を示す正面図、図5は図4
に示す対震装置の裏面図、図6は同じく対震装置の解除
時の正面図、図7は同じく芯昇降動作時の燃焼タンクの
断面図である。
【0015】なお、下記の実施例では、前記した従来例
と同様な部材には同じ符号を付している。
【0016】図1乃至図7において、燃焼タンク1の芯
外筒搭載面にフランジの一部を下方向に突出させ当接部
101を設けている。これは昇降アーム4が燃焼位置に
到達時に当接するために設けている。燃焼タンク1内に
は石油燃料が貯溜されている。燃焼タンク1上には芯外
筒2が立設され、この芯外筒2内に燃焼芯5が収められ
ている。又燃焼タンク1上には対震装置6が取り付けら
れている。
【0017】燃焼芯5には着火部51が対向されてい
る。この着火部51は、操作レバー7の操作によってオ
ンするヒータ8を備えている。又操作レバー7には燃焼
芯5を上下動させるため芯調節軸組品3、及び対震装置
6をセットする機構が接続されている。芯外筒2、及び
燃焼タンク1の内側には燃焼芯5が上下動可能に収めら
れている。
【0018】連結板9は、操作部6の各種部材と連結さ
れている。連結板9にはT字形孔91が設けてあり、こ
のT字形孔91の一部に過剰動作吸収の可動部92があ
る。この可動部92に対応してキック状の復帰バネ11
が、連結板9の中央上の曲げ起し部93を支点として装
着してあり、右端は芯調節軸取付用ネジ孔のある面の止
め溝94に、他端は鍵状した曲げ起し部95に、それぞ
れ介装されている。
【0019】操作部6の基板12には、重り台10が固
定されその重り台10の上に対震重り13が倒立状態で
載置されている。又、基板12にはL字形の消火レバー
14が、段付きピン15で揺動自在に支持され、基板1
2に固定された軸受け16により作動板17が回転自在
に支持されている。対震重り13にはタマ鎖18が取り
付けられ、前記タマ鎖18は重り台10、消火レバー1
4のアーム遊端部141を貫通して、鎖バネ19が装着
された鎖止め20に連結されている。
【0020】鎖止め20は、前記した作動板17の切り
欠き部172の下部に鎖バネ19が位置するように介装
してある。この鎖バネ19は対震重り13が転倒時に復
帰させる方向にタマ鎖18を引っ張る機能を有してい
る。又、作動板17の作動ピン21は消火レバー14の
くの字形案内孔142の係合部143に係脱自在に係合
し、作動板17と基板12との間には降下バネ22が取
り付けられ、作動板17を時計方向に付勢している。更
に、作動板17は、操作レバー7の長小判穴71に段付
きピン23により回転、及び上下動自在に連結されてい
る。
【0021】又、操作レバー7の上端は基板12の案内
孔121に段付きピン24により上下動自在に介装され
ている。更に、操作レバー7には徴調ピン25が固定さ
れ、その徴調ピン25は連結板9のT字形孔91に係合
している。しかも連結板9の下部には凸部96が設けて
あり、作動板17の折曲部に設けた鍵部171に介装し
ている。
【0022】次に、上記構成の本発明の石油燃焼器の芯
昇降装置の動作を説明する。
【0023】まず、操作レバー7を押すと、基板12の
案内孔121を案内として下がり、操作レバー7に連結
された作動板17が軸受け16を支点として反時計方向
に回転する。この時、作動板17に固定された徴調ピン
25が連結板9のT字形孔91と係合しているため、連
結板9も同じ動きになる。
【0024】この連結板9の動きに伴い芯調節軸31に
取り付けてある昇降アーム4は上昇し燃焼芯5を上げる
が、燃焼芯5が燃焼位置に到達する時に、燃焼タンク1
の当接部101に当たり上昇が停止される。ここで操作
部6と芯調節軸組品3を連結している連結板9の可動部
92を、操作レバー7に取り付けてある徴調ピン25が
復帰バネ11を下方に付勢しながら可動部92を移動す
る。この時、昇降アーム4は燃焼タンク1の当接部10
1に停止した状態であり、よって連結板9、芯調節軸3
1、及び燃焼芯5等も停止状態となる。即ち燃焼芯5
は、燃焼位置以上には移動しない。
【0025】そして押上力が解除されると、操作レバー
7に取り付けてある徴調ピン25は連結板9の可動部9
2を上方に移動し元の位置に戻る。この時、徴調ピン2
5は復帰バネ11によって上方に付勢されているため昇
降アーム4、芯調節軸31、連結板9、及び燃焼芯5は
そのままの状態を保つ。なお、徴調ピン25が上方、及
び下方にそれぞれ移動する距離は、連結板9の可動部9
2内で収められる。
【0026】操作部6は押上力が解除されたことにより
作動板17の作動ピン21が、消火レバー14のくの字
の係止部143に係止し、操作部6がセット状態にな
る。
【0027】消火レバー14で燃焼芯5を降下させた場
合は、消火レバー14を押すことにより、作動板17に
取り付けられた作動ピン21が消火レバー14の係止部
143よりはずれて、差動板17は降下バネ22により
時計方向に付勢されているので、操作レバー7が元の位
置に復帰する。この操作部6の動作により連結板9を介
して芯調節軸31が回転し、昇降アーム4が燃焼芯5を
降下させる。
【0028】
【発明の効果】本発明の石油燃焼機器の芯昇降装置は上
記のような構成であるから、対震装置の過剰な動作が、
芯に伝達されることがなく、燃焼芯は燃焼位置以上に移
動してしまうことがないため、燃焼芯に凹部を形成する
必要がない。したがって、燃焼不良、着火性能の低下、
コスト高の問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石油燃焼機器の芯昇降装置の一実施例
を示す芯昇降装置を燃料タンクに組み込んだ状態の要部
斜視図である。
【図2】本発明の石油燃焼機器の芯昇降装置の一実施例
を示す対震装置の要部分解斜視図である。
【図3】本発明の石油燃焼機器の芯昇降装置の一実施例
を示す連結板の要部分解斜視図である。
【図4】本発明の石油燃焼機器の芯昇降装置の一実施例
を示す対震装置のセット時の状態を示す要部正面図であ
る。
【図5】図4に示す対震装置の裏面図である。
【図6】本発明の石油燃焼機器の芯昇降装置の一実施例
を示す対震装置の解除時の要部正面図である。
【図7】本発明の石油燃焼機器の芯昇降装置の一実施例
を示す芯昇降動作時の燃焼タンクの要部断面図である。
【図8】従来の着火燃焼時の燃焼芯位置とヒータ位置と
の関係を示した説明図である。
【図9】従来の燃焼芯及び燃焼ホルダーを示した説明図
である。
【符号の説明】
1 燃焼タンク 3 芯調節軸組品 4 昇降アーム 5 燃焼芯 6 対震装置 7 操作レバー 9 連結板 11 復帰バネ 31 芯調節軸 92 可動部 101 当接部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼芯に係合する昇降アームと、前記昇降
    アームに一端で接続する芯調節軸を含む芯調節軸組品
    と、各種操作部材を備えた操作部と、前記芯調節軸の他
    端に接続され前記各種操作部材に連結されて、前記操作
    部の動作を前記芯調節軸組品に伝達する連結板とを具備
    した石油燃焼機器の芯昇降装置において、前記昇降アー
    ムの上昇を定位置で停止させるための当接部を燃焼タン
    クの芯外筒格載部のフランジに設けたことを特徴とする
    石油燃焼機器の芯昇降装置。
  2. 【請求項2】前記連結板に操作部の過剰な動きを吸収す
    る可動部とキック状の復帰バネを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の石油燃焼機器の芯昇降装置。
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